JP2002059100A - イオンカートリッジの洗浄方法及びイオンカートリッジ洗浄装置 - Google Patents

イオンカートリッジの洗浄方法及びイオンカートリッジ洗浄装置

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JP2002059100A JP2000252273A JP2000252273A JP2002059100A JP 2002059100 A JP2002059100 A JP 2002059100A JP 2000252273 A JP2000252273 A JP 2000252273A JP 2000252273 A JP2000252273 A JP 2000252273A JP 2002059100 A JP2002059100 A JP 2002059100A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性に優れ、かつ、短時間でイオンカート
リッジの洗浄を行う。 【解決手段】 イオンカートリッジ1の高圧電荷が放出
される穴2に入り込んだトナー3を除去する場合、穴2
にフラッシュランプ10から光を照射し、フラッシュラ
ンプ10による光によってトナー3を溶解する。溶解し
たトナーは、エアー吹付器20から穴2に吹き付けられ
たエアーによって飛散し、その後、フィルタ付きファン
30によって、飛散したトナー3をエアとともに外部に
排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電記録装置に用
いられるイオンカートリッジの洗浄方法及びイオンカー
トリッジ洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録媒体に所望の記録を行う
記録装置の一つとして、誘電体ドラムに静電潜像を形成
し、この静電潜像を記録媒体に転写する静電記録装置が
知られている。
【0003】図7は、静電記録装置の一構成例を示す図
である。
【0004】本従来例は図7に示すように、一定方向に
回転し、静電潜像が形成される誘電体ドラム101と、
誘電体ドラム101の周囲に配置され、高圧電荷を放出
することにより誘電体ドラム101上にマイナス電荷の
静電潜像を形成するイオンカートリッジ102と、誘電
体ドラム101周囲のイオンカートリッジ102よりも
回転方向下流側に配置され、イオンカートリッジ102
によって誘電体ドラム101上に形成された静電潜像を
微粒子粉体トナーで顕著化する現像器103と、現像器
103により顕著化されたトナー像を記録媒体に押圧す
ることにより転写する圧力転写ローラ104と、トナー
像の記録媒体への転写後、記録媒体に転写されずに誘電
体ドラム101の表面に残留したトナーを吸引等により
除去するクリーナ105と、誘電体ドラム101の残留
電位を除去するためのイレーサ106とから構成されて
いる。
【0005】上記のように構成された静電記録装置にお
いては、イオンカートリッジ102から放出された高圧
電荷によって誘電体ドラム101上に形成された静電潜
像が現像器103にて微粒子粉体トナーで顕著化され、
圧力転写ローラ104にて記録媒体に転写される。
【0006】その後、記録媒体に転写されずに誘電体ド
ラム101の表面に残留したトナーは、クリーナ105
にて吸引等により除去され、さらに、イレーサ106に
て誘電体ドラム101の残留電位が除去される。
【0007】図8は、図7に示したイオンカートリッジ
102の一構成例を示す図であり、(a)は高圧電荷が
放出される面を示す図であり、(b)は(a)に示した
A部の拡大図である。
【0008】図8に示すように、本従来例におけるイオ
ンカートリッジ102には、直径100μm〜200μ
mの複数の穴200が設けられており、この穴200か
ら高圧電荷が放出され、それにより、誘電体ドラム10
1上にマイナス電荷の静電潜像が形成されることにな
る。
【0009】ところが、上述したようなイオンカートリ
ッジを用いた静電記録装置においては、使用されなかっ
たトナーは回収され、また、誘電体ドラム101上に残
留したトナーも吸引等によって除去されるものの、トナ
ーは、その直径が10μmであって非常に軽い粒子であ
るため、転写動作の際に飛散し、イオンカートリッジ1
02の穴200に入り込んでしまう場合がある。
【0010】イオンカートリッジ102の穴200にト
ナーが入り込むと、穴200に入り込んだトナーは、穴
200から放出される高圧電荷と反応して溶解し、穴2
00を塞ぐようになってしまい、その場合、塞がれた穴
200からの放出電荷量が低減し、それにより、誘電体
ドラム101への露光電荷が低減し、画像品位の低下や
印字のドット抜けが生じてしまう。
【0011】そこで、従来は、塩酸希釈液を用いてイオ
ンカートリッジの洗浄が行われている。
【0012】以下に、従来のイオンカートリッジの洗浄
方法について説明する。
【0013】図9は、従来のイオンカートリッジの洗浄
方法を説明するためのフローチャートである。
【0014】まず、イオンカートリッジ102の穴20
0のうち、トナーによって塞がれた穴200付近に塩酸
希釈液をスポイト等で垂らす(ステップS101)。
【0015】すると、穴200を塞いでいたトナーが溶
け出す(ステップS102)。
【0016】次に、イオンカートリッジ102を水で洗
い、塩酸を洗い流すとともに、溶け出したトナーを除去
する(ステップS103)。
【0017】その後、イオンカートリッジ102を乾燥
