JPH11180104A - キャスター - Google Patents
キャスターInfo
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- JPH11180104A JPH11180104A JP35453497A JP35453497A JPH11180104A JP H11180104 A JPH11180104 A JP H11180104A JP 35453497 A JP35453497 A JP 35453497A JP 35453497 A JP35453497 A JP 35453497A JP H11180104 A JPH11180104 A JP H11180104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caster
- rotating roller
- frame
- roller
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/002—Chair or stool bases
- A47C7/006—Chair or stool bases with castors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/002—Chair or stool bases
- A47C7/004—Chair or stool bases for chairs or stools with central column, e.g. office chairs
Landscapes
- Legs For Furniture In General (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 物品に加わる外部荷重に応じて、また床面の
損傷が抑制される状態で、物品を定位置に安定させるこ
とができ、外部荷重の除去によって物品を容易に移動さ
せることができるキャスターを提供する。 【解決手段】 キャスターフレーム1と、フレーム1に
回転ローラ支持アーム2を介して相対的に昇降可能に設
けられた一定幅Wを有する回転ローラ3と、回転ローラ
3に下方突出力を付与する巻きバネ5とを備えており、
フレーム1は床面に面接触状に当たり座るための座り部
4を有しており、巻きバネ5は、キャスターに上方から
加わる荷重が該物品の自重による所定値以下のときは回
転ローラ3をフレーム1に対し相対的に下方へ突出させ
るが、キャスターに上方から加わる荷重が前記所定値を
超えるときはフレーム1が回転ローラ3に対し相対的に
下降して座り部4で床面FLに当たり座ることを許す。
損傷が抑制される状態で、物品を定位置に安定させるこ
とができ、外部荷重の除去によって物品を容易に移動さ
せることができるキャスターを提供する。 【解決手段】 キャスターフレーム1と、フレーム1に
回転ローラ支持アーム2を介して相対的に昇降可能に設
けられた一定幅Wを有する回転ローラ3と、回転ローラ
3に下方突出力を付与する巻きバネ5とを備えており、
フレーム1は床面に面接触状に当たり座るための座り部
4を有しており、巻きバネ5は、キャスターに上方から
加わる荷重が該物品の自重による所定値以下のときは回
転ローラ3をフレーム1に対し相対的に下方へ突出させ
るが、キャスターに上方から加わる荷重が前記所定値を
超えるときはフレーム1が回転ローラ3に対し相対的に
下降して座り部4で床面FLに当たり座ることを許す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子、スツール、
飾り物の置き台等の脚部、下端部等に取り付けて用いる
ことができるキャスターに関する。
飾り物の置き台等の脚部、下端部等に取り付けて用いる
ことができるキャスターに関する。
【0002】
【従来の技術】椅子その他の物品のなかには、人の動作
(例えば椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりする
動作)に応じて動かしたり、位置変えしたり、搬送した
りするために該椅子その他の物品の脚部などにいわゆる
キャスターを取り付けることがある。
(例えば椅子に座ったり、椅子から立ち上がったりする
動作)に応じて動かしたり、位置変えしたり、搬送した
りするために該椅子その他の物品の脚部などにいわゆる
キャスターを取り付けることがある。
【0003】このようなキャスターは、これまで種々の
ものが提案され、使用されてきたのであるが、それらは
通常、床面に接して転動できる回転輪を備えており、該
回転輪の部分で椅子その他の物品の荷重や、該物品に加
わる外部荷重(例えば椅子の場合であれば該椅子に座る
人の体重)を支持する。事務用、会議用等の椅子その他
であって、通常の使用では定位置に設置しておけばよい
ものについては、かかるキャスターではなく、定位置に
安定する足部材等が設けられることもある。
ものが提案され、使用されてきたのであるが、それらは
通常、床面に接して転動できる回転輪を備えており、該
回転輪の部分で椅子その他の物品の荷重や、該物品に加
わる外部荷重(例えば椅子の場合であれば該椅子に座る
人の体重)を支持する。事務用、会議用等の椅子その他
であって、通常の使用では定位置に設置しておけばよい
ものについては、かかるキャスターではなく、定位置に
安定する足部材等が設けられることもある。
【0004】また、家庭用の椅子等であって、かかるキ
ャスターが設けられていないけれども人の動作に応じて
動かしたり、掃除のために動かしたりする物品について
は、該物品の脚部の下面のように床に接する面にフエル
トや平滑性合成樹脂片等の滑り部材が両面接着テープ等
の接着手段で貼着されることもある。さらに、例えば椅
子に適用されるキャスターであって、椅子に人が座ると
その重さで引っ込み、人が椅子から離れると下方へ突出
する球体を備えたボールキャスターも提案されている。
