JP2002012271A - 紙製中仕切り - Google Patents

紙製中仕切り

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JP2002012271A
JP2002012271A JP2000198898A JP2000198898A JP2002012271A JP 2002012271 A JP2002012271 A JP 2002012271A JP 2000198898 A JP2000198898 A JP 2000198898A JP 2000198898 A JP2000198898 A JP 2000198898A JP 2002012271 A JP2002012271 A JP 2002012271A
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corrugated cardboard
cardboard sheet
recess
shape
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JP2000198898A
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Masahiro Nakamura
雅弘 中村
Riso Iwata
理荘 岩田
Minoru Tomizawa
實 冨澤
Masataka Suda
昌孝 須田
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料液体、調味料、固形食品、液体食品など
の食品が封入された缶や瓶などの比較的小型の物品を、
化粧箱などの内部に仕切って梱包する際に用いて好適な
紙製中仕切りであって、組み立て作業の自動化が容易で
あり、廃棄処分が容易な紙製中仕切りを提供すること。 【解決手段】 第1方向(X)に沿って複数形成され、
各々が凹状に折り曲げられることにより、収容すべき物
品の胴部が設置される保持用凹所が形成される複数の凹
所予定部3aが段ボールシート9に形成してある。第1
方向(X)と直交する第2方向(Y)に沿って切り抜き
部10を介して配置された凹所予定部3aを連絡するよ
うに、複数の端部仕切り予定部2aも、段ボールシート
9に形成してある。端部仕切り予定部2aは、凸状折曲
線5で二つ折りにされ、物品の第2方向(Y)の移動を
制限する端部仕切り板部2を形成することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料液体、調味
料、固形食品、液体食品などの食品が封入された缶や瓶
などの比較的小型の物品を、化粧箱などの内部に仕切っ
て梱包する際に用いて好適な紙製中仕切りに関する。
【0002】
【従来の技術】酒や清涼飲料水などの飲料液体または食
品などが封入された缶や瓶は、紙やプラスチックで作ら
れた箱型の容器(化粧箱)に収納されて店頭販売に供さ
れるのが一般的である。
【0003】従来の箱型の容器は、容器内部に収納する
物品を表記する蓋と、物品を直接収納する箱本体とを有
し、この容器の内部に、複数個の物品を固定し保護する
ための仕切り材(以下、中仕切りと称す)が収容され
る。蓋および箱本体には収納物品の名称の表記する文字
印刷、美粧のための多色カラー印刷を施すことが多い。
また、容器の内部には、収納物品を外部からの振動・衝
撃から保護するために、段ボールシートが敷設してある
ことがある。
【0004】容器の内部に収容される中仕切りは、多種
多様な形状の物品を効率良く収納するために、複雑な形
状とすることが必要で、シート状のプラスチック材料で
構成されることが多い。その理由は、プラスチックシー
トを溶融・軟化して、圧縮成形法や真空成形法などの熱
成形法で前記の複雑な形状を容易に賦形することが可能
だからである。
【0005】しかし最近は、地球環境保護の観点から、
原料となる原油の使用量やプラスチック材料を焼却処理
した際に発生する有毒ガスの発生量を削減するために、
中仕切り用としてプラスチック材料の使用が制限される
ようになっている。