機に入れ、約1時間乾燥させて水分を除去する(ステッ
プS104)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のイオンカートリッジの洗浄方法において
は、以下に記載するような問題点がある。
【0019】(1)塩酸を使用するため、取り扱いに危
険性が生じるとともに、使用済の塩酸の処理においても
留意が必要となる。
【0020】(2)イオンカートリッジは、その基板表
面にレジスト処理(絶縁処理)が施されているが、塩酸
に長時間浸した場合、絶縁用のレジストが剥がれてしま
い、それにより、不要な箇所への高電圧のリークが発生
してしまう虞れがある。
【0021】(3)乾燥時間の約1時間を含めてイオン
カートリッジの洗浄を完了するまでに長時間かかってし
まう。ここで、イオンカートリッジを洗浄している間、
新しいイオンカートリッジを代用して静電記録装置に装
着して使用する必要があるが、洗浄が完了しても代用し
たイオンカートリッジをそのまま使用し続けてしまい、
洗浄したイオンカートリッジを廃棄してしまう場合があ
る。
【0022】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、安全性に優
れ、かつ、短時間でイオンカートリッジの洗浄を行うこ
とができるイオンカートリッジの洗浄方法及びイオンカ
ートリッジの洗浄装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静電
潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記録
装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前記
誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電荷
を放出するイオンカートリッジの洗浄方法であって、前
記イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシュラン
プから光を照射し、前記穴内に入り込んだトナーを溶解
する処理と、前記穴にエアを吹き付け、前記溶解したト
ナーを飛散させる処理と、前記飛散したトナーを外部に
排出する処理とを順次行うことを特徴とする。
【0024】また、誘電体ドラムに静電潜像を形成し、
該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静
電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴か
ら前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高
圧電荷を放出するイオンカートリッジの洗浄方法であっ
て、前記イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシ
ュランプから光を照射し、前記穴内に入り込んだトナー
を溶解する処理と、前記溶解したトナーを吸引する処理
とを順次行うことを特徴とする。
【0025】また、誘電体ドラムに静電潜像を形成し、
該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静
電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴か
ら前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高
圧電荷を放出するイオンカートリッジを洗浄するイオン
カートリッジ洗浄装置であって、前記イオンカートリッ
ジに設けられた穴に光を照射するフラッシュランプと、
前記穴にエアーを吹き付け、前記穴内に入り込み前記フ
ラッシュランプから照射された光によって溶解したトナ
ーを飛散させる吹付手段と、前記飛散したトナーを外部
に排出する排気手段とを有することを特徴とする。
【0026】また、前記フラッシュランプ、前記吹付手
段及び前記排気手段の動作のタイミングを制御する制御
手段を有することを特徴とする。
【0027】また、誘電体ドラムに静電潜像を形成し、
該静電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静
電記録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴か
ら前記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高
圧電荷を放出するイオンカートリッジを洗浄するイオン
カートリッジ洗浄装置であって、前記イオンカートリッ
ジに設けられた穴に光を照射するフラッシュランプと、
前記穴内に入り込み前記フラッシュランプから照射され
た光によって溶解したトナーを吸引する吸引手段とを有
することを特徴とする。
【0028】また、前記フラッシュランプ及び前記吸引
手段の動作のタイミングを制御する制御手段を有するこ
とを特徴とする。
【0029】また、前記フラッシュランプは、前記イオ
ンカートリッジに設けられた複数の穴に対して同時に光
を照射することを特徴とする。
【0030】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される
穴に入り込んだトナーを除去する場合、まず、イオンカ
ートリッジに設けられた穴にフラッシュランプから光を
