JPH11122827A - 充電器 - Google Patents

充電器

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Publication number
JPH11122827A
JPH11122827A JP27694197A JP27694197A JPH11122827A JP H11122827 A JPH11122827 A JP H11122827A JP 27694197 A JP27694197 A JP 27694197A JP 27694197 A JP27694197 A JP 27694197A JP H11122827 A JPH11122827 A JP H11122827A
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JP
Japan
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battery
charging
voltage
discharging
charger
Prior art date
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JP27694197A
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English (en)
Inventor
Shinji Musashijima
伸二 武蔵島
Satoshi Yamamoto
聡 山本
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフレッシュを実施する時期を使用者に知ら
せることができる充電器を提供する。 【解決手段】 バッテリー1を充電する充電手段12
と、バッテリー1を放電させるリフレッシュ手段13を
備える。充電電流を制御する充電制御手段21と放電電
流を制御する放電制御手段22と、警告を発するアラー
ムランプ8とを備える。前記充電制御手段21を、バッ
テリー1を満充電状態になるまで充電してから放電電流
が一定になるように予め定めた時間だけ放電させ、放電
後のバッテリーの電圧が予め定めた電圧より低いときに
アラームランプ8を点灯させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル・カドミ
ウムバッテリーやニッケル・水素バッテリーなどのいわ
ゆるメモリー効果現象を起こすバッテリーを充電する充
電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ニッケル・カドミウムバッテリーやニッ
ケル・水素バッテリーは、充電・放電サイクルの放電時
に容量をある程度残した状態で放電を中止することによ
って、いわゆるメモリー効果現象が起こることが知られ
ている。メモリー効果現象が発生すると放電時のバッテ
リー電圧が通常より早く低下するので、バッテリー電圧
が駆動下限電圧より低下したときに停止するような電子
機器においては、使用可能な時間(以下、これを駆動時
間という)が短くなる。なお、駆動時間が短くなる現象
は、上述したようにメモリー効果が生じた場合の他に、
バッテリーの充放電回数が使用限界に達したとき、すな
わち寿命に達したときにも起こる。
【0003】この種のバッテリーを充電する充電器とし
ては、メモリー効果現象を起こしたバッテリーを正常な
状態に戻すためにリフレッシュ手段を設けたものがあ
る。前記リフレッシュ手段は、バッテリーから負荷に一
定の電流を流し、バッテリーを完全放電状態になるまで
放電させる構成を採っている。
【0004】前記リフレッシュ(メモリー効果現象の解
消)は、従来では、駆動時間が短くなってきたと感じた
ときに使用者が充電器を使用して行うようにしている。
また、リフレッシュを行っても駆動時間が短い場合に
は、バッテリーが寿命に達したと判断してバッテリーを
交換するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来ではメ
モリー効果が発生しているか否かの判定を使用者の感覚
に頼っているため、メモリー効果が生じているにもかか
わらずにリフレッシュを実施しない場合がある。このよ
うな場合には、駆動時間が短くなってバッテリーの容量
を充分に利用することができない。
【0006】また、バッテリーが寿命に達したか否かの
判定も使用者の感覚に頼っているため、適切な時期にバ
