JP5136430B2 - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙を折り処理する後処理装置に関する。
用紙を折り処理する装置としては、例えば特許文献1に開示されているシート折り装置がある。当該シート折り装置では、折り板(中折りブレード)と折りローラから構成され、突き出した折り板により用紙の中央部を押して、折りローラに用紙の中央部を押し込んで折り目を付けている。
特開2008−7297号公報
特許文献1のシート折り装置においては、折り板の先端上45aには複数の凸部(63〜65)が使用頻度の高い用紙の両端部に対応する位置に前後対称に設けられている。そして当該凸部により良好なシート束の二つ折りを可能としている。
一方で、折り処理する用紙枚数は1枚とは限らず複数枚の用紙をスタック部に集積して用紙束として、当該用紙束に対して一度に折り処理する場合がある。また用紙の種類も薄い紙から厚い紙まで多種多様な紙に対して処理することが求められる。
厚い紙あるいは枚数の多い用紙からなる用紙束は剛性が高く、このような用紙束に折り処理するためには、折り板により用紙をある程度の荷重で折りローラに押し込む必要ある。
一方で、薄い紙あるいは枚数の少ない用紙からなる用紙束は剛性が低く、このような用紙束に、剛性の高い用紙束でも折り処理可能な範囲で適正化した荷重で押し込むことになる。この場合には、荷重が高すぎるために、用紙束に不必要な変形が発生したり、傷や破れ等の破損が発生したりする。
特に、用紙束の折りローラへの押し込みを、特許文献1のような先端に凸部を設けた折り板により行うような場合には、当該凸部に応力が集中するために用紙束の破損が生じやすくなる。
本願発明は上記問題に鑑み、折り板により折りローラへ用紙を押し込んで折り処理を行う後処理装置において、折り処理時における折り板先端への応力集中により用紙束へダメージを防止することを目的とする。
1.一対の折りローラと、折り板とを備え、前記折り板の先端部を用紙に当接して用紙を押し出し、前記折りローラのニップ部に用紙を送り込むことにより折り処理する折り処理部を有し、
前記折り板の先端部は、幅が異なる複数の凸部を備え、折り処理時における幅の狭い凸部への応力集中を緩和させるべく、該幅の狭い凸部の先端が、幅の広い凸部の先端を結んだ仮想線よりも退避した位置にあることを特徴とする後処理装置。
2.用紙に画像形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置によって画像形成された用紙に後処理を行う前記1.に記載の後処理装置と、を有することを特徴とする画像形成システム。
本願発明によれば、折り板により折りローラへ用紙を押し込んで折り処理を行う装置において、折り板の先端部は、幅の狭い凸部の先端が、幅の広い凸部の先端を結んだ仮想線よりも退避した位置とすることにより、折り処理時における折り板先端への応力集中による用紙束へのダメージを防止することが可能となる。
本実施形態に係る画像形成システムの全体図である。 中折り部50周辺の概略断面図である。 中折り部50による中折り処理の工程を示す要部断面図である。 用紙Sに対して中綴じ及び中折り処理を施した用紙束Saを説明する図である。 スライド機構100の概略図である。 図6(a)は図2のX方向から見た中折り板51及び駆動機構200の上面図であり、図6(b)は同Z方向から見た側面図である。 図6(a)の一部を拡大した拡大図である。
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は、本願実施形態に係る画像形成システムの全体図である。画像形成システムは、画像形成装置Aと後処理装置FSから構成される。
[画像形成装置A]
図1に示す画像形成装置Aは、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、給紙カセット5、給紙手段6、定着装置7、排紙ローラ8、自動両面コピー給紙部9を備えている。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。また、画像形成装置Aの排紙ローラ8の搬送方向下流側には、後処理装置FSが連結されている。後処理装置FSでは画像形成装置Aで画像形成された用紙に対して各種の後処理を行う。後処理装置FSに関しては後述する。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿は、搬送路に沿って搬送され画像読取部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査され、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を施された後、画像書込部3に送られる。
