JP4584488B2 - 包装用仕切材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、胴より断面積が小さい首を有する2以上の商品を箱に収納する包装の際に、箱本体内での商品の移動を防止するとともに、隣接する商品同士の干渉を防止する包装用仕切材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の包装用仕切材のうち、商品としてお酒が収容された縦長の瓶を包装する箱の仕切材は、瓶の胴の部分を仕切る胴体仕切部材と、瓶の首(注口が設けられた小径側)を載せる枕部材とを備え、これらが別体に設けられている。
【0003】
前記胴体仕切部材は、所定位置に設けた折線に沿って折り返すことにより、底壁部から上向きに突出するとともに、商品に沿って縦方向に延びる仕切壁部を形成したものである。この仕切壁部の先端部には、組立状態で、前記底壁部から前記商品の首側上方に向けて延びる斜部が設けられている。
【0004】
前記枕部材は、前記斜部の傾斜に沿って傾斜または湾曲しながら横方向に延びる面と、箱本体の内面に沿って立設する立壁部とを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記包装用仕切材は、2部材からなるため、紙器打抜装置の型等、全ての製造機械が2種必要であり、製造コストが高くなるという問題がある。また、この包装用仕切材を箱本体に組み付けるには、枕部材の斜面または曲面が胴体仕切部材の斜部の傾斜に沿うように両手で位置決めし、この状態で枕部材の立壁部と胴体仕切部材の端縁を箱本体内に配置しなければならないため、作業性が悪いという問題がある。さらに、この種の包装用仕切材を製造するメーカーでは、2つの部材を1組として保管しなければならないため、面倒である。
【0006】
そこで、本発明では、製造コストの低減、組立作業性の向上、および、保管の利便性がよい包装用仕切材を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の包装用仕切材は、上向きに開口した箱本体の内部を並列な2以上の収容部に区画し、各収容部に胴と該胴より断面積が小さい首を有する縦長の2以上の商品を収容させる包装用仕切材において、前記商品の胴の部分を位置決めするもので、底壁部から上向きに突出するとともに前記商品に沿って縦方向に延び、その先端部に底壁部から前記商品の首側に向かって上方に傾斜する斜部を有する仕切壁部を設けた胴体仕切部と、前記商品の首の部分を位置決めするもので、前記仕切壁部の斜部の傾斜に略沿って傾斜または湾曲し、横方向に延びる面を設けた枕部とを備え、これら胴体仕切部と枕部とを前記斜部の側で連続部によって一体成形し、該連続部を折り返して前記枕部の縁を前記斜部の下端部分に差し込んで組み立てるように構成している。
【0008】
前記包装用仕切材は1部材からなるため、紙器打抜装置の型等の全ての製造機械が1種のみでよい。また、この包装用仕切材を箱本体に組み立てる際には、連続部を折り返し、枕部の縁を仕切壁部の斜部の下端部分に差し込むことにより、簡単に位置決めできる。さらに、製造メーカーでは、1部材のみを保管すればよいため、利便性がよい。
【0009】
前記包装用仕切材では、前記胴体仕切部、枕部および連続部を軟質な紙によって一体成形し、これらの下面に硬質な紙からなる台紙材を配設することが好ましい。このようにすれば、枕部に、仕切壁部の斜部の傾斜に略沿う斜面または曲面を容易に形成できる。特に、曲面を形成する場合には、その面を流線的に湾曲する美的な面とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図3は本発明に係る第1実施形態の包装用仕切材10を示す。この包装用仕切材10は、上向きに開口する箱本体1と、該箱本体1を閉塞する蓋体2とからなる包装箱において、前記箱本体1内を並列な2以上(本実施形態では3つ)の収容部3に区画するものである。本実施形態では、区画した3つの収容部3に商品としてお酒を収容した瓶4を収容する構成としている。この瓶4は、胴5と、該胴5より断面積が小さい首6を有するものである。
【0011】