【0006】そこで、プラスチック材料の代わりとし
て、段ボールシートやパルプモールドを中仕切りとして
使用する機会が増加しつつある。
【0007】しかしながら、段ボールシートは、前記の
プラスチックシートのように複雑な形状を容易に賦形す
ることができない。このため、特開平11−23603
4号公報では、複数の短冊状の段ボールシートに切り欠
きを形成し、各々の段ボールシートの切り欠き同士を直
角方向に嵌め合せて中仕切り形状とすることが提案され
ている。しかしながら、この提案では、嵌め合せを手作
業で行う必要があり、手間がかかるという問題がある。
【0008】また、パルプモールド製中仕切りは、紙の
繊維を懸濁させた水中に、表面に無数の微細な吸引口を
設けた中仕切り形状の金型を浸漬させ、金型の裏側から
懸濁液を吸引して金型表面に紙の繊維を吸着させ、金型
から脱離した後に加熱乾燥させることにより作成され
る。パルプモールドはプラスチック材料と同様な複雑な
形状とすることが可能であるが、中仕切りとして使用す
ると、輸送中の振動などで収納する物品と中仕切りの間
に擦れが発生し、この擦れで紙屑が発生し、その紙屑が
物品の表面に付着するという問題がある。また、湿度の
高い環境に曝されると、物品の重みで形状が崩れるとい
う問題もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、飲料
液体、調味料、固形食品、液体食品などの食品が封入さ
れた缶や瓶などの比較的小型の物品を、化粧箱などの内
部に仕切って梱包する際に用いて好適な紙製中仕切りで
あって、組み立て作業の自動化が容易であり、廃棄処分
が容易な紙製中仕切りを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る紙製中仕切りは、第1方向(X)に沿
って複数形成され、各々が凹状に折り曲げられることに
より、収容すべき物品の胴部が設置される保持用凹所が
形成される凹所予定部と、前記第1方向(X)と直交す
る第2方向(Y)に沿って切り抜き部を介して配置され
た凹所予定部を連絡するように一体に形成され、前記第
1方向(X)と平行な折曲線で折り曲げられることによ
り、前記物品の前記第2方向(Y)の移動を制限する端
部仕切り板部を形成する端部仕切り予定部と、を有し、
一枚の厚紙シートで構成されることを特徴とする。本発
明において、厚紙シートとしては、特に限定されず、厚
紙、段ボールシートなどが例示されるが、好ましくは段
ボールシートである。
【0011】
【作用】本発明に係る紙製中仕切りでは、一枚の厚紙シ
ートに切り抜き部を形成し、凹所予定部と端部仕切り予
定部とを形成し、この厚紙シートを折り曲げ成形するの
みで、複数の保持用凹所および端部仕切り板部を有する
紙製中仕切りを製造することができる。したがって、そ
の製造作業の自動化が容易である。
【0012】また、本発明の紙製中仕切りは、厚紙シー
トで構成してあるので、その廃棄処分が容易である。特
に本発明では、端部仕切り予定部が二枚に重ねられるよ
うに折曲線で折り曲げられて端部仕切り予定部となるの
で、緩衝作用に優れ、物品相互が第2方向に移動して衝
突することを有効に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。第1実施形態 図1に示すように、本実施形態に係る紙製中仕切り1
は、化粧箱としての箱本体Bの内部に収容されて、上蓋
Aによりカバーされるものであり、図2に示すように、
端部仕切り板部2で仕切られた複数の保持用凹所3が形
成してある。本実施形態の中仕切り1は、図3に示すよ
うに、一枚の段ボールシート9から形成される。
【0014】すなわち、図3に示すように、段ボールシ
ート9に、X方向(第1方向)およびY方向(第2方
向)に複数配置された凹所予定部3aと、これら凹所予
定部3aのY方向を連絡する端部仕切り予定部2aとを
形成し、これらを、凸状折曲線5および凹状折曲線8に
沿って折り曲げることにより、中仕切り1を構成する。
【0015】各凹状予定部3aは、図2に示すように、
断面半円凹状に折り曲げられて、収容すべき物品の胴部
が設置される部分であり、少なくともY方向に連続して
