JP3083957U - 折畳み椅子の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 利便性及び機能性を向上させるための折畳み
椅子の構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の支持足１１，１２，１３を複数の
足台座１４に接続すると共にリベットユニット１５で移
動可能なように枢設されている支持足ユニット１と、支
持足ユニットの所定の高さの位置に設けられた押し上げ
ユニット１６の上方に設けられた座敷ユニット２と、支
持足ユニットの前後縦方向の支持足の両側に移動可能な
ように連結された手摺３と、手摺の一端に対応する支持
足とリベットユニットで枢設された前端部３１と、手摺
の後端に設けられ、対応する支持足の所定位置に設けら
れた懸垂アームユニット４と、手摺を間に設けて支持す
ると共に、懸垂アームユニットとをリベットユニットで
枢設された受部５とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は折畳み椅子の構造に係るものであり、特に、利便性及び機能性を向上 させるための折畳み椅子の構造に係るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、折畳み椅子の構造は、ユーザーが腰を掛ける座板と背を凭れかけるため の背凭れと、座板と背凭れを支えると共に、それぞれ回動自在に接続されている 複数の支持足等で構成されている。上記構成の折畳み椅子を収納する場合、座板 を上へ押し上げて支持足の接続部を回動させて折畳む。このような折畳み椅子に おいて、ユーザーが快適に座ることができると共に、効率良く折畳むための折畳 み椅子の構造の開発、改良が進められている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記折畳み椅子の構造において、座敷ユニットが木材の板や金属の平板により 形成されている場合など、座敷ユニットの素材によっては、ユーザーが快適に座 ることができず、利便性に欠けるという問題点があった。また、上記折畳み椅子 の構造では、折畳んだ状態でも横幅は変わらないため場所を取ってしまったり、 折畳み椅子の支持足の接続部が容易に回動しないなど、折畳みの機能性に問題が あった。

【０００４】 本考案は、折畳み椅子の構造において、利便性及び機能性を向上させるための 折畳み椅子の構造を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を図るために、本考案は、複数の支持足を複数の足台座に接続する と共にリベットユニットで移動可能なように枢設されている支持足ユニットと、 支持足ユニットの所定の高さの位置に設けられた押し上げユニットの上方に設け られた座敷ユニットと、支持足ユニットの前後縦方向の支持足の両側に移動可能 なように連結された手摺と、手摺の一端に対応する支持足とリベットユニットで 枢設された前端部と、手摺の後端に設けられ、対応する支持足の所定位置に設け られた懸垂アームユニットと、手摺を間に設けて支持すると共に、懸垂アームユ ニットとをリベットユニットで枢設された受部とを設けたことにより、利便性及 び機能性を向上させることができる。

【０００６】 以下に添付図面を参照して本考案のある好適な実施の形態を詳細に説明するが 、それらの構成は本考案の構造の絶対的な制限にならない。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案の折畳み椅子の構造を示す分解斜視図である。図２は、本考案 の折畳み椅子の構造を示す斜視図である。図３は、本考案の折畳み椅子を組み立 てた状態の手摺周辺の断面図である。本考案の折畳み椅子は、座敷ユニット２、 手摺３、懸垂アームユニット４、受部５、支持足１１、１２、１３、足台座１４ 、リベットユニット１５、押し上げユニット１６、補助内管段１７、制限環段１ ８、前端部３１、凸耳４１、突出部５１、ロック部６１、折畳・収納ユニット７ １、７２等で構成されている。

【０００８】 支持足ユニット１は、複数の支持足１１、１２、１３を複数の足台座１４に接 続し、リベットユニット１５で枢設されている。これにより、折畳み椅子は、移 動可能となり、折畳、収納することができる。また、支持足ユニット１の適当な 高さに、押し上げユニット１６が設けられている。この押し上げユニット１６の 上に座敷ユニット２が設けられている。同時に、支持足ユニット１は、前後縦方 向の支持足１２、１３の間に移動可能なように手摺３を連結させている。手摺３ の一端に設けられた前端部３１は、対応する支持足１２とリベットユニット１５ で枢設されている。また、手摺３の後端には、対応する支持足１３の適切な高さ に懸垂アームユニット４が設けられている。懸垂アームユニット４と受部５とを 合わせて、リベットユニット１５で一体化に枢設すると、折畳、収納可能な状態 となる。

