JP4038969B2 - 液晶装置およびその接続方法並びに電子機器 - Google Patents

液晶装置およびその接続方法並びに電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4038969B2
JP4038969B2 JP2000231463A JP2000231463A JP4038969B2 JP 4038969 B2 JP4038969 B2 JP 4038969B2 JP 2000231463 A JP2000231463 A JP 2000231463A JP 2000231463 A JP2000231463 A JP 2000231463A JP 4038969 B2 JP4038969 B2 JP 4038969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
substrate
silver
crystal layer
crystal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000231463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002040466A (ja
Inventor
賢一 本田
浩朗 野村
孝昭 田中
洋一 百瀬
信孝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000231463A priority Critical patent/JP4038969B2/ja
Publication of JP2002040466A publication Critical patent/JP2002040466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4038969B2 publication Critical patent/JP4038969B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶装置および電子機器に関し、特に液晶装置を他の電子部品や電子機器に実装するにあたって容易に接続できる液晶装置及びその接続方法並びにそのような液晶装置を備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノートパソコン、携帯電話機、腕時計等の携帯用電子機器において、各種の情報を表示する手段として液晶表示パネルが広く使用されている。特に携帯用電子機器等では、筐体内部の限られた空間に液晶表示パネルを収容し、しかも表示し得る情報量を多くしたいという要求から、表示領域を極力広く、表示領域外の部分(以下、本明細書ではこの部分を非表示領域または額縁などという)を狭くする構成が望まれている。
【0003】
通常、この種の液晶表示装置、特にパッシブマトリクス(単純マトリクス)型と呼ばれる液晶表示装置では、対向する2枚の透明基板をシール材によって貼り合わせ、2枚の基板間でシール材によって囲まれた領域に液晶が封入されている。貼り合わされた各透明基板の対向面には互いに交差するストライプ状の透明電極が形成されている。この液晶表示装置では、2枚の基板上の透明電極が互いに交差する部分が画素となり、液晶を各画素毎に外部から駆動する方式が採用されている。ここで表示領域とは、シール材によって囲まれた内側で群として画素を構成した領域である。液画素晶を外部から制御し駆動表示するためには、例えば一方の基板を他方の基板の外形から外側に張り出させ、その張り出させた領域の基板表面には表示領域の透明電極から引き出された引き回し配線に信号を供給する駆動用ICをそれぞれ実装し、各駆動用ICの端子と引き廻し配線とを電気的に接続する構成が採用されていた。
【0004】
その後、液晶表示パネルの狭額縁化(非表示領域の縮小)、駆動用ICの使用数の削減等を目的として、画素数がそれ程多くない小規模のパネルの場合には、2枚の透明基板上の全ての電極を一方の基板上の非表示領域に設けた多数の引き廻し配線に導通させ、これら引き廻し配線に接続した1個の駆動用ICで駆動する方式が提案された。図25、図26はこの方式の液晶表示装置の構成例を示している。
【0005】
図25はいわゆるCOF(Chip On Film)実装と呼ばれる形態のものであり、下側基板100の一辺側が上側基板101の外側に張り出しており、この部分に1個の駆動用IC102が搭載されたフレキシブルプリント配線板103(Flexible Printed Circuit, 以下、FPCと略記する)が接合されている。下側基板100および上側基板101の対向面には互いに直交する方向に多数のストライプ状電極104,105が形成されている。
【0006】
図26はいわゆるCOG(Chip On Glass)実装と呼ばれる形態のものであり、下側基板110の一辺側が上側基板111の外側に張り出しており、この部分に駆動用IC112が直接搭載され、さらに駆動用IC112に駆動信号を供給するためのFPC113が接合されている。
【0007】
いずれの形態にしても、下側基板の電極用の引き廻し配線と上側基板の電極用の引き廻し配線は全て、FPCや駆動用ICが実装された下側基板の一辺側に集められている。
【0008】
引き廻し配線の接続構造の一例を図27、図28を用いて詳細に説明する。図27は上側基板の電極および引き廻し配線の配置を示す平面図であり、図28は下側基板の電極および引き廻し配線の配置を示す平面図である。図27に示すように、上側基板120においては、図中横方向に延在する短冊状の走査電極121がストライプ状に多数配置されている。ここで、多数の走査電極121が形成された領域が液晶表示装置としての表示領域122となる。そして、表示領域122の外方(図中表示領域122の右側と左側)の非表示領域に、各走査電極121に信号を供給するための走査電極用引き廻し配線123がそれぞれ配置されている。この引き廻し配線123は電極の延在方向に引き出された後、屈曲して上側基板120の一辺側(図中下側の辺)の両端部に集められている。
【0009】
一方、図28に示すように、下側基板130においては、走査電極121と直交する方向(図中縦方向)に延在する短冊状の信号電極131がストライプ状に多数配置されている。そして、表示領域122の外方(図中表示領域122の下側中央部)の非表示領域に、各信号電極131に信号を供給するための信号電極用引き廻し配線132がそれぞれ配置されている。また、これら信号電極用引き廻し配線132が配置された領域の両側方に、上側基板120の走査電極用引き廻し配線123と電気的に接続するための走査電極用引き廻し配線133が走査電極121の数と同数、配置されている。また、この走査電極用引き廻し配線133のピッチは上側基板120の走査電極用引き廻し配線123のピッチと一致している。なお、本構成例においては、全ての引き廻し配線123,132は走査電極121もしくは信号電極131と一体に形成されており、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)等の透明導電膜で形成されている。
【0010】
上記構成の上側基板120と下側基板130を貼り合わせると、下側基板130の外形よりも上側基板120の外形の方が大きく、上側基板120上の走査電極用引き廻し配線123の下端と下側基板130上の走査電極用引き廻し配線133の上端とが、図中符号134で示す上下導通部で対向するように位置する。上下導通部134には例えば異方性導電膜、導電性粒子を含む導電材等が設けられており、これを介して上側基板120上の走査電極用引き廻し配線123と下側基板130上の走査電極用引き廻し配線133とが電気的に接続される。このようにして、全ての走査電極用引き廻し配線133と全ての信号電極用引き廻し配線132が下側基板130の一辺側に集められたことになるので、この部分に例えば図25に示したようなCOF実装を行えば、COF上の1個の駆動用ICから全ての走査電極121と信号電極131に対して信号を供給することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の液晶表示装置には、以下のような問題点があった。
【0012】
すなわち、従来の液晶表示装置を他の電子部品や電子機器に実装する場合、図25や図26に示すように、駆動用ICに信号を供給するためにはFPCを介して他の電子部品や電子機器と接合する方法が採られていた。信号を供給するためのFPCは、液晶表示装置の基板から大きく張り出して設けられるため、液晶表示パネルの狭額縁化の成果が十分発揮されない結果を招くこととなる。
また、液晶表示装置を電子機器の筐体内に収容する場合、このFPC部分が無駄な空間となっていた。
さらに、液晶表示装置を他の電子部品や電子機器に実装する工程において、柔軟なFPCを吊り下げたまま搬送しなければならず、ハンドリングがやりにくいといった難点があった。