前記包装用仕切材10は、図1および図2に示すように、大略、瓶4の胴5の部分を位置決めする胴体仕切部11と、瓶4の首6の部分を位置決めする枕部19とを備え、これらを連続部27によって一体成形したものである。この包装用仕切材10は、周知の紙器打抜装置(図示せず)によって段ボール紙を打ち抜くことにより、図3に示す展開状態で成形される。ここで、前記段ボール紙とは、一対のシートの間にコア材を介設した周知のものである。
【0012】
展開状態の打抜製品は、図3に示すように、前記胴体仕切部11と、枕部19と、連続部27を構成する部分を備えている。そして、この打抜製品は、組立状態で上面となる一面に希望の配色の印刷が施されている。
【0013】
前記胴体仕切部11は、3つの底壁部12A,12B,12Cと、これらの間に位置する仕切壁部14A,14Bとを備え、これらの境界部分には縦方向に延びる谷折線17が設けられている。前記底壁部12A,12B,12Cは矩形状をなし、その両側の底壁部12A,12Cには突片部13が設けられている。前記仕切壁部14A,14Bは、その中央に谷折線17と平行に延びる一対の山折線15を備えている。そして、これら山折線15の両側に形成された対称な半面部14a,14bを折曲げることにより、重畳した2層構造に組み立てられる。この仕切壁部14A,14Bの先端部には、下側となる底壁部12A,12B,12Cから傾斜する斜部16が設けられている。前記谷折線17には、所定間隔をもって太線で示す切断部18が設けられ、折曲げの作業性、折曲げ状態の維持、および、不要時の切断作業性の向上を図っている。
【0014】
前記枕部19は、前記胴体仕切部11に対して直交する方向である横方向に延びるように配置するもので、斜面部20と、上面部21と、立壁部22とを備えている。前記斜面部20は、その中央が後述する連続部27に連続し、前記胴体仕切部11における仕切壁部14A,14Bの斜部16に沿って傾斜するように組み立てられるものである。この斜面部20は、その上端が仕切壁部14A,14Bの斜部16の上端を越える位置まで延びる寸法とされている。前記上面部21は、前記斜面部20と連続し、箱本体1の内面まで延びるものである。前記立壁部22は、前記上面部21と連続し、箱本体1の内面に沿って立設するものである。前記斜面部20、上面部21および立壁部22の境界部分には、山折線23が形成されている。また、本実施形態では、前記斜面部20、上面部21および立壁部22にかけて瓶4の首6の上端部分を位置決めする溝24が設けられている。この溝24には、前記上面部21の領域に弾性舌片25が突設され、その根元部分には山折線26が設けられている。
【0015】
前記連続部27は、胴体仕切部11における仕切壁部14A,14Bの間の底壁部12Bの端縁と、前記枕部19の斜面部20の端縁の中央部とを連続するものである。この連続部27と前記枕部19との境界部分には横方向に延びる山折線28が設けられている。また、この連続部27の略中央位置には、横方向に延びる谷折線29が設けられている。そして、これら折線28,29には、所定間隔をもって前記と同様の切断部30が設けられている。
【0016】
前記打抜製品を包装用仕切材10として組み立てる場合には、まず、各折線15,17,23に沿って胴体仕切部11および枕部19を折曲げる。そして、仕切壁部14A,14Bを構成する半面部14a,14bを接着剤や粘着テープによって貼り合わせる。ついで、連続部27を山折線28および谷折線29に沿って折曲げ、図1に示すように、枕部19の斜面部20の縁を胴体仕切部11の斜部16の下端部分(根元部分)に差し込む。
【0017】
この組立状態では、胴体仕切部11は、底壁部12A,12B,12Cから仕切壁部14A,14Bが等間隔で上向きに突出する。また、この仕切壁部14A,14Bは、底壁部12A,12B,12Cの一端から他端に向けて縦方向に延びる。そして、その先端部には、下側である底壁部12A,12B,12Cから瓶4の首6側上方に傾斜する斜部16が形成される。
【0018】
枕部19は、仕切壁部14A,14Bの延び方向と直交する横方向に延びる。また、斜面部20は、仕切壁部14A,14Bの斜部16に沿って傾斜する。さらに、この枕部19における斜面部20の縁と連続部27との境界部分が仕切壁部14A,14Bの斜部16の下端部分に位置決めされ、この組立状態が維持される。即ち、前記連続部27に設けた山折線28および谷折線29により、組立作業性を向上できるとともに、組み立てた後は、その組立状態を確実に維持できる。
【0019】