ャスターが設けられていないけれども人の動作に応じて
動かしたり、掃除のために動かしたりする物品について
は、該物品の脚部の下面のように床に接する面にフエル
トや平滑性合成樹脂片等の滑り部材が両面接着テープ等
の接着手段で貼着されることもある。さらに、例えば椅
子に適用されるキャスターであって、椅子に人が座ると
その重さで引っ込み、人が椅子から離れると下方へ突出
する球体を備えたボールキャスターも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記通
常のキャスターを設けた物品は、移動には便利である
が、定位置に安定させて使用したいとき、例えば机、テ
ーブル等の前に置かれて人が座っている椅子、飾り物を
載置して所定位置に置かれた置き台等についてその位置
に安定させておきたいきときには、キャスターが設けら
れているが故に位置が定まり難く、不安定になり、かえ
って使いづらいことがある。
常のキャスターを設けた物品は、移動には便利である
が、定位置に安定させて使用したいとき、例えば机、テ
ーブル等の前に置かれて人が座っている椅子、飾り物を
載置して所定位置に置かれた置き台等についてその位置
に安定させておきたいきときには、キャスターが設けら
れているが故に位置が定まり難く、不安定になり、かえ
って使いづらいことがある。
【0006】また、一般家庭や事務所等において高い位
置に対し物品を収納したり、その位置から物品を取り出
したりするときに、椅子の上に人が乗ってこれを行うこ
とがしばしばあるが、そのとき椅子にキャスターが設け
られていたのでは、椅子位置が不安定になり、作業が困
難になる。さらに人の体重等の外部荷重が加わったまま
物品の移動を許してしまうので、床面が傷付くこともあ
る。
置に対し物品を収納したり、その位置から物品を取り出
したりするときに、椅子の上に人が乗ってこれを行うこ
とがしばしばあるが、そのとき椅子にキャスターが設け
られていたのでは、椅子位置が不安定になり、作業が困
難になる。さらに人の体重等の外部荷重が加わったまま
物品の移動を許してしまうので、床面が傷付くこともあ
る。
【0007】事務用、会議用等の椅子その他であって、
キャスターではなく、定位置に安定する足部材等が設け
られているものは、安定設置には都合がよいが、これら
を移動させる必要が生じた場合、それをたやすく行い難
い。敢えて移動させれば床面上を引きずることがあり、
そのため床面が傷つくことがある。家庭用の椅子等であ
って床に接する面にフエルト等の滑り部材が両面接着テ
ープ等の接着手段で貼着されるときには、該滑り部材を
貼着したばかりのときはよいが、該椅子等を移動させる
ときそれらを引きずって移動させることが多いから、短
期間の使用で滑り部材が剥がれてしまいやすい。
キャスターではなく、定位置に安定する足部材等が設け
られているものは、安定設置には都合がよいが、これら
を移動させる必要が生じた場合、それをたやすく行い難
い。敢えて移動させれば床面上を引きずることがあり、
そのため床面が傷つくことがある。家庭用の椅子等であ
って床に接する面にフエルト等の滑り部材が両面接着テ
ープ等の接着手段で貼着されるときには、該滑り部材を
貼着したばかりのときはよいが、該椅子等を移動させる
ときそれらを引きずって移動させることが多いから、短
期間の使用で滑り部材が剥がれてしまいやすい。
【0008】前記ボールキャスタを採用した椅子等で
は、該キャスターにおける球体が点接触的に床面に当接
するので、床面の局所に集中荷重が加わり、床面が傷つ
き易い。そこで本発明は、外部荷重が加えられたり、除
去されたりする物品、例えば椅子等の家具であって人の
体重、飾り物、その他の物の重量が加わったり、除去さ
れたりする家具などに取り付けて用いることができ、該
物品に加わる外部荷重に応じて該物品を簡単に、また床
面の損傷が抑制される状態で、定位置に安定させること
ができ、該外部荷重の除去によって該物品を床面の損傷
が抑制される状態で容易に移動させることができ、長期
にわたり使用できるキャスターを提供することを課題と
する。
は、該キャスターにおける球体が点接触的に床面に当接
するので、床面の局所に集中荷重が加わり、床面が傷つ
き易い。そこで本発明は、外部荷重が加えられたり、除
去されたりする物品、例えば椅子等の家具であって人の
体重、飾り物、その他の物の重量が加わったり、除去さ
れたりする家具などに取り付けて用いることができ、該
物品に加わる外部荷重に応じて該物品を簡単に、また床
面の損傷が抑制される状態で、定位置に安定させること
ができ、該外部荷重の除去によって該物品を床面の損傷
が抑制される状態で容易に移動させることができ、長期
にわたり使用できるキャスターを提供することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、物品移動のためのキャスターであり、キャス
ターフレームと、該キャスターフレームに回転可能に且
つ該フレームに対し相対的に昇降可能に設けられた一定
の幅を有する回転ローラと、該回転ローラが前記キャス
ターフレームから下方へ突出するように該回転ローラに
下方突出力を付与する弾性体とを備えており、前記キャ
スターフレームは床面に面接触状に当たり座るための座
り部を有しており、前記弾性体は、前記物品と接続状態
におかれたキャスターに上方から加わる荷重が該物品の
自重に起因する荷重以上の所定値までのときは前記回転
ローラをキャスターフレームに対し相対的に下方へ突出
させるが、キャスターに上方から加わる荷重が前記所定
値を超えるときは前記回転ローラが該キャスターフレー
ムに対し相対的に上昇するとともに該キャスターフレー
ムが該回転ローラに対し相対的に下降して前記座り部で
床面に当たり座ることを許すものであることを特徴とす
るキャスターを提供する。
するため、物品移動のためのキャスターであり、キャス
ターフレームと、該キャスターフレームに回転可能に且
つ該フレームに対し相対的に昇降可能に設けられた一定
の幅を有する回転ローラと、該回転ローラが前記キャス
