JP3677467B2 - 木質立脚座椅子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、木質立脚座椅子に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、お尻を少し浮かせ位置状態で座ることのできる立脚座椅子であって、和室、和畳などにおいて長時間座ることの難しい外国人、老人、子供等のために有用で、座卓の利用時、切り炬燵の設場のない場所等においても有用な、自然なやさしい外観性を有し、しかも機能性、保存管理性にも優れた、新しい木質立脚座椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、和室、和畳などにおいて、あるいは座卓の利用時や切り炬燵の設備のない場所等において、長時間座ることの難しい人、たとえば外国人、老人、子供等のために、お尻を少し浮かせた状態でその下に少し厚めの座布団やクッションを敷くようにすることが知られている。だからこれらの座布団やクッションはあまり厚いものにすると不安定になるという欠点がある。
【0003】
そこでより剛性のある立脚座椅子、たとえば浴室の洗い場で用いている座椅子のようなものを用いることが考えられる。しかし、浴室洗い場のプラスチック成形品、あるいは木質組立と成形品からなる立脚座椅子のような場合にはその外観性が和室や和畳上で使用するのに適していないばかりか、衣服を着た状態で、あるいは座布団等を介してお尻を乗せた状態等ではやはり不安定で座り心地が良くなく、位置移動も座ったままの状態では難しいという問題がある。
【0004】
そして、和室や和畳上で使用する座椅子の場合には、その剛性が高いほど畳等の床面を傷つけることが懸念される。また、その保存管理の状態、特に複数のものの積み重ね状態が安定して作業能率性や外観性にも優れているかどうかが問題となる。
【0005】
だが、従来においては、以上のような問題点を解消した立脚型の座椅子はいまだ実現されていないのが実情である。
そこで、この出願の発明は、和室や和畳上での使用に適した外観性を有し、安定して座り心地が良く、位置移動も容易であって、しかも床面や畳表等を損傷させる度合を少なくすることができ、積み重ね保存管理性も良好とすることのできる、新しい立脚座椅子を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、上部円板部とその裏面側に配置させた円筒状もしくは半円錐状の脚部とを備えた木質立脚座椅子であって、上部円板部と脚部とはろくろ加工により一体成形されており、脚部下端部の少くとも一部には、手指の挿入係止により座ったままの状態で移動可能とするための切り欠き孔が設けられていることを特徴とする木質立脚座椅子を提供する。
【0007】
そして、この出願の発明は、第2には、前記の上部円板部の表面は、全体として凹面とされていることを特徴とする木質立脚座椅子を提供し、第3には、脚部下端面は床面を損傷することの少ない滑らかな面とされていることを特徴とする木質立脚座椅子を、第4には上部円板部の表面には、脚部下端部が挿入されて位置固定される溝部が配設されて積み重ね可能とされていることを特徴とする木質立脚座椅子を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下にその実施の形態について説明する。
【0009】
なによりも、この出願の発明の木質立脚座椅子においては、まず第1の特徴は、上部円板部とその裏面側に配置された脚部とを備え、この上部円板部と脚部とは木質材からのろくろ加工によって一体成形されていることである。たとえば図1および図2はその一例を示した斜視図と縦断面図であるが、上部円板部(1)と脚部(2)とは木質材からのろくろ加工により一体成形されており、この例の場合には、脚部(2)は半円錐状の形状を有している。これは円筒状であってもよい。ろくろ加工によって、脚部(2)は中ぐりされて中空部(2A)が形成され、また外部傾斜面(2B)が形成されている。
【0010】
ひの木等の天然木材をはじめとする木質材を用い、これをろくろ加工により成形していることから、この発明の木質立脚座椅子の場合には、自然でやさしい外観性を示すだけでなく、表面に化粧塗装を施す場合にも木質感を生かした、伝統とモダンとがミックスされた外観性が得られることになる。これによって和室や和畳上での使用に適したものとなる。
【0011】
そしてまた、重要なことは、図1および図2の例からも明らかなように、この発明の木質立脚座椅子では、衣服を着た状態で、さらには座布団等を介してお尻を乗せることになる部位が、円形の上部円板部(1)であり、しかも脚部(2)も、半円錐状あるいは円筒状としてその下端が床面に円形状で当接することである。
【0012】
このような上部円板部(1)と脚部(2)の構成によって極めて安定した良好な座り心地が得られることになる。長時間にわたって座る場合にお尻を動かしたり、お尻を浮かせたりした場合でも安定に座ることができる。
【0013】
また、この発明の木質立脚座椅子では、図1および図2にも例示したように、脚部(2)の下端部の少くとも一部には、手指、たとえば2〜4本の指や手のひらの一部が挿入されて係止される切り欠き孔(3)が設けられる。このような切り欠き孔(3)は、脚部(2)の下端部の複数個所に設けられていてもよい。もちろん切り欠き孔(3)は、図1および図2のような半円形の形状だけでなく、円形丸穴や長穴状、あるいは半長穴状等の各種の形状や配置であってよい。
