JP6384813B2 - ガラス瓶の梱包装置 - Google Patents

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Description

本発明はガラス瓶の梱包装置に係り、とくに複数本のガラス瓶を包装箱内に並置して収納するようにしたガラス瓶の梱包装置に関する。
各種の液体、例えばアルコール飲料を供給するために、従来よりガラス瓶が広く用いられている。すなわち清酒、洋酒、ビール、その他各種の酒類について、それぞれ各種の形状および容量のガラス瓶が用いられ、このようなガラス瓶によって上記の各種のアルコール飲料の供給が行なわれている。ここで、中に充填されるアルコール飲料の量に応じて、各種の容量のものが用意されている。
このようなガラス瓶を緩衝しながら梱包する梱包装置として、例えば特開2007−153368号公報には、重なり合う基板の周囲に側板を連設して枡形の形状とし、側板の端縁から延出した折曲片を内側へ折り曲げる瓶の緩衝材において、2枚の基板を、その一方の基板の一側から切り込んで形成した連結片を介して繋ぎ、各基板の一組の対向端縁から側板及び折曲片を順次延出し、一方の基板と連結片との境界の折目線を、この基板の角部から斜め方向に延びるものとし、他方の基板と連結片との境界の折目線を、他の折目線とは逆方向に折れ曲がるようにし、基板同士を90°捻って重ねるようにし、緩衝性を確保しつつ、効率的に材料を使用して製造することができる瓶の緩衝材が提案されている。
この種の瓶の緩衝材は、1.8lの清酒を直方体状の段ボールケースに収納するに際し、ガラス瓶の底部と上部とにそれぞれ装着するようにしたものであって、比較的重量のあるガラス瓶の梱包装置における該ガラス瓶の緩衝材として好適なものである。
しかるに上記構造の緩衝材は、瓶の底部と口部を主に保護する機能を有するものの、胴部の外周側の部分に対して衝撃が加わった場合に、瓶を保護することができない問題がある。またこの種の緩衝材は、段ボールケース内に単一のガラス瓶を充填して供給するのに用いて好適なものであるものの、複数本のガラス瓶を包装箱内に並置して収納するようにした梱包装置には不適当なものである。
特開2007−153368号公報
本願発明の課題は、包装箱内に収納されるガラス瓶を確実に保持して保護できるようにしたガラス瓶の梱包装置を提供することである。
本願発明の別の課題は、複数本のガラス瓶を包装箱内に並置して収納するようにしたガラス瓶の梱包装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、包装箱内に収納されるガラス瓶が互いに適切な状態で保持されるようにしたガラス瓶の梱包装置を提供することである。
本願発明のさらに別の課題は、包装箱内に並置されるとともに、ほぼ水平な状態で収納保持されるようにしたガラス瓶において、該ガラス瓶を安定に保持し、破損を防止できるようにしたガラス瓶の梱包装置を提供することである。
本願発明の上記の課題および別の課題は、以下に述べる本願発明の技術的思想、およびその実施の形態によって明らかにされる。
本願の主要な発明は、複数本のガラス瓶を包装箱内に並置して収納するようにしたガラス瓶の梱包装置において、
1本ずつの前記ガラス瓶を保持する受け板を有し、該受け板は、底板と該底板に対してその両側の直角に折曲げられた側壁とを具備し、前記底板と前記両側の側壁とによって前記ガラス瓶の背面側外周部を受けるようになっており、
前記受け板の前記ガラス瓶の口部側の前記底板が前記ガラス瓶の軸線方向にV字状に折曲げられ、しかも前記折曲げられた部分にU字状の切込みが形成され、該U字状の切込みに前記ガラス瓶の口部が受入れられ、
前記受け板の底板と側壁とのコーナの部分に押圧突部が形成され、該押圧突部が前記ガラス瓶の外周側を押えるガラス瓶の梱包装置に関するものである。
