JP4584815B2 - 後処理装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置等の上流側装置によって予め所定の処理が施された用紙に対し、所定の後処理を施して排出する後処理装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような用紙の後処理装置が知られている。この後処理装置は、上流側装置である画像形成装置で画像形成処理が施された用紙を受け入れ、当該用紙に対してパンチング処理やステープル処理、さらには中央部にステープル処理が施された用紙束に対して当該中央部で中折りする、いわゆる中折り処理等の後処理を施した上でこれら後処理後の用紙あるいは用紙束を外部に排出するように構成されている。
中折り処理を施す中折り処理部(特許文献1では中折りトレーと称している)は、一対の中折りローラと、これら中折りローラ間に用紙束の中央部を押し付ける折りプレートとを備えて構成され、用紙束の中央部を折りプレートの先端で押圧しながら互いに反対方向に回転している一対の中折りローラのニップ部に挟み込ませることにより当該用紙束に中折り処理を施すようになされている。中折り処理が施された用紙束は、中折りローラの駆動回転の継続で外部へ排出される。
そして、前記中折りローラは、外径寸法が大きい大径部と、この大径部より外径寸法が小さい小径部とが交互に形成されている一方、前記折りプレートは、その先端から真っ直ぐに突設された突出部を有し、この突出部は、前記小径部に対応して設けられている。
従って、用紙束を折りプレートによる押圧で中折りローラ間のニップ部に押し込んでいくと、突出部が小径部に位置した状態になるため、当該突出部の存在で中折りされた用紙束の厚み寸法が厚くなっている部分がこの小径部によって吸収され、これによって用紙束に一対の中折りローラから均等な押圧力が加わることで中折り処理が適正に実行される。
特開2003−276937号公報
ところで、特許文献1に記載の後処理装置にあっては、中折りローラの中央部が小径部に設定されているとともに、折りプレートの中央には、この小径部と対応して突出部が設けられている。そして、用紙束は、その中央位置がこの中央の突出部によって押圧されるようになっている。しかしながら、用紙束の二つ折りにされた部分が一対の中折りローラによって挟持された状態で、その中央位置が突出部によって押圧されると、左右対称の中央部が押されることになって押圧力に対する逃げ道(例えば無理な押圧力が作用した場合に横へずれるなどの逃げ道)が全く存在しないため、用紙束のこの部分に応力が集中した状態になり、これによって用紙束が破損してしまうことがあるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、破損しない状態で適正に用紙(用紙束)に対して中折り処理を施すことができる後処理装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、上流側装置から所定の筐体内に送り込まれた用紙に対し当該用紙の中央部に中折り処理を施すべく先端縁部が前記中央部に押し当てられる折りプレートと、この折りプレートが押し当てられることによって中折りされる用紙にニップ部を通過
させる一対の中折りローラとを備えてなる後処理装置において、前記各中折りローラは、外径寸法が長手方向の中央部から両端部に向けて段階的に漸減するように径設定され、前記折りプレートは、先端縁部から真っ直ぐに突設された複数の押圧突片を有し、前記押圧突片は、前記中折りローラの中央部に形成された最大外径寸法を有する部分の少なくとも中央部を避けて設けられており、前記一対の中折りローラの内の一方が所定の駆動手段からの駆動力で駆動回転する駆動ローラである一方、他方が前記駆動ローラに従動する従動ローラであり、前記従動ローラは、前記駆動ローラに向けて付勢されて前記駆動ローラに押し付けられている一方、中折りされる用紙が前記ニップ部を通過する際は、付勢力に抗して当該用紙の厚み分だけ前記駆動ローラから離れる方向に移動するように構成されており、前記折りプレートの設置位置は、前記押圧突片が突出して到達する位置が、前記ニップ部における前記中折りローラの接線より前記従動ローラ側に寄った前記従動ローラの周面になるように、設定されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、上流側装置から後処理装置へ送り込まれた用紙は、その中央部に折りプレートが押し当てられた状態で一対の中折りローラのニップ部間に供給されるため、これら一対の中折りローラのニップ部を通過する間に用紙に対して中折り処理が施される。
そして、各中折りローラは、外径寸法が長手方向の中央部から両端部に向けて段階的に漸減するように径設定されているとともに、これと対応するように折りプレートの先端縁部から真っ直ぐに突設された複数の押圧突片は、中折りローラの中央部に形成された最大外径寸法を有する部分の少なくとも中央部を避けて設けられているため、用紙は、その中央部が押圧突片によって押圧されない状態で一対の中折りローラのニップ部に供給される。従って、用紙の中央部が押圧されることにより用紙のこの部分が破損し易くなるという従来の不都合が解消される。
また、折りプレートによって一対の中折りローラ間のニップ部に供給される用紙は、まず一対の中折りローラの内の従動ローラの周面に当接される。従って、例えば押圧突片の先端と用紙との間に隙間が存在するような不適正な状態で用紙が供給されたような場合、従動ローラは駆動回転することがないため、押圧突片の先端が用紙に到達するまで従動ローラが待機した後に従動回転することにより(すなわち、押圧突片が適正に用紙を押圧していないにも拘わらず用紙を一対の中折りローラ間のニップ部に無理矢理引き入れてしまうような不具合が生じないことにより)、用紙に対し適正な状態で中折り処理が
