JP4578962B2 - カード処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1枚ずつ搬送されてくる所定の情報を保持したカードを積層状態で受入れ、この積層状態のカードを1枚ずつ繰り出す機能を有するカード処理装置に関する。
近年、磁気情報やICチップ情報などを内蔵したプラスチック製のカードが、個人情報媒体や経済価値媒体として多用されている。この種のカードは国際標準化されており、一般には厚さ0.76mmの塩ビカードが用いられている。このようなカードは、通常の外力では曲がり難い剛媒体と考えられる。したがって、カード処理機は、カードを変形させることなく直線に搬送するようにしている。
ここで、ATMのカードリーダのように、カードに対して、単純に磁気情報をリード・ライトする程度の装置であれば、その搬送を直線としてもその距離は長くならない(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、カード発行機のように、カードに対し、1枚ずつの繰り出し、印刷、エンボス、情報リード・ライト、分類集積など、複数の機能を施さなければならない場合、カードを直線搬送すると、装置の長さが数メートルから10数メートル程度と長大になってしまう。
このように長大となっても、業務用の処理システムであれば、長大なスペースさえ確保できれば実現可能である。しかし、顧客が使用する対面型の装置では、装置の大きさや奥行きに自ずから制約があり、直線搬送だけでは処理ができなかった。
そこで、直線搬送だけでなく、カードをスイッチバック機構等の手段によって方向変換して屈曲搬送を行うことにより、カードに変形を生じることなく、狭いスペースに長い搬送路を収容することが本件出願人により提案されている。
特開平10−40441号公報
ところで、カードは前述のように各種分野で用いられているが、近年、同一サイズの媒体カードにそれぞれ異なる貴金属などの埋め込みを施したり、カード表面に絵画デザインを表記してそれら貴金属や絵画デザインの価値情報を記録して取り扱うシステムが考えられている。例えば、顧客が保有する各種価値情報を記録したカードを多数受入れ、このカードを一枚ずつ搬送して価値情報を読取り、この読み取り結果に対する顧客の確認を得てからカードを収納するシステムが考えられている。
このようなシステムでは、顧客が上記システムに投入した多数のカードに対して価値情報の確認及び収納動作が行なわれる。カードの投入枚数にもよるが、1人の顧客が投入したカードの処理にかなりの時間を要する。通常、この種のシステムでは、利用顧客に対するシステム数の設置数は少なく、一つのシステムを複数の顧客が使用しなければならない場合が多い。このため、待ち時間を短くするためには1人の顧客がシステムを占有する時間をできるだけ短くする必要がある。
本発明の目的は、システム内におけるカードの取扱を効率化することにより、1人の顧客が占有する時間を短縮して、待ち時間の減少化を図ったカード処理装置を提供することにある。
本発明のカード処理装置は、1枚ずつ搬送されてきたカードを積層貯留する第1貯留手段と、この第1貯留手段に積層貯留されたカードを積層状態のまま一括移送する一括移送手段と、前記第1貯留手段に隣接され前記一括移送手段により移送されてくる積層状態のカードを受け入れて積層状態に貯留する上下動可能に構成されたフロアを有し、このフロア上に積層貯留されたカードを下端部から1枚ずつ繰り出す第2保留手段と、この第2貯留手段のフロアを上昇駆動し、このフロア上に積層貯留されたカードの上端面位置が所定高さになると上昇駆動を停止するフロア駆動手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明では、フロア駆動手段は、第1貯留手段へのカード貯留完了を条件に作動し、一括移送手段は、前記フロア上に貯留されその上端面位置が所定高さとなったカード上に積層状態のカードを移送する。
さらに、本発明では、フロアは、一括移送手段による移送方向に対し、移送方向下流側が高くなるように所定の傾斜角度に設定されている。
本発明によれば、第1貯留手段へのカード貯留が完了すれば、第2貯留手段からのカード繰り出しが完了していなくとも、第1貯留手段に積層貯留されたカードを第2貯留手段に一括移送できるので、第2貯留手段からのカード繰り出し完了を待つことなく、次の顧客に対するカード受入れが可能となり、待ち時間を減少させることができる。