【0013】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、液晶表示装置を他の電子部品や電子機器に実装する際に、駆動用ICに信号を供給するためのFPCを用いることなく、簡便な方法で確実に他の電子部品等に接続でき、しかもハンドリングに便利な液晶表示装置を提供しようとするものである。これにより、液晶表示パネルの狭額縁化の効果を最大限に活用した液晶表示装置およびこれを用いた電子機器を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の液晶装置は、互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、該一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の少なくとも1辺及び該1辺の基板端部にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の該外面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続され、ていることを特徴とする。
また、本発明の液晶装置は、互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、該一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の該外面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続され、ていることを特徴とする。
また、本発明の液晶装置は、互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、外部接続端子に接続するアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号入力用配線が一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面に形成されており、該一方の基板の液晶層に接する側の面である内面の該表示領域外の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、
駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の該外面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び該信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる該内面の走査電極用接続配線に接続され、ていることを特徴とする。
また、本発明の液晶装置と他の電子機器との接続方法は、互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、該一方の基板の端部の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の液晶層に接する面と反対側面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続されている液晶装置を使用して、該外部接続端子を他の電子機器の外部接続ソケットに挿入することを特徴とする。
また、本発明の液晶装置と他の電子機器との接続方法は、互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、該一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の該外面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続されている液晶装置を使用して、該外部接続端子を他の電子機器の外部接続端子に接続することを特徴とする。
また、本発明の液晶装置と他の電子機器との接続方法は、互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、該一方の基板の液晶層に接する面である内面の該表示領域外の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の液晶層に接する面と反対側面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続されている液晶装置を使用して、該外部接続端子と他の電子機器の外部接続端子とをボンディングワイヤーを介して接続することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の液晶装置は、互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持された液晶装置であって、一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の少なくとも1辺及び該1辺の基板端部に外部接続端子を設けることとした。回路基板の端部とは、回路基板の端の部分である。この外部接続端子を周辺相手のソケットに差し込むように構成したものである。
【0015】
このように液晶装置の基板の一部に外部接続端子を設けることにより、FPCを介することなく液晶装置を直接他の電子機器や電子部品に実装することができるので、無駄なスペースを省くことができるので狭額縁化の効果を最大限に発揮させることができ、取り扱いが簡単で実装作業も簡略化されることとなる。
また、本発明の液晶装置では、外部接続端子を一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の少なくとも1辺に設けることができる。基板の外面とは、液晶層に面する側と反対側の面であり、液晶を駆動させるための電極が形成されている面とは反対側の面である。外面の少なくとも1辺とは、外面上の4辺の内の少なくとも1辺である。基板の外面に外部接続端子を設けることにより、液晶装置を直接他の電子機器や電子部品に重ね合わせて実装することができるので、無駄なスペースを省くことができ、狭額縁化の効果を最大限に発揮させることができて、しかも取り扱いが簡単で実装作業も簡略化されることとなる。
また、本発明の液晶装置では、外部接続端子の接続する引き回し配線が一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の形成されており、外部接続端子を一方の基板の液晶層に接する側の面である内面の表示領域外の少なくとも1辺に設けることができる。
【0016】
基板の内面とは、基板が液晶層に面する側の面であり、液晶を駆動させるための電極が形成されている面である。内面の表示領域外の少なくとも1辺とは、液晶駆動回路が設けられた基板の、表示領域外の4辺の内の少なくとも1辺である。外部接続端子を表示領域外の少なくとも1辺に設けることにより、液晶装置の駆動回路面を直接他の電子機器や電子部品に重ね合わせて実装することができるので、無駄なスペースを省くことができ、狭額縁化の効果を最大限に発揮させることができて、しかも取り扱いが簡単で実装作業も簡略化されることとなる。
【0017】
ここで、本発明の液晶装置で使用する外部接続端子としては、ピンまたははんだボールを使用することができる。ピンまたははんだボールをグリッドアレイ状に配置しておきこれを使用すれば、多数の接続端子を同時に加熱圧接するのみの簡便な方法によって、確実に液晶装置と他の電子機器や電子部品とを接続することができる。
また、本発明の液晶装置としては、反射型液晶装置、透過型液晶装置、半透過反射型液晶装置のいずれであっても良い。本発明によりあらゆる形式の液晶装置において、狭額縁化の効果が発揮され、しかも取り扱いが簡単で実装作業も簡略化されることとなる。
【0018】
本発明の液晶装置と他の電子部品との接続方法の一つは、一方の基板の端部の少なくとも1辺に外部接続端子を具備している液晶装置を使用して、該外部接続端子を他の電子部品や電子機器の外部接続ソケットに挿入する接続方法である。液晶装置側に外部接続端子を備なえているので、電子部品や電子機器の外部接続ソケットに挿入するだけで、極めて簡単に接続することが可能となる。
本発明の液晶装置と他の電子部品との他の接続方法は、一方の基板の外面の少なくとも1辺に外部接続端子を具備している液晶装置を使用して、該外部接続端子を他の電子部品の外部接続端子に接続させる接続方法である。液晶装置と他の電子部品とを直接接続するので、省スペース化が図れる利点を有する。
さらに他の液晶装置と他の電子部品との接続方法は、一方の基板の内面の表示領域外の少なくとも1辺に外部接続端子を具備している液晶装置を使用して、該外部接続端子と他の電子部品の外部接続端子とをボンディングワイヤーを介して接続する方法である。液晶装置の外部接続端子面と他の電子部品の外部接続端子とを同一面に向けて配置できるので、作業性が良くなる利点を有する。
【0019】