施される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記折りプレートは、前記中折りローラの中央部に形成された最大外径寸法を有する部分を避けて設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、折りプレートは、中折りローラの中央部に形成された最大外径寸法を有する部分を避けて設けられているため、用紙の中央部が押圧されることにより用紙のこの部分が破損し易くなるという従来の不都合がさらに確実に解消される。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記押圧突片は、前記中折りローラの軸線方向で線対称位置にそれぞれ複数設けられ、かつ、中央部のものから端部のものに向かって前記中折りローラの軸線方向における長さ寸法が順次長くなるように寸法設定されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、押圧突片を中折りローラの軸線方向で線対称位置にそれぞれ複数設けるとともに、中央部のものから端部のものに向かって中折りローラの軸線方向における長さ寸法が順次長くなるように寸法設定されているため、用紙は、破損しにくい状態で一対の中折りローラ間のニップ部を通過して適正かつ確実に中折り処理が施される。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、上流側装置から所定の筐体内に送り込まれた複数枚の用紙が積層されてなる用紙束に対し当該用紙束の中央部にステープル処理を施すステープラーが設けられ、この用紙束のステープル処理が施された部分に中折り処理が施されるように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、用紙束は、ステープラーによっていわゆる中綴じされた状態で、この中綴じ部分を境にして中折り処理が施される。
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、前記上流側装置は、用紙に対して所定の画像形成処理を施す画像形成装置であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、画像形成装置によって画像形成処理が施された用紙は、当該画像形成装置に付設された後処理装置によって所定の後処理が施される。そして、かかる画像形成装置に付設された後処理装置は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を奏することになる。
請求項1記載の発明によれば、各中折りローラは、外径寸法が長手方向の中央部から両端部に向けて段階的に漸減するように径設定されているとともに、これと対応するように折りプレートの先端縁部から真っ直ぐに突設された複数の押圧突片は、中折りローラの中央部に形成された最大外径寸法を有する部分を避けて設けられているため、用紙は、その中央部が押圧突片によって押圧されない状態で一対の中折りローラのニップ部に供給され、これによって用紙の中央部が押圧されることにより用紙のこの部分が破損し易くなるという従来の不都合を確実に解消することができる。
また、一対の中折りローラの内の一方を駆動ローラとする一方、他方を従動ローラとするとともに、従動ローラは、駆動ローラに向けて付勢されて駆動ローラに押し付けられている一方、中折りされる用紙がニップ部を通過する際は、付勢力に抗して当該用紙の厚み分だけ駆動ローラから離れる方向に移動するように構成されており、折りプレートの設置位置は、押圧突片が突出して到達する位置が、ニップ部における中折りローラの接線より従動ローラ側に寄った従動ローラの周面になるように、設定されているため、押圧突片が適正に用紙を押圧していないにも拘わらず用紙を一対の中折りローラ間のニップ部に無理矢理引き入れてしまうような不具合の発生を有効に防止することができ、これによって用紙に対し適正な状態で中折り処理を施すことができる。
請求項2記載の発明によれば、折りプレートは、中折りローラの中央部に形成された最大外径寸法を有する部分を避けて設けられているため、用紙の中央部が押圧されることにより用紙のこの部分が破損し易くなるという従来の不都合をさらに確実に解消することができる。
請求項3記載の発明によれば、押圧突片を中折りローラの軸線方向で線対称位置にそれぞれ複数設けるとともに、中央部のものから端部のものに向かって中折りローラの軸線方向における長さ寸法が順次長くなるように寸法設定されているため、用紙を破損しにくい状態で一対の中折りローラ間のニップ部を通過させることができ、これによって用紙に対し適正かつ確実な中折り処理を施すことができる。
請求項記載の発明によれば、用紙束の中央部にステープル処理を施すステープラーを設けるとともに、ステープル処理が施された部分に中折り処理を施すように構成したため、用紙束は、ステープラーによっていわゆる中綴じされた状態で、この中綴じ部分を境に
して中折り処理を施すことができる。
請求項記載の発明によれば、画像形成装置に付設された後処理装置を、請求項1乃至のいずれかに記載の発明と同様の作用効果を奏するものにすることができる。
