JP3035442B2 - 外科手術装置 - Google Patents

外科手術装置

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JP3035442B2
JP3035442B2 JP6073002A JP7300294A JP3035442B2 JP 3035442 B2 JP3035442 B2 JP 3035442B2 JP 6073002 A JP6073002 A JP 6073002A JP 7300294 A JP7300294 A JP 7300294A JP 3035442 B2 JP3035442 B2 JP 3035442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は超音波手術装置と高周
波手術装置とを組み合わせた外科手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波手術装置(以下、超音波メス装置
という)と高周波手術装置(以下、電気メス装置とい
う)とを組み合わせた外科手術装置は、例えば特開昭6
0−227748号公報に示すように公知である。
【0003】この外科手術装置は、超音波メス装置と電
気メス装置の機能を併せ持ち、破砕、吸引、切開、止血
および凝固等の手術を同時に実施できるようにしたもの
である。すなわち、超音波発振装置と高周波発振装置と
を備えるとともに、超音波振動子を内蔵したハンドピー
スのメス先電極を超音波メス装置と電気メス装置の共用
とした構造にしている。
【0004】しかしながら、超音波メス装置と電気メス
装置とを組み合わせた外科手術装置は、電気メス装置か
らの高周波処置信号が超音波メス装置の装置内に存在す
る浮遊容量の影響でこの装置内に流れ込み、超音波メス
装置が誤動作したり、あるいは高周波処置信号がこの装
置を介して大地に通って患者に流れ込み、術者の意図し
ない部分で患者が熱傷を起こす危険がある。
【0005】そこで、従来においては、超音波メス装置
のハンドピースに高周波処置信号を供給する構成におい
て、ハンドピースを介して超音波メス装置内に高周波処
置信号が流れ込むことを防止するため、ハンドピースの
超音波振動子内に絶縁板を配置し、これに並列にフィル
タを接続することでこの信号の流入を阻止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超音波
振動子に絶縁板を組み込まなければならないと共に、ハ
ンドピースを用途に応じて複数種類用意した場合、絶縁
板に並列に接続するフィルタも複数種類用意する必要が
ある。
【0007】この発明は前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、超音波メス装置と電気
手術装置とを組み合わせた場合に発生する装置の誤動作
や高周波漏れ電流の増大を防止し、安全性を向上できる
外科手術装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するために、請求項1は、被検体に高周波を当てて
処置する高周波出力を発生する高周波手術装置と、超音
波信号を発生させる超音波発振回路及びこの超音波発振
回路を備えた筺体を有する超音波手術装置と、前記超音
波手術装置の筺体を大地に接地する接地手段と、被検体
に超音波を当てて処置をする先端部を有するとともに、
前記先端部に高周波処置用の高周波出力を供給して前記
被検体に高周波処置をすることが可能なハンドピース
と、前記超音波手術装置の出力する超音波信号を前記ハ
ンドピースに導入する超音波信号伝達手段と、前記高周
波手術装置の出力する高周波出力を前記ハンドピースの
先端に導入する高周波出力伝達手段と、前記超音波発振
回路と前記筺体との間の浮遊容量により前記高周波出力
伝達手段からの高周波周波数が前記筺体に伝導する伝導
現象をキャンセルする、前記超音波発振回路と前記筺体
との間に設けられたキャンセル手段とを具備したことを
特徴とする外科手術装置にある。請求項2は、被検体に
高周波を当てて処置する高周波出力を発生する高周波手
術装置と、超音波信号を発生させる超音波発振回路及び
この超音波発振回路を備えた筺体を有する超音波手術装
置と、前記超音波手術装置の筺体を大地に接地する接地
手段と、前記高周波手術装置の高周波出力を前記超音波
手術装置に供給する高周波出力供給手段と、前記超音波
手術装置に接続され、被検体に超音波を当てて処置をす
る先端部を有する超音波処置用ハンドピースと、前記超
