JP4587607B2 - フレキシブル回路基板および表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフレキシブル回路基板に関するものであり、とくに表示素子実装用のフレキシブル回路基板において、そのためのアライメントマークに係る改良に関するものである。
【0002】
また、本発明はかかるフレキシブル回路基板を用いた液晶やEl素子などの表示装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
ICを搭載したフレキシブル回路基板を液晶表示装置に実装した従来の構造を説明する。
【0004】
最初に、図3および図4によりフレキシブル回路基板の作製工程を述べる。
【0005】
図3は下記工程を経て得られる従来のフレキシブル回路基板の平面図であり、図4は、このフレキシブル回路基板1を表示素子に対して実装して成る液晶表示装置の平面図である。
【0006】
4〜12μm厚みの銅箔上にポリイミドのワニスを塗り、これを硬化させることで20〜30μm厚みのポリイミドフィルム37を形成し、ついで銅箔を所望の配線パターンにエッチングすることで、表示素子2と接続するための外部接続用端子3、前記素子チップである駆動IC5と接続するためのIC接続用端子6ならびに外部接続用端子3の両外側に形成した表示素子搭載用アライメントマーク4として露出する。
【0007】
上記のようなエッチングにより配線パターンを形成するにあたり、同時に駆動IC搭載用アライメントマーク7、駆動IC搭載用アライメントマーク7から引き出された駆動IC搭載用アライメントマーク引き出し配線10、表示素子搭載用アライメントマーク4から引き出された表示素子搭載用アライメントマーク引き出し配線13、ならびに最終的に外形カットの際切り落とされる領域に電解メッキ用パターン9も設ける。
【0008】
したがって、表示素子搭載用アライメントマーク4は、表示素子搭載用アライメントマーク引き出し配線13により電解メッキ用パターン9に結線し、駆動IC搭載用アライメントマーク7も駆動IC搭載用アライメントマーク引き出し配線10により電解メッキ用パターン9に結線する。
【0009】
また、駆動IC搭載用アライメントマーク7は、外部接続用端子3とIC接続用端子6を結線するリード11内に存在するため、駆動IC搭載用アライメントマーク引き出し配線10がリード11と接触しないよう、外部接続用端子3の間から引き出して電解メッキ用パターン9へ結線する。
【0010】
次に、全てのリードとアライメントマークおよび配線に、Auの電解メッキを行う。然る後、得られた配線パターン上にレジスト12を被膜し、そのレジスト12内に駆動IC5搭載用のレジスト除去部を設けることで、IC接続用端子6を露出し、一方、表示素子2と接続する領域においても、レジスト除去部を設けることで外部接続用端子3も露出される。
【0011】
上記のようなレジスト12を除去するにあたり、同時に、表示素子搭載用アライメントマーク4、駆動IC搭載用アライメントマーク7、表示素子搭載用アライメントマーク引き出し配線10における外部接続用端子3付近の一部、ならびに駆動素子搭載用アライメントマーク引き出し配線13に対しても露出させる。
【0012】
そして、レジスト除去後、フィルムシートから所定のカットライン8にそって切断することでフレキシブル回路基板1が得られる。
【0013】
かくして得られたフレキシブル回路基板1は、フレキシブル回路基板1上の駆動IC搭載用アライメントマーク7を画像処理等によって認識し、駆動IC5と位置合わせをおこなうことでその駆動IC5を接続する。
【0014】
さらに図3に示されるとおり、駆動IC5が接続されたフレキシブル回路基板1上の表示素子搭載用アライメントマーク4を画像処理等によって認識し、表示素子2と位置合わせを行い、フレキシブル回路基板1を表示素子2に対し実装することで、表示装置が完成する。
【0015】
上記構成のように、表示素子搭載用アライメントマーク4を設けることで、フレキシブル回路基板と表示素子2を高い精度で位置合わせすることが可能となった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成のフレキシブル回路基板1においては、表示素子搭載用アライメントマーク4を外部接続用端子3の両外側に形成しており、これに伴って表示素子搭載用アライメントマーク引き出し配線13もその両外側に形成しなければならず、これによって、そのスペースを確保するために、フレキシブル回路基板1の外形サイズが大きくなり、その結果、近年の小型化、高密度配線化ならびに低コスト化という市場のニーズに応えられなかった。
【0017】
