JP4587878B2 - 半導体装置の自動設計方法および自動設計装置 - Google Patents

半導体装置の自動設計方法および自動設計装置 Download PDF

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Description

この発明は、半導体集積回路の自動設計技術に関し、より詳細には、半導体集積回路に形成される配線の間隔を均等化する処理を自動的に行う技術に関する。
近年、半導体集積回路の高集積化・多機能化などに伴い、かかる半導体集積回路のパッド数および半導体パッケージの外部接続電極(すなわち電極ピン)の数が増大する傾向にある。このため、電極ピンとパッドとを配線する設計作業も複雑化が進んでおり、かかる設計作業の自動化技術に対する要望も高まっている。
従来、パッド・電極ピン間の配線を自動化するための技術としては、例えば下記特許文献1〜5で開示されたものが知られている。
特許文献1では、電極ピンの配置領域を4個の台形領域に区分けし、それぞれの区分領域の電極ピンと、この区分領域に対向する外周辺に配列されたパッドとを、予め定められた優先順位にしたがって配線している(特許文献1の段落0111〜0120、図6〜図9、図12等参照)。
特許文献2では、複数のパッドと複数の電極ピンとを配線するための共通引き出しパターンを予め作成しておき、この共通引き出しパターンを適当に配置することによって、自動配置を実現している(特許文献2の段落0039〜0040等参照)。
特許文献3では、オングリッド方式の結線処理とオフグリッド方式の結線処理とを組み合わせることにより、未結線ピンペアの発生を防止しつつ結線処理時間の短縮を図っている(特許文献3の段落0013等参照)。
特許文献4では、設計者が任意に決定した配線間隔を、配線間隔記憶手段に予め格納された配線間隔に変更することにより、配線間隔の最適化を図っている(特許文献4の段落0016等参照)。
また、特許文献5では、設計者が任意に決定した配線間隔を、均等な配線間隔に変更することにより、配線間隔の最適化を図っている(特許文献5の段落0023〜0024参照)。
特開2000−35986号公報 特開2000−100955号公報 特開平5−250441号公報 特開平7−271836号公報 特開2002−83006号公報
半導体集積回路の設計作業では、配線の間隔が均等になるようにすることが望ましい。配線間隔が均等でないと、マイグレーション(配線や電極として使用した金属が絶縁物の上を移動する現象)による信頼性、耐湿性の低下や、メッキ不良による配線間ショートや、配線間の寄生容量ばらつきに起因する遅延時間ばらつきなどの不具合が発生し易くなるからである。
これに対して、上述の特許文献4、5には、配線の間隔を調整する技術が開示されている。したがって、これらの技術を用いることにより、配線の間隔を均等にして、ショートや断線の発生を防止することが可能になる。
しかしながら、特許文献4の技術では、単に、配線間隔記憶手段から読み出された情報に応じて、配線の間隔を変更しているだけである。このため、縦方向および横方向の配線のみを含む配線領域(例えば特許文献4の図10参照)の配線間隔を調整する場合は良いが、斜め方向の線分を含むような複雑な配線に適用することは困難である。
一方、特許文献5の技術では、修正用の円弧や楕円を用いて配線間隔の修正を行っているため、斜め方向の線分を含む配線に適用することができる。しかし、特許文献5の技術には、各配線の最適位置を求めるための演算処理が複雑であるという欠点がある。
この発明の課題は、複雑な配線の配線間隔を簡単な処理のみで均等化する技術を提供する点にある。
(1)第1の発明は、自動設計装置を用いて、半導体集積回路に形成される配線の間隔を均等化する処理を自動的に行う半導体装置の自動設計方法に関する。
自動設計装置が備える領域抽出手段が、半導体集積回路のレイアウトデータから均等化領域を抽出する領域抽出工程と、自動設計装置が備える配線抽出手段が、領域抽出工程で抽出された均等化領域から配線を抽出する配線抽出工程と、自動設計装置が備える均等化手段が、配線抽出工程で抽出された配線から均等化領域の長手方向の線分を抽出して移動させることによりこれらの線分の間隔を均等化する均等化工程と、自動設計装置が備える伸縮手段が、配線抽出工程で抽出された配線から他の線分を抽出して伸縮させることにより長手方向の線分との接続状態を復元する伸縮工程とを含む。均等化工程では、均等化領域内で電気的に接続される複数の配線を、長手方向に直交する方向の座標を揃えて一本の配線にする。
(2)第2の発明は、半導体集積回路に形成される配線の間隔を均等化する処理を自動的に行う半導体装置の自動設計装置に関する。
