JPH0885985A - 停電止水機能を有する水栓装置 - Google Patents

停電止水機能を有する水栓装置

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JPH0885985A
JPH0885985A JP22200894A JP22200894A JPH0885985A JP H0885985 A JPH0885985 A JP H0885985A JP 22200894 A JP22200894 A JP 22200894A JP 22200894 A JP22200894 A JP 22200894A JP H0885985 A JPH0885985 A JP H0885985A
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JP22200894A
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Hideki Sakao
英樹 坂尾
Shigeyasu Kaneda
滋保 金田
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で停電時における止水を行うことを
目的とする。 【構成】電源装置11から電源が供給されているとき、
トランジスタ23はコレクタから商用周波数に対応した
パルス波を第1の単安定マルチバイブレータ(MM)1
9に出力する。第1のMM19は、そのパルス波が出力
されているときには停電が生じていないものとしてHレ
ベルの出力を保持する。洗浄水の供給時に停電が生じた
場合、トランジスタ23のコレクタからパルス波が出力
されなくなり、第1のMM19は所定時間(50ms)
経過後、Lレベルを出力する。第3のMM21はLレベ
ルの入力に基づいて動作し、弁駆動回路18を駆動して
電磁弁5を閉じて洗浄水の供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば水洗便器等に取
り付けられる停電止水機能を有する水栓装置に係り、詳
しくは、停電時の止水機能を簡単に構成することが可能
な水栓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば水洗便器等に取り付けられ
る水栓装置においては、便器近傍の水供給管には電磁弁
が連結されており、その電磁弁には弁スイッチが電気的
に接続されている。そして、使用者が弁スイッチを操作
することにより、マイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンという)は電磁弁を制御して、所定時間(例えば、
2.5秒)の間弁を開いて洗浄水を便器へ供給する。
【0003】しかしながら、電磁弁が開いているときに
停電が生じた場合、弁を閉じることができなくなって、
弁が開いたまま洗浄水が供給され続けるという問題があ
る。そこで、この問題を解決するために、従来、商用電
源の周波数に対応したパルス波を専用ICを用いてマイ
コンに出力し、そのパルス波をマイコンがモニターして
停電を検知し、その検知に基づいて電磁弁を閉じるよう
にしていた。このような構成によれば、マイコンが常
時、電源の供給状況をモニターしているので、確実に停
電を検知することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した停
電止水機能を有する水栓装置においては、商用電源の周
波数に対応したパルス波を出力するための専用IC及
び、そのパルス波をモニターして電磁弁を制御するため
のマイコンを必要とする。従って、水栓装置を構成する
電気回路が複雑化するとともに、装置自体が高コストに
なるという問題点がある。この水栓装置は、弁スイッチ
を例えば、洋式便器の着座位置の近傍に設けることによ
り、機械式による栓の開閉操作に比べて操作し易いとい
う利点があるため、その利点を生かしつつ、更に低コス
ト化を図ることが望まれている。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、簡単な構成で停電時に
おける止水を行うことができる停電止水機能を有する水
栓装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、水洗器具への洗浄体の供給
を開始するための信号を出力する第1の出力手段と、前
記水洗器具に洗浄体を供給する洗浄体供給手段と、前記
第1の出力手段から出力された信号に基づいて、前記洗
浄体供給手段を駆動する駆動手段と、前記洗浄体供給手
段による前記水洗器具への洗浄体の供給時間をカウント
し、カウントアップ時にはLレベルの電位を出力するカ
ウント手段と、商用電源を整流し、直流の適宜な電源電
圧に変換して、前記各手段に電源を供給する電源供給手
段と、前記電源供給手段によって整流された商用電源
を、その周波数に対応したパルス波に変換する変換手段
と、前記変換手段からパルス波が出力されているときに
は、Hレベルの電位の出力を保持し、パルス波が出力さ