画像書込部3に送られた画像データに基づき半導体レーザが発光駆動され、画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射されて潜像が形成される。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われ、感光体ドラム4A上にトナー像が形成される。
給紙カセット5から給紙手段6により給送された記録用紙Sは、感光体ドラム4Aに到達し、転写手段4Bによりトナー像が記録用紙Sに転写される。トナー像を担持した記録用紙Sは、定着装置7により定着処理され、排紙ローラ8から後処理装置FSに送り込まれる。
両面コピーの場合には、片面画像処理済みの記録用紙Sは搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー給紙部9に送り込まれ、画像形成部4において裏面にトナー像が転写され、定着された後、排紙ローラ8から後処理装置FSに送り込まれる。
[後処理装置FS]
後処理装置FSは、画像形成装置Aで画像形成された用紙を搬入する用紙搬入部20と、挿入紙を搬入する挿入紙給紙部30a、30bと、複数の後処理部とを有する。後処理部としては、穴あけ処理部40、中折り部50、重ね合わせ処理部60、(平綴じ)端綴じ部71、中綴じ部72、及び排紙部80を有する。
挿入紙給紙部30aには挿入紙SSが装填され、挿入紙給紙部30bにも同様に挿入紙SSが装填される。挿入紙SSは、予め印刷された表紙用紙や画像形成装置Aから排出される複数枚の記録用紙Sの間に挿入されるインサート用紙等の挿入紙であり、記録用紙Sと同様に、穴あけ処理や折り処理を行うことができる。なお、以下の説明では、記録用紙S、挿入紙SSを総称して単に用紙Sと称する。挿入紙給紙部30a、30bから送り出された挿入紙SSは下方に向かう搬送路を経て用紙搬入部20に搬送される。
穴あけ処理部40は、用紙搬入部20の左手下流側に配置され、用紙Sにパンチ穴を開ける。穴あけ処理部40の下流から下方に分岐した搬送路H1は、搬送ローラ23を経て下方の用紙スタック部90に続く。用紙スタック部90の周辺には、中綴じ部72、中折り部50が配置されている。
重ね合わせ処理部60は、穴あけ処理部40の下流で分岐した搬送路H2の下流側に配設され、搬送路H3、H4、H5を備えている。重ね合わせ処理部60は、その下流側に位置する端綴じ部71において、先行する用紙Sに綴じ処理するための時間を確保するために、2部目以降の後続の用紙Sを搬送路H3及び搬送路H4、H5に待機させる。搬送路H2の下流側に位置する搬送路は、二重に湾曲する搬送路に分岐し、内側の搬送路H4と外側の搬送路H3、H5とに分かれる。
搬送路H2から分岐して湾曲する内側の搬送路H4の排出口には、搬送ローラ21が設けられ、綴じ処理を行う際、1部目の用紙Sは、搬送路H2、H4、搬送ローラ21を経由して順次集積部70に送り込まれ、集積部70で綴じ処理される。2部目以降の用紙Sの1枚目が搬送されてきた場合、搬送ローラ21は回転を停止した状態で用紙先端を受け止め、用紙先端を搬送ローラ21のニップに当接した状態で待機させる。
搬送路H4を搬送された用紙Sは、前記のように、搬送ローラ21にその先端が当接した状態で待機するが、後続の用紙Sは、搬送路H2から搬送路H3に進入して、搬送路H5経由で搬送ローラ21に到達する。先行する用紙Sと後行する用紙Sとが搬送ローラ21で先端を当接して重なった状態になると、搬送ローラ21が回転し、2枚一緒に搬送して集積部70へと送り込む。このように2部目以降の用紙Sは重ね合わせ処理部60で先行する用紙束の綴じ処理が終了するまで待機される。そのため画像形成装置Aから連続して用紙が搬送される場合であっても、綴じ処理の処理時間を確保できるので、画像形成装置A及び画像形成システム全体での生産性を落とすことなく処理することができる。
