JP4590769B2 - 水栓制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対象物をセンサで検出し、その結果に応じて電磁弁を制御することにより、自動的に水路を開閉する水栓機器の制御装置に係り、特にセンサ部分と電磁弁を制御する部分を分離して構成するに好適な水栓制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
センサによって対象物、主に人体を検出し、手洗い、または小便器、大便器の洗浄を行う水栓制御装置は広く普及している。これらの水栓制御装置では、デザインや使い勝手を向上させるためセンサの小型化は重要であり、制御装置の回路部分をセンサ部と電磁弁制御部に分ける場合が多い。
【0003】
また、センサが常時作動していると、消費電力の増大、センサ素子の早期劣化、周囲環境への影響(センサ間の干渉)などの問題があるため、一般的に、使い勝手に影響が出ないように数Hz程度の適当な周波数で間欠的に作動する。消費電力の低減については、電池を電源とする場合は勿論、ACを電源とする場合でも近年、必要性が増している。
【0004】
このような構成の場合、電磁弁制御部がセンサ部の電源を入切することによって間欠動作を行う方法が多い。これは、電源を印加すれば動作を開始するセンサが汎用品として多く存在し、電源供給の入切でセンサの動作タイミングと消費電力の制御が同時にできるためである。
【0005】
図17は従来の一般的な水栓制御装置の回路図であり、センサ部1と電磁弁制御部2と電磁弁のソレノイド3、電源である電池4からなる。センサ部1と電磁弁制御部2の間は、VDD(電源+)、GND(電源−)、SEN(感知信号)の3本の電気信号がコネクタによって接続される。
【0006】
センサ部1はセンサ処理の専用ICである11によって制御され、電源が印可されると投光素子12にパルス電流を流して赤外光を発光し、人体からの反射光によって受光素子13に発生する電流量を検出する。電流量は専用IC11の内部で大小判別され、感知または非感知の結果が信号SENとして出力される。
【0007】
抵抗23、コンデンサ24はRC発振回路の素子であり、専用IC11の動作クロックとなる。RC発振回路は部品が安価で小型、発振停止状態から発振開始までが早いという特長があるが、発振周波数の個別のバラツキが大きく、更に電源電圧、温度による変動が加わり、数十%の変動、誤差を見込まなければならない。但し、短時間で見れば安定した発振となるので、単発のセンサ動作に限れば支障は少ない。
【0008】
電磁弁制御部2はマイコン21によって制御される。22はソレノイド通電回路であり、マイコン21のポートPO21、PO22によって制御され、ソレノイド3に通電して電磁弁の開閉を行う。電源であるVDDはA/D端子に入力され、マイコン21は電源状態を監視する。一般に、センサ回路は所定の電圧(動作保証電圧)を必要とするため、電源電圧が不十分な場合はセンサ動作を休止しなければならない。
【0009】
14は水晶発振子であり、時計の原発振にも使用されるものである。一般に数マイクロアンペアの消費電流で発振が可能で、発振周波数のバラツキは数百PPM以下であり、低消費かつ正確なタイマー手段となる。マイコン11はこの水晶発振子14によるクロックをシステムクロックとして使用する。
【0010】
電磁弁制御部2はセンサ部への電源供給スイッチであるトランジスタ25を持ち、ポート PO23で制御する。周期的にセンサへ電源を供給し、センサ部1が出力する検出結果である信号SENがポートPI21に入力されるとトランジスタ25をOffしてセンサ部の電流消費をゼロとする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の回路構成では、以下の様な問題がある。
【0012】
まず、電磁弁制御部がセンサ部の電源を入切する構成の問題点を列挙する。
(1)センサ部の電源を入切するスイッチが必要である。通常トランジスタを使用するが、距離的に離れたセンサに安定した電源電圧を供給するためトランジスタが大型となり、その消費も大きい。
(2)センサ部の電源を入れてからセンシングの結果が出るまでに待ち時間が必要である。更に、この時間は一般にバラツキがあるため、時間的な余裕を持ってセンサ部に電源供給を行う必要があり、消費電力が増える。
(3)センサ部の駆動中は、その結果を待つ電磁弁制御部も動作している必要があり、電力消費が二重になってしまう。
(4)毎回、センサの電源を一旦切ってしまうため、前回のセンシング時のセンサデータは消滅する。よって、例えば「手洗い動作」の検出のように、連続的にサンプリングされたセンサデータを統計的に処理して感知・非感知を判断するといった、高度な感知判定(特開平7−233548)ができない。
(5)センサに電源を供給する電磁弁制御部は、センサ部にとって電源電圧が十分かどうか監視する必要があり、センサ部と共にA/D変換器またはそれに準ずる機能が必要となり、コストアップの要因となる。