次に、組み立てた包装用仕切材10を箱本体1に組み付ける場合には、例えば、図1に示すように、枕部19の立壁部22の側から箱本体1内に差し込むようにして配置する。そうすると、図2に示すように、立壁部22が箱本体1の内面に沿って立設されるとともに、前記斜面部20が仕切壁部14A,14Bの斜部16に沿って傾斜した設計通りの形状に立体化される。なお、胴体仕切部11の端部の側から組み付けても同様に組み付けが可能である。
【0020】
その結果、箱本体1内には、仕切壁部14A,14Bおよび枕部19の溝24により区画された3つの収容部3が形成される。
【0021】
このように、本実施形態の包装用仕切材10は、1部材からなるため紙器打抜装置の型は勿論、製造に係る全ての機械が1種のみでよい。そのため、製造に係るトータルコストを大幅に低減できる。また、この包装用仕切材10を箱本体1に組み立てる際には、連続部27を折り返すことにより、枕部19の境界部分を仕切壁部14A,14Bの斜部16の下端部分に位置決めし、その組立状態を維持できる。しかも、この組立状態の包装用仕切材10を箱本体1に組み付ける際には、枕部19または胴体仕切部11の端部から差し込むようにして配置することにより、片手で簡単に装着できる。さらに、製造メーカーでは、1部材のみを保管すればよいため、利便性がよい。しかも、2部材からなる従来例の場合、出荷時に一対の胴体仕切部材と枕部材の数を間違える可能性があるが、本実施形態の構成ではその可能性はない。
【0022】
図4から図7は第2実施形態の包装用仕切材50を示す。この第2実施形態の包装用仕切材50は、軟質なボール紙からなり、図4に示すように、第1実施形態と同様の硬質な段ボール紙からなる台紙材70により補強したものである。
【0023】
図4および図5に示すように、前記包装用仕切材50は、第1実施形態と同様に、胴体仕切部51と枕部59とを備え、これらを連続部65によって一体成形したもので、図6に示す展開状態で打ち抜かれる。
【0024】
展開状態の打抜製品は、図6に示すように、前記胴体仕切部51と、枕部59と、連続部65を構成する部分を備え、組立状態で上面となる一面に希望の配色の印刷が施されている。
【0025】
前記胴体仕切部51は、第1実施形態と同様に、3つの底壁部52A,52B,52Cと、これらの間に位置する仕切壁部54A,54Bとを備え、これらの境界部分に縦方向に延びる谷折線57を設けたものである。両側の底壁部52A,52Cには突片部53が設けられている。これら突片部53の根元部分には折線53aが設けられている。また、この折線53aには、所定間隔をもって太線で示す切断部53bが設けられている。仕切壁部54A,54Bには一対の山折線55が設けられ、これら山折線55の両側に対称な半面部54a,54bが形成されている。また、仕切壁部54A,54Bの先端部には、下側となる底壁部52A,52B,52Cから傾斜する斜部56が設けられている。谷折線57には所定間隔をもって太線で示す切断部58が設けられている。
【0026】
前記枕部59は、前記胴体仕切部51に対して直交する横方向に延び、縦方向に湾曲するように配置するもので、曲面部60と、立壁部61とを備えている。前記曲面部60は、その中央が後述する連続部65に連続し、前記胴体仕切部51における仕切壁部54A,54Bの斜部56に沿って流線的に湾曲し、箱本体1の内面まで延びるものである。前記立壁部61は、前記曲面部60と連続し、箱本体1の内面に沿って立設するものである。前記曲面部60および立壁部61の境界部分には山折線62が形成されている。また、前記曲面部60および立壁部61にかけて瓶4の首6の上端部分を挿通する挿通溝63が設けられている。さらに、前記曲面部60には、前記仕切壁部54A,54Bと対向する位置に挿通孔64が設けられている。この挿通孔64は、仕切壁部54A,54Bと当接することにより曲面部60の湾曲率が変化することを防止するとともに、前記仕切壁部54の上向きへの突出状態を維持するものである。
【0027】
前記連続部65は、底壁部52Bの端縁と枕部59の曲面部60の端縁の中央部とを連続するものである。この連続部65と前記枕部59との境界部分には横方向に延びる山折線66が設けられている。また、この連続部65の略中央位置には、横方向に延びる谷折線67が設けられている。そして、これら折線66,67には、所定間隔をもって前記と同様の切断部68が設けられている。さらに、連続部65の略中央位置には、折線67での折り返しの作業性を向上させるための長楕円形状の孔69が設けられている。