そして、半導体集積回路のレイアウトデータから均等化領域を抽出する領域抽出手段と、当該領域抽出手段で抽出された均等化領域から配線を抽出する配線抽出手段と、当該配線抽出手段で抽出された配線から、当該均等化領域の長手方向の線分を抽出して移動させることによりこれらの線分の間隔を均等化する均等化手段と、配線抽出手段で抽出された配線から他の線分を抽出して伸縮させることにより長手方向の線分との接続状態を復元する伸縮手段とを含む。均等化手段は、均等化領域内で電気的に接続される複数の配線を、長手方向に直交する方向の座標を揃えて一本の配線にする。
本発明によれば、均等化対象となる配線から長手方向の線分を抽出して間隔を均等化し、その後で、他の線分を伸縮させることによって接続状態を復元するので、複雑な配線の配線間隔を簡単な処理のみで均等化することが可能である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解できる程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
[第1の実施形態]
最初に、第1の実施形態の自動設計方法および自動設計装置に係る配線間隔自動均等化処理について説明する。
この実施形態は、この発明の自動設計技術を、W−CSP(Wafer Level Chip Size Package) におけるパッド・タワーポスト間の配線間隔均等化に適用した例である。
図1は、この実施形態に係る自動設計装置の全体構成を概略的に示すブロック図である。図1に示したように、この実施形態の自動設計装置100は、自動配線処理装置110と、外部記憶装置120と、入力装置130と、表示装置140とを備えている。
自動配線処理装置110は、配線間隔の均等化を自動的に行う。このために、自動配線処理装置110は、演算処理部111と、配線状態記憶部112とを備える。演算処理部111は、後述のような配線間隔自動均等化処理を実行する。配線状態記憶部112は、演算処理部111の処理中に、配線状態を示すデータを適宜保存する。
外部記憶装置120は、例えばハードディスク等で構成され、接続データ格納領域121およびレイアウトデータ格納領域122を有している。接続データ格納領域121には、ネット番号(配線の論理接続情報)等のデータが格納される。レイアウトデータ格納領域122には、演算処理部111が配線間隔自動均等化処理を完成することによって生成されたレイアウトデータを、配線状態記憶部112から読み出して、保存する。
入力装置130は、キーボードやコンピュータマウス等で構成され、設計者が配線間隔自動均等化処理の制約や条件等を入力する際などに使用する。
表示装置140は、例えばCRT(Cathode Ray Tube)や液晶等で構成され、入力装置130による入力結果の確認や、配線間隔自動均等化処理の結果(すなわち、配線状態記憶部112の最終的なレイアウトデータ)などを、設計者が確認するために使用される。
図2は、この実施形態に係る配線間隔自動均等化処理の全体構成を示す概略フローチャートである。
図2に示したように、この実施形態に係る自動設計では、最初に均等化領域抽出工程(ステップS201参照)を実行した後、均等化領域ごとに、配線抽出工程(ステップS202参照)、配線間隔均等化工程(ステップS203参照)および接続配線伸縮工程(ステップS204参照)を実行する。ステップS202〜204の工程は、ステップS205ですべての均等化領域431〜436,441〜446(図4参照)に対する処理が終了したと判断されるまで繰り返される。
以下、工程S201〜S204の詳細について説明する。
均等化領域抽出工程
均等化領域抽出工程S201について、図3および図4を用いて説明する。ここで、図3は本工程S201を示す詳細フローチャートであり、図4は本工程S201のレイアウトデータを示す概念図である。図4に示したように、このレイアウトデータは、半導体チップ表面410の各外周辺に沿って9個ずつ配置されたパッドPW1〜PW9,PS1〜PS9,PE1〜PE9,PN1〜PN9と、表面410の中央部分に配置された5行5列のタワーポストT(1,1) 〜T(5,5) とを含む。なお、ここではタワーポストを5行5列とした場合を例に採って説明するが、タワーポストの行数および列数がこれに限られるものでないことはもちろんである。また、タワーポストに限らず、再配線を介してパッドと接続されるものであれば、この実施形態に係る自動設計方法および装置を適用することが可能である。
以下に説明するように、均等化領域抽出工程S201では、半導体集積回路のレイアウトデータから、均等化領域を抽出する。
まず、演算処理部111は、パッドPW1〜PN9およびタワーポストT(1,1) 〜T(5,5) の座標を、接続データ格納領域121(図1参照)から読み出す(ステップS301参照)。
次に、演算処理部111は、パッドPW1〜PN9の座標データから、X座標およびY座標の最小値Xmin ,Ymin および最大値Xmax ,Ymax を抽出する(ステップS302参照)。
続いて、演算処理部111は、これらの座標から、点Pmin=(Xmin,Ymin),Pmax=(Xmax,Ymax)を求める(ステップS303参照)。