【0013】
また、機構的な構成は異なるが、上記問題点に対して有効な手法として、センサ部が電磁弁制御部を起動する考案(特開昭64−79481)が成されている。これによれば、センサ部が感知した場合に電磁弁制御部を起動して電磁弁の開閉を行う方式となっている。
【0014】
しかし水栓制御装置は、センサの感知時に吐水するだけとは限らない。例えば、小便器の洗浄装置の場合、センサは人体の感知時間を計測し、人が立ち去って非感知となった後、電磁弁制御部は所定時間の洗浄を行う。よって、センサ部はセンシング周期を、電磁弁制御部は吐水時間を正確に制御する必要がある。また、装置全体を低消費で動作させるには、センサ部、電磁弁制御部、共に低消費で動作する必要がある。よって、それぞれの部分が正確かつ低消費のタイマー、すなわち、必然的に水晶発振回路を備える必要が生じ、コストアップとなる。
【0015】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、センサ部と電磁弁制御部を分けながら、消費電力、コストを抑え、かつセンサデータの統計的処理といった高度な感知判定も可能な水栓制御装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、水路を開閉する電磁弁の制御を行う水栓制御装置において、間欠的に物体の有無の検出を行い物体の検出状態を感知信号として出力するセンサ部と、前記感知信号に応じて前記電磁弁の開閉制御をマイコンによって制御する電磁弁制御部とからなり、前記センサ部は前記感知信号に周期的なパルスを重畳して出力するとともに、前記マイコンは、原発振に使用されるシステムクロックの発振を停止状態とする省電力機能と、前記省電力状態の前記発振の停止状態を解除する起動信号入力を備え、前記感知信号は物体の感知と非感知を異なるパルス長又はパルス数若しくはパルス周期の前記パルスを重畳して前記起動信号入力に入力され、前記省電力機能を制御することを特徴とする。その結果、センサ部が外部から電源を入り切りされることなく、自身で低消費動作を行うことにより、無駄なリセットによる消費がなくなり、必要な省電力機能の停止を行うことにより、効率の良い低消費動作が可能となる。
【0017】
第2の発明は、請求項1に記載の水栓制御装置において、前記感知信号の非感知時のパルス長は感知時のパルス長より短いことを特徴とする。このように、起動時間の長短によって感知、非感知の区別を行うようにしたので水栓制御装置の動作の大半を占める非感知時のマイコンの起動時間が短くなり低消費の面で優れている。また、仮にノイズが侵入して誤動作するとしても、パルス幅の短い非感知側の判断になる可能性が高く、水栓装置として安全側に動作する。
【0018】
第3の発明は、請求項1に記載の水栓制御装置において、前記感知信号の非感知時のパルス数は感知時のパルス数より少ないことを特徴とする。その結果、起動時以外の殆どの時間、感知信号を一方の電圧レベルに固定できるので、信号のラインを抵抗、コンデンサなどの部品でノイズ対策する場合に好都合である。
【0019】
第4の発明は、請求項1に記載の水栓制御装置において、前記パルスの周期は感知時と非感知時で異なり、非感知時の周期は感知時の周期よりも長いことを特徴とする。その結果、その結果、水栓制御装置の非感知時の起動周期を感知時の起動周期より長くしたので、感知時の反応は早くて使い勝手に優れ、動作の大半を占める非感知時のマイコンの起動時間が短くなり、より低消費化が可能となる。
(【0055】から引用)
【0020】
第5の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の水栓制御装置において、前記電磁弁制御部は、前記感知信号のパルス長又はパルス数若しくはパルス周期に応じて前記電磁弁の通電時間を制御する。その結果、センサ部の発振回路の精度を有効に利用できる。
【0021】
第6の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の水栓制御装置において、前記センサ部は電源電圧の検出手段を備え、前記電源電圧が所定値以下の場合は前記間欠的な物体の有無の検出を休止し、直前の検出時の感知状態を出力することを特徴とする。その結果、消耗の少ない電池であれば、電磁弁駆動のような大電流通電の後でも短時間で電圧は復帰するので、直前の感知の情報を保持して出力するので電磁弁の開閉動作に不都合は生じない。
【0022】
第7の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の水栓制御装置において、使用者が手動により操作した状態を操作信号として出力する手動操作部を備え、前記操作信号は前記電磁弁制御部に入力され、前記電磁弁制御部は前記感知信号または前記操作信号に応じて前記電磁弁の開閉制御を行うように構成され、前記操作信号により前記電磁弁を開状態に制御する場合、前記電磁弁の開状態を維持している間、前記マイコンの省電力機能の使用を禁止することを特徴とする。その結果、センサ部が故障などで正常に動作していない場合、異常を検出し止水することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明をより理解しやすくするため、以下に図を用いて詳説する。
