JP4580690B2 - 擁壁構築材 - Google Patents

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この発明は、一定の大きさの矩形状をした壁面構築用型枠パネルを左右方向へ立て並べた上に壁面構築用型枠パネルを積み重ねて左右方向へ立て並べ、壁面構築用型枠パネルの裏面側(後側)に充填材を充填することによって擁壁を構築する擁壁構築材に関するものである。
下側の壁面構築用型枠パネルの上側に設けられた被連結具に、連結固定具の連結部材の下側を係合させ、上側の壁面構築用型枠パネルの下側に設けられた被連結具に、前記連結部材の上側を係合させるとともに、前記連結固定具の支持杆の他端側を構築される擁壁の内側に予め立設させた支柱に固定して壁面構築用型枠パネルを積み重ねる作業を、壁面構築用型枠パネルの裏面側から足場を利用せずに可能な範囲で行った後、コンクリート、エアーモルタル、土砂などの充填材を充填するのを繰り返すことにより、仮設足場を設置することなく、擁壁を構築する擁壁構築方法が提案されている。
特開2000−220156号公報
上記した擁壁構築方法は、セパレータと称される連結固定具を使用して壁面構築用型枠パネルを支柱に固定するが、連結固定具を構成する支持杆が長いので、支柱と壁面構築用型枠パネルとの距離が長くなるとともに、支持杆が壁面構築用型枠パネルの裏面(後)側空間を左右方向に区切ることにより、支柱の後側の通路が狭くなり、擁壁構築作業を効率よく行うことができなかった。
また、支持杆を支柱に溶接で固定すると、支柱および支持杆の腐食処理皮膜が破損することにより、支柱および連結固定具が腐食するので、充填材として防食能力を有するコンクリートやエアーモルタル以外のもの、例えば、土砂、発泡スチロール、ウレタンフォームなどを利用できないという制約がある。
本発明は、以下のような発明である。
(1)上下に延びる前進部分と、この前進部分の前端から左右の一方に直角に延びる前側部分とを有する支柱と;壁面構築用型枠パネルと;係止部を有する係止部材と、前記係止部に係合する係合部材とからなり、前記壁面構築用型枠パネルの左右方向の両端から所定長内側へ寄った裏面の位置に、前記係止部を突出させた前記係止部材が少なくとも2つ設けられたファスナーと;前記係止部材の一部が挿通され、前記係止部材が相対的に少なくとも左右方向へ移動可能な孔を有する前面部分と、この前面部分の左右から後側へ突出する後進部分とからなる第1挟持部材と;前記係止部材の一部が挿通され、前記係止部材の一部が挿通され、前記係止部材が相対的に少なくとも左右方向へ移動可能な孔を有し、前記係止部に係合する前記係合部材で相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押されることにより、左右の一方の端が、前記前面部分及び一方の前記後進部分によって形成される第1コーナー部分との間に、前記前進部分及び前記前側部分によって形成される第2コーナー部分を挟持するとともに、前記左右の一方の端とは逆側の端前記前面部分及び前記一方の後進部分とは逆側の後進部分によって形成される第3コーナー部分に圧接する第2挟持部材と;からなることを特徴とする擁壁構築材。
(2)(1)に記載の擁壁構築材において、前記第2挟持部材は、前記孔が設けられている部分が平坦に形成されていることを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の擁壁構築材において、前記支柱および前記ファスナーを、ステンレス製または金属に防食処理を施したものとしたことを特徴とする。
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記ファスナーは、頭部全体、および、この頭部に連なる、周面に雄ねじが設けられた軸部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、前記軸部の後端側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通されるボルトと、前記第2挟持部材の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記第2挟持部材を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されていることを特徴とする。
(5)(1)から(3)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記ファスナーは、前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれた被取付ナットと、この被取付ナットに一端側が螺合し、他端側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通される、周面に雄ねじが設けられた軸部と、前記第2挟持部材の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記第2挟持部材を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されていることを特徴とする。
(6)(1)から(3)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記ファスナーは、脚部全体、および、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、前記起立部の前記係止部側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通されるフックと、前記第2挟持部材の後側へ突出した前記係止部と前記第2挟持部材との間へ打ち込まれ、前記第2挟持部材を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押す楔とで構成されていることを特徴とする。
(7)(1)から(6)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記壁面構築用型枠パネルと前記第1挟持部材との間にスペーサが配置されていることを特徴とする。
(8)(4)または(5)に記載の擁壁構築材において、前記壁面構築用型枠パネルと前記第1挟持部材との間に、前記雄ねじに螺合し、前記第1挟持部材の前記第2挟持部材と反対側に当接するナットが配置されていることを特徴とする。
(9)上下に延びる前後部分と、この前後部分の前端から左右の一方に直角に延びる前側部分と、前記前後部分の後端から左右の前記一方に直角に延びる後側部分とを有し、平断面がU字形で上下に延びる支柱と;壁面構築用型枠パネルと;係止部を有する係止部材と、前記係止部に係合する係合部材とからなり、前記壁面構築用型枠パネルの左右方向の両端から所定長内側へ寄った裏面の位置に、前記係止部を突出させた前記係止部材が少なくとも2つ設けられたファスナーと;前記係止部材の一部が挿通される孔を有する後面部分と、この後面部分の左右から前側へ突出する前進部分とからなり、前記係止部に係合する前記係合部材で前記後面部分が相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押されることにより、前記一方の前進部分が前記支柱のU字形を形成する前側部分を介して前記壁面構築用型枠パネルに圧接し、前記他方の前進部分が前記壁面構築用型枠パネルに圧接するクランパーと;からなることを特徴とする擁壁構築材。
(10)(9)に記載の擁壁構築材において、前記一方の前進部分は、前記他方の前進部分よりも前記支柱の前記前側部分の厚さ分だけ短いことを特徴とする。
(11)(9)または(10)に記載の擁壁構築材において、前記クランパーは、前記後面部分が平坦に形成されていることを特徴とする。
