JP4579324B2 - 外科手術システム - Google Patents

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Description

本発明は、超音波凝固切開装置と高周波焼灼装置とを用いて外科手術を行う外科手術システムに関する。
近年、外科手術において、超音波エネルギを用いて手術対象の生体組織、臓器等を凝固しながら切開の処置を行うことができる超音波凝固切開装置(超音波駆動装置)や、高周波エネルギを生体組織等に流して焼灼を行う高周波焼灼装置(高周波出力装置或いは電気メス装置)が広く用いられるようになっている。
例えば、日本国特開平10−225462号公報の先行例には、超音波凝固切開装置と電気メス装置とを同時に使用する外科手術システムが開示されている。
この先行例は、高周波電力(高周波出力)で処置を行うバイポーラ処置具の1対の電極には、超音波振動子が内蔵され、この超音波振動子は、制御回路により駆動される。
この制御回路は、超音波振動子を超音波駆動させる駆動部と、超音波振動の振幅を検出するための振幅検出部と、この振幅検出部による振幅検出信号の増幅及び処理を行う信号処理部と、装置全体を制御する主制御部とを有する。
そして、電気メス装置を用いて生体組織の凝固止血等の処置を行う際には、バイポーラ処置具の1対の電極間の生体組織が焼灼される過程に伴う生体組織の音響インピーダンスに応じて、主制御部は、高周波出力の通電/遮断を自動制御する。
この場合、音響インピーダンスを超音波振動子からの超音波の振幅により検出し、閾値と比較することにより高周波電力の通電/遮断の自動制御が行われる。
また、この先行例には、以下の作用が記載されている。
電気メス装置を用いて生体組織の凝固止血等の処置を行う際には、バイポーラ処置具の1対の電極間の生体組織が焼灼される過程において、焼灼された部位は硬化し、音響インピーダンスが高くなる。
一方、焼灼開始直前では、生体組織の音響インピーダンスは低い。そのため、この音響インピーダンスを超音波振動子からの超音波の振幅により検出し、閾値と比較することにより高周波電力の通電/遮断の自動制御が行われる。
そして、上記構成により、(処置対象の生体組織の)焼灼状態を音響的にモニタしながら高周波電力の通電/遮断を自動的に制御することにより、処置対象の生体組織(部位)を視認する視認性によらず、安全、確実に処置を実施する旨が記載されている。
この先行例においては、超音波インピーダンスを閾値と比較し、閾値を超えた場合には焼灼の処置が行われたと判断して、通電を遮断する。つまり、この先行例は、焼灼の処置が完了したか否かを超音波インピーダンスを閾値と比較することにより判断するものである。
特開平10−225462号公報
しかしながら、高周波エネルギと超音波エネルギとを同時に生体組織に与えて生体組織を切除等の処置を行う処置の最中においては、より詳細な制御を行うことが望まれる。
具体的には処置を行っている最中において、高周波出力(高周波エネルギ)が大きすぎたり、小さすぎたりする場合が起こり得る。そのような場合、それぞれ適切な高周波出力となるように、出力制御することができると、術者が高周波出力を調整する手間を軽減でき、処置を短時間かつ円滑に行うことが可能となる。しかしながら、先行例は、このような制御を行うものでない。
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、外科手術対象の生体組織に対して切除等の処置を行う最中において、円滑な処置を行い易くする外科手術システムを提供することを目的とする。
本発明の外科手術システムは、超音波トランスジューサにより発生された超音波振動を処置部としての先端部に伝達すると共に、高周波出力信号を前記先端部に伝達する導体部を備えた外科手術具と、
前記超音波トランスジューサを駆動する超音波駆動信号を出力する超音波駆動部と、
前記導体部に高周波出力信号を出力する高周波出力部と、
前記外科手術具に前記超音波駆動信号及び前記高周波出力信号を出力して前記先端部から外科手術対象部位に超音波エネルギ及び高周波エネルギを与えた状態における前記先端部の超音波駆動状態に対応する超音波インピーダンスを検出する検出部と、
前記検出部により検出された超音波インピーダンス値が所定の範囲内にあるか否かを判定する判定部と、
前記高周波出力信号によって前記外科手術具から出力されている高周波出力値と、前記検出部により検出された前記超音波インピーダンス値とにより、予め定められた増加値又は減少値が記憶されたテーブルと、
前記判定部により前記超音波インピーダンス値が所定の範囲から逸脱した判定結果の場合には、前記高周波出力値及び前記超音波インピーダンス値に対応する増加値又は減少値を前記ルックアップテーブルから読み出し、前記高周波出力値を前記対応する増加値だけ増加した高周波出力値、又は前記対応する減少値だけ減少した高周波出力値に制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、外科手術対象の生体組織に対して切除等の処置を行う最中において、円滑な処置を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1から図7を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。本実施形態は、外科手術対象の生体組織を短時間に、かつ円滑に切除する事を可能とする外科手術システムを提供することを目的とする。より具体的には、切除の処置の最中において、高周波出力の調整の手間を軽減する(高周波出力値の制御を行う)ことにより、外科手術対象の生体組織を短時間に、かつ円滑に切除する事を可能とする外科手術システムを提供することを目的とする。
図1は本発明の第1の実施形態の外科手術システム1の全体構成を示す。図1に示すようにこの外科手術システム1は、処置対象の生体組織を切除する等の処置を行う外科処置具としてのハンドピース2を有する。
