JP4592005B2 - 偏光素子、液晶パネル、液晶テレビおよび液晶表示装置、ならびに偏光素子の製造方法 - Google Patents
偏光素子、液晶パネル、液晶テレビおよび液晶表示装置、ならびに偏光素子の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4592005B2 JP4592005B2 JP2005027179A JP2005027179A JP4592005B2 JP 4592005 B2 JP4592005 B2 JP 4592005B2 JP 2005027179 A JP2005027179 A JP 2005027179A JP 2005027179 A JP2005027179 A JP 2005027179A JP 4592005 B2 JP4592005 B2 JP 4592005B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- positive
- plate
- polarizing element
- retardation film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
70nm≦Re[590]≦200nm …(1)
−200nm≦Rth[590]≦−30nm …(2)
[ただし、Re[590]、Rth[590]は、それぞれ23℃における波長590nmの光で測定した面内の位相差値、厚み方向の位相差値とする。]。
図1は、本発明の好ましい実施形態による偏光素子の概略断面図である。図2は、この偏光素子の概略斜視図である。なお、見易くするために、図1および図2における各構成部材の厚みの比率は実際とは異なって記載されていることに留意されたい。図1および図2に示すように、偏光素子10は、偏光子11と、ポジティブAプレート12と、ポジティブCプレート13とをこの順に備える。ポジティブAプレート12は、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムを含み、上記ポジティブAプレート12の遅相軸は、偏光子11の吸収軸と実質的に直交である。実用的には、偏光子11の外側(ポジティブAプレート12が配置されない側)には、任意の適切な保護層(代表的には、高分子フィルム)が配置され得る。また、ポジティブCプレート13の外側(ポジティブAプレート12が配置されない側)には、液晶セルに貼着するための接着剤層または粘着剤層が配置され得る。なお、偏光子、ポジティブAプレート、ポジティブCプレートの詳細については、それぞれB項、C項、D項で後述する。
70nm≦Re[590]≦200nm …(1)
−200nm≦Rth[590]≦−30nm …(2)
[ただし、Re[590]、Rth[590]は、それぞれ23℃における波長590nmの光で測定した面内の位相差値、厚み方向の位相差値とする。]
本明細書においては、偏光子とは、自然光や偏光から任意の偏光に変換し得るフィルムをいう。本発明に用いられる偏光子としては、任意の適切な偏光子が採用され得るが、自然光又は偏光を直線偏光に変換するものが好ましく用いられる。
本明細書において、ポジティブAプレートとは、面内の主屈折率をnx(遅相軸方向の屈折率)、ny(進相軸方向の屈折率)とし、厚み方向の屈折率をnzとしたとき、屈折率分布がnx>ny=nzを満足する正の一軸性を示す光学素子(理想的には、正の一軸性を示す光学素子は、面内の一方向に光学軸を有する)をいう。なお、本明細書において、ny=nzとは、nyとnzが完全に同一である場合だけでなく、nyとnzとが実質的に同一である場合も包含する。ここで、「nyとnzとが実質的に同一である場合」とは、例えば、面内の位相差値(Re[590])と、厚み方向の位相差値(Rth[590])との差の絶対値:|Rth[590]−Re[590]|が10nm以下であるものを包含する。
本明細書において、Re[590]とは、23℃における波長590nmの光で測定した面内の位相差値をいう。Re[590]は、波長590nmにおける面内の遅相軸方向、進相軸方向の屈折率をそれぞれ、nx、nyとし、d(nm)を光学素子(又は位相差フィルム)の厚みとしたとき、式:Re[590]=(nx−ny)×dによって求めることができる。なお、遅相軸とは面内の屈折率の最大となる方向をいう。
Re=(nx−ny)×d …(i)
R40=(nx−ny’)×d/cos(φ) …(ii)
(nx+ny+nz)/3=n0 …(iii)
Rth=(nx−nz)×d …(iv)
φ =sin-1[sin(40°)/n0] …(v)
ny’=ny×nz[ny2×sin2(φ)+nz2×cos2(φ)]1/2 …(vi)
図2を参照すると、ポジティブAプレート12を偏光子11とポジティブCプレート13との間に配置する方法としては、目的に応じて、適宜、適切な方法が採用され得る。好ましくは、上記ポジティブAプレート12は、その両側に接着剤層または粘着剤層(図示せず)を設け、偏光子11およびポジティブCプレート13の表面に貼着される。各光学素子の隙間をこのように接着剤層または粘着剤層で満たすことによって、液晶表示装置に組み込んだ際に、各光学素子の光学軸の関係がずれるのを防止したり、各光学素子同士が擦れて傷ついたりすることを防ぐことができる。また、各光学素子の層間の界面反射を少なくし、液晶表示装置に用いた際にコントラストを高くすることもできる。
ポジティブAプレートの構成(積層構造)は、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムを含み、上記C−1項に記載の光学特性を満足するものであれば特に制限はない。具体的には、ポジティブAプレートは、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルム単独であってもよく、当該位相差フィルムと任意の他の位相差フィルムとを含む2枚以上で構成される積層体であってもよい。好ましくは、ポジティブAプレートは、単独のホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムである。偏光子の収縮応力やバックライトの熱による位相差値のズレやムラを低減し、かつ、液晶パネルを薄くすることができるからである。ポジティブAプレートが積層体である場合には、接着剤層や粘着剤層を含んでもよい。積層体が2枚以上の位相差フィルムを含む場合には、これらの位相差フィルムは同一であっても異なっていてもよい。なお、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムの詳細については、C−4項で後述する。