図1は、本発明に係る後処理装置10の内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。図1に示すように、後処理装置10は、画像形成装置19から送り込まれてくる用紙Pに対して所定の後処理を施し得るように構成され、画像形成装置19から送り込まれた用紙Pを、その目的に応じて各所へ搬送する用紙搬送路Rが形成されている。
前記用紙搬送路Rは、後処理装置10の用紙受入れ開口13から図1における左方に向けて後処理装置10の略中央位置まで延びる入口側搬送路R1と、この入口側搬送路R1の下流端から分岐してサブトレイ15へ向けて延びるサブトレイ向け搬送路R2と、入口側搬送路R1の下流端から分岐してステープルユニット20の後処理空間V1へ向けて延びるステープルユニット向け搬送路R3と、前記後処理空間V1の上端からメイントレイ14へ向けて延びるメイントレイ向け搬送路R4と、前記ステープルユニット向け搬送路R3の下流端から図1における左方へ分岐してステープルトレイ30へ向かうステープルトレイ向け搬送路R5と、前記ステープルユニット向け搬送路R3の下流端から分岐して図1における右方へ向かう迂回トレイ向け搬送路R6と、迂回トレイ40内を通過して中折りユニット50へ向かう中折りユニット向け搬送路R7とからなっている。
前記パンチユニット16は、入口側搬送路R1の上方位置に設けられ、用紙受入れ開口13を介して入口側搬送路R1へ導入された用紙Pは、一時停止された状態でパンチユニット16の駆動によるパンチング処理で適所に締結孔が穿設されるようになっている。
前記入口側搬送路R1の下流端には、用紙Pの搬送先をサブトレイ向け搬送路R2とステープルユニット向け搬送路R3との間で切り換える切換えガイド18が設けられ、用紙Pにステープル処理を施さないときには、この切換えガイド18の所定の姿勢設定によって用紙Pは、サブトレイ向け搬送路R2を介してサブトレイ15へ排出される一方、用紙Pにステープル処理を施すときには、切換えガイド18の姿勢変更によって用紙Pはステープルユニット向け搬送路R3を介してステープルユニット20へ送り込まれ、所定の枚数の用紙Pが後処理空間V1に貯留されて用紙束P1が形成された状態で当該用紙束P1にステープル処理が施されるようになっている。ステープル処理後の用紙束P1は、メイントレイ向け搬送路R4を介してメイントレイ14へ排出されることになる。
前記中折りユニット向け搬送路R7は、迂回トレイ40の上下方向の略中間位置から下方に向かって延設され、中折り処理用の用紙Pが迂回トレイ本体42上を通過した後、当該中折りユニット向け搬送路R7を通って中折りユニット50へ導入されるようになっている。
以下、用紙束P1に対していわゆる端綴じによりステープル処理を施すステープルユニット20の構造の概要について説明する。ステープルユニット20は、ステープルトレイ30と、このステープルトレイ30に被される迂回トレイ40とを備えた基本構成を有している。
前記ステープルトレイ30には、前後方向(図1の紙面に直交する方向)一対の第1フレーム板31の適所にベルト用モータ35がその駆動軸351を前後方向に向けた状態で配設されている。駆動軸351には、駆動ローラ352が一体回転可能に装着されている一方、前記中間トレイ本体32の上端位置および下端位置における一対の第1フレーム板31間には所定の軸がそれぞれ架設され、各軸の前後方向の中央位置に従動ローラ353がそれぞれ同心で軸支されている。これら一対の従動ローラ353に前記中間トレイ本体32を挟むようにして昇降用ベルト36が掛け回されている。
そして、前記ベルト用モータ35の駆動は、駆動ローラ352に掛け回された連絡ベルト354および下方側の従動ローラ353を介して昇降用ベルト36に伝達されるようになされている。従って、ベルト用モータ35が駆動すると、昇降用ベルト36は一対の従動ローラ353間を周回することになる。
かかる昇降用ベルト36の表面側には、後処理空間V1内の用紙束P1を受けて昇降させる用紙受け部材37が設けられている。また、中間トレイ本体32の下端部に対応した位置には用紙束P1にステープル処理を施すためのステープラー38が設けられている。このステープラー38は、筐体11内の所定のフレームに固定され、用紙束P1が中間トレイ本体32の下端部に位置した用紙受け部材37に支持された状態で、当該用紙束P1の縁部に対してステープル処理を施すようになっている。
そして、中間トレイ本体32の下端部で用紙受け部材37によりステープル処理が施された用紙束P1は、ベルト用モータ35の駆動による駆動ローラ352および従動ローラ353を介した反時計方向へ向かう周回による用紙受け部材37の上動によって後処理空間V1内を上昇し、メイントレイ向け搬送路R4を通ってメイントレイ14へ排出されるようになっている。
用紙束P1を排出した後の用紙受け部材37は、ベルト用モータ35の駆動継続により上方の従動ローラ353を経由して中間トレイ本体32の裏側へ回り込み、中間トレイ本体32の裏側における下方の従動ローラ353の若干上方位置に設定されたホームポジションに戻される。そして、次の用紙Pにステープル処理を施すに際し、昇降用ベルト36は、ベルト用モータ35の駆動で反時計方向に向けて周回し、下方の従動ローラ353を経由して中間トレイ本体32の表面側の所定の位置へ向かわされる。
なお、ステープルトレイ30には、後処理空間V1に導入されて用紙受け部材37に支持された用紙束P1の幅寄せを行って用紙束P1に整合処理を施す幅寄せ手段や、用紙受け部材37に受けられた用紙束P1の後端(上端)を整合する後端整合手段が設けられているが、これらについての説明は省略する。