本発明の電子機器は、上記本発明の液晶装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、液晶装置と電子機器とが直接接続されているので余分な空間を必要とせず、狭額縁化による効果を最大限に発揮し、装置全体が小型である割に表示領域が広く、携帯性に優れた電子機器を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図12を参照して説明する。
【0021】
本実施の形態は、本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表示装置に適用した例であって、光反射部を兼ねた表示電極、いわゆる反射電極を有する液晶表示装置の例である。
【0022】
図1は本実施の形態の液晶表示装置全体を上面側から見た斜視図、図2は下面側から見た斜視図、図3は下側基板の上面(電極形成面)図、図4は下側基板の下面図、図5は上側基板の下面(電極形成面)図、図6は上側基板と下側基板を重ね合わせた状態を示す透視図、図7は図6のA−A’線に沿う断面図、図8は図6のB−B’線に沿う断面図である。なお、以下の全ての図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。
【0023】
本実施の形態の液晶表示装置1は、図1に示すように、下側基板2(第1の基板)と上側基板3(第2の基板)とが対向配置され、シール材(図1では図示略)シール材で囲まれた基板間に液晶層(図1では図示略)が挟持されている。本実施の形態では、下側基板2としてポリイミド等からなる不透明基板が用いられ、上側基板3としてポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、アクリル系樹脂等からなる透明基板が用いられている。以下の説明では、双方の基板の液晶層に面する側の面を「内面」、それと反対側の面を「外面」という。また、上側基板3の外面側に、位相差板4(λ/4板)、偏光板5(偏光手段)が順次貼着されている。なお、図2以降の図面では、位相差板4、偏光板5の図示は省略してある。
【0024】
下側基板2の内面上には多数の信号電極6(第1の導電部)がストライプ状に設けられ、それと対向する上側基板3の内面上には信号電極6と直交する方向に延在する多数の走査電極7(第2の導電部)がストライプ状に設けられている。そして、信号電極6と走査電極7が交差する部分が個々の画素8となり、多数の画素8がマトリクス状に配列した領域が表示領域9となる。なお、本実施の形態では下側基板2側の電極を信号電極、上側基板3側の電極を走査電極として説明するが、これは逆であっても一向にかまわない。
また、下側基板2の4辺の内の1辺には、外部接続端子を設けるための張り出し部分2aが設けられている。
【0025】
図2に示すように、下側基板2の外面上で透過平面的に表示領域9に対応する領域内に、駆動用IC10が実装されている。この駆動用IC10は、外部回路(図示せず)から入力された信号を受けて信号電極6に対しては画像信号を、走査電極7に対しては走査信号を供給するものである。また、下側基板2の外面上には、後述する信号電極用引き廻し配線(第1の引き廻し導電部)の一部を構成する信号電極用接続配線12(第1の外面上接続部)、および走査電極用引き廻し配線(第2の引き廻し導電部)の一部を構成する走査電極用接続配線14(第2の外面上接続部)がそれぞれ配設されており、駆動用IC10の端子と電気的に接続されている。
また、下側基板2の張り出し部分2aの先端には外部接続用端子26が設けられており、駆動用IC10に駆動信号を供給するための信号入力配線27を介して駆動用IC10と接続されている。
【0026】
図3に示すように、下側基板2の内面上に、アルミニウムや銀(又は銀を含む合金)などの光反射率の高い金属薄膜からなる多数の信号電極6がストライプ状に設けられている。これら信号電極6は反射層を兼ねており、表示時には上側基板3の外方から入射し、液晶層を透過した光がこれら信号電極6の表面で反射し、画像表示がなされるようになっている。信号電極6の一端はそのまま電極の延在方向に細く延び、その先端が円形に形成され、後述する孔内接続部(第1の孔内接続部)と接続するためのランド16となっている。ランド16の中央には、下側基板2の内面、外面間を貫通するスルーホールが形成されている。信号電極6の端部のこの部分が、信号電極6と駆動用IC10とを電気的に接続する信号電極用引き廻し配線の一部を構成する信号電極用接続配線18となる。
【0027】
本実施の形態の場合、信号電極用接続配線18は、図3における最上部の信号電極6から順に、信号電極6の左側、右側、左側、…というように交互に反対側の領域に引き出されているため、上下方向に隣接する接続配線間の間隔が広く確保され、接続配線同士が短絡しにくいようになっている。しかしながら、特に接続配線間の間隔等に問題がなければ、全ての接続配線を同方向に引き出したり、例えば上側半分の接続配線を左側、下側半分の接続配線を右側と分けて引き出すなど、接続配線の引き出し方向は任意で良い。さらに、特に接続配線として信号電極6よりも細い部分を作らなくても、単に信号電極6の端部にスルーホールを設けた構成でも良い。
【0028】
また、図3における信号電極形成領域の上方に、後述する上下導通部(基板間接続部)と孔内接続部(第2の孔内接続部)との間を電気的に接続する多数の走査電極用接続配線21(第2の内面上接続部)が形成されている。これら走査電極用接続配線21は上側基板3の各走査電極7と電気的に接続されるものである。本実施の形態の場合、各走査電極用接続配線21の一端は上下導通部に接する矩形のランド22、他端は孔内接続部に接する円形のランド23となっており、円形のランド23の中央には下側基板2の内面、外面間を貫通するスルーホールが形成されている。これら走査電極用接続配線21も信号電極6と同じアルミニウムや銀(又は銀を含む合金)などの材料で形成されている。
【0029】
図4は、図3に示す下側基板2を裏返して透かした状態を示している。下側基板2の外面上に、図3に示した信号電極用接続配線18のスルーホール、走査電極用接続配線21のスルーホールの位置に対応して円形のランド24,25がそれぞれ設けられ、信号電極用接続配線18のスルーホールに対応する各ランド24から駆動用IC10の実装領域に向けて信号電極用接続配線12がそれぞれ設けられ、走査電極用接続配線21のスルーホールに対応する各ランド25から駆動用IC10の実装領域に向けて走査電極用接続配線14が設けられている。
【0030】
下側基板2の周縁部の4辺のうち、3辺に沿って上記多数のランド24,25が配置されており、残りの1辺の張り出し部分2aの辺に沿って多数の外部接続端子26が形成されている。この外部接続端子26が形成されている張り出し部分2aは、上下基板間の導通が図られるランド23,25が端部で形成される基板辺と対向する基板辺側に設けられている。外部接続端子26は、この液晶表示装置1と駆動用外部回路等を他の電子部品又は他の電子機器等と接続する際に、その接続端子と接続するための端子である。そして、これら外部接続端子26の各々から駆動用IC10の実装領域に向けて、駆動用IC10に駆動信号を供給するための信号入力用配線27がそれぞれ設けられている。本実施の形態の場合、下側基板2の外面に形成された信号電極用接続配線12、走査電極用接続配線14、外部接続端子26、信号入力用配線27等は全て、内面側の信号電極6、各接続配線18,21等と同じく、アルミニウムや銀(又は銀を含む合金)等の材料から形成されている。
【0031】
なお、下側基板2の外面は、駆動用IC10の実装領域および外部接続端子26の形成領域を除く、配線が露出した領域をポリイミド、レジスト等の樹脂を用いて被覆しておくことが望ましい。このような被覆層を形成すると、信号電極用接続配線12、走査電極用接続配線14、信号入力用配線41等の配線の腐食、断線、ショート等の不具合を防止することができる。
【0032】
図5に示すように、上側基板3の内面上に、ITOなどの透明導電性薄膜からなる多数の走査電極7がストライプ状に設けられている。図5における各走査電極7の上端が上下導通部に接続される部分となる。なお、図示しない上側基板3の外面側は何も形成されていない平坦な面となっている。
【0033】
上記構成の下側基板2と上側基板3を重ね合わせると、図6に示すようになる。
【0034】
図6において、2点鎖線で示した符号41の部材は液晶層を基板間に封止するためのシール材である。信号電極6と走査電極7が交差する部分が個々の画素8となり、多数の画素8がマトリクス状に配列した領域が表示領域9となる。本実施の形態の場合、下側基板2の外形よりも上側基板3の外形の方が小さく、下側基板2は上側基板3の外側にはみ出している。また、下側基板2の一辺は上側基板3の外形よりも大きく突出して張り出した張り出し部分2aとなっている。張り出し部分2aには、外部接続端子26と信号入力用配線27が設けられている。下側基板2の内面上の各信号電極用接続配線18の先端のランド16の形成部分は、それぞれ上側基板3の外形から外側にはみ出した位置に配置して形成されている。一方、下側基板2の内面上の各走査電極用接続配線21については、上下導通部に接する矩形のランド22の部分がシール材41の形成部分に位置し、スルーホールが設けられた円形のランド23の部分が上側基板3の外形から外側にはみ出した位置に配置して形成されている。