ここで、前記受け板のU字状の切込みの前記ガラス瓶の口部側の終端において前記切込みによって囲まれる領域が折曲げ可能に連結され、折曲げた前記U字状の切込みによって囲まれる領域が前記ガラス瓶の頭部を受ける受け部を構成してよい。また前記受け板の底板のU字状の切込みのU字状の部分に前記ガラス瓶の口部が受入れられてよい。また前記受け板の底板のU字状に切込まれる部分が、ガラス瓶の長さに応じて、中間部で折曲げられて受け部を形成する状態と、根元側で折曲げられて受け部を形成する状態と、前記U字状の切込みの中に没入するように根元側が折曲げられる状態とに切換えられてよい。
また、前記受け板の底板と両側の側壁とのコーナの部分にそれぞれ前記押圧突部が形成され、両側の前記押圧突部が前記ガラス瓶の底部側の互いに反対側の外周面を押圧してよい。また前記押圧突部は前記底板と前記側壁とを切起して形成されてよい。また前記押圧突部を構成する前記切起しの前記ガラス瓶の軸線方向の両側に内側に折曲げられる折曲げ部を有してよい。また前記受け板の底板の両側の側壁とのコーナの部分にそれぞれ押圧突部が形成されるとともに、該押圧突部は、前記ガラス瓶の太さに応じて切起される状態と切起されない状態とに切換えられてよい。また前記ガラス瓶は、アルコール飲料を充填するガラス瓶であってよい。
本願の主要な発明は、複数本のガラス瓶を包装箱内に並置して収納するようにしたガラス瓶の梱包装置において、1本ずつの前記ガラス瓶を保持する受け板を有し、該受け板は、底板と該底板に対してその両側の直角に折曲げられた側壁とを具備し、前記底板と前記両側の側壁とによって前記ガラス瓶の背面側外周部を受けるようになっており、前記受け板の前記ガラス瓶の口部側の前記底板が前記ガラス瓶の軸線方向にV字状に折曲げられ、しかも前記折曲げられた部分にU字状の切込みが形成され、該U字状の切込みに前記ガラス瓶の口部が受入れられ、前記受け板の底板と側壁とのコーナの部分に押圧突部が形成され、該押圧突部が前記ガラス瓶の外周側を押えるようにしたものである。
従ってこのようなガラス瓶の梱包装置によると、包装箱内に並置されるガラス瓶は、その口部が受け板のV字状に折曲げられた部分のU字状の切込みによって受入れられ、これによって口部が安定に支持される。またこのガラス瓶の胴の部分は、受け板の底板と側壁とのコーナの部分に形成された押圧突部によって押さえられるようになり、胴の部分をも受け板を介して包装箱内に安定に保持されるようになる。従って、複数本のガラス瓶を包装箱内に並置して安全に物流に供することが可能なガラス瓶の梱包装置を提供することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係るガラス瓶の梱包装置の身の展開平面図である。 同包装箱の身の部分を組立てる動作を示す外観斜視図である。 組立てられた包装箱の身の部分の外観斜視図である。 包装箱の蓋の部分の展開平面図である。 同蓋の組立ての動作を示す斜視図である。 同組立てられた蓋の逆様の状態の外観斜視図である。 受け板の展開平面図である。 組立てられた受け板の外観斜視図である。 受け板を組立てた状態の縦断面図である。 包装箱内に2本のガラス瓶を、それぞれ受け板を介して保持して収納した状態の平面図である。 ガラス瓶の長さに応じて、受け部の折曲げ状態が変化する(A、B、C)受け板の縦断面図である。 ガラス瓶の太さに応じて押圧部が切起される状態と切起されない状態(A、B)に切換えられる受け板の横断面図である。
以下本願発明を図示の一実施の形態によって説明する。まずガラス瓶を収納するための包装箱の身の構造について図1により説明する。図1は包装箱の身の部分を組立てる段ボールシートを展開して示したものであって、この段ボールシートは、薄い1段の段ボールから構成されている。そしてこの段ボールシートの中央部には矩形の底板10が設けられ、この底板10の長辺側の部分に折曲げ線11を介して長辺側側板12が連設される。長辺側側板12の先端側には2重の折曲げ線13を介して内側補助側板14が連設されている。そして内側補助側板14の両端部には、折曲げ線15を介して補助板17が連設されている。ここで補助板17を連結する折曲げ線15の下端側の部分は、折曲げ線15に対して微小寸法であってこの段ボール原紙の厚み分の寸法だけずれた切込み16が形成されている。