前記迂回トレイ40は、前記中間トレイ本体32との間に後処理空間V1を形成させるべく当該中間トレイ本体32と対向状態で一対の第2フレーム板41間に架設された迂回トレイ本体42と、この迂回トレイ本体42の上面側と対向するように一対の第2フレーム板41間に架設されたカバープレート43と、このカバープレート43の上端の若干上方位置に設けられた、ステープルユニット向け搬送路R3からの用紙Pをステープルトレイ30の後処理空間V1および迂回トレイ40の退避空間V2間で振り分ける分岐ガイド44と、カバープレート43の上端位置近傍に設けられたステープルユニット向け搬送路R3からの用紙Pを分岐ガイド44へ向けて押え付ける押え部材45と、ステープルユニット向け搬送路R3から退避空間V2へ送り込まれた用紙Pを一時的に貯留させる一方、駆動することにより用紙Pを下方へ向けて搬送するバルブローラ対46と、このバルブローラ対46の直下位置に設けられ、迂回トレイ40へ導入された用紙Pの搬送先をステープルトレイ30の後処理空間V1と中折りユニット向け搬送路R7との間で切り換える第2切換えガイド47とを備えて構成されている。
前記分岐ガイド44は、ステープルトレイ向け搬送路R5と迂回トレイ向け搬送路R6との間に設けられ、第1架設軸441回りの正逆回動でステープルユニット向け搬送路R3から送り込まれた用紙Pをステープルトレイ向け搬送路R5へ向かわせたり、迂回トレイ向け搬送路R6へ向かわせたりするようになっている。
前記迂回トレイ本体42は、下端部が中間トレイ本体32の上下方向の略中央部に位置するように短めに長さ設定されているのに対し、前記カバープレート43は、下端部が連結軸33の若干上方位置に位置するように長尺に寸法設定され、これによってバルブローラ対46の駆動で退避空間V2から下方へ送られた用紙Pがカバープレート43の下部に案内されて中折りユニット向け搬送路R7へ確実に向かうようになっている。
一方、前記入口側搬送路R1の上流端には、用紙受入れ開口13からの用紙Pを受け入れる受入れローラ対131が設けられているとともに、同下流端には、用紙Pを下流側へ払い出す払出しローラ対132が設けられている。払出しローラ対132によって払い出された用紙Pは、設定された切換えガイド18の姿勢に応じてサブトレイ向け搬送路R2およびステープルユニット向け搬送路R3のいずれかに向けて払い出される。
因みに、図1に示す例では切換えガイド18は、用紙Pをステープルユニット向け搬送路R3へ向かわせるように姿勢設定された状態が実線で示され、サブトレイ向け搬送路R2へ向かわせるように姿勢設定された状態が二点鎖線で示されている。
また、ステープルユニット向け搬送路R3の下流端には、迂回トレイ本体42の上部に臨むように設けられて用紙Pをステープルユニット20の上部へ導く導入ローラ対133が設けられている。
前記迂回トレイ本体42は、その上縁部が分岐ガイド44を介して前記導入ローラ対133の略直下位置に位置し、かつ、下縁部が中間トレイ本体32の上下方向の略中間に位置するように長さ設定されている一方、前記カバープレート43は、上縁部が迂回トレイ本体42の上縁部と略同一の高さレベルに設定されているとともに、下縁部が迂回トレイ本体42の下縁部より下方に位置して用紙Pを中折りユニット向け搬送路R7へ導き得るように寸法設定及び形状設定されている。そして、前記バルブローラ対46より上方の迂回トレイ本体42およびカバープレート43間に、迂回させた用紙Pを一時的に退避させる退避空間V2が形成されている。また、前記中折りユニット向け搬送路R7は、前記バルブローラ対46より下方位置におけるカバープレート43の裏面側に形成されている。
本実施形態においては、ステープラー38がステープルトレイ30の下端部に対向して筐体11側に設けられていることから、中折りユニット向け搬送路R7は、ステープラー38を回避するべく長尺になっており、かかる中折りユニット向け搬送路R7を通って用紙Pを円滑に中折りユニット50へ向けて送出するべく、中折りユニット向け搬送路R7の適所には送出ローラ対21が設けられ、この送出ローラ対21の駆動で用紙Pが円滑、かつ、確実に中折りユニット50へ向けて送出されるようになっている。
そして、中折りユニット50は、筐体11におけるステープルユニット20の下方位置に装着されるものであり、ステープル処理が施されることなくステープルユニット20を通過した用紙Pの用紙束P1に対して、その搬送方向の中央位置にステープル処理を施した上で中央位置を境にして折り畳む、いわゆる中折り処理を施すものである。
かかる中折りユニット50は、中折りユニット向け搬送路R7の中央上部に設けられた中綴じ用ステープラー51と、この中綴じ用ステープラー51の若干下流側で中折りユニット向け搬送路R7の上方位置に設けられた一対の中折りローラ60と、中折りユニット向け搬送路R7の下部に中折りローラ60と対向して設けられた中折りユニット向け搬送路R7を横断する押し型部材70と、前記中折りローラ60の下流側(上方側)に設けられた搬出ローラ52と、この搬出ローラ52の下流側で所定の軸回りに揺動可能に設けられた庇部材53と、この庇部材53を介して外部に排出された中折り処理後の中折り用紙束P2を受ける中折りトレイ54とを備えて構成されている。
そして、中折りユニット向け搬送路R7を通って中折りユニット50に導入された用紙Pは、右上から左に向かって先下がりに形成された受け板55上を滑って進行し、進行方向の中央部が中綴じ用ステープラー51の直下に位置した状態で当該用紙Pを停止させるべく位置設定されたストッパ551によって停止させられ、予め設定された所定枚数の用紙束P1が形成された状態で当該用紙束P1にステープル処理が施されるようになっている。ステープル処理が完了した用紙束P1は、中央のステープル位置が一対の中折りローラ60のニップ部66下部に位置するようにストッパ551が左方へ移動され、ここで用紙束P1に中折り処理が施される。受け板55のニップ部66と対向した位置には、中折り処理のために押し型部材70を通過させる開口552が設けられている。