【0035】
図7は図6のA−A’線に沿う断面図、すなわち信号電極6に沿った方向に切断した断面図である。この図に示すように、下側基板2と上側基板3は両基板間のシール材41によって貼り合わされ、下側基板2と上側基板3とシール材41とにより密閉された空間に液晶層28が挟持されている。ここでは、液晶層28として例えばSTN(Super Twisted Nematic)液晶等の一般的な液晶を用いることができる。
【0036】
下側基板2の内面上に信号電極6および信号電極6と一体形成された信号電極用接続配線18が形成されるとともに、下側基板2の外面上には信号電極用接続配線12が形成され、双方の信号電極用接続配線12,18の先端のランドの部分には基板を貫通するスルーホール17が形成されている。スルーホール17の内部には銀ペースト等の導電性材料が充填されており、この導電性材料が、内面側の信号電極用接続配線18と外面側の信号電極用接続配線12とを電気的に接続する孔内接続部15を構成している。
【0037】
ここで、孔内接続部15のより詳細な構成としては、例えばスルーホール17の内部に銀ペースト等の導電性材料を埋め込んで孔内接続部15を形成した後、導電性材料の表面を絶縁性の樹脂で被覆するなどして被覆層を形成すると、導電性材料の腐食を防止することができる。
【0038】
もしくはスルーホール17の内部に導電性材料を埋め込んで孔内接続部15を先に形成した後、孔内接続部15の上面および下面を覆うように下側基板2の内面上および外面上にそれぞれ信号電極用接続配線18,12を形成してもよい。
【0039】
もしくは、孔内接続部は、内面側および外面側の信号電極用接続配線同士を電気的に接続できればよいのであって、必ずしも孔の内部全体に埋め込まれていなくてもかまわない。したがって、電解メッキ法を用いてスルーホール17の内壁にのみ導電性材料を付着させ、孔内接続部15としてもよい。
【0040】
また図7に示すように、下側基板2の外面上の信号電極用接続配線12のスルーホール17が設けられた側と反対側の端部には、駆動用IC10の端子31が接続されている。以上のような配線構造を採ることにより、駆動用IC10から出力された画像信号は、下側基板2の外面上の信号電極用接続配線12、孔内接続部15、下側基板2の内面上の信号電極用接続配線18を経由して各信号電極6に供給される。よって、これら下側基板2の外面上の信号電極用接続配線12、孔内接続部15、下側基板2の内面上の信号電極用接続配線18が信号電極用引き廻し配線11を構成することになる。
【0041】
図7に示す駆動用IC10の実装形態は、ICの表面(端子形成面)側を基板側に向けた、いわゆるフェイスダウン実装(もしくはILB(Inner Lead Bonding)実装)と呼ばれるものであり、例えばマトリクス状に配置された半田ボールが端子31を構成するBGA(Ball Grid Array)型半導体素子などが用いられる。
【0042】
もしくは、図11に示すように、駆動用IC10の裏面側を下側基板2上に固定し、IC表面側の電極パッド33と信号電極用接続配線12とをボンディングワイヤー34でボンディングした、いわゆるフェイスアップ実装(もしくはOLB(Outer Lead Bonding)実装)と呼ばれる実装形態により駆動用ICを実装してもよい。
【0043】
また図7に示すように、上側基板3の内面には多数の走査電極7が形成されている。そして、下側基板2、上側基板3双方の液晶層28に接する最上層には配向膜35,36がそれぞれ形成されている。配向膜35,36はポリイミド等の膜からなり、ラビング等の配向処理が施されたものである。また、下側基板2と上側基板3の間には基板間の間隔(以下、セルギャップという)を一定に保持するためのスペーサ37が散布されている。
【0044】
一方、図8は図6のB−B’線に沿う断面図、すなわち走査電極7に沿った方向に切断した断面図であり、走査電極用引き廻し配線13の構成が示されている。この図に示すように、上側基板3の内面上に、シール材41の上面と接触するように走査電極7が形成されている。また、下側基板2の内面上には、多数の信号電極6が形成されるとともに、シール材41の下面と接触するように走査電極用接続配線21が形成されている。ここで、シール材41の内部には樹脂等のバインダー中に金属粒子等の導電材が混入されており、シール材41の上面および下面にそれぞれ接触した走査電極7と走査電極用接続配線21とが電気的に接続されて上下導通部19を構成している。
【0045】
以下、下側基板2の内面から外面にわたる構成は、信号電極用引き廻し配線11の場合と同様である。すなわち、下側基板2の外面上に走査電極用接続配線14が形成され、内面側、外面側双方の走査電極用接続配線21,14の先端のランド23,25の部分にスルーホール38が形成されている。スルーホール38の内部には銀ペースト等の導電性材料が充填され、この導電性材料が孔内接続部20を構成し、内面側、外面側の走査電極用接続配線21,14を互いに電気的に接続している。
【0046】
また、下側基板2の外面上の走査電極用接続配線14のスルーホール38が設けられた側と反対側の端部には、駆動用IC10の端子31が接続されている。以上のような配線構造を採ることにより、駆動用IC10から出力された走査信号は、下側基板2の外面上の走査電極用接続配線14、孔内接続部20、下側基板2の内面上の走査電極用接続配線21、上下導通部19を経由して各走査電極7に供給される。よって、これら下側基板2の外面上の走査電極用接続配線14、孔内接続部20、下側基板2の内面上の走査電極用接続配線21、および上下導通部19が走査電極用引き廻し配線13を構成することになる。
下側基板2の張り出し部分2aの外面には、信号入力用配線27が延出して形成されており、その先端に外部接続端子26aが形成されている。この態様では、外部接続端子26aは下側基板2の張り出し部分2aの信号入力用配線27と同じ外面側にのみ形成されている。外部接続端子26aは信号入力用配線27よりも一段厚く形成されている。
【0047】
図9には、下側基板2の張り出し部分2aに設けた外部接続端子の他の例として、下側基板2の張り出し部分2aの外面、すなわち信号入力用配線27と同じ側と、張り出し部分2aの端面及び下側基板2の張り出し部分2aの内面、すなわち信号電極6が設けられている面の3面に、断面がコの字型に設けられた外部接続端子26bを示した。この実施形態では下側基板2の張り出し部分2aに設けられた外部接続端子26を、接続しようとする他の電子部品や電子機器の外部接続用ソケットに挿入するので、外部接続端子26は他の電子部品や電子機器の外部接続用ソケットに合わせて形成すれば良い。
【0048】
なお、シール材41の内部に導電材を混入してこの部分を上下導通部19とすることに代えて、上側基板2の内面上でシール材41外側の下側基板2のスルーホール38の上方にあたる位置まで走査電極7を延在させ、下側基板2のスルーホール38の上方に任意の上下導通材を形成し、この部分を上下導通部としてもよい。この上下導通材は、例えば銀ペースト等の印刷により形成することができる。この構成の場合、シール材41の部分では電気的導通がないが、上下導通材の形成部分で基板間の導通がなされ、導通経路としては図8の構造とほとんど同様になる。
【0049】
以下、上記構成の液晶表示装置の製造方法について説明する。
【0050】
下側基板2の材料としてポリイミド基板を用意し、基板の表裏両面にアルミニウム等の金属材料からなる導電性薄膜を成膜する。次に、基板両面の導電性薄膜上に感光性レジストを塗布した後、基板両面上にフォトマスクを配置し、同時に露光を行う。次いで、周知のフォトリソグラフィー、エッチング技術を用いて下側基板の表裏両面の導電性薄膜のパターニングを同時に行うことにより、上述の下側基板2内面側の信号電極6、各接続配線18,21、外面側の信号電極用接続配線12、走査電極用接続配線14、信号入力用配線27、外部接続用端子26等を一括して形成する。
【0051】
次に、基板上の各接続配線端部の所定の箇所にCO2レーザー等を照射することによって基板を貫通するスルーホール17,38を形成する。スルーホールの他の形成方法としては、レジストパターンをマスクとしたケミカルエッチング等を用いてもよい。その後、スルーホール17,38の内部に銀ペースト等の導電性材料を充填して孔内接続部15,20を形成し、下側基板2両面の各接続配線間を電気的に導通させる。また、孔内接続部の他の形成方法としては、電解メッキ処理等を用いてスルーホールの内壁に導電性材料を付着させる方法でもよい。いずれにしても、本実施の形態の場合、基板の表裏両面の導電性薄膜材料を同じにしたことによって、1回のフォトリソグラフィー、エッチング工程で下側基板2内面側の信号電極等と外面側の各種接続配線等を同時に形成できるため、製造工程を大幅に簡略化することができる。