本発明において、ポジティブAプレートは、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムを含む。本明細書において、「ホモジニアス配列」とは、液晶性組成物に含まれる液晶化合物がフィルム平面に対して平行に、かつ同一方位に配列している状態をいう。また、「固化層」とは、軟化、溶融または溶液状態の液晶性組成物が冷却されて、固まった状態のものをいう。「硬化層」とは、上記液晶性組成物の一部または全部が、熱、触媒、光および/または放射線により架橋されて、不溶不融または難溶難融の安定した状態となったものをいう。なお、上記「硬化層」には、液晶性組成物の固化層を経由して、硬化層となったものも包含する。
ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムの製造方法として好ましくは、(工程A−1)基材(仮支持体ともいう)の表面に、水平配向処理を施す工程、(工程A−2)当該水平配向処理が施された基材の表面に、液晶性組成物の溶液または分散液を塗工し、当該液晶性組成物をホモジニアス配列に配向させる工程、および(工程A−3)当該液晶性組成物を乾燥させて、固化させる工程を含む。更に好ましくは、本発明の製造方法は、上記(工程A−1)〜(工程A−3)の後に、(工程A−4)紫外線を照射して、当該液晶性組成物を硬化させる工程、を含む。なお、通常、基材は位相差フィルムを実用に供する前に、剥離される。
上記(工程A−1)基材の表面に、水平配向処理を施す工程において、水平配向処理は、液晶性組成物をホモジニアス配列に配向させるために用いられる。上記水平配向処理としては、目的に応じて、適宜、適切な方法が選択され得る。具体例としては、(A)基材の表面に配向剤を吸着させて、配向膜(配向剤層ともいう)を形成する方法、(B)基材(または配向膜)の表面を形状的に変化させる方法などが挙げられる。好ましくは、上記水平配向処理は、基材の表面に配向剤を吸着させて、当該配向膜を形成した後、配向膜の表面を形状的に変化させる方法である。液晶性組成物の配向欠陥(ディスクリネーション)が極めて少ない位相差フィルムを作製することができるからである。
上記(工程A−2)水平配向処理が施された基材の表面に、液晶性組成物の溶液または分散液を塗工し、当該液晶性組成物をホモジニアス配列に配向させる工程において、上記基材としては、適宜、適切なものが選択され得る。具体例としては、ガラス板や石英基板などのガラス基材、フィルムやプラスチックス基板などの高分子基材、アルミや鉄などの金属基材、セラミックス基板などの無機基材、シリコンウエハーなどの半導体基材などが挙げられる。好ましくは、上記基材は、高分子基材である。基材表面の平滑性や、液晶性組成物のぬれ性に優れるほか、ロールによる連続生産が可能で、生産性を大幅に向上させ得るからである。
上記(工程A−3)ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物を乾燥させて、固化させる工程において、当該液晶性組成物を乾燥させる方法(乾燥手段ともいう)としては、例えば、熱風又は冷風が循環する空気循環式恒温オーブン、マイクロ波もしくは遠赤外線などを利用したヒーター、温度調節用に加熱されたロール、ヒートパイプロール又は金属ベルトなどの加熱方法や温度制御方法から、適宜、適切なものが選択され得る。
上記(工程A−4)ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物に紫外光を照射して、硬化させる工程において、当該液晶性組成物を硬化させる方法としては、例えば、超高圧水銀ランプ、誘電体エキシマ放電ランプ、フラッシュUVランプ、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、ディープUVランプ、キセノンランプ、キセノンフラッシュランプ、メタルハライドランプなどを光源とする照射装置を用いる方法から、適宜、適切なものが選択され得る。
本明細書において、ポジティブCプレートとは、面内の主屈折率をnx(遅相軸方向)、ny(進相軸方向)とし、厚み方向の屈折率をnzとしたとき、屈折率分布がnz>nx=nyを満足する正の一軸性を示す素子をいう。正の一軸性を示す素子は、理想的には、法線方向に光学軸を有する。なお、本明細書において、nx=nyとは、nxとnyが完全に同一である場合だけでなく、nxとnyとが実質的に同一である場合も包含する。ここで、「nxとnyとが実質的に同一である場合」とは、面内の位相差値(Re[590])が、10nm以下であるものを包含する。
本発明に用いられるポジティブCプレートのRe[590]は、好ましくは0nm〜5nmであり、更に好ましくは0nm〜2nmである。上記の範囲とすることによって、液晶表示装置の斜め方向のコントラスト比を高めることができる。
図2を参照すると、ポジティブCプレート13をポジティブAプレート12と液晶セル20との間に配置する方法としては、目的に応じて、適宜、適切な方法が選択され得る。好ましくは、上記ポジティブCプレート11は、その両側に接着剤層または粘着剤層(図示せず)を設け、ポジティブAプレート12および液晶セル20の表面に貼着される。各光学素子の隙間をこのように接着剤層または粘着剤層で満たすことによって、液晶表示装置に組み込んだ際に、各光学素子の光学軸の関係がずれるのを防止したり、各光学素子同士が擦れて傷ついたりすることを防ぐことができる。また、各光学素子の層間の界面反射を少なくし、液晶表示装置に用いた際にコントラストを高くすることもできる。
ポジティブCプレートの構成(積層構造)は、上記D−1項に記載の光学特性を満足するものであれば特に制限はない。具体的には、ポジティブCプレートは、位相差フィルム単独であってもよく、2枚以上の位相差フィルムで構成される積層体であってもよい。好ましくは、ポジティブCプレートは、単独の位相差フィルムである。偏光子の収縮応力やバックライトの熱による位相差値のズレやムラを低減し、かつ、液晶パネルを薄くすることができるからである。ポジティブCプレートが積層体である場合には、接着剤層や粘着剤層を含んでもよい。積層体が2枚以上の位相差フィルムを含む場合には、これらの位相差フィルムは同一であっても異なっていてもよい。なお、位相差フィルムの詳細については、D−4項で後述する。
ポジティブCプレートに用いられる位相差フィルムとしては、透明性、機械的強度、熱安定性、水分遮蔽性などに優れるものが好ましく用いられる。好ましくは、上記ポジティブCプレートは、ホメオトロピック配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムを含む。本明細書において、「ホメオトロピック配列」とは、液晶性組成物に含まれる液晶化合物がフィルム法線方向に対し、平行かつ一様に配向した状態をいう。上記ポジティブCプレートに用いられる、液晶性組成物および液晶化合物としては、特に制限はなく、例えばC−4項に記載のものが挙げられる。