搬送路H2の下流の搬送路H3は、更に搬送路H5と搬送路H6に分岐している。搬送路H6は、排紙部80の一部を構成する固定排紙皿81に用紙Sを排出するもので、固定排紙皿81は、搬送路H6の下流側で、後処理装置FSの機外に突出する位置に配設され、少量の用紙Sを集積する場合に用いられる。
排紙部80は、更に昇降排紙皿82と後述する下部排紙皿83とからなり、搬送ローラ21と昇降排紙皿82との間には排紙ローラ22、集積部70、綴じ処理部71、および図示しない用紙幅方向を整合する整合機構が配置される。
搬送ローラ21により搬送される用紙Sは、排紙ローラ22間を図中左方向に走行し、後端が搬送ローラ21から離れたときに、集積部70に落下し、傾斜している集積部70を滑落してストッパ(図示せず)により受け止められて集積部70上で停止する。順次、用紙Sが排出され、設定枚数の用紙Sが集積部70上に集積されると、綴じ処理部71が作動して用紙Sのストッパ側端面を綴じ処理する。
綴じ処理された用紙Sは前記ストッパにより押し上げられて集積部70上を左上方に移動する。このとき、排紙ローラ22を構成する一対のローラが接触して用紙Sをニップし、搬送して、昇降排紙皿82に排出する。
後処理なしで大量の画像形成を行う際には、用紙搬入部20から搬送路H2、H4を経て昇降排紙皿82に排出され、昇降排紙皿82は、排紙される用紙Sの最上面が常に一定した高さになるように図の鎖線で示すように下方に移動する。したがって、昇降排紙皿82上には、数千枚の用紙を集積することが可能である。
用紙スタック部90は、搬送ローラ23の下流で斜めに配置されており、用紙Sをガイドする複数のガイド部材および停止部材と、中綴じ部72と、中折り部50とを有し、1枚あるいは複数枚の用紙Sに対して、中折りモード、中折り・中綴じモード、三つ折りモードの各モードで用紙を処理し、下部排紙皿83に排出する。
[中折り部50]
図2は、中折り部50周辺の概略断面図である。図2の二点鎖線は、仮想平面でありスタック部90の用紙Sの搬送方向である。また、図中右下に記すように、以下の説明において、仮想平面に平行な方向(斜め下方)をX方向、紙面においてX方向と直交する方向をY方向(用紙幅方向)、紙面に対して上向きに直交する方向をZ方向とする。
用紙スタック部90を構成するガイド部材は、上流側ガイド部材91、92と下流側ガイド部材93、94からなり、上流側ガイド部材91、92の中ほどにステープルを打つ中綴じ部72が位置し、上流側ガイド部材と下流側ガイド部材の間に中折り部50が位置する。なお、上流側ガイド部材91、92の適宜位置には、図示しない用紙幅整合部材が配置されて、用紙Sの幅方向(Z方向)の整合を行うが、その説明は省略する。
停止部材95はスライド機構100により移動可能である。スライド機構100はスライド部102、用紙搬送方向(X方向)に沿って伸びているレール109等から構成される。停止部材95はスライド部102と連結されており、レール109上をスライド部102がスライドすることにより、停止部材95は用紙搬送方向(X方向)に移動する。
停止部材95は、用紙サイズあるいは処理(中綴じ処理あるいは中折り処理)に応じて予め定められた所定位置に移動して停止される。スライド部102及び停止部材95の構成に関しては後述する。
中綴じ部72は、受針機構72aと打針機構72bとからなり、停止部材95の移動によって用紙Sの束の搬送方向の中央部が位置決めされると作動して、用紙Sの束にステープルを打ち中綴じを行う。用紙Sへの打針は用紙幅方向において中央基準として左右2箇所に打針する。また用紙幅方向の打針位置は変更可能であり、用紙サイズ情報に応じて、用紙の搬送方向に直交する幅に適した予め設定された位置に変更可能である。また当該中綴じ部72で打針した用紙Sは、打針位置を折り線として後述する中折り部50で中折り処理される。
中折り・中綴じ処理においては、設定枚数の用紙Sが、停止部材95により受け止められて集積される。設定枚数の用紙Sが停止部材95で停止されて集積された段階で、中綴じ部72が作動して用紙Sの中央部にステープルを打ち込む綴じ処理を行う。
綴じ処理が終了した段階で、レール109に沿って停止部材95が下方に移動して、用紙Sの中央部を中折り板51の位置まで下げる。なお、綴じ処理をせずに中折り処理をする場合には停止部材95は当初から下がった位置で停止させることになる。