また上記底板10の短辺側の部分には折曲げ線21を介して短辺側側板22が連設されている。短辺側側板22の先端部には2重の折曲げ線23を介して内側補助側板24が連設される。内側補助側板24の先端側であって両側部には突部25が形成されている。この突部25は上記内側補助側板14の両端の切込み16と係合される。
長辺側側板12と短辺側側板22との間のコーナの部分には、長辺側側板12と折曲げ線26を介して、また短辺側側板22と折曲げ線27を介して四辺形の連結板28が形成されている。この連結板28には、斜めの折込み線29が形成されている。
次にこのような段ボール原紙によって包装箱の身の部分を組立てる動作を図2により説明する。両側の長辺側側板12をそれぞれ折曲げ線11のところで底板10に対して直角に折曲げる。そしてこの長辺側側板12の上端側の2重の折曲げ線13のところで、内側補助側板14を長辺側側板12の内側に重なるように折曲げる。そしてその後に、内側補助側板14の両端の折曲げ線15によって両端の補助板17を内側補助側板14に対して直角に折曲げるようにする。この後に、折曲げ線21によって短辺側側板22を底板10に対して直角に折曲げる。このときに長辺側側板12と短辺側側板22との間に配されている連結板28を、その両側の折曲げ線26、27および中央の斜めの折込み線29によって補助板17の背面側に折込むようにする。そしてこの後に、短辺側側板22の上端の2重の折曲げ線23を内側に折曲げるようにし、補助板17の外側に重合わせる。そしてこの内側補助側板24の先端側であって両端に形成されている突部25を、内側補助側板14の両端の切込み16に係合させる。これによって、図3に示すように直方体状の包装箱の身の部分が組立てられる。
次に上記身と組合わされる包装箱の蓋の構造について説明する。図4は蓋を組立てるための段ボール原紙を示している。この段ボール原紙は、中央に矩形の天板40を備えている。ここで天板40は、上記身の部分の底板10に対して各辺の寸法が約9%大きい寸法に設定されている。なお蓋については、上記身とほぼ同一の構造となっている。
蓋の底板10の長辺側には、折曲げ線41を介して長辺側側板42が連設されている。そして長辺側側板42の先端部には、2重の折曲げ線43を介して内側補助側板44が連設されている。内側補助側板44の両端にはそれぞれ折曲げ線45を介して補助板47が折曲げ可能に連結されている。なお折曲げ線45の先端側の部分が切込み46になっている。
この蓋の天板40の短辺側には、折曲げ線51を介して短辺側側板52が連設されている。そして短辺側側板52の先端部には2重の折曲げ線53を介して内側補助側板54が連設されている。内側補助側板54の先端側であってその両端の部分にはそれぞれ突部55が形成されている。
上記長辺側側板42と短辺側側板52との間のコーナの部分には、折曲げ線56を介して長辺側側板42と折曲げ可能に、かつ折曲げ線57を介して短辺側側板52と折曲げ可能に、連結板58が連結されている。連結板58は、そのほぼ中央部を斜めに横切るように折込み線59を備えている。
次に図4に示す段ボール原紙を用いて、蓋を組立てる動作について図5により説明する。蓋の天板40に対してその両側の折曲げ線41を介して長辺側側板42を天板40に対して直角に折曲げる。さらに2重の折曲げ線43を介して内側補助側板44を長辺側側板42の内側にこの長辺側側板42と重合うように折曲げる。そしてその後に、内側補助側板44の両側の補助板47をこの内側補助側板44に対して直角に折曲げ線45のところで折曲げるようにする。
この後に天板40の短辺側の折曲げ線51のところで、短辺側側板52を補助板47と重合うように天板40に対して直角に折曲げる。このときに、両側の連結板58を、折曲げ線56、57および折込み線59によって内側に折込むようにする。次いで短辺側側板52の両端の2重の折曲げ線53によって、内側補助側板54を補助板47の内側に重合うように折曲げる。そして内側補助側板54の先端側の突部55を、内側補助側板44の先端側の切込み46に係合させるようにする。これによって、図6に示すように、包装箱の蓋が組立てられる。なお図5および図6は、蓋を上下逆様の状態で、すなわち天板40が下側になる姿勢で図示したものである。