そして、演算処理部111は、これら2点Pmin ,Pmax を対角線の頂点とする矩形領域420を求める(ステップS304参照)。以下、この領域を「配線可能領域」と称する。
さらに、演算処理部111は、配線可能領域420から、隣接するタワーポスト行の間の領域432,433,434,435、タワーポストの先頭行T(1,1) 〜T(1,5) とパッド行PN1〜PN9との間の領域431、および、タワーポストの最終行T(5,1) 〜T(5,5) とパッド行PS1〜PS9との間の領域436を抽出する。同様に、演算処理部111は、配線可能領域420から、隣接するタワーポスト列の間の領域442,443,444,445、タワーポストの先頭列T(1,1) 〜T(5,1) とパッド列PW1〜PW9との間の領域441および、タワーポストの最終列T(1,5) 〜T(5,5) とパッド列PE1〜PE9との間の領域446を抽出する(ステップS305参照)。
演算処理部111は、配線状態記憶部112に、これらの領域431〜436,441〜446を、均等化領域として記憶させる(ステップS306参照)。
以上により、均等化領域抽出工程を終了する。
配線抽出工程
配線抽出工程S202について、図5および図6を用いて説明する。ここで、図5は本工程S202を示す詳細フローチャートであり、図6は本工程S202のレイアウトデータを示す概念図である。
以下に説明するように、配線抽出工程S202では、均等化領域抽出工程S201で抽出された均等化領域431〜436,441〜446(図4参照)から、配線を抽出する。
まず、演算処理部111は、均等化領域431〜436,441〜446から、処理対象となる均等化領域を1個特定する(ステップS501参照)。
次に、演算処理部111は、特定された均等化領域内に含まれる配線を抽出する(ステップS502参照)。図6(A)は、均等化領域431〜436(すなわち、長手方向がX軸方向と一致する均等化領域)内に含まれる配線の一例を概念的に示している。また、図6(B)は、均等化領域441〜446(すなわち、長手方向がY軸方向と一致する均等化領域)内に含まれる配線の一例を概念的に示している。図6(A)、(B)に示したように、半導体チップの表面410に形成された配線610,630が、均等化領域620,640の外縁に沿って切断されて、抽出される。
続いて、演算処理部111は、処理対象となる均等化領域がX軸方向に長い均等化領域か或いはY軸方向に長い均等化領域かを、チェックする(ステップS503参照)。
そして、演算処理部111は、処理対象となる均等化領域がY軸方向に長い均等化領域である場合に、抽出された配線を90度回転させ、さらに、X軸でミラー反転させる(ステップS504参照)。90度の回転およびミラー反転を行った後の均等化領域を、図6(C)に示す。このような変換処理を施すことにより、以下の処理工程で、Y軸方向に長い均等化領域を、X軸方向に長い均等化領域であるとして扱うことができる。したがって、これらの均等化領域に対する処理を統一化することができるので、処理プログラムが簡単になる。なお、Y軸方向に長い均等化領域ではなく、X軸方向に長い均等化領域の方に変換処理を施してもよいことは、もちろんである。
以上の処理は、すべての均等化領域について行われる。
配線間隔均等化工程
配線間隔均等化工程S203について、図7〜図9を用いて説明する。ここで、図7は本工程S203を示す詳細フローチャートであり、図8および図9は本工程S203のレイアウトデータを示す概念図である。
以下に説明するように、配線間隔均等化工程S203では、配線抽出工程S202で抽出された配線から、その均等化領域の長手方向の線分を抽出して移動させることにより、これらの線分の間隔を均等化する。
まず、演算処理部111は、配線抽出工程S202で抽出された配線から、均等化の対象となる線分を抽出する(ステップS701参照)。図8(A)に、均等化の対象となる線分を、斜線で示す。このように、この実施形態では、均等化領域の長手方向の線分I1〜I7が、均等化の対象になる。
次に、演算処理部111は、均等化の対象となる線分I1〜I7と、これらの線分に接続される他の線分J1〜J13と、これらの線分I1〜I7,J1〜J13のネット番号(配線の論理接続情報)とを、配線状態記憶部112(図1参照)に記憶させる(ステップS702参照)。
続いて、演算処理部111は、均等化の対象となる線分I1〜I7を、それぞれ、均等化領域の長手方向に沿った辺にシフトさせる(ステップS703参照)。図8(B)に示したように、この実施形態では、下側の辺801に、線分I1〜I7をシフトさせることにする。このシフトにより、線分I1〜I7は辺801と順次接するように(すなわち、線分I3,I6,I7は辺801に直接接し、線分I2,I4,I5は線分I3,I6,I7を介して辺801に接し、線分I1は線分I3,I2を介して辺801に接するように)なる。
さらに、演算処理部111は、線分I1〜I7を配置すべき位置を計算する(ステップS704参照)。以下、この計算の方法について、図9を用いて説明する。