この外科手術システム1は、ハンドピース2に内蔵された超音波トランスジューサ(図2参照)を駆動する超音波駆動信号を供給する超音波凝固切開装置本体(超音波駆動装置と略記)3と、ハンドピース2に高周波出力(高周波電流)を供給する高周波焼灼装置本体(高周波出力装置と略記)4を有する。
この外科手術システム1は、高周波出力のON/OFFの指示操作を行うフットスイッチ5と、高周波出力のリターン回路を形成するための対極板6とを有する。
ハンドピース2は、術者が把持する把持部7と、この把持部7から前方に突出する軸部8を有し、この軸部8の先端には、切除の処置等を行うためのヘラ状の処置部9が設けられている。
把持部7には、処置部9で処置する際の選択を行う選択スイッチとして、切開選択スイッチ11a、凝固選択スイッチ11bとが設けてある。また、この把持部7には、さらに超音波と高周波出力とを暫定的に出力する操作スイッチ(或いは始動スイッチ)12が設けられている。
ハンドピース2の把持部7の後端側から超音波駆動ケーブル13,ハンドスイッチケーブル14,高周波出力ケーブル15とが延出されており、超音波駆動ケーブル13及びハンドスイッチケーブル14は、その端部のコネクタが超音波駆動装置3に着脱自在に接続される。
高周波出力ケーブル15は、その後端のコネクタが高周波出力装置4に着脱自在に接続される。
この高周波出力装置4には対極板6に接続された対極板ケーブル16の端部のコネクタも着脱自在に接続される。この対極板6は、患者の臀部などに広い面積で接触するように配置される。
なお、図1に示すように超音波駆動装置3と高周波出力装置4とは通信ケーブル17により接続され、双方向の信号の送受を行うことができるようにしている。
また、超音波駆動装置3及び高周波出力装置4は、例えばその前面に各種の操作や表示を行うフロントパネル18,19が設けられている。
なお、フットスイッチ5は、フットスイッチケーブル20により高周波出力装置4と接続される。
図2は、ハンドピース2の内部の構造を示す。ハンドピース2は、把持部7を形成する略円筒形状の主ケース21と、その前端に連結される副ケース22とで収納部が形成される。主ケース21の内部には、超音波駆動ケーブル13と接続された超音波トランスジューサ23が配置されている。
この超音波トランスジューサ23は、複数のリング形状の電歪素子24が、積層状に重ねられ、ボルト25とナット26により締結する如くで固定されている。そして、各面に設けた電極に超音波駆動信号を印加することにより、複数の電歪素子24は、超音波振動する。
この超音波振動は、ボルト25の前端に連結されたホーン27、プローブ28を経てその先端の処置部9に伝達する。
金属製のナット26は、高周波出力ケーブル15の導線が接続される導体部を形成する。そして、このナット26には高周波出力信号が印加されると、その信号は、金属製のボルト25,金属製のプローブ28を経てその先端の処置部9に伝達される。
この場合、処置部9が処置対象の臓器に接触すると、その接触した部分から臓器側に、高周波エネルギとしての高周波出力信号(高周波電流)が流れる。そして、臓器側に流れた高周波出力信号は、リターン路となる対極板6及び対極板ケーブル16を経て高周波出力装置4に戻る。
なお、図2に示すようにプローブ28は、絶縁パイプ29で覆われた金属製のパイプ30内に挿通されている。
また、ハンドスイッチケーブル14内に挿通された複数の信号線は、回路基板31に接続され、この回路基板31に実装され、ゴムカバーで覆われた切開選択スイッチ11a、凝固選択スイッチ11b、操作スイッチ12をそれぞれ形成するスイッチ素子に接続される。そして、ゴムカバー部分を上から押圧することにより、各スイッチ素子をON/OFFすることができる。
図3は図1の詳細な構成を示す。超音波駆動装置3は、例えば正弦波信号を発生する波形生成回路41を内蔵する。波形生成回路41から出力される正弦波信号は、アンプ42で増幅された後、出力トランス43の1次巻線側に印加され、この出力トランス43の2次巻線側の出力端子から超音波駆動信号として、ハンドピース2内の超音波トランスジューサ23に印加される。
超音波駆動信号の振幅、つまり超音波トランスジューサ23の超音波出力は、アンプ42に供給される電圧可変の電源回路44から供給される電源電圧に応じて調整される。この電源回路44の電源電圧、つまり超音波出力と、波形生成回路41の動作は、中央処理装置(CPU)45により制御される。
このCPU45は、フロントパネル18の設定部18a等による設定操作に応じて、電源回路44の出力電圧を可変制御して、設定操作に対応した超音波出力値となるように制御する。フロントパネル18には、CPU45から出力される超音波出力値等の情報を表示する表示部18bが設けられている。
また、アンプ42で増幅された正弦波信号は、検出回路46を構成する電流検出回路46aと電圧検出回路46bとに入力される。また、この正弦波信号は、PLL回路47に入力される。
このPLL回路47は、超音波トランスジューサ23をその超音波トランスジューサ23に対応した共振周波数の超音波駆動信号で駆動させるようにPLL制御する。また、その場合の超音波駆動信号における電圧と電流との位相が同相となるように制御する。このPLL回路47の動作は、CPU45により制御される。
上記電流検出回路46aと電圧検出回路46bは、アンプ42で増幅された正弦波信号を検波して直流(DC)化して実効値に変換する。そして、DC化された電圧及び電流の値は、所定の周期、例えば10ms毎にA/D変換回路48a、48bによりデジタルの電圧及び電流に変換され、CPU45に入力される。
CPU45は、入力された電圧及び電流のDC値を用いて、超音波出力値を算出すると共に、超音波トランスジューサ23を駆動した際の負荷の状態(具体的には処置部9から超音波エネルギを切除対象の生体組織に印加している状態)を含めた超音波出力インピーダンスを算出(検出)する。