《D−5.ポジティブCプレートに用いられる位相差フィルムの製造方法》
ホメオトロピック配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムの製造方法として好ましくは、(工程B−1)基材(仮支持体ともいう)の表面に、垂直配向処理を施す工程、(工程B−2)当該垂直配向処理が施された基材の表面に、液晶性組成物の溶液または分散液を塗工し、当該液晶性組成物をホメオトロピック配列に配向させる工程、および(工程B−3)当該液晶性組成物を乾燥させて、固化させる工程を含む。更に好ましくは、本発明の製造方法は、上記(工程B−1)〜(工程B−3)の後に、(工程B−4)紫外線を照射して、当該液晶性組成物を硬化させる工程、を含む。なお、通常、基材は位相差フィルムを実用に供する前に、剥離される。
上記(工程B−1)基材の表面に、垂直配向処理を施す工程において、垂直配向処理は、液晶性組成物をホメオトロピック配列に配向させるために用いられる。上記垂直配向処理としては、目的に応じて、適宜、適切な方法が選択され得る。具体例としては、基材の表面に配向剤を吸着させて、配向膜(配向剤層ともいう)を形成する方法が挙げられる。液晶性組成物の配向欠陥(ディスクリネーション)が極めて少ない位相差フィルムを作製することができるからである。
上記(工程B−2)垂直配向処理が施された基材の表面に、液晶性組成物の溶液または分散液を塗工し、当該液晶性組成物をホメオトロピック配列に配向させる工程において、上記基材の種類、基材を形成する材料としては、C−5−2項に記載したものなどから適宜、適切なものが選択され得る。好ましくは、上記基材は、高分子基材である。基材表面の平滑性や、液晶性組成物のぬれ性に優れるほか、ロールによる連続生産が可能で、生産性を大幅に向上され得るからである。
上記(工程B−3)ホメオトロピック配列に配向させた液晶性組成物を乾燥させて、固化させる工程において、当該液晶性組成物を乾燥させる方法、乾燥温度、及び乾燥時間としては、C−5−4項に記載したものと同様のもの及び条件から、適宜、適切なものが選択され得る。
上記(工程B−4)ホメオトロピック配列に配向させた液晶性組成物に紫外光を照射して、硬化させる工程において、当該液晶性組成物を硬化させる方法、光源の波長、照射光量、照射温度、及び乾燥方法としては、C−5−4項に記載したものと同様のもの及び条件から、適宜、適切なものが選択され得る。
上記偏光子、ポジティブAプレート、およびポジティブCプレートの貼り合わせ順序は、本発明を満足させる限りにおいて、特に制限されない。例えば、偏光子、ポジティブAプレートおよびポジティブCプレートをこの順に積層してもよいし、ポジティブCプレート、ポジティブAプレートおよび偏光子の順に積層してもよい。
本発明の偏光素子は、好ましくは液晶セルの片側または両側に配置して液晶パネルとして用いられる。好ましくは、上記偏光素子は、液晶表示装置の斜め方向のコントラストを大きく高めるために、液晶セルの視認側に配置される。上記液晶セルの種類には、特に限定はなく、透過型、反射型、反射半透過型のいずれの形でも使用することができる。上記液晶セルの駆動モードとしては、例えば、ツイスティッドネマチック(TN)モード、スーパーツイスティッドネマチック(STN)モードや、水平配向(ECB)モード、垂直配向(VA)モード、インプレーンスイッチング(IPS)モード、ベンドネマチック(OCB)モード、ハイブリッド配向(HAN)モード、強誘電性液晶(SSFLC)モード、反強誘電性液晶(AFLC)モード等が挙げられる。好ましくは、本発明の偏光素子は、IPSモード、VAモードまたはOCBモードの液晶セルに用いられる。
本発明の偏光素子および液晶パネルは、パーソナルコンピューター、液晶テレビ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)等の液晶表示装置や、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(有機EL)、プロジェクター、プロジェクションテレビ、プラズマテレビ等の画像表示装置に用いることができる。なかでも、本発明の偏光素子および液晶パネルは、液晶表示装置に好適に用いられ、液晶テレビに特に好適に用いられる。
(1)偏光子の単体透過率、偏光度の測定方法:
分光光度計[村上色彩技術研究所(株)製 製品名「DOT−3」]を用いて、23℃で測定した。
(2)厚みの測定方法:
厚みが10μm未満の場合、薄膜用分光光度計[大塚電子(株)製 製品名「瞬間マルチ測光システム MCPD−2000」]を用いて測定した。厚みが10μm以上の場合、アンリツ製デジタルマイクロメーター「KC−351C型」を使用して測定した。
(3)位相差値(Re、Rth)の測定方法:
平行ニコル回転法を原理とする位相差計[王子計測機器(株)製 製品名「KOBRA21−ADH」]を用いて、23℃における波長590nmの光で測定した。なお、位相差値の平均値およびバラツキは、図10のようなサンプルを作製し、等間隔に面内9箇所のRe[590]を測定して求めた。
(4)フィルムの屈折率の測定方法:
アッベ屈折率計[アタゴ(株)製 製品名「DR−M4」]を用いて、23℃における波長589nmの光で測定した屈折率より求めた。
(5)透過率の測定方法:
紫外可視分光光度計[日本分光(株)製 製品名「V−560」]を用いて、23℃における波長590nmの光で測定した。
(6)光弾性係数の測定方法:
分光エリプソメーター[日本分光(株)製 製品名「M−220」]を用いて、サンプル(サイズ2cm×10cm)の両端を挟持して応力(5〜15N)をかけながら、サンプル中央の位相差値(23℃/波長590nm)を測定し、応力と位相差値の関数の傾きから算出した。
(7)液晶表示装置のコントラスト比の測定方法:
以下の方法、液晶セル、測定装置を用いて23℃の暗室で測定した。液晶表示装置に、白画像および黒画像を表示させ、ELDIM社製 製品名「EZ Contrast160D」により、表示画面の方位角45°方向、極角60°方向におけるXYZ表示系のY値を測定した。そして、白画像におけるY値(YW)と、黒画像におけるY値(YB)とから、斜め方向のコントラスト比「YW/YB」を算出した。なお、方位角45°とは、パネルの長辺を0°としたときに反時計周りに45°回転させた方位を表し、極角60°とは表示画面の正面方向を0°としたときに、角度60°に傾斜した方向を表す。
・液晶セル:SONY製 KLV−17HR2に搭載されているもの
・パネルサイズ: 375mm×230mm
[製造例1]