音波手術装置に接続され、前記高周波出力供給手段で供
給された高周波出力を導入して前記被検体に高周波処置
をする高周波処置用ハンドピースと、前記超音波発振回
路と前記筺体との間の浮遊容量により前記高周波出力伝
達手段からの高周波周波数が前記筺体に伝導する伝導現
象をキャンセルする、前記超音波発振回路と前記筺体と
の間に設けられたキャンセル手段とを具備したことを特
徴とする外科手術装置にある。請求項3は、被検体に超
音波を当てて処置する先端部を有する超音波処置用ハン
ドピースに供給する超音波信号を発生する超音波発振回
路及びこの超音波発振回路を備えた筺体を有する超音波
手術装置と、前記超音波手術装置の筺体を大地に接地す
る接地手段と、前記超音波手術装置と共に使用され、高
周波発生部を有する機器の、前記高周波発生部の発生す
る高周波周波数が、前記超音波発振回路と前記筺体との
間の浮遊容量により、前記筺体に伝導する伝導現象をキ
ャンセルする、前記超音波発振回路と前記筺体との間に
設けられたキャンセル手段とを具備したことを特徴とす
る外科手術装置にある。
【0009】高周波手術装置の発生する高周波出力が、
高周波出力伝達手段から超音波手術装置の超音波発振回
路を経由し、さらに超音波発振回路とこの超音波手術装
置の筺体の間の浮遊容量によりこの筺体に伝導し、この
筺体の接地手段より大地に伝わるのを防止する。すなわ
ち、高周波出力がこの浮遊容量により大地に漏れるのを
キャンセル手段によりこの浮遊容量による伝導現象をキ
ャンセルする。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図4は第1の実施例を示し、図1は外科
手術装置の概略的構成図である。1は移動台車であり、
この移動台車1には超音波メス装置2と電気メス装置3
および吸引装置4が搭載されている。超音波メス装置2
と電気メス装置3とは電気メス装置3から超音波メス装
置2に高周波処置信号を入力する信号入力手段としての
接続ケーブル5が接続されている。
【0011】超音波メス装置2には信号伝達手段として
の伝達ケーブル6を介して超音波処置用ハンドピース7
が接続されている。ハンドピース7にはハンドスイッチ
8が設けられ、このハンドスイッチ8がオンされると、
超音波メス装置2を介して電気メス装置3が駆動してハ
ンドピース7に高周波処置信号が入力される。
【0012】超音波メス装置2にはフットスイッチ9が
設けられ、このフットスイッチ9が入力されると、超音
波メス装置2が駆動してハンドピース7に超音波処置信
号が入力される。さらに、電気メス装置3には電気ケー
ブル10を介して対極板11が接続されている。
【0013】図2に示すように、前記超音波メス装置2
の内部には浮遊容量Ccが発生する。この浮遊容量Cc
は、本体12の内部に設置される超音波発振回路13に
より、本体12と超音波発振回路13間の物理的間隔に
発生するもので、通常数10pFから数100pFの値
となり、この値をゼロにするのは不可能に近い。
【0014】通常、電気メス装置3からの高周波処置信
号は、実線aに示す経路にしたがってベッド14上の患
者15の患部A点を通り、対極板11を通って流れる。
ところが、浮遊容量Ccによって高周波処置信号は破線
bで示す経路にしたがって大地を通り、ベッド14を介
して例えば患者15とベッド14との接触点Bなど、大
地に接している部分を通り、対極板11を通って流れる
電流が発生する。これを分流といい、この分流の大きさ
は浮遊容量Ccが大きいほど大きく、したがって意図し
ない接触点Bで熱傷を起こすことになる。
【0015】このように超音波メス装置2と電気メス装
置3とを組み合わせた場合、超音波メス装置2内に存在
する浮遊容量Ccは高周波処置信号が流れることで患者
15に危険な状態が発生する。しかし、この発明の実施
例によれば、超音波メス装置2内に浮遊容量Ccをキャ
ンセルする手段16が設けられている。
【0016】キャンセルする手段16は、図3に示すよ
うに構成されている。すなわち、17はコイルLと、コ
ンデンサCとで構成された並列共振回路である。この並
列共振回路17において、その周波数特性は、図4に示
すように、共振周波数fsで、インピーダンスZは極大
になる。これはコンデンサCに流れる電流Icに対し、
コイルLに流れる電流Il が位相が180゜ずれて大き
さが等しいため互いに打ち消しあって見掛上の電流が流
れないかのような動作をするためである。この原理を利
用して超音波メス装置2内の浮遊容量Ccをキャンセル