【0052】
一方、上側基板3の材料としてポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、アクリル系樹脂等の透明基板を用意し、基板の一面(内面となる面)側にITO等の透明性導電膜を成膜する。次いで、周知のフォトリソグラフィー、エッチング技術を用いて透明性導電膜をパターニングし、ストライプ状の走査電極7を形成する。
【0053】
次に、下側基板2、上側基板3双方の内面上にポリイミド等を塗布、焼成した後、ラビング法等による配向処理を施して配向膜35,36をそれぞれ形成する。次いで、下側基板2、上側基板3のいずれか一方の基板上にセルギャップを保持するためのスペーサ37を散布し、シール材41となる樹脂材料を印刷した後、下側基板2と上側基板3とを貼り合わせ、シール材41を硬化させて、空セルを作製する。本実施の形態の場合、シール材41の部分を上下導通部とするためにシール材41となる樹脂材料の中に金属粒子等の導電材を混入させておく。
【0054】
次に、空セル内に、真空注入法等によりシール材の液晶注入口から液晶を注入し、液晶注入口を封止することで液晶セルが作製される。さらに、上側基板3の外面側に位相差板4、偏光板5を順次貼着した後、下側基板2の外面側にフェイスダウン実装、フェイスアップ実装等の形態で駆動用IC10を実装する。
さらに必要に応じて、例えば図9に示すコの字型の外部接続用端子26bを形成する場合には、下側基板2の張り出し部分2aの端面に導電ペーストを使用して導体膜を形成し、上下を接続してコの字型の外部接続用端子26bを得る。
【0055】
または、コの字型の外部接続用端子26bは、下側基板2の張り出し部分2aの端面からコの字型の端子金具をはめ込んでかしめる方法で形成しても良い。
以上の工程により、本実施の形態の液晶表示装置1が完成する。
【0056】
本実施の形態の液晶表示装置1においては、下側基板2の外面上に下側基板2内面の信号電極6および上側基板3内面の走査電極7と電気的に接続され、これら電極に対して信号を供給する駆動用IC10が実装されている。そして、従来の構成では、各電極の引き廻し配線が例えば下側基板の内面上の表示領域の外側に引き廻されていたのに対し、本実施の形態の構成では、信号電極用引き廻し配線11、走査電極用引き廻し配線13の双方が、下側基板2、上側基板3各々の内面から下側基板2の内部を通って下側基板2の外面側に引き廻されている。
【0057】
したがって、本実施の形態によれば、従来の構成において下側基板内面の表示領域外側に設けていた引き廻し領域、さらにはFPCや電子部品の実装領域が不要となるので、その分だけ従来に比べて大幅に額縁を狭くすることができる。また、表示領域9内を含めて下側基板2の外面側全面に多数の接続配線をレイアウトすることができ、接続配線間のピッチを余裕を持って設計することができるので、引き廻し抵抗が増大するという問題が生じることもない。
【0058】
さらに、本実施の形態で下側基板2の材料にポリイミドを用いたように、下側基板2は必ずしも透明基板である必要はないため、液晶表示装置の基板材料として従来から一般的なガラス、石英等の透明基板の他、ポリイミド等の樹脂基板、セラミック基板等を用いることもでき、下側基板2の材料選択の自由度が向上する。例えば下側基板2にセラミック基板を用いた場合、下側基板の剛性が向上するので、基板の変形が生じにくくなり、セルギャップの均一性、ひいては表示の均一性に優れた液晶表示装置が得られる。また、上下の基板ともにプラスチックフィルム基板等の可撓性を有する基板で構成しても良い。この構成にすると、液晶表示装置の薄型化、軽量化が図れる、基板の割れ等の破損が生じにくくなる、基板を湾曲させることで曲面表示が可能になる、等の利点が得られ、携帯機器等の電子機器に好適なものとなる。
【0059】
また、下側基板2の張り出し部分2aの1辺に外部接続端子26が設けられているので、他の電子部品や電子機器に実装する場合、駆動用IC10に駆動信号を供給するためのFPC等を使用する必要はなく、外部接続端子26と他の電子部品や電子機器との接続をソケットに差し込むだけの簡単な方法で容易に行うことができる。また、外部接続端子26と他の電子部品や電子機器との接続時に応力が発生することもなく、表示に悪影響を及ぼすこともない。
【0060】
本実施の形態の場合、下側基板2のスルーホール17,38の位置をシール材41の外側に配置したため、スルーホール17,38の孔内接続部15,20の部分が下側基板2上で若干盛り上がった形状となったとしても、その影響でシール材41内部の表示領域9のセルギャップが変わるようなこともなく、画像表示上何ら支障がない。
【0061】
また本実施の形態では、上述したように、下側基板2の内面側の信号電極6等と外面側の各種接続配線等をアルミニウムなどの同じ材料で構成したため、製造工程の簡略化を図ることができたが、下側基板2の内面側の信号電極6等と外面側の各種接続配線等を異なる材料で形成してもよい。例えば、内面側の信号電極6には光反射率の高い銀、アルミニウム等の金属材料を用い、外面側の接続配線には低抵抗材料である銅等の金属材料を用いるようにしても良い。このようにすると、製造工程の簡略化という上記の利点は得られない代りに、引き廻し抵抗のより一層の低減を図ることができる。
図10は、本発明の外部接続用端子26を備えた液晶装置の駆動用IC10の実装方法を示す図である。図10に示す実装形態は、ICの表面(端子形成面)側を基板側に向けた、いわゆるフェイスダウン実装(もしくはILB(Inner Lead Bonding)実装)と呼ばれるものであり、例えばマトリクス状に配置された半田ボールが端子31を構成するBGA(Ball Grid Array)型半導体素子などが用いられる。
図11は、本発明の外部接続用端子26を備えた液晶装置の駆動用IC10の他の実装方法を示す図である。図11に示す実装形態は、駆動用IC10の裏面側を下側基板2上に固定し、IC表面側の電極パッド33と信号電極用接続配線12とをボンディングワイヤー34でボンディングした、いわゆるフェイスアップ実装(もしくはOLB(Outer Lead Bonding)実装)と呼ばれる実装形態である。
【0062】
図12は、本発明の外部接続用端子26を備えた液晶装置を他の電子部品あるいは電子機器と接続した状態を示す図である。図に示すように、液晶表示装置1の下側基板2の張り出し部分2aに、外部接続用端子26が設けられている。この外部接続用端子26の取付けられた下側基板2の張り出し部分2aを、例えば他の電子機器45の外部接続用ソケット46に図の矢印の方向に挿入するだけで、液晶表示装置1を他の電子機器45に簡単に実装することができる。また、実装するに際して特別なスペースも必要としないので、極めてコンパクトな実装が実現できる。
【0063】
[第2の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態を図13〜図15を参照して説明する。
【0064】
本実施の形態も第1の実施の形態と同様、本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表示装置に適用した例であって、光反射部を兼ねた表示電極、いわゆる反射電極を有する液晶表示装置の例である。第1の実施の形態と異なる点は、外部接続用端子としてはんだボール又はピンを用いた点である。
【0065】
このように、本実施の形態の液晶装置の概略構成は第1の実施の形態と共通であるため、共通な構成については図示および説明を省略する。
【0066】
図13は第1の実施の形態の図8に対応する図であって、図6のB−B’線に沿う断面図である。なお、これらの図面において、図1〜図12と共通の構成要素については同一の符号を付す。
【0067】
本実施の形態の液晶表示装置51は、図13に示すように、下側基板2の張り出し部分2aの信号入力用配線27の先端に、外部接続用端子26としてはんだボール26cが設けられている。他の構成は第1の実施態様の場合と全く同様である。
【0068】
図14は第1の実施の形態の図8に対応するもう一つの例を示す図であって、やはり図6のB−B’線に沿う断面図である。なお、これらの図面においても図1〜図12と共通の構成要素については同一の符号を付す。
【0069】
本実施の形態の液晶装置61は、図14に示すように、下側基板2の張り出し部分2aの信号入力用配線27の先端に、外部接続用端子26としてピン26dが設けられている。他の構成は第1の実施態様の場合と全く同様である。
