JPH11344146A - 電磁弁制御装置 - Google Patents

電磁弁制御装置

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JPH11344146A
JPH11344146A JP16627598A JP16627598A JPH11344146A JP H11344146 A JPH11344146 A JP H11344146A JP 16627598 A JP16627598 A JP 16627598A JP 16627598 A JP16627598 A JP 16627598A JP H11344146 A JPH11344146 A JP H11344146A
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JP
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control device
valve control
solenoid valve
voltage
capacitor
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JP16627598A
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Yoshiyuki Kaneko
義行 金子
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小便器の自動洗浄装置や手洗い器の自動水栓
等に設けられる電磁弁を制御する電磁弁制御装置につい
て、特に電池を電源とする装置に好適な省電力化を高め
る電磁弁制御回路を得る。 【解決手段】 電磁弁駆動用コンデンサを予備的に充電
し、必要時に不足分を昇圧する方式とすることにより、
昇圧回路の負荷を時間的に分散させ、小出力の昇圧回路
ですませられるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば小便器の自
動洗浄装置や手洗い器の自動水栓等に設けられる電磁弁
を制御する電磁弁制御装置に係り、特に電池を電源とす
る装置に好適な省電力化を高める電磁弁制御回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁弁を省電力化させて駆動する
方式として、電磁弁への給電初期時にはその開弁動作、
すなわち電磁弁のプランジャの吸引動作に必要な吸引電
流を流し、その後、開弁状態を保持できる最低限の保持
電流で保持するものが知られている。ソレノイドの電磁
力は巻線を増やす程大きくなるが、巻線数を増やす場
合、ソレノイド外形の大きさの制約から線径の大きい、
すなわち抵抗の小さい巻線が使用できず、結果的に巻線
抵抗値が大きくなる場合がある。このような場合、特に
吸引駆動に高電圧を要する。吸引電圧が制御回路の電源
電圧に比較して高い場合、昇圧回路を使用して吸引時の
み昇圧した電圧を印加する方法がとられる。
【0003】また、同じく電源電圧を昇圧して電磁弁を
駆動する方式として、特願平09−148382の考案
がなされている。電池を電源として電磁弁を駆動する場
合、電池電圧は新品時から消耗するに従って低下するた
め、電磁弁の作動保証電圧は電池の消耗時の電圧に合わ
せて設計される。従って、電池が消耗するまでの電圧分
が無駄になる。そこで、電池電圧を電磁弁の動作保証電
圧より低く設定し、電圧の不足分を昇圧して駆動するこ
とにより、電圧の無駄をなくそうというものである。
【0004】図40は赤外線の人体センサを備えた、小
便器の自動洗浄装置の回路例である。電池を電源とし、
吸引時は昇圧した電圧で駆動し、保持時はチョッパ駆動
により消費を抑えている。1は回路全体を制御するマイ
コン、2は電源となる電池、10は電磁弁(図不示)の
ソレノイド、3は昇圧回路、4は保持回路、5はセンサ
投光回路、6はセンサ受光回路である。昇圧回路3はコ
イル301,トランジスタ302,ダイオード303,
コンデンサ304からなる昇圧回路である。抵抗305
及び306は昇圧された電圧を分圧する抵抗であり、ト
ランジスタ307及び308により、マイコン1からの
信号に応じてコンデンサ304と接続されるように構成
されている。コンデンサ304は比較的小容量で高周波
インピーダンスが低いものが使用される。抵抗307及
び308により分圧された電圧V1は、マイコン1のA
/D変換入力端子に接続され、更にコンパレータ309
により基準電圧源310の電圧VREF1と比較され、
その出力は発振回路311に入力される。発振回路31
1はマイコン1からON信号を受けている状態で、か
つ、コンパレータ309の出力が(V1<VREF1)
の場合に、トランジスタ302へ昇圧のスイッチングパ
ルスを出力する。11はソレノイド10の吸引作動時の
電流を供給するコンデンサであり、ソレノイドを吸引す
るのに十分な大容量のものが使用さる。大容量で、しか
も高周波インピーダンスの低いコンデンサは非常に高価
なものとなるが、コンデンサ11は高周波インピーダン
スが比較的高いものでよい。
【0005】例えば、昇圧回路3のトランジスタ302
のスイッチング周波数は100kHz程度、時間にして
10μsec程度であるので高周波特性に優れたものが
使用される。これに対して、ソレノイド10の吸引時間
は10msec程度であるため、低周波用のコンデンサ
でよい。よって、用途に応じた特性のコンデンサ301
とコンデンサ11が並列に接続される。12はソレノイ
ドに電圧を印加するトランジスタであり、吸引時はトラ
ンジスタ13を介してマイコン1よりスイッチされる。
15はソレノイド10に流れる電流を電圧変換する抵
抗、14はソレノイド10のサージ吸収ダイオードであ
り、ソレノイド10への給電が停止された直後、特に以
下に述べるチョッパ駆動による保持通電中に、ソレノイ
ド10のインダクタンス成分により抵抗15、ダイオー
ド14の経路で環流電流が流れる。保持回路4は抵抗1
5に発生する電圧V2が一定になるようにチョッパ駆動
をする回路である。401はオープンコレクタ出力のコ
ンパレータ401であり、マイコン1からのON信号を
受けている場合に、抵抗15に発生する電圧V2と基準
電圧源402の電圧VREF2の電圧が等しくなるよう
にトランジスタ12をスイッチングする。
【0006】更に、使用者の有無を検出するための反射
型の非接触アクティブセンサを備えており、5はセンサ
投光回路、6はセンサ受光回路である。センサ投光回路
5は、投光素子である発光ダイオード501、トランジ
スタ502,トランジスタ503,抵抗504,抵抗5
05とを備える。マイコン1からのパルス的な信号によ
り、抵抗504を介してトランジスタ502がオンして
発光ダイオード501に電流が流れ、検出体に向けてパ
ルス光が照射される。その際、抵抗505に発光ダイオ
ード501に流れる電流に応じた電圧が発生し、その電
圧が、トランジスタ503のベース・エミッタ間のオン
電圧を越えるとトランジスタ502のベース電位を下げ
るため、発光ダイオード501には電源電圧に関わら
ず、一定の電流が流れる。センサ投光回路5の電源はコ
ンデンサ16であり、抵抗17を介して電池2と接続さ
れる。抵抗17とコンデンサ16はフィルタ回路を構成
しており、発光ダイオード501に流れる電流の殆どが
コンデンサ16から供給され、発光ダイオード501に
流れる電流によって電池2の電圧が変動することを防い
でいる。コンデンサ16は発光ダイオード501に電流
を供給する際、放電により電圧が低下するので、センサ
投光回路5が必要とする電圧を維持出来るだけの容量の
ものでなければならない。