4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェノール(53.60g、0.25mol)、2−クロロエタノール(59.30g、0.74mol)、炭酸カリウム(101.70g、0.74mol)、ヨウ化カリウム(12.20g、73.6mmol)及びN,N−ジメチルホルムアミド(250mL)をナスフラスコ中で混合し、90℃に保持して8時間攪拌した。上記反応溶液に酢酸エチル(400mL)を加えた後、酢酸エチルを主成分とする有機相を水で3回(300mL×3回)、飽和食塩水で1回(50mL)洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水した。上記有機相から酢酸エチルを減圧下で除去して薄茶色の粗精製物を得た。上記粗精製物はヘキサンで再結晶し、乾燥後、白色結晶の2−[4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェノキシ]エタノールを42.6g(収率:66重量%)得た。
1H−NMR(400Hz、CDCl2):δ 0.89(t、3H、J=7.2Hz)、0.97−1.08(m、2H)、1.17−1.45(m、7H)、1.81−1.88(m、4H)、2.40(tt、1H、J=3.2、12.2Hz)、4.18(t、2H、J=4.8Hz)、4.49(t、2H、J=4.8Hz)、5.84(dd、1H、J=1.2、10.3Hz)、6.15(dd、1H、J=10.3、17.4Hz)、6.43(dd、1H、J=1.2、17.4Hz)、6.82−6.86(m、2H)、7.09−7.14(m、2H)
[製造例2]
市販のポリエチレンテレフタレートフィルム[東レ(株)製 商品名「S−27E」(厚み:75μm)]の表面に、シンナメート基を有する化合物を含む配向剤[HUNTSMAN社製 商品名「Staralign2100」(全固形分濃度:2wt%)]を、グラビアコータを用いて塗工し、90℃±1℃の空気循環式恒温オーブン内で2分間乾燥して、厚み0.3μmの光配向膜を形成した。次いで、高圧水銀ランプを光源とし、ワイヤーグリッド偏光子(波長210nm〜380nmで偏光分離機能を有するもの)を備える紫外線照射装置を用いて、30℃の空気雰囲気下で、上記光配向膜の表面に、100mJ/cm2(波長310nmの値を測定)の照射光量の偏光紫外光を、偏光紫外光の偏光の電界ベクトルが、フィルムの長手方向と直交するように照射して、水平配向処理を施した。
[参考例1]
ポリビニルアルコールを主成分とする高分子フィルム[クラレ(株)製 商品名「9P75R(厚み:75μm、平均重合度:2,400、けん化度99.9モル%)」]を30℃±3℃に保持したヨウ素とヨウ化カリウム配合の染色浴にて、ロール延伸機を用いて、染色しながら2.5倍に一軸延伸した。次いで、60±3℃に保持したホウ酸とヨウ化カリウム配合の水溶液中で、架橋反応を行いながら、ポリビニルアルコールフィルムの元長の6倍となるように一軸延伸した。得られたフィルムを50℃±1℃の空気循環式恒温オーブン内で30分間乾燥させて、水分率26%,厚み28μm、偏光度99.9%、単体透過率43.5%の偏光子を得た。
[参考例2]
製造例1で得られた液晶化合物(I)を35重量部、液晶化合物[BASF社製 商品名「PaliocolorLC242」]を60重量部、トリスアクリロイルオキシエチルフォスフェート[大阪有機化学工業(株)製 商品名「ビスコート3PA」]を5重量部、光重合開始剤[チバスペシャリティケミカルズ(株)製 商品名「イルガキュア907」]を3重量部、およびレベリング剤[ビックケミー社製 商品名「BYK361」]を0.05重量部混合した液晶性組成物(上記液晶性組成物100に対して、液晶化合物を92(重量比)含むもの)を、シクロペンタノン(沸点131℃)200重量部に溶解して溶液を調整した。
液晶化合物[大日本インキ化学工業(株)製 商品名「UCL−001」]を100重量部、光重合開始剤[チバスペシャリティケミカルズ(株)製 商品名「イルガキュア907」]を3重量部、およびレベリング剤[ビックケミー社製 商品名「BYK361」]を0.05重量部混合した液晶性組成物(上記液晶性組成物100に対して、液晶化合物を97(重量比)含むもの)を、シクロペンタノン(沸点131℃)200重量部にして溶液を調整した。次いで、上記溶液を、参考例2と同様の方法で塗工・乾燥・硬化させて、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の硬化層を形成した。このホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の硬化層を位相差フィルムBとした。上記位相差フィルムBの特性は、表1の通りである。
液晶化合物[BASF(株)製 商品名「PaliocolorLC242」]を100重量部、光重合開始剤[チバスペシャリティケミカルズ(株)製 商品名「イルガキュア907」]を3重量部、およびレベリング剤[ビックケミー社製 商品名「BYK361」]を0.05重量部混合した液晶性組成物(上記液晶性組成物100に対して、液晶化合物を97(重量比)含むもの)を、シクロペンタノン(沸点131℃)200重量部にして溶液を調整した。次いで、上記溶液を、参考例2と同様の方法で塗工・乾燥・硬化させて、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の硬化層を形成した。このホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の硬化層を位相差フィルムCとした。上記位相差フィルムCの特性は、表1の通りである。
参考例2で調整した溶液を用いて、塗工厚みを変化させた以外は、参考例2と同様の方法で塗工・乾燥・硬化させて、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の硬化層を形成した。このホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の硬化層を位相差フィルムXとした。上記位相差フィルムPの特性は、表1の通りである。
ポリノルボルネンを主成分とする市販の高分子フィルム[日本ゼオン(株)製 商品名「ゼオノア」(厚み:100μm)]をテンター延伸機でフィルムの長手方向を固定して、175℃の空気循環式恒温オーブン内(フィルム裏面から3cmの距離の温度を測定、温度バラツキ±1℃)で、幅方向に1.40倍に横一軸延伸し、位相差フィルムQを作製した。得られた位相差フィルムQの特性は、表1の通りである。なお、上記高分子フィルム(延伸前)のRe[590]は5nm、Rth[590]は9nmであった。
[参考例7]