図9において、(A)は上述のステップS703を終了した状態を示す部分的な概念図、(B)は均等配置が完成した状態を示す部分的な概念図である。
図9(A)に示したように、線分I1〜I3は、辺801と順次接するようにシフトされている(上述のステップS703参照)。このため、線分I1〜I3が配置されている領域の幅D1は、これら線分I1〜I3の合計線幅を示すことになる。また、均等化領域の幅D0とD1との差は、線分I1〜I3が配置されていない領域の幅である。
一方、図9(B)に示したように、均等配置が完成したとき、均等化領域の下側の辺801と上側の辺802との間には、それぞれ、非配線領域が設けられることになる。この実施形態では、配線間隔を均等化するので、これらの非配線領域の幅d1〜d4は互いに同一になる。
ここで、図9(A)の非配線領域幅D0−D1は、図9(B)の非配線領域幅の和d1+d2+d3+d4と一致する。したがって、線分I1〜I3を均等に配置するためには、非配線領域幅d1〜d4の値をそれぞれ(D0−D1)/4とすればよい。
演算処理部111は、線分I1の上辺と均等化領域の上辺802との間隔d4が、(D0−D1)/4になるように、この線分I1を再シフトさせる。次に、演算処理部111は、線分I1の下辺と線分I2の上辺との間隔d3が(D0−D1)/4になるように、線分I2をシフトさせる。さらに、演算処理部111は、線分I2の下辺と線分I3の上辺との間隔d2が(D0−D1)/4になるように、線分I3をシフトさせる。これにより、図9(B)に示したような、線分I1〜I3の均等配置が終了する。
線分I3,I4を配置する領域では、均等化後に、3個の非配線領域d5,d6,d7が形成されることになる(図9(B)参照)。したがって、非配線領域d7の幅を、(D0−D2)/3とすればよい(D2は線分I3,I4の合計線幅、図9(A)参照)。演算処理部111は、線分I4の上辺と均等化領域の上辺802との間隔d7が、(D0−D2)/3になるように、この線分I4を再シフトさせる。ここで、線分I4の上辺と均等化領域の上辺802との間隔がd7=(D0−D2)/3であるのに対して、線分I3と均等化領域の下辺801との間隔はd7=(D0−D1)/4である。したがって、線分I3,I4の配置間隔は、完全には均等化されていない。この誤差は、半導体装置の製造上問題にならない範囲である場合(すなわち、マイグレーションやメッキ不良のおそれがない場合)は、無視してもよい。但し、問題となるおそれがある場合は、例えば、均等化領域の上辺802と線分I4の上辺との間隔が、線分I3の上辺と線分I4の下辺との間隔に一致するように線分I4の位置を調整すれば、マイグレーションやメッキ不良のおそれを低減することが可能である。
線分I5〜I7(図8参照)を配置する領域でも、上述の線分I1〜I3の場合と同様にして、均等化を行うことができる。ここで、線分I6,I7は互いに接続されており(図8(A)参照)、したがって、ネット番号が同一である。このような場合には、これらの線分I6,I7のY座標を揃えて、1本の線分にすることができる。
以上のように、均等化領域内において、配線間隔を(D0−Da)/(n+1)とすることにより、対応する各線分の間隔を均等化することができる(Daは線分幅の合計、nは線分の本数)。このような方法によれば、各線分I1〜I7の線幅を意識することなく均等化を行うことができるので、処理が簡単になる。
接続配線伸縮工程
接続配線伸縮工程S204について、図10、図11を用いて説明する。ここで、図10は本工程S204を示す詳細フローチャートであり、図11は本工程S204のレイアウトデータを示す概念図である。
以下に説明するように、接続配線伸縮工程S204では、配線抽出工程S202で抽出された配線から均等化された線分以外の線分J1〜J13(図8(A)参照)を抽出して伸縮させることにより、均等化された線分I1〜I7との接続状態を復元する。
まず、演算処理部111は、線分J1〜J13から、処理の対象となる線分(ここでは線分J1とする)を特定する(ステップS1001参照)。
次に、演算処理部111は、当該線分J1の接続相手となる線分を、均等化された線分I1〜I7から選択する(ステップS1002参照)。
続いて、演算処理部111は、線分J1を、切断部(均等化領域の外縁と接する部分)を固定したままY軸方向に伸縮させることにより、この接続関係を復元する(ステップS1003参照)。
そして、演算処理部111は、復元していない線分が残っているかどうかをチェックし、残っている場合にはステップS1001に戻る(ステップS1004参照)。
このような処理を、復元していない線分が無くなるまで繰り返すことにより、接続配線伸縮工程S204を完了することができる(図11参照)。
その後、処理された均等化領域がY軸方向に長い均等化領域である場合には、上述のステップS504とは逆の処理を行って、本来の状態に戻す。