つまり、このCPU45は、超音波インピーダンス算出部(或いは検出部)45aの機能を持ち、この超音波インピーダンス算出部45aは、超音波インピーダンスをモニタするモニタ部を形成する。
また、このCPU45は、算出された超音波インピーダンス値がハンドピース2の先端の処置部9による切除の処置状態、具体的には術者が処置部9を所定の速度で移動しながら切開と凝固とにより切除の処置を行う処置状態において、その処置を行うに適した所定の超音波インピーダンス範囲内にあるか否かの判定を行う。つまり、このCPU45は、(超音波インピーダンス範囲)判定部45bの機能を持つ。また、図8で後述するようにこのCPU45は、モード変更(或いは波形変更)45cの機能を有する。
なお、切除の処置状態に適した所定の超音波インピーダンス範囲の情報は、例えばメモリ49内に格納されている。CPU45は、判定を行う場合にはこの情報を参照する。
また、CPU45は、算出された超音波インピーダンス値が切除の処置状態に適した所定の超音波インピーダンス範囲内にあると判定した場合には、高周波出力を変更しないでその高周波出力値を継続させる制御を行う。
これに対して、CPU45は、算出された超音波インピーダンス値が所定の範囲から逸脱していると判定した場合には、高周波出力を(その時点での高周波出力値から)変更する制御を行う。
また、このように高周波出力値を変更する制御を行う場合、CPU45は、判定結果が所定の超音波インピーダンス範囲の境界となる上限値以上か、下限値以下かの判定結果に応じて、切除の処置状態に適した所定の超音波インピーダンス範囲に近づけるように高周波出力値を変更する。
具体的には、判定結果が上限値以上の場合には、切除対象の部位(臓器或いは生体組織)が乾いた状態或いは(超音波処置上で)硬い状態に相当するため、CPU45は、高周波エネルギを増大するように制御して、増大した高周波エネルギによる切開機能を大きくする。なお、高周波エネルギを増大すると、この高周波エネルギの増大による水蒸気の発生量も増大し、超音波インピーダンス値が下がる。
一方、判定結果が下限値以下の場合には、切除対象の部位(臓器或いは生体組織)が、上記とは逆の傾向の状態となる。このため、CPU45は、切開の機能を下げるように高周波出力値を下げるように制御する。
なお、高周波出力値を下げることにより切開した際に、凝固(或いは止血)も十分に行われるようになり、切開と凝固との両機能が切除の処置状態にバランスした適切な状態に近づく。また、この制御を行うことにより、高周波出力値を下げる前に比較して、超音波インピーダンス値は大きくなる。
このように制御することにより、超音波トランスジューサ23から超音波が伝達された処置部9により、切除の処置を行う際の超音波駆動状態に対応する超音波インピーダンス値が、切除の処置状態に適した所定のインピーダンス範囲に移行するように制御ループが形成される。
図3に示すように切開選択スイッチ11a、凝固選択スイッチ11b及び操作スイッチ12のスイッチ操作による指示信号は、CPU45に入力される。そして、CPU45は、指示信号に対応した制御を行う。
例えば、術者が切開選択スイッチ11aをONにすると、CPU45はその操作信号を通信ケーブル17を経て高周波出力装置4のCPU56に送信し、このCPU56を介して切開用の連続波としての正弦波の高周波出力信号を出力させる。
また、術者が凝固選択スイッチ11bをONにすると、CPU45はその操作信号を通信ケーブル17を経て高周波出力装置4のCPU56に送信し、このCPU56を介して凝固用の間欠波形のバースト波の高周波出力信号を出力させる。
また、術者が操作スイッチ12をONすると、CPU45は電源回路44を制御して超音波駆動信号をONにすると共に、通信ケーブル17を経て高周波出力装置4のCPU56を介して高周波出力をONにする。
なお、本実施形態においては、この操作スイッチ12は、選択スイッチとしての切開選択スイッチ11aと凝固選択スイッチ11bの操作前にONされた時には始動スイッチ或いは暫定出力スイッチとして機能する。つまり、この操作スイッチ12が選択スイッチの操作前にONされた場合には、処置用に設定された設定値よりも低い出力値で超音波及び高周波を出力する。
一方、高周波出力装置4は、正弦波及びバースト波を生成するための波形生成回路51を内蔵し、この波形生成回路51から出力される信号は、共振回路52を経てアンプ53に入力される。
アンプ53により増幅された信号は、出力トランス54の1次巻線側に印加され、2次巻線側に焼灼用の高周波出力信号が発生する。
この出力トランス54の2次巻線の一端は、ハンドピース2における導体部を形成するホーン27等に導通する。また、2次巻線の他端は、患者40に広い面積で接触する対極板6と導通する。
また、共振回路52は、電圧可変の電源回路55から電源電圧が供給され、波形生成回路51と電源回路55は、CPU56により制御される。
CPU56は、フロントパネル19の設定部19a等による設定操作に応じて、電源回路55の出力電圧を可変制御して、高周波出力信号の振幅等を調整する。なお、CPU56は、後述するようにバースト波の場合には、バースト波を形成する複数個の正弦波の振幅を変更して、そのクレストファクタを可変制御することもできる。
また、術者により切開選択スイッチ11aがONされた場合には、(その操作信号がCPU45から通信ケーブル17を介して伝達される)CPU56は、波形生成回路51から正弦波を出力させる。また、凝固選択スイッチ11bがONされた場合には、CPU56は波形生成回路51からバースト波を出力させる。
フロントパネル19には、CPU56から出力される出力値等の情報を表示する表示部19bが設けられている。
上記アンプ53で増幅された信号は、検出回路57を構成する電流検出回路57aと電圧検出回路57bとに入力される。