前記押し型部材70は、用紙束P1が中折りユニット向け搬送路R7を介して中折りユニット50に搬入された状態で、中綴じ用ステープラー51によりステープル処理が施されている部分を、所定のフレームに取り付けられた昇降機構56の駆動により中折りローラ60のニップ部66へ向けて押圧するようになされている。したがって、押し型部材70により中央部が押圧されて中折り状態になった用紙束P1は、中折りローラ60の駆動で中折り搬出搬送路内に押し入れられ、中折り用紙束P2となって搬出ローラ52および庇部材53を介し中折りトレイ54へ向けて排出されることになる。
図2は、中折りローラ60および押し型部材70の一実施形態を示す分解斜視図であり、図3は、図1に示す中折りローラ60および押し型部材70の組み立て斜視図である。また、図4は、折りプレート71を左右方向から見た図である。また、図5は、押し型部材70の組み立て斜視図であり、(イ)は、左面側から見た図、(ロ)は、右面側から見た図である。さらに、図6は、図3の平面図であり、図7は、図3の正面図である。なお、図2〜図7おいてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
まず、図2に示すように、中折りローラ60は、外観形状が同一に設定されたものの一対が採用され、これら一対の中折りローラ60が、図3に示すように前後方向に延びた状態で左右方向に並設されている。そして、本実施形態においては、右側の中折りローラ60が所定の中折りモータ(駆動手段)80からの駆動力が伝達されることにより駆動回転する駆動ローラ60aとされている一方、左側の中折りローラ60が前記駆動ローラ60aの駆動回転あるいは押し型部材70の上動に従動して回転する従動ローラ60bとされている。
かかる中折りローラ60は、ローラ軸61に同心でかつ一体回転可能に複数のローラが外嵌されることによって形成されている。本実施形態においては、複数のローラとして、中央部の大径ローラ62と、この大径ローラ62の前端および後端からそれぞれ互いに反対方向に向けて同一長延設された一対の中径ローラ63と、各中径ローラ63の端部から互いに反対方向に向けて同一長延設された一対の小径ローラ64と、各小径ローラ64の端部から互いに反対方向に向けて同一長延設された幅寸法(前後寸法)の狭い一対の端部ローラ65とを備えて構成されている。
本実施形態においては、大径ローラ62は、長さ寸法が略80mmに設定されているとともに、外径寸法が略40mmに設定されている。また、中径ローラ63は、長さ寸法が略60mmに設定されているとともに、外径寸法が40mmに設定されている。また、小径ローラ64は、長さ寸法が略54mmに設定されているとともに、外径寸法が38.8mmに設定されている。さらに、端部ローラ65は、長さ寸法が略7mmに設定されているとともに、外径寸法が大径ローラ62と同一(40mm)に設定されている。
因みに、各ローラの寸法は、このような値に限定されるものではなく、状況に応じて適宜最適の値を設定すればよい。
かかる一対の中折りローラ60は、図3および図6に示すように、前後方向に延びた状態で左右方向に並設され、これら一対の中折りローラ60間に形成されたニップ部66に前記押し型部材70によって押し上げられた用紙束P1を通すことによって、当該用紙束P1に中折り処理が施される。
そして、特に駆動ローラ60aのローラ軸61には同心で一体回転可能にギヤ611が外嵌され、このギヤ611に前記中折りモータ80からの駆動力がギヤ機構などからなる所定の動力伝達機構81を介して伝達されることにより駆動ローラ60aがローラ軸61回りに一体回転するようになっている。
前記押し型部材70は、用紙束P1の中央部を上方に向けて押圧することにより折り目を付ける平板状の折りプレート71と、この折りプレート71を支持する支持部材72と、前記折りプレート71が支持部材72によって支持された状態で、当該支持状態を確実なものにするべく添えられる添え板73とを備えて構成されている。そして、折りプレート71は、図3に示すように、支持部材72および添え板73によって挟持された状態でボルト止めされることにより支持部材72および添え板73に固定されている。
かかる折りプレート71は、図4に示すように、上下で逆転させても使用し得るように上下で線対称に形状設定され、所定の上下幅寸法を備えたプレート本体711における上下の対称位置からそれぞれ外方に向かって突設された複数の押圧突片712が突設されることにより形成されている。
前記押圧突片712は、本実施形態においては、折りプレート71の前後方向の中央位置を基準にして前後方向の対称位置に形成された一対の第1突片712aと、各第1突片712aからそれぞれ外方に向かって同一距離だけ離間した位置に形成された一対の第2突片712bと、各第2突片712bからそれぞれ外方に向かって同一距離だけ離間した位置に形成された一対の第3突片712cとを備えている。
そして、本発明においては、前記一対の第1突片712a間の距離d1は、前記大径ローラ62の長さ寸法より若干長めに設定されている。また、各第2突片712bは、それぞれ前記中径ローラ63と対向する位置に設けられているとともに、各第3突片712cは、それぞれ前記小径ローラ64と対向する位置に設けられている。本実施形態においては、第1突片712aおよび第2突片712b間の距離d2と、第2突片712bおよび第3突片712c間の距離d3とは同一に設定されている。
