JP4579285B2 - 緩衝キャスター - Google Patents
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Description
この緩衝キャスター101は、図10に示すように車体側に連結されるフォーク102とフォーク102に回動可能に連結されるアーム103と、アーム103に回転可能に連結される車輪105と、アーム103の回動に伴って伸縮する油圧ダンパ104を備える。
車輪105が外力を受けるとアーム103が回動するが、ダンパ104により衝撃が吸収されるようになっている。
また、ダンパ104を取り付けることによって緩衝キャスター101の重量が重くなるという問題もあった。
揺動規制手段は、フォーク部が揺動する際、棒体の一部が曲げられている曲部がブラケット部と当接することによって、フォーク部の過度の揺動を制限するとともに、この緩衝キャスターを取り付けた台車に荷物を載せた状態で曲部がブラケットと接触している場合は、緩衝キャスターの許容荷重の超過を示す揺動規制手段が設けられている。
また、中間部は曲げられていることにより塑性変形しており、フォーク部が揺動すると弾性変形するようになっている。この中間部の弾性により、衝撃を和らげることができる。
したがって、簡素化された構造でフォーク部の揺動規制を実現することができる。
したがって、車輪が外力を受ける場合や、台車に載せている荷物の重さが緩衝キャスターの許容荷重を超えている場合を除けば、係止ピン又は係止ロッドは長孔に上端に位置することによって車輪の下端からブラケット部までの距離が一定となり、緩衝キャスターの高さを一定にすることができる。
また、この緩衝キャスターを取り付けた台車に荷物を載せた状態で、係止ピン又は係止ロッドが長孔の下端と接触している場合は、緩衝キャスターの許容荷重を超えていることを示す。したがって、台車に荷物を載せて使用する際に、緩衝キャスターの許容荷重を超えているかどうか目視で判断することができる。
また、中間部は曲げられていることにより塑性変形しており、フォーク部が揺動すると弾性変形するようになっている。この中間部の弾性により、衝撃を和らげることができる。
また、この緩衝キャスターを取り付けた台車に荷物を載せた状態で、曲部がブラケット部と当接している場合は、緩衝キャスターの許容荷重を超えていることを示す。したがって、台車に荷物を載せて使用する際に、緩衝キャスターの許容荷重を超えているかどうか目視で判断することができる。
また、中間部は曲げられていることにより塑性変形しており、フォーク部が揺動すると弾性変形するようになっている。この中間部の弾性により、衝撃を和らげることができる。
図1は、本発明の第一実施形態である緩衝キャスターを前方から見た斜視図であり、このような緩衝キャスター1は台車等の車体(図示せず)に取り付けられる。
図2は、図1の緩衝キャスター1を後方から見た斜視図である、車輪5及び車軸6が取り外された状態を示す。
図3は板体を塑性加工する前のブラケット部2、フォーク部3及び中間部4の平面図である。
なお、本発明ではブラケット部2、フォーク部3及び中間部4が一枚の板体から一体に形成されているため、それぞれの境界が分かりにくい。
そこで、説明の便宜上図1、図2及び図3にそれらの境界を破線及び一点鎖線で示す。
この一枚の板体を塑性加工することにより、図2に示す形状にする。
ブラケット部2がボルト24の軸回りに旋回することにより、車輪5が車体の進行方向に向くようになっている。
一対の垂下片22には、車軸方向に対向する位置に係止孔23がそれぞれ形成されている。
また、係止孔23は緩衝キャスター1の旋回軸であるボルト24の略下方に位置する。
これにより、フォーク部3の揺動によって、装着した車輪5が後述する係止ロッド7と干渉が生じない位置関係にある。
図3において二股に分かれた先部であるフォーク部3の面を互いに対面させるように塑性加工することによって、図2のフォーク部3が形成される。
中間部4は弾性を有し、フォーク部3がブラケット部2に対して揺動自在に支持されている。
本実施形態では、中間部4は湾曲するように曲げられているが、中間部が弾性を有するならば折り曲げられてもよい。