複数形成され、それらのX方向の仕切り部分が、凸状折
曲線5となる。本実施形態では、中央部に配置された凹
所予定部3aの形状が矩形状であり、X方向両端部に配
置された凹所予定部3aの形状が台形であり、Y方向両
端部に配置された凹所予定部3aの形状が六角形である
が、その形状および大きさは特に限定されない。なお、
本実施形態では、Y方向に沿って異なる位置に配置され
た凹所予定部3aのY方向長さを異ならしめてあり、そ
のことにより、図2に示すように、種々の異なる長さの
物品(たとえば異なる長さの缶)を収容可能となる。
【0016】各端部仕切り予定部2aは、本実施形態で
は、図2に示すように円形であり、そのY方向の両端部
が各凹所予定部3aに接続してある。各端部仕切り予定
部2aには、そのY方向中央部に、Y方向と略直角な方
向Xに平行な凸状折曲線5が形成される。また、端部仕
切り予定部2aと凹所予定部3aとの間の境界部には、
凹状折曲線8が形成される。各端部仕切り予定部2aが
凸状折曲線5および凹状折曲線8に沿って折り曲げら
れ、半円凹状に折り曲げられた凹所予定部3aと組み合
わされることにより、端部仕切り予定部2aは、図2に
示すように、半円状の端部仕切り板部2となる。端部仕
切り板部2は、凹所3に設置される物品のY方向の移動
を制限し、物品相互が衝突することを防止することがで
きる。
【0017】図3に示すように、一枚の段ボールシート
9から端部仕切り予定部2aおよび凹所予定部3aを形
成するために、段ボールシート9には、切り抜き部10
が形成される。なお、段ボールシート9に切り抜き部1
0(外形の切り抜き線も含む)を形成する際に、あるい
は、切り抜き部10を形成した後に、折曲線5および8
に対応する部分に、表裏面を貫通しない切り込み線を入
れて、折り曲げやすくしても良い。
【0018】段ボールシート9としては、特に限定され
ず、市販のものを使用することができ、片面段ボールシ
ート、両面段ボールシートのいずれでも良い。段ボール
シートの厚み寸法、ライナの数、ライナの秤量、中しん
形状、中しんの秤量は段ボール製中仕切りとして要求さ
れる強度、収納する物品を保護する緩衝性などを考慮し
ながら適時選択する。段ボールシートの厚みは、たとえ
ば1〜5mm程度である。また、中しんの秤量は、たとえ
ば50〜300g/m程度である。
【0019】本実施形態では、形成される段ボール製中
仕切り1の形状の補強を目的として、段ボールシートの
裏側(地面方向)の全面あるいは一部分に接着剤や粘着
材を塗布しても良い。また、本実施形態では、要求され
る強度、収納する物品を保護する緩衝性によっては段ボ
ールシートの他に市販されている厚紙を使用することも
できる。厚紙の厚み寸法は、一般に0.5〜2.5mm
で、好ましくは1.0〜2.0mmである。
【0020】図2および図3に示す本実施形態に係る段
ボール製中仕切り1は、たとえば図4に示す成形機を用
いて容易に成形することができる。図4に示す成形機
は、中仕切り形状を有する凹凸状メス金型11を一般的
な圧縮成形機の天井部に取り付け、凹凸状オス金型12
を下部に取り付け、凹凸状メス金型11の上に段ボール
シート9を載置し、凹凸状オス金型12で圧締めして、
余分な段ボールシート部分を除去するものである。な
お、凹凸状メス金型11と凹凸状オス金型12を天地方
向で逆にしても何ら差し支えない。また、これら金型の
型締め圧力は、特に限定されないが、たとえば1〜10
MPa程度である。
【0021】本実施形態で使用する中仕切り形状を有す
る凹凸状メス金型11、凹凸状オス金型12の材料は、
鉄、アルミ、真鍮などの金属、熱可塑性プラスチック、
熱硬化性プラスチック、木材、石膏などが用いられ、段
ボール製中仕切りを製造するときに使用する金型の圧締
め力、段ボール製中仕切りの製造数量を考慮して決定さ
れる。
【0022】凹凸状メス金型11と凹凸状オス金型12
とは、垂直方向で対象な形状とし、立体的な中仕切りを
形成させるためにメス金型にオス金型を挿入させる。通
常、メス金型とオス金型の間には間隙が設けられるが、
この間隙は段ボール製中仕切りの製造の使用される段ボ