市販のポリエチレンテレフタレートフィルム[東レ(株)製 商品名「S−27E」(厚み:75μm)]にエチルシリケート溶液[コルコート(株)製(酢酸エチル、イソプロピルアルコールの混合溶液、全固形分濃度:2wt%)]をグラビアコータで塗工し、130℃の空気循環式恒温オーブン(温度バラツキ±1℃)で1分間乾燥させて、厚み0.1μmのガラス質高分子膜を有するポリエチレンテレフタレートフィルムを作製した。
塗工溶液の塗工厚みを代えた以外は、参考例5と同様の方法で位相差フィルムEを作製した。上記位相差フィルムEの特性は、表2の通りである。
塗工溶液の塗工厚みを代えた以外は、参考例5と同様の方法で位相差フィルムFを作製した。上記位相差フィルムFの特性は、表2の通りである。
[参考例10]
IPSモードの液晶セルを含む液晶表示装置[SONY製 KLV−17HR2]から液晶パネルを取り出し、液晶セルの上下に配置されていた偏光板を取り除いて、上記液晶セルのガラス面(表裏)を洗浄した。
[実施例1]
参考例1で作製した偏光子の表面に、イソシアネート系接着剤[三井武田ケミカル(株)製 商品名「タケネート631」]をファウンテンコータにて塗工し、90℃±1℃の空気循環式乾燥オーブンにて3分間乾燥させて、厚み5μmの接着剤層を形成した。次いで、上記接着剤層の表面に、参考例2で作製した位相差フィルムAを、上記位相差フィルムAの遅相軸が上記偏光子の吸収軸と直交(90°±0.5°)となるように、ラミネートロールで圧着して(このとき、基材は剥離した)、偏光子と位相差フィルムAの積層体を作製した。次いで、上記積層体の表面に、イソシアネート系接着剤[三井武田ケミカル(株)製 商品名「タケネート631」]をファウンテンコータにて塗工し、90℃±1℃の空気循環式乾燥オーブンにて3分間乾燥させて、厚み5μmの接着剤層を形成した。次いで、上記接着剤層の表面に、参考例8で作製した位相差フィルムEを、上記位相差フィルムEの遅相軸が上記偏光子の吸収軸と平行(0°±0.5°)となるように、ラミネートロールで圧着して(このとき、基材は剥離した)、偏光子と、位相差フィルムAと、位相差フィルムEとをこの順に備える偏光素子Aを作製した。
実施例1と同様の方法で、偏光子と、位相差フィルムBと、位相差フィルムEとをこの順に備える偏光素子Bを作製した。
実施例1と同様の方法で、偏光子と、位相差フィルムCと、位相差フィルムEとをこの順に備える偏光素子Cを作製した。
実施例1と同様の方法で、偏光子と、位相差フィルムBと、位相差フィルムDとをこの順に備える偏光素子Dを作製した。
実施例1と同様の方法で、偏光子と、位相差フィルムBと、位相差フィルムFとをこの順に備える偏光素子Fを作製した。
実施例1と同様の方法で、偏光子と、位相差フィルムEと、位相差フィルムBとをこの順に備える偏光素子Xを作製した。この偏光素子Xは、実施例2の偏光素子Bにおける、位相差フィルムBおよび位相差フィルムEの積層順序が逆であることだけが異なる。
図11に示すように、参考例10で作製した液晶セルの視認側の表面に、実施例2で作製した偏光素子Bを、アクリル系粘着剤(厚み:20μm)を用いて貼着し、液晶セルのバックライト側に、参考例1で作製した偏光子を、その吸収軸が上記偏光素子の吸収軸と直交するように(90°±0.5°)、アクリル系粘着剤(厚み:20μm)を用いて貼着して、液晶パネルBを作製した。この液晶パネルBを、元の液晶表示装置に組み込み、バックライトを点灯させて10分後に斜め方向のコントラスト比を測定した。得られた特性は表3の通りである。
実施例6と同様の方法で、液晶セルの視認側の表面に、実施例1で作製した偏光素子Aを備え、バックライト側に偏光子を備える液晶パネルAを作製した。得られた特性は表3の通りである。
実施例6と同様の方法で、液晶セルの視認側の表面に、偏光素子Cを備え、バックライト側に偏光子を備える液晶パネルCを作製した。得られた特性は表3の通りである。
実施例6と同様の方法で、液晶セルの視認側の表面に、偏光素子Dを備え、バックライト側に偏光子を備える液晶パネルDを作製した。得られた特性は表3の通りである。
実施例6と同様の方法で、液晶セルの視認側の表面に、偏光素子Eを備え、バックライト側に偏光子を備える液晶パネルEを作製した。得られた特性は表3の通りである。
液晶セルの視認側の表面に、参考例1で作製した偏光子を、アクリル系粘着剤(厚み:20μm)を用いて貼着し、液晶セルのバックライト側に、参考例1で作製した偏光子を、その吸収軸が上記偏光素子の吸収軸と直交するように(90°±0.5°)、アクリル系粘着剤(厚み:20μm)を用いて貼着して、液晶パネルIを作製した。
実施例6と同様の方法で、液晶セルの視認側の表面に、偏光素子Xを備え、バックライト側に偏光子を備える液晶パネルJを作製した。得られた特性は表3の通りである。
実施例6〜10に示すように、偏光子と、ポジティブAプレートと、ポジティブCプレートとをこの順に備える偏光素子を視認側に配置した液晶パネルは、斜め方向のコントラスト比が高い液晶表示装置を得ることができた。また、上記ポジティブAプレートに、ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の硬化層からなる位相差フィルムを用いることによって、薄型の偏光素子が得られ、結果として液晶パネルおよび液晶表示装置の厚みを薄くすることができた。参考例2〜5を考慮すると、ポジティブAプレートとして用いたホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の硬化層からなる位相差フィルムは、面内の複屈折率(Δn)が、0.04〜0.20の範囲で小さいほど、面内の位相差値(Re[590])のバラツキが小さいものを得られることが分かる。これに対し、参考例6に示すように、高分子フィルムをテンター延伸機で、横一軸延伸した位相差フィルムでは、(フィルム巾方向に遅相軸を有するものであるが)分厚いことに加え、Rth[590]がRe[590]よりも大きくなり、ポジティブAプレートを得ることさえもできなかった。
10 偏光素子
11、11’ 偏光子
12 ポジティブAプレート
13 ポジティブCプレート
20 液晶セル
30、30’ 保護層
40、40’ 表面処理層
50 輝度向上フィルム
60 プリズムシート
70 導光板
80 バックライト
101、201、401 繰り出し部
102、202、402、502 基材
103、203、403、503 ガイドロール
104、204、504 コータ部
105、205、505 乾燥手段
106、206、410 温度制御手段
107、207、412 紫外線ランプ
108、303 偏光フィルタ
109、208、411 紫外線照射部
110、209、413 巻き取り部
301 誘電体エキシマ放電ランプ
302 集光鏡