以下、本発明によるカード処理装置の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、この実施の形態の全体構成を示している。図1において、1は装置の外郭をなす筐体で、その内部には、それぞれ破線で囲まれた第1処理部2と第2処理部3とが構成されている。
第1処理部2は、入口部4、第1搬送手段7、第1情報読取手段8、第1貯留手段10により概略構成される。入口部4は筐体1の前面(図示左側面)に配置され、常時閉の扉4aを有する。そして、この扉4aの開放時、所定の情報を保持した複数枚のカードPを積層状態で受け入れる。受け入れられたカードPは、バックアップ板5により下方に押し付けられ、ピッカー6により、1枚ずつ後方の第1搬送手段7へ繰り出される。
第1搬送手段7は、上下一対のローラ7aを複数対、直線上に配置したもので、これら一対のローラ7aの回転により、ピッカー6によって1枚ずつ繰り出されたカードPを、装置の後方(右方)に向ってほぼ水平方向に直線搬送する。また、この第1搬送手段7には第1情報読取手段(例えば、磁気カードリーダ)8が設けられており、内蔵された磁気ヘッド9により、搬送途中のカードPから保持情報を読み取る。
第1貯留手段10は、第1搬送手段7の搬送終端部(図示右端部)に設けられ、搬送されてきたカードPを積層貯留する。この第1貯留手段10は、積層貯留されたカードを積層状態のまま一括して次段に移送する一括移送手段(以下、スイーパ機構と呼ぶ)11を備えている。
前記第1搬送手段7は、カードPの搬送方向を逆方向にする逆搬送機能を有する。また、第1貯留手段10は積層貯留されたカードを1枚ずつ逆搬送状態の第1搬送手段7に繰り出す返却手段12を有する。
また、この第1搬送手段7の前方寄り(図示左方寄り)の部分には、逆方向に搬送されたカードを搬送路上から取り出すリジェクト手段13が設けられている。このリジェクト手段13により搬送路上から取り出されたカードPは、返却搬送路14を通って、筐体1の前面に設けられた返却口15に送られる。
第2処理部3は、第2貯留手段16、第2搬送手段18、第2情報読取手段21、スイッチバック機構22、第3搬送手段24、複数のカード収納手段26を有する。
第2貯留手段16は、前記第1貯留手段10に隣接されており、この第1貯留手段10から、スイーパ機構11により一括移送されてくる積層状態のカードPを受け入れ、このカードPをピッカー17により1枚ずつ繰り出す。
第2搬送手段18は、第2貯留手段16から、筐体1の前方(図示左方)に向って、所定の傾斜角度を保って下向きに形成された直線上に、上下一対のローラを複数対配置して構成される。この第2搬送手段18は、各一対のローラの回転により、第2保留手段16から繰り出されたカードPを前方に向って所定の傾斜角度で直線搬送する。
また、この第2搬送手段18にも、磁気カードリーダなどによる第2情報読取手段21が設けられており、内蔵された磁気ヘッドにより、搬送途中のカードPから保持情報を読み取る。さらに、この第2搬送手段18は、カードの搬送方向を逆方向にする逆搬送機能を有し、かつ、逆方向に搬送されたカードPを搬送路上から取り出すリジェクト手段19を有する。このジェクト手段19でリジェクトされたカードPはリジェクト箱20内に貯留される。
スイッチバック機構22は、第2搬送手段18の搬送終端部に設けられた回動アーム23を有し、第2搬送手段18によって搬送されてきたカードPの上面を叩き、このカードPを第3搬送手段24上に載置させる。この第3搬送手段24は、筐体1内の前面側(図示左方)から後方(図示右方)に向うほぼ水平な直線上に、上下一対のローラを複数対配置したもので、スイッチバック機構22の回動アーム23により載置され、搬送方向が変向されたカードPを、後方に向ってほぼ水平に搬送する。
カード収納手段26は第3搬送手段24に沿って複数個(図の例では5個)設けられ、この第3搬送手段24により搬送されてくるカードPを、第2の情報読取手段21による読取結果に基づいてゲート板25により搬送路から取り出し、積層集積する。
次に、図2により、本発明の特徴部分である、第1貯留手段10と、この第1貯留手段10に積層貯留されたカードPを一括して移送するスイーパ機構11と、第1貯留手段10から一括移送されてくる積層状態のカードを受け入れる第2貯留手段16との関係を説明する。