ッテリーを交換することはできない。
【0007】本発明はこのような問題を解消するために
なされたもので、リフレッシュを実施する時期を使用者
に知らせることができる充電器を提供することを第1の
目的とし、バッテリーが寿命に達したことを使用者に知
らせることができる充電器を提供することを第2の目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明に係る充電器は、バッテリーを充電する充電手段
と、バッテリーを放電させる放電手段と、充電電流およ
び放電電流を制御する制御手段と、警告を発する警告手
段とを備え、前記制御手段を、バッテリーを満充電状態
になるまで充電してから放電電流が一定になるように予
め定めた時間だけ放電させ、放電後のバッテリーの電圧
が予め定めた電圧より低いときに前記警告手段を作動さ
せる構成としたものである。
【0009】本発明によれば、バッテリーを満充電状態
から放電させた後のバッテリー電圧は、メモリー効果が
生じているバッテリーは放電時間および放電電流が同じ
であればメモリー効果を起こしていないバッテリーより
低くなるという現象を利用してメモリー効果の発生を検
出することができ、警告手段が発する警告によってメモ
リー効果が生じていることを使用者に知らせることがで
きる。
【0010】他の発明に係る充電器は、上述した発明に
係る充電器において、制御手段を、放電後のバッテリー
の電圧が予め定めた電圧より低いときにバッテリーを放
電手段によって完全に放電させてから充電手段によって
満充電状態になるまで充電する構成としたものである。
本発明によれば、メモリー効果が発生している場合には
リフレッシュを自動で実施する。
【0011】他の発明に係る充電器は、バッテリーを充
電する充電手段と、バッテリーを放電させる放電手段
と、充電電流および放電電流を制御する制御手段と、警
告を発する警告手段とを備え、前記制御手段を、バッテ
リーを満充電状態になるまで充電してから放電電流が一
定になるように放電させ、バッテリー電圧が予め定めた
電圧に低下するまでの時間が予め定めた時間より短いと
きに前記警告手段を作動させる構成としたものである。
【0012】本発明によれば、寿命に達したバッテリー
は、寿命に達していないバッテリーに較べて短い時間で
電圧が低下するという現象を利用して寿命に達している
ことを検出することができ、警告手段が発する警告によ
って寿命に達していることを使用者に知らせることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 以下、本発明に係る充電器の一実施の形態を図1ないし
図4によって詳細に説明する。図1は本発明に係る充電
器の使用形態を示す斜視図、図2は本発明に係る充電器
の構成を示すブロック図、図3はバッテリー電圧の変化
を示すグラフ、図4は本発明に係る充電器の動作を説明
するためのフローチャートである。
【0014】これらの図において、符号1は電動自転車
用のバッテリー、2はこの実施の形態による充電器を示
す。バッテリー1は、バッテリーケース1aと、このバ
ッテリーケース1aに収納したバッテリーセル(図示せ
ず)とから構成している。バッテリーセルは、従来周知
のニッケル・カドミウムバッテリーである。
【0015】充電器2は、筐体2aの一端から電源コー
ド3を導出するとともに他端からバッテリーコード4を
導出し、充電時に点灯する充電ランプ5と、リフレッシ
ュを開始するときにON操作するリフレッシュスイッチ
6と、リフレッシュ時に点灯するリフレッシュランプ7
と、バッテリーにメモリー効果が発生しているときに点
灯するアラームランプ8とを筐体上部に設けている。電
源コード3は、商用電源のコンセント9に接続するプラ
グ3aを有し、バッテリーコード4は、バッテリー1の
充・放電用コネクタ1b(図2参照)に接続するコネク
タ4aを有している。
【0016】充電器2の筐体2a内には、図2に示すよ
うに、100Vの交流電源を直流に変換するためのAC
/DC変換器ないしトランス等からなる電源手段11
と、バッテリー1を充電するための充電手段12と、リ
フレッシュを実施するためのリフレッシュ手段13と、
前記充電ランプ5、リフレッシュランプ7およびアラー
ムランプ8を有する表示手段14と、バッテリー電圧を
検出するための電圧検出手段15と、前記充電手段12
およびリフレッシュ手段13を制御するためのマイクロ
コンピュータ16と、筐体2a内を換気するためのファ
ン17などを設けている。前記リフレッシュスイッチ6