【0031】
【実施例】
(実施例1)
図1は第1の実施例の水栓制御装置の回路図であり、センサ部1と電磁弁制御部2と電磁弁のソレノイド3、電源である電池4からなる。これらの部材間の構成は従来例と同じである。但し、電磁弁制御部2から供給される電源VDDは常時センサ部1に印可されている。
【0032】
センサ部1はマイコン11によって制御され、周期的に投光素子12にパルス電流を流して赤外光を発光し、人体からの反射光によって受光素子13に発生する電流量を検出する。電流量はマイコン11内部のA/Dコンバータによってディジタル化され、その大きさ、変化量等の情報より感知または非感知の判定を行い、ポートPO11にその結果が信号SENとして出力される。
【0033】
また、電源であるVDDはA/D端子に入力され、マイコン11は電源状態を監視することができる。14は水晶発振子であり、マイコン11はこの水晶発振子14によるクロックをシステムクロックとして使用する。よって、センサ部1は低消費かつ正確なタイミングでセンサ動作を周期的に継続できる。
【0034】
電磁弁制御部2はマイコン21、ソレノイド通電回路22の構成は従来例と同じである。センサ部への電源供給をON/OFFするスイッチは無い。抵抗23、コンデンサ24はRC発振回路の素子であり、マイコン21のシステムクロックとなる。よって、発振停止状態から発振開始までが早いという特長がある反面、数10%の変動、誤差を見込まなければならない。
【0035】
センサ部1が出力する信号SENはマイコン21のポートPI21に入力される。ポートPI21は単なる入力機能だけでなく割り込み機能を持つ端子であり、マイコン21が消費電力を抑えるためRC発振回路を止め動作停止している状態で、PI21がLoレベルからHiレベルに立ち上がると、RC発振回路が発振を開始し、マイコン21が動作を再開する。すなわちマイコン21の起動信号になる。
【0036】
図2は電磁弁制御部のマイコン21のメインルーチンのフローチャートである。センサからの感知信号を受けてソレノイド3を駆動して吐水を行うもので、自動手洗い器で良く知られた動作である。
【0037】
図2のメインルーチンのプログラムステップS201(以下S201)のリセットよりスタートし、S202で一旦、発振を停止する。PI21にセンサ部からの立ち上がりエッジの割り込み信号(後に説明する)が入ると動作を再開し、再びS203で発振を停止する。PI21に割り込み信号が入るとS204のメインループに入る。
【0038】
S204で発振を停止する。この時、マイコン21の消費電流は殆どゼロとなる。PI21の割り込み信号でS205に進み、PI21の入力である信号SENが感知状態を表す信号か、非感知状態を表す信号かを判定する。このルールについては後述する。
【0039】
次に、S206で吐水、または止水の時間をカウントする。これはSEN信号の割り込み回数をカウントすることで時間のカウントに置き換える。
【0040】
S207で感知状態ならばS208へ進み、吐水中でなければS210で電磁弁の開通電を行う。吐水中の場合、S211で吐水制限時間(例えば1分)に達していないかどうかチェックし、制限時間を超えている場合はS212で電磁弁を閉じる。そして、いずれの場合もS204に戻る。
【0041】
S207で非感知状態の場合、S209へ進み、止水中ならS204へ戻り、そうでなければS212で電磁弁を閉じてS204に戻る。
【0042】
こうして、センサ部1から割り込み信号が入る度に感知、非感知の情報に応じて電磁弁を開閉する。
【0043】
S210開通電、S212の閉通電のサブルーチンのフローチャートをそれぞれ図3、図4に示す。
【0044】
図3において、S301でPO21をHiとしソレノイド3を開方向に通電し、S302で20msec待ち、S303でPO21をLoとして通電を終了し、S304でメインルーチンに戻る。図4は、図3に比較して、ソレノイド通電を制御するポートがPO21からPO22になり、通電時間が10msecになるだけである。
【0045】
図5はセンサ部のマイコン11のメインルーチンのフローチャートである。S001よりスタートし、S002で投光素子12の駆動、受光素子13の電流の検出を行い、過去のデータも含めて感知、非感知の判定を行う。
S002で感知と判断された場合、S003よりS004へ進み、ポートPO11をLoとし、S005でPO11をHiとしてS009に進む。非感知の場合は、S006からS008でPO11をLo、Hi、Loと出力してS009へ進む。
【0046】
S009は0.5秒のタイマーであり、マイコン11は水晶発振子14により動作しているので、数マイクロアンペアの消費で0.5秒の時間を正確に待つことができる。0.5秒経過するとS002に戻る。すなわち、以上の動作を0.5秒周期で繰り返す。