図2において、第1貯留手段10は、第1搬送手段7の搬送終端部に構成されており、カードPの長さ方向に対応する間隔で対向配置された縦向きの固定ガイド体51と、上部を支点とした可動ガイド板52とを有する。搬送されてきたカードPは、図示斜め方向に設置した板ばね53により上記ガイド板51,52間に払い落とされ、水平方向の状態を保って順次積層貯留される。前記可動ガイド板52は、ばね54により常時垂直状態に立設しており、図示右方への押圧力を受けることにより、ばね54に抗して、上端を支点として図示左回りに回動する。
また、底面板55は、上向きのバックアップ板として機能するものであり、ガイドロッド56により上下動可能に支持され、かつ、ばね57により常時上昇方向の力を受けている。この上向きのバックアップ板55の図示左端上面は、モータ58により回動駆動されるアーム59の先端と係合しており、モータ58により図示底面位値に位置決めされている。
スイーパ機構11は、モータ60により回転駆動されるリードスクリュー61に螺合し、左右方向に移動可能な押圧体64を有する。この押圧体64は、モータ60の運転によりリードスクリューを介して図示右方に移動することにより、固定ガイド体51と可動ガイド板52との間に積層された複数のカードPを、積層状態のまま一括して図示右方に押圧し、第2貯留手段16内に移送する。
また、第1貯留手段10には、内部に積層された複数のカードPを、逆搬送状態の第1搬送手段7に1枚ずつ繰り出して返却させる返却手段12が設けられている。この返却手段12はカード繰り出し用の爪部分12aを有し、モータ62により回転駆動されるリードスクリュー63と螺合して図示左右方向へ往復動作する。この爪部分12aは、図示左方への移動時、上向きのバックアップ板55により押し上げられた、最上部に位置するカードPの後縁部(図示右辺)と係合し、このカード1枚を逆搬送状態の第1搬送手段7に繰り出す。
第2貯留手段16は、第1貯留手段10に隣接されており、その底部には上下動可能に構成されたフロア31を有する。このフロア31は、スイーパ機構11による移送方向に対し、その移送方向後方(図示右方)が高くなるように所定の傾斜角度に設定されており、スイーパ機構11により一括移送されてくる積層状態のカードを受け入れて積層状態に貯留する。
この第2貯留手段16は、第2搬送手段18の搬送開始点となるもので、この第2搬送手段18の搬送角度(図の例では下向き約15度)と同じ角度(前記フロア31の傾斜角度とも同じ角度である)の底面板65を有する。そして、その上方に間隔を保って立設されたガイド板66,67間に、第1保留部10から一括して移送された複数のカードPを、前記フロア31上に積層貯留させる。なお、一方のガイド板66の上半部はほぼ直角に折り曲げられ、前記第1保留部10の底面の一部をかねており、前記一括移送時における積層されたカードPの底面ガイドとなる。
また、第2貯留手段16は、ピッカー17及びバックアップ板68を有する。ピッカー17は、底面板65及びフロア31に設けた図示しないスリット内に移動可能に設けられている。このピッカー17は、モータ69により回転駆動されるリードスクリュー70と螺合しており、図示左右方向に往復動作する。そして、図示左方への移動時、最下部に位置するカードPの後縁部(図示右辺)と係合し、このカード1枚を第2搬送手段18に繰り出す。
バックアップ板68は傾斜した押圧面を有し、ガイドロッド71により上下動可能に支持されており、ばね72aにより常時下向きの力を受けている。また、このバックアップ板68の後端部(図示右端部)下面は、モータ73により回動駆動されるアーム74の先端と係合している。
前記フロア31も、このガイドロッド71により上下動可能に支持されている。また、このフロア31の図示右端部分には、バックアップ板68との連結体31aが上方に向って一体に設けられており、その上端の係合部31bはバックアップ板68の前記後端部と分離可能に係合している。したがって、フロア31は、バックアップ板68の上昇に伴って、ばね72bによる下向きの力に抗して上昇動作する。
33はレベルセンサで、フロア31の上面またはこのフロア31上に積層されたカードPの上端面が、一括搬送に適した所定高さに上昇したかを検出する。すなわち、フロア31及びバックアップ板68は、モータ73により回動駆動されるアーム74により上昇駆動されるが、レベルセンサ33によりフロア31の上面またはこのフロア31上に積層されたカードPの上端面が、一括搬送に適した所定高さに上昇したことを検出すると、モータ73は停止制御され、フロア31の上昇を停止する。したがって、モータ73及びアーム74はフロア31を上昇させるフロア駆動手段としても機能する。