さらに、本発明においては、折りプレート71の長手方向で線対称位置にそれぞれ複数設けられた押圧突片712の前後長は、中央部のもの(すなわち第1突片712a)から端部のものに向かって順次長くなるように寸法設定されている。
具体的には、折りプレート71の全長は311mmに設定され、一対の第1突片712a間の距離d1は84mmに設定され、第1突片712aおよび第2突片712b間の距離d2並びに第2突片712bおよび第3突片712c間の距離d3は、いずれも20mmに設定され、第1突片712aの前後長L1は8mmに設定され、第2突片712bの前後長は20mmに設定され、第3突片712cの前後長は45.5mmに設定されているが、本発明は、折りプレート71の各所の寸法がこのような値に設定されることに限定されるものではなく、状況に応じて適切に設定される。
このような折りプレート71には、長手方向に延びる中心線上に複数の貫通孔713が穿設されている一方、前記支持部材72および添え板73にもそれぞれ対応した位置に貫通孔721,731(図2参照)が穿設され、折りプレート71が支持部材72および添え板73に挟持された状態で、これらの貫通孔721,713,731にボルトBを差し通してナットNを螺着締結することにより、図5に示すような押し型部材70が形成されるようになっている。
そして、このように構成された押し型部材70は、図7に示すように、一対の折りローラ60の下方位置に配設された受け板55のさらに下方位置に装着されている。受け板55には、押し型部材70を通す開口552が設けられ、押し型部材70は、この開口552を介して昇降するようになされている。かかる押し型部材70は、折りプレート71の上縁部がニップ部66より若干従動ローラ60b側に寄った状態で昇降機構56に装着され、この昇降機構56の駆動で昇降するようになされている。
また、一対の中折りローラ60の内の従動ローラ60bは、そのローラ軸61がコイルスプリング67の付勢力によって駆動ローラ60aの方向に向けて付勢され、これによって普段、従動ローラ60bは、駆動ローラ60aに押し付けられている一方、中折り用紙束P2がニップ部66を通過するに際しては、コイルスプリング67の付勢力に抗して中折り用紙束P2の厚み分だけ左方へ向け移動するようになっている。
図8は、折りプレート71の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、中折りローラ60の下方に中折り用の用紙束P1が形成された状態、(ロ)は、押し型部材70がニップ部66へ向けて上昇された状態、(ハ)は、一対の中折りローラ60の内の駆動ローラ60aの駆動で用紙束P1に対して中折り処理が施されつつある状態をそれぞれ示している。なお、図8において、(イ)、(ロ)および(ハ)に添えられた添え字の「a」は、右面から従動ローラ60bとの関係で用紙束P1の状態の変化を見た側面図であることを示し、添え字の「b」は、正面から用紙束P1の状態の変化を見た正面図であることを示している。そして、特に「a′」は、平面図であることを示している。
まず、図8の(イ)に示すように、用紙束P1が一対の中折りローラ60の下部に形成された状態では、用紙束P1のステープル位置P11が一対の中折りローラ60のニップ部66より若干従動ローラ60b寄りの位置に設定されている(図7に示すように、折りプレート71が突出して到達する位置(二点鎖線の矢印で表示)がニップ部66における中折りローラ60の接線(一点鎖線で表示)より左方の従動ローラ60bの周面になっている)。この状態で昇降機構56の駆動により押し型部材70が上昇されるとともに、駆動ローラ60aがローラ軸61回りに時計方向に向けて駆動回転される。
そうすると、まず、押し型部材70の折りプレート71が用紙束P1のステープル位置P11を上方に向けて押圧するため、用紙束P1のこの部分が、図8の(ロ)−「b」に示すように上方に向かって膨出し、まず、従動ローラ60bの周面に当接した後、ニップ部66へ押し込まれる。そして、このとき、図8の(ロ)−「a′」に示すように、折りプレート71の一対の第1突片712a間にプレート本体711が存在しない。従って、一対の大径ローラ62に挟まれて中折りされた用紙Pは、ステープル位置P11の左右のものが積層された状態になっており、折りプレート71によって突き上げられることがないため、この部分が破損することが確実に防止される。
これに対し、互いに対向した中径ローラ63間においては、第1および第2突片712a,712bが中折りされた左右の用紙束P1に密着状態で挟持された状態になっており、これによってこの部分の用紙束P1は、折りプレート71の上昇と、一対の中径ローラ63の回転(但し駆動回転しているのは駆動ローラ60aだけで従動ローラ60bは、用紙束P1を介して駆動ローラ60aに従動している)との双方によって上昇させられている。
また、第3突片712cを挟んだ状態の左右の用紙束P1は、互いに対向した小径ローラ64間に緩く挟持された状態になっており、これによってこの部分の用紙束P1は、折りプレート71の上昇のみによって上昇させられるようになっている。
従って、用紙束P1は、互いに対向した中径ローラ63間および小径ローラ64間に位置した部分が第1〜第3突片712a〜712cによって突き上げることになるが、用紙束P1の端に向かうに従って突き上げるような外力に起因した内部応力の集中度合いが減少していくため、これに応じて用紙束P1が破損し難くなっていく。これに対応させるべく、本発明においては、押圧突片712の長さ寸法を、中央部のものから端に向かうに従い順次長くしているのである。