[中折り処理]
中折り部50では、折り板としての中折り板51、折りローラ52、折りローラ53、第2折りローラ54、搬送路切替部材55、折り導入手段を構成する案内部材56を備え、用紙Sを二つ折り処理又は、二つ折り処理に続く三つ折り処理を行う。中折り板51の構成に関しての詳細は後述する。
図3は、中折り部50による中折り処理の工程を示す要部断面図である。図3(a)は、中折り処理開始前の初期状態を示す。スタック部90のガイド板に沿って滑落した用紙束Saの進行方向先端部は、用紙サイズに対応した位置に設定された停止部材95に当接して位置決めされる。中折り板51は初期位置に待機している。
図3(b)は、中折り板51が一対の折りローラ52、53のニップ部N1に向かって用紙束Saを押圧して前進し、用紙束Saの中央部を回転する折りローラ52、53の周面に圧接させる状態を示す。
図3(c)は、中折り板51が更に前進して、回転する折りローラ52、53のニップ部N1を押し広げて、用紙束Saに折り目を形成し、中折り処理する状態を示す。なお折りローラ52と折りローラ53は図示しないバネ部材で互いに圧接するよう付勢されている。
図3(d)は、中折り板51が折りローラ52、53のニップ部N1から退避して初期位置に戻るとともに、中折り処理された用紙束Saが回転する折りローラ52、53により下流側に搬送される状態を示す。
図4は、用紙Sに対して中綴じ及び中折り処理を施した用紙束Saを説明する図である。図4(a)は用紙束Saの斜視図、図4(b)は用紙束Saを両開きした状態を示す斜視図、図4(c)は用紙束Saの断面図である。同図は2枚の用紙Sにより作成した用紙束Saを示したものである。SPはステープルであり、S1、S2は用紙Sの1枚目、2枚目を示し、p1〜p8は用紙束Saにおける頁数を示す。
中綴じ処理と中折り処理により作成された用紙束Saは、用紙Sの第1面(p1、p8)を外側に向け、その裏面側に第2面(p2、p7)、更にその内側に用紙S2の第1面(p3、p6)、その内側に用紙S2の第2面(p4、p5)が配置され、図示のように8頁(p1〜p8)から成る用紙束Saの頁揃えができる。なおステープルSPは、用紙の幅方向中央を基準として左右対称に2箇所打たれている。前述のように当該ステープルの間隔は用紙のサイズ情報に応じて変更している。
二つ折り処理においては、図3で説明した工程を経て、折りローラ52、53により用紙Sは折り処理され破線位置に位置する搬送路切替部材55(図2参照)の下方を通って下部排紙皿83に排出される。
三つ折り処理においては、搬送路切替部材55は実線で示す位置に設定される。そして、二つ折り処理された用紙Sはその搬送方向の長さ3分の1の位置で最初の折り処理が行われ、ついで、用紙Sがその折り目を先頭にして搬送路切替部材55の上面に沿って案内部材56に導かれる。このとき、第2停止部材57は用紙のサイズに応じた所定位置に位置決めされている。当該所定位置は、用紙Sの先端をその位置で停止させたときに折り目を付ける箇所が、折りローラ53、54のニップ部に相対する位置になるように設定されている。
用紙Sの先端が第2の停止部材57で停止された状態で更に折りローラ52と折りローラ53、および第2折りローラ54が回転すると、用紙Sは撓んで湾曲し、折りローラ53と第2折りローラ54の間で挟み込まれ、第2の折り処理が行われる。そして、用紙Sは、第2折りローラ54の下方を通って下部排紙皿83に排出される。
[スライド機構100]
次に、本願実施形態に係る後処理装置における停止部材95を移動するスライド機構100について説明する。
図5は、スライド機構100の概略図である。図5(a)は図2のZ方向から見たスライド機構100の側面図であり、図5(b)は同Y方向から見たスライド機構100の正面図である。スライド機構は、2本のパイプ状のレール109、駆動ベルト101、プーリ101a、101b、スライド部102、支持板103、及び駆動部としてのモータM10等から構成される。支持板103は後処理装置FSの筐体に固定されており、当該支持板103にレール109が支持されている。
停止部材95は、側板95a、95bと底板95c、連結板95dからなり、搬送された用紙Sの先端は底板95cに突き当たって停止する。停止部材95の連結板95dはスライド部102と連結されている。