これら図13及び図14に示す液晶表示装置51又は液晶装置61を、他の電子部品あるいは電子機器に実装する際の接続方法を示したのが、図15と図16である。図15は本発明の液晶装置を他の電子部品等に実装した場合の平面図を透かして示してある。図16は図15の線C−C’に沿った断面図である。図15に示すとおり、他の電子機器45の所定の位置に重ねるようにして、本発明の液晶装置61が配置されている。本発明の液晶装置61には、例えばピン26dがグリッドアレイ状に配置されており、他の電子機器45の所定の接続ソケット47の位置と一致するように配列してある。この状態を断面で示したのが図16である。この状態で液晶装置61を他の電子機器45に対して圧接すれば、グリッドアレイ状に配列されたピン26dが他の電子機器45の接続ソケット47に挿入され、本発明の液晶表示装置1が他の電子機器45に実装される。
また、本発明の液晶表示装置51に設けられた外部接続用の端子が、図13に示すようなはんだボール26cがグリッドアレイ状に複数配列されている場合には、図16の接続ソケット47に替えて上記グリッドアレイ状に対応した接続用パッドを設け、この接続用パッドにはんだボール26cを加熱圧接すれば、簡単に本発明の液晶表示装置51を他の電子機器45に実装することができる。
【0070】
[第3の実施の形態]
以下、本発明の第3の実施の形態を図17及び図18を参照して説明する。
【0071】
本実施の形態も第1、第2の実施の形態と同様、本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶表示装置に適用した例である。本実施形態が第1、第2の実施の形態と異なる点は、液晶表示装置61の外部接続用端子26として、金属パッド26cを設けた点である。金属パッド26eは第1の実施態様と同様に導電性の薄膜で構成しても良く、あるいは金属板で構成しても良い。表面が平坦になっていれば良い。この液晶表示装置1を異方性導電フィルム( Anisotropic Conductive Film:ACF)56を使用して、他の電子機器45に実装した場合の断面図を示したのが図18である。この場合、他の電子機器45の所定位置に、電子機器45用の金属パッド48を表面を平坦にして形成しておく。液晶表示装置61の金属パッド26eと他の電子機器45の金属パッド48を重ね合わせ、両者の間に異方性導電フィルム(ACF)56を挟んで圧着すれば、液晶表示装置61は他の電子機器45に簡単に実装できる。
【0072】
[第4の実施の形態]
最後に、本発明の第4の実施の形態を図19〜図21を参照して説明する。
【0073】
本実施の形態も第1〜第3の実施の形態と同様、本発明の液晶装置をパッシブマトリクス型液晶装置に適用した例である。しかしながら、第4の実施の形態が第1〜第3の実施の形態と異なる点は、第1〜第3の実施の形態では液晶表示装置1の外部接続用端子26を、基板の液晶表示面とは反対側の外面に設けていたのに対して、この第4の実施の形態では、液晶表示装置71の外部接続用端子26fを、回路基板の液晶表示面と同じ面に設けた点である。その他の構成は第1〜第3の実施の形態と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図19は、第1の実施の形態の図8に相当する図6の線B−B’に沿った断面図である。下側基板2の張り出し部分2aの信号入力用配線27の先端に、スルーホール39が設けられ、外部接続用端子26として外部接続端子26fが設けられている。他の構成は第1の実施態様の場合と全く同様である。
スルーホール39の内部には銀ペースト等の導電性材料が充填されており、この導電性材料が、外面側の信号入力用配線27と内面側の外部接続端子26fとを電気的に接続する孔内接続部55を構成している。
【0074】
ここで、孔内接続部55のより詳細な構成としては、例えばスルーホール39の内部に銀ペースト等の導電性材料を埋め込んで孔内接続部55を形成し、外部接続端子26fにワイヤーをボンディングした後、導電性材料の表面を絶縁性の樹脂で被覆するなどして被覆層を形成すると、導電性材料の腐食を防止することができる。
【0075】
このような本発明の液晶表示装置71を使用して、他の電子機器45に実装した場合の平面図を示したのが図20である。また、図20の線D−D’に沿った断面を示したのが図21である。この場合、他の電子機器45の所定位置に、電子機器45用の金属パッド49を表面を平坦にして形成しておく。液晶表示装置71の外部接続用端子26fと他の電子機器45の金属パッド49を図20のように並べて配置して、図21に示すように液晶表示装置71と他の電子機器45とを重ね合わせ、外部接続用端子26fと他の電子機器45の金属パッド49との間をボンディングワイヤー54で接続する。このようにすれば液晶表示装置71の外部接続用端子26fと他の電子機器45の金属パッド49が同一面側にあるので、ワイヤーボンディング装置(図示省略)を利用して能率良く液晶表示装置71を他の電子機器45に実装できる。
【0076】
[電子機器]
上記実施の形態の液晶表示装置を備えた電子機器の例について説明する。
【0077】
図22は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図22において、符号1000は携帯電話本体を示し、符号1001は上記の液晶表示装置を用いた液晶表示部を示している。
【0078】
図23は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図23において、符号1100は時計本体を示し、符号1101は上記の液晶表示装置を用いた液晶表示部を示している。
【0079】
図24は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図24において、符号1200は情報処理装置、符号1202はキーボードなどの入力部、符号1204は情報処理装置本体、符号1206は上記の液晶表示装置を用いた液晶表示部を示している。
【0080】
図22〜図24に示す電子機器は、上記実施の形態の液晶表示装置を用いた液晶表示部を備えているので、狭額縁化による小型の液晶パネルを備えたことにより装置全体が小型である割に表示領域が広く、携帯性に優れた電子機器を実現することができる。液晶装置を実装して上記のような電子機器を組み立てる際に、本発明の液晶装置を使用すれば、実装作業を大幅に簡素化することができる。
【0081】
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば液晶装置がTFD又はTFD方式のパッシブマトリクス型液晶表示装置の場合、カラーフィルターを備えた液晶装置の場合、反射層と表示電極を別個に有する液晶装置の場合、あるいはまたこれら実施の形態の特徴点を適宜組み合わせたものであってもよい。
また、上記の説明では駆動用ICが一方の基板の外面中央に配置された例をとりあげて説明したが、駆動用ICは基板の中央でなくても良く、基板の端部に配置されたものであっても良い。基板の端部に配置した場合には、透過型の液晶表示装置にも使用できる。さらに、駆動用ICを実装していないものでも良く、駆動用ICを他の電子部品の一つと見なせば良い。
【0082】
また、上記実施の形態で例示した各液晶表示装置の構成材料、形状、製造方法等の具体的な記載に関しては、適宜変更が可能なことは勿論である。また、本発明の液晶装置は、直視型のみならず、投射型液晶装置(プロジェクタ)の液晶ライトバルブに適用することもできる。
【0083】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、このように液晶装置の基板の一部に外部接続端子を設けることにより、FPCを介することなく液晶装置を直接他の電子機器や電子部品に実装することができるので、無駄なスペースを省くことができるので狭額縁化の効果を最大限に発揮させることができ、取り扱いが簡単で実装作業も簡略化されることとなる。
また、本発明の液晶装置では、外部接続端子を一方の回路基板の実装面の少なくとも1辺に設けたので、液晶装置を直接他の電子機器や電子部品に重ね合わせて実装することができ、無駄なスペースを省くことができる。また、狭額縁化の効果を最大限に発揮させることができて、しかも取り扱いが簡単で実装作業も簡略化される。
また、本発明の液晶装置では、外部接続端子を一方の回路基板の表示領域外の少なくとも1辺に設けたので、液晶装置の駆動回路面を直接他の電子機器や電子部品に重ね合わせて実装することができるので、無駄なスペースを省くことができ、狭額縁化の効果を最大限に発揮させることができて、しかも取り扱いが簡単で実装作業も簡略化されることとなる。
【0084】
外部接続端子としてピングリッドアレイまたはボールグリッドアレイを使用すれば、加熱圧接するのみの簡便な方法によって、確実に液晶装置と他の電子機器や電子部品とを接続することができる。
さらに、液晶装置上に設けた外部接続端子を利用すれば、液晶装置を他の電子機器に実装する際の位置決めが容易となる。
本発明によれば、従来、基板内面の表示領域外側に設けていた引き廻し領域やFPC、電子部品等の実装領域が不要となるので、従来に比べて大幅に額縁部分を狭くすることができる。また、外部接続端子を任意の位置に設けられるので、外部接続端子までの引き回し配線を任意の方向に設けることにより、一層狭額縁化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の液晶装置全体を上面側から見た斜視図である。