そして、押し型部材70が最高レベルまで上昇すると、用紙束P1は、図8の(ハ)−「b」に示すように、一対の中折りローラ60に挟持されつつ駆動ローラ60aの駆動回転のみによって上昇させられ、中折り用紙束P2になる。
以上詳述したように、本発明に係る後処理装置10は、画像形成装置19から所定の筐体11内に送り込まれた用紙P(または用紙束P1)に対し当該用紙Pの中央部に中折り処理を施すべく先端縁部が中央部に押し当てられる折りプレート71と、この折りプレート71が押し当てられることによって中折りされる用紙Pにニップ部66を通過させる一対の中折りローラ60とを備えているため、画像形成装置19から後処理装置10へ送り込まれた用紙Pは、その中央部に折りプレート71が押し当てられた状態で一対の中折りローラ60のニップ部66間に供給されるため、これら一対の中折りローラ60のニップ部66を通過する間に用紙Pに対して中折り処理が施される。
そして、各中折りローラ60は、外径寸法が長手方向の中央部から両端部に向けて段階的に漸減するように径設定されているとともに、これと対応するように折りプレート71の先端縁部から真っ直ぐに突設された複数の押圧突片は、中折りローラ60の中央部に形成された最大外径寸法を有する部分を避けて設けられているため、用紙Pは、その中央部が押圧突片712によって押圧されない状態で一対の中折りローラ60のニップ部66に供給され、これによって用紙Pの中央部が押圧されることにより用紙Pのこの部分が破損し易くなるという従来の不都合を確実に解消することができる。
また、押圧突片712は、折りプレート71の長手方向で線対称位置にそれぞれ複数設けられ(上記の実施形態においては、各一対の第1突片712a、第2突片712bおよび第3突片712c)、かつ、中央部のもの(第1突片712a)から端部のもの(第2突片712bおよび第3突片712c)に向かって長さ寸法が順次長くなるように寸法設定されているため、用紙Pを破損しにくい状態で一対の中折りローラ60間のニップ部66を通過させることができ、これによって用紙Pに対し適正かつ確実な中折り処理を施すことができる。
また、一対の中折りローラ60の内の一方が中折りモータ80から伝達された駆動力で駆動回転する駆動ローラ60aとされている一方、他方が用紙P(用紙束P1)を介して駆動ローラ60aに従動する従動ローラ60bとされ、しかも折りプレート71は、押圧突片712がニップ部66より若干従動ローラ60b側に寄った位置と対向するように設置位置が設定されているため、折りプレート71によって一対の中折りローラ60間のニップ部66に供給される用紙Pは、まず一対の中折りローラ60の内の従動ローラ60bに当接される。従って、例えば押圧突片712の先端と用紙Pとの間に隙間が存在するような不適正な状態で用紙Pが供給されたような場合、従動ローラ60bは駆動回転することがないため、押圧突片712が適正に用紙Pを押圧していないにも拘わらず用紙Pを一対の中折りローラ60間のニップ部66に無理矢理引き入れてしまうような不具合の発生を有効に防止することができ、これによって用紙Pに対し適正な状態で中折り処理を施すことができる。
そして、上記の実施形態においては、画像形成装置19から筐体11内に送り込まれた複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1に対し当該用紙束P1の中央部にステープル処理を施す中綴じ用ステープラー51が設けられ、この用紙束P1のステープル処理が施された部分に中折り処理が施されるように構成されているため、用紙束P1は、中綴じ用ステープラー51によっていわゆる中綴じされた状態で、この中綴じ部分(ステープル位置P11)を境にして中折り処理を施すことができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、中折り処理されるべき用紙束P1に対するステープル処理は、中折りユニット50に設けられた専用の中綴じ用ステープラー51によって行われるようになされているが、こうする代わりにステープルトレイ30に、当該ステープルトレイ30と一体タイプのステープラーを設け、このステープラーによって中綴じされた用紙束を中折りユニット50に導入して中折り処理を施すようにすれば、ステープラーを1台で済ませることができ、その分製造コストを削減することができる。
(2)上記の実施形態においては、中折り処理を中綴じ用ステープラー51により綴じのステープル処理が施された用紙束P1に対して行われるようになされているが、本発明は、中折り処理を用紙束P1に施すことに限定されるものではなく、中折りユニット50に1枚の用紙Pが送り込まれる都度、当該用紙Pに中折り処理を施すようにしてもよい。この場合、中綴じ用ステープラー51は駆動されない。
(3)上記の実施形態においては、中折りローラ60は、大径ローラ62、中径ローラ63および小径ローラ64が中央部から端に向かって同心で連設されることによって構成されているが、本発明は、中折りローラ60をかかる3種類のローラで構成することに限定されるものではなく、2種類であってもよいし、4種類以上であってもよい。
(4)上記の実施形態においては、折りプレート71に設けられる押圧突片712は、第1〜第3突片712a〜712cの3種類が採用されているが、本発明は、押圧突片712が3種類であることに限定されるものではなく、2種類であってもよいし、4種類以上であってもよい。