したがって、本発明は叙上に鑑みて完成されたものであり、その目的は小型化、高密度配線化、低コスト化を達成したフレキシブル回路基板を提供することにある。
【0018】
本発明の他の目的は、本発明のフレキシブル回路基板でもって表示素子に対し高い実装精度にて位置合わせができた表示装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明のフレキシブル回路基板は、素子チップを搭載するための長方形状の素子チップ搭載領域を有する基体と、該基体上に設けられた、前記素子チップ搭載領域に位置する第1素子チップ接続用端子および第2素子チップ接続用端子と、前記素子チップ搭載領域の長辺を介して前記第1素子チップ接続用端子から引き出された、前記素子チップからの出力信号を伝送するための第1配線パターンと、前記素子チップ搭載領域の短辺を介して前記第2素子チップ接続用端子から引き出された、前記素子チップからの出力信号を伝送するための第2配線パターンと、前記素子チップ搭載領域外の前記基体上に設けられた、前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンとは電気的に絶縁された素子チップ用アライメントマークと、前記素子チップ搭載領域外の前記基体上に設けられた、前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンとは電気的に絶縁された表示素子用アライメントマークと、前記素子チップ搭載領域外の前記基体上に設けられた、前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンとは電気的に絶縁され、前記素子チップ用アライメントマークおよび前記表示素子用アライメントマークに電気的に接続されたアライメントマーク用引き出し配線とを備え、前記素子チップ用アライメントマーク、前記表示素子用アライメントマークおよび前記アライメントマーク用引き出し配線は、平面視において前記第1配線パターンと前記第2配線パターンとの間に位置していることを特徴とする。
【0020】
また本発明の表示装置は、上記フレキシブル回路基板と、該フレキシブル回路基板の前記素子チップ搭載領域に搭載された素子チップと、前記フレキシブル回路基板が電気的に接続された表示素子とを備える
【0021】
【作用】
本発明のフレキシブル回路基板は、上記構成のように従来のフレキシブル回路基板において用いた外部接続用端子の両外側に表示素子搭載用アライメントマークおよび表示素子搭載用アライメントマーク引き出し配線が不要となり、これにより高密度配線ができ、その結果、マザーフィルムからの取り数が増大することで製造コストが低減され、低コストなフレキシブル回路基板が提供できる。
【0022】
また、本発明の表示装置においては、前記素子チップを搭載した本発明のフレキシブル回路基板を、表示素子に配設するにあたり、この表示素子の配線パターンと、フレキシブル回路基板の外部接続用端子とを接続して、前記素子チップの出力信号を表示素子へ伝達せしめてなることで、小型化、高密度配線化および低コスト化した表示装置が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のフレキシブル回路基板を図1と図2でもって詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明のフレキシブル回路基板の平面図であり、図2はフレキシブル回路基板としてきり出す前の平面図である。なお、従来のフレキシブル回路基板と同一箇所には、同一符号を付す。
(本発明のフレキシブル回路基板)
図2に示す如くフレキシブル回路基板1は、4〜12μm厚みの銅箔上にポリイミドワニスを塗り、これを硬化させることで20〜30μm厚みのポリイミドフィルム37を形成し、そして、銅箔を所定の配線パターンにエッチングし、この配線パターンにAuの電解メッキをおこない、そのメッキ処理を施した配線パターン上に前記保護膜であるレジスト12を塗着し、その後に配線パターンの一部が露出されるようにレジスト12を部分的に除去したものである。
【0025】
このような工程を経て露出される配線パターンとしては、
(1)IC接続用端子6
(2)外部接続用端子3
(3)駆動IC搭載用アライメントマーク7
(4)駆動IC搭載用アライメントマーク引き出し配線10の一部
(5)電解メッキ用パターン9
がある。
【0026】
上記(1)の端子6においては、駆動IC5が実装される。また(2)の端子3においては、端子6からリード11を通して延在させた端子である。このリード11の配線の間に(3)であるアライメントマーク7が形成される。(4)である引き出し配線10は、アライメントマーク7から端子3付近までリード11に接触しないように延在させた線であり、端子3付近において端子3と同時に露出される。また、(1)〜(4)は(5)であるパターン9に接続する。