【0028】
前記台紙材70は、胴体仕切部用補強部71と枕部用補強部79とを一体成形したもので、図7に示す展開状態で打ち抜かれる。なお、この台紙材70には、いずれの面にも印刷は施されていない。
【0029】
前記胴体仕切部用補強部71は、胴体仕切部51と同様に、3つの底部72A,72B,72Cと、これらの間に位置する仕切部74A,74Bとを備え、これらの境界部分に谷折線78を設けたものである。両側の底部72A,72Cには突片73が設けられている。この突片73の根元部分には折線73aが設けられている。中央の底部72Bは、後述する枕部用補強部79と連続している。仕切部74A,74Bには一対の山折線75が設けられ、これら山折線75に沿って両側に対称な半面部74a,74bが形成されている。山折線75には、所定間隔をもって太線で示す切断部76が設けられている。前記各半面部74a,74bには、前記山折線75の両側に対称な貫通孔77が設けられている。これら貫通孔77の高さは、収容する断面円形状の瓶4の胴5の半径より短い寸法としている。ここで、これら貫通孔77の寸法を胴5の半径より長い寸法とした場合、瓶4の収容状態において、該瓶4の外端となる位置が貫通孔77内に位置し、隣接する瓶4が干渉して割れる可能性があるため、貫通孔77の寸法を胴5の半径より短い寸法としている。
【0030】
前記枕部用補強部79は、前記胴体仕切部用補強部71に対して直交する横方向に延びるように配置するもので、連続部80と、斜面部81と、上面部82と、立壁部83とを備えている。前記連続部80は、前記底部72Bに連続する略T字形状のもので、前記胴体仕切部51における底壁部52A,52Cの突片部53に重畳する。前記斜面部81は、前記連続部80に連続し、前記曲面部60の頂部に向けて傾斜するものである。前記上面部82は、前記斜面部81と連続し、箱本体1の内面まで延びるものである。前記立壁部83は、前記上面部82と連続し、箱本体1の内面に沿って立設するものである。前記連続部80と斜面部81の境界部分には、谷折線84が形成されている。この谷折線84には、所定間隔をもって太線で示す切断部85が設けられている。また、前記斜面部81、上面部82および立壁部83の境界部分には、山折線86が形成されている。さらに、前記斜面部81、上面部82および立壁部83には、瓶4の首6の上端部分を位置決めする溝87が設けられている。
【0031】
2つの打抜製品により包装用仕切材50を組み立てる場合には、まず、包装用仕切材50の打抜製品の折線55,57,62に沿って胴体仕切部51および枕部59を折曲げる。また、台紙材70の打抜製品の折線75,78,84,86に沿って胴体仕切部用補強部71および枕部用補強部79を折曲げる。
【0032】
そして、包装用仕切材50と台紙材70の立壁部61を接着剤や粘着テープによって貼り合わせる。また、包装用仕切材50の仕切壁部54A,54Bを構成する半面部54a,54bを接着剤や粘着テープによって台紙材70の貫通孔77を通して貼り合わせる。
【0033】
ついで、連続部65を山折線66および谷折線67に沿って折曲げ、図4に示すように、枕部59の曲面部60の縁を胴体仕切部51の斜部56の下端部分に差し込む。また、曲面部60の挿通孔64に仕切壁部54A,54Bの斜部56を挿入する。
【0034】
この組立状態では、胴体仕切部51は、底壁部52A,52B,52Cから仕切壁部54A,54Bが等間隔で上向きに突出し、かつ、底壁部52A,52B,52Cの一端から他端に向けて縦方向に延びる。そして、その先端部には、下側である底壁部52A,52B,52Cから瓶4の首6側上方に傾斜する斜部56が形成される。また、この仕切壁部54A,54Bは、曲面部60の挿通孔64により、上向きの突出状態が維持される。さらに、各仕切壁部54A,54Bにおいて、半面部54a,54bの間には、台紙材70の仕切部74A,74Bが介在している。
【0035】
また、枕部59は、仕切壁部54A,54Bの延び方向と直交する横方向に延び、かつ、仕切壁部54A,54Bの斜部56に略沿って流線的に湾曲する。また、この枕部59における曲面部60の縁と連続部65との境界部分が仕切壁部54A,54Bの斜部56の下端部分に位置決めされ、この組立状態が維持される。なお、製造メーカーでは、この組立状態で保管および出荷を行う。