れなくなったときにはLレベルの電位を出力する第2の
出力手段と、前記カウント手段から出力されたLレベル
の電位、又は、前記カウント手段の供給時間のカウント
アップ前に、前記第2の出力手段から出力されたLレベ
ルの電位のいずれか一方の入力に基づいて、前記駆動手
段に前記洗浄体供給手段の駆動を停止するための信号を
出力する第3の出力手段とを備えたことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の装置において、前記第1〜3の出力手段及び前記カウ
ント手段は、単安定マルチバイブレータで構成され、前
記変換手段は、トランジスタ及び抵抗を備えていること
を要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の装置において、前記第2の出力手段を構成する単安定
マルチバイブレータは、Hレベルの電位の出力を保持す
る時間が、前記変換手段により出力されるパルス波のパ
ルス間隔よりも長く設定されていることを要旨とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、第1の出力手
段から開始信号が出力されると駆動手段は、洗浄体供給
手段を駆動する。カウント手段は、洗浄体供給手段によ
る水洗器具への洗浄体の供給時間をカウントし、カウン
トアップ時にはLレベルの電位を出力する。第3の出力
手段は、カウント手段からのLレベルの電位の入力に基
づいて、駆動手段に洗浄体供給手段の駆動停止信号を出
力する。
【0010】カウント手段により供給時間がカウントア
ップとなる前に停電が生じた場合、変換手段からパルス
波が出力されなくなって、第2の出力手段はLレベルの
電位を出力する。第3の出力手段は、そのLレベルの電
位の入力に基づいて、駆動手段に洗浄体供給手段の駆動
停止信号を出力する。従って、停電を検知して駆動手段
を制御するためのマイクロコンピュータを必要とせず、
簡単な構成で停電時における止水が行われる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、第1〜3
の出力手段及び前記カウント手段が単安定マルチバイブ
レータで構成され、変換手段がトランジスタ及び抵抗を
備えていることにより、簡単な構成で停電時における止
水が行われる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、第2の出
力手段を構成する単安定マルチバイブレータの出力がH
レベルからLレベルに変化する前に、変換手段からのパ
ルス波を入力することになる。従って、その単安定マル
チバイブレータは、パルス波を入力しているときには、
Hレベルの電位の出力を保持し続ける。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に従って説明する。図2に示すように、洋式便器1
とタンク2との間には水供給管3が連結されており、そ
の水供給管3の途中には主弁4が設けられている。主弁
4にはパイロット形の電磁弁5が取付けられており、そ
の電磁弁5が開かれると主弁4が開操作されて、水供給
管3から洋式便器1へ洗浄水が供給される。反対に、電
磁弁5が閉じられると主弁4が閉操作されて、水供給管
3から洋式便器1への洗浄水の供給は遮断される。
【0014】図2,図3に示すように、洋式便器1の近
傍の側壁6(図3のみ図示)には、操作箱7が埋設さ
れ、その操作箱7の表面板7aは壁面6とほぼ面一にな
っている。操作箱7内には、モーメンタリ(自己復帰)
式の弁スイッチ8が設けられており、その弁スイッチ8
を構成する押しボタン9の先端部が表面板7aの中央部
に設けられた透孔7bを挿通して外部に離脱不能に突出
している。更に、操作箱7内には、電磁弁5のコントロ
ーラ10と電源装置11とが設けられている。
【0015】次に、水栓装置の電気的構成について説明
する。図1に示すように、電源装置11は、ダイオード
ブリッジからなる整流器12、コンデンサ13、整流器
12とコンデンサ13との間に順方向に接続されたダイ
オード15、及び電源トランス16から構成されてい
る。そして、電源装置11は、商用電源からの交流電圧
(100〔V〕)を直流の適宜な電圧に変換して、コン
トローラ10内の定電圧回路17に供給する。
【0016】定電圧回路17は、3端子レギュレータに
よって構成され、コントローラ10内の弁駆動回路1
8,第1〜第4の単安定マルチバイブレータ(以下、M
Mと称す)19〜22,トランジスタ23,及び弁スイ
ッチ8のそれぞれに定電圧Vsを供給している。
【0017】整流器12とダイオード15との間の中間
点Bとグランドとの間には、抵抗24を介してエミッタ
接地のトランジスタ23のベースが接続されている。ト
ランジスタ23のコレクタは、第2の出力手段としての
第1のMM19の入力端子Aに接続されているととも
に、トランジスタ23の保護用抵抗25を介して定電圧
回路17に接続されている。抵抗24,保護用抵抗25
及びトランジスタ23によって変換手段が構成されてい
る。