電流検出回路57aと電圧検出回路57bは、アンプ53で増幅された信号を検波して直流(DC)化して実効値に変換する。そして、DC化された電圧及び電流の値は、所定の周期、例えば10ms毎にA/D変換回路58a、58bによりデジタルの電圧及び電流に変換され、CPU56に入力される。
CPU56は、入力された電圧及び電流のDCの値を用いて高周波出力値を算出する。また、CPU56は、高周波出力のインピーダンスも算出する。
また、このCPU56には、フットスイッチ5からのON/OFF信号が入力される。 このような構成における外科手術システム1における患者40の胸部内の例えば肝臓等の臓器61を切除する手順を図4を参照して説明する。
術者は、図1に示すようにハンドピース2を超音波駆動装置3と高周波出力装置4に接続する。
そして、超音波駆動装置3と高周波出力装置4の電源を投入し、図4におけるステップS1に示すように切除の処置を行う場合の超音波及び高周波の出力設定を行う。
そして、図3にその概略を示す患者40の胸部内に挿入したハンドピース2の先端の処置部9を切除対象の臓器61に近づけ、図4のステップS2に示すように処置部9から超音波エネルギと高周波エネルギを暫定的に出力する操作スイッチをONにする。
すると、その操作信号は超音波駆動装置3のCPU45と、このCPU45からさらに高周波出力装置4のCPU56に伝達される。
そして、ステップS3に示すようにCPU56は、微弱な高周波出力をON、例えば10WでONにする(図4中では高周波出力をHF出力と略記)。
また、ステップS4に示すようにCPU45は、超音波(図4中ではUS)をONにする。この場合、超音波の出力値をステップS1の出力値(設定値)の例えば30パーセント程度に設定する。つまり、ステップS3及びS4の処理後の状態においては、ハンドピース2には、その処置部9により実際に切除の処置を行う設定値(出力値)よりも十分に小さい暫定値で駆動される。
その後、ステップS5に示すように高周波出力装置4のCPU56は、高周波インピーダンス(図4中ではHFインピーダンスと略記)の測定の動作を行う。
この場合CPU56は、検出回路57を介して所定の周期で取得した電圧及び電流からその高周波インピーダンスを算出することにより、高周波インピーダンスの測定を行う。 そして、次のステップS6においてCPU56は、算出した高周波インピーダンス値が1kΩ以下か否かを判定することにより、ハンドピース2の先端の処置部9が臓器61に接触しているか否かの判定を行う。高周波インピーダンス値が1kΩより大きい場合には、接触していないと判定して、ステップS6の動作を繰り返す。
一方、CPU56は、高周波インピーダンス値が1kΩ以下と判定した場合にはハンドピース2の先端の処置部9が臓器61に接触していると判定して、次のステップS7に進む。
ステップS5及びS6の処理の代わりに、電流を測定し、その電流値が所定値以上であるか否かにより、ハンドピース2の先端の処置部9が臓器61に接触しているか否かの判定を行うようにしても良い。
ステップS7においてCPU56は、CPU45にステップS6の判定結果を伝える。CPU45は、この判定結果を受けて、超音波出力をステップS1で設定された設定値まで上げる。また、CPU56は、切開モード(連続の正弦波)で高周波出力を設定値まで上げる。
この状態になると、切除対象部位の臓器61に処置部9が接触し、この処置部9から超音波エネルギと高周波エネルギとが同時に臓器61に与えられる状態となる。そして、術者は処置部9を臓器61における切除する部位に接触させて切除の処置(外科手術)を行う。
両エネルギが処置部9から臓器61に与えられ、実際に切除する状態になると、ステップS8においてCPU45は、超音波インピーダンスの測定を開始する。
つまり、両エネルギが処置部9から臓器61に与えられ、切除する状態をモニタするために、超音波トランスジューサ23による超音波駆動状態に対応する超音波インピーダンスの測定(つまりモニタ)を開始する。
具体的には、CPU45は、検出回路46を介して所定の周期(例えば10ms)で取得した電圧及び電流から超音波インピーダンス値を算出する。
そして、次のステップS9においてCPU45は、算出した超音波インピーダンス値(図4ではUSインピーダンス値と略記)が所定の範囲内、例えば200Ω〜800Ω以内、か否かの判定を行う。
CPU45は、算出した超音波インピーダンス値が所定の範囲内と判定した場合には、ステップS10に示すように判定前の出力状態を継続するように制御する。
一方、CPU45は、算出した超音波インピーダンス値が上限値の800Ω以上と判定して場合にはステップS11に示すように、高周波出力を所定量(例えば5W)上げる制御を行い、ステップS9に戻る。
超音波インピーダンス値が上限値の800Ω以上であると、切除対象の臓器61は、乾いた状態、或いは脂肪等を多く含む超音波的に硬い生体組織に相当する。このため、ステップS11に示すように高周波出力を所定量だけ増大し、処置部9による切開する機能を増大する。高周波出力を増大することにより、その高周波エネルギによる切開の機能を大きくする。また高周波焼灼の処置の際の水蒸気の発生量も増大し、処置部9により処置している部位の超音波インピーダス値を下げるように作用する。
従って、処置部9により切除対象の部位を切除している状態が上限値の800Ω以上の超音波インピーダンス値の場合、ステップS9及びS11のループの処理を繰り返すことにより処置部9による切除の処置状態をその処置に適した超音波インピーダンス値に設定できる。
CPU45は、超音波インピーダンス値が下限値の200Ω以下と判定した場合には、ステップS12に示すように、高周波出力を所定量(例えば5W)下げる制御を行い、ステップS9に戻る。
高周波出力を下げると、高周波出力による切開機能を下げるため、切開された部位を十分に凝固し易くする。また、高周波焼灼による水蒸気の発生量も低下し、処置部9により処置している状態での超音波インピーダス値を上げるように作用する。
