JP6756106B2 - 光学フィルム及び画像表示装置 - Google Patents
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Description
前記位相差層は、
重合性棒状液晶材料からなる1層の位相差層であり、
正面位相差Reと厚み位相差Rthとを用いてNZ=Rth/Re+0.5で表されるNZ係数が、1未満であり、
透明基材側部材との界面におけるチルト角が0度又は90度である光学フィルム。
但し、正面位相差Re、厚み位相差Rth、NZ係数は、波長550nmによる値である。
前記位相差層は、
ホメオトロピック配向層とホモジニアス配向層とを備える光学フィルム。
前記透明基材が、
延伸フィルムであり、
前記透明基材側部材との界面が、前記透明基材との界面である光学フィルム。
前記透明基材に光配向層が形成され、
前記透明基材側部材との界面が、前記光配向層との界面である光学フィルム。
前記透明基材に垂直配向層が形成され、
前記透明基材側部材との界面が、前記垂直配向層との界面である光学フィルム。
前記位相差層の進相軸を基準軸に設定して、前記基準軸回りに前記位相差層への入射角を変化させた位相差値Reの計測結果において、位相差値Reが極値となる入射角が10度以下であり、
前記位相差層の遅相軸を基準軸に設定して、前記基準軸回りに前記位相差層への入射角を変化させた位相差値Reの計測結果において、位相差値Reが極値となる入射角が10度以下である光学フィルム。
〔画像表示装置及び光学フィルム〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置を示す断面図である。なお以下において、正面位相差Re、厚み位相差Rth、NZ係数においては、特段の言及がある場合を除いて、波長550nmによる値である。この画像表示装置1は、画像表示パネル2のパネル面(視聴者側面)に、粘着剤層等を使用して、反射防止フィルムによる光学フィルム3を貼り付けて配置する。これにより画像表示装置1は、この光学フィルム3により充分に反射防止を図るように構成される。画像表示パネル2は、例えば有機EL素子等による自発光素子による画像表示パネルであるものの、これに代えて、液晶表示パネル等の画像表示パネルを適用してもよい。
図3は、光学フィルム3の作製に供する転写フィルムの構成を示す断面図である。転写フィルム10は、透明フィルム材による基材11に配向層6、1/4波長位相差層7を順次積層して構成される。このように転写フィルム10に1/4波長位相差層7を作製して転写法により転写することにより光学フィルム3の厚みを低減することができる。
図4は、転写フィルム10の製造工程を示すフローチャートである。光学フィルム3は、この製造工程により作製された転写フィルム10の1/4波長位相差層7が紫外線硬化性樹脂等による接着剤により直線偏光板4に貼り合わされた後、基材11が剥離され、これにより転写法により1/4波長位相差層7が直線偏光板4に配置される。その後、粘着剤層、セパレータフィルム等が積層されて所望の大きさに切断されて光学フィルム3が作製される。画像表示装置1では、この光学フィルム3からセパレータフィルムを剥離して粘着剤層を露出させ、この粘着剤層により画像表示パネル2のパネル面に光学フィルム3が配置される。
図5は、図1との対比により本発明の第2実施形態に係る画像表示装置を示す図である。この画像表示装置21は、光学フィルム3に代えて光学フィルム13が適用される。またこの光学フィルム13は、1/4波長位相差層7及び配向層6に代えて光学フィルム15が、直線偏光板4に積層される。この画像表示装置21は、これらの構成が異なる点を除いて、第1実施形態の画像表示装置1と同一に構成される。
図6は、図1との対比により本発明の第3実施形態に係る画像表示装置を示す図である。この画像表示装置31は、光学フィルム3に代えて光学フィルム33が適用される。またこの光学フィルム33は、1/4波長位相差層7に1/2波長位相差層34が積層されて1/4波長板5が構成され、直線偏光板4に積層される。この画像表示装置31は、これらの構成が異なる点を除いて、第1実施形態の画像表示装置1と同一に構成される。
図7は、本発明の第4実施形態に係る画像表示パネルを示す図である。この画像表示パネル41は、IPS(インプレーンスイッチング)方式又はFFS(フリンジフィールドスイッチング)方式による液晶表示パネルであり、IPS方式又はFFS方式に係る透明電極、配向層等を作製してなる透明基材により液晶材料を挟持して液晶セル42が作製される。この画像表示パネル41は、この液晶セル42の両面にそれぞれ直線偏光板43、44が配置され、一方の直線偏光板43の側にバックライト46が配置される。
この実施形態では、例えば2軸延伸PETフィルム等の、水平配向規制力を備えた透明フィルム材を透明基材に適用し、配向層6を省略して、上述の実施形態に係る転写フィルム、光学フィルムを構成する。この実施形態では、この基材及び配向層に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施形態と同一に構成される。
この実施形態では、水平方向に配向規制力を発現する水平配向層に代えて、垂直方向に配向規制力を発現する垂直配向層を配向層に適用する。この実施形態では、この配向層に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施形態と同一に構成される。
この実施形態では、例えば2軸延伸PETフィルム等の、垂直配向規制力を備えた透明フィルム材を透明基材に適用し、配向層6を省略して、上述の実施形態に係る転写フィルム、光学フィルムを構成する。この実施形態では、この基材及び配向層に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施形態と同一に構成される。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせ、さらには上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
2、42 画像表示パネル
3、13、15、33 光学フィルム
4、43、44 直線偏光板
5 1/4波長板
6 配向層
7 1/4波長位相差層
8 Aプレート層
9 正Cプレート層
10 転写フィルム
11、22 基材
34 1/2波長位相差層
42 液晶セル
45 1/2波長板
46 バックライト
Claims (7)
- 透明基材上に、位相差層を備えた光学フィルムであって、
前記位相差層は、
Aプレートとして機能する位相差層の作製に使用する液晶材料と、正Cプレートとして機能する位相差層の作製に使用する液晶材料とによる重合性棒状液晶材料からなる1層の位相差層であり、
正面位相差Reと厚み位相差Rthとを用いてNZ=Rth/Re+0.5で表されるNZ係数が、1未満であり、
透明基材側部材との界面におけるチルト角が0度又は90度であり、
ホメオトロピック配向層とホモジニアス配向層とを備え、
前記位相差層の進相軸を基準軸に設定して、前記基準軸回りに前記位相差層への入射角を変化させた位相差値Reの計測結果において、位相差値Reが極値となる入射角が10度以下であり、
前記位相差層の遅相軸を基準軸に設定して、前記基準軸回りに前記位相差層への入射角を変化させた位相差値Reの計測結果において、位相差値Reが極値となる入射角が10度以下である
光学フィルム。
但し、正面位相差Re、厚み位相差Rth、NZ係数は、波長550nmによる値である。 - 前記透明基材が、
延伸フィルムであり、
前記透明基材側部材との界面が、前記透明基材との界面である
請求項1に記載の光学フィルム。 - 前記透明基材に光配向層が形成され、
前記透明基材側部材との界面が、前記光配向層との界面である
請求項1に記載の光学フィルム。 - 前記透明基材に垂直配向層が形成され、
前記透明基材側部材との界面が、前記垂直配向層との界面である
請求項1に記載の光学フィルム。 - 前記位相差層は、
ネガティブAプレートによる1/4波長位相差層の機能を備え、
ポジティブAプレートによる1/2波長位相差層と積層された
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の光学フィルム。 - 前記位相差層は、逆分散の波長特性である
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5の何れかに記載の光学フィルム。 - 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6の何れかに記載の光学フィルムを、画像表示パネルのパネル面に備える
画像表示装置。
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