モータM10は、駆動ベルト101を正逆可能に回動させ、当該回動にともない駆動ベルト101に連結されているスライド部102及び停止部材95がレール109に沿って図示上下方向に移動する。
本願実施形態においては、中綴じ部72の直ぐ下流側に中折り部50を設けている。また中綴じ部72及び中折り部50の処理位置における用紙Sの停止を、一の停止部材95により行っている。更に後処理装置FSの本体サイズを小さくするという目的から停止部材95を用紙搬送方向(図2のX方向)に沿って移動させるレール109は、中折り板51と交差する位置関係となっている。
[中折り板51]
次に、図6、図7に基づいて本願実施形態に係る後処理装置における折り板としての中折り板51及びその駆動機構200について説明する。
図6(a)は図2のX方向から見た中折り板51及び駆動機構200の上面図であり、図6(b)は同Z方向から見た側面図である。図7は、図6(a)の一部を拡大した拡大図である。図6に示すように中折り板51は、先端部511、ホルダ512から構成される。中折り板51を往復運動する駆動機構200は、モータM20、ギア201、回転軸202、クランク203、204、レール209から構成される。
中折り板51の先端部511はホルダ512により固定支持されている。固定はネジScにより行う。ホルダ512は、その両端に設けられている端部曲げ部512aによりベアリングを介してレール209に支持されている。
モータM20は、ギア201を回転させる。回転軸202はその両端にクランク203、204が接続されており、下流側のクランク204は接続部204aを介して、その一端を端部曲げ部512aと接続している。モータM20の駆動によりギア201を回転させ、当該回転にともないクランク203、204を介して、中折り板51はレール209に沿って往復運動する。
図7(a)は、中折り板51の周辺の上面図であり、図7(b)は図7(a)の拡大図である。図7(a)に示すように中折り板51の先端部511は、複数の凸部e1、e2、e3、e4と、凹部h1、h2、h3を有する。同図においてCは、中心線であり、各凸部及び各凹部の位置、形状は中心線Cを中心として線対称な関係となっている。また当該中心線Cは、後処理装置FSの搬送経路における中心線とも一致しており、当該中心線に一致するように搬送される用紙Sの幅方向の中心、及び中綴じ処理時の2箇所のステープルの打針位置の中心も調整されている。
凹部h1、h3は、2箇所のステープルSP(図4参照)の打針位置に対応して設けられている。なお本実施形態においては前述のとおりステープルの打針位置は変更可能であり、変更する範囲を考慮して凹部h1、h2の幅(「用紙幅方向の長さ」の意味、以下同様)が決定される。凹部h2は、前述のとおりレール109は中折り板51と交差する位置関係に配置されているので、レール109が交差する位置において両者の接触を避けるために凹部h2が設けられている。つまり各凹部は、二つのステープルSPとレール109に対応して設けられている。言い換えると、各凸部はこれらのステープル位置とレール109の位置を避ける位置に配置されていることになる。凸部のレールの位置と前記ステープル位置との間に設けられた凸部の先端は、それ以外の位置に設けられた凸部の先端を結んだ仮想線よりも退避した位置にある。
このような事から、先端部511は幅が異なる複数の凸部からなり、「中心側のレール109の位置とステープルSP位置との間に設けられた凸部e2、e3」の幅は、「それ以外の外側の凸部e1、e4」の幅よりも狭くなっている。
PWは仮想線であり、幅が広い凸部e1、e4の先端を結んだ直線である。凸部e2、e3は幅が狭いことから、(比較例として)その先端位置を仮想線PWの位置に設定した場合には、中折り処理時において当該凸部e2、e3の先端に応力が集中することになる。その結果、中折り処理される用紙Sの表面に傷が生じたり、破れが生じたりしていた。
本実施形態においては、図7(b)に示すように幅が狭い凸部e2(凸部e3も同じ)の先端は仮想線PWから距離L1だけ退避した位置(突出しない位置)に設定している。
距離L1は、用紙Sへの中折り処理時の中折り板51による押し込み荷重、及び中折り処理する用紙の剛性、凸部e2の幅L2(あるいは幅が狭い凸部の合計の幅)により異なるが、本実施形態においては押し込み荷重3.71N/mm(総荷重583.7N、先端部の総長157.332mm)、幅L2が0.44mmの条件下において、例えば距離L1を0.3mmに設定している。なお上記押し込み荷重は、中折り板51が最も突出する状態(およそ前後0.1mm以下)での荷重を意味する。