本発明に係る後処理装置の内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。 中折りローラおよび押し型部材の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示す中折りローラおよび押し型部材の組み立て斜視図である。 折りプレートを左右方向から見た図である。 押し型部材の組み立て斜視図であり、(イ)は、左面側から見た図、(ロ)は、右面側から見た図である。 図3に示す一対の中折りローラの平面図である。 図3に示す一対の中折りローラおよび押し型部材の正面図である。 折りプレートの作用を説明するための説明図であり、(イ)は、中折りローラの下方に中折り用の用紙束が形成された状態、(ロ)は、押し型部材がニップ部へ向けて上昇された状態、(ハ)は、一対の中折りローラの内の駆動ローラの駆動で用紙束に対して中折り処理が施されつつある状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 後処理装置 11 筐体
13 開口 131 受入れローラ対
132 払出しローラ対 133 導入ローラ対
14 メイントレイ 15 サブトレイ
16 パンチユニット 18 切換えガイド
19 画像形成装置 20 ステープルユニット
21 送出ローラ対 30 ステープルトレイ
31 第1フレーム板 32 中間トレイ本体
33 連結軸 35 ベルト用モータ
351 駆動軸 352 駆動ローラ
353 従動ローラ 354 連絡ベルト
36 昇降用ベルト 37 用紙受け部材
38 ステープラー 40 迂回トレイ
41 第2フレーム板 42 迂回トレイ本体
43 カバープレート 44 分岐ガイド
441 架設軸 45 押え部材
46 バルブローラ対 47 第2切換えガイド
50 中折りユニット 51 中綴じ用ステープラー
52 搬出ローラ 53 庇部材
54 中折りトレイ 55 受け板
551 ストッパ 552 開口
56 昇降機構 60 ローラ
60a 駆動ローラ 60b 従動ローラ
61 ローラ軸 611 ギヤ
62 大径ローラ 63 中径ローラ
64 小径ローラ 65 端部ローラ
66 ニップ部 67 コイルスプリング
70 押し型部材 71 折りプレート
711 プレート本体 712 押圧突片
712a 第1突片 712b 第2突片
712c 第3突片 713 貫通孔
72 支持部材 721 貫通孔
73 添え板 731 貫通孔
80 モータ(駆動手段) 81 動力伝達機構
B ボルト N ナット
P 用紙 P1 用紙束
P11 ステープル位置 P2 中折り用紙束
R 用紙搬送路 R1 入口側搬送路
R2 サブトレイ向け搬送路 R3 ステープルユニット向け搬送路
R4 メイントレイ向け搬送路
R5 ステープルトレイ向け搬送路
R6 迂回トレイ向け搬送路
R7 中折りユニット向け搬送路
V1 後処理空間 V2 退避空間

Claims (5)

  1. 上流側装置から所定の筐体内に送り込まれた用紙に対し当該用紙の中央部に中折り処理を施すべく先端縁部が前記中央部に押し当てられる折りプレートと、この折りプレートが押し当てられることによって中折りされる用紙にニップ部を通過させる一対の中折りローラとを備えてなる後処理装置において、
    前記各中折りローラは、外径寸法が長手方向の中央部から両端部に向けて段階的に漸減するように径設定され、
    前記折りプレートは、先端縁部から真っ直ぐに突設された複数の押圧突片を有し、前記押圧突片は、前記中折りローラの中央部に形成された最大外径寸法を有する部分の少なくとも中央部を避けて設けられており、
    前記一対の中折りローラの内の一方が所定の駆動手段からの駆動力で駆動回転する駆動ローラである一方、他方が前記駆動ローラに従動する従動ローラであり、
    前記従動ローラは、前記駆動ローラに向けて付勢されて前記駆動ローラに押し付けられている一方、中折りされる用紙が前記ニップ部を通過する際は、付勢力に抗して当該用紙の厚み分だけ前記駆動ローラから離れる方向に移動するように構成されており、
    前記折りプレートの設置位置は、前記押圧突片が突出して到達する位置が、前記ニップ部における前記中折りローラの接線より前記従動ローラ側に寄った前記従動ローラの周面になるように、設定されていることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記折りプレートは、前記中折りローラの中央部に形成された最大外径寸法を有する部分を避けて設けられていることを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記押圧突片は、前記中折りローラの軸線方向で線対称位置にそれぞれ複数設けられ、かつ、中央部のものから端部のものに向かって前記中折りローラの軸線方向における長さ寸法が順次長くなるように寸法設定されていることを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置。
  4. 上流側装置から所定の筐体内に送り込まれた複数枚の用紙が積層されてなる用紙束に対し当該用紙束の中央部にステープル処理を施すステープラーが設けられ、この用紙束のステープル処理が施された部分に中折り処理が施されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の後処理装置。
  5. 前記上流側装置は、用紙に対して所定の画像形成処理を施す画像形成装置であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の後処理装置。
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