ターフレームから下方へ突出するように該回転ローラに
下方突出力を付与する弾性体とを備えており、前記キャ
スターフレームは床面に面接触状に当たり座るための座
り部を有しており、前記弾性体は、前記物品と接続状態
におかれたキャスターに上方から加わる荷重が該物品の
自重に起因する荷重以上の所定値までのときは前記回転
ローラをキャスターフレームに対し相対的に下方へ突出
させるが、キャスターに上方から加わる荷重が前記所定
値を超えるときは前記回転ローラが該キャスターフレー
ムに対し相対的に上昇するとともに該キャスターフレー
ムが該回転ローラに対し相対的に下降して前記座り部で
床面に当たり座ることを許すものであることを特徴とす
るキャスターを提供する。
【0010】ここで「床面」は、木材、合成樹脂板、石
材等からなる床面のほか、それらの上に敷設された敷物
からなる床面のどちらをも含む。また、前記座り部の床
面への面接触状の当たり座り状態には、面接触の他、一
点での負荷が小さくなる多数点による接触や、面接触と
多数点接触との組み合わせによる座り状態等も含まれ
る。
材等からなる床面のほか、それらの上に敷設された敷物
からなる床面のどちらをも含む。また、前記座り部の床
面への面接触状の当たり座り状態には、面接触の他、一
点での負荷が小さくなる多数点による接触や、面接触と
多数点接触との組み合わせによる座り状態等も含まれ
る。
【0011】前記キャスターに加わる荷重に関する前記
所定値は、物品の用途等に応じて決定することができ
る。例えば物品が椅子であれば、その椅子の自重と、そ
れに座る人の体重、さらには椅子に取り付けるキャスタ
ー数による各キャスターへの荷重の分散を考慮して決定
すればよい。本発明に係るキャスターは、そのキャスタ
ーフレームの部分で物品の脚部等に接続される。この接
続は物品とは別途形成したキャスターフレームを物品に
連結することで行われても、物品の一部をキャスターフ
レームに形成しておく等により物品と一体的に形成され
ることでなされてもよい。また、キャスターの方向を所
定角度で、或いは自在に変更できる軸受け装置を介して
接続されてもよい。
所定値は、物品の用途等に応じて決定することができ
る。例えば物品が椅子であれば、その椅子の自重と、そ
れに座る人の体重、さらには椅子に取り付けるキャスタ
ー数による各キャスターへの荷重の分散を考慮して決定
すればよい。本発明に係るキャスターは、そのキャスタ
ーフレームの部分で物品の脚部等に接続される。この接
続は物品とは別途形成したキャスターフレームを物品に
連結することで行われても、物品の一部をキャスターフ
レームに形成しておく等により物品と一体的に形成され
ることでなされてもよい。また、キャスターの方向を所
定角度で、或いは自在に変更できる軸受け装置を介して
接続されてもよい。
【0012】このようにしてキャスターが物品に接続さ
れた状態において、キャスターに物品自重に起因する荷
重以上の所定値までの荷重が加わるだけのときは、前記
弾性体が回転ローラに与える突出力により該回転ローラ
がキャスターフレームに対し相対的に下降突出して床面
に接触する。この状態では、該回転ローラを利用して物
品を容易に移動させることができる。回転ローラはボー
ルと異なり一定の幅を有しているので、平滑な床面上は
勿論のこと、その上に敷物があるときでも該敷物上で円
滑に物品を移動させることができる。従ってまた、該平
滑な床面や敷物の損傷を抑制できる。キャスター自身の
損傷も抑制される。
れた状態において、キャスターに物品自重に起因する荷
重以上の所定値までの荷重が加わるだけのときは、前記
弾性体が回転ローラに与える突出力により該回転ローラ
がキャスターフレームに対し相対的に下降突出して床面
に接触する。この状態では、該回転ローラを利用して物
品を容易に移動させることができる。回転ローラはボー
ルと異なり一定の幅を有しているので、平滑な床面上は
勿論のこと、その上に敷物があるときでも該敷物上で円
滑に物品を移動させることができる。従ってまた、該平
滑な床面や敷物の損傷を抑制できる。キャスター自身の
損傷も抑制される。
【0013】一方、物品に大きい外部荷重が加えられて
キャスターに前記所定値を超える荷重が加わってくる
と、キャスターフレームが前記弾性体の弾力に抗して回
転ローラに対し相対的に下降するとともに回転ローラが
該キャスターフレームに対し相対的に上昇し、かくして
キャスターフレームの座り部が床面に面接触状に当たり
座る。これにより物品はその位置に安定する。座り部は
床面に面接触状に当たり座るので、床面の損傷も抑制さ
れる。
キャスターに前記所定値を超える荷重が加わってくる
と、キャスターフレームが前記弾性体の弾力に抗して回
転ローラに対し相対的に下降するとともに回転ローラが
該キャスターフレームに対し相対的に上昇し、かくして
キャスターフレームの座り部が床面に面接触状に当たり
座る。これにより物品はその位置に安定する。座り部は
床面に面接触状に当たり座るので、床面の損傷も抑制さ
れる。
【0014】このことを、キャスターを椅子に設けた場
合を例にとって説明すると、前記弾性体として適当な強
さのものを選択採用しておくことで、キャスターに椅子
自重に起因する荷重以上の所定値までの荷重が加わるだ
けのときは(換言すれば人が座っていないようなとき
は)、該弾性体が回転ローラに与える突出力により該回
転ローラがキャスターフレームに対し相対的に下降突出
して床面に接触する。この状態では、該回転ローラを利
用して椅子を容易に、且つ、床面の損傷が抑制される状
態で移動させることができる。従って、人が椅子を机、
テーブルの近傍等の所望の位置に移動させて座ろうとす
るときや、椅子に座っている状態から立ち上がり、離れ
るときに椅子を机、テーブル等から後退移動させるとき
には、床面の損傷が抑制される状態で椅子を容易に移動
させることができる。
合を例にとって説明すると、前記弾性体として適当な強
さのものを選択採用しておくことで、キャスターに椅子