従って、ステップS9及びS12のループの処理を繰り返すことにより切除の処置を行っている処置部9を、切除対象の部位を凝固しながら切開して移動している切除の処置状態中において、その処置に適した超音波インピーダンス値に設定できる。
上述した動作を行うことにより、術者は切除対象の部位を超音波エネルギ及び高周波エネルギを用いて切除の処置を行う場合、その状態の超音波インピーダンスを所定の周期でモニタして、モニタした超音波インピーダンス値に応じて高周波出力を自動的に増減するフィードバック制御を行うことにより、切除の処置に適した超音波インピーダンス範囲となるように高周波出力を調整する。
そして、処置に適した超音波インピーダンス値に設定してステップS10の処理により、術者は、円滑に切除の処置を行うことができる。
なお、上述した先行例は、音響インピーダンス(超音波インピーダンスに対応)を検出し、閾値と比較することにより高周波出力のON/OFFを行う。その場合、その作用の説明から判断すると、(焼灼された部位は硬化し、音響インピーダンスが高くなるので)検出された音響インピーダンスが閾値を超えた場合には、高周波出力をOFFにする。
換言すると、この先行例は、音響インピーダンスが閾値を超えた場合には焼灼対象部位が焼灼されたと判定して高周波出力をOFFにすることにより、高周波出力を終了するものである。
このため、この先行例は、本実施形態における切除開始から切除終了までの処置部9による切除の処置状態をモニタし、モニタ結果に基づいて切除の処置に適した高周波出力となるように制御するものでない。
これに対して、本実施形態は、外科手術対象の臓器61における切除対象部位を処置部9により凝固しながら切開して、処置部9を一定のスピードで移動する。そして、切除を開始した状態から切除終了までの状態を超音波インピーダンスによりモニタする。
そして、モニタした超音波インピーダンスに基づいて、以下のように高周波出力値を処置に適した高周波出力となるように可変制御する。
検出された超音波インピーダンス値が所定の範囲内にあるか否かを判定し、超音波インピーダンス値が所定の範囲内から逸脱した場合には高周波出力を所定量だけ増減する制御を行う。また、この増減する制御を、超音波インピーダンス値が、切除の処置に適した所定の範囲内に近づく方向に制御すると共に、この制御を所定の周期で繰り返し行う。
この増減する制御は、上記先行例と大きく異なる。つまり、検出された超音波インピーダンス値が所定の範囲の上限値よりも大きいと、高周波出力値を所定量だけ上げるように制御する(高周波出力値をOFFにしない)。
本実施形態は、術者が切除対象の部位を処置部9により切除している最中において、超音波インピーダンスを切除に適した超音波インピーダンス範囲となるように高周波出力を手動調整を行わなくても、周期的に検出された超音波インピーダンス値により切除の処置に適した超音波インピーダンス範囲となるように高周波出力を自動調整する。
従って、術者の特に手術中における高周波出力を調整する手間を省くことができ、切除の外科手術を行う際の操作性を向上できる。また、切除の処置を短時間に、かつ円滑或いは容易に行うことができる。
上述した実施形態においては、高周波出力を切開モードの状態に設定して切除する動作を説明した。これに対して高周波出力を凝固モードの状態に設定して切除する方法を選択することもできる。
この方法の場合には、算出された超音波インピーダンスが所定の範囲から逸脱した場合には、高周波出力値を増減する代わりに、高周波出力信号波形のクレストファクタ(波高率)を増減する制御を行う。
ここで、クレストファクタは、使用する高周波出力信号波形における最大値/実効値である。切開モードの場合には連続の正弦波であり、クレストファクタは、一定値(1.41)である。
これに対して、凝固モードにおいては間欠波形のバースト波が用いられ、その波形例を図5に示す。なお、図5においては、クレストファクタを増大した波形(下側の波形)も示している。このクレストファクタを増大することは、以下に説明する図6中のステップS12′の処理で行う。
図6のフローチャートはこの場合の処理手順を示す。図6の内容は図4と類似しているので、図4と異なる点を説明する。最初のステップS1′の出力設定の処理は、図4のステップS1と同様である。但し、このステップS1′において、処置するモードの設定も行う場合には、凝固モードを選択(設定)する。
そして、図4と同様にステップS2からステップS6まで、同様の処理を行う。ステップS6において、算出された高周波インピーダンス値が1kΩ以下と判定した場合には、ステップS7′に移る。このステップS7′は、ステップS7においては高周波出力を設定値に設定する場合、切開モードで設定されていたのに対し、ステップS7′においては凝固モードで設定される点が異なる。
ステップS7′の後、ステップS8及びステップS9は図4と同様である。そして、図4におけるステップS11とステップS12とが、図6に示すようにステップS11′とステップS12′のようになる。
つまり、算出された超音波インピーダンス値が800Ω以上の場合には、ステップS11′に示すようにCPU45は、クレストファクタ(図6中ではCFと略記)を0.5下げて、ステップS9に戻る。なお、クレストファクタの変更は、CPU45からCPU56にその変更の情報を送信することにより、CPU56を介して行われる。
また、算出された超音波インピーダンス値が200Ω以下の場合には、ステップS12′に示すようにCPU45は、クレストファクタを所定量、例えば0.5上げて、ステップS9に戻る。このステップS12′のクレストファクタを上げた場合の波形例を図5の下側に示している。
クレストファクタを増減する事と高周波出力を増減することは等価でないが、本実施形態における切除する処置の場合には類似した機能を果たす。