【図2】 図1の液晶表示装置を下面側から見た斜視図である。
【図3】 図1の液晶装置を構成する下側基板の上面(電極形成面)図である。
【図4】 図1の液晶装置を構成する下側基板の下面図である。
【図5】 図1の液晶装置を構成する上側基板の下面(電極形成面)図である。
【図6】 図1の液晶装置を構成する上側基板と下側基板とを重ね合わせた状態を示す透視図である。
【図7】 図1の液晶装置の断面構造を示す図であって、図6の線A−A’に沿った断面図である。
【図8】 同じく図6の線B−B’に沿った断面図である。
【図9】 図6の線B−B’に沿った断面図の他の例を示す図である。
【図10】 本発明の液晶装置における駆動用ICの実装形態の一例を示す図である。
【図11】 本発明の液晶装置における駆動用ICの実装形態の他の例を示す図である。
【図12】 本発明の液晶装置を他の電子機器等に実装する例を示した図である。
【図13】 本発明の液晶装置の外部接続端子の他の例を示す図である。
【図14】 本発明の液晶装置の外部接続端子の別の例を示す図である。
【図15】 図14に示す液晶装置を、他の電子機器等に実装する例を示した平面図である。
【図16】 図15の線C−C’に沿った断面図である。
【図17】 本発明の液晶装置の外部接続端子のさらに別の例を示す断面図である。
【図18】 図17に示す液晶装置を、他の電子機器等に実装する例を示した断面図である。
【図19】 本発明の液晶装置の外部接続端子のさらに別の例を示す断面図である。
【図20】 図19に示す液晶装置を、他の電子機器等に実装する例を示した断面図である。
【図21】 図19の線D−D’に沿った断面図である。
【図22】 本発明の電子機器の一例を示す斜視図である。
【図23】 本発明の電子機器の他の例を示す斜視図である。
【図24】 本発明の電子機器のさらに他の例を示す斜視図である。
【図25】 COF実装を適用した従来の液晶装置の一例を示す斜視図である。
【図26】 COG実装を適用した従来の液晶装置の一例を示す斜視図である。
【図27】 従来のパッシブマトリクス型液晶装置における上側基板の構成を示す平面図である。
【図28】 従来のパッシブマトリクス型液晶装置における下側基板の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1,51,61,71・・・・・液晶表示装置
2・・・・・下側基板(第1の基板)
3・・・・・上側基板(第2の基板)
5・・・・・偏光板(偏光手段)
6・・・・・信号電極
7・・・・・走査電極
8・・・・・画素
9・・・・・表示領域
10・・・・・駆動用IC
12,18・・・・・信号電極用接続配線
13・・・・・走査電極用引き廻し配線
14,21・・・・・走査電極用接続配線
15,20,55・・・・・孔内接続部
16・・・・・ランド
17,38,39・・・・・スルーホール
19・・・・・上下導通部
26・・・・・外部接続端子
27・・・・・信号入力用配線
28・・・・・液晶層
31・・・・・端子
33・・・・・電極バッド
34,54・・・・・ボンディングワイヤー
35,36・・・・・配向膜
37・・・・・スペーサー
41・・・・・シール材
45・・・・・他の電子機器
46・・・・・外部接続用ソケット
47・・・・・接続用ソケット
48,49・・・・・金属パッド
56・・・・・異方性導電フィルム
100,110,130・・・・・下側基板
101,111,120・・・・・上側基板
102,112・・・・・駆動用IC
103,113・・・・・フレキシブルプリント配線板
1000・・・・・携帯電話
1100・・・・・腕時計型電子機器
1200・・・・・携帯型情報処理装置

Claims (10)

  1. 互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、
    一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の少なくとも1辺及び該1辺の基板端部にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、
    駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の該外面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、
    該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続され、
    ていることを特徴とする液晶装置。
  2. 互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、
    一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、
    駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の該外面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、
    該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続され、
    ていることを特徴とする液晶装置。
  3. 互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、
    外部接続端子に接続するアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号入力用配線が一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面に形成されており、
    一方の基板の液晶層に接する側の面である内面の該表示領域外の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、
    駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の該外面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び該信号入力用配線に実装され、
    該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる該内面の走査電極用接続配線に接続され、
    ていることを特徴とする液晶装置。
  4. 前記外部接続端子がピンであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の液晶装置。
  5. 前記外部接続端子がはんだボールであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の液晶装置。
  6. 前記液晶装置が反射型液晶装置であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の液晶装置。
  7. 互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の 基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、
    一方の基板の端部の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の液晶層に接する面と反対側面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続されている液晶装置を使用して、該外部接続端子を他の電子機器の外部接続ソケットに挿入することを特徴とする液晶装置と他の電子機器との接続方法。
  8. 互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、
    一方の基板の液晶層に接する面と反対側である外面の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の該外面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続されている液晶装置を使用して、該外部接続端子を他の電子機器の外部接続端子に接続することを特徴とする液晶装置と他の電子機器との接続方法。
  9. 互いに対向配置された一対の基板間に液晶層が挟持され、一方の基板の液晶層に接する面にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極と、他方の基板に設けられた走査電極が交差する部分に形成される画素が配列されてなる表示領域が形成された液晶装置であって、