自重に起因する荷重以上の所定値までの荷重が加わるだ
けのときは(換言すれば人が座っていないようなとき
は)、該弾性体が回転ローラに与える突出力により該回
転ローラがキャスターフレームに対し相対的に下降突出
して床面に接触する。この状態では、該回転ローラを利
用して椅子を容易に、且つ、床面の損傷が抑制される状
態で移動させることができる。従って、人が椅子を机、
テーブルの近傍等の所望の位置に移動させて座ろうとす
るときや、椅子に座っている状態から立ち上がり、離れ
るときに椅子を机、テーブル等から後退移動させるとき
には、床面の損傷が抑制される状態で椅子を容易に移動
させることができる。
【0015】人が勉強、作業等のために椅子に座った
り、高い位置に対する物品の載置又は取り出し処理のた
めに椅子の上に乗ることでキャスターに前記所定値を超
える荷重が加わると、キャスターフレームが前記弾性体
の弾力に抗して回転ローラに対し相対的に下降するとと
もに回転ローラが該キャスターフレームに対し相対的に
上昇し、かくしてキャスターフレームの座り部が床面に
面接触状に当たり座り、これにより椅子はその位置に安
定する。この状態で該椅子に座っている人は安定した状
態で勉強や作業を行える。座り部は床面に面接触状に当
たり座るので、床面の損傷も抑制される。
り、高い位置に対する物品の載置又は取り出し処理のた
めに椅子の上に乗ることでキャスターに前記所定値を超
える荷重が加わると、キャスターフレームが前記弾性体
の弾力に抗して回転ローラに対し相対的に下降するとと
もに回転ローラが該キャスターフレームに対し相対的に
上昇し、かくしてキャスターフレームの座り部が床面に
面接触状に当たり座り、これにより椅子はその位置に安
定する。この状態で該椅子に座っている人は安定した状
態で勉強や作業を行える。座り部は床面に面接触状に当
たり座るので、床面の損傷も抑制される。
【0016】本発明のキャスターは、人の体重、置物の
重量等が加わる物品、例えば椅子、物置き台等の家具な
どに好適なキャスターである。かかる物品に本発明のキ
ャスターを設けると、物品をそれに外部荷重が加わる状
態で使用している状態では該物品を定位置に安定させる
ことができる一方、外部荷重を除去すると該物品を容易
に移動させることができる。
重量等が加わる物品、例えば椅子、物置き台等の家具な
どに好適なキャスターである。かかる物品に本発明のキ
ャスターを設けると、物品をそれに外部荷重が加わる状
態で使用している状態では該物品を定位置に安定させる
ことができる一方、外部荷重を除去すると該物品を容易
に移動させることができる。
【0017】また、本発明キャスターにおける前記座り
部は、物品から前記所定値を超える外部荷重が除去され
ると前記キャスターフレームとともに床面から浮き上が
るので、この座り部に引きずり力を加えることなく物品
を移動できる。このような点から本発明キャスターは長
期にわたり使用できる。本発明に係るキャスターの実用
的なものの1例として、前記回転ローラが回転ローラ支
持部材に回転可能に取り付けられており、該回転ローラ
支持部材は該回転ローラが前記キャスターフレームに対
し相対的に昇降できるように該キャスターフレームに可
動に取り付けられており、前記弾性体は該回転ローラ支
持部材を介して該回転ローラに前記突出力を付与してい
るキャスターを挙げることができる。この場合、回転ロ
ーラ支持部材はキャスターフレームに対し揺動して片側
端部が昇降するもの、キャスターフレームに対し直線的
に昇降するもの等種々採用できる。
部は、物品から前記所定値を超える外部荷重が除去され
ると前記キャスターフレームとともに床面から浮き上が
るので、この座り部に引きずり力を加えることなく物品
を移動できる。このような点から本発明キャスターは長
期にわたり使用できる。本発明に係るキャスターの実用
的なものの1例として、前記回転ローラが回転ローラ支
持部材に回転可能に取り付けられており、該回転ローラ
支持部材は該回転ローラが前記キャスターフレームに対
し相対的に昇降できるように該キャスターフレームに可
動に取り付けられており、前記弾性体は該回転ローラ支
持部材を介して該回転ローラに前記突出力を付与してい
るキャスターを挙げることができる。この場合、回転ロ
ーラ支持部材はキャスターフレームに対し揺動して片側
端部が昇降するもの、キャスターフレームに対し直線的
に昇降するもの等種々採用できる。
【0018】いずれにしても前記回転ローラの幅は、そ
れには限定されないが、回転ローラ直径の2/3以上
(略2/3以上も含む)を例示できる。回転ローラ全体
の実用的な形状、幅サイズ等を考慮すると、普通には、
回転ローラ幅は回転ローラ直径の5〜6倍程度までとな
ろう。具体例として回転ローラの直径が15mm程度
で、回転ローラ幅が10〜13mm程度のものを例示で
きる。このような寸法の回転ローラは、例えば椅子等の
家具用のキャスターのための回転ローラとして用いるこ
とができる。
れには限定されないが、回転ローラ直径の2/3以上
(略2/3以上も含む)を例示できる。回転ローラ全体
の実用的な形状、幅サイズ等を考慮すると、普通には、
回転ローラ幅は回転ローラ直径の5〜6倍程度までとな
ろう。具体例として回転ローラの直径が15mm程度
で、回転ローラ幅が10〜13mm程度のものを例示で
きる。このような寸法の回転ローラは、例えば椅子等の
家具用のキャスターのための回転ローラとして用いるこ
とができる。
【0019】また前記弾性体としては、各種バネ、各種
弾性ゴム、これらの適当な組み合わせ等を例示できる。
座り部は、床面を傷つけ難く、床面に対し滑り難いもの
が望ましい。そのような座り部として、弾性乃至クッシ
ョン性を有し、床面に対し非滑性的な材料、例えば弾性
乃至クッション性を有し、床面に対し非滑性的なゴム、
樹脂等からなるものを挙げることができる。
弾性ゴム、これらの適当な組み合わせ等を例示できる。
座り部は、床面を傷つけ難く、床面に対し滑り難いもの
が望ましい。そのような座り部として、弾性乃至クッシ