【0047】
図6に動作波形を示す。まず最上部の波形はセンサの駆動タイミングであり、図5のメインルーチンのループの周期である0.5秒おきのタイミングである。その下は感知判定結果であり、次はマイコン21の起動タイミングである。この場合、センサ駆動終了直後のタイミングであり、周期は同じく0.5秒である。
【0048】
次はPO11の信号SENであり、立ち上がりのエッジでマイコン21を起動する。次はマイコン21の動作状態を示す波形であり、RC発振回路の発振中はプログラムが動作している。
【0049】
マイコン21は信号SENにより起動されると、信号SENの状態を監視する。
信号SENが短時間でLoレベルに立ち下がった場合は非感知であり、Hiを継続する場合は感知である。この判定を図2のS205で行う。そして、感知の場合は電磁弁を開通電して吐水を行い、非感知の場合は電磁弁を閉通電して止水する。
【0050】
以上の動作では次のような効果を有する。
(1)センサ駆動中はマイコン11のみ動作し、マイコン21は動作停止している。よって、従来のようにセンサ部と電磁弁制御部の回路が二重に消費する無駄がない。
(2)マイコン21は通常、システムクロックのRC発振を停止した状態にあるため消費が殆ど無い。マイコン11からの起動信号を受けるとRC発振であるため非常に短時間で発振を開始して動作モードに移行できるため、消費電力としての無駄が極めて少ない。
(3)マイコン21は安価であるが周波数精度の悪いRC発振回路しか持っていない。しかし、水晶発振子14を使用するマイコン11からの起動信号をカウントすることによって正確な時間を計測することができる。よって、実施例のような感知時に吐水する場合だけでなく、例えば感知した時に感知時間に関わらず一定時間吐水するような吐水モードや、センサと手動スイッチを併用して吐水する場合でも正確な吐水時間の制御ができる。
【0051】
また、本実施例のようにRC発振を一旦停止しPI21を割り込み信号として使用する場合だけでなく、RC発振を継続して動作していてもPI21の入力信号で時間カウントをすれば正確な時間が得られる。
(4)センサ部1のマイコン11は外部から電源を入り切りされることなく、自身で低消費動作を行う。よって、無駄なリセットによる消費がなくなり、必要な機能の停止(マイコンによって詳細は異なる)を行うことにより、効率の良い低消費動作が可能となる。更に、毎回リセットされないために前回のセンサ駆動時のデータを保持することができ、連続的にサンプリングされたセンサデータを統計的に処理して感知・非感知を判断するといった、高度な感知判定ができる。
(5)マイコン21はS202、S203のステップで、リセットから2回、センサ部1の出力する割り込み信号を受けてからメインループに入っている。このように、センサ部1が動作を開始したことを十分に確認して電磁弁の開閉制御のルーチンに入ることにより、センサ部1が故障している場合や不完全な接続状態で動作を開始して水が出っぱなしになる、などの不具合を回避できる。
【0052】
(実施例2)
図7に、第2の実施例におけるセンサ部のメインルーチンのフローチャートを示す。図1から図4は第1の実施例と同じである。
【0053】
図7において、図5とS010のステップが異なる。非感知の場合、S010で1秒おきのタイミングかどうかをチェックする。1秒おきのタイミングの場合、図5と同じくS006に進んで非感知の信号をPO11に出力するが、そうでないばあい、つまり0.5秒の端数がつくタイミングではPO11に信号を出力することなくS009に進む。
【0054】
この時の動作波形を図8に示す。感知時は実施例1と同じく0.5秒間隔でマイコン21を起動するが、非感知時は1秒間隔で起動する。図2のS202の時間カウントでは、感知の信号で起動された場合は0.5秒、非感知の信号で起動された場合は1秒をカウントすれば良い。
【0055】
本実施例では、非感知時の起動周期を感知時の起動周期より長くしたので、感知時の反応は早くて使い勝手に優れ、動作の大半を占める非感知時の起動回数が少ないので低消費の面で優れている。
【0056】
(実施例3)
図9に、第3の実施例におけるセンサ部のメインルーチンのフローチャートを示す。図1から図4は第1の実施例と同じである。
【0057】
図9において、図7と感知、非感知の出力信号の形態が異なる。感知の場合、S021からS024で2回のHiパルスを出力する。一方、非感知の場合はS026、S027で1回のHiパルスを出力する。
【0058】
この時の動作波形を図10に示す。マイコン21は図2のS205のステップにおいて、再びHiパルスが入力されるかどうかを所定時間待って判断すれば良い。
【0059】
本実施例では、パルス数によって感知、非感知を区別したのでマイコン11、21共にプログラムが簡単であり、かつ、起動時以外の殆どの時間信号SENを一方の電圧レベル(図10ではLo)に固定できるので、信号SENのラインを抵抗、コンデンサなどの部品でノイズ対策する場合に好都合である。