する。また、このとき、
【0017】
【数1】 で求められ、この値を高周波処置信号の周波数(例えば
500KHz)に合わせればよい。
【0018】このように、コイルLまたはコイルLとコ
ンデンサCとの組み合わせによって浮遊容量Ccをキャ
ンセルする手段16を構成しており、浮遊容量Ccによ
って発生していた分流を減少させることができる。
【0019】なお、浮遊容量Ccをキャンセルする手段
16は、第1の実施例に限定されず、図5に示す第2の
実施例のように、コイルLとコンデンサC1 を直列に接
続したものと、コンデンサC2 との並列共振回路18で
あってもよい。この並列共振回路18によれば、図6に
示す、周波数特性となり、この場合、高周波処置信号の
周波数と共振周波数f2 を合わせればよい。
【0020】第1の実施例においては、本体12と超音
波発振回路13との間に浮遊容量Ccをキャンセルする
手段16を設けたが、図7の第3の実施例のように、超
音波信号を伝送する伝達ケーブル6と高周波処置信号を
伝送する接続ケーブル5との結合部に設けても同様な効
果が得られる。この場合、結合部と超音波発振回路13
間の浮遊容量Cc19、結合部と本体12との間の浮遊
容量Cc20および本体12と超音波発振回路13との
間の浮遊容量Cc21の合成容量を考慮したキャンセル
手段22の設定を行えばよい。
【0021】このように構成することによって、複数種
類の高周波メス装置を利用する場合、これらの高周波処
置信号の周波数が異なるときにキャンセル手段の素子の
定数を変更せねばならないことに対応するため、図8の
第4の実施例のように、複数のキャンセル手段23a、
23bを設ける一方、接続ケーブル5a,5bにそれぞ
れコネクタ24a,24bを設け、このコネクタ24
a,24bを選択して接続することにより、キャンセル
手段23a、23bを選択することも可能である。
【0022】このように超音波メス装置2に存在する浮
遊容量をキャンセルする手段を設けることによって安全
かつ有益な外科手術装置を提供できる。図9〜図11は
この発明の第5の実施例をで、操作性を向上させ、効率
よくかつ迅速な治療ができる超音波治療装置を示す。
【0023】図9に示す、30はハンドピースであり、
超音波振動子31が内蔵されている。超音波振動子31
はPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)からなる数枚の圧電
素子32とこの各圧電素子32の枚数に対応した個数の
電極33とを重ねている。
【0024】さらに、これらを変成作用(振動増幅作
用)を備えた前部金属ブロック34と後部金属ブロック
35とで挟持しており、圧電素子32、電極33、前部
金属ブロック34および後部金属ブロック35にはその
中心軸部に設けた吸引路36を有するボルト37が挿通
されている。
【0025】ボルト37の前端部は前部金属ブロック3
4に螺合されるねじ部38が形成され、後端部のねじ部
39には後部金属ブロック35がねじ込まれている。し
たがって、前部金属ブロック34と後部金属ブロック3
5との間で圧電素子32、電極33とを強固に締結して
いる。さらに、前記吸引路36は前部金属ブロック34
に亘って形成されている。
【0026】このように構成された超音波振動子31は
外装カバー40によって覆われているとともに、前部金
属ブロック34に対して水密に保つためのOリング41
を備えた固定リング42により外装カバー40に保持固
定されている。さらに、ボルト37の後端に対しても水
密に保つためのOリング43を備えた口金44が外装カ
バー40に保持固定され、ハンドピース30の水密が確
保されている。
【0027】ハンドピース30にはハンドスイッチ45
が設けられているとともに、電極33に接続するコード
46が接続されている。なお、34aは前部金属ブロッ
ク34の先端部に設けられ、プローブ(図示しない)を
装着するための接続部である。
【0028】図10に示す、47は超音波メス装置で、
48は電気メス装置である。超音波メス装置47には超
音波発振回路49と高周波スイッチ回路50を備えてお
り、電気メス装置48には高周波発振回路51を備えて
いる。
【0029】前記コード46には超音波発振回路49か
ら超音波振動子31の電極33に超音波信号を印加する
ための超音波振動子用コード52と、高周波発振回路5
1から超音波振動子31の前部金属ブロック34に高周
波信号を印加するための高周波用コード53およびハン
ドスイッチ45と高周波スイッチ回路50とを接続し、
高周波信号をオン・オフするオン・オフ信号コード54
が内装されている。
【0030】このように構成された超音波治療装置は、
超音波発振回路49から超音波振動子31へ超音波信号
が印加される。したがって、ハンドピース30の接続部
34aに装着されたプローブを超音波振動が伝播し、さ
らにプローブの途中で振動を拡大して先端部に至る。こ
のため、プローブの先端を結石に押し当ててその結石を
破砕したり、組織に押し当てて組織を乳化・切除するこ
とができる。
【0031】このとき、超音波信号のオン・オフはフッ
トスイッチ(図示しない)によって行う。また、超音波
治療時に組織に出血がある場合には、ハンドピース30
のハンドスイッチ45をオンすると、高周波発振回路5
1から超音波振動子31の前部金属ブロック34を介し
てプローブに高周波処置信号が流れ、組織に高周波信号
を印加して止血を行うことができる。
【0032】なお、超音波信号と高周波信号とを切り替
えることなく、同時発振も行うことができ、高周波信号
のモードは凝固と切開モードがハンドスイッチ45によ
って選択できる。
【0033】このように超音波振動子用コード52と高
周波用コード53および高周波オン・オフ信号コード5
4を1つのコード46に束ねることにより、それぞれの
コード52,53,54がばらばらに存在する従来の構
成に比べ、操作性が向上し、効率がよくかつ迅速な治療
ができる。
【0034】さらに、図11に示すように、超音波振動
子用コード52と高周波用コード53を併用することも
可能である。一般に超音波振動子を駆動中に高周波信号
を印加すると、超音波振動子用コードから高周波信号が
超音波発振回路に伝わり、ノイズとして作用し、駆動不
可になったり、設定値以外で駆動される場合がある。
【0035】図12および図13は第6の実施例を示
し、前述のような問題を解消したものである。すなわ
ち、超音波振動子55は基本的には図9および図10と
同一であるが、圧電素子32と電極33とからなる超音
波発振部56と前部金属ブロック34との間および超音
波発振部56と後部金属ブロック35との間には絶縁リ
ング57,57が介在されている。
【0036】このような構成によれば、超音波発振部5
6は、前部金属ブロック34、後部金属ブロック35お
よびボルト37とが電気的に絶縁される。したがって、
超音波振動子55を駆動中に高周波信号を印加しても、
超音波発振回路49へ高周波信号がノイズとして作用す
ることがなく安定した駆動ができる。また、超音波発振
部56と前部金属ブロック34に装着されるプローブと
も電気的に絶縁されているため漏れ電流もなく、患者に
対して安全性が高い。
【0037】図14はこの発明の第7の実施例を示し、
超音波メス装置と電気メス装置とを組み合わせ、さらに
既存の電気メス装置および電気メスハンドピースを利用
できる外科手術装置システムを示すものである。
【0038】58は超音波メス装置で、59は電気メス
装置である。超音波メス装置58には超音波メスハンド
ピース60を接続するコネクタ61、電気メス専用ハン
ドピース62を接続するコネクタ63が設けられてい
る。超音波メス装置58と電気メス装置59とは接続ケ
ーブル64によって接続されている。また、電気メス装
置59には対極板65が設けられ、超音波メス装置58
にはフットスイッチ66が設けられている。
【0039】したがって、超音波メス装置58はフット
スイッチ66によってオン・オフされ、超音波メスハン
ドピース60の先端部が超音波振動し、太い血管や神経
組織を残しつつ、病変部を切除する細い血管が切れた場
合、超音波メスハンドピース60のスイッチ60をオン
することにより、超音波メスハンドピース60の先端部
に高周波信号を流して止血処置できる。また、回腹時等
は超音波メスハンドピース60は使用せず、むしろ電気
メスハンドピース62を用いた止血を伴っての切開を行
う場合には超音波メス装置58に接続された電気メス専
用ハンドピース62を用いて処置できる。
【0040】このように超音波と高周波の併用のハンド
ピースを使用することにより、コードが1本で済み、使
用しやすいとともに、電気メス装置を別途用意する必要
がない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、高周
波手術装置の発生する高周波出力が、高周波出力伝達手
段から超音波手術装置の超音波発振回路を経由し、さら
に超音波発振回路とこの超音波手術装置の筺体の間の浮
遊容量によりこの筺体に伝導し、この筺体の接地手段よ