このため、図6に示すような方法で処置する場合にも、図4で説明したのと類似したメリットを有する。なお、クレストファクタを増減する代わりに、間欠波形(バースト波)の波数を増減するようにしても良い。
図7は図4及び図6の作用の説明図を示す。図4のステップS7或いは図6のステップS7′のように超音波出力及び高周波出力を設定値の状態に設定し、かつステップS8のようにその状態の超音波インピーダスをモニタした状態でハンドピース2により、切除対象の部位を切除する処置を行う。
その場合、ハンドピース2の先端の処置部9に、切開した組織が焼灼されて貼り付き或いは焦げ付きが発生すると、切除するスピードが低下するために図7のST1に示すように切れ味が低下する場合がある。また、逆に、切開の機能が(凝固に対して)大きすぎると、切れ味が高い状態(この場合には軽い負荷状態)で、凝固の処置が不十分になる可能性がある。
このような状態を超音波インピーダンスをモニタすることにより、図7のST2に示すように、超音波負荷の変化を検出する。
そして、超音波負荷の状態に応じて、図7のST3に示すように高周波出力/クリストファクタの増減制御を行う。なお、間欠波形の場合のクレストファクタの増減制御を実質的に高周波出力の増減制御に含めるように定義しても良い。
このST3の制御を行うことにより、ST3の超音波負荷を適正な範囲に戻すように作用し、ST4に示すように一定のスピードで安定した切除の処置を行うことができる。
このように本実施形態によれば、術者による高周波出力の調整の手間を軽減でき、操作性を向上できる。切除の処置を行う行う最中における高周波出力の調整の手間を軽減する目的を達成する。
また、術者は、高周波出力の調整の手間を掛けないで、切除の処置に適した状態に自動調整を行い、外科手術を短時間に、かつ円滑に行うことが可能となる。
上述した実施形態においては、算出された超音波インピーダンスが所定の範囲から逸脱した場合には、高周波出力を増減するように制御する場合(図4)と、高周波出力信号波形のクレストファクタを増減するように制御する場合(図6)とを説明した。
これに対して、算出された超音波インピーダンスが所定の範囲から逸脱した場合には、高周波出力信号の波形、つまり連続波形と間欠波形(換言すると切開モードと凝固モード)を変更する第1変形例のように制御しても良い。
この制御を行うことを術者は、設定部18aにより、選択する。この場合には、CPU45は、第1の実施形態の機能の他に、さらにモード変更(或いは波形変更)45c(図3参照)の機能を有する。図8は本変形例の処理手順を示す。
図8において、ステップS9までは例えば図4と同じである。そして、ステップS9においてCPU45は、算出した超音波インピーダンス値が所定の範囲内にあると判定した場合には図4の場合と同様にステップS10に進む。
これに対して、ステップS9においてCPU45は、算出した超音波インピーダンス値が上限値の800Ω以上と判定した場合には、負荷が大きい状態であると判定して、ステップS13に示すように現在の高周波出力信号が凝固モードであるか否かを判定する。
そして、凝固モードの場合にはCPU45は、ステップS14に示すように凝固モードから(例えば同じ出力値の)切開モードに変更して、ステップS9に戻る。なお、モードを変更する処理は、CPU45からCPU56にモード変更の情報を送信することにより、CPU56を介して行われる。
一方、凝固モードでない場合、つまり切開モードの場合には、CPU45は、ステップS15に示すように高周波出力を所定値(例えば5W)だけ上げる制御を行い、ステップS9に戻る。
つまり、負荷が大きい状態であると判定した場合には、CPU45は凝固モードから切開モードに変更して高周波出力信号による切開の機能を大きくするか、切開モードの場合にはその高周波出力を増大する。
一方、ステップS9においてCPU45は、算出した超音波インピーダンス値が下限値の200Ω以下と判定した場合には、負荷が小さい状態であると判定して、ステップS16に示すように現在の高周波出力信号が切開モードであるか否かを判定する。
そして、切開モードの場合にはCPU45は、ステップS17に示すように切開モードから(例えば同じ出力値の)凝固モードに変更して、ステップS9に戻る。なお、モードを変更する処理は、CPU45からCPU56にモード変更の情報を送信することにより、CPU56を介して行われる。
一方、切開モードでない場合、つまり凝固モードの場合には、CPU45はステップS18に示すようにクレストファクタを所定値(例えば0.5)だけ下げる制御を行い、ステップS9に戻る。
つまり、負荷が小さい状態であると判定した場合には、CPU45は切開モードから凝固モードに変更して高周波出力信号による切開の機能を小さくするか、凝固モードの場合にはそのクレストファクタを下げる。本変形例は、第1の実施形態と同様のメリットを有する。
次に図9及び図10を参照して第1の実施形態の第2変形例を説明する。上述した説明では算出した超音波インピーダンス値が所定の範囲から逸脱している場合、所定の出力値で増減する制御を行うようにしていた。
本変形例においては、超音波インピーダンス値が所定の範囲から逸脱している場合、予め設定したテーブルに従って、高周波出力の増減制御を行う。また、この場合、実際に使用しているハンドピース2に応じた高周波出力値の出力範囲の制御も行う。
図9は本変形例における予めメモリ49に格納された高周波出力の増減値のルックアップテーブル(LUT)49aの例を示す。なお、図9において、超音波インピーダンス値が200Ω以上(例えば210Ω)から800Ω未満(790Ω)の間では増減値は0であり、その記載を省略している。
また、図10は図9のLUT49aを用いた場合における外科手術方法におけるその処理手順の一部のフローチャートを示す。この場合の処理手順におけるステップS1からステップS8までは図4と同じであるため、その説明を省略する。