【0027】
そして、本発明のフレキシブル回路基板1において、上記配線パターンの一部である外部接続用端子3及び/又は駆動IC搭載用アライメントマーク引き出し配線10に表示素子搭載用アライメントマーク4を設けている。
【0028】
このようなレジストの一部除去工程の後、フィルム37に対して所定のカットライン8にそって切断することで、図1に示したフレキシブル回路基板が得られた。
【0029】
上記構成のフレキシブル回路基板1においては、駆動IC5を実装するにあたり、駆動IC搭載用アライメントマーク7を画像処理等によって認識し、駆動IC5と位置合わせをおこなうことで、その駆動IC5を精確に接続することができた。
【0030】
接続には、異方性導電フィルム(ACF)や非導電性ペースト(NCP)等を使用し、170℃〜220℃の温度でもって加熱してやることで固定させる。
【0031】
続けて、駆動IC5が接続されたフレキシブル回路基板1上の表示素子搭載用アライメントマーク4を画像処理等によって認識し、表示素子2と位置合わせを行い、フレキシブル回路基板1に表示素子2を実装することで、表示装置が完成した。
【0032】
かくして本発明のフレキシブル回路基板1によれば、レジスト12の外側領域に駆動IC搭載用アライメントマーク引き出し配線10上の外部接続用端子3内に表示素子搭載用アライメントマーク4を形成したことにより、従来のフレキシブル回路基板において用いた外部接続用端子3の両外側に設けていた表示素子搭載用アライメントマーク4および表示素子搭載用アライメントマーク引き出し配線13が不要となり、設計効率が向上し、小型化とともに高密度配線ができるようになった。しかも、かかる高密度配線が達成されたことで、マザーフィルムからの取り数が増大し、これによって製造コストが低減された。
【0033】
次に本発明の他の例を述べる。
【0034】
図5は他のフレキシブル回路基板の平面図である。なお、図1に示すフレキシブル回路基板と同一箇所には、同一符号を付す。
【0035】
前述したフレキシブル回路基板1においては、表示素子搭載用アライメントマーク4を外部接続用端子3内の駆動素子搭載用アライメントマーク引き出し配線10上に形成したが、これに代えて、本例においては表示素子搭載用アライメントマーク4を外部接続用端子3の外側両端に形成したものである。このような構成においても上記した有利な効果が得られた。
【0036】
なお、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更や改良等はなんら差し支えない。たとえば、
本例においては銅箔を用いたが、これに代えて、ポリイミドフィルム上に銅を蒸着してフィルム基板となしてもよい。
【0037】
上記作製工程では、配線パターンを形成し、その後に配線やアライメントマークおよびリードに対しAuの電解メッキをおこない、レジスト12の形成を行った。それに代えて、配線パターンを形成し、先にレジスト12を被覆し、レジスト12に被覆されないIC接続用端子6、外部接続用端子3、表示素子搭載用アライメントマーク4および駆動IC搭載用アライメントマーク7に対しAuの電解メッキを行ってもよい。
【0038】
レジストの代わりに、ポリイミドフィルムを貼り付けるなどの他の保護膜を形成してもよい。
【0039】
除去工程とは一つのものに限定されるものではなく、例えばレジスト除去部分にマスクを形成し、レジスト塗着後これを除くことで配線が露出されるものでもよい。また、マスクを露光しエッチングすることで配線が露出されるものでもよい。
【0040】
素子チップとして駆動IC機能をもつ、メモリやコントローラなどの各種素子チップを用いてもよい。
【0041】
1つの駆動IC搭載用アライメントマーク7から延在する引き出し配線をリード11に接続したことでもって、このリード11に駆動IC搭載用アライメントマーク引き出し配線と兼用してもよい。
【0042】
アライメントマークは、画像処理等によって認識されるので、認識される範囲内であれば×印など種々な形状、構造を採用し得る。
【0043】
また、表示素子搭載用アライメントマークは、外部接続用端子3及び駆動IC搭載用アライメントマーク引き出し配線10の双方に形成してもよい。
【0044】
さらにまた、表示素子搭載用アライメントマークの数は、本例では2つであったがそれに限定されるものではない。
【0045】
例えば、予備用のアライメントマークとして、更に1個、2個あるいは3個以上形成することで、前工程によるエッチング処理でもって本来のアライメントマークが不明瞭に形成されたとしても代替用のマークと成り得る。
などがある。
【0046】