404 第1のコータ部
407 第2のコータ部
405 第1の乾燥手段
408 第2の乾燥手段
501 第1の繰り出し部
507、508 ラミネートロール
509 第2の繰り出し部
510 第1の巻き取り部
513 第2の巻き取り部
600 液晶パネル
700 液晶表示装置
Claims (8)
- 偏光子と、下記式(1)を満足するポジティブAプレートと、下記式(2)を満足するポジティブCプレートとをこの順に備え、該ポジティブAプレートがホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムを含み、該ポジティブAプレートの遅相軸が該偏光子の吸収軸と実質的に直交であり、該ホモジニアス配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムの、23℃における波長589nmの光で測定した異常光の屈折率(ne)と常光の屈折率(no)との差(ne−no)が、0.04〜0.09である、偏光素子:
70nm≦Re[590]≦200nm ・・・(1)
−200nm≦Rth[590]≦−30nm ・・・(2)
[ただし、Re[590]、Rth[590]は、それぞれ23℃における波長590nmの光で測定した面内の位相差値、厚み方向の位相差値とする。]。 - 前記偏光素子の全体厚みが20μm〜60μmである、請求項1に記載の偏光素子。
- 前記ポジティブCプレートが、ホメオトロピック配列に配向させた液晶性組成物の固化層または硬化層からなる位相差フィルムを含む、請求項1または2に記載の偏光素子。
- 請求項1から3のいずれかに記載の偏光素子と液晶セルとを備える、液晶パネル。
- 請求項1から3のいずれかに記載の偏光素子が液晶セルの視認側に配置されてなる、請求項4に記載の液晶パネル。
- 前記液晶セルの駆動モードが、IPSモード、VAモードまたはOCBモードである、請求項4または5に記載の液晶パネル。
- 請求項4から6のいずれかに記載の液晶パネルを含む、液晶テレビ。
- 請求項4から6のいずれかに記載の液晶パネルを含む、液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005027179A JP4592005B2 (ja) | 2005-02-03 | 2005-02-03 | 偏光素子、液晶パネル、液晶テレビおよび液晶表示装置、ならびに偏光素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005027179A JP4592005B2 (ja) | 2005-02-03 | 2005-02-03 | 偏光素子、液晶パネル、液晶テレビおよび液晶表示装置、ならびに偏光素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006215221A JP2006215221A (ja) | 2006-08-17 |
JP4592005B2 true JP4592005B2 (ja) | 2010-12-01 |
Family
ID=36978514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005027179A Active JP4592005B2 (ja) | 2005-02-03 | 2005-02-03 | 偏光素子、液晶パネル、液晶テレビおよび液晶表示装置、ならびに偏光素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4592005B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8902398B2 (en) | 2011-06-09 | 2014-12-02 | Hayashi Engineering Inc. | Optical film laminate, method for producing the same, and liquid crystal display panel using the same |
CN106443863A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-02-22 | 佛山纬达光电材料有限公司 | 一种z轴补偿宽视角偏光片及其制备方法 |
US9726798B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-08-08 | Fujifilm Corporation | Optical film, polarizing plate, and method for producing optical film |
Families Citing this family (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4708287B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2011-06-22 | 富士フイルム株式会社 | 光学フィルムの製造方法、光学フィルム、偏光板、転写材料、液晶表示装置、及び偏光紫外線露光装置 |
JP4687909B2 (ja) * | 2006-10-05 | 2011-05-25 | 富士フイルム株式会社 | 光学フィルムの製造方法及び装置 |
JP4998941B2 (ja) * | 2006-11-20 | 2012-08-15 | 日東電工株式会社 | 積層光学フィルム、積層光学フィルムを用いた液晶パネルおよび液晶表示装置 |
WO2008062624A1 (fr) * | 2006-11-20 | 2008-05-29 | Nitto Denko Corporation | Film optique multicouches, panneau à cristaux liquides employant un film optique multicouches et dispositif d'affichage à cristaux liquides |
JP2008165185A (ja) | 2006-12-07 | 2008-07-17 | Nitto Denko Corp | 積層光学フィルム、積層光学フィルムを用いた液晶パネル、および液晶表示装置 |
JP2008145732A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Fujifilm Corp | 液晶表示装置 |
JP2008181082A (ja) | 2006-12-25 | 2008-08-07 | Nitto Denko Corp | 液晶パネルおよびそれを用いた液晶表示装置 |