照射する。フラッシュランプはキセノンガスの励起によ
って発光するものであり、その波長特性から、黒色の物
質のみにその熱が吸収されるため、フラッシュランプか
らの光がトナーに照射されると、トナーが溶解する。こ
の溶解したトナーを吹付手段から吹き付けられるエアー
によって飛散させ、排気手段にて外部に排出する。また
は、この溶解したトナーを吸引手段で吸引する。
【0031】このように、フラッシュランプを用いてト
ナーを溶解するので、トナーを溶解するために塩酸を使
用する必要がなくなり、それにより、作業環境の安全性
が高まるとともに、廃棄の際の留意の必要がない。ま
た、緑色のレジスト部分においては、フラッシュランプ
の照射による影響を受けないため、レジストが剥がれた
りすることがない。
【0032】また、これら一連の処理は数百msecと
いう短い時間で行われるので、イオンカートリッジを洗
浄している間に代わりのイオンカートリッジを静電記録
装置に装着して使用する必要がない。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0034】(第1の実施の形態)図1は、本発明のイ
オンカートリッジ洗浄装置の第1の実施の形態を示すブ
ロック図である。
【0035】本形態は図1に示すように、キセノンガス
の励起によって発光し、イオンカートリッジの高圧電荷
が放出される穴に光を照射するフラッシュランプ10
と、イオンカートリッジの高圧電荷が放出される穴にエ
アを吹き付け、それにより、イオンカートリッジの穴内
に入り込みフラッシュランプ10から照射された光によ
って溶解したトナーを飛散させる吹付手段であるエア吹
付器20と、飛散したトナーをエアーとともに外部に排
出する排気手段であるフィルタ付きファン30と、フラ
ッシュランプ10、エア吹付器20及びフィルタ付きフ
ァン30の動作のタイミングを制御する制御部40とか
ら構成されている。なお、フラッシュランプ10の長さ
は、イオンカートリッジの長手方向(図8参照)以上あ
るものとし、それにより、イオンカートリッジの高圧電
荷が放出される複数の穴に対して光を一度に照射するこ
とができる。また、エア吹付器20においても、イオン
カートリッジの高圧電荷が放出される複数の穴に対して
エアを一度に吹き付けることができるものとする。
【0036】以下に、上記のように構成されたイオンカ
ートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄
方法について説明する。
【0037】図2は、図1に示したイオンカートリッジ
洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明
するための図であり、イオンカートリッジの高圧電荷が
放出される複数の穴のうち1つの穴に入り込んだトナー
を除去する際の状態を示す模式図である。また、図3
は、図1に示したイオンカートリッジ洗浄装置における
イオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフロー
チャートである。
【0038】図2(a)に示すように、イオンカートリ
ッジ1の高圧電荷が放出される穴2に入り込んだトナー
3を除去する場合、まず、イオンカートリッジ1に設け
られた穴2にエア吹付器20からエアーを吹き付けると
ともに、フィルタ付きファン30を駆動させ、穴2近傍
のエアを排気する(図2(b),ステップS1)。な
お、この状態では、トナー3は、穴2に固着しているた
め、エアーによって飛散しない。
【0039】次に、イオンカートリッジ1に設けられた
穴2にフラッシュランプ10によって光を照射する(図
2(c),ステップS2)。
【0040】フラッシュランプ10から照射される光
は、その波長特性から、黒色の物質にのみその熱が吸収
されるため、フラッシュランプ10からの光がトナー3
に照射されると、トナー3が溶解する(ステップS
3)。また、イオンカートリッジ1のレジスト部分は、
緑色であるため、フラッシュランプ10からの光が照射
されても何ら影響はない。
【0041】フラッシュランプ10から照射された光に
よって溶解したトナー3は、エア吹付器20から吹き付
けられたエアーによって飛散する(図2(d),ステッ
プS4)。
【0042】その後、飛散したトナー3は、エア吹付器
20にて吹き付けられたエアとともにフィルタ付きファ
ン30によって外部に排出される(図2(e),ステッ
プS5)。これにより、飛散したトナー3が外部に排出
されるため、イオンカートリッジ1の穴2にトナー3が
再び入り込むことはない。
【0043】このように、本形態においては、イオンカ
ートリッジ1の穴2に入り込んだトナー3は、フラッシ
ュランプ10から照射される光によって溶解し、エア吹
付器20から吹き付けられるエアによって飛散し、フィ
ルタ付きファン30によって外部に排出されるが、フラ
ッシュランプ10から光が照射されてからフィルタ付き
ファン30によってトナー3が外部に排出されるまでに
かかる時間は、数百msecである。
【0044】(第2の実施の形態)図4は、本発明のイ
オンカートリッジ洗浄装置の第2の実施の形態を示すブ
ロック図である。
【0045】本形態は図4に示すように、キセノンガス
の励起によって発光し、イオンカートリッジの高圧電荷
が放出される穴に光を照射するフラッシュランプ10
と、イオンカートリッジの穴内に入り込みフラッシュラ
ンプ10から照射された光によって溶解したトナーを吸
引する吸引手段であるバキューム器50と、フラッシュ
