JP3027517U - 椅 子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の椅子は床と脚の接点が１又は２点と
なるため、椅子に腰をかけて傾けたり左右に回転させた
りと、適度な運動状態を持続させることができ、身体の
一部に負担がかかるということが少なく楽である。また
不安定なものに対して積極的にバランスをとろうとする
人間の本能的な欲求を満たすので、遊具的な使い方も可
能である。 【構成】弓状の脚（２）を十字に組み、その上に半球状
クッションを持つ座面（１）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、休息時に使用することを目的として考案した、ゆり椅子に関する ものである

【０００２】

【従来の技術】

可動する椅子としては背もたれが可動、もしくは座面が回転する程度の運動量 しかなく、ロッキングチェアにおいては前後に揺れるのみの運動に留まっていた 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

休息状態において、従来の椅子は一定の着座姿勢を強要され、身体の一部分に 負担がかかり、腰や尻が痛くなったり窮屈な思いをすることが多かった。また可 動する椅子においても、その機能が効果的なものは少なかった。

【０００４】 本考案では、椅子に座って休息をとるときに適度な運動状態を促すことによっ て身体の一部分にかかる負担を分散し、かつ落ち着くことができる、人間の本能 的な自然で自由な姿勢変化に対応する椅子を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案では、椅子が達磨や中華鍋のように前後左右自由に動き、しかも倒れな いような動きを可能とするために、弓状の脚（２）を十字に組み、十字の脚の上 に半球状クッションを持つ円形の座面（１）を設ける。

【０００６】

【作用】

本案は以上のような構造であるから、床と１点もしくは２点で接しているため 、椅子のバランスが前後左右と着座姿勢によって変化する

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する 脚（２）は合板のような強度のある木材を図面のような形状に切ったものを２ つ十字に組み合わせる。座面（１）は円形の合板（５）の上に半球状のウレタン フォーム（４）をのせてカバー（３）を施こす。

【０００８】 脚（２）は鉄パイプ等の金属を用い、図面のような外周の形状に曲げ、十字と なるよう組み合わせる。座面（１）は円形の合板（５）の上に半球状のウレタン フォーム（４）をのせてカバー（３）を施こす。

【０００９】

【考案の効果】

請求項１の脚の形状により、床と脚の接点が１又は２点となるため、椅子に腰 をかけて傾けたり左右に回転させたりと、適度な運動状態を持続させることがで き、身体の一部に負担がかかるということが少なく楽である。

【００１０】 請求項１の半球状の座面により、その曲面を利用して仰向けに寝て背中を伸ば したりすることができる。

【００１１】 床に尻をつけ椅子を立てた状態にして背を預け、背もたれとして使用すること もできる。

【００１２】 着座点によって椅子の姿勢も変わり、人と椅子が共にバランスを取る形になる ため、不安定なものに対して積極的にバランスをとろうとする人間の本能的な欲 求を満たす。したがって遊具的な使い方も可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図

【図２】本考案の立面図

【図３】本考案の正面の断面図

【図４】本考案の斜視図

【図５】本考案に人が座った状態図

【図６】本考案に人があぐらをかいて座った状態図

【図７】本考案に人が２人座った状態図

【図８】本考案に人が仰向けに寝て背を伸ばしている状
態図

【図９】本考案に人がよりかかっている状態図

【符号の説明】

１．は座面 ２．は脚 ３．カバー ４．ウレタンフォーム ５．板

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 弓状の弧の方を下にした脚（２）を十字
   に組み、半球状クッションを持つ円形の座面（１）を設
   けた椅子。
2. 【請求項２】 座面（１）を多角形とした請求項１の椅
   子。