(12)(9)から(11)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記両前進部分の前端には、互いに離れる方向へ延びる左右部分が設けられていることを特徴とする。
(13)(9)から(12)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記後面部分の孔は、前記係止部材が相対的に少なくとも左右方向へ移動可能な孔であることを特徴とする。
(14)(9)から(13)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記支柱および前記ファスナーを、ステンレス製または金属に防食処理を施したものとしたことを特徴とする。
(15)(9)から(14)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記ファスナーは、頭部全体、および、この頭部に連なる、周面に雄ねじが設けられた軸部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、前記軸部の後端側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通されるボルトと、前記後面部分の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記後面部分を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されていることを特徴とする。
(16)(9)から(14)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記ファスナーは、前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれた被取付ナットと、この被取付ナットに一端側が螺合し、他端側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通される、周面に雄ねじが設けられた軸部と、前記後面部分の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記後面部分を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されていることを特徴とする。
(17)(9)から(14)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記ファスナーは、脚部全体部、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれたフックと、前記係止部に前端側が取り外し可能に係合し、周面に雄ねじが設けられた後端側が前記孔へ挿通されるフックアンカーと、前記後面部分の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記後面部分を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されていることを特徴とする。
(18)(9)から(14)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記ファスナーは、脚部全体、および、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、前記起立部の前記係止部側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通されるフックと、前記後面部分の後側へ突出した前記係止部と前記後面部分との間へ打ち込まれ、前記後面部分を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押す楔とで構成されていることを特徴とする。
(19)(9)から(18)のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、前記支柱と前記壁面構築用型枠パネルとの間、および、前記他方の前進部分と前記壁面構築用型枠パネルとの間にスペーサが配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、擁壁構築材を使用して壁面構築用型枠パネルを積み重ねると、支柱と壁面構築用型枠パネルとの距離が短くなり、支柱の裏面側の通路を十分に確保して擁壁構築作業を効率よく行うことができる。
また、第1および第2挟持部材に、係止部材が相対的に少なくとも左右方向へ移動可能な孔(バカ孔)を設けたので、支柱の位置が左右方向へ多少ずれていても、壁面構築用型枠パネルを、隙間を空けないように左右方向へ立て並べ、積み重ねることができる。
また、壁面構築用型枠パネルの裏面側に充填材を充填すると、充填材の打設側圧力、大風時には負の風圧力が支柱の左右部分に作用することなく、支柱のコーナー部分に作用して前進部分を前方へ引っ張る力として作用する。
したがって、支柱に必要以上の剛性を持たせる必要がなくなるので、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
そして、第2挟持部材は、前述の孔が設けられている部分が平坦に形成されているので、ファスナーの係合部材を左右方向の正確な位置に位置決めすることができることにより、壁面構築用型枠パネルを左右方向の正確な位置に位置決めすることができる。
さらに、支柱およびファスナーをステンレス製または防食処理が施された金属製としたので、防食能力のない充填材を利用することができるとともに、耐久性のある擁壁を構築することができる。
そして、ファスナーを、頭部全体、および、この頭部に連なる、周面に雄ねじが設けられた軸部の基端側が壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、軸部の後端側が壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して孔へ挿通されるボルトと、第2挟持部材の後側へ突出した雄ねじに螺合して第2挟持部材を相対的に壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成したので、または、ファスナーを、壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれた被取付ナットと、この被取付ナットに一端側が螺合し、他端側が壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して孔へ挿通される、周面に雄ねじが設けられた軸部と、第2挟持部材の後側へ突出した雄ねじに螺合して第2挟持部材を相対的に壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成したので、または、ファスナーを、脚部全体、および、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、起立部の係止部側が壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して孔へ挿通されるフックと、第2挟持部材の後側へ突出した係止部と第2挟持部材との間へ打ち込まれ、第2挟持部材を相対的に壁面構築用型枠パネル側へ押す楔とで構成したので、ファスナーとして汎用部品を利用することができ、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
さらに、壁面構築用型枠パネルと第1挟持部材との間にスペーサを配置したので、各支柱の左右部分が同一平面、または、所望の面を形成しなていなくとも、スペーサの厚さを調節することにより、擁壁構築用型枠パネルを同一平面、または、所望の面に並べることができる。
そして、壁面構築用型枠パネルと第1挟持部材との間に、雄ねじに螺合し、第1挟持部材の第2挟持部材と反対側に当接するナットを配置したので、ナットにスペーサの機能を持たせることができるため、支柱の左右部分が同一平面、または、所望の面を形成しなていなくとも、ナットの螺合位置を調節することにより、擁壁構築用型枠パネルを同一平面、または、所望の面に並べることが通常のスペーサを使用する場合よりも容易にできる。
また、この発明によれば、クランパーの一方の前進部分を他方の前進部分よりも支柱の前側左右部分の厚さ分だけ短くしたので、壁面構築用型枠パネルを構築する擁壁面となるように、左右方向へ波打たせることなく積み重ねることができる。
さらに、クランパーの後面部分を平坦に形成したので、ファスナーの係合部材を左右方向の正確な位置に位置決めすることができることにより、壁面構築用型枠パネルを左右方向の正確な位置に位置決めすることができる。
そして、クランパーの両前進部分の前端に、互いに離れる方向へ延びる左右部分を設けたので、広い面積で壁面構築用型枠パネルを支柱に確実に固定することができる。
さらに、クランパーに、係止部材が相対的に少なくとも左右方向へ移動可能な孔(バカ孔)を設けたので、支柱の位置が左右方向へ多少ずれていても、壁面構築用型枠パネルを、隙間を空けないように左右方向へ立て並べ、積み重ねることができる。
そして、支柱およびファスナーをステンレス製または防食処理が施された金属製としたので、防食能力のない充填材を利用することができるとともに、耐久性のある擁壁を構築することができる。
さらに、ファスナーを、頭部全体、および、この頭部に連なる、周面に雄ねじが設けられた軸部の基端側が壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、軸部の後端側が壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して孔へ挿通されるボルトと、後面部分の後側へ突出した雄ねじに螺合して後面部分を相対的に壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成したので、または、ファスナーを、壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれた被取付ナットと、この被取付ナットに一端側が螺合し、他端側が壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して孔へ挿通される、周面に雄ねじが設けられた軸部と、後面部分の後側へ突出した雄ねじに螺合して後面部分を相対的に壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成したので、または、ファスナーを、脚部全体部、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれたフックと、係止部に前端側が取り外し可能に係合し、周面に雄ねじが設けられた後端側が孔へ挿通されるフックアンカーと、後面部分の後側へ突出した雄ねじに螺合して後面部分を相対的に壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成したので、または、ファスナーを、脚部全体、および、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、起立部の係止部側が壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して孔へ挿通されるフックと、後面部分の後側へ突出した係止部と後面部分との間へ打ち込まれ、後面部分を相対的に壁面構築用型枠パネル側へ押す楔とで構成したので、ファスナーとして汎用部品を利用することができ、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
そして、支柱と壁面構築用型枠パネルとの間、および、クランパーの他方の前進部分と壁面構築用型枠パネルとの間にスペーサを配置したので、各支柱の他方の左右部分が同一平面、または、所望の面を形成しなていなくとも、スペーサの厚さを調節することにより、擁壁構築用型枠パネルを同一平面、または、所望の面に立て並べることができる。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施例である擁壁構築材を裏面(後)側右上方から見た分解斜視図である。
図1において、21はステンレス製のZ形鋼で構成された支柱を示し、上下に連なる(延びる)後側左右部分(後側左右リブ)22と、この後側左右部分22の右端から前側へ直角に後端が上下に連なる(延びる)前進部分(前後リブ)23と、この前進部分23の前端に直角に左端が上下に連なる(延びる)前側左右部分(前側左右リブ)24とで構成されている。
そして、前進部分23と前側左右部分24とで形成する上下方向へ延びる隅が、コーナー部分24aとされている。
31はコンクリート製の壁面構築用型枠パネルを示し、例えば、高さが300mm、幅が900mm、厚さが35mmの裏面視長方形に形成されている。
41はステンレス製のファスナーを示し、頭部(42a)、この頭部(42a)から垂直に起立し、周面に係止部としての雄ねじ42sが設けられた軸部42bからなる係止部材としてのボルト42と、雄ねじ42sに螺合(係合)する係合部材としてのナット43とで構成されている。
そして、ボルト42は、頭部(42a)全体、および、軸部42bの基端側が壁面構築用型枠パネル31の左右の端から、例えば、横幅の1/4ずつ内側へ寄った裏面の上下方向の中央部分に、軸部42bの先端側を壁面構築用型枠パネル31の裏面へ突出させて埋め込まれている。
51はステンレス製のスペーサを示し、例えば、後述する第1挟持部材61の前面部分62の形状と同一に、裏面視横長の矩形状に形成され、ボルト42の軸部42bが相対的に左右方向へ移動可能な横長孔51aが設けられている。
61はステンレス製の第1挟持部材を示し、裏面視横長の矩形状で、ボルト42の軸部42bが相対的に左右方向へ移動可能な横長孔62aが設けられた平坦な前面部分62と、この前面部分62の左右から後側へ突出する左側、右側後進部分63,64とで構成されている。
そして、前面部分62と左側後進部分63とで形成する上下方向へ延びる隅が左側コーナー部分63lとされ、前面部分62と右側後進部分64とで形成する上下方向へ延びる隅が、右側コーナー部分64rとされている。
71はステンレス製の第2挟持部材を示し、平面視円弧状で、裏面視横長の矩形状で、ボルト42の軸部42bが相対的に左右方向へ移動可能な横長孔71aが設けられている。
そして、左側の上下に延びる端が左側端71lとされ、右側の上下に延びる端が右側端71rとされている。
図2はこの発明の第1実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための平面図に相当する説明図、図3は図2の一部を拡大するとともに、破断した説明図、図4はこの発明の第1実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための一部の部材を破断した拡大側面図に相当する説明図、図5はこの発明の第1実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための裏面図である。
図5において、11はコンクリートを打設して形成した基礎を示し、この基礎11を打設する際に、支柱21の下端を埋め込んで支柱21を所定間隔に立設させたり、基礎11を打設した後、所定間隔に穴を掘り、この穴に下端を埋め込んで支柱21を立設させる。
次に、壁面構築用型枠パネル31を立て並べ、擁壁を構築する方法の一例について説明する。
まず、擁壁を構築する幅に基礎11を打設し、支柱21の前面が構築する擁壁面よりも壁面構築用型枠パネル31の厚さ分だけ後退した面を形成するように、基礎11に支柱21を450mmの間隔で立設させる。
次に、壁面構築用型枠パネル31を横長にして下側を基礎11に当接させ、図1に示すように、ボルト42の軸部42bをスペーサ51の横長孔51a、第1挟持部材61の横長孔62aへ挿通し、図3に示すように、スペーサ51を第1挟持部材61の前面部分62に重ね、各横長孔51a,62aを左右方向へ向けて壁面構築用型枠パネル31の裏面に当接させるとともに、第1挟持部材61の左側コーナー部分63lの内側を支柱21のコーナー部分24aの外側に沿わせる。
そして、図1に示すように、ボルト42の軸部42bを第2挟持部材71の横長孔71aへ挿通し、第2挟持部材71の左側端71lを支柱21のコーナー部分24aの内側に当接させるとともに、第2挟持部材71の右側端71rを第1挟持部材61の右側コーナー部分64rの内側に当接させる。
次に、軸部42bの雄ねじ42sにナット43を螺合させて第2挟持部材71を前側へ押すことにより、支柱21のコーナー部分24aを第1挟持部材61の左側コーナー部分63lと第2挟持部材71の左側端71lとで挟持することにより、支柱21に対して壁面構築用型枠パネル31を固定する。
この作業を水平方向(横方向)へ順次行うことにより、図2〜図5に示すように、1段目の壁面構築用型枠パネル31を横に立て並べる。
次に、2段目の壁面構築用型枠パネル31を1段目の壁面構築用型枠パネル31に対して横幅の1/2ずつずらし、1段目と同様な作業を順次行うことにより、2段目の壁面構築用型枠パネル31を1段目の壁面構築用型枠パネル31の上に積み重ねて横に立て並べる。
この壁面構築用型枠パネル31を積み重ねる作業を、図5に示すように、壁面構築用型枠パネル31の裏面側から足場を使用せずに可能な範囲で、例えば、4段目の壁面構築用型枠パネル31を積み重ねるまで行い、壁面構築用型枠パネル31の合わせ目の裏側などをシール材でシールした後、例えば、コンクリート(充填材)を壁面構築用型枠パネル31の裏面側に充填して硬化させることにより、立て並べた壁面構築用型枠パネル31と固化したコンクリートとを一体化させる。
以後は、同様な手順で壁面構築用型枠パネル31を積み重ね、壁面構築用型枠パネル31の合わせ目の裏側をシール材でシールした後にコンクリート(充填材)を充填する作業を順次行うことにより、擁壁を構築する。
なお、1段目の壁面構築用型枠パネル31の前面は、適当な時期に所定の埋め戻し材で埋め戻す。
上述したように、この発明の第1実施例によれば、擁壁構築材を使用して壁面構築用型枠パネル31を積み重ねると、支柱21と壁面構築用型枠パネル31とはスペーサ51、第1挟持部材61を介した距離となって短くなり、支柱21の裏面側の通路を十分に確保して擁壁構築作業を効率よく行うことができる。
そして、第1および第2挟持部材61,71に横長孔62a,71aを設けたので、支柱21の位置が左右方向へ多少ずれていても、壁面構築用型枠パネル31を、隙間を空けないように左右方向へ立て並べ、積み重ねることができる。
また、壁面構築用型枠パネル31の裏面側に充填材を充填すると、充填材の応力が支柱21の前側左右部分24に作用することなく、支柱21のコーナー部分24aに作用して前進部分23を前方へ引っ張る力として作用する。
したがって、支柱21に必要以上の剛性を持たせる必要がなくなるので、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
そして、支柱21、ファスナー41、スペーサ51、第1および第2挟持部材61,71をステンレス製としたので、防食能力のない充填材を利用することができるとともに、耐久性のある擁壁を構築することができる。
さらに、ファスナー41を、ボルト42と、ナット43とで構成したので、ファスナー41として汎用部品を利用することができ、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
そして、壁面構築用型枠パネル31と第1挟持部材61との間にスペーサ51を配置したので、各支柱21の前側左右部分24が同一平面、または、所望の面を形成しなていなくとも、スペーサ51の厚さを調節することにより、擁壁構築用型枠パネル31を同一平面、または、所望の面に立て並べることができる。
なお、この発明の壁面構築材を用いて擁壁を構築すると、仮設足場を設置することなく壁面構築用型枠パネル31を使用して擁壁を構築することができる。
そして、仮設足場を設置することなく擁壁を構築することができるので、工期が短くなるとともに、施工経費を減少させることができる。
また、擁壁となる壁面構築用型枠パネル31の裏面側の部分、または、硬化後の充填材の上を足場として利用できるので、安全に作業を行うことができるとともに、作業効率がよくなる。
図6はこの発明の第2実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図2に相当する説明図であり、図1〜図5と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
図6において、44はステンレス製のナットを示し、ボルト42の雄ねじ42sに螺合し、第1挟持部材61の前面側(後述する第2挟持部材71Aと反対側)に当接し、スペーサとして機能するものである。
71Aはステンレス製の第2挟持部材を示し、裏面視横長の矩形状をした平坦部72と、この平坦部72の左側に連設され、左側へ進むに連れて前側へ前進する左側傾斜部73と、この平坦部72の右側に連設され、右側へ進むに連れて前側へ前進する右側傾斜部74とで構成されている。
そして、平坦部72には、ボルト42の軸部42bが相対的に左右方向へ移動可能な横長孔72aが左右方向の端から端まで設けられている。
また、左側傾斜部73の左側の上下に延びる端が左側上下方向端73lとされ、右側傾斜部74の右側の上下に延びる端が右側上下方向端74rとされている。
この第2実施例の擁壁構築材を使用して壁面構築用型枠パネル31を立て並べ、擁壁を構築する方法は、第1実施例と同様になるので、その説明は省略する。
この第2実施例においても第1実施例と同様な効果を得られる他、ナット44にスペーサの機能を持たせたので、支柱21の前側左右部分24が同一平面、または、所望の面を形成しなていなくとも、ナット44の螺合位置を調節することにより、擁壁構築用型枠パネル31を同一平面、または、所望の面に立て並べることがスペーサ(51)を使用する場合よりも容易にできる。
また、第2挟持部材71Aは、横長孔72aが設けられている部分を平坦部72としたので、ナット43を左右方向の正確な位置に位置決めすることができることにより、壁面構築用型枠パネル31を左右方向の正確な位置に位置決めすることができる。
図7はこの発明の第3実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図2に相当する説明図、図8はこの発明の第3実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図3に相当する説明図であり、図1〜図6と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
これらの図において、41Aは所定の強度を有するステンレス製のファスナーを示し、2つの脚部45a、この脚部45aの近接する端から裏面側へ垂直に起立する起立部45b、この起立部45bの後端部分をU字状に連結する係止部45fからなる係止部材としてフック45と、第2挟持部材71Aから後側へ突出した起立部45bの間へ上側から挿入され、係止部45fと第2挟持部材71Aとの間へ打ち込まれることにより、第2挟持部材71Aを前側へ押す係合部材としての楔46とで構成されている。
そして、フック45は、2つの脚部45a全体、および、起立部45bの基端側が壁面構築用型枠パネル31の左右の端から、例えば、横幅の1/4ずつ内側へ寄った裏面の上下方向の中央部分に、係止部45f側を壁面構築用型枠パネル31の裏面へ突出させて埋め込まれている。
この第3実施例の擁壁構築材を使用して壁面構築用型枠パネル31を立て並べ、擁壁を構築する方法は、第1実施例と同様になるので、その説明は省略する。
この第3実施例においても第1または第2実施例と同様な効果を得られる他、ファスナー41Aを、フック45と、楔46とで構成したので、ファスナー41Aとして汎用部品を利用することができ、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
図9はこの発明の第4実施例である擁壁構築材を裏面(後)側右上方から見た分解斜視図である。
図9において、121はステンレス製のリップ溝形鋼(C形鋼)で構成された支柱を示し、上下に連なる(延びる)前後長辺部分(前後長辺リブ)122と、この前後長辺部分122の前端に直角に左端が上下に連なる(延びる)前側部分前側リブ)123と、この前側部分123の右端に直角に前端が上下に連なる(延びる)前側前後短辺部分(前側前後短辺リブ)124と、前後長辺部分122の後端に直角に左端が上下に連なる(延びる)後側部分後側リブ)125と、この後側部分125の右端に直角に後端が上下に連なる(延びる)後側前後短辺部分(後側前後短辺リブ)126とで構成され、平断面の前端側が角張ったU字形となっている。
131はコンクリート製の壁面構築用型枠パネルを示し、例えば、高さが300mm、幅が900mm、厚さが35mmの裏面視長方形に形成されている。
141はステンレス製のファスナーを示し、頭部(142a)、この頭部(142a)から垂直に起立し、周面に係止部としての雄ねじ142sが設けられた軸部142bからなる係止部材としてのボルト142と、雄ねじ142sに螺合(係合)する係合部材としてのナット143とで構成されている。
そして、ボルト142は、頭部(142a)全体、および、軸部142bの基端側が壁面構築用型枠パネル131の左右の端から、例えば、横幅の1/4ずつ内側へ寄った裏面の上下方向の中央部分に、軸部142bの先端側を壁面構築用型枠パネル131の裏面へ突出させて埋め込まれている。
151はステンレス製のスペーサを示し、上下方向の長さが、例えば、後述するクランパー161の上下方向の長さと同じで、左右方向の長さがクランパー161の左右方向の長さに前側部分123の左右方向の長さを加えた長さとされた裏面視横長の矩形状に形成され、ボルト142の軸部142bが相対的に左右方向へ移動可能な横長孔151aが設けられている。
161はステンレス製のクランパーを示し、裏面視横長の矩形状で、ボルト142の軸部142bが相対的に左右方向へ移動可能な横長孔162aが設けられた平坦な後面部分162と、この後面部分162の左右から前側へ突出する左側、右側前進部分163,165と、この左側、右側前進部分163,165の前端から互いに離れる方向へ延びる左側、右側左右部分164,166とで構成されている。
なお、後面部分162の後面から左側左右部分164の前面までの長さは、後面部分162の後面から右側左右部分166の前面までの長さから、前側部分123の厚さを差し引いた長さとされている。
図10はこの発明の第4実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための平面図に相当する説明図、図11は図10の一部を拡大するとともに、破断した説明図、図12はこの発明の第4実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための一部の部材を破断した拡大側面図に相当する説明図、図13はこの発明の第4実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための裏面図である。
図13において、111はコンクリートを打設して形成した基礎を示し、この基礎111を打設する際に、支柱121の下端を埋め込んで支柱121を所定間隔に立設させたり、基礎111を打設した後、所定間隔に穴を掘り、この穴に下端を埋め込んで支柱121を立設させる。
次に、壁面構築用型枠パネル131を立て並べ、擁壁を構築する方法の一例について説明する。
まず、擁壁を構築する幅に基礎111を打設し、支柱121の前面が構築する擁壁面よりも壁面構築用型枠パネル131の厚さ分だけ後退した面を形成するように、基礎111に支柱121を450mmの間隔で立設させる。
次に、壁面構築用型枠パネル131を横長にして下側を基礎111に当接させ、図9に示すように、ボルト142の軸部142bをスペーサ151の横長孔151a、クランパー161の横長孔162aへ挿通し、図11に示すように、スペーサ151を支柱121およびクランパー161に重ねるとともに、壁面構築用型枠パネル131と左側左右部分164との間に前側部分123を位置させる。
そして、軸部142bの雄ねじ142sにナット143を螺合させて後面部分162(クランパー161)を前側へ押すことにより、支柱121の前側部分123を壁面構築用型枠パネル131と左側左右部分164とで挟持することにより、支柱121に対して壁面構築用型枠パネル131を固定する。
この作業を水平方向(横方向)へ順次行うことにより、図10〜図13に示すように、1段目の壁面構築用型枠パネル131を横に立て並べる。
次に、2段目の壁面構築用型枠パネル131を1段目の壁面構築用型枠パネル131に対して横幅の1/2ずつずらし、1段目と同様な作業を順次行うことにより、2段目の壁面構築用型枠パネル131を1段目の壁面構築用型枠パネル131の上に積み重ねて横に立て並べる。
この壁面構築用型枠パネル131を積み重ねる作業を、図13に示すように、壁面構築用型枠パネル131の裏面側から足場を使用せずに可能な範囲で、例えば、4段目の壁面構築用型枠パネル131を積み重ねるまで行い、壁面構築用型枠パネル131の合わせ目の裏側などをシール材でシールした後、例えば、コンクリート(充填材)を壁面構築用型枠パネル131の裏面側に充填して硬化させることにより、立て並べた壁面構築用型枠パネル131と固化したコンクリートとを一体化させる。
以後は、同様な手順で壁面構築用型枠パネル131を積み重ね、壁面構築用型枠パネル131の合わせ目の裏側をシール材でシールした後にコンクリート(充填材)を充填する作業を順次行うことにより、擁壁を構築する。
なお、1段目の壁面構築用型枠パネル131の前面は、適当な時期に所定の埋め戻し材で埋め戻す。
上述したように、この発明の第4実施例によれば、擁壁構築材を使用して壁面構築用型枠パネル131を積み重ねると、支柱121と壁面構築用型枠パネル131とはスペーサ151を介した距離となって短くなり、支柱121の裏面側の通路を十分に確保して擁壁構築作業を効率よく行うことができる。
そして、左側前進部分163を右側前進部分165よりも支柱121の前側部分123の厚さ分だけ短くしたので、壁面構築用型枠パネル131を構築する擁壁面となるように、左右方向へ波打たせることなく積み重ねることができる。
さらに、クランパー161の後面部分162を平坦に形成したので、ナット143を左右方向の正確な位置に位置決めすることができることにより、壁面構築用型枠パネル131を左右方向の正確な位置に位置決めすることができる。
そして、クランパー161の左側、右側前進部分163,165の前端に、互いに離れる方向へ延びる左側、右側左右部分164,166を設けたので、広い面積で壁面構築用型枠パネル131を支柱121に確実に固定することができる。
さらに、クランパー161に横長孔162aを設けたので、支柱121の位置が左右方向へ多少ずれていても、壁面構築用型枠パネル131を、隙間を空けないように左右方向へ立て並べ、積み重ねることができる。
そして、支柱121、ファスナー141、スペーサ151、クランパー161をステンレス製としたので、防食能力のない充填材を利用することができるとともに、耐久性のある擁壁を構築することができる。
さらに、ファスナー141を、ボルト142と、ナット143とで構成したので、ファスナー141として汎用部品を利用することができ、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
そして、壁面構築用型枠パネル131と支柱121およびクランパー161との間にスペーサ151を配置したので、各支柱121の前側部分123が同一平面、または、所望の面を形成しなていなくとも、スペーサ151の厚さを調節することにより、擁壁構築用型枠パネル131を同一平面、または、所望の面に立て並べることができる。
なお、この発明の壁面構築材を用いて擁壁を構築すると、仮設足場を設置することなく壁面構築用型枠パネル131を使用して擁壁を構築することができる。
そして、仮設足場を設置することなく擁壁を構築することができるので、工期が短くなるとともに、施工経費を減少させることができる。
また、擁壁となる壁面構築用型枠パネル31の裏面側の部分、または、硬化後の充填材の上を足場として利用できるので、安全に作業を行うことができるとともに、作業効率がよくなる。
図14はこの発明の第5実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図10に相当する説明図、図15はこの発明の第5実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図11に相当する説明図であり、図9〜図13と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
これらの図において、141Aは所定の強度を有するステンレス製のファスナーを示し、2つの脚部145a、この脚部145aの近接する端から裏面側へ垂直に起立する起立部145b、この起立部145bの後端部分をU字状に連結する係止部145fからなる係止部材としてフック145と、クランパー161から後側へ突出した起立部145bの間へ上側から挿入され、係止部145fとクランパー161の後面部分162との間へ打ち込まれることにより、後面部分162(クランパー161)を前側へ押す係合部材としての楔146とで構成されている。
そして、フック145は、2つの脚部145a全体、および、起立部145bの基端側が壁面構築用型枠パネル131の左右の端から、例えば、横幅の1/4ずつ内側へ寄った裏面の上下方向の中央部分に、係止部145f側を壁面構築用型枠パネル131の裏面へ突出させて埋め込まれている。
この第5実施例の擁壁構築材を使用して壁面構築用型枠パネル131を立て並べ、擁壁を構築する方法は、第4実施例と同様になるので、その説明は省略する。
この第5実施例においても第4実施例と同様な効果を得られる他、ファスナー141Aを、フック145と、楔146とで構成したので、ファスナー141Aとして汎用部品を利用することができ、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
図16はこの発明の第6実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図10に相当する説明図、図17はこの発明の第6実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図11に相当する説明図であり、図9〜図15と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
これらの図において、141Bは所定の強度を有するステンレス製のファスナーを示し、2つの脚部147a、この脚部147aの近接する端から裏面側へ起立する起立部147b、この起立部147bの後端部分をU字状に連結する係止部147fからなるフック147と、前端が係止部147fに取り外し可能に係合するフック部148aとされ、係止部としての雄ねじ148sが周面に設けられた後端側がクランパー161の横長孔162aへ挿通されるフックアンカー148と、このフックアンカー148の雄ねじ148sに螺合(係合)し、クランパー161を前側へ押す係合部材としてのナット149とで構成されている。
なお、係止部材は、フック147と、フックアンカー148とで構成されている。
この第6実施例の擁壁構築材を使用して壁面構築用型枠パネル131を立て並べ、擁壁を構築する方法は、第4実施例と同様になるので、その説明は省略する。
この第6実施例においても第4実施例と同様な効果を得られる他、ファスナー141Bを、フック147と、フックアンカー148と、ナット149とで構成したので、ファスナー141Bとして汎用部品を利用することができ、擁壁構築材を安価なものにすることができる。
上記した実施例では、壁面構築用型枠パネル31,131をコンクリート製とした例を示したが、壁面構築用型枠パネルはモルタル製、金属製、木材製、プラスチック製などであってもよい。
また、ボルト42,142またはフック45,145,147を壁面構築用型枠パネル31,131の裏面に2つ設けた例を示したが、ボルト42,142またはフック45,145,147を壁面構築用型枠パネル31,131の裏面に、図1に示した状態で上下に2段の4つ設けてもよい。
そして、支柱21,121、ファスナー41,41A,141,141A,141B、ナット44、スペーサ51,151、第1および第2挟持部材61,71,71A、クランパー161をステンレス製とした例を示したが、支柱21,121、ファスナー41,41A,141,141A,141B、ナット44、スペーサ51,151、第1および第2挟持部材61,71,71A、クランパー161の各々は、ステンレス製であっても、金属に防食処理を施した、例えば、亜鉛メッキなどの防食処理皮膜を設けたり、または、エポキシ樹脂などを塗布して防食処理皮膜を設けたものであってもよい。
このように、金属に防食処理を施して支柱21,121、ファスナー41,41A,141,141A,141B、ナット44、スペーサ51,151、第1および第2挟持部材61,71,71A、クランパー161とした場合も、同様な効果を得ることができる。
また、スペーサ51,151に横長孔51a,151aを設け、第1挟持部材61に横長孔62aを設け、第2挟持部材71,71Aに横長孔71a,72aを設け、クランパー161に横長孔162aを設けた例を示したが、各横長孔51a,151a,62a,71a,72a,162aに代えて円形の丸孔を設けたり、横長孔の下側部分を取り除いた形状に切欠を設けてもよい。
このように、横長孔の下側部分を取り除いた形状の切欠とした場合、スペーサ51,151を軸部42b,142bまたは起立部45b,145b,147bと直交する方向から着脱することができ、スペーサ51,151の交換が容易にできる。
そして、第1および第2挟持部材61,71,71Aに対して軸部42bまたは起立部45bが相対的に少なくとも左右方向へ移動可能にするための横長孔62a,71a,72aを設け、クランパー161に対して軸部142bまたは起立部145b,147bが相対的に少なくとも左右方向へ移動可能にするための横長孔162aを設けた例を示したが、第1および第2挟持部材61,71,71Aに対して軸部42bまたは起立部45bが相対的に上下左右方向へ移動できるように、また、クランパー161に対して軸部142bまたは起立部145b,147bが相対的に上下方向へ移動できるように、移軸部42b,142b、起立部45b,145b,147bよりも大きな丸孔を設けてもよい。
また、第1実施例の第2挟持部材71に平坦部を設けなかったが、第2挟持部材71に平坦部を設けることにより、第2および第3実施例と同様な効果を得ることができる。
そして、クランパー161の後面部分162を平坦にした例を示したが、スプリングバックを利用して壁面構築用型枠パネル131を強固に固定するとともに、クランパー161の機能を長期に亘って確保するため、第2挟持部材71Aのように、クランパー161の後面部分162を後側へ突出するように湾曲させてもよい。
次に、ファスナーを、上記実施例の構成の他、壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれた被取付ナットと、この被取付ナットに一端側が螺合し、他端側が壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出してスペーサ51,151の横長穴51a,151a、第1および第2挟持部材61,71,71Aの横長孔62a,71a,72a、クランパー161の横長孔162aへ挿通される、周面に雄ねじが設けられた軸部と、第2挟持部材71,71Aまたはクランパー161の後面部分162から後側へ突出した雄ねじに螺合して第2挟持部材71,71Aまたは後面部分162(クランパー161)を相対的に 壁面構築用型枠パネル31,131側へ押すナットとで構成してもよい。
このような構成のファスナーにすると、軸部を被取付ナットから取り外すことにより、壁面構築用型枠パネルは、突出物がない状態となるので、取扱易くなり、積み重ねて運搬することができるとともに、積み重ねて運搬しても傷が付かなくなる。
この発明の第1実施例である擁壁構築材を裏面側右上方から見た分解斜視図である。 この発明の第1実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための平面図に相当する説明図である。 図2の一部を拡大するとともに、破断した説明図である。 この発明の第1実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための一部の部材を破断した拡大側面図に相当する説明図である。 この発明の第1実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための裏面図である。 この発明の第2実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図2に相当する説明図である。 この発明の第3実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図2に相当する説明図である。 この発明の第3実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図3に相当する説明図である。 この発明の第4実施例である擁壁構築材を裏面側右上方から見た分解斜視図である。 この発明の第4実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための平面図に相当する説明図である。 図10の一部を拡大するとともに、破断した説明図である。 この発明の第4実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための一部の部材を破断した拡大側面図に相当する説明図である。 この発明の第4実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための裏面図である。 この発明の第5実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図10に相当する説明図である。 この発明の第5実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図11に相当する説明図である。 この発明の第6実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図10に相当する説明図である。 この発明の第6実施例である擁壁構築材を用いた擁壁構築方法を説明するための図11に相当する説明図である。
符号の説明
11 基礎
21 支柱
22 後側左右部分(後側左右リブ)
23 前進部分(前後リブ)
24 前側左右部分(前側左右リブ)
24a コーナー部分
31 壁面構築用型枠パネル
41 ファスナー
41A ファスナー
42 ボルト(係止部材)
42a 頭部
42b 軸部
42s 雄ねじ(係止部)
43 ナット(係合部材)
44 ナット(スペーサ)
45 フック(係止部材)
45a 脚部
45b 起立部
45f 係止部
46 楔(係合部材)
51 スペーサ
51a 横長孔
61 第1挟持部材
62 前面部分
62a 横長孔
63 左側後進部分
63l 左側コーナー部分
64 右側後進部分
64r 右側コーナー部分
71 第2挟持部材
71A 第2挟持部材
71a 横長孔
71l 左側上下方向端
71r 右側上下方向端
72 平坦部
72a 横長孔
73 左側傾斜部
73l 左側上下方向端
74 右側傾斜部
74r 右側上下方向端
111 基礎
121 支柱
122 前後長辺部分(前後長辺リブ)
123 前側部分(前側左右リブ)
124 前側前後短辺部分(前側前後短辺リブ)
125 後側部分(後側左右リブ)
126 後側前後短辺部分(後側前後短辺リブ)
131 壁面構築用型枠パネル
141 ファスナー
141A ファスナー
141B ファスナー
142 ボルト(係止部材)
142a 頭部
142b 軸部
142s 雄ねじ(係止部)
143 ナット(係合部材)
145 フック(係止部材)
145a 脚部
145b 起立部
145f 係止部
146 楔(係合部材)
147 フック(係止部材)
147a 脚部
147b 起立部
147f 係止部
148 フックアンカー(係止部材)
148a フック部
148s 雄ねじ(係止部)
149 ナット(係合部材)
151 スペーサ
151a 横長孔
161 クランパー
162 後面部分
162a 横長孔
163 左側前進部分
164 左側左右部分
165 右側前進部分
166 右側左右部分

Claims (19)

  1. 上下に延びる前進部分と、この前進部分の前端から左右の一方に直角に延びる前側部分とを有する支柱と;
    壁面構築用型枠パネルと;
    係止部を有する係止部材と、前記係止部に係合する係合部材とからなり、前記壁面構築用型枠パネルの左右方向の両端から所定長内側へ寄った裏面の位置に、前記係止部を突出させた前記係止部材が少なくとも2つ設けられたファスナーと;
    前記係止部材の一部が挿通され、前記係止部材が相対的に少なくとも左右方向へ移動可能な孔を有する前面部分と、この前面部分の左右から後側へ突出する後進部分とからなる第1挟持部材と;
    前記係止部材の一部が挿通され、前記係止部材が相対的に少なくとも左右方向へ移動可能な孔を有し、前記係止部に係合する前記係合部材で相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押されることにより、左右の一方の端が、前記前面部分及び一方の前記後進部分によって形成される第1コーナー部分との間に、前記前進部分及び前記前側部分によって形成される第2コーナー部分を挟持するとともに、前記左右の一方の端とは逆側の端前記前面部分及び前記一方の後進部分とは逆側の後進部分によって形成される第3コーナー部分に圧接する第2挟持部材と;
    からなることを特徴とする擁壁構築材。
  2. 請求項1に記載の擁壁構築材において、
    前記第2挟持部材は、前記孔が設けられている部分が平坦に形成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の擁壁構築材において、
    前記支柱および前記ファスナーを、ステンレス製または金属に防食処理を施したものとした、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記ファスナーは、頭部全体、および、この頭部に連なる、周面に雄ねじが設けられた軸部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、前記軸部の後端側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通されるボルトと、前記第2挟持部材の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記第2挟持部材を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記ファスナーは、前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれた被取付ナットと、この被取付ナットに一端側が螺合し、他端側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通される、周面に雄ねじが設けられた軸部と、前記第2挟持部材の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記第2挟持部材を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記ファスナーは、脚部全体、および、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、前記起立部の前記係止部側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通されるフックと、前記第2挟持部材の後側へ突出した前記係止部と前記第2挟持部材との間へ打ち込まれ、前記第2挟持部材を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押す楔とで構成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記壁面構築用型枠パネルと前記第1挟持部材との間にスペーサが配置されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  8. 請求項4または請求項5に記載の擁壁構築材において、
    前記壁面構築用型枠パネルと前記第1挟持部材との間に、前記雄ねじに螺合し、前記第1挟持部材の前記第2挟持部材と反対側に当接するナットが配置されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  9. 上下に延びる前後部分と、この前後部分の前端から左右の一方に直角に延びる前側部分と、前記前後部分の後端から左右の前記一方に直角に延びる後側部分とを有し、平断面がU字形で上下に延びる支柱と;
    壁面構築用型枠パネルと;
    係止部を有する係止部材と、前記係止部に係合する係合部材とからなり、前記壁面構築用型枠パネルの左右方向の両端から所定長内側へ寄った裏面の位置に、前記係止部を突出させた前記係止部材が少なくとも2つ設けられたファスナーと;
    前記係止部材の一部が挿通される孔を有する後面部分と、この後面部分の左右から前側へ突出する前進部分とからなり、前記係止部に係合する前記係合部材で前記後面部分が相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押されることにより、前記一方の前進部分が前記支柱の前側部分を介して前記壁面構築用型枠パネルに圧接し、前記他方の前進部分が前記壁面構築用型枠パネルに圧接するクランパーと;
    からなることを特徴とする擁壁構築材。
  10. 請求項9に記載の擁壁構築材において、
    前記一方の前進部分は、前記他方の前進部分よりも前記支柱の前記前側部分の厚さ分だけ短い、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  11. 請求項9または請求項10に記載の擁壁構築材において、
    前記クランパーは、前記後面部分が平坦に形成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記両前進部分の前端には、互いに離れる方向へ延びる左右部分が設けられている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  13. 請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記後面部分の孔は、前記係止部材が相対的に少なくとも左右方向へ移動可能な孔である、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  14. 請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記支柱および前記ファスナーを、ステンレス製または金属に防食処理を施したものとした、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  15. 請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記ファスナーは、頭部全体、および、この頭部に連なる、周面に雄ねじが設けられた軸部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、前記軸部の後端側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通されるボルトと、前記後面部分の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記後面部分を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  16. 請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記ファスナーは、前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれた被取付ナットと、この被取付ナットに一端側が螺合し、他端側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通される、周面に雄ねじが設けられた軸部と、前記後面部分の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記後面部分を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  17. 請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記ファスナーは、脚部全体部、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれたフックと、前記係止部に前端側が取り外し可能に係合し、周面に雄ねじが設けられた後端側が前記孔へ挿通されるフックアンカーと、前記後面部分の後側へ突出した前記雄ねじに螺合して前記後面部分を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押すナットとで構成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  18. 請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記ファスナーは、脚部全体、および、この脚部に連なり、後端に係止部が設けられた起立部の基端側が前記壁面構築用型枠パネル内に埋め込まれ、前記起立部の前記係止部側が前記壁面構築用型枠パネルの裏面へ突出して前記孔へ挿通されるフックと、前記後面部分の後側へ突出した前記係止部と前記後面部分との間へ打ち込まれ、前記後面部分を相対的に前記壁面構築用型枠パネル側へ押す楔とで構成されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
  19. 請求項9から請求項18のいずれか1項に記載の擁壁構築材において、
    前記支柱と前記壁面構築用型枠パネルとの間、および、前記他方の前進部分と前記壁面構築用型枠パネルとの間にスペーサが配置されている、
    ことを特徴とする擁壁構築材。
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