次に図7によって、受け板63の構造を説明する。受け板63は、上記包装箱の身および蓋と同様の段ボールシートから構成されており、その中央部に縦長の板状部から成る底板64を備えるものである。そしてこの底板64の両側の部分には折曲げ線66を介して内側側壁67が連設されるとともに、内側側壁67の先端側には2重の折曲げ線68を介して外側側壁69が連設されるようになっている。外側側壁69には、その下端側であって後述するガラス瓶の底部側の外周部に対応する位置に、係合用切込み70を備えている。
受け板63の上端側であってガラス瓶の口部側と対応する部分には、V字状突部73(図8参照)が形成されるようになっている。このようなV字状突部73を形成するための一対の互いに屈曲する切込み線74、75が受け板63の底板64の中間位置よりもやや上部において両側の内側側板67に侵入するように形成される。これらの切込み線74、75は山形になっており、両側の切込み74、75間の領域は、途中の部分が最も幅が広く、上端側に行くに従って狭くなる全体としては菱形の形状を成している。そしてこれらの切込み線74、75の内側において、両側の上記折曲げ線66とほぼ対応する位置において折曲げ線76が高さ方向に延びて形成される。またこの折曲げ線76と直交するように、切込み線75の内側には切断線77および折曲げ線78が形成されるようになっている。そして折曲げ線78と交差するように、このV字状突部73を形成する領域には、U字状切込み80が形成されている。このU字状切込み80の上端側であって両側の部分が切断線81になっている。そしてU字状切込み80および切断線81の終端が折曲げ線82になっている。上記U字状切込み80の内側であって折曲げ線82よりも下側の部分には、U字状切込み80によって囲まれた領域から成る受け部83が形成されることになる(図8参照)。
次のこの受け板63のガラス瓶の底部側と対応する位置であって、受け板63の底板の部分と内側側壁67との部分に跨って形成される押圧突部93(図8参照)について説明する。受け板63にはその底板64と内側側壁67とのコーナの部分にガラス瓶の高さ方向において互いに上下の位置関係となるような切込み88が対向して形成される。切込み88の根元側は折曲げ線89によって折曲げ可能になっている。そして折曲げ線89よりも先端側の部分が折曲げ部90を構成するようにしている。また折曲げ部90は、受け板63の底板64の部分と折曲げ線91を介して、内側側壁67と折曲げ線92を介してそれぞれ折曲げ可能になっている。
次にこのような受け板63を組立てる動作を図8および図9によって説明する。この受け板65のほぼ中央部であって底板64の部分を中心として、折曲げ線66によって内側側壁67を直角に折曲げる。そしてこの後に、2重の折曲げ線68によって、外側側壁69を外側に直角に折曲げる。これによって全体の形状が断面コ字状の受け板63に組立てられる。
この後に、受け板63の上記ガラス瓶の口部に対応する部分については、切込み線74、75によって底板64の上端側の部分を内側側壁67から分離する。そしてこの後に、分離されたV字状突部73の下側の部分を折曲げ線79によって斜め上方に折曲げるようにし、さらに中間の折曲げ線78よりも上端側の部分を下方に斜めに折曲げる。このときに、折曲げ線76の外側であって折曲げ線74、75との間の領域を下方に折曲げるようにし、これによってV字状に折曲げられたV字状突部73がガラス瓶の重さによって下に沈まないようにする。さらにこの受け板63の受け部83のU字状切込み80の部分を、切断線81によってさらに深く切込むようにし、上端の折曲げ線82のところで上方にほぼ直角に折曲げる。するとガラス瓶のキャップ側の部分を受ける受け部83がこの受け板63の上端側の部分に形成されることになる。