上述のように、配線抽出工程S202、配線間隔均等化工程S203および接続配線伸縮工程S204は、すべての均等化領域431〜436,441〜446(図4参照)について実行される。そして、最後の均等化領域に対する処理が終了すると、演算処理部111は、均等化処理が施されたレイアウトデータをレイアウトデータ格納領域122に格納して、この実施形態に係る配線間隔自動均等化処理を終了する。
レイアウトデータ格納領域122に格納されたレイアウトデータは、他の自動設計装置に読み出されて、次の自動設計工程に使用される。
以上説明したように、この実施形態に係る自動設計技術は、パッドPW1〜PN9とタワーポストT(1,1) 〜T(5,5) との配線を、簡単な処理のみによって自動で均等化することができる。したがって、人手による作業工程を削減しつつ、マイグレーションやメッキ不良を防止することができる。また、自動化することにより、均一化処理に漏れが生じたり、配線間隔の設定値を間違えるといった、人為的ミスを防止することができる。特に、W−CSPのようなチップサイズパッケージにおけるパッド・タワーポスト間の再配線では、パッド列と最外部のタワーポストとの間の領域(図4の均等化領域431,436,441,446参照)に配線が集中しやすい。したがって、このような領域では、特に、この実施形態に係る自動設計技術を適用することが効果的である。
さらに、この実施形態に係る自動設計技術は、ネット番号が同一の線分を1本の線分にすることにより(ステップS203参照)、配線の折れ曲がりを削減することができ(図8(A)および図11の線分I6,I7参照)、この点でも、マイグレーションやメッキ不良を防止することができる。
また、この実施形態に係る自動設計技術は、X軸方向に長い均等化領域とY軸方向に長い均等化領域とに分けて均等化処理を行うので、均等化の対象となる配線を絞り込むことができ、したがって、処理を簡単にすることができる。
加えて、この実施形態に係る自動設計技術は、Y軸方向に長い均等化領域を、X軸方向に長い均等化領域であるとして扱うことができるので、これらの均等化領域に対する処理を統一化することができ、したがって、処理プログラムが簡単になる。
併せて、この実施形態に係る自動設計技術は、配線間隔均等化工程S203において、均等化を行う線分の線幅を意識する必要がないので、処理が簡単になる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態の自動設計方法および自動設計装置に係る配線間隔自動均等化処理について説明する。
この実施形態は、この発明の自動設計技術を、スタンダードセル方式を採用した半導体集積回路の配線間隔均等化に適用した例である。
図12は、スタンダードセル方式を採用した半導体集積回路のレイアウトデータを概略的に示す平面図である。
図12に示したように、半導体チップ1200の外周近傍には、多数のパッドPW1〜PW22,PS1〜PS18,PE1〜PE19,PN1〜PN16が配置される。そして、当該半導体チップ1200の中央部分には、多数のスタンダードセル1201が配置される。これらのスタンダードセル1201は、複数のスタンダードセル列を構成する。図12の例では、5個のスタンダードセル列1211〜1215が構成されている。
パッドPW1〜PN16とスタンダードセル1201とは、図示しない配線によって接続される。この実施形態に係る半導体集積回路は、複数の配線層を備えている。各配線層に設けられた配線は、コンタクトセルを介して、相互に接続される。
この実施形態では、隣接するスタンダードセル列に挟まれた領域1222,1223,1224、1225、先頭行のスタンダードセル列1211とこれに隣接するパッド行PN1〜PN16との間の領域1221、および、最終行のスタンダードセル列1215とこれに隣接するパッド行PS1〜PS18との間の領域1226に、均等化領域が設定される。すなわち、この実施形態では、X座標方向の均等化領域1221〜1226のみを設定し、Y座標方向の均等化領域は設定しない。各均等化領域1221〜1226は、複数の配線層を備えている。この実施形態では、すべての配線層に対して、配線間隔自動均等化処理を行う。
この実施形態に使用する自動設計装置の構成は、上述の第1の実施形態に係る自動設計装置の構成と同様であるので、説明を省略する。
図13は、この実施形態に係る自動設計の全体構成を示す概略フローチャートである。
図13に示したように、この実施形態に係る自動設計処理では、まず、演算処理部111が、均等化領域抽出工程(ステップS1301参照)を実行する。均等化領域抽出工程S1301の内容は、第1の実施形態の場合(図2のステップS201参照)と同様である。但し、この実施形態では、上述のように、X座標方向に長い均等化領域1221〜1226のみを設定し、Y座標方向に長い均等化領域は設定しない。
次に、演算処理部111は、配線層の中から、均等化処理を行う層を特定する(ステップS1302参照)。この実施形態では、配線層ごとに、各均等化領域1221〜1226の配線間隔自動均等化処理を行う。