図10のステップS8において超音波インピーダンス測定を開始し、次のステップS9において図4の場合と同様にCPU45は算出した超音波インピーダンス値が所定のインピーダンス範囲内か否かの判定を行う。
そして、超音波インピーダンス値が所定のインピーダンス範囲内の場合には、図4の場合と同様にステップS10に進む。
これに対して、ステップS9の判定結果により算出された超音波インピーダンス値が所定のインピーダンス範囲の上限値よりも大きい場合には、ステップS21に示すようにCPU45は、現在の高周波出力値が最大の高周波出力値に達しているか否かを判定する。そして、最大の高周波出力値に達していない場合にはステップS22に示すようにCPU45は、LUT49aを参照して、増加値だけ増加した高周波出力値に設定する。
つまり、CPU45は、現在の高周波出力値及び超音波インピーダンス値のデータの場合における増加すべき高周波出力の増加値を、LUT49aから読み出し、現在の高周波出力値よりも読み出した増加値だけ増加した高周波出力値に設定し、ステップS9に戻る。
一方、最大の高周波出力値に達している場合(図9では70W)には、ステップS23に示すようにCPU45は表示部18bにより、最大の高周波出力値に達している旨を表示し、術者にその情報を告知する。そして、CPU45は、術者による手動の入力指示に従った制御処理を行う。
また、ステップS9の判定結果により算出された超音波インピーダンス値が所定のインピーダンス範囲の下限値よりも小さい場合には、ステップS24に示すようにCPU45は、現在の高周波出力値が最小の高周波出力値に達しているか否かを判定する。
そして、最小の高周波出力値に達していない場合にはステップS25に示すようにCPU45は、LUT49aを参照して、減少値だけ減少した高周波出力値に設定する。
つまり、CPU45は、現在の高周波出力値及び超音波インピーダンス値のデータの場合における減少すべき高周波出力の減少値を、LUT49aから読み出し、現在の高周波出力値よりも減少値だけ減少した高周波出力値に設定して、ステップS9に戻る。
一方、現在の高周波出力値が最小の高周波出力値(図9では0W)に達している場合には、ステップS26に示すようにCPU45はその旨を表示して術者に告知する。そして、CPU45は、術者による手動の入力指示に従った制御処理を行う。
本変形例によれば、高周波出力値の設定値が異なるため、或いは対象部位を含めた超音波インピーダンス値が異なるような場合にも、その状態に応じて予め高周波出力値の増減値を設定しておくことにより、より適切に切除の処置を円滑に行うことができる。
また、LUT49aを書き換え可能な不揮発性メモリとしての例えばフラッシュメモリで形成することにより、蓄積した過去の処置データからより望ましい増減値のテーブルデータに更新するようにしても良い。
なお、本変形例においては、算出された超音波インピーダンス値が所定の範囲から逸脱する場合には、LUT49aに予め格納された高周波出力の増減値を参照して増加或いは減少する値を決定する手段或いは方法を採用しているが、設定部18aなどから術者による設定により増加或いは減少する値を選択或いは決定するようにしても良い。
また、高周波出力信号による処置のモードを、凝固モードに設定した場合にも、算出された超音波インピーダンス値が所定のインピーダンス範囲から逸脱する場合にクレストファクタを増減する増減値を予めテーブルとして用意するようにしても良い。
(第2の実施形態)
次に図11及び図12を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態の目的は、第1の実施形態と同じである。
図11は、本発明の第2の実施形態の外科手術システム1Bの構成を示す。この外科手術システム1Bは、図3の外科手術システム1において、超音波駆動装置3には特性が異なる複数種類における任意の種類のハンドピース2Bが着脱自在に接続される。
各ハンドピース2Bは、図3のハンドピース2において、さらにその種類の情報を発生する種類情報発生手段としての例えば抵抗66を有する。
また、超音波駆動装置3内のCPU45は、その抵抗66の抵抗値、或いはその抵抗66を用いて所定の電圧を分圧した電圧値から、超音波駆動装置3に接続されたハンドピース2Bの種類を識別する。なお、種類情報発生手段としての例えば抵抗66の代わりに、固有のID情報を利用し、そのID情報における種類情報部分を利用しても良い。
また、メモリ49には、ハンドピース2Bの種類に対応した高周波出力の増減表が格納されたLUT49bが格納されている。つまり、LUT49bは、1つの種類の場合のLUT49aを種類分備えたものとなる。
そして、CPU45は、LUT49bから識別した種類のハンドピース2Bに対応した増減値のテーブルを用いて、第1の実施形態の変形例で説明したのと同様の動作を行うことができるようにしている。
例えば図12は第1の実施形態で用いたハンドピース2とは異なる種類のハンドピースを採用した場合のLUT49bの増減値のテーブルの例を示す。このテーブルは、図9のテーブルと比較して、例えば所定の範囲が異なっている。
本実施形態は、ハンドピース2Bの種類が異なる場合にも、そのハンドピース2Bに適した切除の処置を円滑に行うことができる。
また、本実施形態においては、例えばメモリ49内の情報格納部49cには、切除対象の各臓器或いは部位に応じて、その切除を行う場合に適した超音波インピーダンス範囲の情報、例えば超音波インピーダンス範囲の下限値から上限値を含む情報が、各臓器或いは部位と関連付けて予め格納されている。
そして、術者が、設定部18aから切除しようとする臓器或いは部位として、例えば肝臓を選択或いは入力すると、それを受けてCPU45は、その肝臓に関連付けられた超音波インピーダンス範囲の情報を、情報格納部49cから読み出す。