JP5069166B2 (ja) | 2008-04-09 | 2012-11-07 | 日東電工株式会社 | 積層光学フィルム、積層光学フィルムを用いた液晶パネルおよび液晶表示装置 |
JP2009276442A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Konica Minolta Opto Inc | 1/4波長板、画像表示装置および液晶表示装置 |
JP2015038598A (ja) | 2013-07-18 | 2015-02-26 | 富士フイルム株式会社 | 位相差フィルム、偏光板および液晶表示装置 |
JP6543675B2 (ja) * | 2013-07-18 | 2019-07-10 | 富士フイルム株式会社 | 位相差フィルム、偏光板および液晶表示装置 |
JP2015043073A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-03-05 | 富士フイルム株式会社 | 位相差フィルム、偏光板および液晶表示装置 |
TWI653149B (zh) | 2013-08-09 | 2019-03-11 | 住友化學股份有限公司 | Optical film |
CN104345368B (zh) | 2013-08-09 | 2018-10-16 | 住友化学株式会社 | 椭圆偏振板 |
KR102457408B1 (ko) | 2013-08-09 | 2022-10-24 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
KR101731148B1 (ko) | 2013-08-09 | 2017-04-27 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 필름 |
CN104339796B (zh) | 2013-08-09 | 2018-03-02 | 住友化学株式会社 | 层叠体 |
TWI637197B (zh) | 2013-08-09 | 2018-10-01 | 住友化學股份有限公司 | Optical film |
JP6427340B2 (ja) | 2013-09-11 | 2018-11-21 | 富士フイルム株式会社 | 光学異方性層とその製造方法、積層体とその製造方法、偏光板、液晶表示装置及び有機el表示装置 |
JP2015197492A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 富士フイルム株式会社 | 光学異方性膜とその製造方法、積層体とその製造方法、偏光板、液晶表示装置及び有機el表示装置 |
KR102274545B1 (ko) * | 2014-12-01 | 2021-07-06 | 삼성전자주식회사 | 광학 필름용 조성물, 필름 및 표시 장치 |
JP2017122864A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 大日本印刷株式会社 | 光学フィルム、画像表示装置、及び光学フィルムの製造方法 |
JP6756106B2 (ja) * | 2016-01-08 | 2020-09-16 | 大日本印刷株式会社 | 光学フィルム及び画像表示装置 |
JP6756112B2 (ja) * | 2016-01-25 | 2020-09-16 | 大日本印刷株式会社 | 光学フィルム及び画像表示装置 |
CN109496279A (zh) * | 2016-07-28 | 2019-03-19 | 夏普株式会社 | 液晶显示面板及液晶显示装置 |
JP6469180B2 (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-13 | 富士フイルム株式会社 | 光学異方性膜とその製造方法、積層体とその製造方法、偏光板、液晶表示装置及び有機el表示装置 |
JP2020020996A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 住友化学株式会社 | 偏光板、及び、液晶表示装置 |
JP6824941B2 (ja) * | 2018-10-12 | 2021-02-03 | 林テレンプ株式会社 | 光学フィルム積層体とその製造方法及び該積層体を含む液晶表示パネル |
JP7312603B2 (ja) * | 2019-05-10 | 2023-07-21 | 東京エレクトロン株式会社 | 塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置 |
CN115151847B (zh) * | 2020-02-20 | 2023-11-03 | 富士胶片株式会社 | 光学层叠体、偏振片、图像显示装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002055342A (ja) * | 2000-05-31 | 2002-02-20 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
JP2002333524A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Nitto Denko Corp | ホメオトロピック配向液晶フィルムの屈折率特性制御方法 |
JP2004118185A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層位相差光学素子、その製造方法及び液晶表示装置 |
JP2004226838A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Nitto Denko Corp | 光学フィルム、楕円偏光板および画像表示装置 |
JP2004271695A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 液晶層からなる位相差フィルム及びその製造方法 |
WO2004090627A1 (en) * | 2003-04-08 | 2004-10-21 | Merck Patent Gmbh | Compensated lcd of the ips mode |
-
2005
- 2005-02-03 JP JP2005027179A patent/JP4592005B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002055342A (ja) * | 2000-05-31 | 2002-02-20 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