【0007】センサ受光回路6は受光素子であるフォト
ダイオード601,アンプ602、検出抵抗603とを
備える。フォトダイオード601に入射した反射光は、
電流に光電変換され、更にアンプ602と検出抵抗60
3により電圧に変換されて、その出力はマイコン1のA
/D変換入力端子に入力される。マイコン1は、センサ
投光回路5をパルス駆動したタイミングのセンサ受光回
路の電圧をA/Dすることにより、検出体の有無を判定
する。7は電池の電圧を検出する回路であり、電池の消
耗状態に応じて回路を安全に動作停止させるためのもの
である。抵抗702及び703は電池電圧を分圧する抵
抗であり、トランジスタ701及び704により、マイ
コン1からの信号に応じて電池2と接続されるように構
成されている。抵抗702及び703により分圧された
電圧V3は、マイコン1のA/D変換入力端子に接続さ
れる。電池の消耗の判断は、最も重い負荷がかかった状
態で行うのが一般的であり、図40の回路であれば、昇
圧回路3が作動しているときに電圧V3をチェックす
る。
【0008】例えば、小便器の自動洗浄装置の場合につ
いて、一連の動作を図41〜46のフローチャート、図
47のタイミングチャートを用いて説明する。図41は
製品のメインルーチンのフローチャートである。主な動
作は、センサを周期的に駆動して人体(使用者)の感
知、非感知を検出し、一定時間の感知が継続すると小便
器が使用されていると判断し、その後非感知状態になる
と使用者が立ち去ったと判断して一定時間、電磁弁によ
り便器を洗浄するものである。図41において、ステッ
プ000(以下S000)のリセットからスタートす
る。S001でセンサ駆動を行う。詳細動作は図42の
サブルーチンである。
【0009】図42において、S931でセンサ受光回
路6の出力をA/D変換し、S932でマイコン1のP
O5ポートをHiとして発光ダイオード501をONさ
せ、S933で10μsec待ち、S934で再びセン
サ受光回路6の出力をA/D変換する。S935で、S
931とS934における、それぞれのA/D変換結果
の差を計算して反射レベルとする。反射レベルが大きい
ほど人体のある可能性が高い。そして、S936で発光
ダイオード501をOFFしてS937よりメインルー
チンに戻る。図41のメインルーチンに戻り、S002
で反射レベルが感知と判断する閾値を越えているかチェ
ックし、閾値を越えて感知と判断されればS003へ、
そうでなければS004へ進む。S003では感知フラ
グをチェックする。感知フラグとは、感知、非感知の状
態変化を判断するためのフラグで、感知状態で「1」で
ある。S003で感知フラグが1の場合、感知状態が継
続なのでS005で感知時間のカウントを行い、感知フ
ラグが0の場合は、非感知状態から感知状態に変化した
のでS006で感知フラグをセットする。S004でも
感知フラグをチェックし、1の場合はS007へ、1の
場合はS008へ進む。S007は感知状態から非感知
状態への変化なので、S007で感知フラグを0とし、
S009で感知時間が5秒以上かチェックする。5秒未
満であれば、僅かな感知時間であったので便器は使用さ
れておらず便器洗浄は不要と判断しS015へ進む。5
秒以上であれば便器が使用されたと判断し、S010で
コンデンサ304を充電し、S011で洗浄を開始す
る。S008は非感知状態の継続である。S008で洗
浄中かどうかチェックし、洗浄中でなければそのままS
015へ、洗浄中であればS012で洗浄時間をカウン
トし、S013で洗浄時間が3秒に達したかチェック
し、3秒未満であればS015へ進んで洗浄を継続、3
秒以上であればS014で洗浄を終了してS015へ進
む。
【0010】図43はS010の充電の詳細動作を示す
サブルーチンである。図43において、S941で、マ
イコン1のPO2をHiとしトランジスタ308及び3
07をONさせ、抵抗305及び306の分圧回路を作
動させ、PO1をHiとし発振回路311を作動させ、
以上で昇圧回路3が作動を始め、その出力によりコンデ
ンサ11が充電される。
【0011】S942で電池の消耗状態の判定を行う。
S942の動作詳細は、図46のサブルーチンに示す。
図46において、S971でマイコン1のPO6をHi
としトランジスタ704及び701をONさせ、抵抗7
02及び703の分圧回路を作動させる。S972でV
3の電位をA/D変換し、S973でPO6をLoとし
て分圧回路をOFFして無用な消費を無くす。S974
で、S973のA/D変換結果と抵抗702及び703
による分圧比から電池電圧が4V以上か判定する。4V
以上なら問題ないためS975よりサブルーチンコール
された所へ戻り、4V未満であればS976でマイコン
1のPO1及びPO2をLoとして昇圧を停止し、洗浄
中であった場合に備えてPO3及びPO4をLoとして
洗浄を停止し、S978の動作停止モードに入る。S9
42で電池電圧が4V以上の場合、図43のS943へ
進みV1の電位をA/D変換し、S944で抵抗305
及び306の分圧比とS943のA/D変換結果から、
コンデンサ11の充電電圧が8V以上か判定する。8V
未満であればS942に戻って昇圧を継続し、8V以上
であればS945でマイコン1のPO1及びPO2をL
oとして昇圧を停止し、S046よりサブルーチンコー
ルされた所へ戻る。なお、何らかの要因によりソフトに
よる昇圧停止が遅れても、コンパレータ309のはたら
きにより、8Vを越えて充電されることはない。
【0012】図44はS011の洗浄開始の詳細動作を
示すサブルーチンである。図44において、S951で
マイコン1のPO3をHiとしてトランジスタ12をO
Nし吸引駆動を開始する。S952で20msec経過
するのを待ち、S953でマイコン1のPO3をLoと
して吸引駆動を停止、PO4をHiとして保持駆動を開
始する。
【0013】図45はS014の洗浄終了の詳細動作を
示すサブルーチンである。図45においてS961でマ
イコン1のPO4をLoとして保持回路4の作動を停止
し、S962よりサブルーチンコールされた所へ戻る。
図41に戻り、S015では0.25秒間待ってS00
1に戻る。以上の動作により、センサを0.25秒間隔
で駆動し、5秒以上感知状態が継続した後、非感知にな
った時に3秒間の便器洗浄を行うことになる。
【0014】図47は以上の動作例を示すタイミングチ
ャートである。図47において、時刻T0は使用者がい
ない、いわゆる待機状態である。時刻T1で、センサに
よって使用者を感知し、使用されたと判断される5秒以
上経過後、時刻T2で使用者が立ち去ったと判断する
と、昇圧回路3を作動させ、コンデンサ11を電池電圧
から吸引駆動が可能な電圧8Vまで充電する。時刻T3
でコンデンサ11の充電が完了すると、トランジスタ1
2を吸引動作が保証される時間である20msec間、
T4まで駆動し、電磁弁を開状態とする。引き続き、時
刻T4で保持回路4を作動させて電磁弁の開状態を保持
し、所定の洗浄時間3秒を経過すると時刻T5で保持回
路4を停止させて洗浄を終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
述べたような従来の回路では、以下のような問題があ
る。まず、洗浄が必要な場合に昇圧を行うため、昇圧回
路3は短時間でコンデンサ11を充電しなければならな
い。従って、昇圧回路3は出力能力の大きいものが要求
され、コイル301,トランジスタ302,ダイオード
303は電流定格の大きいもの、コンデンサ304は大
容量のものが必要となり、回路が大型化していまう。
【0016】また、如何に電流定格の大きい部品を使っ
ても、コンデンサ11の充電開始時に大電流が流れるの
で、特にコイル301は磁気飽和しやすくなり、昇圧回
路3の効率が低下する。その結果、吸引駆動前の充電時
間が長くなり、洗浄までの時間遅れが生じる。吸引の直
前に昇圧を行うことを避けるため、常時コンデンサ11
を昇圧しておく方法もあるが、1日の中で小便器の自動
洗浄装置が使用される時間は僅かであり、殆どの時間は
洗浄の待機時間となる。よって、常時コンデンサ11に
高電圧が印加されるため、漏れ電流による損失が増え
る。
【0017】更に、昇圧回路の作動時には、トランジス
タ302のスイッチングに関わらず、コンパレータ30
9,電圧検出回路などの消費が損失として発生してい
る。常時昇圧する方式では、これらの回路消費がコンデ
ンサ11の昇圧によるエネルギー上昇分に比較して大き
くなり、総合的な昇圧効率を低下させる。更に、常時充
電するとしても、洗浄後はコンデンサ11の電圧は電池
2の電圧まで下がるので、充電開始時に大電流が流れる
ことは避けられない。更に、常時充電すると、センサ駆
動などの敏感な回路動作と昇圧動作が重なり、ノイズや
電源電圧変動などで、お互いに影響する恐れがある。ま
た、吸引通電後コンデンサ11に残された電池電圧以上
の残電荷は保持駆動に使用されるが、保持回路4の動作
電圧は電池2の電圧でも十分であるため、残電荷を保持
駆動に使用すれば、昇圧の際の損失が全く無意味とな
る。電池電圧の検出にも問題がある。電池電圧検出回路
3は、電池2から一定、かつ最も重い負荷電流が流れて
いるときに電池電圧をA/D変換することが望ましい
が、昇圧回路3の駆動電流はコンデンサ11の電圧状態
による変動が大きい。また、コイル301の磁気飽和が
起きた場合は、極端に電流が増える。このように、昇圧
回路3は最も重い負荷であるが、安定した条件で電池2
の消耗状態をチェックするのに適した負荷ではない。ま
た、コンデンサ16はセンサ投光回路の動作を保証出来
る容量が必要であるが、電池2の消耗による電圧低下や
発光ダイオード501の温度特性などを考慮すると、か
なり大容量のものになってしまい、大型となってしま
う。
【0018】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、小型、シンプル、低損失
のソレノイド駆動回路を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために、電磁弁駆動用コンデンサを予備
的に充電し、必要時に不足分を昇圧する方式とすること
により、昇圧回路の負荷を時間的に分散させることがで
き、小出力の昇圧回路ですませることができるようにし
た。
【0020】また、電磁弁駆動用コンデンサの吸引駆動
終了後の残電荷を、保持駆動で消費しない構成とするこ
とにより、昇圧回路の損失を保持駆動時に無駄に消費す
ることを防止すると同時に、予備充電の負荷を減らすこ
とができるようにした。
【0021】また、電源投入時に電磁弁駆動用コンデン
サを充電することにより、最初の洗浄時でも充電のため
の時間遅れを短くできるようにした。
【0022】また、電磁弁駆動用コンデンサの予備充電
の条件として、一定周期で充電することにより、昇圧回
路の消費を有効に使用できるようにした。
【0023】また、昇圧回路を短時間動作させ、その繰
り返しにより電磁弁駆動用コンデンサの充電を行うこと
により、昇圧回路の磁気飽和状態を脱出しやすくすると
共に、センサ駆動など敏感な回路動作を昇圧回路が発生
するノイズの影響から保護することができるようにし
た。
【0024】また、電磁弁駆動用コンデンサの予備充電
の条件として、コンデンサ電圧が所定電圧以下となると
充電することにより、漏れ電流の大小による影響を無く
し、昇圧開始時の負荷電流を一定条件にできるようにし
た。
【0025】また、電磁弁駆動用コンデンサの予備充電
の条件として、一定周期でコンデンサ電圧をチェック
し、所定電圧以下となると充電することにより、更に消
費の少ない予備充電が可能となるようにした。
【0026】また、洗浄開始時、すなわち吸引駆動終了
後に電磁弁駆動用コンデンサを充電することにより、洗
浄終了後直ちに次の洗浄が行われる場合でも、速やかに
洗浄可能となるようにした。
【0027】また、洗浄終了時、すなわち保持駆動終了
後に電磁弁駆動用コンデンサを充電することにより、保
持駆動の負荷と重畳することなく充電が行われ、洗浄終
了後直ちに次の洗浄が行われる場合でも、比較的速やか
に洗浄可能となるようにした。
【0028】また、吸引駆動時に、ソレノイド電流の変
曲点の検出、または積分を行って吸引駆動を停止するこ
とにより、回路の消費を減らし、予備充電の負荷を減ら
すことができるようにした。
【0029】また、昇圧回路と電磁弁駆動用コンデンサ
の間に抵抗を挿入することにより、昇圧回路の負荷条件
を任意に設定でき、電池の消耗状態を一定の負荷条件で
検出することが可能となるようにした。
【0030】また、前記電磁弁駆動回路と非接触型のア
クティブセンサとの組み合わせにおいて、センサ感知時
に電磁弁駆動用コンデンサを充電する事により、より速
やかな洗浄の準備が可能となるようにした。
【0031】また、センサ感知時の電磁弁駆動用コンデ
ンサの予備充電を行う条件を、センサ非感知時のそれよ
りも緩く設定することにより、1日の大半の時間を占め
るセンサ非感知時の無駄な消費を抑え、センサ感知時に
はより確実に洗浄の準備を行うことができるようにし
た。
【0032】また、センサの投光回路の電源用コンデン
サと、昇圧回路のコンデンサを共用することにより、コ
ンデンサを削減すると共に、センサ投光のための十分な
電圧を確保することができるようにした。
【0033】更に、コンデンサ電圧がセンサ投光に不足
な場合はセンサ駆動を休止して前感知状態を維持するこ
とにより、昇圧回路に無用な大負荷をかけることなく、
センサ動作に与える影響も最小限にできるようにした。
【0034】更に、センサ投光回数に応じて電磁弁駆動
用コンデンサの予備充電を行うことで、簡単な処理にも
関わらず適切なタイミングで予備充電を行うことができ
るようにした。
【0035】また、昇圧回路と電磁弁駆動用コンデンサ
の間に抵抗を挿入することにより、昇圧回路の負荷条件
を任意に設定でき、昇圧回路から過大な電流が流れるの
を防止すると共に、電池の消耗状態を判定する際に、昇
圧回路の負荷状態が安定するため、一定条件での判定が
容易にできるようにした。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明をより理解しやすくするた
め、以下に図を用いて詳説する。
【0037】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
を示す回路図である。従来例の図40とは保持回路4の
構成が異なる。ソレノイド10への給電トランジスタ
を、吸引駆動用のトランジスタ12と保持駆動用のトラ
ンジスタ403の2つに分け、トランジスタ403のエ
ミッタは昇圧回路3ではなく、電池2としている。ダイ
オード404は吸引時にトランジスタ12がオンした際
に、トランジスタ403へ逆電圧が印加されるのを防止
するものである。
【0038】図2に本発明の第1の実施例におけるメイ
ンルーチンのフローチャートを示す。まず、リセット
後、S100でイニシャル昇圧を行う。
【0039】図3にイニシャル昇圧のサブルーチンを示
す。図3における各ステップにおいて図43の充電サブ
ルーチンと内容記載の同じステップは同様の動作であ
る。図3において、S031でマイコン1のPO2をH
iとし抵抗305及び306の分圧回路を作動させ、S
032でPO1をHiとして発振回路311を作動させ
て昇圧を開始する。S033で0.25秒待ちS034
でで図46の電池判定を実施し、S035でPO1をL
oとして昇圧を一旦停止し、S036でコンデンサ11
の電圧をA/D変換する。S037でコンデンサ11が
8V以上か判定し、8V未満の場合はS032に戻り、
以上の動作を繰り返す。S037で8V以上になるとS
038でPO2をLoとしてS039よりメインルーチ
ンに戻る。
【0040】以上の動作によりコンデンサ11は8Vま
で充電され、直ちに洗浄可能な状態となる。また、昇圧
動作を0.25秒毎に停止、起動を行うので、昇圧回路
のコイル301が磁気飽和した場合でも、この状態を脱
出できる。S001からS014の動作は図41と同じ
である。S001からS014の動作を終了するとS1
01で1分間隔のタイミングかをチェックする。1分間
隔のタイミングとは、図2のメインルーチンを回りなが
ら1分周期で処理を行うためのものであり、他の処理と
は独立の1分周期のタイマーを使用してもよいし、図2
であれば0.25秒で1回のメインループを回るので、
この回数を400回カウントしてもよい。
【0041】S101で1分周期のタイミングの場合、
すなわち1分に1回だけS102へ、それ以外はS10
3へ進む。S103では充電完了フラグをチェックす
る。充電完了フラグとは、コンデンサ11の充電が必要
か否かを表すフラグで、充電が必要と判断された場合に
0とし、目標の電圧まで充電すると1をセットする。S
103で充電完了フラグが1の場合、充電は不要なので
S015へ進み、0の場合はS104へ進む。S015
は図41のS015と同じはたらきである。S102で
は充電完了フラグを0とし、充電が必要という状態をセ
ットしてS104へ進む。S104では必ず充電完了フ
ラグは0であり、S104で昇圧回路3の作動を開始、
S105で0.25秒待ち、S106で電池電圧の判
定、S107で昇圧回路3の作動を停止しS108へ進
む。
【0042】S108の動作詳細は図4である。図4に
おいて、S041でマイコン1のPO2をHiとし抵抗
305及び306の分圧回路を作動させ、S042でコ
ンデンサ11の電圧をA/D変換する。S043でPO
2をLoとし、S044でコンデンサ11が8V以上か
判定し、8V未満の場合はそのままS046より、8V
以上の場合はS045で充電完了フラグを1としてS0
46よりメインルーチンに戻る。このようにS104か
らS108の動作により0.25秒間の充電と充電の判
定が行われ、充電が完了しない場合は次にS103を通
るときにS104へ進み、再び0.25秒間の充電が行
われる。充電が完了すると充電完了フラグが1となるた
め、1分経過するまでS104からのステップには進ま
ない。
【0043】図5は、この動作を表すタイミングチャー
トである。T1からT5は図47に同じである。コンデ
ンサ11の電圧は、電磁弁駆動に使用されなくともコン
デンサ11自身や接続されたトランジスタ、ダイオード
のリークにより徐々に低下する。T6で1分間隔のタイ
ミングとなると充電完了フラグが0となるため充電が開
始され、コンデンサ11の電圧を8Vまで戻す。1分間
でリークする電圧は僅かであるため、T6の充電は僅か
であり、T2で吸引通電前の充電が行われても同じく必
要な充電は僅かである。T3からT4の吸引通電及びそ
の後のリークによりコンデンサ11の電圧は低下する
が、T7のタイミングで1分間隔の充電が行われるの
で、洗浄前の状態に戻る。
【0044】このように、定期的にコンデンサ11の予
備充電を行うことにより、それぞれの充電の際に昇圧回
路3の出力を抑えることができ、小出力の昇圧回路で高
効率の動作が可能となる。洗浄直前にもコンデンサ11
の電圧は充電完了状態に近いことが期待されるので、吸
引通電前の充電時間が短くなり、速やかに洗浄が可能と
なる。保持駆動にコンデンサ11の電荷を使用しないの
で、高い電圧を必要としない保持回路4で、昇圧された
電荷が無駄に使用されることがなく、吸引通電後、T4
以降の電圧低下はリークによるものだけであるため、吸
引通電後の充電における昇圧回路3の負荷も小さい。ま
た、通常は昇圧回路を停止させているので、常時昇圧回
路を作動させている場合に比較して無駄な消費が少な
い。充電は、0.25秒間の断続的な動作の繰り返しで
あるため、コイル303が磁気飽和しても脱出が容易で
ある。また、充電の休止中にセンサ駆動を行うので、昇
圧回路3が動作中に発生するスイッチングノイズの影響
を受けることが無い。
【0045】(実施例2)第2の実施例のメインルーチ
ンを図6に示す。回路は第1の実施例に同じく図1であ
る。図6において、図2と同じ番号のステップは、その
動作も図2と同じである。S001からS014の処理
後、S110へ進む。S110の動作詳細は図7であ
る。
【0046】図7において、S701でマイコン1のP
O2をHiとし抵抗305及び306の分圧回路を作動
させ、S702でコンデンサ11の電圧をA/D変換す
る。S703でPO2をLoとし、S704でコンデン
サ11が6V以上か判定し、6V以上の場合はそのまま
S706より、6V未満の場合はS705で充電完了フ
ラグを0としてS706よりメインルーチンに戻る。す
なわち、メインルーチンを回るたびにコンデンサ11の
電圧をA/D変換し、6V未満になると充電完了フラグ
を0として、充電が必要という状態をセットする。S1
03で充電完了フラグをチェックする以降の動作が第1
の実施例の図2と同様である。
【0047】図8に第2の実施例のタイミングチャート
を示す。T8およびT9でコンデンサ11の電圧が6V
未満になると充電を行う。その効果は第1の実施例とほ
ぼ同じである。第1の実施例の一定周期で昇圧する方法
は、制御は簡単であるが、コンデンサのリークのバラツ
キや温度の影響、吸引駆動時の消費量などにより、不必
要な昇圧をしたり、逆に想定以上の重い負荷の昇圧とな
る恐れがある。コンデンサ11の電圧が所定値以下にな
った場合に昇圧すれば、必要な昇圧のみを一定の条件で
行うようにすることが出来る。
【0048】(実施例3)第3の実施例のメインルーチ
ンを図9に示す。回路は第1の実施例に同じく図1であ
る。図9において、図2または図6と同じ番号のテップ
は、その動作もそれぞれに同じである。S001からS
014の処理後、S101へ進む。図2では1分間隔で
あれば無条件に充電完了フラグを0として充電を開始し
たが、S101で1分間隔のタイミングに限りS110
の放電判定を実施する。すなわち、1分間隔でコンデン
サ11の放電状態をチェックし、6V未満となっている
と充電を行う。
【0049】図10に第3の実施例のタイミングチャー
トを示す。T10でコンデンサ11の電圧が6V未満に
なっているが1分間隔のタイミングが来ていないため充
電は開始しない。T11で1分間隔のタイミングとな
り、図9のS110が実施されて充電完了フラグが0と
なり充電がスタートする。T12も同様にコンデンサ1
1の電圧が6V未満になっているが1分間隔のタイミン
グが来ていないため充電は開始しなせず、次回の1分間
隔のタイミングで充電が開始される。第2の実施例にお
いては、常に一定条件で予備充電が可能であったが、コ
ンデンサの放電状態を常時チェックするため、そのため
の消費も大きい。第3の実施例においては放電状態の判
定を一定周期で行うことにより、必要以上に頻繁なコン
デンサ11の電圧のA/D変換を省略することが出来
る。コンデンサのリーク特性に応じて放電判定の周期を
適当に選ぶことより、コンデンサの電圧が下がり過ぎる
こともなく、低消費で予備充電することができる。
【0050】(実施例4)第4の実施例のフローチャー
トを図11に示す。回路図は第1の実施例に同じく図1
である。第4の実施例では第3の実施例である図9に対
してS011の洗浄開始後、すなわち吸引通電終了後に
S111で昇圧完了フラグを0としている。S101お
よびS110の予備充電の条件を満たさなくても、吸引
通電終了後、S103からS104へ進み、充電を行
う。
【0051】図12に第4の実施例のタイミングチャー
トを示す。T4のタイミングで充電が追加される。この
ように吸引で使用された電荷を直ちに昇圧するので、時
間を空けずに次の使用があった場合でも洗浄直前のS0
10の充電が、ごく短時間で済み、洗浄タイミングが遅
れることがない。
【0052】(実施例5)第5の実施例のフローチャー
トを図13に示す。回路図は第1の実施例に同じく図1
である。第5の実施例では、第3の実施例である図9に
対してS014の洗浄終了後、すなわち保持通電終了後
にS112で昇圧完了フラグを0としている。S101
およびS110の予備充電の条件を満たさなくても、保
持通電終了後、S103からS104へ進み、充電を行
う。図14に第5の実施例のタイミングチャートを示
す。T5のタイミングで充電が追加される。第4の実施
例では吸引通電終了後直ちに昇圧したので、次回の洗浄
が直ちに必要となる場合に有効であったが、保持駆動中
に昇圧が行われるため、電源の負荷としては二重とな
り、場合によっては、電源となる電池または電源回路の
能力に対して、負荷として重すぎる可能性がある。第5
の実施例では保持通電終了後に昇圧を行うので、負荷が
重なることがなく、かつ、比較的すみやかに予備充電が
成される。これは、第4の実施例に比較して洗浄と洗浄
の時間間隔が長い場合、例えば小便器の自動洗浄装置で
はなく大便器の自動洗浄装置の場合などに適している。
【0053】(実施例6)第6の実施例のフローチャー
トを図13に、回路図を図15に示す。第6の実施例で
は、第5の実施例の動作に対し、吸引駆動の終了条件が
異なる。図15では図1に対して、ボトム検出回路8お
よび電流積分回路9が追加されている。図15におい
て、ボトム検出回路7はコンパレータ701、抵抗70
2、コンデンサ703とを備える。動作詳細は特願平0
8ー334681に説明されている。電磁弁のプランジ
ャ(図不示)が閉状態から開状態に作動する時、ソレノ
イド10の電流変化にボトム(変曲点)が発生する。こ
の変化を抵抗15で電圧に変換し、抵抗702とコンデ
ンサ703からなるフィルタとコンパレータ701を用
いてパルス化し、マイコン1に入力することで電磁弁の
作動完了を確認出来る。電流積分回路8は、OPアンプ
801、抵抗803、トランジスタ804からなる電圧
−電流変換回路と,OPアンプ802とコンデンサ80
5からなる積分回路とを備える。電磁弁の作動時、ソレ
ノイド10に流れる電流に比例した電圧が抵抗15に発
生する。この電圧に比例した電流がトランジスタ804
のコレクタから引き込まれ、積分回路のコンデンサ80
5が充電される。OPアンプ802の電圧をA/D変換
することによりソレノイド10に流れた電流の積分値、
すなわち電荷量を知ることが出来る。
【0054】実施例6のメインルーチンは、実施例4の
メインルーチンである図11である。図11のS011
の洗浄開始サブルーチンは、実施例4では図44であっ
たが、実施例6では図16である。図16において、S
161でPO3をHiにして吸引駆動を開始し、S16
2で20msec経過したかどうか、S163でボトム
検出パルスが発生したかどうか、S164で電流積分値
が所定値に達したかどうかをチェックし、いずれかの条
件が成立するとS165へ進んで吸引駆動を停止し、保
持駆動に移行する。
【0055】図17に第6の実施例のタイミングチャー
トを示す。T3からT4の吸引通電時間が図12に比較
して短くなっている。図44の、あらゆる条件で吸引動
作完了を保証できる時間だけ通電を行う場合に比較し
て、吸引の実動作を反映して通電を終了するので、通常
は通電時間が短くなり、吸引通電終了時点でコンデンサ
11により多くの電荷を残すことができる。よって、保
持回路のトランジスタ403を吸引回路のトランジスタ
12と別にした構成がより効果的に作用し、吸引駆動後
に昇圧する際のエネルギーが少なくなり、昇圧回路も小
出力のもので済む。
【0056】(実施例7)第7の実施例のフローチャー
トを図18に示す。回路図は第6の実施例に同じく図1
5である。第7の実施例では、第6の実施例である図1
1に対して、S006の感知フラグを1とした後にS1
13で昇圧完了フラグを0としている。すなわち、非感
知状態から感知状態に移行した際に充電が行われる。
【0057】図19に第7の実施例のタイミングチャー
トを示す。図19において、T1でセンサの反射レベル
が感知判定閾値を越えると、感知と判定され感知フラグ
がセットされる。これと同時にコンデンサ11の充電が
行われる。例えば、本実施例の小便器の自動洗浄装置で
あれば一定時間以上の感知状態から非感知状態になると
電磁弁を駆動する。手洗い器の自動水栓であれば感知す
ると電磁弁を駆動する。いずれも使用者の感知状態に応
じて電磁弁を駆動するため、感知状態に入った場合は洗
浄が行われる可能性が高い。よって第7の実施例では、
センサが感知すると充電するようにしたので、直ちに洗
浄開始可能な状態に準備することが出来る。
【0058】(実施例8)第8の実施例のフローチャー
トを図20に示す。回路図は第7の実施例に同じく図1
5である。図20では図18の内容に加えて、S114
とS115が追加されている。S002で反射レベルが
感知と判断する閾値を越えていない場合、S114で感
知と判定する閾値よりも更に低い閾値Lで判定する。こ
こで閾値Lを越えている場合は昇圧完了フラグをリセッ
トする。よって、感知と判断する反射レベルよりもやや
低い値で予備充電される。
【0059】図21に第8の実施例のタイミングチャー
トを示す。T11でセンサの反射レベルが閾値Lを越え
ると充電する。更にT1で感知と判定されると再び充電
を行う。一般に、センサで人体の有無を判断して洗浄等
を行う場合、誤動作とならないように十分な反射レベル
で判定する。感知と判断した後、昇圧を行うと実際の洗
浄まで時間遅れが生じる恐れがあるが、本実施例のよう
に感知と判断する前に予備充電を行えば遅れが生じな
い。また、予備充電後、仮に感知の判定に至らなくと
も、洗浄は行われていないので誤動作にはならない。対
応する機器としては、例えば、小便器の前洗浄と言われ
る、用足し前に便器を濡らすための洗浄が行われる場合
や、手洗い用の自動水栓に使用する場合に有効となる。
【0060】(実施例9)第9の実施例のフローチャー
トを図22に示す。回路図は第7の実施例に同じく図1
5である。図22において、S116で感知フラグをチ
ェックし、非感知中であればS117で1分間隔のタイ
ミングか、感知中であればS118で10間隔のタイミ
ングかをチェックする。それぞれのタイミングの条件が
成立すればS102で充電完了フラグを0とする。従っ
て、非感知中は1分間隔、感知中は10秒間隔で予備昇
圧が行われる。
【0061】図23に第9の実施例のタイミングチャー
トを示す。センサの非感知中はT12およびT13のよ
うに1分間隔で、センサ感知中はT14およびT15の
ように10秒間隔で充電が行われる。このように第9の
実施例では、感知中は昇圧をする周期を短くしたので、
洗浄直前のコンデンサ11はほぼ満充電状態を維持出来
る。昇圧する周期を短くするのは感知中のみなので、全
体の回路消費からすれば、消費の増加は僅かである。
【0062】(実施例10)第10の実施例のフローチ
ャートを図24に示す。回路図は第7の実施例に同じく
図15である。図24において、S116で感知フラグ
をチェックし、非感知中であればS110で実施例7と
同じ放電判定を行い、感知中であればS119で放電判
定Hを行う。
【0063】S119の放電判定Hのサブルーチンを図
25に示す。図25は、図7のS074での判定電圧が
異なる。図25のS077では7Vで判定し、7V未満
の場合はS075で充電完了フラグを0とする。すなわ
ち、コンデンサ11の電圧が、非感知中は6V未満、感
知中は7V未満になると充電を行う。
【0064】図26に第10の実施例のタイミングチャ
ートを示す。センサの非感知中はT16およびT17の
ように6V未満になると、センサ感知中はT18のよう
に7V未満になると充電が行われる。このように、感知
中は充電を開始するコンデンサ電圧の閾値を高くしたの
で、洗浄直前のコンデンサ11はほぼ満充電状態を維持
出来る。昇圧する閾値を高くするのは感知中のみなの
で、全体の回路消費からすれば、消費の増加は僅かであ
る。
【0065】(実施例11)第11の実施例のフローチ
ャートを図27に示す。回路図は第10の実施例に同じ
く図15である。図27では、図24に対してS120
およびS121が追加される。図27において、S10
7の後で充電判定を行う前にS120で感知フラグをチ
ェックする。S120で、感知状態であれば第10の実
施例に同じくS108の充電判定を、非感知状態であれ
ばS121の充電判定Lを行う。
【0066】S121の充電判定Lのサブルーチンを図
28に示す。図28は、図4のS044での判定電圧が
異なる。図25のS046では7Vで判定し、7V以上
の場合はS045で充電完了フラグを1とする。すなわ
ち、コンデンサ11の電圧が、非感知中は7V以上、感
知中は8V以上で充電を完了する。
【0067】図29に第11の実施例のタイミングチャ
ートを示す。センサの非感知中はT16およびT17の
ように6V未満になると7Vまで充電し、センサ感知中
はT18のように7V未満になると8Vまで、センサ感
知した場合もT1のように8Vまで充電する。このよう
に、第10の実施例の内容に加え、非感知中は充電電圧
を低くした。小便器の洗浄装置等は、大半の時間は非感
知の待機状態であるので、待機状態では低めの電圧に昇
圧するので損失を抑え、感知すれば洗浄のための満充電
状態に直ちに移行出来る。昇圧する目標値を高くするの
は感知中のみなので、全体の回路消費からすれば、消費
の増加は僅かである。
【0068】(実施例12)第12の実施例のフローチ
ャートを図30に示す。回路図は第11の実施例に同じ
く図15である。図30において、S116で感知フラ
グをチェックし、非感知中であればS110で放電判定
を行い、感知中であればS118で15秒間隔のタイミ
ングをチェックする。
【0069】図31に第12の実施例のタイミングチャ
ートを示す。センサの非感知中はT19およびT20の
ようにコンデンサの電圧が低下すると充電し、センサ感
知中はT21およびT22のように、一定周期で充電す
る。このように、非感知中は所定電圧以下になると昇圧
し、感知中は所定時間間隔で昇圧するようにした。非感
知中はコンデンサのリーク分を補充する昇圧が行われ、
感知中は無条件に昇圧を繰り返すので満充電状態を維持
出来る。
【0070】(実施例13)第13の実施例のフローチ
ャートを図32に示す。回路図は第7の実施例に同じく
図15である。図32では第7の実施例の図18に対し
てS122〜S125が追加される。S044で感知フ
ラグが0の場合、すなわち非感知状態が継続していると
き、S122で非感知時間をカウントする。逆にS00
2で感知と判定された場合は非感知時間のカウントをリ
セットする。S124で非感知時間をチェックし、1時
間以上継続している場合はS101へ進まずS124で
2秒待ってS001に戻る。S124で1時間以上経過
している場合とは、夜間や何らかの理由で使用者が少な
い時間帯であると考えられるので、センサの駆動周期を
0.25秒から2秒に長くしてセンサ駆動に関する消費
を減らす。これと同時にコンデンサ11の予備充電も休
止して、充電に関する消費を減らしている。すなわち、
センサの感知状態から、使用の可能性が低いと判断され
る場合、予備充電を停止するようにした。このため、こ
の間の充電に関する消費を完全に無くすことが出来る。
その後の使用があった場合の充電では時間を要し、効率
が低下する恐れもあるが、このような状況は頻度が少な
いため1日の消費全体からすれば極僅かとなり、全体と
して見れば、むしろ充電を停止することによる消費削減
の効果の方が大きい場合もあり得る。
【0071】なお、使用の可能性が低いと判断する条件
として、未使用状態が長時間継続した場合としたが、特
願平9−148381のように、1日を複数の時間帯に
分割して使用頻度を学習する方式でもよい。この場合、
センサの消費電力が低く設定された状態が、使用の可能
性が低いと判断された状態に対応する。
【0072】(実施例14)第14の実施例の回路図を
図33に示す。メインルーチンを表すフローチャート
は、第7の実施例と同じ図18である。図33では、投
光回路5の電源を昇圧回路3のコンデンサ304からと
っている。コンデンサ304は昇圧回路のスイッチング
動作に適したコンデンサであるため、センサ投光のパル
ス電流を供給するにも適した特性である。昇圧回路3が
動作していなくても、センサ投光で消費されたコンデン
サ304の電荷は、6V以上に維持された電磁弁駆動用
コンデンサ11から直ちに供給される。こうして、セン
サ投光に大電流を要するために使用していたコンデンサ
16が不要となり、かつ、電池電圧に左右されずに所定
の値以上の電圧が保証されるので、投光回路の動作に余
裕が出来る。なお、本実施例では送信信号として赤外光
を使用しているが、他にも超音波など、一般に駆動電圧
を上げればより大きなエネルギーを送信出来るので、他
のアクティブセンサでも同様の効果が得られる。
【0073】(実施例15)第15の実施例のフローチ
ャートを図34に示す。回路図は第14の実施例に同じ
く図33である。図34では第7の実施例の図18に対
してS126〜S127が追加される。S001のセン
サ駆動の前にS126でのコンデンサ11の電圧をチェ
ックする。これがセンサの投光保証電圧以上であればS
001へ進んでセンサ駆動を行うが、センサ投光電圧に
満たない場合はS127に進み、センサ駆動を行わず感
知フラグの状態に応じて処理する。コンデンサ11の電
圧のA/D変換値はS110またはS108での結果を
用いればよい。電圧の低下を検出するので、電圧が低い
可能性がある場合は、直前にS110またはS108を
通過しているためである。このように、センサ駆動前に
コンデンサの電圧をチェックし、不足の場合はセンサ駆
動を休止するようにした。ソレノイド駆動時コンデンサ
の電圧が低下するが、次のセンサ駆動までに確実にセン
サ投光電圧以上に昇圧しなければならないという条件で
は、回路のバラツキ等を考慮すると、大出力の昇圧回路
が要求される。しかし、電圧不足時のみセンサ駆動を休
止することにより、昇圧回路出力スペックに過度な設計
余裕が不要となる。センサ駆動の休止時は感知フラグを
利用して前感知状態を維持しているとして処理するの
で、センサの反応が遅れるのみであり誤動作にはつなが
らない。
【0074】(実施例16)第16の実施例のフローチ
ャートを図35に示す。回路図は第14の実施例に同じ
く図33である。図35では、S001のセンサ投光の
後にS128でセンサ投光回数をカウントしている。S
129でセンサ投光回数が100回の整数倍かどうかチ
ェックし、整数倍の場合、すなわちセンサ投光100回
に1回の割合でS110の放電判定を行う。S103で
充電が必要でない場合、S124で非感知時間のチェッ
クを行い、非感知時間が1時間未満ならS015で0.
25秒、1時間以上ならS125で2秒待ってS001
に戻る。図33の構成ではコンデンサ11の電圧は、リ
ークよりも投光回路5の消費によって低下する。図35
のようにセンサの感知状態に応じてセンサ駆動回数が変
化する場合、センサ投光回数に比例してコンデンサ11
の電圧が低下すると考えられるので、所定周期で放電判
定を行うより、センサ投光回数に応じて放電判定を行う
のが合理的である。
【0075】(実施例17)第17の実施例の回路図を
図36に示す。メインルーチンを表すフローチャート
は、第7の実施例と同じ図18である。図36では、昇
圧回路3とコンデンサ11の間に抵抗18を挿入してい
る。これによって昇圧回路3の負荷電流を確実に制限す
ることが出来る。また、昇圧中の昇圧回路3の出力電圧
は、コンデンサ11の電圧に関わらず、ほぼ目的の電圧
を出力し続けるので、昇圧回路の出力電圧条件が限定さ
れ、動作も安定する。なお、コンデンサ304の容量は
コンデンサ11に比較して小さい。よって、昇圧回路3
から見た抵抗18及びコンデンサ11の時定数は大きい
が、コンデンサ11から見た抵抗18とコンデンサ30
4の時定数は小さい。センサ投光回路5の電源にはコン
デンサ304が使用されるが、コンデンサ304がセン
サ投光によって電圧低下しても、直ちにコンデンサ11
により充電される。また、コンデンサ11の充電電圧の
判定時、マイコン1はコンデンサ11ではなくコンデン
サ304の電圧をA/D変換するが、昇圧回路3を停止
すると非常に短い時間でコンデンサ304はコンデンサ
11と同電位になるため、昇圧回路3の停止状態でA/
D変換すれば問題ない。
【0076】(実施例18)第18の実施例は第17の
実施例において、サブルーチンを一部変更したものであ
る。回路図は図36、メインルーチンは図18である。
図37および図38に変更されたサブルーチンを示す。
まず、図18において、S110の放電判定サブルーチ
ンの内容が異なる。これを図37に示す。図7の放電判
定サブルーチンに対して、S371が追加されている。
コンデンサ11の電圧が6V未満の場合、S075で充
電完了フラグをリセットし、S371で電池判定フラグ
をセットする。電池判定フラグとは電池判定を実施する
かどうかの条件となるものである。同じく、図18にお
いて、電池判定サブルーチンの内容が異なる、電池判定
の内容は、図18のS106の電池判定、図18のS1
00のイニシャル充電サブルーチンを示す図3のS03
4、図18のS010の充電サブルーチンを示す図43
のS942が対象である。
【0077】実施例18における電池判定のサブルーチ
ンを図38に示す。図46の電池判定サブルーチンにS
382が追加されたものである。図38において、ま
ず、S381で電池判定フラグをチェックし、1であれ
ばS971以降の図46と同様の動作を行い、S974
で電池が4V以上であればS382で電池判定フラグを
0としてS975より戻る。S381で電池判定フラグ
が0であれば、そのままS975より戻る。以上の変更
により、コンデンサ11が6V未満になって充電を開始
するときのみ電池判定フラグがセットされ、この充電開
始直後のS106での電池判定の時のみ、実際に電池判
定が行われる。
【0078】図36には抵抗18があるため、昇圧回路
3の出力電圧とコンデンサ11の電圧の差と抵抗18の
抵抗値から決まる電流が流れる。昇圧回路3の出力電圧
と抵抗18は一定であるため、コンデンサ11の電圧に
よって電池の負荷電流が決定される。よって、コンデン
サ11を所定の電圧から充電する時のみ電圧判定チェッ
クを行うようにしたので、昇圧回路3の負荷電流が一定
条件となり、電池からも一定の負荷条件で電池の消耗状
態のチェックが行われる。過度に重い負荷電流のために
使用可能な電池が消耗した電池と判断されたり、逆に負
荷電流が通常より軽い条件でチェックを続行して消耗電
池と判断されない、というような不具合が無い。また、
イニシャルの昇圧は最も負荷の重い充電となるが、ここ
でも電池電圧をチェックしないようにしたので、誤って
電池の消耗と判断されることが無い。以上の実施例は、
電磁弁のソレノイドの給電初期時に大電流を流して開弁
し、その開弁状態を少ない電流で保持するタイプのソレ
ノイドであったが、電磁弁駆動用コンデンサの充電に関
する動作は、いわゆるラッチングソレノイドにおいても
有効である。
【0079】(実施例19)第39図は第36図の回路
のソレノイドを、開弁時及び閉弁時のみ通電を行うラッ
チング型ソレノイドに変更したものである。第39図に
おいて、ラッチング型ソレノイド駆動回路はトランジス
タ20〜23により構成される。マイコン1のPO3出
力をHiにすると、トランジスタ20及びトランジスタ
21がONし、ソレノイド10に図中、右から左に向か
って電流が流れ、電磁弁が開弁する。その後、P03を
Loとしてソレノイド10への電流をOFFしても電磁
弁は開弁状態を維持する。閉弁時は、マイコン1のPO
4をHiにすると、トランジスタ22及びトランジスタ
23がONし、ソレノイド10に図中、左から右に向か
って電流が流れ、電磁弁が閉弁する。このソレノイド駆
動回路の電源をコンデンサ11とすることにより電源で
ある電池2の電圧よりも高い電圧で駆動できるため、電
源よりも高い駆動電圧を必要とするラッチングソレノイ
ドを使用する際に、実施例1乃至18と同様の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1乃至第5の実施例の回路図
【図2】第1の実施例におけるメインルーチンのフロー
チャート
【図3】第1乃至第18の実施例におけるイニシャル充
電サブルーチンのタイミングチャート
【図4】第1乃至第18の実施例における放電判定サブ
ルーチンのタイミングチャート
【図5】第1の実施例の動作を示すタイミングチャート
【図6】第2の実施例におけるメインルーチンのフロー
チャート
【図7】第2乃至第17の実施例における放電判定サブ
ルーチンのタイミングチャート
【図8】第2の実施例の動作を示すタイミングチャート
【図9】第3の実施例におけるメインルーチンのフロー
チャート
【図10】第3の実施例の動作を示すタイミングチャー
【図11】第4の実施例におけるメインルーチンのフロ
ーチャート
【図12】第4の実施例の動作を示すタイミングチャー
【図13】第5乃至第6の実施例におけるメインルーチ
ンのフローチャート
【図14】第5の実施例の動作を示すタイミングチャー
【図15】第6乃至第13の実施例の回路図
【図16】第6乃至第18の実施例における洗浄開始サ
ブルーチンのタイミングチャート
【図17】第6の実施例の動作を示すタイミングチャー
【図18】第7、第14、第17乃至第18の実施例に
おけるメインルーチンのフローチャート
【図19】第7の実施例の動作を示すタイミングチャー
【図20】第8の実施例におけるメインルーチンのフロ
ーチャート
【図21】第8の実施例の動作を示すタイミングチャー
【図22】第9の実施例におけるメインルーチンのフロ
ーチャート
【図23】第9の実施例の動作を示すタイミングチャー
【図24】第10の実施例におけるメインルーチンのフ
ローチャート
【図25】第10乃至第11の実施例における放電判定
Hサブルーチンのタイミングチャート
【図26】第10の実施例の動作を示すタイミングチャ
ート
【図27】第11の実施例におけるメインルーチンのフ
ローチャート
【図28】第11の実施例における充電判定Lサブルー
チンのタイミングチャート
【図29】第11の実施例の動作を示すタイミングチャ
ート
【図30】第12の実施例におけるメインルーチンのフ
ローチャート
【図31】第12の実施例の動作を示すタイミングチャ
ート
【図32】第32の実施例におけるメインルーチンのフ
ローチャート
【図33】第14乃至第16の実施例の回路図
【図34】第15の実施例におけるメインルーチンのフ
ローチャート
【図35】第16の実施例におけるメインルーチンのフ
ローチャート
【図36】第17乃至第18の実施例の回路図
【図37】第18の実施例における充電判定サブルーチ
ンのタイミングチャート
【図38】第18の実施例における電池判定サブルーチ
ンのタイミングチャート
【図39】第19の実施例の回路図
【図40】従来例の回路図
【図41】従来例におけるメインルーチンのフローチャ
ート
【図42】第1乃至第18の実施例及び従来例における
センサ駆動サブルーチンのフローチャート
【図43】第1乃至第18の実施例及び従来例における
充電サブルーチンのフローチャート
【図44】第1乃至第5の実施例及び従来例における洗
浄開始サブルーチンのフローチャート
【図45】第1乃至第18の実施例及び従来例における
洗浄終了サブルーチンのフローチャート
【図46】第1乃至第17の実施例及び従来例における
電池判定サブルーチンのフローチャート
【図47】従来例の動作を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1…マイコン 2…電池 3…昇圧回路 4…保持回路 5…センサ投光回路 6…センサ受光回路 10…ソレノイド 11…電磁弁駆動用コンデンサ 12…吸引駆動用トランジスタ 15…ソレノイド電流検出抵抗 403…保持駆動用トランジスタ

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を昇圧する昇圧回路と,前記昇
    圧回路により充電されるコンデンサと,前記コンデンサ
    から電磁弁への給電をオン・オフする励磁回路部を備
    え,前記昇圧回路は作動および停止が制御可能に構成さ
    れた電磁弁制御装置において、前記昇圧回路を所定条件
    で間欠的に作動させることを特徴とする電磁弁制御装
    置。
  2. 【請求項2】 電源電圧を昇圧する昇圧回路と,前記昇
    圧回路により充電されるコンデンサと,前記コンデンサ
    から電磁弁への給電をオン・オフする第1の励磁回路部
    と,電源から電磁弁への給電をオン・オフする第2の励
    磁回路部とを備え,前記昇圧回路は作動および停止が制