(本発明の表示装置)
本発明においては、すでに小型化した表示装置をさらに小型化する際に、もっとも有効であって、従来のフレキシブル回路基板1において用いた外部接続用端子3の両外側に設けていた表示素子搭載用アライメントマーク4および表示素子搭載用アライメントマーク引き出し配線13が不要になったことで、その効果は顕著である。
【0047】
以下、本発明の表示装置について液晶表示装置を例にして図6〜図9でもって説明する。なお、図3に示す表示装置と同一部材には、同一の符号を付してある。
【0048】
図6は、本発明に係る単純マトリックスタイプの液晶表示装置の平面図であり、図7はこの液晶表示装置に対し本発明のフレキシブル回路基板を実装する前の表示素子としての平面図である。図8と図9は表示素子の配線パターンを示す平面図である。
【0049】
先ず図6にてこの液晶表示装置の概略を説明すると、1つの表示素子2に対し1つのフレキシブル回路基板1を配設した構成であって、大面積のガラス基板14と小面積のガラス基板15とを液晶材料を介して配設することで、表示画面35が設けられる。
【0050】
そして、大面積のガラス基板14上の非表示画面上には、表示画面35より延在させた配線パターンを形成している。
【0051】
この配線パターンは図7に示すように大面積ガラス基板14の一辺付近に集約して並べた構成であって、両外側付近に複数の走査リード16を配列してなる走査リード群18と、中心付近に複数の信号リード17を配列してなる信号リード群19とを形成し、フレキシブル回路基板1と接続される。なお、これら走査リード群18と信号リード群19との間には通常スペース20が設けられる。
【0052】
これら走査リード16と信号リード17の配線構成を図8と図9にて説明する。 先ず図8にて走査リード16の配線構成を述べる。
【0053】
走査リード16は信号リード17と直交するように前記大面積ガラス基板36に配設し、表示画面上の走査リード16上半分を一方向に、下半分を他方向に、それぞれ非表示画面上に延在し、そして、フレキシブル回路基板上の外部接続用端子3との接続付近にまで引き回し走査リード群18となる。
【0054】
図9にて示す信号リード17の配線構成においては、信号リード17は走査リード16と直交するように前記小面積のガラス基板15に配設し、表示画面上の信号リード17を外部接続用端子3との接続付近にまで引き回し信号リード群19となる。
【0055】
このように接続部に形成した走査リード群18および信号リード群19に対し、フレキシブル回路基板上の外部接続用端子3と接続され、これによって同基板のフィルム37上に実装された駆動IC5から、出力電圧が表示素子2に印加され、表示を行う構造となる。
【0056】
かくして上記構成の表示装置においては、1つの表示素子に対し1つのフレキシブル回路基板を配設し、更にこの回路基板に対し1つの駆動IC5を実装した構造であり、この構造によれば、このICでもって走査用と信号用の双方に対して出力電圧を印加し、画像表示するようにしている。
【0057】
かかる表示装置によれば、下記のような作用効果も奏する。
【0058】
図7に示す如く、2つの走査リード群18の間に信号リード群19を介在させた構成の配線パターにおいては、それらのリード群18、19の間にスペース20を設けているが、このスペース20は全点灯検査を行う際に、走査リード16と信号リード17がショートしないためのものである。
【0059】
なお、全点灯検査とは、ゼブラゴムすなわち導電層と絶縁層が交互になった縦方向に電気が流れ横方向は絶縁される一方向にしか導通しないゴムを利用することで、液晶に信号を加え各リードの断線の有無を調べるものである。
【0060】
このようなスペース20は、従来、かかる検査以外の目的に利用されることがなかったが、本発明のフレキシブル回路基板1を用いることでそのスペースを有効に利用できた。すなわち、表示素子2に対してフレキシブル回路基板1を実装するにあたり、図8と図9に示すようにフレキシブル回路基板1上の表示素子搭載用アライメントマーク4を走査リード群18と信号リード群19の間に設けた構成にしてもよく(この構成の場合には、図1に示す表示素子搭載用アライメントマーク4に対応する)、これによって、フレキシブル回路基板1上の表示素子搭載用アライメントマーク4をスペース20上に配置することができた。
したがって、図4に示すフレキシブル回路基板に比べて図1に示すフレキシブル回路基板1を用いることで更に液晶表示装置の小型化が達成できた。
【0061】
(液晶表示パネルの具体的構成例)
表示画面35に使用される液晶パネル20について図10でもって説明する。
同図は液晶表示パネル36の断面図である。
【0062】