【0018】第1のMM19の出力端子Qと第3の出力
手段としての第3のMM21の入力端子バーAとの間に
は、ダイオード26が逆方向に接続されており、その第
3のMM21の出力端子Qは、弁駆動回路18に接続さ
れている。
【0019】弁スイッチ8の一端は、定電圧回路17に
接続され、他端は、抵抗27を介してグランドに接続さ
れている。弁スイッチ8と抵抗27との間の中間点C
は、カウント手段としての第2のMM20の入力端子A
に接続されているとともに、第1の出力手段としての第
4のMM22の入力端子Aに接続されている。第2のM
M20の出力端子Qと第3のMM21の入力端子バーA
との間には、ダイオード28が逆方向に接続されてい
る。第4のMM22の出力端子Qは弁駆動回路18に接
続されている。
【0020】第2のMM20は、弁スイッチ8のオン動
作に基づいて、中間点Cの電位が0〔V〕(以下、Lレ
ベルとする)から定電圧Vs (以下、Hレベルとする)
に変化すると、外付けされた図示しないコンデンサと抵
抗の値によって予め設定された時間T2 (この場合、
2.5sec )だけ出力をHレベルに保持する。この時間
T2 は、洋式便器1に洗浄水を供給する時間に設定され
ている。第3のMM21は、ダイオード28のスイッチ
ング作用により、第2のMM20のHレベルの出力を入
力せず、Lレベルの出力のみを入力する。
【0021】第4のMM22は、同様に弁スイッチ8の
オン動作に基づいて、中間点Cの電位がLレベルからH
レベルに変化すると、予め設定された時間T4 (この場
合、20ms) だけ出力をHレベルに保持する。この時間
T4 は、弁駆動回路18が自己保持ソレノイド・バルブ
からなる電磁弁5を開いて洗浄水の供給を開始するのに
十分な時間に設定されている。弁駆動回路18は、第4
のMM22のHレベルの出力に基づいて、パルス状のタ
イミング信号を出力して電磁弁5を開く。
【0022】トランジスタ23は、電源装置11にて全
波整流された電源波形に基づいてオン・オフの動作を繰
り返す。トランジスタ23がオンするとコレクタ電位は
Lレベル(0〔V〕)になり、オフするとコレクタ電位
は、Hレベル(定電圧Vs )と等しくなる。従って、ト
ランジスタ23のコレクタは、商用周波数に対応した周
波数のパルス波を出力する。このパルス波のパルス間隔
は、商用周波数を50Hzとした場合、10msとなる。
【0023】第1のMM19は、入力がLレベルからH
レベルに変化すると、予め設定された時間T1 (この場
合、50ms) だけ出力をHレベルに保持する。電源装置
11から電源が供給されている場合、トランジスタ23
のコレクタ電位は10ms間隔のパルス波となる。このた
め、第1のMM19は、時間T1 が経過する間に、常に
入力がLレベルからHレベルに変化するリトリガ−状態
となり、タイムアップすることなくHレベルを出力し続
ける。すなわち、時間T1 は、パルス波のパルス間隔よ
りも長く、第1のMM19の入力をリトリガ−状態にす
るのに十分な時間に設定されている。第3のMM21
は、ダイオード26のスイッチング作用により、第1の
MM19のHレベルの出力を入力せず、Lレベルの出力
のみを入力する。
【0024】停電時において電源装置11から電源が供
給されなくなった場合、トランジスタ23のコレクタ電
位は、パルス波ではなくHレベルとなる。この場合、第
1のMM19は、時間T1 が経過した後、Lレベルを第
3のMM21に出力する。すなわち、第1のMM19
は、パルス波の出力の有無によって停電を検知する。
【0025】停電時において、定電圧回路17は、コン
デンサ13のチャージ分によって、電磁弁5を2回閉じ
るのに十分な定電圧Vs を第1のMM19、第3のMM
21及び弁駆動回路18等に供給する。
【0026】第3のMM21は、第2のMM20のHレ
ベルの出力時間T2 が経過した後、その出力がHレベル
からLレベルに変化すると、予め設定された時間T3
(この場合、20ms) だけ出力をHレベルに保持する。
すなわち、第3のMM21は、L能動型のMMである。
この時間T3 は、弁駆動回路18が電磁弁5を閉じるの
に十分な時間に設定されている。又、第3のMM21
は、時間T2 が経過する前に、第1のMM19からのL
レベルの入力に基づいて、弁駆動回路18にHレベルを
出力する。弁駆動回路18は、第3のMM21のHレベ
ルの出力に基づいて、タイミング信号を出力して電磁弁
5を閉じる。
【0027】上記のように構成された水栓装置の作用を
図4のタイムチャートに従って説明する。最初に電源装
置11から電源が供給されている場合の動作について説
明する。
【0028】使用者が押しボタン9を押して弁スイッチ
8がオンすると、中間点Cの電位がLレベルからHレベ
ルに変化して、第2のMM20はHレベルを時間T2 =
2.5sの間出力し続ける。同時に、第4のMM22
は、Hレベルを時間T4 =20msだけ弁駆動回路18
に出力し、弁駆動回路18はその入力に基づいて電磁弁
5を開く。そして、主弁4が開操作されて、水供給管3
から洋式便器1へ洗浄水が供給される。
【0029】トランジスタ23は、電源装置11にて全