本実施形態では係止ロッド7を使用しているが、これに限られることなく、例えば係止ピンを使用してもよい。
一本の係止ロッドが2個の係止孔23及び2個の長孔32に貫通されているので、ブラケット部2に対してフォーク部3が過度に捻じれることを防止できる。
中間部4が塑性変形した状態から、さらに中間部4を曲げて弾性変形させて係止孔23に長孔32を完全に重合させた状態で一本の係止ロッド7を係止孔23及び長孔32に貫通させる。
中間部4が弾性変形していることにより、フォーク部3は常に下方に付勢されている。
このとき係止ロッド7は長孔32に上端に位置するようになっているので、フォーク部3は付勢された状態で係止されている。
したがって、車輪5が外力を受ける場合や、台車に載せている荷物の重さが緩衝キャスター1の許容荷重を超えている場合を除けば、係止ロッド7は長孔32に上端に位置することによって車輪5の下端からブラケット部2までの距離が一定となり、緩衝キャスター1の高さを一定にすることができる。
長孔32には一本の係止ロッド7が貫通しているので、係止ロッド7は相対的に長孔32に沿って動くように見える。
係止ロッド7は、長孔32の上端から下端までの範囲でしか動くことができないので、フォーク部3の過度の揺動を制限することができる。
したがって、台車に荷物を載せて使用する際に、緩衝キャスター1の許容荷重を超えているかどうか目視で判断することができる。
緩衝キャスター11は、一本の棒体12の中央を曲げて略車輪幅の間隔の並行線体を形成し、この並行線体のまま曲げた棒体を利用したものである。
緩衝キャスター11は、取付部41と取付部41を介して旋回部に取り付けられた並行線体の一方の端部側13とをブラケット部とし、このブラケット部の略下方の位置において、軸支板42と並行線体のまま曲げた中間部14を経て軸支板42を介して車輪16の車軸6を軸支する並行線体の他方の端部側とをフォーク部とする。
ブラケット部とフォーク部との間にある曲げた並行線体の中間部14が弾性を有することによってフォーク部がブラケット部に対して揺動自在に支持されている。
一方の端部側13には取付部41が固定されている。
取付部41の天板には旋回部であるベアリングが当接しており、取付部41とベアリングはボルト24及びナット26で締結されている。
ブラケット部がボルト24の軸回りに旋回することにより、車輪16が車体の進行方向に向くようになっている。
軸支板42には、車輪16の車軸を貫通させるための貫通孔が形成されている。
中間部14は弾性を有し、フォーク部がブラケット部に対して揺動自在に支持されている。
本実施形態では、中間部14は湾曲するように曲げられているが、中間部が弾性を有するならば折り曲げられてもよい。
なお、図4に示す緩衝キャスター11と同一の符号で示されているものの説明は省略する。
図6に示すように、鑑賞キャスター11aでは、これら棒体12の他方の端部側15が車輪16の幅方向に架け渡された架け渡し部17によって接続されている。
棒体12の他方の端部側15の先端が架け渡し部17によって接続されていることによって、両フォーク部がそれぞれ捻じれることを防止できる。
この曲部18はブラケット部の略下方に位置している。
この曲部18はブラケット部の略下方に位置している。
さらに、これら棒体12の他方の端部側15が車輪16の幅方向に架け渡された架け渡し部17によって接続されている。
棒体12の他方の端部側15の先端が架け渡し部17によって接続されていることによって、両フォーク部がそれぞれ捻じれることを防止できる。
これにより、ブラケット部と車輪16が接触して車輪16の回転が妨げられること防止できる。
したがって、台車に荷物を載せて使用する際に、緩衝キャスター11b、11c及び11dの許容荷重を超えているかどうか目視で判断することができる。
この場合、棒体12の中央を曲げた部分側がフォーク部を構成し、棒体12の中央を曲げた部分の反対側がブラケット部を構成する。
2 ブラケット部
3 フォーク部
4 中間部
5 車輪
6 車軸
7 係止ロッド
11、11a、11b、11c、11d 緩衝キャスター
12 棒体
13 一方の端部側
14 中間部
15 他方の端部側
16 車輪
17 架け渡し部
18 曲部
21 天板
22 垂下片
23 係止孔
24 ボルト
25 ベアリング
26 ナット
31 舌状部
32 長孔
33 貫通孔
41 取付部
42 軸支板
101 緩衝キャスター
102 フォーク
103 アーム
104 ダンパ
105 車輪
Claims (6)
- 適宜幅を有し先部が二股に分かれた一枚の板体を曲げたものを利用した緩衝キャスターであって、
一枚の板体は、基部がブラケット部となっており、中間部を曲げて二股に分かれた先部をブラケット部の略下方に位置させると共に、二股に分かれた先部を互いに対面させてフォーク部が形成され、曲げた中間部が弾性を有することによって、フォーク部がブラケット部に対して揺動自在に支持されるようになっており、
ブラケット部は、そのまま又は取付部を介して旋回部に取り付けられ、
フォーク部は、ブラケット部の略下方の位置において、曲げた中間部を経て車輪の車軸をそのまま又は軸支板を介して軸支し、
ブラケット部に下方向に形成された垂下片に係止孔が形成され、フォーク部に前記係止孔に重合する長孔が形成され、この両孔に係止ピンを挿入してなり、フォーク部の揺動幅を規制するための揺動規制手段が設けられていることを特徴とする緩衝キャスター。 - ブラケット部の係止孔及びフォーク部の長孔は、車軸方向に対向する位置にそれぞれ形成され、これ等の係止孔及び長孔に係止ピンの代わりに一本の係止ロッドが貫通していることを特徴とする請求項1に記載の緩衝キャスター。
- フォーク部は下方に付勢された状態で係止され、係止ピン又は係止ロッドが長孔の上端に位置するようになっており、
この緩衝キャスターを取り付けた台車に荷物を載せた状態で係止ピン又は係止ロッドが長孔の下端と接触している場合は、緩衝キャスターの許容荷重の超過を示すことを特徴とする請求項1又は2に記載の緩衝キャスター。 - ブラケット部の係止孔はキャスターの旋回軸の略下方に位置し、フォーク部の揺動によって装着した車輪が係止ロッドと干渉することを防止する位置関係にあることを特徴とする請求項3に記載の緩衝キャスター。
- 一本の棒体を曲げたものを利用した緩衝キャスターであって、
一本の棒体は、そのまま又は取付部を介して旋回部に取り付けられるブラケット部が形成され、このブラケット部の略下方の位置において、曲げた中間部を経て車輪の車軸をそのまま又は軸支板を介して軸支するフォーク部が対向して形成され、ブラケット部とフォーク部との間にある曲げた中間部が弾性を有することによってフォーク部がブラケット部に対して揺動自在に支持されるようになっており、
揺動規制手段は、フォーク部が揺動する際、棒体の一部が曲げられている曲部がブラケット部と当接することによって、フォーク部の過度の揺動を制限するとともに、この緩衝キャスターを取り付けた台車に荷物を載せた状態で曲部がブラケットと接触している場合は、緩衝キャスターの許容荷重の超過を示す揺動規制手段が設けられていることを特徴とする緩衝キャスター。 - 一本の棒体の中央部を曲げて略車輪幅の間隔の並行線体を形成し、この並行線体のまま曲げた棒体を利用した緩衝キャスターであって、
取付部と取付部を介して旋回部に取り付けられた並行線体の一方の端部側とをブラケット部とし、
ブラケット部の略下方の位置において、軸支板と並行線体のまま曲げた中間部を経て軸支板を介して車輪の車軸を軸支する並行線体の他方の端部側とをフォーク部とし、
ブラケット部とフォーク部との間にある曲げた並行線体の中間部が弾性を有することによって、フォーク部がブラケット部に対して揺動自在に支持されるようになっており、
揺動規制手段は、フォーク部が揺動する際、棒体の一部が曲げられている曲部がブラケット部と当接することによって、フォーク部の過度の揺動を制限するとともに、この緩衝キャスターを取り付けた台車に荷物を載せた状態で曲部がブラケットと接触している場合は、緩衝キャスターの許容荷重の超過を示す揺動規制手段が設けられていることを特徴とする緩衝キャスター。
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