続いて、演算処理部111は、配線抽出工程(ステップS1303参照)を行う。この実施形態の配線抽出工程S1303では、第1の実施形態に係る配線抽出工程(図5参照)と同様、まず均等化領域を特定し(S501参照)、次に当該均等化領域の配線を抽出する(S502参照)。但し、この実施形態では、Y座標方向に長い均等化領域が設定されないので、均等化領域がY軸方向に長い場合に配線データを変換する処理(S503、S504参照)は行わない。
さらに、演算処理部111は、配線間隔均等化工程(ステップS1304参照)および接続配線伸縮工程(ステップS1305参照)を行う。これらの工程S1304,S1305は、第1の実施形態における配線間隔均等化工程(ステップS203参照)および接続配線伸縮工程(ステップS204参照)と同様である。但し、この実施形態では、配線線分の移動・伸縮に伴って、コンタクトセルの移動も行う。
その後、演算処理部111は、当該配線層のすべての均等化領域1221〜1226に対する配線間隔の均等化が終了したかどうかを判断する(ステップS1306)。処理が行われていない均等化領域が残っている場合、演算処理部111は、次の均等化領域に対して、ステップS1303〜S1305の処理を実行する。
一方、ステップ1306で、すべての均等化領域1221〜1226に対する配線間隔均等化が終了したと判断された場合、続いて、演算処理部111は、すべての配線層に対する配線間隔均等化が終了したか否かを判断する(ステップS1307参照)。配線間隔均等化が行われていない配線層が残っている場合、演算処理部111は、対象となる配線層を切り換えて(ステップS1302参照)、ステップS1303〜S1305の処理を実行する。
ステップS1307ですべての配線層に対する配線間隔均等化が終了したと判断された場合、演算処理部111は、処理を完了する。
以上説明したように、この実施形態によれば、この発明に係る自動設計技術を、スタンダードセル方式を採用した半導体集積回路の配線処理に適用することができる。このため、この実施形態によれば、第1の実施形態と同様の理由により、人手による作業工程を削減しつつマイグレーションやメッキ不良を防止することができ、均等化処理時の人為的ミスを防止することができる。加えて、この実施形態に係る自動設計技術によれば、第1の実施形態と同様の理由により、配線の折れ曲がりを削減することができ、また、均等化を行う線分の線幅を意識する必要がないので処理が簡単である。
また、この実施形態では、ネット番号が同一の線分を1本の線分にすることにより(図2のステップS203参照)、同一配線層における配線の折れ曲がりを削減するだけでなく、異なる配線層間の配線接続を削減することが可能である。したがって、コンタクトセルの個数を減らすことができるので、配線抵抗を削減することができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態の自動設計方法および自動設計装置に係る配線間隔自動均等化処理について説明する。
この実施形態に係る自動設計の全体構成は、第2の実施形態の場合(図13)と同様である。但し、この実施形態は、配線間隔均等化工程(図13のステップS1304)が、上述の第2の実施形態と異なる。
図14は、この実施形態に係る配線間隔均等化工程を示す詳細フローチャートであり、図15は、当該配線間隔均等化工程のレイアウトデータを示す概念図である。
まず、演算処理部111は、配線抽出工程(図13のステップS1303参照)で抽出された配線から、均等化の対象となる線分(すなわち、均等化領域の長手方向に延びる線分)g1〜g3を抽出する(ステップS1401および図15(A)参照)。
次に、演算処理部111は、均等化の対象となる線分g1〜g3と、これらの線分に接続される他の線分h1〜h6と、これらの線分g1〜g3,h1〜h6のネット番号とを、配線状態記憶部112(図1参照)に記憶させる(ステップS1402参照)。
続いて、演算処理部111は、均等化の対象となる線分g1〜g3の間隔を、予め定められた最小線分間隔d0に揃える処理を行う(ステップS1403参照)。この処理では、まず、図15(B)に示したように、均等化領域の上辺1501のY座標に最も近い線分g1を、上辺1501から最小線分間隔d0だけ離れた位置までシフトさせる。続いて、2番目の線分g2を、線分g1の下辺から最小線分間隔d0だけ離れた位置までシフトさせる。さらに、3番目の線分g3を、線分g2の下辺から最小線分間隔d0だけ離れた位置までシフトさせる。
続いて、演算処理部111は、この均等化領域の下辺1502のY座標を、線分g3の下辺から最小線分間隔d0だけ離れた位置までシフトさせ、次段のスタンダードセル列1510の位置をこの下辺1502の座標シフト量に合わせてシフトさせ、さらに、次の均等化領域の上辺座標1503もスタンダードセル列1510のシフト量に合わせてシフトさせる(ステップS1404および図15(C)参照)。
以上のような処理は、すべての均等化領域に対して行われる。