また受け板63の底板の両側であってガラス瓶の底部側の外周部と対応する部位については、その両側の部分にそれぞれ上下に形成されている切込み88のところで内側側壁67および受け板63の底部64に対して押圧突部93が受け板63の底板64と内側側壁67との間に内側に突出するように形成する。このときに切込み88によって折曲げ部90を折曲げ線89のところで内側に直角に折曲げるようにする。そして折曲げられた先端側の部分を、外側側壁69の係合用切込み70に係合させるようにし、これによって押圧突部93が所定の押圧力を発揮するようにする。
図10は包装箱の身の部分に一対の受け板63を左右に並置するとともに、それぞれの受け板63上にガラス瓶96を収納保持したものである。ここでガラス瓶96は、その口部97の部分が受け板63のV字状突部73のU字状切込み80によって受入れられ、これによってガラス瓶96のとくに口部97の部分が横方向にずれたりすることがなくなる。またこのガラス瓶96の胴の部分であって底部側の部分は、受け板63の内側側壁67内に突出する押圧突部93によって押されるようになり、受け板63の底板64に対してやや浮上がった状態で保持されるようになる。
とくに本実施の形態のガラス瓶の梱包装置は、図11に示すように、ガラス瓶96の口部97を受けるU字状切込み80の折曲げ位置を変更することによって、ガラス瓶96を保護しながらしかもガラス瓶96の長さにフレキシブルに対応できるようにしている。図11Aは、U字状切込み80の中間の部分であってV字状突部73の稜線と対応する位置においてU字状切込み80によって囲まれる領域を下方に折曲げるようにして受け部83を形成している。この状態は、比較的短いガラス瓶96を受ける状態である。
これに対して図11Bは、U字状切込み80の根元側の部分の折曲げ線82のところでU字状切込み80の内側の部分を折曲げるようにしており、折曲げ線78よりも先端側の部分が下方に垂下するように折曲げられる。この状態は、ガラス瓶96の長さが中間の長さの場合に好適なものである。
図11Cは、上記図11Aおよび図11Bに示すガラス瓶96よりも長いガラス瓶96を収納する場合の状態を示している。ここでは、U字状切込み80の内側の領域の部分を、その根元側の折曲げ線82のところで下方に折曲げるようにし、U字状切込み80の内側の部分がV字状突部73の内側に没入するように折曲げ線82のところで折曲げるようにしている。従ってこの場合には、U字状切込み80の内側の領域が、斜めの状態でガラス瓶96の口部97の側面を支えるようになる。このように、ガラス瓶96の長さに応じて、受け部83の折曲げ位置を変更し、これによって各種の長さのガラス瓶96の口部97側を安定に受けることが可能になる。
さらにこのガラス瓶の梱包装置は、太さの異なるガラス瓶96をも安定に保持することができるようにしている。すなわち、ガラス瓶96の胴の部分が比較的細いガラス瓶である場合には、図12Aに示すように、受け板63の内側側壁67と底板64とのコーナの部分に形成されている押圧突部93を切起し、この押圧突部93によってガラス瓶96の外周側の部分を押圧するようにしている。
これに対してガラス瓶96の太さが太く、大きな直径を有するガラス瓶である場合には、図12Bに示すように、受け板63の内側側壁67と底板64との間に形成される押圧突部93を切起すことなく、そのままの状態で使用する。これによって受け板63の底板64と両側の内側側壁67、外側側壁69の組合わせによって、太いガラス瓶96を安定に支持することが可能になる。
従ってこのような構成に係るガラス瓶の梱包装置は、ガラス瓶96をその底部および口部97の両方について安定に保持した状態で、包装箱内において並置して収納して梱包することが可能になり、物流段階におけるガラス瓶の保護に好適なものである。とくにガラス瓶であって、アルコール飲料等を充填した瓶の場合には、ガラス瓶96の軸線が水平な状態で梱包されるようにした場合に、極めて安全にガラス瓶96を物流に供することができる特徴を有している。