は前記マイクロコンピュータ16に接続している。な
お、前記リフレッシュ手段13が本発明に係る放電手段
を構成し、前記アラームランプ8が本発明に係る警告手
段を構成している。
【0017】前記充電手段12は、後述するマイクロコ
ンピュータ16から充電信号が送出されているときに充
電電流をバッテリーコード4に流し、バッテリー1を充
電する構成を採っている。
【0018】リフレッシュ手段13は、抵抗器(図示せ
ず)などの負荷を有し、マイクロコンピュータ16から
リフレッシュ信号が送出されているときにバッテリー1
を前記負荷に接続してバッテリー1のリフレッシュを実
施する構成を採っている。なお、リフレッシュ時に負荷
に流れる電流(放電電流)は一定になるようにしてい
る。
【0019】前記マイクロコンピュータ16は、充電制
御手段21と、放電制御手段22と、タイマー23とか
ら構成し、電源コード3を前記コンセント9に接続する
とともにバッテリーコード4をバッテリー1に接続する
ことによって電源手段11から給電されるようにしてい
る。本発明に係る制御手段は、前記充電制御手段21と
放電制御手段22とから構成している。
【0020】前記充電制御手段21は、電源がONにな
った状態であってリフレッシュスイッチ6がON操作さ
れていない状態で前記充電手段12に充電信号を送出す
るとともに、電圧検出手段15が検出したバッテリー電
圧が満充電状態での電圧に達したときに充電信号の送出
を停止する構成を採っている。なお、充電中は、表示手
段14に充電ランプ点灯信号を送出して充電ランプ5を
点灯させ、充電終了後は電源手段11による給電を断つ
ようにしている。
【0021】また、この充電制御手段21は、バッテリ
ー1を満充電状態になるまで充電した後に、リフレッシ
ュ手段13にリフレッシュ信号を予め定めた時間Tだけ
送出するとともに、リフレッシュ信号の送出が終了した
ときのバッテリー電圧Vbを予め定めた判定電圧VMと
比較してメモリー効果の発生の有無を検出する構成を採
っている。前記信号送出時間Tおよび判定電圧VMは、
図3に基づいて設定している。
【0022】図3において実線はメモリー効果が発生し
ていないバッテリーを満充電状態から放電電流が一定に
なるように放電させたときの電圧変化を示し、破線はメ
モリー効果が発生しているバッテリーを同じ条件で放電
させたときの電圧変化を示している。メモリー効果が生
じたバッテリーは、放電時間および放電電流が同じであ
ればバッテリー電圧が相対的に低くなることが図3から
分かる。
【0023】前記判定電圧VMは、メモリー効果が生じ
たバッテリーを時間Tだけ放電させたときのバッテリー
電圧としている。すなわち、電圧検出手段15が検出し
たバッテリー電圧Vbが判定電圧VMより低い場合にメ
モリー効果が生じていると判定する。この充電制御手段
21は、前記バッテリー電圧Vbが判定電圧VM以上で
ある場合には、充電手段12に充電信号を送出してバッ
テリー1を満充電状態まで再び充電する構成を採り、前
記バッテリー電圧Vbが判定電圧VMより低い場合に
は、表示手段14に警告ランプ点灯信号を送出してアラ
ームランプ8を点灯させる構成を採っている。なお、リ
フレッシュ信号を送出する時間Tは、タイマー23によ
って計時する。
【0024】前記放電制御手段22は、リフレッシュス
イッチ6がON操作されたときに前記充電制御手段21
による充電信号の送出を停止させるとともに、リフレッ
シュ手段13にリフレッシュ信号を送出する構成を採っ
ている。また、この放電制御手段22は、前記リフレッ
シュスイッチ6のON操作時に表示手段14にリフレッ
シュランプ点灯信号を送出してリフレッシュランプ7を
点灯させる。リフレッシュは、電圧検出手段15が検出
したバッテリー電圧が予め定めたリフレッシュ終了電圧
に達したときに終了するようにしている。リフレッシュ
終了後は、放電制御手段22が充電制御手段21に充電
信号の送出を再開させる。この結果、充電器2はバッテ
リー1を充電するようになる。なお、このマイクロコン
ピュータ16は、充電時およびリフレッシュ時にファン
17を駆動して充電器筐体2a内を換気する。
【0025】次に、上述したように構成した充電器2の
動作を図4に示すフローチャートによって説明する。充
電器2は、電源コード3をコンセント9に接続するとと
もに、バッテリーコード4をバッテリー1に接続するこ
とによってバッテリー1を充電する。このときには先
ず、図4のステップ101に示すようにバッテリー1を
満充電状態になるように充電し、その後、ステップ10