この場合の超音波インピーダンス範囲の情報は、例えばその超音波インピーダンス範囲の下限値が200Ω、上限値が800Ωの情報を含む。
そして、CPU45はその情報を表示部18bに表示し、術者にその情報で処置を行うか否かの確認を求める。術者がOKの確認を行うと、CPU45は、その情報を用いて、高周波出力の制御を行う。
このように本実施形態においては、切除の処置を行おうとする各部位に応じて、各部位の場合に適した超音波インピーダンス範囲の情報が予め格納されているので、切除を行おうとする臓器の超音波特性等が異なる場合にも、適切な処置が行い易くなる。そして術者に対する操作性を向上することができる。
なお、上述した実施形態等を部分的に組み合わせる等して構成される実施形態も本発明に属する。
図1は本発明の第1の実施形態の外科手術システムの全体構成を示す斜視図。 図2はハンドピースの内部構成を示す断面図。 図3は外科手術システムの詳細な構成を示すブロック図。 図4は第1の実施形態による外科手術方法の処理手順を示すフローチャート。 図5は凝固モードの高周波出力信号におけるクレストファクタの値を変更した波形を示す図。 図6は凝固モードの高周波出力信号を用いた外科手術方法の処理手順を示すフローチャート。 図7は図4及び図6の作用の説明図。 図8は第1の実施形態の第1変形例における処理手順の一部を示すフローチャート。 図9は第1の実施形態の第2変形例における高周波出力の増減表を示す図。 図10は図9を用いた外科手術方法の一部を示すフローチャート。 図11は本発明の第2の実施形態の外科手術システムの全体構成を示す斜視図。 図12は第2の実施形態におけるの高周波出力の増減表の1例を示す図。
符号の説明
1、1B…外科手術システム、2…ハンドピース、3…超音波駆動装置、4…高周波出力装置、5…フットスイッチ、8…軸部、9…処置部、23…超音波トランスジューサ、28…プローブ、41…波形生成回路、43…出力トランス、45…CPU、45a…超音波インピーダンス算出部、45b…判定部、46…検出回路、47…PLL回路、51…波形生成回路、52…共振回路、56…CPU、57…検出回路、61…臓器

Claims (6)

  1. 超音波トランスジューサにより発生された超音波振動を処置部としての先端部に伝達すると共に、高周波出力信号を前記先端部に伝達する導体部を備えた外科手術具と、
    前記超音波トランスジューサを駆動する超音波駆動信号を出力する超音波駆動部と、
    前記導体部に高周波出力信号を出力する高周波出力部と、
    前記外科手術具に前記超音波駆動信号及び前記高周波出力信号を出力して前記先端部から外科手術対象部位に超音波エネルギ及び高周波エネルギを与えた状態における前記先端部の超音波駆動状態に対応する超音波インピーダンスを検出する検出部と、
    前記検出部により検出された超音波インピーダンス値が所定の範囲内にあるか否かを判定する判定部と、
    前記高周波出力信号によって前記外科手術具から出力されている高周波出力値と、前記検出部により検出された前記超音波インピーダンス値とにより、予め定められた増加値又は減少値が記憶されたテーブルと、
    前記判定部により前記超音波インピーダンス値が所定の範囲から逸脱した判定結果の場合には、前記高周波出力値及び前記超音波インピーダンス値に対応する増加値又は減少値を前記ルックアップテーブルから読み出し、前記高周波出力値を前記対応する増加値だけ増加した高周波出力値、又は前記対応する減少値だけ減少した高周波出力値に制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする外科手術システム。
  2. 前記判定部は、検出された超音波インピーダンス値が前記所定の範囲の2つの境界値となる下限値から上限値まで間の範囲内にあるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の外科手術システム。
  3. 前記制御部は、前記判定部の判定結果に応じて前記高周波出力値を増加、減少又は増減しない出力継続の制御を所定の周期で繰り返すことを特徴とする請求項1又は2に記載の外科手術システム。
  4. 前記制御部は、前記超音波インピーダンス値が所定の範囲内と判定した判定結果の場合には、前記高周波出力値を維持する制御を行い、前記超音波インピーダンス値が所定の範囲の上限値より大きい判定結果の場合には前記高周波出力値を前記対応する増加値だけ増加する制御を行い、前記超音波インピーダンス値が前記所定の範囲の下限値より小さい判定結果の場合には前記高周波出力値を前記対応する減少値だけ減少する制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つの請求項に記載の外科手術システム
  5. さらに複数の異なる外科手術対象の部位に関連付けて前記所定の範囲の情報を予め格納した情報格納部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つの請求項に記載の外科手術システム。
  6. 前記テーブルは、前記高周波出力値と、前記超音波インピーダンス値とにより、予め定められたクレストファクタの増加値又は減少値を記憶し、
    前記高周波出力信号が間欠波形の場合には、前記制御部は、前記超音波インピーダンス値が所定の範囲から逸脱した判定結果の場合には、前記高周波出力値及び前記超音波インピーダンス値に対応するクレストファクタの増加値又は減少値を前記ルックアップテーブルから読み出し、前記間欠波形のクレストファクタを前記対応するクレストファクタの増加値又は減少値だけ増加又は減少するように変更する制御を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つの請求項に記載の外科手術システム。
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