ランプ10及びバキューム器50の動作のタイミングを
制御する制御部40とから構成されている。なお、フラ
ッシュランプ10の長さは、イオンカートリッジの長手
方向(図8参照)以上あるものとし、それにより、イオ
ンカートリッジの高圧電荷が放出される複数の穴に対し
て光を一度に照射することができる。また、バキューム
器50においても、イオンカートリッジの高圧電荷が放
出される複数の穴からトナーを一度に吸引することがで
きるものとする。
【0046】以下に、上記のように構成されたイオンカ
ートリッジ洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄
方法について説明する。
【0047】図5は、図4に示したイオンカートリッジ
洗浄装置におけるイオンカートリッジの洗浄方法を説明
するための図であり、イオンカートリッジの高圧電荷が
放出される複数の穴のうち1つの穴に入り込んだトナー
を除去する際の状態を示す模式図である。また、図6
は、図4に示したイオンカートリッジ洗浄装置における
イオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフロー
チャートである。
【0048】図5(a)に示すように、イオンカートリ
ッジ1の高圧電荷が放出される穴2に入り込んだトナー
3を除去する場合、まず、バキューム器50を駆動さ
せ、イオンカートリッジ1に設けられた穴2近傍のエア
を吸引する(図5(b),ステップS11)。なお、こ
の状態では、トナー3は、穴2に固着しているため、エ
アーとともに吸引されない。
【0049】次に、イオンカートリッジ1に設けられた
穴2にフラッシュランプ10によって光を照射する(図
5(c),ステップS12)。
【0050】フラッシュランプ10から照射される光
は、その波長特性から、黒色の物質にのみその熱が吸収
されるため、フラッシュランプ10からの光がトナー3
に照射されると、トナー3が溶解する(ステップS1
3)。また、イオンカートリッジ1のレジスト部分は、
緑色であるため、フラッシュランプ10からの光が照射
されても何ら影響はない。
【0051】フラッシュランプ10から照射された光に
よって溶解したトナー3は、バキューム器50によって
吸引される(図5(d),ステップS14)。これによ
り、飛散したトナー3がバキューム器50に吸引される
ため、イオンカートリッジ1の穴2にトナー3が再び入
り込むことはない。
【0052】このように、本形態においては、イオンカ
ートリッジ1の穴2に入り込んだトナー3は、フラッシ
ュランプ10から照射される光によって溶解し、バキュ
ーム器50によって吸引されるが、フラッシュランプ1
0から光が照射されてからバキューム器50によってト
ナー3が吸引されるまでにかかる時間は、数百msec
である。
【0053】なお、上述した2つの実施の形態において
は、フラッシュランプ10による光の照射やエア吹付器
20によるエアに吹き付けやバキューム器50における
吸引のタイミングを制御部40にて制御しているが、イ
オンカートリッジ1の洗浄にかかる時間は、数百mse
cであるため、これら全てを、イオンカートリッジの洗
浄開始から完了までの数百msecの間、常時動作させ
ておいてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0055】(1)イオンカートリッジの高圧電荷が放
出される穴に入り込んだトナーを塩酸を使用せずに除去
するため、作業環境の安全性を向上させることができる
とともに、廃棄の際の留意の必要がなくなる。また、レ
ジストが剥がれたりすることがなく、品質の向上を図る
ことができる。
【0056】(2)一連の処理を数百msecという短
時間で行うことができ、生産効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオンカートリッジ洗浄装置の第1の
実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示したイオンカートリッジ洗浄装置にお
けるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するための図
である。
【図3】図1に示したイオンカートリッジ洗浄装置にお
けるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】本発明のイオンカートリッジ洗浄装置の第2の
実施の形態を示すブロック図である。
【図5】図4に示したイオンカートリッジ洗浄装置にお
けるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するための図
である。
【図6】図4に示したイオンカートリッジ洗浄装置にお
けるイオンカートリッジの洗浄方法を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】静電記録装置の一構成例を示す図である。
【図8】図7に示したイオンカートリッジの一構成例を
示す図であり、(a)は高圧電荷が放出される面を示す
図であり、(b)は(a)に示したA部の拡大図であ
る。
【図9】従来のイオンカートリッジの洗浄方法を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 イオンカートリッジ 2 穴 3 トナー 10 フラッシュランプ 20 エア吹付器 30 フィルタ付きファン 40 制御部 50 バキューム器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静