【0060】
更に、感知より非感知の場合のパルス数を少なくしたので、動作の大半を占める非感知時のマイコン21の起動時間が短くなり低消費の面で優れている。また、仮にノイズが侵入して誤動作するとしても、パルス数の少ない非感知側の判断になる可能性が高く、水栓装置として安全側に動作する。
【0061】
(実施例4)
図11に、第4の実施例におけるセンサ部のメインルーチンのフローチャートを示す。図1、図2は第1の実施例と同じであり、電磁弁開通電、閉通電のサブルーチンのフローチャートはそれぞれ図12、図13である。
【0062】
図11においてS031で電源電圧であるであるVDDのA/D変換を行う。
一般にセンサは回路の精度保証のために、単なるマイコン動作に比較して高い電源電圧を必要とする場合が多い。S032でセンサ駆動に必要な電圧があるどうかチェックし、電圧が十分であればS002に進む。電磁弁駆動など、大きな負荷駆動があった直後で電圧不足の場合S033に進み、この電圧不足状態の経過時間をチェックする。この場合、閾値である2秒未満の場合、S034で感知、非感知の情報を前回のデータを保持してS003へ進む。2秒を越えた場合、非感知としてS003に進む。
【0063】
S003以降では、感知の場合S036からS038で2msのHiパルスを、非感知の場合S039からS041で1msのHiパルスを出力する。
【0064】
感知の場合電磁弁の開動作となるが、図12において、S312で開通電時間をPI21に入力されたパルス幅、この場合感知を示す信号の2msの10倍の時間である20msに設定する。非感知の場合は同様に図13において、S412で閉通電時間をPI21に入力されたパルス幅、非感知の1msの10倍の時間である10msに設定する。
【0065】
以上の動作により、起動時間の長短によって感知、非感知の区別を行うようにしたのでマイコン11、21共にプログラムが簡単であり、非感知時の起動時間を短くしたので動作の大半を占める非感知時のマイコン21の起動時間が短くなり低消費の面で優れている。また、仮にノイズが侵入して誤動作するとしても、パルス幅の短い非感知側の判断になる可能性が高く、水栓装置として安全側に動作する。
【0066】
更に、電磁弁の開閉時間を決めるタイマーの基準時間として利用することにより、RC発振回路しか持たないマイコン21でも正確な電磁弁通電が可能となる。これによって、電磁弁開閉時間のマージンを切り詰め、更に通電時間を短くすれば、より低消費にすることができる。また、この開閉通電時間の基準となる起動パルスは絶えず入力されるので、RC発振の温度や電圧での変動を心配する必要がない。
【0067】
次に電源電圧の監視の部分を説明する。まず、電池が新しく、電圧が十分な場合の動作波形を図14に示す。マイコン21は起動パルスの時間幅で感知、非感知の区別を行う。
【0068】
ある程度電池が消耗し、開通電直後1秒程度電圧が低下した場合の動作波形を図15に示す。図15のT1の期間は電源電圧が一時的に低下しているためにセンサ駆動を行うと誤った結果となる恐れがあるのでセンサ駆動を休止するが、前回、この場合感知の情報を保持して出力するので電磁弁の開閉動作に不都合は生じない。消耗の少ない電池であれば、電磁弁駆動のような大電流通電の後でも短時間で電圧は復帰する。
【0069】
消耗の多い電池で、開通電直後電圧が低下し、数秒間電圧が復帰しない場合の動作波形を図16に示す。電圧低下からT2、すなわち2秒間は感知状態を保持して吐水を継続するが、電圧の復帰が遅いので、センサ駆動を休止したまま非感知の判断に切り替える。よって、吐水は2秒で終了し、時間T3経過後電圧が復帰するとセンサ駆動を再開する。仮に電圧が復帰しなければ水栓装置は止水状態で反応しないままとなる。
【0070】
本実施例ではセンサ部が電源電圧の監視を行うため、電磁弁制御部2側にA/D変換機能を持たせる必要が無く、回路全体のコストを抑制できる。センサ部はアナログ的な動作を行うため、基準電圧やA/D変換部機能、またはそれに準ずる機能を持っているので電源電圧の監視は容易である。
【0071】
また、センサ駆動に必要な電源電圧をセンサ部1自身が判定するので、電磁弁制御部2はそのままに、センサ部1だけを方式の異なるものに交換しても、動作保証電圧のミスマッチが生じない。
【0072】
また、電圧低下時はセンサ動作を一旦休止し、前回の感知・非感知情報を継続して出力するので、電磁弁駆動などで生じる一時的な電源電圧でも不具合を生じない。
【0073】
また、長時間に渡って電源電圧が低下した場合は、非感知の情報を出力するので、水栓装置としては安全側に停止する。
【0074】
また、本実施例では電源を電池としたが、AC電源によって動作する場合でも、瞬時停電で通常通りの動作を継続し、長時間の停電で安全に停止するので有効である。
【0075】
(実施例5)
図18は第5の実施例である水栓制御装置の回路図である。図1の回路はセンサ部1の出力によってのみ吐水を制御していたが、図18は手動でも吐水ができるように手動操作部5を追加したものである。例えば手洗い装置であれば、洗面器に水ためをする場合や、歯ブラシやガラスコップなどセンサでは感知しにくい物を洗いたい場合に手動で吐水操作を行う。
【0076】
図18において、手動操作部5はスイッチ51を備え、電磁弁制御部2とコネクタによって接続される。スイッチ51の一方は電源VDDに、一方はマイコン21の入力ポートPI22に接続され、更に抵抗25でプルダウンされている。ポートPI22はポートPI21と同様に割り込み機能を持つ端子であり、スイッチ51がONすると、ポートPI22がHiレベルとなり、マイコン21を起動する。
【0077】
このように、手動操作部5が操作されるとマイコン21が起動し、スイッチ51の状態を読み込むことで手動による吐水制御が可能となる。自動水栓におけるスイッチ操作の一般的な仕様では、スイッチ51が押されると吐水し、再度スイッチ51が押されるか、一定時間が経過すると止水する。いわゆる、「吐水時間制限付き」の「出る/止める」操作となる。しかし、本発明の実施例1乃至4に対して、単にスイッチ51を追加するだけでは以下のような問題がある。
【0078】
全ての回路が正常に作動している場合は何ら問題ない。しかし、センサ部1が故障している場合、あるいは接続コネクタが外れてセンサ部1と電磁弁制御部2がつながっていない場合、マイコン21にセンサ部1からの周期的な起動信号が入らない。この状態でスイッチ51が押されて吐水を始めると、センサ部1からの信号が来ないためマイコン21は吐水時間の計測ができず、もう一度スイッチ51がONしてマイコン21が起動されない限り、吐水を終了することができない。実施例5乃至7はこの問題点を解決するものである。
【0079】
図19に、第5の実施例における電磁弁制御部2のメインルーチンのフローチャートを示す。図19は図2に対して、ステップS501以降のスイッチ51による吐水動作が追加されている。なお、これ以外の動作は実施例3と同じであり、センサ部の動作は図9のフローチャート、電磁弁開通電、閉通電のサブルーチンのフローチャートはそれぞれ図3、図4とする。
【0080】
図19において、S204で発振を停止した状態は、センサ部1からの信号であるPI21割り込み、または手動操作部からの信号であるPI22割り込みのいずれかによって起動され、S501に進む。S501ではセンサ部1からの起動信号であるPI21割り込みかどうかチェックし、PI21割り込みなら図2と同様にS205へ、そうでなければPI22割り込みであるのでS502に進む。
【0081】
S502ではセンサによる吐水中かどうかチェックする。センサによって吐水している場合は、スイッチ操作を受け付ける必要がないので、S204に戻る。センサによる吐水中でない場合、S503で開通電を行い、スイッチによる吐水を開始する。そして、S504で吐水制限時間に達していないか、S505でスイッチ51が再度押されてPI22の割り込みが発生していないかをチェックし、いずれかの条件が成立するとS506で閉通電を行い、吐水を終了する。
【0082】
以上の動作波形を図20に示す。スイッチ51が押されてPI22がHiレベルとなり割り込みが発生すると開通電を行う。そして吐水中はRC発振を停止させることなくマイコン21は動作を継続し、次にスイッチ51が押されると閉通電を行ってRC発振回路を停止する。これ以降は実施例3と同じ動作となる。
【0083】
実施例5における効果を説明する。図20ではスイッチ51により吐水を開始した場合はマイコン21のRC発振回路で動作継続するため、センサ部1の起動信号を必要としない。よって、センサ部1が故障などで正常に動作していない場合にスイッチ51が操作されても、吐水しっぱなしになることがない。あるいは、センサ部1が故障した場合に、応急的にスイッチ51によって水栓装置を使用することもできる。
【0084】
図21に、第6の実施例における電磁弁制御部2のメインルーチンのフローチャートを示す。図21は図19に対してスイッチ51による吐水動作が一部異なる。回路図およびセンサ部の動作、電磁弁開通電、閉通電のサブルーチンのフローチャートは実施例5と同じで、それぞれ図18、図9、図3、図4である。
【0085】
ステップS502でセンサ吐水中でない場合、S507でスイッチによる吐水中かどうかをチェックする。スイッチ吐水中の場合、S506で直ちに吐水を終了する。スイッチ吐水中でない場合、S503で開通電を行い、S508で2秒経過したか、S509でセンサ部1からの起動信号であるPI21割り込み発生したかをチェックする。
【0086】
PI21の割り込みは、図9より最長でも1秒周期で発生するため、正常動作であればS509からS204に戻る。しかし、センサ部1が故障している場合、PI21割り込みが発生する前にS508で2秒が経過し、S506で閉通電を行う。なお、S508で判断時間を2秒としたのは、マイコン21のRC発振回路の周波数精度を考慮したためである。
【0087】
正常な場合はスイッチによる吐水状態でS204に戻り、S501でセンサ部1からの起動信号のPI21割り込みを検出するとS205へ進み、S206で吐水時間のカウント後、S510でスイッチ吐水中かどうかチェックする。スイッチ吐水中の場合S211で吐水制限時間に達したかどうかをチェックし、制限時間に達している場合はS212で止水する。スイッチ51が再度押された場合はS501からS502、S507、S506と進んで止水する。
【0088】
以上の動作波形を図22に示す。スイッチ51が押されてPI22がHiレベルとなり割り込みが発生すると開通電を行う。その後、マイコン21はRC発振を停止せず動作を継続するが、センサ部1からの起動信号を一度受信すると、RC発振回路を停止し、センサ部またはスイッチからの起動信号を待つ状態となる。そして、図22ではスイッチ51が押されて閉通電を行っているが、吐水制限時間に達した場合も閉通電を行う。
【0089】
実施例6における効果を説明する。図21において、スイッチ51により吐水を開始した場合、S509でセンサ部1の起動信号を一度受信するまで、マイコン21のRC発振回路による動作を継続する。このため、センサ部1が故障などで正常に動作していない場合、S508で異常を検出し止水することができる。
【0090】
センサ部1が正常な場合は、S509でその事を確認した後、S211でセンサによって吐水している場合と同様に吐水制限時間をチェックする。このため、スイッチ吐水中であってもセンサ吐水と同様に低消費で正確な時間のチェックができる。
【0091】
図23に、第7の実施例における電磁弁制御部2のメインルーチンのフローチャートを示す。図23は図21に対してS503の開通電のタイミングが異なる。回路図およびセンサ部の動作、電磁弁開通電、閉通電のサブルーチンのフローチャートは実施例6と同じで、それぞれ図18、図9、図3、図4である。
【0092】
図23において、S204でスイッチ51によるPI22の割り込みがあり、S502でセンサ吐水中でなく、S507でスイッチによる吐水中でない場合、S508で2秒経過したか、S509でセンサ部1からの起動信号であるPI21割り込み発生したかをチェックする。
【0093】
仮にセンサ部1が故障している場合、PI21割り込みが発生する前にS508で2秒が経過し、開通電を行うことなくS204に戻る。センサ部1が正常で、PI21割り込みが発生した場合、S503で開通電を行ってS204に戻る。以降の動作は実施例6と同じとなる。
【0094】
以上の動作波形を図24に示す。スイッチ51が押されてPI22がHiレベルとなって割り込みが発生すると、マイコン21はRC発振を停止せず動作を継続し、センサ部1からの起動信号を待って開通電を行い、吐水を開始した後RC発振回路を停止して、センサ部またはスイッチからの起動信号を待つ状態となる。以降は実施例6の図22と同様である。
【0095】
実施例7における効果を説明する。図23ではスイッチ51により吐水を開始した場合、センサ部1の起動信号を一度受信するまで開通電を行わず、マイコン21のRC発振回路による動作を継続する。このため、センサ部1が故障などで正常に動作していない場合はS508の2秒の異常検出タイマーによって無駄な吐水を防止することができる。例えば、水が出ないことで異常を認識した使用者が、外れたセンサを再び取り付けた時などに、突然水が出るようなことも無い。
【0096】
更に、センサ部1が正常な場合は、S509でその事を確認した後に開通電を行って吐水を開始するため、実施例6に比較して吐水開始タイミングは若干遅れるが、吐水制限時間のチェックはより正確となる。このため、節水や洗浄などの目的で正確な吐水時間の制御が必要な場合に適している。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、センサ部と電磁弁制御部を分けながら、消費電力、コストを抑え、かつセンサデータの統計的処理といった高度な感知判定も可能な水栓制御装置を提供することが可能となる。更に、スイッチを組み合わせて使用する場合でも、センサの故障等で水が出っ放しになることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1乃至第4の実施例の電磁弁制御部のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1乃至第3、および第5乃至第7の実施例の電磁弁制御部の開通電のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1乃至第3、および第5乃至第7の実施例の電磁弁制御部の閉通電のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例のセンサ部のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例の動作例を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例のセンサ部のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例の動作例を示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の第3、および第5乃至第7の実施例のセンサ部のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例の動作例を示すタイミングチャートである。
【図11】本発明の第4の実施例のセンサ部のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施例の電磁弁制御部の開通電のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施例の電磁弁制御部の閉通電のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第4の実施例の動作例(1)を示すタイミングチャートである。
【図15】本発明の第4の実施例の動作例(2)を示すタイミングチャートである。
【図16】本発明の第4の実施例の動作例(3)を示すタイミングチャートである。
【図17】従来例の回路図である。
【図18】本発明の第5乃至7の実施例の回路図である。
【図19】本発明の第5の実施例の電磁弁制御部のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図20】本発明の第5の実施例の動作例を示すタイミングチャートである。
【図21】本発明の第6の実施例の電磁弁制御部のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図22】本発明の第6の実施例の動作例を示すタイミングチャートである。
【図23】本発明の第7の実施例の電磁弁制御部のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図24】本発明の第7の実施例の動作例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…センサ部、2…電磁弁制御部、3…ソレノイド、4…電池
11…マイコン(センサ部)21…マイコン(電磁弁制御部)、
22…ソレノイド通電回路、5…手動操作部、51…スイッチ

Claims (7)

  1. 水路を開閉する電磁弁の制御を行う水栓制御装置において、間欠的に物体の有無の検出を行い物体の検出状態を感知信号として出力するセンサ部と、前記感知信号に応じて前記電磁弁の開閉制御をマイコンによって制御する電磁弁制御部とからなり、前記センサ部は前記感知信号に周期的なパルスを重畳して出力するとともに、前記マイコンは、原発振に使用されるシステムクロックの発振を停止状態とする省電力機能と、前記省電力状態の前記発振の停止状態を解除する起動信号入力を備え、前記感知信号は物体の感知と非感知を異なるパルス長又はパルス数若しくはパルス周期の前記パルスを重畳して前記起動信号入力に入力され、前記省電力機能を制御することを特徴とする水栓制御装置。
  2. 請求項1に記載の水栓制御装置において、前記感知信号の非感知時のパルス長は感知時のパルス長より短いことを特徴とする水栓制御装置。
  3. 請求項1に記載の水栓制御装置において、前記感知信号の非感知時のパルス数は感知時のパルス数より少ないことを特徴とする水栓制御装置。
  4. 請求項1に記載の水栓制御装置において、前記パルスの周期は感知時と非感知時で異なり、非感知時の周期は感知時の周期よりも長いことを特徴とする水栓制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の水栓制御装置において、前記電磁弁制御部は、前記感知信号のパルス長又はパルス数若しくはパルス周期に応じて前記電磁弁の通電時間を制御することを特徴とする水栓制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の水栓制御装置において、前記センサ部は電源電圧の検出手段を備え、前記電源電圧が所定値以下の場合は前記間欠的な物体の有無の検出を休止し、直前の検出時の感知状態を出力することを特徴とする水栓制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の水栓制御装置において、使用者が手動により操作した状態を操作信号として出力する手動操作部を備え、前記操作信号は前記電磁弁制御部に入力され、前記電磁弁制御部は前記感知信号または前記操作信号に応じて前記電磁弁の開閉制御を行うように構成され、前記操作信号により前記電磁弁を開状態に制御する場合、前記電磁弁の開状態を維持している間、前記マイコンの省電力機能の使用を禁止することを特徴とする水栓制御装置。
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