ここで、第2貯留手段16のカード貯留量は、第1貯留手段10のカード貯留量より多く設定する。例えば、第1貯留手段10のカード貯留量の2〜3倍程度にするとよい。
次に、全体的な動作を説明する。複数種類のカード、例えば、カードに搭載した貴金属などの種類や量により500,1000,2000,5000,10000円の5種の額面のカードが有る場合、これらカードをランダムに多数有する使用者は、この多数のカードPを、入口部4に投入する。例えば、この入口部4は、積層状態のカードPを50枚一括受け入れできるものとする。
使用者は、筐体前面の図示しない操作部を操作して入口部4の扉4aを開け、積層状態のカードPを一括投入する。一括投入後、バックアップ板5が下降し、積層されたカードPの上面を押圧する。このとき、図示しないセンサによりバックアップ板5の高さを検出し、積層されたカードの枚数が50枚以下か否かを判定する。その結果、50枚以上であれば、筐体表面の図示しない表示部に、枚数を減らして再投入するようにガイダンスを行う。また、投入されたカードの不ぞろいや、長すぎなどの検知手段も設け、これらが検知動作した場合も、カードを再投入するように促すガイダンスを表示し、以後の繰り出しは行わない。
上記条件をクリアした場合は、ピッカー6が作動し、積層状態のカードを最下端のものから1枚ずつ第1搬送手段7に繰り出す。第1搬送手段7は、図示しないモータによって上下一対のローラ7aを回転駆動するもので、入口部4から繰り出されたカードPを、装置後方に向って伸延した水平搬送路上にて往復搬送可能である。この第1搬送手段7は、通常は正転搬送を行い、搬送途中に設けられたカードリーダ8により、カードPに保持された情報を読み出す。読み出された情報が適正であったカードPはそのまま搬送され、第1貯留手段10内に集積される。
この読取結果が、読取不能や不適正情報であった場合は、第1搬送手段7のパルスモータを一端停止した後、逆転させ、逆搬送状態とする。さらにリジェクト手段13を動作させ、ゲート板を開く(逆搬送方向に対して起立させる)ことにより、逆搬送されてくるカードを搬送路上から取り出し、返却搬送路14を通って返却口15に返却させる。
このリジェクトは、カードリーダ8による読取結果だけでなく、第1搬送手段7の搬送路に設けた各種センサにより、カードの不適正状態を検出した場合も、同様の動作によってリジェクトする。例えば、カードの2枚取りや薄すぎ(プリペードカード相当)は厚さセンサにより検出し、カードの長すぎ/短すぎは長さセンサで検出する。これらの不適正カードが検出された場合もリジェクトを行う。
このようにして入口部4に投入されたカードPを1枚ずつ順次繰り出し、入口部4にカードがなくなると、図示しない残留検知センサが残留無しを検知し、ピッカー6による繰り出しを停止する。
前述のように、適正なカードPはそのまま搬送され、第1貯留手段10内に集積される。第1貯留手段10の集積高さは固定とする。このとき、多数枚のカードを集積するため、各カードの後端に後続カードの前端が衝突して、集積が適正に行われないことが起こりがちである。しかし、第1搬送手段7の搬送終端部(集積部の上部でもある)に板ばね53を斜めに設置し、集積されるカードPの後端をはじき落とすことにより、前述の衝突を防止し、良好な集積状態とすることができる。
第1貯留手段10へのカード集積が終了すると、集積されたカードについて、カードリーダ8が読み取った情報の内容を、筐体1前面の図示しない表示部に表示し、利用者の確認を得る。すなわち、読み取った額面金額の総額や、各種別の枚数などを表示する。この結果、例えば、利用者が意図した額面総額と読み取られた額面総額とが異なる場合など、利用者は「確認NO」のボタンを押下する。
「確認NO」のボタンが押下されると、第1保留部10に集積されたすべてのカードPを返却口15に返却する。すなわち、第1搬送手段7を逆搬送状態にし、リジェクト手段13のゲート板を開く。また、図2で示した上向きのバックアップ板55を上昇させ、返却手段12により、積層上部からカードPを1枚ずつ、逆搬送状態の第1搬送手段7に繰り出す。このため、カードPは開状態のゲート板により搬送路から取り出され、返却搬送路14を通って返却口15に返却される。このとき、カードリーダ8により、通過したカードの情報や枚数を読み取り、記憶しておく。
これに対し、利用者が「確認OK」のボタンを押下すると、カード貯留完了と判断され、第1貯留手段10内に貯留されたカードを、スイーパ機構11により積層状態のまま、第2貯留手段16に一括移送する。
この場合、まず、モータ73によりアーム74を図示右回りに回動させ、バックアップ板68をばね72aのばね力に抗して上昇させる。このバックアップ板68が充分上昇するとフロア31側の連結部材31aとその上端係合部31bにおいて係合するので、フロア31もばね72bのばね力に抗して上昇する。そして、フロア31の上面またはこの上面に積層貯留されたカードPの上端面が、レベルセンサ33による検出位置まで上昇するとモータ73は停止制御され、フロア31はレベルセンサ33により検出された高さで停止する。
この状態で、前述のようにスイーパ機構11が動作し、その押圧体64が、第1貯留手段10に集積されたカードPを、積層状態のまま一括して図示右方に押し出す。このとき、前述のようにバックアップ板68は充分高い位置に上昇しており、かつフロア31の上面またはこの上面に積層されたカードPの上端面はレベルセンサ33により検出された受入れ高さにあり、しかも後方に向って上方に約15度傾斜しているため、積層状態のカードPはフロア31の上面または積層されたカードPの上端面の上に、スムーズに一括移送される。この一括移送後、モータ73によりアーム74を図示左回りに回動させることにより、フロア31は、ばね72bの張力により下降し、底面板65上に載置され、積層されたカードPは第2貯留手段16内に集積される。また、バックアップ板68も、ばね72aの張力により下降し、第2貯留手段16内に新たに集積されたカードの上端面を下向きに押圧する。
この動作が終了し、第1貯留手段10内にカードがないことが図示しない残留センサで検出されると、一連のカード受け入れ処理が終わり、次の利用者がカードを入口部4に投入できるようになる。
一方、第2処理部3の第2貯留手段16内に約15度傾斜した状態で集積されたカードは、ピッカー17により1枚ずつ第2搬送手段18に繰り出される。繰り出されたカードは、第2搬送手段18により前方に向って斜め下方に搬送される。また、搬送途中において図1で示したカードリーダ21により、保持された情報が読み出される。読み出された情報が適正であれば、さらに確認のための情報書込みを行ったり、情報を消去したりしながら、そのまま順方向に搬送される。
これに対し、読み取った情報が不適正であったり、読取不能の場合は、第2搬送手段18による搬送を一旦停止後、逆搬送状態にし、リジェクト手段19を動作させてカードをリジェクト箱20内にリジェクトする。このリジェクト動作後、次のカードが第2貯留手段16から繰り出される。
順方向に搬送された適正なカードは、スイッチバック部22に進入し、その先端がストッパに当接するとアーム23が下向きに回動し、カードの上面を叩いて第3搬送手段24の開始端上に押下する。このため、カードは第3搬送手段24により、今度は後方に向かって水平方向に搬送される。
第3搬送手段24に対しては、その搬送方向に沿って複数のカード収納手段26が設けられており、かつ、これらカード収納装置26に対応してそれぞれゲート板25が設けられているので、各カード収納装置26には、該当する種類のカードが選別されて収納される。すなわち、搬送されてくるカードの種類は、カードリーダ21により読み取られているので、そのカードの種類に該当するカード収納装置26のゲート板25を開いておく。このため、対応するカードは、この開いたゲート板25により搬送路上から図示斜め右下方に取り出され、カード収納装置26内に集積される。
ここで、第1貯留手段10に隣接された第2貯留手段16に上下動可能なフロア31を設けて、そのカード貯留容量を第1貯留手段10より大きくしたので、第2の貯留手段16内に、カードPが存在する状態であっても、その上端面がレベルセンサ33の検出位置より高くなっていなければ、第1貯留手段10にて貯留が完了したカードPを第2貯留手段16側に直ちに一括移送することができる。
前述のように、第2貯留手段16に一括移送されたカードPは、直ちにピッカー17により1枚ずつ繰り出され、次の収納工程が行われるが、第2貯留手段16から繰り出されるカードPの枚数が多いと、この第2貯留手段16から繰り出し動作に時間がかかり、なかなか終わらない。これに対し、次の利用者が投入したカードの枚数が少ないと、第1貯留手段10での貯留が完了する(利用者による「確認OK」操作が行なわれる)までの時間は短くなり、第2貯留手段16からの繰り出し動作が終わらない状態で、次の利用者が投入したカードPの第1貯留手段10での貯留が完了してしまうことがある。
このような場合、第1貯留手段10と第2貯留手段16のカード貯留容量に差がないと、第2貯留手段16によるカード繰り出しが完了して、第2貯留手段16内にカードが無くならなければ、第1の貯留手段10に貯留された次の利用者のカードPを第2貯留手段16へ一括移送することができなかった。すなわち、次の利用者が投入したカードに対する第1貯留手段10への貯留が完了していても、第2の貯留手段16からのカード繰り出しが完了していなければ、第1の貯留手段10への貯留が完了したカードPを移送することができない。したがって、さらに次の利用者が新たにカードを投入することができず、待ち時間が生じる。
これに対し、前述のように第2貯留手段16に上下動可能なフロア31を設けて、そのカード貯留容量を第1貯留手段10より大きくすると、第2の貯留手段16からのカード繰り出しが完了していなくても、第1貯留手段10にて貯留が完了したカードPを直ちに第2貯留手段16側に一括移送することができる。このため、さらに次の利用者は、直ちに新たなカードを投入することができ、待ち時間が生じることはない。
このように、システム内におけるカードPの取扱を効率化することにより、1人の顧客(利用者)が占有する時間を短縮することができ、待ち時間を減少させることができる。
上記実施の形態では、フロア31を、バックアップ板68と関連させてモータ73により回動駆動されるアーム74により上下動させているが、モータ73及びアーム74以外の公知の上下駆動機構を用いてもよい。また、フロア31とバックアップ板68とを関連させずにそれぞれ独立して上下動させてもよい。すなわち、バックアップ板68は積層されたカードPの繰り出し時に、繰り出し対象のカードPが浮き上がって繰り出しが失敗することを防止するものであり、積層枚数が多く、積層されたカードの重量によりカードPの浮き上がりを防止できれば、バックアップ板68を下降させてカードPの上面を押し付ける必要はない。したがって、積層枚数が少ないときのみバックアップ板68を下降させて、カードPの上面を押し付けるようにしてもよい。この場合、バックアップ板68を上述のように独立して上下動できる構成にすればよい。
また、上記実施の形態では、カードの種類が多く、カード収納手段26を多数(5個)必要としたため、処理搬送路を、第3搬送手段24を含むZ字状としたが、カードの種類が少なく、カード収納手段26が少数(例えば、1または2個)であれば、第3の搬送手段24を設けずに、第2の搬送手段18の終端部に、ゲート板25と対応するカード収納手段26を設けてもよい。
このように構成すれば、第3の搬送手段24及びスイッチバック機構22が不要となり、装置構成を簡素化できる。
本発明によるカード処理装置の一実施の形態の内部構成を示す側面図である。 同上一実施の形態の要部構成を示す拡大図である。
符号の説明
P カード
10 第1貯留手段
11 一括移送手段
16 第2貯留手段
31 フロア
73,74 フロア駆動手段を兼ねるモータ及びアーム

Claims (3)

  1. 1枚ずつ搬送されてきたカードを積層貯留する第1貯留手段と、
    この第1貯留手段に積層貯留されたカードを積層状態のまま一括移送する一括移送手段と、
    前記第1貯留手段に隣接され前記一括移送手段により移送されてくる積層状態のカードを受け入れて積層状態に貯留する上下動可能に構成されたフロアを有し、このフロア上に積層貯留されたカードを下端部から1枚ずつ繰り出す第2貯留手段と、
    この第2貯留手段のフロアを上昇駆動し、このフロア上に積層貯留されたカードの上端面位置が所定高さになると上昇駆動を停止するフロア駆動手段と、
    を備えたことを特徴とするカード処理装置。
  2. フロア駆動手段は、第1貯留手段へのカード貯留完了を条件に作動し、
    一括移送手段は、フロア上に貯留されその上端面位置が所定高さとなったカード上に積層状態のカードを一括移送する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカード処理装置。
  3. フロアは、一括移送手段による移送方向に対し、移送方向後方下流側が高くなるように所定の傾斜角度に設定されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード処理装置。
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