    電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記
    録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前
    記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電
    荷を放出するイオンカートリッジの洗浄方法であって、 前記イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシュラ
    ンプから光を照射し、前記穴内に入り込んだトナーを溶
    解する処理と、 前記穴にエアを吹き付け、前記溶解したトナーを飛散さ
    せる処理と、 前記飛散したトナーを外部に排出する処理とを順次行う
    ことを特徴とするイオンカートリッジの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静
    電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記
    録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前
    記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電
    荷を放出するイオンカートリッジの洗浄方法であって、 前記イオンカートリッジに設けられた穴にフラッシュラ
    ンプから光を照射し、前記穴内に入り込んだトナーを溶
    解する処理と、 前記溶解したトナーを吸引する処理とを順次行うことを
    特徴とするイオンカートリッジの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静
    電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記
    録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前
    記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電
    荷を放出するイオンカートリッジを洗浄するイオンカー
    トリッジ洗浄装置であって、 前記イオンカートリッジに設けられた穴に光を照射する
    フラッシュランプと、 前記穴にエアーを吹き付け、前記穴内に入り込み前記フ
    ラッシュランプから照射された光によって溶解したトナ
    ーを飛散させる吹付手段と、 前記飛散したトナーを外部に排出する排気手段とを有す
    ることを特徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載イオンのカートリッジ洗
    浄装置において、 前記フラッシュランプ、前記吹付手段及び前記排気手段
    の動作のタイミングを制御する制御手段を有することを
    特徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。
  5. 【請求項5】 誘電体ドラムに静電潜像を形成し、該静
    電潜像をトナーで顕著化して記録媒体に転写する静電記
    録装置に用いられ、複数の穴を有し、該複数の穴から前
    記誘電体ドラムに前記静電潜像を形成するための高圧電
    荷を放出するイオンカートリッジを洗浄するイオンカー
    トリッジ洗浄装置であって、 前記イオンカートリッジに設けられた穴に光を照射する
    フラッシュランプと、 前記穴内に入り込み前記フラッシュランプから照射され
    た光によって溶解したトナーを吸引する吸引手段とを有
    することを特徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のイオンカートリッジ洗
    浄装置において、 前記フラッシュランプ及び前記吸引手段の動作のタイミ
    ングを制御する制御手段を有することを特徴とするイオ
    ンカートリッジ洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれか1項に記載の
    イオンカートリッジ洗浄装置において、 前記フラッシュランプは、前記イオンカートリッジに設
    けられた複数の穴に対して同時に光を照射することを特
    徴とするイオンカートリッジ洗浄装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6190168A (ja) * 1984-10-09 1986-05-08 Olympus Optical Co Ltd 記録装置
JPH09292806A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Sharp Corp 熱磁気記録方式におけるトナーの除去方法、転写方法およびクリーニング方法ならびにそれらを用いる熱磁気印写装置
JPH10293507A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Ricoh Co Ltd 像形成物質除去装置

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