2〜103に示すように、バッテリー1をリフレッシュ
手段13によって放電電流が一定になるようにT分だけ
放電させる。
【0026】放電終了後、充電器2はバッテリー電圧V
bが判定電圧VM以上であるか否かを判定し、YESの
場合にはステップ105に進んで再び充電を開始する。
この再充電によって前記放電時に失われた電力が補充さ
れ、バッテリー1は満充電状態になる。また、バッテリ
ー電圧Vbが判定電圧VMより低い場合には、ステップ
106に進んでアラームランプ8を点灯させる。
【0027】アラームランプ8が点灯することによっ
て、使用者にバッテリー1がメモリー効果を起こしてい
ることを知らせることができる。使用者がリフレッシュ
を行うためにリフレッシュスイッチ6をON操作する
と、この充電器2はバッテリー1に対してリフレッシュ
を実行する。すなわち、バッテリー1をリフレッシュ手
段13内の負荷に接続して放電させる。このときにはリ
フレッシュランプ7が点灯する。なお、充電時およびリ
フレッシュ時にはファン17によって充電器筐体2a内
が換気される。
【0028】したがって、バッテリーを満充電状態から
放電させた後のバッテリー電圧は、メモリー効果が生じ
ているバッテリーでは放電時間および放電電流が同じで
あればメモリー効果を起こしていないバッテリーより低
くなるという現象を利用してメモリー効果の発生を検出
することができ、アラームランプ8が点灯することによ
ってメモリー効果が生じていることを使用者に知らせる
ことができる。
【0029】なお、充電器2は、メモリー効果が生じて
いることを検出したときにアラームランプ8を点灯させ
る代わりに、リフレッシュを自動で実施するように構成
することができる。この構成を採るときには、メモリー
効果を検出したときにアラームランプ点灯信号を送出す
る代わりにリフレッシュ手段13にリフレッシュ信号を
送出するようにマイクロコンピュータ16を構成する。
また、この構成を採るときには、リフレッシュスイッチ
6およびアラームランプ8は設けなくてもよい。
【0030】この構成を採るときの充電器2の動作を図
5に示すフローチャートによって説明する。図5のステ
ップ101〜ステップ105での動作は、前記図4のフ
ローチャートのステップ101〜105での動作と同じ
である。
【0031】マイクロコンピュータ16は、ステップ1
04でメモリー効果が生じていることを検出したときに
は、リフレッシュ信号をリフレッシュ手段13に送出
し、ステップ107に示すようにリフレッシュが開始さ
れる。リフレッシュ中にはステップ108に示すように
リフレッシュランプ7が点灯する。
【0032】そして、マイクロコンピュータ16はステ
ップ109でバッテリー電圧がリフレッシュ終了電圧に
達したか否かを判定し、YESと判定したときにリフレ
ッシュ信号の送出を停止し、充電手段12に充電信号を
送出する。その後、ステップ110に示すようにバッテ
リー1が満充電状態になるまで充電を実施する。
【0033】したがって、メモリー効果が発生している
場合にはリフレッシュを自動で実施することができ、メ
モリー効果を解消するためにリフレッシュを行うという
ことを知らない使用者であってもバッテリー11の容量
を充分に利用することができる。
【0034】第3の実施の形態 他の発明に係る充電器の一実施の形態を図6〜図8によ
って詳細に説明する。図6は他の発明に係る充電器の構
成を示すブロック図、図7はバッテリー電圧の変化を示
すグラフ、図8は他の発明に係る充電器の動作を説明す
るためのフローチャートである。これらの図において前
記図1および図2で説明したものと同一もしくは同等部
材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
この実施の形態による充電器2は、マイクロコンピュー
タの構成が異なる他は、前記第1の実施の形態を採ると
きと同じ構成を採っている。
【0035】図6中に符号31で示すマイクロコンピュ
ータは、制御手段32とタイマー33とから構成し、電
源コード3を前記コンセント9に接続するとともにバッ
テリーコード4をバッテリー1に接続することによって
電源手段11から給電されるようにしている。
【0036】前記制御手段32は、電源がONになった
状態であってリフレッシュスイッチ6がON操作されて
いない状態で充電手段12に充電信号を送出するととも
に、電圧検出手段15が検出したバッテリー電圧が満充
電状態での電圧に達したときに充電信号の送出を停止す
る構成を採っている。なお、充電中は、表示手段14に
充電ランプ点灯信号を送出して充電ランプ5を点灯さ
せ、充電終了後は電源手段11による給電を断つように
している。
【0037】また、この制御手段32は、バッテリー1
を満充電状態になるまで充電した後に、タイマー33に
計時を開始させるとともに、リフレッシュ手段13にリ
フレッシュ信号を送出してバッテリー1をバッテリー電
圧が予め定めた寿命判定電圧VXに低下するまで放電さ
せる構成を採っている。このときの放電時間、すなわち
放電開始から放電終了までの間にタイマー33が計時し
た時間Tが予め定めた判定時間TXより短い場合には、
表示手段14にアラームランプ点灯信号を送出してアラ
ームランプ8を点灯させるようにしている。前記放電時
間Tが判定時間TXより長い場合には、充電手段12に
充電信号を送出し、再び充電を実行するようにしてい
る。
【0038】前記寿命判定電圧VXおよび判定時間TX
は、図7に基づいて設定している。図7において実線は
正常な(寿命に達していない)バッテリーを満充電状態
から放電電流が一定になるように放電させたときの電圧
変化を示し、破線は寿命に達したバッテリーを同じ条件
で放電させたときの電圧変化を示している。寿命に達し
たバッテリーは、寿命に達していないバッテリーに較べ
て短い時間で電圧が低下することが図7から分かる。
【0039】前記判定時間TXは、寿命に達したバッテ
リーの電圧が図7中に示した寿命判定電圧VXに低下す
るまでの時間としている。すなわち、バッテリー電圧V
bが寿命判定電圧VXまで低下する時間Tが判定時間T
Xより短い場合には、バッテリーが寿命に達していると
判定することができる。
【0040】さらに、この制御手段32は、リフレッシ
ュスイッチ6がON操作されたときに、充電手段12へ
の充電信号の送出を停止するとともに、リフレッシュ手
段13にリフレッシュ信号を送出する構成を採ってい
る。前記リフレッシュスイッチ6のON操作時には、こ
の制御手段32が表示手段14にリフレッシュランプ点
灯信号を送出してリフレッシュランプ7を点灯させる。
リフレッシュは、電圧検出手段15が検出したバッテリ
ー電圧が予め定めたリフレッシュ終了電圧に達したとき
に終了するようにしている。リフレッシュ終了後は、制
御手段32が充電手段12に充電信号を送出し、バッテ
リー1を充電する。なお、このマイクロコンピュータ1
6は、充電時およびリフレッシュ時にファン17を駆動
して充電器筐体2a内を換気する。
【0041】次に、上述したように構成した充電器2の
動作を図8に示すフローチャートによって説明する。充
電器2は、電源コード3をコンセント9に接続するとと
もに、バッテリーコード4をバッテリー1に接続するこ
とによってバッテリー1を充電する。このときには先
ず、図8のステップ201に示すようにバッテリー1を
満充電状態になるように充電し、その後、ステップ20
2〜203に示すように、バッテリー1をリフレッシュ
手段13によって一定の放電電流でバッテリー電圧Vb
が寿命判定電圧VXに低下するまで放電させる。なお、
ステップ201でタイマー33が計時を開始し、ステッ
プ203でバッテリー電圧Vbが寿命判定電圧VXに達
したときにタイマー33が計時を止める。
【0042】バッテリー電圧Vbが寿命判定電圧VXに
達した後、充電器2は、ステップ204で放電開始から
放電終了までの放電時間Tが判定時間TX以上であるか
否かを判定する。この判定結果がYESの場合には、充
電器2はステップ205に進んでバッテリー1を再び満
充電状態になるまで充電する。判定結果がNO、すなわ
ち判定時間TXより早くバッテリー電圧Vbが寿命判定
電圧VXまで低下した場合には、充電器2はステップ2
06でアラームランプ8を点灯させる。
【0043】アラームランプ8が点灯することによっ
て、使用者にバッテリー1が寿命に達していることを知
らせることができる。
【0044】したがって、この充電器2によれば、寿命
に達したバッテリーは、寿命に達していないバッテリー
に較べて短い時間で電圧が低下するという現象を利用し
て寿命に達していることを検出することができ、警告手
段が発する警告によって寿命に達していることを使用者
に知らせることができる。
【0045】なお、上述した各実施の形態では、充電器
2に設けたアラームランプ8を点灯させることによっ
て、メモリー効果が発生していることやバッテリーが寿
命に達していることを使用者に知らせる構成を採ってい
るが、警告を発するためにはランプを用いる代わりにブ
ザーを使用することができる。また、ランプとブザーの
両方を装備してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ッテリーを満充電状態から放電させた後のバッテリー電
圧は、メモリー効果が生じているバッテリーは放電時間
および放電電流が同じであればメモリー効果を起こして
いないバッテリーより低くなるという現象を利用してメ
モリー効果の発生を検出することができ、警告手段が発
する警告によってメモリー効果が生じていることを使用
者に知らせることができる。
【0047】したがって、フレッシュを実施する時期を
使用者に知らせることができる充電器を提供することが
できる。
【0048】放電後のバッテリーの電圧が予め定めた電
圧より低いときにバッテリーを完全に放電させてから満
充電状態になるまで充電する他の発明によれば、メモリ
ー効果が発生している場合にはリフレッシュを自動で実
施することができる。このため、リフレッシュを行うた
めのスイッチ操作が不要である。
【0049】バッテリー電圧が満充電状態から予め定め
た電圧に低下するまでの時間が予め定めた時間より短い
ときに警告手段を作動させる他の発明によれば、寿命に
達したバッテリーは、寿命に達していないバッテリーに
較べて短い時間で電圧が低下するという現象を利用して
寿命に達していることを検出することができ、警告手段
が発する警告によって寿命に達していることを使用者に
知らせることができる。
【0050】したがって、バッテリーを交換する時期を
使用者に知らせることができる充電器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る充電器の使用形態を示す斜視図
である。
【図2】 本発明に係る充電器の構成を示すブロック図
である。
【図3】 バッテリー電圧の変化を示すグラフである。
【図4】 本発明に係る充電器の動作を説明するための
フローチャートである。
【図5】 他の実施の形態による充電器の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】 他の発明に係る充電器の構成を示すブロック
図である。
【図7】 バッテリー電圧の変化を示すグラフである。
【図8】 他の発明に係る充電器の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1…バッテリー、2…充電器、8…アラームランプ、1
2…充電手段、13…リフレッシュ手段、15…電圧検
出手段、16,31…マイクロコンピュータ、21…充
電制御手段、22…放電制御手段、32…制御手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリーを充電する充電手段と、バッ
    テリーを放電させる放電手段と、充電電流および放電電
    流を制御する制御手段と、警告を発する警告手段とを備
    え、前記制御手段を、バッテリーを前記充電手段によっ
    て満充電状態になるまで充電してから前記放電手段によ
    って放電電流が一定になるように予め定めた時間だけ放
    電させ、放電後のバッテリーの電圧が予め定めた電圧よ
    り低いときに前記警告手段を作動させる構成としたこと
    を特徴とする充電器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の充電器において、制御手
    段を、放電後のバッテリーの電圧が予め定めた電圧より
    低いときにバッテリーを放電手段によって完全に放電さ
    せてから充電手段によって満充電状態になるまで充電す
    る構成としたことを特徴とする充電器。
  3. 【請求項3】 バッテリーを充電する充電手段と、バッ
    テリーを放電させる放電手段と、充電電流および放電電
    流を制御する制御手段と、警告を発する警告手段とを備
    え、前記制御手段を、バッテリーを前記充電手段によっ
    て満充電状態になるまで充電してから前記放電手段によ
    って放電電流が一定になるように放電させ、バッテリー
    電圧が予め定めた電圧に低下するまでの時間が予め定め
    た時間より短いときに前記警告手段を作動させる構成と
    したことを特徴とする充電器。
JP27694197A 1997-10-09 1997-10-09 充電器 Pending JPH11122827A (ja)

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