ョン性を有し、床面に対し非滑性的な材料、例えば弾性
乃至クッション性を有し、床面に対し非滑性的なゴム、
樹脂等からなるものを挙げることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係るキャスターの
1例の斜視図である。図2は該キャスターの断面図であ
り、椅子Aの脚部Fに取り付けた状態を示している。図
1及び図2に示すキャスター10は、キャスターフレー
ム1と、該フレームに回動(揺動)可能に取り付けられ
たローラ支持アーム2と、該アームに回転自在に支持さ
れた回転ローラ3とを備えている。
を参照して説明する。図1は本発明に係るキャスターの
1例の斜視図である。図2は該キャスターの断面図であ
り、椅子Aの脚部Fに取り付けた状態を示している。図
1及び図2に示すキャスター10は、キャスターフレー
ム1と、該フレームに回動(揺動)可能に取り付けられ
たローラ支持アーム2と、該アームに回転自在に支持さ
れた回転ローラ3とを備えている。
【0021】キャスターフレーム1は、天井壁11、そ
れに続く背壁12、それに続く底壁13、両側を閉じる
一対の側壁14、14、さらに天井壁11に立設された
中空軸部15からなっており、それには限定されないが
ここでは合成樹脂(本例ではポリ塩化ビニル)から一体
的に形成されており、一つの面が開口部16となってい
る。天井壁11と底壁13は開口部16を間にして平行
に延びており、背壁12からの長さは天井壁11の方が
長くなっいる。軸部15は、このキャスターを取り付け
る物品の軸挿入穴に嵌着するもので、周面は戻り止め構
造に形成されている。
れに続く背壁12、それに続く底壁13、両側を閉じる
一対の側壁14、14、さらに天井壁11に立設された
中空軸部15からなっており、それには限定されないが
ここでは合成樹脂(本例ではポリ塩化ビニル)から一体
的に形成されており、一つの面が開口部16となってい
る。天井壁11と底壁13は開口部16を間にして平行
に延びており、背壁12からの長さは天井壁11の方が
長くなっいる。軸部15は、このキャスターを取り付け
る物品の軸挿入穴に嵌着するもので、周面は戻り止め構
造に形成されている。
【0022】キャスターフレーム1の底壁13の下面に
は、クッション性を有し、床面に対し滑り難い非滑性的
な、アクリル系樹脂からなる板状の座り部4が接着され
ている。ローラ支持アーム2は図3にも示すように、一
対の平行なアーム部21、21とそれらを接続している
接続部22とからなっている。それには限定されない
が、ここでは合成樹脂(本例ではポリ塩化ビニル)から
一体的に形成されている。
は、クッション性を有し、床面に対し滑り難い非滑性的
な、アクリル系樹脂からなる板状の座り部4が接着され
ている。ローラ支持アーム2は図3にも示すように、一
対の平行なアーム部21、21とそれらを接続している
接続部22とからなっている。それには限定されない
が、ここでは合成樹脂(本例ではポリ塩化ビニル)から
一体的に形成されている。
【0023】接続部22は両アーム部21、21の片側
端部からそれらアーム部の下部に壁状に延びている。こ
のローラ支持アーム2はキャスターフレーム1の開口部
16から該フレーム内に挿入され、アーム2の前記片側
端部がこれを貫通する軸棒23によりフレムャスターフ
レーム1に回動可能に連結、支持されている。また、ロ
ーラ支持アーム2は反対側の端部で前記回転ローラ3を
回転自在に支持している。
端部からそれらアーム部の下部に壁状に延びている。こ
のローラ支持アーム2はキャスターフレーム1の開口部
16から該フレーム内に挿入され、アーム2の前記片側
端部がこれを貫通する軸棒23によりフレムャスターフ
レーム1に回動可能に連結、支持されている。また、ロ
ーラ支持アーム2は反対側の端部で前記回転ローラ3を
回転自在に支持している。
【0024】該ローラ3はそれには限定されないが、こ
こではウレタン樹脂から形成されており、直径が15m
mであり、幅W(図1参照)が13mmである。両周縁
部31、31は床面を傷つけないように丸く形成されて
いる。かくして回転ローラ3はローラ支持アーム2がキ
ャスターフレーム1に対し回動(揺動)できることで、
キャスターフレーム1に対し相対的に昇降可能となって
いる。 さらにローラ支持アーム2を支持している軸棒
23には巻きバネ5が嵌装されており、その一端部51
は一対のアーム部21、21の間から上方へ延びてキャ
スターフレーム1の天井壁11の下面に当接している。
バネ5の他端部52はアーム2の一対のアーム部21、
21の下部に延びている接続部22の上面に延び、これ
に当接している。
こではウレタン樹脂から形成されており、直径が15m
mであり、幅W(図1参照)が13mmである。両周縁
部31、31は床面を傷つけないように丸く形成されて
いる。かくして回転ローラ3はローラ支持アーム2がキ
ャスターフレーム1に対し回動(揺動)できることで、
キャスターフレーム1に対し相対的に昇降可能となって
いる。 さらにローラ支持アーム2を支持している軸棒
23には巻きバネ5が嵌装されており、その一端部51
は一対のアーム部21、21の間から上方へ延びてキャ
スターフレーム1の天井壁11の下面に当接している。
バネ5の他端部52はアーム2の一対のアーム部21、
21の下部に延びている接続部22の上面に延び、これ
に当接している。
【0025】かくしてローラ支持アーム2は該巻きバネ
5により、回転ローラ3をキャスターフレーム1から下
方へ突出させる方向に回す力(ローラ突出力)を常時付
与されており、該ローラ3は一定以上の反対外力が加わ
らない限り、キャスターフレーム1の下方へ突出する。
図1はその状態を示している。なお、巻きバネ5に代え
て、キャスターフレーム1の一部(例えば天井壁11)
とローラ支持アーム2との間に嵌装されるコイルバネ
や、ゴム弾性体等を採用してもよい。
5により、回転ローラ3をキャスターフレーム1から下
方へ突出させる方向に回す力(ローラ突出力)を常時付
与されており、該ローラ3は一定以上の反対外力が加わ
らない限り、キャスターフレーム1の下方へ突出する。
図1はその状態を示している。なお、巻きバネ5に代え
て、キャスターフレーム1の一部(例えば天井壁11)
とローラ支持アーム2との間に嵌装されるコイルバネ
や、ゴム弾性体等を採用してもよい。
【0026】以上説明したキャスター10は、それに限
定されるものではないが、例えば図4に示すように、椅
子Aの各脚部Fに取り付けて用いることができる。図2
も、キャスター10を椅子Aの脚部F(図2中に太い2
点鎖線で示すもの)に取り付けた状態を示している。巻
きバネ5はその強さが椅子用のものである。すなわち、
キャスター10はそのキャスターフレーム1の軸部15
が椅子Aの脚部Fに設けたキャスター取り付け部fのキ
ャスター取り付け穴に嵌着されることで、該脚部Fに取
り付けられる。
定されるものではないが、例えば図4に示すように、椅
子Aの各脚部Fに取り付けて用いることができる。図2
も、キャスター10を椅子Aの脚部F(図2中に太い2
点鎖線で示すもの)に取り付けた状態を示している。巻
きバネ5はその強さが椅子用のものである。すなわち、
キャスター10はそのキャスターフレーム1の軸部15
が椅子Aの脚部Fに設けたキャスター取り付け部fのキ
ャスター取り付け穴に嵌着されることで、該脚部Fに取
り付けられる。
【0027】このようにキャスター10を取り付けた椅
子Aでは、各キャスター10に椅子自重に起因する荷重
以上の所定値までの荷重が加わるだけのときは(ここで
は人が椅子に座らないときに椅子自重又は椅子自重とそ
れに敷いた座布団等に起因して各キャスターに加わる荷
重までは)、巻きバネ5がローラ支持アーム2に、従っ
て回転ローラ3に与える突出力により該回転ローラ3が
キャスターフレーム1に対し相対的に下降突出して床面
FLに接触する。巻きバネ5は強さがそのようなもので
ある。この状態では、回転ローラ3を利用して椅子Aを
容易に、且つ、床面FLの損傷が抑制される状態で移動
させることができる。従って、人が椅子Aを机、テーブ
ルの近傍等の所望の位置に移動させて座ろうとするとき
や、椅子Aに座っている状態から立ち上がり、離れると
きに椅子Aを机、テーブル等から後退移動させるときに
は、床面FLの損傷が抑制される状態で椅子Aを容易に
移動させることができる。
子Aでは、各キャスター10に椅子自重に起因する荷重
以上の所定値までの荷重が加わるだけのときは(ここで
は人が椅子に座らないときに椅子自重又は椅子自重とそ
れに敷いた座布団等に起因して各キャスターに加わる荷
重までは)、巻きバネ5がローラ支持アーム2に、従っ
て回転ローラ3に与える突出力により該回転ローラ3が
キャスターフレーム1に対し相対的に下降突出して床面
FLに接触する。巻きバネ5は強さがそのようなもので
ある。この状態では、回転ローラ3を利用して椅子Aを
容易に、且つ、床面FLの損傷が抑制される状態で移動
させることができる。従って、人が椅子Aを机、テーブ
ルの近傍等の所望の位置に移動させて座ろうとするとき
や、椅子Aに座っている状態から立ち上がり、離れると
きに椅子Aを机、テーブル等から後退移動させるときに
は、床面FLの損傷が抑制される状態で椅子Aを容易に
移動させることができる。
【0028】人が勉強、作業等のために椅子Aに座った
り、高い位置に対する物品の載置又は取り出し処理のた
めに椅子Aの上に乗ることで各キャスター10に前記所
定値を超える荷重(ここでは椅子自重等と人の体重の双
方に起因する荷重)が加わると、キャスターフレーム1
が巻きバネ5の弾力に抗して回転ローラ3に対し相対的
に下降するとともに回転ローラ3がキャスターフレーム
1に対し相対的に上昇し、かくしてキャスターフレーム
1の座り部4が床面FLに面接触で当たり座り、これに
より椅子Aはその位置に安定する。この状態で椅子Aに
座っている人は安定した状態で勉強や作業を行える。
り、高い位置に対する物品の載置又は取り出し処理のた
めに椅子Aの上に乗ることで各キャスター10に前記所
定値を超える荷重(ここでは椅子自重等と人の体重の双
方に起因する荷重)が加わると、キャスターフレーム1
が巻きバネ5の弾力に抗して回転ローラ3に対し相対的
に下降するとともに回転ローラ3がキャスターフレーム
1に対し相対的に上昇し、かくしてキャスターフレーム
1の座り部4が床面FLに面接触で当たり座り、これに
より椅子Aはその位置に安定する。この状態で椅子Aに
座っている人は安定した状態で勉強や作業を行える。
【0029】座り部4は床面FLに面接触で当たり座る
ので、床面FLの損傷も抑制される。また座り部4は、
椅子Aから人が離れるとキャスターフレーム1とともに
床面FLから浮き上がるので、座り部4に引きずり力を
加えることなく椅子Aを移動できる。このような点から
キャスター10は長期にわたり使用できる。以上の説明
では、キャスター10を椅子Aに取り付ける例を示した
が、キャスター10は他の物品にも取り付け使用するこ
とができる。その場合、該物品の用途、該物品の自重等
を考慮して、該物品に一定値を超える外部荷重が加わる
とキャスターフレーム1の座り部4が床面に当接し、そ
の外部荷重を除去すると回転ローラ3が床面に接触する
ように巻きバネ5を選択しておけばよい。
ので、床面FLの損傷も抑制される。また座り部4は、
椅子Aから人が離れるとキャスターフレーム1とともに
床面FLから浮き上がるので、座り部4に引きずり力を
加えることなく椅子Aを移動できる。このような点から
キャスター10は長期にわたり使用できる。以上の説明
では、キャスター10を椅子Aに取り付ける例を示した
が、キャスター10は他の物品にも取り付け使用するこ
とができる。その場合、該物品の用途、該物品の自重等
を考慮して、該物品に一定値を超える外部荷重が加わる
とキャスターフレーム1の座り部4が床面に当接し、そ
の外部荷重を除去すると回転ローラ3が床面に接触する
ように巻きバネ5を選択しておけばよい。
【0030】以上説明したキャスター10は、物品のキ