本実施形態においては、中折り板の先端部において幅の狭い凸部の先端が、幅の広い凸部の先端を結んだ仮想線よりも退避した位置にしていることから、幅の狭い凸部への応力集中を緩和させることが可能となり、ひいては、中折り処理時において用紙束へダメージを与えることを防止することが可能となる。
A 画像形成装置
4 画像形成部
6 給紙手段
FS 後処理装置
50 中折り部
51 中折り板
511 先端部
512 ホルダ
e1、e2、e3、e4 凸部
h1、h2、h3 凹部
52、53 折りローラ
N1 ニップ部
PW 仮想線
72 中綴じ部
72a 受針機構
72b 打針機構
95 停止部材
100 スライド機構
102 スライド部
109 レール
200 駆動機構
M10、M20 モータ

Claims (6)

  1. 一対の折りローラと、折り板とを備え、前記折り板の先端部を用紙に当接して用紙を押し出し、前記折りローラのニップ部に用紙を送り込むことにより折り処理する折り処理部を有し、
    前記折り板の先端部は、幅が異なる複数の凸部を備え、折り処理時における幅の狭い凸部への応力集中を緩和させるべく、該幅の狭い凸部の先端が、幅の広い凸部の先端を結んだ仮想線よりも退避した位置にあることを特徴とする後処理装置。
  2. 用紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された用紙をスタックするスタック部と、
    用紙の搬送方向中央部を中綴じする中綴じ処理部と、を有し、
    前記中綴じ処理部により中綴じされた用紙を前記折り処理部で中折り処理する装置であって、
    前記折り板の先端部の凸部は、前記中綴じ処理部により中綴じされた用紙のステープル位置を避けた位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記中綴じ処理部による用紙のステープル位置が、用紙の搬送方向に直交する幅の長さに応じて可変であることを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
  4. 用紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された用紙の先端が当接される停止部材と、
    前記停止部材に当接して停止された用紙がスタックされるスタック部と、
    前記スタック部の用紙搬送方向に沿って伸びるレールと、
    該レールに沿って前記停止部材を移動させる駆動部と、を有し、
    前記折り板の先端部の凸部は、前記レールの位置を避けた位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  5. 用紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された用紙の先端が当接される停止部材と、
    前記停止部材に当接して停止された用紙がスタックされるスタック部と、
    用紙の搬送方向中央部を中綴じする中綴じ処理部と、
    前記スタック部の用紙搬送方向に沿って前記停止部材を移動させるレールと、
    前記中綴じ処理部で中綴じされた用紙を前記折り処理部で中折り処理する装置であって、
    前記折り板の複数の凸部は、前記レールの位置と、中綴じ処理された用紙のステープル位置を避けた位置に設けられており、
    前記レールの位置と中綴じ処理された用紙のステープル位置との間に設けられた凸部の先端が、それ以外の位置に設けられた凸部の先端を結んだ仮想線よりも退避した位置にあることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  6. 用紙に画像形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置によって画像形成された用紙に後処理を行う請求項1〜5のいずれか1項に記載の後処理装置と、を有することを特徴とする画像形成システム。
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