    一方の基板の液晶層に接する面である内面の該表示領域外の少なくとも1辺にアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる外部接続端子を具備し、駆動用ICが該一方の基板の該表示領域内の液晶層に接する面と反対側面に形成されたアルミニウム又は銀又は銀を含む合金からなる信号電極用接続配線及び走査電極用接続配線及び信号入力用配線に実装され、該駆動用ICからの信号が該一方の基板の該表示領域外の該1辺以外の少なくとも2辺でスルーホールを通じて該信号電極と、該走査電極に接続された該他方の基板との上下導通部から伸びる液晶層に接する面の走査電極用接続配線に接続されている液晶装置を使用して、該外部接続端子と他の電子機器の外部接続端子とをボンディングワイヤーを介して接続することを特徴とする液晶装置と他の電子機器との接続方法。
  10. 請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
JP2000231463A 2000-07-31 2000-07-31 液晶装置およびその接続方法並びに電子機器 Expired - Fee Related JP4038969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000231463A JP4038969B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 液晶装置およびその接続方法並びに電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000231463A JP4038969B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 液晶装置およびその接続方法並びに電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002040466A JP2002040466A (ja) 2002-02-06
JP4038969B2 true JP4038969B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=18724295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000231463A Expired - Fee Related JP4038969B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 液晶装置およびその接続方法並びに電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4038969B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4938239B2 (ja) * 2004-04-23 2012-05-23 シャープ株式会社 表示装置
KR100676184B1 (ko) 2005-12-07 2007-01-30 엘지전자 주식회사 디스플레이 소자 테스트 장치
KR100669483B1 (ko) * 2006-01-20 2007-01-16 이미지랩(주) 플라스틱 평판 디스플레이 및 그의 제조방법
JP5458500B2 (ja) * 2008-02-14 2014-04-02 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置および電子機器
CN104916252B (zh) * 2015-07-13 2017-08-25 京东方科技集团股份有限公司 圆形显示面板及其制作方法、显示装置
US10694626B2 (en) * 2017-12-22 2020-06-23 Sakai Display Products Corporation Display apparatus and method for manufacturing display apparatus
CN113467136A (zh) * 2021-06-18 2021-10-01 Tcl华星光电技术有限公司 显示面板及其制作方法、显示装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424726U (ja) * 1990-06-20 1992-02-27
JPH0519274A (ja) * 1990-12-31 1993-01-29 Matsushita Electric Works Ltd 液晶素子
JPH055900A (ja) * 1991-06-28 1993-01-14 Kyocera Corp 液晶表示装置
JPH05142561A (ja) * 1991-11-25 1993-06-11 Matsushita Electric Works Ltd 液晶素子
JPH05158057A (ja) * 1991-12-06 1993-06-25 Rohm Co Ltd 液晶表示素子
JPH05323354A (ja) * 1992-05-19 1993-12-07 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
JPH07159802A (ja) * 1993-12-06 1995-06-23 Hitachi Ltd 反射型液晶表示装置
JPH0968714A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Sharp Corp 液晶表示装置及びその製造方法
JPH0980462A (ja) * 1995-09-13 1997-03-28 Hitachi Chem Co Ltd 液晶モジュールの接続用配線板並びにその配線板を用いた液晶表示装置
JP3992324B2 (ja) * 1997-04-24 2007-10-17 シチズン電子株式会社 液晶表示装置およびその製造方法
JPH10301136A (ja) * 1997-04-25 1998-11-13 Ricoh Co Ltd 液晶表示装置
JP3750316B2 (ja) * 1997-10-31 2006-03-01 ソニー株式会社 反射型画像表示装置
JPH11338367A (ja) * 1998-05-29 1999-12-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002040466A (ja) 2002-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3915379B2 (ja) 液晶装置および電子機器
JP3697173B2 (ja) 液晶装置および電子機器
JP3578110B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
TW573159B (en) Flexible printed wiring board, optoelectronic device and electronic apparatus
JP2002040472A (ja) 液晶装置の製造方法および液晶装置と電子機器
KR20020013736A (ko) 전기 광학 유닛 및 전자 기기
JP3896933B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2004138704A (ja) 表示体構造、表示体構造の製造方法および電子機器
JP4038969B2 (ja) 液晶装置およびその接続方法並びに電子機器
JP2002116454A (ja) 液晶装置および電子機器
JP2880186B2 (ja) 液晶表示装置
JP3937701B2 (ja) 液晶装置および電子機器
JP3915380B2 (ja) 液晶装置および電子機器
JP4474818B2 (ja) 電気光学パネル、電気光学装置および電子機器
JP3770240B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP3915382B2 (ja) 液晶装置および電子機器
JP4039087B2 (ja) 電気光学装置用基板及びその製造方法、電気光学パネル並びに電子機器
JP3915381B2 (ja) 液晶装置および電子機器
JP3192409B2 (ja) 液晶表示装置
KR20210028777A (ko) 표시 장치
JPH11258618A (ja) 液晶表示素子およびその製法
JP4077588B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP3994600B2 (ja) 照明用光源基板及び液晶装置
JP3697994B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2002040471A (ja) 液晶装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees