JP4579388B2 - イオンカートリッジの洗浄方法及びイオンカートリッジ洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電記録装置に用いられるイオンカートリッジの洗浄方法及びイオンカートリッジ洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録媒体に所望の記録を行う記録装置の一つとして、誘電体ドラムに静電潜像を形成し、この静電潜像を記録媒体に転写する静電記録装置が知られている。
【0003】
図7は、静電記録装置の一構成例を示す図である。
【0004】
本従来例は図7に示すように、一定方向に回転し、静電潜像が形成される誘電体ドラム101と、誘電体ドラム101の周囲に配置され、高圧電荷を放出することにより誘電体ドラム101上にマイナス電荷の静電潜像を形成するイオンカートリッジ102と、誘電体ドラム101周囲のイオンカートリッジ102よりも回転方向下流側に配置され、イオンカートリッジ102によって誘電体ドラム101上に形成された静電潜像を微粒子粉体トナーで顕著化する現像器103と、現像器103により顕著化されたトナー像を記録媒体に押圧することにより転写する圧力転写ローラ104と、トナー像の記録媒体への転写後、記録媒体に転写されずに誘電体ドラム101の表面に残留したトナーを吸引等により除去するクリーナ105と、誘電体ドラム101の残留電位を除去するためのイレーサ106とから構成されている。
【0005】
上記のように構成された静電記録装置においては、イオンカートリッジ102から放出された高圧電荷によって誘電体ドラム101上に形成された静電潜像が現像器103にて微粒子粉体トナーで顕著化され、圧力転写ローラ104にて記録媒体に転写される。
【0006】
その後、記録媒体に転写されずに誘電体ドラム101の表面に残留したトナーは、クリーナ105にて吸引等により除去され、さらに、イレーサ106にて誘電体ドラム101の残留電位が除去される。
【0007】
図8は、図7に示したイオンカートリッジ102の一構成例を示す図であり、(a)は高圧電荷が放出される面を示す図であり、(b)は(a)に示したA部の拡大図である。
【0008】
図8に示すように、本従来例におけるイオンカートリッジ102には、直径100μm〜200μmの複数の穴200が設けられており、この穴200から高圧電荷が放出され、それにより、誘電体ドラム101上にマイナス電荷の静電潜像が形成されることになる。
【0009】
ところが、上述したようなイオンカートリッジを用いた静電記録装置においては、使用されなかったトナーは回収され、また、誘電体ドラム101上に残留したトナーも吸引等によって除去されるものの、トナーは、その直径が10μmであって非常に軽い粒子であるため、転写動作の際に飛散し、イオンカートリッジ102の穴200に入り込んでしまう場合がある。
【0010】
イオンカートリッジ102の穴200にトナーが入り込むと、穴200に入り込んだトナーは、穴200から放出される高圧電荷と反応して溶解し、穴200を塞ぐようになってしまい、その場合、塞がれた穴200からの放出電荷量が低減し、それにより、誘電体ドラム101への露光電荷が低減し、画像品位の低下や印字のドット抜けが生じてしまう。
【0011】
そこで、従来は、塩酸希釈液を用いてイオンカートリッジの洗浄が行われている。
【0012】
以下に、従来のイオンカートリッジの洗浄方法について説明する。
【0013】
図9は、従来のイオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフローチャートである。
【0014】
まず、イオンカートリッジ102の穴200のうち、トナーによって塞がれた穴200付近に塩酸希釈液をスポイト等で垂らす(ステップS101)。
【0015】
すると、穴200を塞いでいたトナーが溶け出す(ステップS102)。
【0016】
次に、イオンカートリッジ102を水で洗い、塩酸を洗い流すとともに、溶け出したトナーを除去する(ステップS103)。
【0017】
その後、イオンカートリッジ102を乾燥機に入れ、約1時間乾燥させて水分を除去する(ステップS104)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のイオンカートリッジの洗浄方法においては、以下に記載するような問題点がある。
【0019】
(1)塩酸を使用するため、取り扱いに危険性が生じるとともに、使用済の塩酸の処理においても留意が必要となる。
【0020】
(2)イオンカートリッジは、その基板表面にレジスト処理(絶縁処理)が施されているが、塩酸に長時間浸した場合、絶縁用のレジストが剥がれてしまい、それにより、不要な箇所への高電圧のリークが発生してしまう虞れがある。
【0021】
(3)乾燥時間の約1時間を含めてイオンカートリッジの洗浄を完了するまでに長時間かかってしまう。ここで、イオンカートリッジを洗浄している間、新しいイオンカートリッジを代用して静電記録装置に装着して使用する必要があるが、洗浄が完了しても代用したイオンカートリッジをそのまま使用し続けてしまい、洗浄したイオンカートリッジを廃棄してしまう場合がある。
【0022】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、安全性に優れ、かつ、短時間でイオンカートリッジの洗浄を行うことができるイオンカートリッジの洗浄方法及びイオンカートリッジの洗浄装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷を放出するイオンカートリッジの洗浄方法であって、
前記イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシュランプから光を直接照射し、前記穴内に入り込んだトナーを溶解する処理と、
前記穴にエアを吹き付け、前記溶解したトナーを飛散させる処理と、
前記飛散したトナーを外部に排出する処理とを順次行うことを特徴とする。
【0024】
また、誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷を放出するイオンカートリッジの洗浄方法であって、
前記イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシュランプから光を直接照射し、前記穴内に入り込んだトナーを溶解する処理と、
前記溶解したトナーを吸引する処理とを順次行うことを特徴とする。
【0025】
また、誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷を放出するイオンカートリッジを洗浄するイオンカートリッジ洗浄装置であって、
前記イオンカートリッジに設けられた穴に光を直接照射するフラッシュランプと、
前記穴にエアーを吹き付け、前記穴内に入り込み前記フラッシュランプから照射された光によって溶解したトナーを飛散させる吹付手段と、
前記飛散したトナーを外部に排出する排気手段とを有することを特徴とする。
【0026】
また、前記フラッシュランプ、前記吹付手段及び前記排気手段の動作のタイミングを制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0027】
また、誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷を放出するイオンカートリッジを洗浄するイオンカートリッジ洗浄装置であって、
前記イオンカートリッジに設けられた穴に光を直接照射するフラッシュランプと、
前記穴内に入り込み前記フラッシュランプから照射された光によって溶解したトナーを吸引する吸引手段とを有することを特徴とする。
【0028】
また、前記フラッシュランプ及び前記吸引手段の動作のタイミングを制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0029】
また、前記フラッシュランプは、前記イオンカートリッジに設けられた複数の穴に対して同時に光を照射することを特徴とする。
【0030】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される穴に入り込んだトナーを除去する場合、まず、イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシュランプから光を照射する。フラッシュランプはキセノンガスの励起によって発光するものであり、その波長特性から、黒色の物質のみにその熱が吸収されるため、フラッシュランプからの光がトナーに照射されると、トナーが溶解する。この溶解したトナーを吹付手段から吹き付けられるエアーによって飛散させ、排気手段にて外部に排出する。または、この溶解したトナーを吸引手段で吸引する。
【0031】
このように、フラッシュランプを用いてトナーを溶解するので、トナーを溶解するために塩酸を使用する必要がなくなり、それにより、作業環境の安全性が高まるとともに、廃棄の際の留意の必要がない。また、緑色のレジスト部分においては、フラッシュランプの照射による影響を受けないため、レジストが剥がれたりすることがない。
【0032】
また、これら一連の処理は数百msecという短い時間で行われるので、イオンカートリッジを洗浄している間に代わりのイオンカートリッジを静電記録装置に装着して使用する必要がない。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0034】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明のイオンカートリッジ洗浄装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0035】
本形態は図1に示すように、キセノンガスの励起によって発光し、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される穴に光を照射するフラッシュランプ10と、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される穴にエアを吹き付け、それにより、イオンカートリッジの穴内に入り込みフラッシュランプ10から照射された光によって溶解したトナーを飛散させる吹付手段であるエア吹付器20と、飛散したトナーをエアーとともに外部に排出する排気手段であるフィルタ付きファン30と、フラッシュランプ10、エア吹付器20及びフィルタ付きファン30の動作のタイミングを制御する制御部40とから構成されている。なお、フラッシュランプ10の長さは、イオンカートリッジの長手方向(図8参照)以上あるものとし、それにより、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される複数の穴に対して光を一度に照射することができる。また、エア吹付器20においても、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される複数の穴に対してエアを一度に吹き付けることができるものとする。
【0036】
以下に、上記のように構成されたイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法について説明する。
【0037】
図2は、図1に示したイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するための図であり、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される複数の穴のうち1つの穴に入り込んだトナーを除去する際の状態を示す模式図である。また、図3は、図1に示したイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフローチャートである。
【0038】
図2(a)に示すように、イオンカートリッジ1の高圧電荷が放出される穴2に入り込んだトナー3を除去する場合、まず、イオンカートリッジ1に設けられた穴2にエア吹付器20からエアーを吹き付けるとともに、フィルタ付きファン30を駆動させ、穴2近傍のエアを排気する(図2(b),ステップS1)。なお、この状態では、トナー3は、穴2に固着しているため、エアーによって飛散しない。
【0039】
次に、イオンカートリッジ1に設けられた穴2にフラッシュランプ10によって光を照射する(図2(c),ステップS2)。
【0040】
フラッシュランプ10から照射される光は、その波長特性から、黒色の物質にのみその熱が吸収されるため、フラッシュランプ10からの光がトナー3に照射されると、トナー3が溶解する(ステップS3)。また、イオンカートリッジ1のレジスト部分は、緑色であるため、フラッシュランプ10からの光が照射されても何ら影響はない。
【0041】
フラッシュランプ10から照射された光によって溶解したトナー3は、エア吹付器20から吹き付けられたエアーによって飛散する(図2(d),ステップS4)。
【0042】
その後、飛散したトナー3は、エア吹付器20にて吹き付けられたエアとともにフィルタ付きファン30によって外部に排出される(図2(e),ステップS5)。これにより、飛散したトナー3が外部に排出されるため、イオンカートリッジ1の穴2にトナー3が再び入り込むことはない。
【0043】
このように、本形態においては、イオンカートリッジ1の穴2に入り込んだトナー3は、フラッシュランプ10から照射される光によって溶解し、エア吹付器20から吹き付けられるエアによって飛散し、フィルタ付きファン30によって外部に排出されるが、フラッシュランプ10から光が照射されてからフィルタ付きファン30によってトナー3が外部に排出されるまでにかかる時間は、数百msecである。
【0044】
(第2の実施の形態)
図4は、本発明のイオンカートリッジ洗浄装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【0045】
本形態は図4に示すように、キセノンガスの励起によって発光し、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される穴に光を照射するフラッシュランプ10と、イオンカートリッジの穴内に入り込みフラッシュランプ10から照射された光によって溶解したトナーを吸引する吸引手段であるバキューム器50と、フラッシュランプ10及びバキューム器50の動作のタイミングを制御する制御部40とから構成されている。なお、フラッシュランプ10の長さは、イオンカートリッジの長手方向(図8参照)以上あるものとし、それにより、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される複数の穴に対して光を一度に照射することができる。また、バキューム器50においても、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される複数の穴からトナーを一度に吸引することができるものとする。
【0046】
以下に、上記のように構成されたイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法について説明する。
【0047】
図5は、図4に示したイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するための図であり、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される複数の穴のうち1つの穴に入り込んだトナーを除去する際の状態を示す模式図である。また、図6は、図4に示したイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフローチャートである。
【0048】
図5(a)に示すように、イオンカートリッジ1の高圧電荷が放出される穴2に入り込んだトナー3を除去する場合、まず、バキューム器50を駆動させ、イオンカートリッジ1に設けられた穴2近傍のエアを吸引する(図5(b),ステップS11)。なお、この状態では、トナー3は、穴2に固着しているため、エアーとともに吸引されない。
【0049】
次に、イオンカートリッジ1に設けられた穴2にフラッシュランプ10によって光を照射する(図5(c),ステップS12)。
【0050】
フラッシュランプ10から照射される光は、その波長特性から、黒色の物質にのみその熱が吸収されるため、フラッシュランプ10からの光がトナー3に照射されると、トナー3が溶解する(ステップS13)。また、イオンカートリッジ1のレジスト部分は、緑色であるため、フラッシュランプ10からの光が照射されても何ら影響はない。
【0051】
フラッシュランプ10から照射された光によって溶解したトナー3は、バキューム器50によって吸引される(図5(d),ステップS14)。これにより、飛散したトナー3がバキューム器50に吸引されるため、イオンカートリッジ1の穴2にトナー3が再び入り込むことはない。
【0052】
このように、本形態においては、イオンカートリッジ1の穴2に入り込んだトナー3は、フラッシュランプ10から照射される光によって溶解し、バキューム器50によって吸引されるが、フラッシュランプ10から光が照射されてからバキューム器50によってトナー3が吸引されるまでにかかる時間は、数百msecである。
【0053】
なお、上述した2つの実施の形態においては、フラッシュランプ10による光の照射やエア吹付器20によるエアに吹き付けやバキューム器50における吸引のタイミングを制御部40にて制御しているが、イオンカートリッジ1の洗浄にかかる時間は、数百msecであるため、これら全てを、イオンカートリッジの洗浄開始から完了までの数百msecの間、常時動作させておいてもよい。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0055】
(1)イオンカートリッジの高圧電荷が放出される穴に入り込んだトナーを塩酸を使用せずに除去するため、作業環境の安全性を向上させることができるとともに、廃棄の際の留意の必要がなくなる。また、レジストが剥がれたりすることがなく、品質の向上を図ることができる。
【0056】
(2)一連の処理を数百msecという短時間で行うことができ、生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオンカートリッジ洗浄装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示したイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するための図である。
【図3】図1に示したイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明のイオンカートリッジ洗浄装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】図4に示したイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するための図である。
【図6】図4に示したイオンカートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】静電記録装置の一構成例を示す図である。
【図8】図7に示したイオンカートリッジの一構成例を示す図であり、(a)は高圧電荷が放出される面を示す図であり、(b)は(a)に示したA部の拡大図である。
【図9】従来のイオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 イオンカートリッジ
2 穴
3 トナー
10 フラッシュランプ
20 エア吹付器
30 フィルタ付きファン
40 制御部
50 バキューム器
Claims (7)
- 誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷を放出するイオンカートリッジの洗浄方法であって、
前記イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシュランプから光を直接照射し、前記穴内に入り込んだトナーを溶解する処理と、
前記穴にエアを吹き付け、前記溶解したトナーを飛散させる処理と、
前記飛散したトナーを外部に排出する処理とを順次行うことを特徴とするイオンカートリッジの洗浄方法。 - 誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷を放出するイオンカートリッジの洗浄方法であって、
前記イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシュランプから光を直接照射し、前記穴内に入り込んだトナーを溶解する処理と、
前記溶解したトナーを吸引する処理とを順次行うことを特徴とするイオンカートリッジの洗浄方法。 - 誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷を放出するイオンカートリッジを洗浄するイオンカートリッジ洗浄装置であって、
前記イオンカートリッジに設けられた穴に光を直接照射するフラッシュランプと、
前記穴にエアーを吹き付け、前記穴内に入り込み前記フラッシュランプから照射された光によって溶解したトナーを飛散させる吹付手段と、
前記飛散したトナーを外部に排出する排気手段とを有することを特徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。 - 請求項3に記載イオンのカートリッジ洗浄装置において、
前記フラッシュランプ、前記吹付手段及び前記排気手段の動作のタイミングを制御する制御手段を有することを特徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。 - 誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷を放出するイオンカートリッジを洗浄するイオンカートリッジ洗浄装置であって、
前記イオンカートリッジに設けられた穴に光を直接照射するフラッシュランプと、
前記穴内に入り込み前記フラッシュランプから照射された光によって溶解したトナーを吸引する吸引手段とを有することを特徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。 - 請求項5に記載のイオンカートリッジ洗浄装置において、
前記フラッシュランプ及び前記吸引手段の動作のタイミングを制御する制御手段を有することを特徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。 - 請求項3乃至6のいずれか1項に記載のイオンカートリッジ洗浄装置において、
前記フラッシュランプは、前記イオンカートリッジに設けられた複数の穴に対して同時に光を照射することを特徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。
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