ャスター取り付け部に、キャスターフレーム軸部15の
中心線回りに回動できない状態で取り付けるものである
が、図5に例示するように、キャスターフレーム1を軸
受け装置6を介して物品に取り付け、それにより方向変
更自在としてもよい。図5はその様なキャスター100
を椅子Aの脚部Fに取り付けた状態を示している。軸受
け装置6はキャスターフレーム1に支持されており、該
軸受け装置6から延びる軸部61が脚部Fのキャスター
取り付け部fに挿入嵌着されており、これによりキヤス
ター100は方向変更自在となっている。図5において
図1から図4に示すキャスター10と実質上同じ部品に
は図1等と同じ参照符号を付してある。
ャスター取り付け部に、キャスターフレーム軸部15の
中心線回りに回動できない状態で取り付けるものである
が、図5に例示するように、キャスターフレーム1を軸
受け装置6を介して物品に取り付け、それにより方向変
更自在としてもよい。図5はその様なキャスター100
を椅子Aの脚部Fに取り付けた状態を示している。軸受
け装置6はキャスターフレーム1に支持されており、該
軸受け装置6から延びる軸部61が脚部Fのキャスター
取り付け部fに挿入嵌着されており、これによりキヤス
ター100は方向変更自在となっている。図5において
図1から図4に示すキャスター10と実質上同じ部品に
は図1等と同じ参照符号を付してある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、外
部荷重が加えられたり、除去されたりする物品、例えば
椅子等の家具であって人の体重、飾り物、その他の物の
重量が加わったり、除去されたりする家具などに取り付
けて用いることができ、該物品に加わる外部荷重に応じ
て該物品を簡単に、また床面の損傷が抑制される状態
で、定位置に安定させることができ、該外部荷重の除去
によって該物品を床面の損傷が抑制される状態で容易に
移動させることができ、長期にわたり使用できるキャス
ターを提供することができる。
部荷重が加えられたり、除去されたりする物品、例えば
椅子等の家具であって人の体重、飾り物、その他の物の
重量が加わったり、除去されたりする家具などに取り付
けて用いることができ、該物品に加わる外部荷重に応じ
て該物品を簡単に、また床面の損傷が抑制される状態
で、定位置に安定させることができ、該外部荷重の除去
によって該物品を床面の損傷が抑制される状態で容易に
移動させることができ、長期にわたり使用できるキャス
ターを提供することができる。
【図1】本発明に係るキャスターの1例の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示すキャスターの断面図であり、椅子の
脚部に取り付けた状態で示すものである。
脚部に取り付けた状態で示すものである。
【図3】図1に示すキャスターにおける回転ローラ支持
アーム、回転ローラ、巻きバネの部分を示す斜視図であ
る。
アーム、回転ローラ、巻きバネの部分を示す斜視図であ
る。
【図4】図1に示すキャスターを取り付けた椅子の斜視
図である。
図である。
【図5】本発明に係るキャスターの他の例の断面図であ
る。
る。
10、100 キャスター 1 キャスターフレーム 11 天井壁 12 背壁 13 底壁 14 側壁 15、61 軸部 16開口部 2 ローラ支持アーム(回転ローラ支持アーム) 21 アーム部 22 接続部 23 軸棒 3 回転ローラ W ローラ3の幅 4 座り部 5 巻きバネ 51 バネ5の一端部 52 バネ5の他端部 6 軸受け装置 A 椅子 F 椅子Aの脚部 f 脚部Fのキャスター取り付け部 FL 床面
Claims (3)
- 【請求項1】物品移動のためのキャスターであり、キャ
スターフレームと、該キャスターフレームに回転可能に
且つ該フレームに対し相対的に昇降可能に設けられた一
定の幅を有する回転ローラと、該回転ローラが前記キャ
スターフレームから下方へ突出するように該回転ローラ
に下方突出力を付与する弾性体とを備えており、前記キ
ャスターフレームは床面に面接触状に当たり座るための
座り部を有しており、前記弾性体は、前記物品と接続状
態におかれたキャスターに上方から加わる荷重が該物品
の自重に起因する荷重以上の所定値までのときは前記回
転ローラをキャスターフレームに対し相対的に下方へ突
出させるが、キャスターに上方から加わる荷重が前記所
定値を超えるときは前記回転ローラが該キャスターフレ
ームに対し相対的に上昇するとともに該キャスターフレ
ームが該回転ローラに対し相対的に下降して前記座り部
で床面に当たり座ることを許すものであることを特徴と
するキャスター。 - 【請求項2】前記回転ローラは回転ローラ支持部材に回
転可能に取り付けられており、該回転ローラ支持部材は
該回転ローラが前記キャスターフレームに対し相対的に
昇降できるように該キャスターフレームに可動に取り付
けられており、前記弾性体は該回転ローラ支持部材を介
して該回転ローラに前記突出力を付与している請求項1
記載のキャスター。 - 【請求項3】前記回転ローラはその直径の2/3以上の
ローラ幅を有している請求項1又は2記載のキャスタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35453497A JPH11180104A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | キャスター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35453497A JPH11180104A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | キャスター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180104A true JPH11180104A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18438203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35453497A Pending JPH11180104A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | キャスター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11180104A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009154634A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Sisiku Addkreis Corp | 緩衝キャスター |