以上本願発明を図示の一実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態は、包装箱内に一対の受け板63を配し、それぞれの受け板63によってガラス瓶96を保持するようにした構成に関するものであるが、本発明においては、包装箱内に収納するガラス瓶96の数については、必ずしも2本である必要はなく、複数本のガラス瓶を収納保持することができる。また受け板63の具体的な構成や寸法については、ガラス瓶96の形状や重さに応じて各種の変形が可能である。
本願発明は、ガラス瓶を包装箱に収納して梱包するのに用いて好適なガラス瓶の梱包装置に広く利用可能である。
10 底板
11 折曲げ線
12 長辺側側板
13 2重の折曲げ線
14 内側補助側板
15 折曲げ線
16 切込み
17 補助板
21 折曲げ線
22 短辺側側板
23 2重の折曲げ線
24 内側補助側板
25 突部
26 折曲げ線
27 折曲げ線
28 連結板
29 折込み線
40 天板
41 折曲げ線
42 長辺側側板
43 2重の折曲げ線
44 内側補助側板
45 折曲げ線
46 切込み
47 補助板
51 折曲げ線
52 短辺側側板
53 2重の折曲げ線
54 内側補助側板
55 突部
56 折曲げ線
57 折曲げ線
58 連結板
59 折込み線
63 受け板
64 底板
66 折曲げ線
67 内側側壁
68 2重の折曲げ線
69 外側側壁
70 係合用切込み
73 V字状突部
74 切込み線
75 切込み線
76 折曲げ線
77 切断線
78 折曲げ線
79 折曲げ線
80 U字状切込み
81 切断線
82 折曲げ線
83 受け部(U字状切込みによって囲まれる領域)
88 切込み
89 折曲げ線
90 折曲げ部
91 折曲げ線
92 折曲げ線
93 押圧突部
96 ガラス瓶
97 口部

Claims (9)

  1. 複数本のガラス瓶を包装箱内に並置して収納するようにしたガラス瓶の梱包装置において、
    1本ずつの前記ガラス瓶を保持する受け板を有し、該受け板は、底板と該底板に対してその両側の直角に折曲げられた側壁とを具備し、前記底板と前記両側の側壁とによって前記ガラス瓶の背面側外周部を受けるようになっており、
    前記受け板の前記ガラス瓶の口部側の前記底板が前記ガラス瓶の軸線方向にV字状に折曲げられ、しかも前記折曲げられた部分にU字状の切込みが形成され、該U字状の切込みに前記ガラス瓶の口部が受入れられ、
    前記受け板の底板と側壁とのコーナの部分に押圧突部が形成され、該押圧突部が前記ガラス瓶の外周側を押えるガラス瓶の梱包装置。
  2. 前記受け板のU字状の切込みの前記ガラス瓶の口部側の終端において前記切込みによって囲まれる領域が折曲げ可能に連結され、折曲げた前記U字状の切込みによって囲まれる領域が前記ガラス瓶の頭部を受ける受け部を構成する請求項1に記載のガラス瓶の梱包装置。
  3. 前記受け板の底板のU字状の切込みのU字状の部分に前記ガラス瓶の口部が受入れられる請求項2に記載のガラス瓶の梱包装置。
  4. 前記受け板の底板のU字状に切込まれる部分が、ガラス瓶の長さに応じて、中間部で折曲げられて受け部を形成する状態と、根元側で折曲げられて受け部を形成する状態と、前記U字状の切込みの中に没入するように根元側が折曲げられる状態とに切換えられる請求項2に記載のガラス瓶の梱包装置。
  5. 前記受け板の底板と両側の側壁とのコーナの部分にそれぞれ前記押圧突部が形成され、両側の前記押圧突部が前記ガラス瓶の底部側の互いに反対側の外周面を押圧する請求項1に記載のガラス瓶の梱包装置。
  6. 前記押圧突部は前記底板と前記側壁とを切起して形成される請求項5に記載のガラス瓶の梱包装置。
  7. 前記押圧突部を構成する前記切起しの前記ガラス瓶の軸線方向の両側に内側に折曲げられる折曲げ部を有する請求項6に記載のガラス瓶の梱包装置。
  8. 前記受け板の底板の両側の側壁とのコーナの部分にそれぞれ押圧突部が形成されるとともに、該押圧突部は、前記ガラス瓶の太さに応じて切起される状態と切起されない状態とに切換えられる請求項6に記載のガラス瓶の梱包装置。
  9. 前記ガラス瓶は、アルコール飲料を充填するガラス瓶である請求項1に記載のガラス瓶の梱包装置。
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