ここで、この実施形態では、最小線分間隔d0を、マイグレーションやメッキ不良を防止することができる最小の線分間隔に設定する。
このように、この実施形態では、均等化の対象となる線分g1〜g3の間隔を、すべて最小線分間隔d0に設定し、且つ、この最小線分間隔d0に併せてスタンダードセル列の位置もシフトさせることとした。これにより、配線領域を圧縮することができるので、レイアウト面積を縮小することが可能になる。
加えて、上述の第2の実施形態と同様、人手による作業工程を削減しつつマイグレーションやメッキ不良を防止することができ、均等化処理時の人為的ミスを防止することができ、配線の折れ曲がりやコンタクトセルの個数を削減することができ、さらには、均等化を行う線分の線幅を意識する必要がないので処理が簡単である。
第1〜第3の実施形態に係る自動設計装置の全体構成を概略的に示すブロック図である。 第1の実施形態に係る自動設計方法の全体構成を示す概略フローチャートである。 図2の均等化領域抽出工程を示すフローチャートである。 図2の均等化領域抽出工程のレイアウトデータを示す概念図である。 図2の配線抽出工程を示すフローチャートである。 図2の配線抽出工程のレイアウトデータを示す概念図である。 図2の配線間隔均等化工程を示すフローチャートである。 図2の配線間隔均等化工程のレイアウトデータを示す概念図である。 図2の配線間隔均等化工程のレイアウトデータを示す概念図である。 図2の接続配線伸縮工程を示すフローチャートである。 図2の接続配線伸縮工程のレイアウトデータを示す概念図である。 第2の実施形態に係るレイアウトデータを示す概念図である。 第2の実施形態に係る自動設計方法の全体構成を示す概略フローチャートである。 第3の実施形態に係る配線間隔均等化工程のフローチャートである。 第3の実施形態に係る配線間隔均等化工程のレイアウトデータを示す概念図である。
符号の説明
100 自動設計装置
110 自動配線処理装置
111 演算処理部
112 配線状態記憶部
120 外部記憶装置
121 接続データ格納領域
122 レイアウトデータ格納領域
130 入力装置
140 表示装置
410 半導体チップ表面
420 配線可能範囲
PW1〜PW9,PS1〜PS9,PE1〜PE,PN1〜PN9 パッド
T(1,1) 〜T(5,5) タワーポスト
431〜436,441〜446 均等化領域

Claims (10)

  1. 自動設計装置を用いて、半導体集積回路に形成される配線の間隔を均等化する処理を自動的に行う半導体装置の自動設計方法であって、
    前記自動設計装置が備える領域抽出手段が、前記半導体集積回路のレイアウトデータから均等化領域を抽出する領域抽出工程と、
    前記自動設計装置が備える配線抽出手段が、当該領域抽出工程で抽出された前記均等化領域から前記配線を抽出する配線抽出工程と、
    前記自動設計装置が備える均等化手段が、前記配線抽出工程で抽出された前記配線から、当該均等化領域の長手方向の線分を抽出して移動させることにより、これらの線分の間隔を均等化する均等化工程と、
    前記自動設計装置が備える伸縮手段が、前記配線抽出工程で抽出された前記配線から他の線分を抽出して伸縮させることにより、前記長手方向の線分との接続状態を復元する伸縮工程と、
    を含み、
    前記領域抽出工程で抽出される前記均等化領域が、
    隣接する外部接続電極の行に挟まれた領域と、
    前記外部接続電極の先頭行とこれに隣接するパッド行との間の領域と、
    前記外部接続電極の最終行とこれに隣接するパッド行との間の領域と、
    隣接する前記外部接続電極の列に挟まれた領域と、
    前記外部接続電極の先頭列とこれに隣接するパッド列との間の領域と、
    前記外部接続電極の最終列とこれに隣接するパッド列との間の領域と、
    の少なくともいずれかを含み、
    前記均等化工程では、前記均等化領域内で電気的に接続される複数の配線を、前記長手方向に直交する方向の座標を揃えて一本の配線にする
    ことを特徴とする半導体装置の自動設計方法。
  2. 前記配線抽出工程が、前記長手方向が列方向の前記均等化領域から抽出された前記線分を90度回転させ且つ行方向の座標軸でミラー反転させる処理を含むことを特徴とする請求項に記載の半導体装置の自動設計方法。
  3. 自動設計装置を用いて、半導体集積回路に形成される配線の間隔を均等化する処理を自動的に行う半導体装置の自動設計方法であって、
    前記自動設計装置が備える領域抽出手段が、前記半導体集積回路のレイアウトデータから均等化領域を抽出する領域抽出工程と、
    前記自動設計装置が備える配線抽出手段が、当該領域抽出工程で抽出された前記均等化領域から前記配線を抽出する配線抽出工程と、
    前記自動設計装置が備える均等化手段が、前記配線抽出工程で抽出された前記配線から、当該均等化領域の長手方向の線分を抽出して移動させることにより、これらの線分の間隔を均等化する均等化工程と、