この液晶表示パネル36は完全なる透過型でも、あるいは反射型であっても、さらには半透過型の液晶表示装置でも良く、バックライトを用いることで、透過型または半透過型になる。
【0063】
本例ではバックライトを用いないことで反射型になる反射型液晶表示装置について説明する。
【0064】
図10に示すSTN型のカラー液晶表示パネル36によれば、ガラスや合成樹脂からなる透明基板24と透明基板34とを対向するが、透明基板34の内面にはアクリル系樹脂材などからなる樹脂でもってほぼ半球状の凸部33を多数配列することで、ランダム性の凸状配列群を形成し、この凸状配列群上に光反射材である銀もしくは銀合金を被覆させ反射膜32を形成し、この反射膜32の上にカラーフィルタ31を設けている。さらにカラーフィルタ31の間にアルミニウムやクロムなどの金属からなる薄膜もしくは感光性レジストにて形成した遮光膜であるブラックマトリクスを形成してもよい。
【0065】
そして、カラーフィルタ31の上にSiO2や樹脂からなるオーバーコート層30を被覆し、オーバーコート層30の上に多数平行に配列したITOからなる透明電極29と、一定方向にラビングしたポリイミド樹脂からなる配向膜28とを順次形成している。
【0066】
一方、透明基板24の内面には、多数平行に配列したITOからなる透明電極25を形成し、一定方向にラビングしたポリイミド樹脂からなる配向膜26とを順次形成している。
【0067】
上記透明電極25と透明電極29は、直交している。なお、透明電極25と配向膜26との間にSiO2からなる絶縁層を設けてもよい。
【0068】
上記カラーフィルタ31は、顔料分散方式、すなわちあらかじめ顔料(赤、青、緑など)により調合された感光性レジストを基板上に塗布し、フォトリソグラフィにより形成する。
【0069】
このように形成した、各種透明基板24、34を例えば200〜270°の角度でツイストされたカイラルネマチック液晶からなる液晶層27を介してシール材により貼り合わせる。さらに両透明基板24、34の間には液晶層27の厚みを一定にするためにスペーサ(図示せず)を多数配置する。
【0070】
上記構成の液晶表示パネル36の表示画面側にポリカーボネートなどからなる第1位相差フィルム23、第2位相差フィルム22ならびにヨウ素系のフィルムからなる偏光板21を順次形成し反射型液晶表示装置となる。
【0071】
上記構成のように反射型液晶表示装置においては、太陽光、蛍光灯などの外部照射による照射光は、偏光板21、第2位相差フィルム22、第1位相差フィルム23ならびに液晶層27を順次通過するが、表示画面の内部に入射された光は、カラーフィルタ31を透過して反射膜32にて反射され、そして、液晶層27通過し、第1位相差フィルム23、第2位相差フィルム22ならびに偏光板21を順次通過し、光出射され安定した鮮明な色表示ができる。
【0072】
ここで上記説明した液晶表示パネル36の透明電極24は信号リードであり、透明電極29は走査リードになる。
【0073】
なお、液晶表示装置は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更や改善などは何ら差し支えない。たとえば、上記の実施形態においては、反射型STN型単純単純マトリックスタイプのカラー液晶表示装置でもって説明しているが、透過型および半透過型でも良く、その他に双安定型単純マトリックスタイプのカラーおよびモノクロ液晶表示装置やモノクロタイプのSTN型単純マトリックスの液晶表示装置、TN型単純マトリックスタイプの液晶表示装置であっても同様な作用効果が得られる。
【0074】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明のフレキシブル回路基板によれば、素子チップを搭載するための長方形状の素子チップ搭載領域を有する基体と、基体上に設けられた、素子チップ搭載領域に位置する第1素子チップ接続用端子および第2素子チップ接続用端子と、素子チップ搭載領域の長辺を介して第1素子チップ接続用端子から引き出された、素子チップからの出力信号を伝送するための第1配線パターンと、素子チップ搭載領域の短辺を介して第2素子チップ接続用端子から引き出された、素子チップからの出力信号を伝送するための第2配線パターンと、素子チップ搭載領域外の基体上に設けられた、第1配線パターンおよび第2配線パターンとは電気的に絶縁された素子チップ用アライメントマークと、素子チップ搭載領域外の基体上に設けられた、第1配線パターンおよび第2配線パターンとは電気的に絶縁された表示素子用アライメントマークと、素子チップ搭載領域外の基体上に設けられた、第1配線パターンおよび第2配線パターンとは電気的に絶縁され、素子チップ用アライメントマークおよび表示素子用アライメントマークに電気的に接続されたアライメントマーク用引き出し配線とを備え、素子チップ用アライメントマーク、表示素子用アライメントマークおよびアライメントマーク用引き出し配線は、平面視において第1配線パターンと第2配線パターンとの間に位置していることで、従来のフレキシブル回路基板にて用いた表示素子用アライメントマークおよびそこから引き出された表示素子用アライメントマーク引き出し配線が不要となり、これにより、設計効率が向上し、高密度配線ができた。
【0075】
さらに本発明においては、高密度配線が達成されたことによりマザー基体からの取り数が増大し、これによって製造コストが低減され、その結果、小型化および低コスト化を達成したフレキシブル回路基板が提供できた。
【0076】
また、本発明の表示装置においては、上記フレキシブル回路基板と、このフレキシブル回路基板の素子チップ搭載領域に搭載された素子チップと、フレキシブル回路基板が電気的に接続された表示素子とを備えることで、小型化、高密度配線化および低コスト化した表示装置が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブル回路基板の平面図である。
【図2】本発明のフレキシブル回路基板のフィルムカット前の平面図である。
【図3】従来のフレキシブル回路基板の平面図である。
【図4】従来の液晶表示装置の平面図である。
【図5】本発明の他のフレキシブル回路基板の平面図である。
【図6】本発明のフレキシブル回路基板を搭載した表示装置の平面図である。
【図7】本発明のフレキシブル回路基板を搭載する表示素子の平面図である。
【図8】表示画面に走査リードを配線した平面図である。
【図9】表示画面に信号リードを配線した平面図である。
【図10】液晶表示パネルの断面図である。
【符号の説明】
1…フレキシブル回路基板
2…表示素子
3…外部接続用端子
4…表示素子搭載用アライメントマーク
5…駆動IC
6…IC接続用端子
7…駆動IC搭載用アライメントマーク
8…外形
9…電解メッキ用パターン
10…駆動IC搭載用アライメントマーク引出し配線
11…リード
12…レジスト
13…表示素子搭載用アライメントマーク引出し配線
14…大面積のガラス基板
15…小面積のガラス基板
16…走査リード
17…信号リード
18…走査リード群
19…信号リード群
20…スペース
21…偏光板
22…第2位相差フィルム
23…第1位相差フィルム
24…上ガラス基板
25…透明電極
26…配向膜
27…液晶層
28…配向膜
29…透明電極
30…オーバーコート層
31…カラーフィルター
32…反射膜
33…半球状の凸部
34…下ガラス基板
35…表示画面
36…液晶表示パネル
37…フィルム

Claims (2)

  1. 素子チップを搭載するための長方形状の素子チップ搭載領域を有する基体と、
    該基体上に設けられた、前記素子チップ搭載領域に位置する第1素子チップ接続用端子および第2素子チップ接続用端子と、
    前記素子チップ搭載領域の長辺を介して前記第1素子チップ接続用端子から引き出された、前記素子チップからの出力信号を伝送するための第1配線パターンと、
    前記素子チップ搭載領域の短辺を介して前記第2素子チップ接続用端子から引き出された、前記素子チップからの出力信号を伝送するための第2配線パターンと、
    前記素子チップ搭載領域外の前記基体上に設けられた、前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンとは電気的に絶縁された素子チップ用アライメントマークと、
    前記素子チップ搭載領域外の前記基体上に設けられた、前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンとは電気的に絶縁された表示素子用アライメントマークと、
    前記素子チップ搭載領域外の前記基体上に設けられた、前記第1配線パターンおよび前記第2配線パターンとは電気的に絶縁され、前記素子チップ用アライメントマークおよび前記表示素子用アライメントマークに電気的に接続されたアライメントマーク用引き出し配線とを備え、
    前記素子チップ用アライメントマーク、前記表示素子用アライメントマークおよび前記アライメントマーク用引き出し配線は、平面視において前記第1配線パターンと前記第2配線パターンとの間に位置していることを特徴とするフレキシブル回路基板。
  2. 請求項1に記載のフレキシブル回路基板と、
    該フレキシブル回路基板の前記素子チップ搭載領域に搭載された素子チップと、
    前記フレキシブル回路基板が電気的に接続された表示素子とを備えた表示装置
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