【0014】
いずれの場合にも、この切り欠き孔(3)は、挿入係止した手指によって、座ったままの状態、たとえば上部円板部(1)にお尻が乗って体重が加わっている場合や、ちょっとだけお尻を浮かせた場合という座ったままの位置状態において木質立脚座椅子を手前に引き寄せる等の移動を可能としている。移動操作は便利で容易なものとなる。しかも、このようなわずか数本の指が挿入係止されるだけでよい切り欠き孔(3)の配設であることから、その配設が、立脚座椅子としての安定性や座り心地を損うことはない。
【0015】
この出願の発明の木質立脚座椅子においては、上部円板部(1)にお尻を乗せて、足を組む等により畳等の床面上に置くことになるが、この使用時の座り心地、安定感を増すためには、図1および図2にも例示したように、お尻を乗せることになる上部円板部(1)の表面は全体として凹面(1A)となるようにするのが有効である。これによって、座布団を介して座る場合にも、お尻が動いても上部円板部(1)の中央部に向って滑るようになるため、座り心地は良好となり、姿勢安定感が増すことになる。
【0016】
また、脚部(2)の下端面は、立脚座椅子の使用時や移動時に畳等の床面を損傷することの少ない滑らかな面(2C)に加工したことが望ましい。
さらにまた、図1および図2に例示したように、この発明の木質立脚座椅子においては、上部円板部(1)の表面には溝部(1B)を配設し、この溝部(1B)内に上に積み重ねた立脚座椅子の脚部(2)の下端部が挿入されて位置固定されるようにすることが考慮される。つまり溝部(1B)の幅(W1)は、脚部(2)下端部の幅(W2)と同等か、これよりもわずかに大きくする。
【0017】
このような寸法調製は、ろくろ加工によって容易になされる。もちろん、溝部(1B)の深さは、上に重ねられる立脚座椅子の下端部が挿入されて位置固定されるだけのわずかの深さでよい。実際的には1.5〜2.0cm程度でよい。
【0018】
このような溝部(1B)の配設によって、たとえば図3に例示したように、この発明の木質立脚座椅子の積み重ねが安定して可能となり、整理、運搬などの管理が容易となる。しかも、木質の座椅子であって、積み重ねた状態でも、和室の雰囲気を大きく損うことはない。
【0019】
以上の例では半円錐状の脚部(2)を持つ場合について説明したが、図4は、円筒状の脚部(2)を持つ木質立脚座椅子の例を、その2段積み重ね状態の断面図として示したものである。
【0020】
いずれの場合であっても、この出願の発明の木質立脚座椅子はたとえば次のような場合に極めて有用なものとなる。
1)和室、和畳上などにおいて長時間座ることのできない人(外国人、老人、子供等)や、来客接待用として料亭などで、簡便な座椅子として使用する。
【0021】
2)切り炬燵の設備のない所での使用(もしくは切り炬燵の設置が不要)。
3)座卓での子供(テーブルの高さ座高が達しない)による使用。
そこで、より具体的にこの発明の木質立脚座椅子についてその形状寸法等を図1および図2に沿って例示すると、以下のとおりである。
【0022】
1(上部円板部径):25〜35cm
2(立脚部の外径):20〜30cm
t (上部円板部最大厚み):1.5〜2.0cm
1,W2(溝部幅、脚部下端部幅):1.0〜1.2cm
H (上部円板部最大高さ):8〜13cm
もちろん、これは一つの例示であって、以上の例に限定されることなしに、この発明の木質立脚座椅子についてはその細部の構成はさらに様々な形態として可能とされる。
【0023】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、和室や和畳上での使用に適した外観性を有し、安定して座り心地が良く、位置移動も容易であって、しかも床面を損傷させる度合いを少なくすることができ、保存管理性も良好とすることのできる、新しい立脚座椅子が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の例を示した斜視図である。
【図2】図1に対応する縦断面図である。
【図3】積み重ね状態を例示した断面図である。
【図4】円筒状脚部の場合の例を積み重ね状態として示した断面図である。
【符号の説明】
1 上部円板部
1A 凹面
1B 溝部
2 脚部
2A 中空部
2B 外部傾斜面
3 切り欠き孔

Claims (4)

  1. 上部円板部とその裏面側に配置させた円筒状もしくは半円錐状の脚部とを備えた和室・和畳用の木質立脚座椅子であって、上部円板部と脚部とはろくろ加工により一体成形されており、脚部下端部の少くとも一部には、手指の挿入係止により座ったままの状態で移動可能とするための切り欠き孔が設けられていることを特徴とする和室・和畳用の木質立脚座椅子。
  2. 上部円板部の表面は、全体として凹面とされていることを特徴とする請求項1の和室・和畳用の木質立脚座椅子。
  3. 脚部下端面は床面を損傷することの少ない滑らかな面とされていることを特徴とする請求項1または2の和室・和畳用の木質立脚座椅子。
  4. 上部円板部の表面には、脚部下端部が挿入されて位置固定される溝部が配設されて積み重ね可能とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの和室・和畳用の木質立脚座椅子。
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