EP2927022A1 (en) * | 2014-04-01 | 2015-10-07 | The Raymond Corporation | Caster wheel with constant force mechanism |
US9593003B2 (en) | 2014-04-01 | 2017-03-14 | The Raymond Corporation | Caster wheel with constant force mechanism |
EP1659902B1 (de) * | 2003-08-19 | 2019-05-15 | aeris GmbH | Stuhl mit beweglichen, elastischen beinen, um ein dynamisches sitzen zu ermöglichen |
JP2021133924A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-13 | 鴻富錦精密電子(天津)有限公司 | ホルダー及びそれを備えた停止表示板 |
KR102466905B1 (ko) * | 2022-04-11 | 2022-11-11 | 강준기 | 스토퍼가 결합된 캐스터를 갖는 의자 |
DE102021121219A1 (de) | 2021-08-16 | 2023-02-16 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Stützrolleneinheit für ein Flurförderzeug und Flurförderzeug |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35453497A patent/JPH11180104A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1659902B1 (de) * | 2003-08-19 | 2019-05-15 | aeris GmbH | Stuhl mit beweglichen, elastischen beinen, um ein dynamisches sitzen zu ermöglichen |
JP2009154634A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Sisiku Addkreis Corp | 緩衝キャスター |
JP4579285B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2010-11-10 | シシクアドクライス株式会社 | 緩衝キャスター |
EP2927022A1 (en) * | 2014-04-01 | 2015-10-07 | The Raymond Corporation | Caster wheel with constant force mechanism |
US9593003B2 (en) | 2014-04-01 | 2017-03-14 | The Raymond Corporation | Caster wheel with constant force mechanism |
US10315900B2 (en) | 2014-04-01 | 2019-06-11 | The Raymond Corporation | Caster wheel with constant force mechanism |
US11186469B2 (en) | 2014-04-01 | 2021-11-30 | The Raymond Corporation | Caster wheel with constant force mechanism |
JP2021133924A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-13 | 鴻富錦精密電子(天津)有限公司 | ホルダー及びそれを備えた停止表示板 |
DE102021121219A1 (de) | 2021-08-16 | 2023-02-16 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Stützrolleneinheit für ein Flurförderzeug und Flurförderzeug |
EP4137443A1 (de) * | 2021-08-16 | 2023-02-22 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Stützrolleneinheit für ein flurförderzeug und flurförderzeug |
KR102466905B1 (ko) * | 2022-04-11 | 2022-11-11 | 강준기 | 스토퍼가 결합된 캐스터를 갖는 의자 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000808 |