ールシートの厚み寸法と同等の寸法以下から段ボールシ
ートの厚み寸法の80%以上の寸法であることが必要で
ある。間隔が段ボールシートの厚み寸法より大きいと金
型の形状を正確に賦形することができず、80%以下で
は段ボールシートの中しんが金型で圧縮された後に潰れ
たままの状態となってしまい、中しんによる緩衝性が悪
化するため好ましくない。
【0023】本実施形態に使用する凹凸状オス金型11
には、圧締め時の空気を排出するための排気口を設けて
おいても良い。また、凹凸状メス金型12には、段ボー
ルシートを凹凸状メス金型12に密着させて賦形性を向
上させるための真空吸引口を設けておいても良い。
【0024】図5に示す装置は、本実施形態に係る段ボ
ール製中仕切り1を、自動的に製造するための装置であ
る。図5に示すように、この装置は、段ボールシート9
が巻回されたロール13を有する。このロール13の段
ボールシート9は、中しん14がロール13の軸方向と
なるように巻き付けられており、また、ロールはその軸
が左右の2本の支柱で支えられている。段ボールシート
9は、連続して圧縮成形機15に送り込まれる。
【0025】圧縮成形機15の天井部19には、段ボー
ルシートに切り溝を作成するための刃16と、折り曲げ
線を作成するための線状の押し当て治具17とが取り付
けられている。成形機15の下部には前記の刃16と押
し当て治具17とを受けるための受け台18が設置され
ており、受け台18には余分な段ボールシートを落とし
込むための排出口20が設けられている。前記の刃16
と押し当て治具17が受け台18に所定の圧力で当接す
ることにより、段ボールシート9には、切り溝および折
り曲げ線が一定間隔毎に形成される。続いて、この連続
した段ボールシートは、圧縮成形機22に送り込まれ
る。
【0026】圧縮成形機22の天井部23には、中仕切
り形状を有する凸凹状オス金型24が取り付けられてい
る。また、成形機22の下部には、凸凹状金型24に対
応する凸凹状メス金型25が設置されている。メス金型
とオス金型の間の間隙は、段ボール製中仕切りの製造の
使用される段ボールシートの厚み寸法と同等の寸法以下
から段ボールシートの厚み寸法の80%以上の寸法であ
る。前記オス金型24が前記メス金型25に所定の圧力
で挿入され、段ボールシート9には、中仕切りが連結し
た状態の立体形状が形成される。この段ボールシートは
圧縮成形機27に送り込まれる。
【0027】圧縮成形機27の天井部には、中仕切り形
状の外周に沿って直方形状に切り溝を作成する抜き刃2
9が取り付けられている。下部には前記の抜き刃を受け
るための受け台30が設置されており、前記の抜き刃2
9と受け台30が所定の圧力で当接して、中仕切り1だ
けが打ち抜かれる。中仕切り1が打ち抜かれた段ボール
シート9は、段ボールシート巻き取りロール33で再度
ロールにされる。本実施形態では、ロール状に巻回した
段ボールシート9を、順次、成形機15、22および2
7に通すのみで、自動的に多数の中仕切り1を製造する
ことができる。
【0028】第2実施形態 図6および図7に示す実施形態では、中仕切り1が箱本
体に一体化してあり、中仕切り1付き箱本体50が、一
枚の段ボールシートで製造することができるようになっ
ている。本実施形態では、図6(B)に示すように、一
枚の段ボールシート9を、断面矩形状の箱形に成形し、
その上面9aのみを打ち抜きプレス成形することによ
り、図7に示すように、箱本体と一体化された中仕切り
1を製造することができる。中仕切り1の構成は、前記
第1実施形態の中仕切り1と同様なので、その説明は省
略する。
【0029】本実施形態では、矩形状に成形された段ボ
ール紙9の側壁9aが、箱本体の側壁となる。図7に示
すように、箱本体における4つの側壁の内のX方向端部
の2側壁は、開口部となるが、収容されるべき物品は、
保持用凹所3に設置され、そのX方向移動が制限される
ので問題はない。収容されるべき物品のY方向移動は、
端部仕切り板部2および側壁9bにより制限される。図
7に示す中仕切り1付き箱本体50の上は、たとえば図
1に示す上蓋Aで閉じられる。
【0030】図7に示す中仕切り付き箱本体50は、た