【０００９】 また、図２、図３に示すように、手摺３は、懸垂アームユニット４から延ばさ れる凸耳４１に受部５の突出部５１を嵌めこまれる。嵌めこまれた凸耳４１と突 出部５１とを、リベットユニット１５で枢設する。同時に、両側の手摺３の末端 に、片側にロック部６１を有する方位制限部６が設けられている。

【００１０】 図４は、本考案の折畳み椅子を折畳む途中の状態を示す斜視図である。図５は 、本考案の折畳み椅子を折畳む途中の状態の手摺周辺の断面図である。図６は、 本考案の折畳み椅子を折畳んだ後の状態を示す斜視図である。図７は、本考案の 折畳み椅子を折畳んだ後の状態の手摺周辺の断面図である。本考案の折畳み椅子 において、折畳・収納ユニット７１、７２は、支持足ユニット１の片側の支持足 １１を交差するように接続された部分に、それぞれ合わせるように設けられてい る。折畳み椅子を組み立てる場合、これらの折畳・収納ユニット７１、７２を軸 として支持足１１のそれぞれを水平方向に広げるように移動させる。従って、図 ４に示すように、内管段１７が伸びて座敷ユニット２が弛んだ状態から、図２に 示すように、内管段１７が弛んで座敷ユニット２が張った状態になる。同時に、 図５に示すように手摺３が懸垂アームユニット４から傾斜しながら突出した状態 から、図３に示すように手摺３が懸垂アームユニット４と水平に接続される状態 になる。

【００１１】 従って、効率良く折畳み椅子を組み立てることができると共に、ユーザーの体 重や体型に合うように変形可能な座敷ユニット２と、ユーザーがひじや手を寄り 掛けることができる手摺３によって快適に折畳み椅子を使用することができる。

【００１２】 一方、折畳み椅子を折畳んで収納する場合、これらの折畳・収納ユニット７１ 、７２を軸として支持足１１のそれぞれを水平方向に広げるように移動させる。 これにより、図７に示すように手摺３がほぼ垂直になるように折り曲げられ、図 ６に示すように、内管段１７が伸びて座敷ユニット２が内側に折り曲げられる。 従って、折畳み椅子を折畳んだ場合、場所を取ることなく収納できる。

【００１３】 また、折畳み椅子を折畳んだ場合、図６Ａに示すように方位制限部６に設けら れたロック部６１は、支持足ユニット１を固定することができる。従って、折畳 み椅子を折畳んだ状態から支持足ユニット１や座敷ユニット２が弛むことなく、 固定された状態で収納できる。従って、折畳み椅子の利便性及び機能性を向上さ せることができる。

【００１４】

【考案の効果】

前記の説明と図面の掲載からわかるように、折畳み椅子の構造において、ユー ザーが快適に座ることができると共に、効率良く折畳むことができ、利便性及び 機能性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の折畳み椅子の構造を示す分解斜視図で
ある。

【図２】本考案の折畳み椅子の構造を示す斜視図であ
る。

【図３】本考案の折畳み椅子を組み立てた状態の手摺周
辺の断面図である。

【図４】本考案の折畳み椅子を折畳む途中の状態を示す
斜視図である。

【図５】本考案の折畳み椅子を折畳む途中の状態の手摺
周辺の断面図である。

【図６】本考案の折畳み椅子を折畳んだ後の状態を示す
斜視図である。

【図７】本考案の折畳み椅子を折畳んだ後の状態の手摺
周辺の断面図である。

【符号の説明】

１ 支持足ユニット ２ 座敷ユニット ３ 手摺 ４ 懸垂アームユニット ５ 受部 １１、１２、１３ 支持足 １４ 足台座 １５ リベットユニット １６ 押し上げユニット １７ 補助内管段 １８ 制限環段 ３１ 前端部 ４１ 凸耳 ５１ 突出部 ６１ ロック部 ７１、７２ 折畳・収納ユニット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の支持足を複数の足台座に接続する
   と共にリベットユニットで移動可能なように枢設されて
   いる支持足ユニットと、 前記支持足ユニットの所定の高さの位置に設けられた押
   し上げユニットの上方に設けられた座敷ユニットと、 前記支持足ユニットの前後縦方向の支持足の両側に移動
   可能なように連結された手摺と、 前記手摺の一端に対応する前記支持足とリベットユニッ
   トで枢設された前端部と、 前記手摺の後端に設けられ、対応する前記支持足の所定
   位置に設けられた懸垂アームユニットと、 前記手摺を間に設けて支持すると共に、前記懸垂アーム
   ユニットとをリベットユニットで枢設された受部とを設
   けたことを特徴とする折畳み椅子の構造。