波整流された電源波形に基づいてオン・オフの動作を繰
り返し、そのコレクタ電位は、HレベルとLレベルに変
化する商用周波数に対応した周波数のパルス波になる。
第1のMM19は、そのパルス波の間隔が10msである
ため、常に入力がリトリガ−状態となり、時間T1 がタ
イムアップとなることなくHレベルを出力し続ける。従
って、第3のMM21は、第1及び第2のMM19,2
0のHレベルの出力では動作せず、電磁弁5は弁駆動回
路18によって閉じられることなく、開いたままとな
る。
【0030】第2のMM20は、時間T2 =2.5sが
タイムアップとなると、出力がHレベルからLレベルに
変化し、その変化に基づいて第3のMM21は動作して
時間T3 だけHレベルを出力する。すると、弁駆動回路
18は、タイミング信号を出力して電磁弁5を閉じる。
そして、主弁4が閉操作されて、水供給管3から洋式便
器1への洗浄水の供給が遮断される。
【0031】次に、洗浄水の供給時に停電が生じた場合
の動作について説明する。弁スイッチ8がオンすると、
第2のMM20はHレベルを時間T2 =2.5sの間出
力し続け、第4のMM22は、Hレベルを時間T4 =2
0msだけ弁駆動回路18に出力して電磁弁5が開かれ
る。時間T2 =2.5sの間に停電が生じると、電源装
置11から電源が供給されなくなり、トランジスタ23
のコレクタ電位はパルス波ではなくなる。すると、コン
デンサ13のチャージ分で供給される定電圧によって、
第1のMM19は、時間T1 =50ms経過した後、出
力がHレベルからLレベルに変化し、第3のMM21が
動作して、弁駆動回路18にHレベルが時間T3 =20
msだけ出力される。そして、弁駆動回路18は、タイ
ミング信号を出力して電磁弁5を閉じ、主弁4が閉操作
されて、水供給管3から洋式便器1への洗浄水の供給が
遮断される。
【0032】上記したように本発明によれば、電源が供
給されているときには、トランジスタ23のコレクタか
ら商用周波数に対応した周波数のパルス波を第1のMM
19に出力するようにした。第1のMM19は、そのパ
ルス波が出力されているときには停電が生じていないも
のとしてHレベルの出力を保持するようにした。
【0033】洗浄水の供給時に停電が生じた場合、トラ
ンジスタ23のコレクタからパルス波が出力されなくな
り、第1のMM19は所定時間(50ms)経過後、L
レベルを出力するようにした。そして、第3のMM21
が動作して、弁駆動回路18を駆動して洗浄水の供給を
停止するようにした。従って、専用ICやマイコンを用
いることなく、トランジスタ23やMM(単安定マルチ
バイブレータ)を用いた簡単な構成で停電が生じたか否
かを検知して確実に止水することができる。
【0034】又、洗浄水の供給時において、弁スイッチ
8のオン動作に基づいて、第4のMM22が20msの
間Hレベルを出力し、弁駆動回路18を駆動して電磁弁
5を開くようにした。そして、第2のMM20が2.5
sの間Hレベルを出力し、タイムアップになると、第3
のMM21が20msの間Hレベルを出力し、弁駆動回
路18を駆動して電磁弁5を閉じるようにした。従っ
て、マイコンを用いることなく簡単な構成で、停電時の
止水だけでなく通常の洗浄水の供給を行うことができ
る。この結果、水栓装置の低コスト化を図ることができ
る。
【0035】本発明は、以下のように具体化することも
でき、その場合にも上記実施例と同様の効果を得ること
ができる。 (1)上記実施例では、第1のMM19のHレベルの出
力時間T1 を50msとしたが、他の任意の時間に設定
してもよい。この場合、時間T1 は、停電時にコンデン
サ13のチャージにより定電圧を維持することができる
時間を考慮して決定することが好ましく、その時間が1
sである場合、時間T1 は、第3のMM21の動作時間
20msを差し引いた80msに設定される。コンデン
サ13は、容量が大きい程チャージされる電荷が多くな
って、定電圧を維持する時間が長くなるが、装置自体が
大型になるので、容量の小さいものが選択されるべきで
ある。又、第3及び第4のMM21,22の時間T3,T
4 も任意に変更してもよい。更には、洗浄水の供給時間
となる第2のMM20の時間T2 も任意に変更してもよ
い。
【0036】(2)弁駆動回路18に電源を定電圧回路
17を介さずに直接電源装置11から供給するようにし
てもよい。 (3)上記実施例では、弁スイッチ8のオン動作に基づ
いて洋式便器1に洗浄水が供給される水栓装置に具体化
したが、浴槽,流し,洗面器,小便器等の水栓装置に具
体化してもよい。特に男子小便器用の自動洗浄装置(水
栓装置)において、弁スイッチ8の代わりに、発光素子
と受光素子とからなる人検知センサ、発光素子を発光さ
せる発光駆動回路及び受光素子の検出信号を増幅する受
光回路を設けてもよい。この場合、受光回路の出力を第
2のMM20の入力端子Aに接続し、発光駆動回路を定
電圧回路17に接続して、発光素子を常時発光させる。
このようにすると、人を自動的に検知して洗浄水を供給
することができる。
【0037】(4)第1〜第4のMM19〜22とし