とえば図8に示す装置により、自動的に製造される。図
8に示す装置は、段ボールシート9がロール状に巻回し
てあるロール13を有する。このロール状の段ボールシ
ート9は、第1実施形態と同じように、中しんがロール
の軸方向となるように巻き付けられており、また、ロー
ル13は、その軸が左右の2本の支柱で支えられてい
る。段ボールシート9は、圧縮成形機35に連続して送
り込まれるが、そのシート9の面には、シート9を筒状
に折り曲げるための折り曲げ線36が圧縮成形機の送り
込み方向に沿って予め設定されている。
【0031】予め設定された折り曲げ線36が形成され
た段ボールシート9は、まず、圧縮成形機35の手前に
設置されたガイド37と、シートの送り方向に沿って細
長いガイド板39との間の隙間に挿入されて送り込ま
れ、矩形筒状に成形される。圧縮成形機35内部では、
図5に示す受け台18と同じ形状の受け台40が、筒状
シート9の内側であってガイド板39の上に設置してあ
る。
【0032】成形機35の天井部41には、図5に示す
ものと同じ形状の刃16および押し当て治具17が取り
付けられている。刃16および押し当て治具17が筒状
の段ボールシート9の天井面に所定の圧力で当接するこ
とにより、筒状の段ボールシートの天井面には、切り溝
および折り曲げ線が一定間隔毎に形成される。続いて、
この連続した筒状の段ボールシート9は、ガイド板39
にガイドされて、圧縮成形機43に送り込まれる。
【0033】圧縮成形機43の天井部には、中仕切り形
状を有する凸凹状オス金型44が取付けられている。成
形機43の下部には、凸凹状オス金型44に対応する凸
凹状メス金型45が設置されており、このメス金型は、
圧縮成形機35から延びているガイド板39の上に設置
してあり、筒状シートの内側に位置する。メス金型とオ
ス金型の間の間隙は、段ボール製中仕切りの製造の使用
される段ボールシートの厚み寸法と同等の寸法以下から
段ボールシートの厚み寸法の80%以上の寸法である。
前記オス金型44が前記メス金型45に所定の圧力で挿
入されることで、筒状段ボールシート9の天井面には、
中仕切りが連結した状態の立体形状が形成される。この
立体形状が形成された筒状の段ボールシート9は、ガイ
ド板39にガイドされて圧縮成形機47に送り込まれ
る。
【0034】圧縮成形機47には、天井部48には、筒
状の段ボールシート9を裁断する刃49が送り方向前後
に取付けられている。筒状の段ボールシート9の内部に
は、前記の刃49を受けるための受け台として、圧縮成
形機35および43の内部から延びているガイド板39
が設置されている。このガイド板39と前記の刃49が
所定の圧力で当接して、中仕切り1と箱型の箱本体とが
一体となった段ボ−ル製中仕切り1付き箱本体50が製
造される。中仕切り1と箱型の箱本体50とが一体とな
ったものに上蓋A(図1)をかぶせればそのまま、物品
を収納する容器として使用が可能である。
【0035】第3実施形態 図9および図10に示すように、本実施形態では、保持
用凹所103となる凹所予定部103aの形状および配
置数と、端部仕切り板部102となる端部仕切り予定部
102aの配置数とを変化させた以外は、前記第1実施
形態と同様にして、段ボール製中仕切り101を構成し
てある。図9中、符号105は凸状折曲線を示す。
【0036】第4実施形態 図11および図12に示すように、本実施形態では、保
持用凹所203となる凹所予定部203aの形状および
配置数と、端部仕切り板部202となる端部仕切り予定
部202aの配置数とを変化させた以外は、前記第1実
施形態と同様にして、段ボール製中仕切り201を構成
してある。図11中、符号205は凸状折曲線を示し、
符号208は凹状折曲線を示す。
【0037】第5実施形態 図13および図14に示すように、本実施形態では、保
持用凹所303となる凹所予定部303aの形状および
配置数と、端部仕切り板部302となる端部仕切り予定
部302aの形状および配置数とを変化させた以外は、
前記第1実施形態と同様にして、段ボール製中仕切り3
01を構成してある。図13中、符号305は凸状折曲
線を示し、符号308は凹状折曲線を示す。この実施形