JP2002333524A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Nitto Denko Corp | ホメオトロピック配向液晶フィルムの屈折率特性制御方法 |
JP2004118185A (ja) * | 2002-09-06 | 2004-04-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 積層位相差光学素子、その製造方法及び液晶表示装置 |
JP2004226838A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Nitto Denko Corp | 光学フィルム、楕円偏光板および画像表示装置 |
JP2004271695A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 液晶層からなる位相差フィルム及びその製造方法 |
WO2004090627A1 (en) * | 2003-04-08 | 2004-10-21 | Merck Patent Gmbh | Compensated lcd of the ips mode |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8902398B2 (en) | 2011-06-09 | 2014-12-02 | Hayashi Engineering Inc. | Optical film laminate, method for producing the same, and liquid crystal display panel using the same |
US9726798B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-08-08 | Fujifilm Corporation | Optical film, polarizing plate, and method for producing optical film |
CN106443863A (zh) * | 2016-12-05 | 2017-02-22 | 佛山纬达光电材料有限公司 | 一种z轴补偿宽视角偏光片及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006215221A (ja) | 2006-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4592005B2 (ja) | 偏光素子、液晶パネル、液晶テレビおよび液晶表示装置、ならびに偏光素子の製造方法 | |
KR101816459B1 (ko) | 위상차 필름, 편광판 및 액정 표시 장치 | |
US7602462B2 (en) | Polarizing element, liquid crystal panel, liquid crystal television, and liquid crystal display apparatus | |
JP3926824B2 (ja) | 液晶パネル及び液晶表示装置 | |
EP1757977B1 (en) | Liquid crystal panel, liquid crystal television, and liquid crystal display device | |
JP2015200861A (ja) | 光学異方性層とその製造方法、積層体とその製造方法、偏光板、液晶表示装置及び有機el表示装置 | |
JP2006267625A (ja) | 液晶パネル、液晶テレビおよび液晶表示装置 | |
JP2006268018A (ja) | 偏光素子、液晶パネル、液晶テレビ、および液晶表示装置 | |
JP2007328315A (ja) | 液晶パネル及び液晶表示装置 | |
JP2007148099A (ja) | ポジティブcプレートの製造方法及びポジティブcプレート、そのポジティブcプレートを用いた液晶パネル及び液晶表示装置 | |
JP2016004142A (ja) | 光学フィルム積層体とその製造方法及び該積層体を含む液晶表示パネル | |
JP4094792B2 (ja) | 光学補償シート、楕円偏光板および液晶表示装置 | |
JP2006522947A (ja) | Ipsモードの補償型lcd | |
KR20070100275A (ko) | 광학 보상 시트, 그 제조 방법, 및 그것을 이용한 편광판및 액정 디스플레이 디바이스 | |
JPH10333139A (ja) | 液晶表示素子 | |
JP2008209872A (ja) | 垂直配向型液晶表示装置用楕円偏光板およびそれを用いた垂直配向型液晶表示装置 | |
JP2009294521A (ja) | 位相差フィルム、位相差フィルムの製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
JP4413117B2 (ja) | 位相差フィルム、偏光板、液晶パネル、液晶表示装置及び位相差フィルムの製造方法 | |
JP2001166147A (ja) | 光学補償シートおよび液晶表示装置 | |
JP2008102227A (ja) | 液晶パネル及び液晶表示装置 | |
JP2009230050A (ja) | 液晶パネルおよび液晶表示装置 | |
US20100079705A1 (en) | Substrate for liquid crystal display device | |
JP2019015981A (ja) | 光学フィルム積層体とその製造方法及び該積層体を含む液晶表示パネル | |
JP2018036657A (ja) | 位相差フィルム、偏光板および液晶表示装置 | |
JP2019056728A (ja) | 重合性液晶組成物、位相差フィルム、偏光板、液晶表示装置および有機電界発光装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100430 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100908 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4592005 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160924 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |