JP2837988B2 - 自動水栓装置 - Google Patents

自動水栓装置

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JP2837988B2
JP2837988B2 JP4077188A JP7718892A JP2837988B2 JP 2837988 B2 JP2837988 B2 JP 2837988B2 JP 4077188 A JP4077188 A JP 4077188A JP 7718892 A JP7718892 A JP 7718892A JP 2837988 B2 JP2837988 B2 JP 2837988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用者の手などを検知
したときに蛇口から水を自動的に吐出させるようにした
自動水栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、使用者の手が蛇口の下に位置
されたときに、これを光センサなどにより非接触検知し
て水栓を開放させ、上記蛇口から水を自動的に吐出させ
るようにした自動水栓装置が実用に供されている。この
ような装置は、使用者がその手を蛇口に直接触れる必要
がなくなって衛生的であるため、不特定の人が利用する
施設などで広く普及しつつある。
【0003】ところで、このような自動水栓装置に付随
させて石鹸液を使用できるようにする場合、一般的に
は、蛇口の近傍に石鹸液タンクを設け、このタンク下部
に設けた操作弁を使用者が持ち上げることにより石鹸液
が供給されるように構成している。しかしながら、この
ような構成では、使用者の手を石鹸液タンクの操作部に
直接触れる必要があるため、手を蛇口に触れる必要がな
くて衛生的であるという自動水栓装置本来の利点を損な
うことになるものであり、この点の改良が望まれてい
た。
【0004】そこで、従来では、例えば特開平2−85
430号公報に見られるように、蛇口の先端部分に設置
された吐出口から石鹸液を吐出可能な石鹸液供給部を設
けた上で、使用者の手を検知するように設けられた光電
センサの出力に基づいて、使用者の手までの距離を判断
し、その判断距離が短い場合(つまり使用者の手が蛇口
近くに位置された場合)には石鹸液供給部を動作させて
前記吐出口から石鹸液を吐出させると共に、上記判断距
離が長い場合(つまり使用者の点が蛇口から遠ざかって
位置された場合)には水栓を開放させて蛇口から水を吐
出させる構成とした自動水栓装置が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動水栓装置は、一見便利そうに見えるものの、石
鹸液の吐出動作及び水の吐出動作の何れが行われるか
は、使用者の手の位置に応じて決定される構成となって
いるため、実際の使用上においては使用者側に上記のよ
うな手の位置に応じた機能の違いを認識することが要求
されて使い勝手が悪いと共に、これに起因した不都合を
生ずる虞がある。具体的には、例えば、水による手洗い
途中に、その手を光電センサ寄りに近付けた場合には石
鹸液が不用意に吐出されることになるから、手洗いを再
度やり直す必要が生ずることになり、また、手の位置に
よっては石鹸液が吐出されないから、使用者が石鹸液を
吐出する機能そのものの存在に気付かない虞があるもの
であり、何れにしても自動水栓装置を的確に使いこなす
ためには、使用者側にある程度の慣れが必要になって操
作性が悪化するという不具合があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、石鹸液の自動的な吐出動作及びこれ
に引く続く水の自動的な吐出動作を誰でも簡単に行うこ
とができて実用上において非常に便利になる自動水栓装
置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、使用者の手などを非接触検知するように設
けられたセンサ手段が検知状態となったときに動作して
蛇口から水を吐出させる駆動手段を備えた自動水栓装置
において、前記蛇口に対応して設けられた吐出口及びこ
の吐出口に連通された石鹸液供給源を有し動作状態で石
鹸液供給源から供給される石鹸液を上記吐出口から吐出
させる石鹸液供給手段を設けた上で、前記センサ手段が
検知状態となったときに所定時間のタイマ動作を行うタ
イマ手段、並びにこのタイマ手段のタイマ動作中は前記
駆動手段の動作を禁止した状態で前記石鹸液供給手段を
動作させると共にそのタイマ動作が終了した後には駆動
手段の動作を許容する制御手段を設ける構成としたもの
である。
【0008】
【作用】使用者が例えば手を洗う場合に、その手をセン
サ手段による検知エリアに位置させると、センサ手段が
検知状態を呈するのに応じて、タイマ動作が所定時間の
タイマ動作を行うようになる。すると、制御手段が、駆
動手段の動作を禁止した状態で石鹸液供給手段を動作さ
せるようになり、蛇口に対応して設けられた吐出口から
石鹸液が吐出されるようになる。このような石鹸液の吐
出動作はタイマ手段のタイマ動作期間中だけ行われ、そ
のタイマ動作が終了した後には、制御手段が駆動手段の
動作を許容するようになり、当該駆動手段が蛇口から水
を吐出させるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0010】図4において、陶器製の手洗器1の奥方部
に立設された蛇口2は、先端に位置した吐出口体2aを
手洗器1の上方に位置させており、その内部には吐出口
体2aと連通する吐水管2bを備えて成る。上記吐水管
2bは、駆動手段としての電動バルブ3を介して水道管
4に連通されており、従って、この電動バルブ3が開放
されたときには吐出口体2aから水が吐出されるように
なる。
【0011】蛇口2の先端には、吐出口体2aの側方に
位置するようにしてゴムブッシュ5が取り付けらてい
る。このゴムブッシュ5は、図5に示すように、蛇口2
内側に位置した接続口体5aを有すると共に、中心部を
貫通するようにして吐出口5bを形成して成るもので、
接続口体5aには、蛇口2内に配設された石鹸液用のチ
ューブ6の一端側が接続されている。
【0012】図4に翻って、上記チューブ6の他端側
は、ポンプ7を介して石鹸液供給源たる石鹸液タンク8
に連通されており、そのポンプ7が駆動されたときに
は、石鹸液タンク8内の石鹸液がチューブ6を介して押
し上げられて吐出口5bから吐出されるようになる。
尚、上記ゴムブッシュ5、チューブ6、ポンプ7、石鹸
液タンク8によって本発明でいう石鹸液供給手段9が構
成されている。
【0013】蛇口2内の最先端部分には、吐出口体2a
と隣接するようにしてセンサ手段たる反射形光センサ1
0が設けられている。この光センサ10は、下方に向け
て投光する発光ダイオードのような投光素子10aと、
下方からの反射光を受光するホトトランジスタのような
受光素子(図1に符号10bを付して示す)を組み合わ
せて成るもので、吐出口体2aの下方に位置された使用
者の手などを非接触検知できるように構成されている。
【0014】蛇口2の先端部上面には、切替スイッチ1
1が設けられている。この切替スイッチ11は、図6に
示すようなスライド形のもので、「ON」位置で前記石
鹸液供給手段9の機能を有効化し、「OFF」位置で石
鹸液供給手段9の機能を無効化するために設けられてい
る。
【0015】上述した電動バルブ3、ポンプ7、反射形
光センサ10及び切替スイッチ11は、コントローラユ
ニット12に接続されるものであり、以下においては、
このコントローラユニット12の回路構成について、図
1、図2を参照しながら説明する。
【0016】電源部分の回路構成を示す図2において、
商用交流電源に接続される電源プラグ12aの両端は、
降圧トランス13の一次側巻線13aに接続されてい
る。降圧トランス13は異なるターン数の二次側巻線1
3b、13cを有し、一方の二次側巻線13bは、全波
整流回路14及び平滑用コンデンサ15を介して電源端
子Va及びグランド端子間に接続され、他方の二次側巻
線13cは、全波整流回路16及び平滑用コンデンサ1
7を介して電源端子Vb及びグランド端子間に接続され
ている。これにより、電源端子Vaは、例えば5Vの出
力電圧レベルを有した制御用電源端子として機能し、電
源端子Vbは、例えば12Vの出力電圧レベルを有した
負荷駆動用電源端子として機能するようになっている。
【0017】コントローラユニット12の主要部の回路
構成を示す図1において、電源端子Vaから給電される
発振回路18は、例えば周波数が1kHz、デューティ
比が3%のパルス信号を出力する構成のものであり、そ
のパルス信号によって反射形光センサ10の投光素子1
0aを周期的に駆動するようになっている。
【0018】上記光センサ10が有する受光素子10b
の受光信号(電圧信号)は、増幅回路19により増幅さ
れた後に、コンパレータ20において、基準電圧発生回
路21の出力電圧Vcのレベルでクリップされ、さらに
積分回路22で波形整形された後にインバータ23を介
して出力される構成となっている。尚、積分回路22
は、充電用抵抗22a及びコンデンサ22bより成るも
のであり、上記コンデンサ22bには、遅延回路を構成
する放電用抵抗24が並列に接続されている。
【0019】上記インバータ23の出力は、制御手段と
しての駆動回路25(これの具体構成は後述する)に与
えられると共に、タイマ手段としての単安定マルチバイ
ブレータ26のトリガ端子Tに与えられる。この単安定
マルチバイブレータ26は、トリガ端子Tに対する入力
信号が立ち下がったときに、その出力端子Qから、外付
けの抵抗26a及びコンデンサ26bの時定数に応じた
時間τ0 だけ立ち上がる単安定パルスPmを出力するも
のであり、その単安定パルスPmは駆動回路25内のN
AND回路27の一方の入力端子に与えられるようにな
っている。尚、上記単安定パルスPmの出力時間τ0 が
本発明でいうタイマ動作の継続時間に相当する。
【0020】前記切替スイッチ11は、一端がプルアッ
プ抵抗28を介して電源端子Vaに接続され、他端がグ
ランド端子に接続されている。従って、切替スイッチ1
1がオンされた状態(図6に示す「ON」位置にある状
態)では、図1中のA点の電位がローレベル(グランド
電位レベル)となり、切替スイッチ11がオフされた状
態(図6に示す「OFF」位置にある状態)では、A点
の電位がハイレベル(電源端子Vaの電位レベル)とな
るものであり、斯かるA点の出力は、インバータ29を
介して前記NAND回路27の他方の入力端子に与えら
れるようになっている。
【0021】さて、駆動回路25は、次のような構成と
なっている。即ち、駆動回路25は、電動バルブ3の両
端が接続される一対の端子T1、T2を有すると共に、
ポンプ7のモータ7aの両端が接続される一対の端子T
3、T4を有し、端子T1、T2間及び端子T3、T4
間には、図示極性のフライホイールダイオード30、3
1が接続されている。
【0022】端子T1は電源端子Vbに接続され、端子
T2は、npn形パワートランジスタ32のコレクタ・
エミッタ間を介してグランド端子に接続されるものであ
り、このパワートランジスタ32のベースは、抵抗33
を介してpnp形トランジスタ34のコレクタに接続さ
れる。このトランジスタ34は、エミッタが電源端子V
aに接続されると共に、ベースが抵抗35を介して前記
インバータ23の出力端子に接続される。また、トラン
ジスタ34のエミッタ・ベース間には、pnp形トラン
ジスタ36にエミッタ・コレクタ間が接続されており、
このトランジスタ36のベースは抵抗37、図示極性の
ダイオード38を介して端子T4に接続されている。
【0023】端子T3は電源端子Vbに接続され、端子
T4は、npn形パワートランジスタ39のコレクタ・
エミッタ間を介してグランド端子に接続されるものであ
り、このパワートランジスタ39のベースは、抵抗40
を介してpnp形トランジスタ41のコレクタに接続さ
れる。このトランジスタ41は、エミッタが電源端子V
aに接続されると共に、ベースが抵抗42を介して前記
NAND回路27の出力端子に接続される。
【0024】尚、図1中には示さなかったが、増幅回路
19、コンパレータ20などの回路素子の電源も電源端
子Vaから得る構成となっている。
【0025】次に、上記構成の本実施例の作用につい
て、図1中の各部電圧波形などを概略的に示す図3も参
照しながら説明する。
【0026】即ち、電源プラグ12aが商用交流電源に
接続された電源投入状態では、電源端子Va及びVbが
夫々制御用電源端子及び負荷駆動用電源端子として機能
するようになり、図1に示す回路が能動化される。これ
に応じて、発振回路18が駆動されるため、反射形光セ
ンサ10の投光素子10aが周期的な投光動作を行うよ
うになる。
【0027】また、切替スイッチ11がオフされていた
場合には、図1中のA点の電位がハイレベルとなり、イ
ンバータ29がローレベル信号を出力するようになる。
このため、駆動回路25内のNAND回路27は、単安
定マルチバイブレータ26からの出力に関係なくハイレ
ベル信号を出力した状態を保持するようになる。
【0028】これに対して、切替スイッチ11がオンさ
れていた場合には、図1中のA点の電位がローレベルと
なり、インバータ29がハイレベル信号を出力するよう
になる。このため、駆動回路25内のNAND回路27
は、単安定マルチバイブレータ26から単安定パルスP
mが出力されている期間のみローレベル信号を出力する
ようになる。
【0029】今、例えば切替スイッチ11がオンされた
状態において、反射形光センサ10の検知エリアに使用
者の手が位置されると、その手で投光素子10aからの
投光が反射されると共に、その反射光が受光素子10b
により受光されるようになるため、その受光期間中は増
幅回路19から図3(a)に示すような波形の電圧信号
Saが出力されることになる。この電圧信号Saは、コ
ンパレータ20及び積分回路22より波形整形されて図
3(b)に示すような波形の電圧信号Sbに変換され
る。
【0030】インバータ23は、例えばシュミットトリ
ガ機能を備えたもので、上記電圧信号Sbのレベルがし
きい値UTP以上となったときに出力をローレベル信号
に反転させると共に、電圧信号Sbのレベルがしきい値
LTP(UTP>LTP)以下となったときに出力をハ
イレベル信号に反転させる。
【0031】この場合、図3(c)に示すように、イン
バータ23の出力がローレベル信号に反転するタイミン
グは、電圧信号Saの出力開始タイミング(使用者の手
を検知したタイミング)から、積分回路22内の抵抗2
2a及びコンデンサ22bの時定数に応じた時間τ1 だ
け遅れるようになる。また、インバータ23の出力がハ
イレベル信号に復帰反転するタイミングも、電圧信号S
aの出力停止タイミング(使用者の手を検知しなくなっ
たタイミング)から、積分回路22内のコンデンサ22
b及び抵抗24の時定数に応じた時間τ2 だけ遅れるよ
うになる。
【0032】インバータ23の出力がローレベル信号に
反転すると、その立ち下がりに同期して単安定マルチバ
イブレータ6がトリガされるようになり、これに応じて
図3(d)に示すように一定時間τ0 だけ立ち上がる単
安定パルスPmが出力されるようになる。
【0033】すると、駆動回路25において、NAND
回路27の出力が、単安定パルスPmの出力期間中のみ
ローレベルに反転するようになるため、トランジスタ4
1がオンし、これに応じてパワートランジスタ39がオ
ンし、モータ7aに通電されるようになる。これによ
り、ポンプ7が駆動されて、石鹸液タンク8内の石鹸液
が吐出口5bから吐出されるようになるものであり、こ
のような石鹸液の吐出動作は単安定パルスPmの出力期
間だけ行われる。
【0034】また、上記のようにパワートランジスタ2
9がオンした状態では、トランジスタ36がダイオード
38を通じてオンされて、トランジスタ34を強制的に
オフした状態に保持するため、電動バルブ3に対応した
パワートランジスタ32も強制的にオフ状態に保持され
る。従って、石鹸液の吐出動作が行われている期間に
は、電動バルブ3の開放動作が行われることはない。
【0035】その後、単安定パルスPmが出力停止され
ると、NAND回路27の出力がハイレベル信号に復帰
反転するため、トランジスタ41、パワートランジスタ
39が順次オフされるようになり、これに応じてモータ
7aが断電されてポンプ7が駆動停止されるから、石鹸
液の吐出動作も停止されるようになる。
【0036】このような石鹸液の吐出動作の停止と同時
に、トランジスタ36がオフされてトランジスタ34を
強制的にオフさせた状態が解除されるようになるが、こ
の時点では、インバータ23からローレベル信号が出力
されているから、トランジスタ34がオンし、これに応
じてパワートランジスタ32がオンするようになる。こ
のようなパワートランジスタ32のオン状態は、インバ
ータ23の出力がハイレベル信号に反転するまで保持さ
れるものであり、従って、図3(e)に示すように、単
安定パルスPmの出力停止後からインバータ23の出力
(図3(c)参照)がハイレベル信号に反転するまで
(光センサ10が使用者の手を検知しなくなった後にコ
ンデンサ22b及び抵抗24の時定数に応じた遅延時間
τ2 が経過するまで)の間は、電動バルブ3に通電され
てこれが開放されるようになり、その開放期間中は吐出
口体2aから水が吐出されるようになる。
【0037】一方、切替スイッチ11がオフされた状態
において、反射形光センサ10の検知エリアに使用者の
手が位置された場合には、インバータ23の出力がロー
レベル信号に反転して単安定マルチバイブレータ26か
ら単安定パルスPmが出力された場合でも、NAND回
路27が上記単安定パルスPmと無関係にハイレベル信
号を出力した状態を保持するようになる。従って、この
場合には、パワートランジスタ39がオフ状態のまま保
持されるから、モータ7aに通電されることはなく、イ
ンバータ23の出力がローレベル信号に反転した時点か
らトランジスタ34、パワートランジスタ32が順次オ
ンされて、電動バルブ3に通電されるようになる。この
ため、反射形光センサ10が使用者の手を検知したとき
には、石鹸液の吐出動作を経ることなく電動バルブ3が
開放されて吐出口体2aから水が吐出されるようにな
る。
【0038】以上要するに、駆動回路25は、切替スイ
ッチ11がオンされた状態で、反射形光センサ10によ
る検知エリア、つまり蛇口2の先端部下方位置に使用者
の手が差し出されたときには、その差し出し状態が所定
の遅延時間τ1 以上継続したときにインバータ23の出
力をローレベル信号に反転させると共に、その反転に応
じて単安定マルチバイブレータ26を動作させ、その動
作期間(時間τ0 )だけ蛇口2先端の吐出口5bから石
鹸液を吐出させるものである。そして、駆動回路25
は、このような石鹸液の吐出動作終了後には、蛇口2先
端の吐出口体2aから水を吐出させるものであり、使用
者の手が上記検知エリアから引っ込められたときには、
所定の遅延時間τ2 が経過したときに水の吐出動作を停
止させるものである。
【0039】また、駆動回路25は、切替スイッチ11
がオフされた状態で、反射形光センサ10による検知エ
リアに使用者の手が差し出されたときには、遅延時間τ
1 経過後に直ちに吐出口体2aから水を吐出させると共
に、使用者の手が上記検知エリアから引っ込められたと
きには、所定の遅延時間τ2 が経過したときに水の吐出
動作を停止させるものである。
【0040】従って、このような駆動回路25が設けら
れた本実施例の構成によれば、使用者は、蛇口2の先端
部下方位置に手を差し出すだけで、石鹸液の吐出動作及
びこれに引き続く水の吐出動作を行わせることができる
ものであり、その使用に当たって従来構成のようにある
程度の慣れを必要とせず、誰でも簡単に使いこなせるよ
うになるものである。
【0041】しかも、本実施例では、蛇口2の先端部下
方位置に手が差し出された状態が所定の遅延時間τ1 以
上継続したときに初めて石鹸液或は水の吐出動作が行わ
れる構成となっているから、蛇口2の先端部下方位置に
手などが瞬間的に差し出されたときには、上記吐出動作
が開始されてしまうことがなく、また、本実施例では、
水の吐出動作が行われている状態で蛇口2の先端部下方
位置から使用者の手が引っ込められたときには、所定の
遅延時間τ2 が経過したときに初めて水の吐出動作を停
止させる構成となっているから、蛇口2の先端部下方位
置から使用者の手が瞬間的に引っ込められた場合に水の
吐出動作が停止されてしまうことがなくなるものであ
り、総じて誤動作を的確に防止できるようになる。
【0042】尚、上記実施例では、切替スイッチ11を
設けることにより、石鹸液の吐出機能を選択的に無効化
できる構成としたが、このような切替スイッチ11は必
要に応じて設ければ良いものである。また、上記実施例
では、駆動回路25をディスクリート回路の組み合わせ
により構成したが、これをマイクロコンピュータにより
構成してもよいものであり、このような構成とした場合
には、石鹸液の吐出時間τ0 、遅延時間τ1 、τ2 をき
め細かく設定可能となる。
【0043】さらに、上記実施例において、石鹸液の吐
出動作終了後に所定の休止時間が経過したときに初めて
水の吐出動作を開始する構成とすることもできる。
【0044】その他、本発明は上記した実施例に限定さ
れるものではなく、例えばセンサ手段として超音波セン
サを利用しても良いなど、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、センサ手段により使用者の手などを非接触
検知した期間には、タイマ手段に設定された所定時間だ
け石鹸液の吐出動作を行った後に水の吐出動作を行う構
成としたので、石鹸液の自動的な吐出動作及びこれに引
く続く水の自動的な吐出動作を誰でも簡単に行うことが
できて実用上において非常に便利になるという優れた効
果を奏することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の回路構成図
【図2】電源部分の回路構成図
【図3】作用説明用の波形図
【図4】全体の概略構成を一部破断した状態で示す側面
【図5】吐出口部分の縦断側面図
【図6】切替スイッチ部分の斜視図
【符号の説明】
図中、2は蛇口、3は電動バルブ(駆動手段)、5はゴ
ムブッシュ、5bは吐出口、7はポンプ、7aはモー
タ、8は石鹸液タンク、9は石鹸液供給手段、10は反
射形光センサ(センサ手段)、11は切替スイッチ、1
2はコントローラユニット、25は駆動回路(制御手
段)、26は単安定マルチバイブレータ(タイマ手段)
を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の手などを非接触検知するセンサ
    手段と、このセンサ手段が検知状態となったときに動作
    して蛇口から水を吐出させる駆動手段とを備えた自動水
    栓装置において、 前記蛇口に対応して設けられた吐出口及びこの吐出口に
    連通された石鹸液供給源を有し、動作状態で石鹸液供給
    源から供給される石鹸液を上記吐出口から吐出させる石
    鹸液供給手段と、 前記センサ手段が検知状態となったときに所定時間のタ
    イマ動作を行うタイマ手段と、 このタイマ手段のタイマ動作中は前記駆動手段の動作を
    禁止した状態で前記石鹸液供給手段を動作させると共
    に、そのタイマ動作が終了した後には駆動手段の動作を
    許容する制御手段とを備えたことを特徴とする自動水栓
    装置。
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