り大地に伝わるのを防止する。すなわち、高周波出力が
この浮遊容量により大地に漏れるのをキャンセル手段に
よりこの浮遊容量による伝導現象をキャンセルすること
により、超音波メス装置と電気手術装置とを組み合わせ
た場合に発生する装置の誤動作や高周波漏れ電流の増大
を防止し、安全性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す外科手術装置の
構成図。
【図2】同実施例の外科手術状態の概略的構成図。
【図3】同実施例のキャンセル手段としての並列共振回
路図。
【図4】同実施例の周波数特性図。
【図5】この発明の第2の実施例を示す並列共振回路
図。
【図6】同実施例の周波数特性図。
【図7】この発明の第3の実施例を示すキャンセル手段
の回路図。
【図8】この発明の第4の実施例を示すキャンセル手段
の回路図。
【図9】この発明の第5の実施例を示す超音波振動子を
内蔵したハンドピースの縦断側面図。
【図10】同実施例の外科手術装置の回路図。
【図11】同実施例の外科手術装置の回路図。
【図12】同実施例の超音波振動子の縦断側面図。
【図13】この発明の第6の実施例を示す外科手術装置
システムの構成図。
【図14】この発明の第7の実施例を示す外科手術装置
システムの構成図。
【符号の説明】
2…超音波メス装置 3…電気メス装置 5…接続ケーブル(信号入力手段) 6…伝達ケーブル(信号伝達手段) 7…ハンドピース 16…キャンセル手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に高周波を当てて処置する高周波
    出力を発生する高周波手術装置と、 超音波信号を発生させる超音波発振回路及びこの超音波
    発振回路を備えた筺体を有する超音波手術装置と、 前記超音波手術装置の筺体を大地に接地する接地手段
    と、 被検体に超音波を当てて処置をする先端部を有するとと
    もに、前記先端部に高周波処置用の高周波出力を供給し
    て前記被検体に高周波処置をすることが可能なハンドピ
    ースと、 前記超音波手術装置の出力する超音波信号を前記ハンド
    ピースに導入する超音波信号伝達手段と、 前記高周波手術装置の出力する高周波出力を前記ハンド
    ピースの先端に導入する高周波出力伝達手段と、 前記超音波発振回路と前記筺体との間の浮遊容量により
    前記高周波出力伝達手段からの高周波周波数が前記筺体
    に伝導する伝導現象をキャンセルする、前記超音波発振
    回路と前記筺体との間に設けられたキャンセル手段と、 を具備したことを特徴とする外科手術装置。
  2. 【請求項2】 被検体に高周波を当てて処置する高周波
    出力を発生する高周波手術装置と、 超音波信号を発生させる超音波発振回路及びこの超音波
    発振回路を備えた筺体を有する超音波手術装置と、 前記超音波手術装置の筺体を大地に接地する接地手段
    と、 前記高周波手術装置の高周波出力を前記超音波手術装置
    に供給する高周波出力供給手段と、 前記超音波手術装置に接続され、被検体に超音波を当て
    て処置をする先端部を有する超音波処置用ハンドピース
    と、 前記超音波手術装置に接続され、前記高周波出力供給手
    段で供給された高周波出力を導入して前記被検体に高周
    波処置をする高周波処置用ハンドピースと、 前記超音波発振回路と前記筺体との間の浮遊容量により
    前記高周波出力伝達手段からの高周波周波数が前記筺体
    に伝導する伝導現象をキャンセルする、前記超音波発振
    回路と前記筺体との間に設けられたキャンセル手段と、 を具備したことを特徴とする外科手術装置。
  3. 【請求項3】 被検体に超音波を当てて処置する先端部
    を有する超音波処置用ハンドピースに供給する超音波信
    号を発生する超音波発振回路及びこの超音波発振回路を
    備えた筺体を有する超音波手術装置と、 前記超音波手術装置の筺体を大地に接地する接地手段
    と、 前記超音波手術装置と共に使用され、高周波発生部を有
    する機器の、前記高周波発生部の発生する高周波周波数
    が、前記超音波発振回路と前記筺体との間の浮遊容量に
    より、前記筺体に伝導する伝導現象をキャンセルする、
    前記超音波発振回路と前記筺体との間に設けられたキャ
    ンセル手段と、 を具備したことを特徴とする外科手術装置。
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