    前記自動設計装置が備える伸縮手段が、前記配線抽出工程で抽出された前記配線から他の線分を抽出して伸縮させることにより、前記長手方向の線分との接続状態を復元する伸縮工程と、
    を含み、
    前記領域抽出工程で抽出される前記均等化領域が、
    隣接するスタンダードセル列間の領域と、
    最初の前記スタンダードセル列とこれに隣接するパッド列との間の領域と、
    最後のスタンダードセル列とこれに隣接するパッド列との間の領域と、
    の少なくともいずれかを含み、
    前記均等化工程では、前記均等化領域内で電気的に接続される複数の配線を、前記長手方向に直交する方向の座標を揃えて一本の配線にする
    ことを特徴とする半導体装置の自動設計方法。
  4. 前記均等化工程が、前記長手方向の線分を、前記均等化領域内に均等間隔で配置する工程であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の半導体装置の自動設計方法。
  5. 前記均等化工程が、前記長手方向の線分を前記均等化領域内に所定の間隔で配置し、さらに、最後に配置された当該線分から当該所定の間隔だけ離れるように次段の前記スタンダードセル列を配置する工程であることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の自動設計方法。
  6. 半導体集積回路に形成される配線の間隔を均等化する処理を自動的に行う半導体装置の自動設計装置であって、
    前記半導体集積回路のレイアウトデータから均等化領域を抽出する領域抽出手段と、
    当該領域抽出手段で抽出された前記均等化領域から前記配線を抽出する配線抽出手段と、
    当該配線抽出手段で抽出された前記配線から、当該均等化領域の長手方向の線分を抽出して移動させることにより、これらの線分の間隔を均等化する均等化手段と、
    前記配線抽出手段で抽出された前記配線から他の線分を抽出して伸縮させることにより、前記長手方向の線分との接続状態を復元する伸縮手段と、
    を含み、
    前記領域抽出手段で抽出される前記均等化領域が、
    隣接する外部接続電極の行に挟まれた領域と、
    前記外部接続電極の先頭行とこれに隣接するパッド行との間の領域と、
    前記外部接続電極の最終行とこれに隣接するパッド行との間の領域と、
    隣接する前記外部接続電極の列に挟まれた領域と、
    前記外部接続電極の先頭列とこれに隣接するパッド列との間の領域と、
    前記外部接続電極の最終列とこれに隣接するパッド列との間の領域と、
    の少なくともいずれかを含み、
    前記均等化手段は、前記均等化領域内で電気的に接続される複数の配線を、前記長手方向に直交する方向の座標を揃えて一本の配線にする
    ことを特徴とする半導体装置の自動設計装置。
  7. 前記配線抽出手段が、前記長手方向が列方向の前記均等化領域から抽出された前記線分を90度回転させ且つ行方向の座標軸でミラー反転させる処理を行うことを特徴とする請求項に記載の半導体装置の自動設計装置。
  8. 半導体集積回路に形成される配線の間隔を均等化する処理を自動的に行う半導体装置の自動設計装置であって、
    前記半導体集積回路のレイアウトデータから均等化領域を抽出する領域抽出手段と、
    当該領域抽出手段で抽出された前記均等化領域から前記配線を抽出する配線抽出手段と、
    当該配線抽出手段で抽出された前記配線から、当該均等化領域の長手方向の線分を抽出して移動させることにより、これらの線分の間隔を均等化する均等化手段と、
    前記配線抽出手段で抽出された前記配線から他の線分を抽出して伸縮させることにより、前記長手方向の線分との接続状態を復元する伸縮手段と、
    を含み、
    前記領域抽出手段で抽出される前記均等化領域が、
    隣接するスタンダードセル列間の領域と、
    最初の前記スタンダードセル列とこれに隣接するパッド列との間の領域と、
    最後のスタンダードセル列とこれに隣接するパッド列との間の領域と、
    の少なくともいずれかを含み、
    前記均等化手段は、前記均等化領域内で電気的に接続される複数の配線を、前記長手方向に直交する方向の座標を揃えて一本の配線にする
    ことを特徴とする半導体装置の自動設計装置。
  9. 前記均等化手段が、前記長手方向の線分を、前記均等化領域内に均等間隔で配置する手段であることを特徴とする請求項のいずれかに記載の半導体装置の自動設計装置。
  10. 前記均等化手段が、前記長手方向の線分を前記均等化領域内に所定の間隔で配置し、さらに、最後に配置された当該線分から当該所定の間隔だけ離れるように次段の前記スタンダードセル列を配置する手段であることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の自動設計装置。
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