態では、凹所予定部303aを、凹状折曲線308に沿
って、断面台形の凹状に折り曲げてあり、その台形状に
合わせて、端部仕切り予定部302aの形状を六角形に
してある。
【0038】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、飲料液体、調味料、固形食品、液体食品などの食品
が封入された缶や瓶などの比較的小型の物品を、化粧箱
などの内部に仕切って梱包する際に用いて好適な紙製中
仕切りであって、組み立て作業の自動化が容易であり、
廃棄処分が容易な紙製中仕切りを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る段ボール製
中仕切りと化粧箱との分解斜視図である。
【図2】 図2は本発明の1実施形態に係る段ボール製
中仕切りの斜視図である。
【図3】 図3は図2に示す中仕切りを製造するための
段ボールシートの平面図である。
【図4】 図4は図2に示す中仕切りを製造するための
装置の一例を示す断面図である。
【図5】 図5は図2に示す中仕切りを自動的に製造す
るための装置の一例を示す概略図である。
【図6】 図6(A)および(B)は本発明の他の実施
形態に係る段ボール製中仕切り付き箱本体を製造する前
の段ボール紙の平面図および断面図である。
【図7】 図7は図6(A)および(B)に示す段ボー
ルシートから一体的に製造される中仕切り付き箱本体の
斜視図である。
【図8】 図8は図7に示す中仕切り付き箱本体を自動
的に製造するための装置の概略図である。
【図9】 図9は本発明の他の実施形態に係る段ボール
製中仕切りを折り曲げ成形する前の状態の段ボールシー
トを示す平面図である。
【図10】 図10は図9に示す段ボールシートを折り
曲げ成形した後の状態を示す中仕切りの斜視図である。
【図11】 図11は本発明の他の実施形態に係る段ボ
ール製中仕切りを折り曲げ成形する前の状態の段ボール
シートを示す平面図である。
【図12】 図12は図11に示す段ボールシートを折
り曲げ成形した後の状態を示す中仕切りの斜視図であ
る。
【図13】 図13は本発明の他の実施形態に係る段ボ
ール製中仕切りを折り曲げ成形する前の状態の段ボール
シートを示す平面図である。
【図14】 図14は図13に示す段ボールシートを折
り曲げ成形した後の状態を示す中仕切りの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,101,201,301… 段ボール製中仕切り 2,102,202,302… 端部仕切り板部 2a,102a,202a,302a… 端部仕切り予
定部 3,103,203,303… 保持用凹所 3a,103a,203a,303a… 凹所予定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨澤 實 東京都港区芝公園二丁目4番1号 ゼオン 化成株式会社内 (72)発明者 須田 昌孝 東京都港区芝公園二丁目4番1号 ゼオン 化成株式会社内 Fターム(参考) 3E060 AA03 BA24 BC02 BC04 CC12 CC17 CC19 CC34 EA06 EA14 3E066 AA73 BA06 CA03 HA04 JA01 KA08 KA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1方向(X)に沿って複数形成され、
    各々が凹状に折り曲げられることにより、収容すべき物
    品の胴部が設置される保持用凹所が形成される凹所予定
    部と、 前記第1方向(X)と直交する第2方向(Y)に沿って
    切り抜き部を介して配置された凹所予定部を連絡するよ
    うに一体に形成され、前記第1方向(X)と平行な折曲
    線で折り曲げられることにより、前記物品の前記第2方
    向(Y)の移動を制限する端部仕切り板部を形成する端
    部仕切り予定部と、を有し、 一枚の厚紙シートで構成される紙製中仕切り。
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