    御可能に構成され、電磁弁の閉状態から開状態への作動
    時に第1の励磁回路を作動させ,電磁弁の開状態を保持
    する際に第2の励磁回路を作動させるようにした電磁弁
    制御装置において、前記昇圧回路を所定条件で間欠的に
    作動させることを特徴とする電磁弁制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2の電磁弁制御装置におい
    て、所定条件とは、所定周期の時間が経過した場合であ
    ることを特徴とする電磁弁制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至2の電磁弁制御装置におい
    て、所定条件とは、前記コンデンサの電圧が所定電圧以
    下に低下した場合であることを特徴とする電磁弁制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至2の電磁弁制御装置におい
    て、所定条件とは、所定周期の時間が経過し、かつ前記
    コンデンサのが所定電圧以下に低下した場合であること
    を特徴とする電磁弁制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2の電磁弁制御装置において、所
    定条件とは、前記第1の励磁回路の作動終了後であるこ
    とを特徴とする電磁弁制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項2の電磁弁制御装置において、所
    定条件とは、前記第2の励磁回路の作動終了後であるこ
    とを特徴とする電磁弁制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の電磁弁制御装置におい
    て、電源投入時に前記昇圧回路を作動させることを特徴
    とする電磁弁制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の電磁弁制御装置におい
    て、前記昇圧回路の作動中に、休止時間を設けることを
    特徴とする電磁弁制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至9の電磁弁制御装置にお
    いて、前記第一の励磁回路の通電を、電磁弁駆動電流の
    変曲点検出により終了することを特徴とする電磁弁制御
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項2乃至9の電磁弁制御装置にお
    いて、前記第一の励磁回路の通電を、電磁弁駆動電流の
    積分値が所定値に達した場合に終了することを特徴とす
    る電磁弁制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項2乃至9の電磁弁制御装置にお
    いて、前記第一の励磁回路の通電を、電磁弁駆動電流の
    変曲点検出、または積分値が所定値に達した場合に終了
    することを特徴とする電磁弁制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至2の電磁弁制御装置にお
    いて、反射型の非接触アクティブセンサにより物体の有
    無を検出する物体検出装置を具備し、自動的に電磁弁を
    駆動するように構成された電磁弁制御装置において、前
    記センサが感知した場合に前記昇圧回路を作動させるこ
    とを特徴とする電磁弁制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項13の電磁弁制御装置におい
    て、前記センサが感知と判断するよりも更に低い反射レ
    ベルを検出した場合に前記昇圧回路を作動させることを
    特徴とする電磁弁制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至2の電磁弁制御装置にお
    いて、反射型の非接触アクティブセンサにより物体の有
    無を検出する物体検出装置を具備し、自動的に電磁弁を
    駆動するように構成された電磁弁制御装置において、前
    記センサが感知していない場合には所定周期の時間が経
    過した場合に前記昇圧回路を作動させ、前記センサが感
    知した場合には前記コンデンサの電圧が所定電圧以下に
    低下した場合に前記昇圧回路を作動させる特徴とする電
    磁弁制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項3電磁弁制御装置において、反
    射型の非接触アクティブセンサにより物体の有無を検出
    する物体検出装置を具備し、自動的に電磁弁を駆動する
    ように構成された電磁弁制御装置において、前記センサ
    が感知した場合は、感知していない場合に比較して、所
    定周期の時間を短くすること特徴とする電磁弁制御装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項4の電磁弁制御装置において、
    反射型の非接触アクティブセンサにより物体の有無を検
    出する物体検出装置を具備し、自動的に電磁弁を駆動す
    るように構成された電磁弁制御装置において、前記セン
    サが感知した場合は、感知していない場合に比較して、
    前記昇圧回路を作動させるコンデンサの電圧を高く設定
    すること特徴とする電磁弁制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項17の電磁弁制御装置におい
    て、前記センサが感知した場合は、感知していない場合
    に比較して、前記コンデンサの充電電圧を高く設定する
    こと特徴とする電磁弁制御装置。
  19. 【請求項19】 請求項15乃至19の電磁弁制御装置
    において、前記センサが感知した場合に前記昇圧回路を
    作動させることを特徴とする電磁弁制御装置。
  20. 【請求項20】 請求項19の電磁弁制御装置におい
    て、前記センサが感知と判断するよりも更に低い反射レ
    ベルを検出した場合に前記昇圧回路を作動させることを
    特徴とする電磁弁制御装置。
  21. 【請求項21】 請求項13乃至20の電磁弁制御装置
    において、前記センサの感知の可能性が低い場合には前
    記昇圧回路を作動を休止することを特徴とする電磁弁制
    御装置。
  22. 【請求項22】 請求項13乃至21の電磁弁制御装置
    において、電源投入時に前記昇圧回路を作動させること
    を特徴とする電磁弁制御装置。
  23. 【請求項23】 請求項13乃至22の電磁弁制御装置
    において、前記昇圧回路の作動中に、休止時間を設ける
    ことを特徴とする電磁弁制御装置。
  24. 【請求項24】 請求項13乃至23の電磁弁制御装置
    において、前記第一の励磁回路の通電を、電磁弁駆動電
    流の変曲点検出により終了することを特徴とする電磁弁
    制御装置。
  25. 【請求項25】 請求項13乃至23の電磁弁制御装置
    において、前記第一の励磁回路の通電を、電磁弁駆動電
    流の積分値が所定値に達した場合に終了することを特徴
    とする電磁弁制御装置。
  26. 【請求項26】 請求項13乃至23の電磁弁制御装置
    において、前記第一の励磁回路の通電を、電磁弁駆動電
    流の変曲点検出、または積分値が所定値に達した場合に
    終了することを特徴とする電磁弁制御装置。
  27. 【請求項27】 請求項13乃至26の電磁弁制御装置
    において、センサ部の送信波出力回路の電源を前記昇圧
    回路の出力とすることを特徴とする電磁弁制御装置。
  28. 【請求項28】 請求項17乃至18の電磁弁制御装置
    において、センサが感知していない場合の前記昇圧回路
    を作動させるコンデンサの電圧は、送信波出力回路の動
    作可能な電圧以上であることを特徴とする電磁弁制御装
    置。
  29. 【請求項29】 請求項27乃至28の電磁弁制御装置
    において、センサが所定回数、送信波を出力した場合に
    前記昇圧回路を作動させることを特徴とする電磁弁制御
    装置。
  30. 【請求項30】 請求項27乃至29の電磁弁制御装置
    において、前記コンデンサの電圧が、センサの送信波出
    力回路の動作可能な電圧以下の場合は、センサの動作を
    休止することを特徴とする電磁弁制御装置。
  31. 【請求項31】 請求項1乃至30の電磁弁制御装置に
    おいて、前記昇圧回路と前記コンデンサは抵抗を介して
    接続されたことを特徴とする電磁弁制御装置。
  32. 【請求項32】 請求項31の電磁弁制御装置におい
    て、電源を電池とし、前記コンデンサが所定電圧で前記
    昇圧回路が作動開始した場合に、電池の消耗を判定する
    ことを特徴とする電磁弁制御装置。
  33. 【請求項33】 請求項8および22において、前記昇
    圧回路と前記コンデンサは抵抗を介して接続し、電源を
    電池とし、電池の消耗状態を前記昇圧回路の作動時に判
    定する電磁弁制御装置において、電源投入時の前記昇圧
    回路を作動時には、電池の消耗を判定しないことを特徴
    とする電磁弁制御装置。
JP16627598A 1998-05-28 1998-05-28 電磁弁制御装置 Pending JPH11344146A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6826455B1 (en) 2003-05-09 2004-11-30 Masco Corporation Booster-powered valve system
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