【0036】
次に、組み立てた包装用仕切材50を箱本体1に組み付ける場合には、第1実施形態と同様に、例えば、枕部59の立壁部61の側から箱本体1内に差し込むようにして配置する。これにより、図5に示すように、立壁部61が箱本体1の内面に沿って立設され、前記曲面部60が流線的に湾曲した美的な面として立体化される。
【0037】
その結果、箱本体1内には、仕切壁部54A,54Bおよび枕部59の溝87により区画された3つの収容部3が形成される。
【0038】
このように、第2実施形態では、台紙材70を打ち抜く紙器打抜装置は別途必要であるが、印刷を施す部材は1部材のみである。そのため、第1実施形態と同様に、製造に係るトータルコストを大幅に低減できる。また、組立作業性、および、保管の利便性を向上できる。
【0039】
しかも、この第2実施形態では、包装用仕切材50が軟質なボール紙からなるため、枕部59の形状を希望に応じて容易に成形でき、設計の自由度を向上できる。特に、本実施形態のように、仕切壁部54A,54Bの斜部56に略沿う曲面部60を形成する場合には、その面60を流線的に湾曲する美的な形状とすることができる。その結果、包装に係る美観を大幅に向上できる。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の包装用仕切材では、1部材からなるため、紙器打抜装置の型は勿論、製造に係る全ての機械が1種のみでよい。そのため、製造に係るトータルコストを大幅に低減できる。
【0041】
また、この包装用仕切材を箱本体に組み立てる際には、連続部を折り返して枕部の縁を仕切壁部の斜部の下端部分に差し込むことにより、斜部で枕部の縁を位置決めしてその組立状態を維持できる。しかも、この組立状態の包装用仕切材を箱本体に組み付ける際には、枕部または胴体仕切部の端部から差し込むようにして配置することにより、片手で簡単に装着できる。
【0042】
さらに、製造メーカーでは、1部材のみを保管すればよいため、利便性がよい。しかも、2部材からなる従来例の場合、出荷時に一対の胴体仕切部材と枕部材の数を間違える可能性があるが、本実施形態の構成ではその可能性はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の包装用仕切材を示す分解斜視図である。
【図2】包装用仕切材を箱本体に組み付けた状態を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態の包装用仕切材の展開状態を示す平面図である。
【図4】第2実施形態の包装用仕切材を示す分解斜視図である。
【図5】第2実施形態の包装用仕切材を箱体に組み付けた状態を示す斜視図である。
【図6】第2実施形態の包装用仕切材の展開状態を示す平面図である。
【図7】台紙材の展開状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1…箱本体、2…蓋体、3…収容部、4…瓶、10…包装用仕切材、11…胴体仕切部、12A,12B,12C…底壁部、14A,14B…仕切壁部、16…斜部、19…枕部、20…斜面部、21…上面部、22…立壁部、24…溝、25…弾性舌片、27…連続部、28…山折線、29…谷折線。
Claims (2)
- 上向きに開口した箱本体の内部を並列な2以上の収容部に区画し、各収容部に胴と該胴より断面積が小さい首を有する縦長の2以上の商品を収容させる包装用仕切材において、
前記商品の胴の部分を位置決めするもので、底壁部から上向きに突出するとともに前記商品に沿って縦方向に延び、その先端部に底壁部から前記商品の首側に向かって上方に傾斜する斜部を有する仕切壁部を設けた胴体仕切部と、
前記商品の首の部分を位置決めするもので、前記仕切壁部の斜部の傾斜に略沿って傾斜または湾曲し、横方向に延びる面を設けた枕部とを備え、
これら胴体仕切部と枕部とを前記斜部の側で連続部によって一体成形し、該連続部を折り返して前記枕部の縁を前記斜部の下端部分に差し込んで組み立てるようにしたことを特徴とする包装用仕切材。 - 前記胴体仕切部、枕部および連続部を軟質な紙によって一体成形し、これらの下面に硬質な紙からなる台紙材を配設したことを特徴とする請求項1に記載の包装用仕切材。
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