て、2つのMMにて構成されるIC(例えば、製品番
号:TC4538BP)を用いてもよく、又、時間を設
定するコンデンサと抵抗をIC内部に設けたMMを用い
てもよい。
【0038】本発明における水栓装置を以下のように定
義する。 水栓装置:浴槽,流し等の水洗器具や、洗面器,大便器
及び男子用小便器等の衛生のための水洗器具において、
スイッチ操作あるいは人、手等の検出による自動制御で
洗浄水(洗浄体)を供給する装置を含む。
【0039】上記実施例から把握できる請求項以外の発
明について、以下にその効果とともに記載する。請求項
1〜3のうちいずれか1項に記載の装置において、水洗
器具への洗浄体の供給を開始するための信号は、操作手
段の操作信号又は人検知手段の検知信号のうちいずれか
であることを特徴とする水栓装置。このようにすると、
操作又は人の検知により洗浄水を供給する水栓装置に適
用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、簡
単な構成で停電時における止水を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の水栓装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】水栓装置を洋式便器に設置した状態を示す概略
図である。
【図3】水栓装置の操作箱を示す概略断面図である。
【図4】水栓装置の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
4…洗浄体供給手段としての主弁、5…洗浄体供給手段
としての電磁弁、11…電源供給手段としての電源装
置、18…駆動手段としての弁駆動回路、19…第2の
出力手段としての第1のMM、20…カウント手段とし
ての第2のMM、21…第3の出力手段としての第3の
MM、22…第1の出力手段としての第4のMM、23
…変換手段を構成するトランジスタ、24…変換手段を
構成する抵抗、25…変換手段を構成する保護用抵抗。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水洗器具への洗浄体の供給を開始するた
    めの信号を出力する第1の出力手段と、 前記水洗器具に洗浄体を供給する洗浄体供給手段と、 前記第1の出力手段から出力された信号に基づいて、前
    記洗浄体供給手段を駆動する駆動手段と、 前記洗浄体供給手段による前記水洗器具への洗浄体の供
    給時間をカウントし、カウントアップ時にはLレベルの
    電位を出力するカウント手段と、 商用電源を整流し、直流の適宜な電源電圧に変換して、
    前記各手段に電源を供給する電源供給手段と、 前記電源供給手段によって整流された商用電源を、その
    周波数に対応したパルス波に変換する変換手段と、 前記変換手段からパルス波が出力されているときには、
    Hレベルの電位の出力を保持し、パルス波が出力されな
    くなったときにはLレベルの電位を出力する第2の出力
    手段と、 前記カウント手段から出力されたLレベルの電位、又
    は、前記カウント手段の供給時間のカウントアップ前
    に、前記第2の出力手段から出力されたLレベルの電位
    のいずれか一方の入力に基づいて、前記駆動手段に前記
    洗浄体供給手段の駆動を停止するための信号を出力する
    第3の出力手段とを備えたことを特徴とする水栓装置。
  2. 【請求項2】 前記第1〜3の出力手段及び前記カウン
    ト手段は、単安定マルチバイブレータで構成され、前記
    変換手段は、トランジスタ及び抵抗を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の水栓装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の出力手段を構成する単安定マ
    ルチバイブレータは、Hレベルの電位の出力を保持する
    時間が、前記変換手段により出力されるパルス波のパル
    ス間隔よりも長く設定されていることを特徴とする請求
    項2に記載の水栓装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004116155A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Toto Ltd 給水制御装置
JP2013189790A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toto Ltd 水栓システム
JP2015055134A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 Toto株式会社 給水システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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