JP2006137520A - カード集積装置 - Google Patents

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Minoru Sawada
稔 澤田
Yasuo Tsukada
康夫 塚田
Norikazu Shinozaki
則和 篠崎
Yasuaki Morokuma
康明 諸隈
Takayuki Matsubara
孝行 松原
Osamu Fujiwara
修 藤原
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Abstract

【課題】 大きな設置スペースを要せず、取り扱いが容易で、セキュリティ上も適切に管理可能なカード集積装置を提供すること。
【解決手段】 カード取扱装置に設置され、この装置により取り扱われるカードを集積するカード集積装置であって、ケース31内に、所定形状のカードPを傾斜状態で所定枚数集積する。このケース31の上部には、このケース31内とカード取扱装置のカード搬送部24との間で、カードPを1枚ずつ前記傾斜方向に沿って搬送する上下一対のローラ34を設ける。ケース31内には、カードPを傾斜状態で載支するバックアッププレート28を設け、このバックアッププレート28を上下駆動機構36によりカードの集積枚数に応じて上下動させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、カード取扱装置に設けられ、順次搬送されてくる所定形状のカードを所定枚数集積するカード集積装置に関する。
近年、磁気情報やICチップ情報などを内蔵したプラスチック製のカードが、個人情報媒体や経済価値媒体として多用されている。この種のカードは国際標準化されており、一般には厚さ0.76mmの塩ビカードが用いられている。このようなカードは、通常の外力では曲がり難い剛体と考えられる。したがって、カード処理機は、カードを変形させることなく直線に搬送するようにしている。
ここで、ATMのカードリーダのように、カードに対して、単純に磁気情報をリード・ライトする程度の装置であれば、その搬送を直線としてもその距離は長くならない(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、カードは前述のように各種分野で用いられており、近年、同一サイズのカードにそれぞれ異なる貴金属の埋め込みを施したり絵画デザインを表記し、それら貴金属や絵画デザインの価値情報を記録して取り扱うシステムが考えられている。このようなカードを取り扱う装置では、カード情報の読取や読取結果に応じた分類収納などの多くの機能が必要となり搬送路も長くなる。また、このようなカードの取扱装置は、カード使用者に対して対面型に構成しなければならず、狭いスペース中に長い搬送路を確保しなければならない。さらに、カードの変形やカード詰まり等の不具合は確実に阻止しなければならない。
このような問題に対し、本件出願人はカードの搬送路をZ字形に折り返し形成し、剛体であるカードを曲げ変形することなく搬送処理し、しかも、コンパクトなユニットとして構成しているカード取扱装置を、特願2004−160919により提案した。
この装置は直線状を成す搬送手段をZ字形に構成し、搬送途中においてカードから情報を読取り、この読取った情報に従って各カードを対応するカード集積装置内に分類収納している。この場合、カード集積装置は、カードの種類毎に設けられる。例えば、カードの種類が5種類であれば、5つのカード集積装置が、Z字形に構成された搬送手段の後端部分に1列に並設され、搬送手段により搬送されてくるカードは、順次対応するカード集積装置内に分離収納される。
特開平10−40441号公報
このような装置では、多量のカードを連続処理できることが望まれており、カード集積装置は前述のように複数個並設されるので、その設置スペースが大きくならないように小形であることが望ましい。また、1つのカード集積装置では1500枚程度のカードを収納できるが、業務中にしばしば満杯になってしまう。この場合、満杯となったカード集積装置を交換しなければならない。このため、カード集積装置は、カード取扱装置本体側から容易に分離でき、かつ容易に取り付けられる構成であり、更に、取り外し後の取扱が容易で、しかも、セキュリティ上も適切に管理できることが望まれる。
本発明の目的は、大きな設置スペースを要せず、取り扱いが容易で、セキュリティ上も適切に管理可能なカード集積装置を提供することにある。
本発明のカード集積装置は、カード取扱装置に設置され、この装置により取り扱われるカードを集積するカード集積装置であって、所定形状の前記カードを傾斜状態で所定枚数集積可能な内容積を有するケースと、このケース上部に設けられ、このケース内と前記カード取扱装置のカード搬送部との間で、カードを1枚ずつ前記傾斜方向に沿って搬送する上下一対のローラと、前記ケース内において前記カードを傾斜状態で載支するバックアッププレートと、このバックアッププレートを前記ケース内においてカードの集積枚数に応じて上下動させる上下駆動機構とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のカード集積装置は、ケース上部に設けられた上下一対のローラ近くに設けられ、この一対のローラによるカード搬送路を開閉可能なシャッターを有する。
また、本発明のカード集積装置は、カード取扱装置からのケースの取り外しに伴いバックアッププレートの上下動をロックするロック機構を設けている。
また、本発明のカード集積装置は、ロック機構によるバックアッププレートのロック状態を任意に解除可能な解除機構を設けている。
さらに、本発明のカード集積装置は、少なくともカードの集積枚数を保存可能なメモリを実装している。
本発明によれば、カードを傾斜状態で集積するので占有面積が少なくなり、複数個並設しても大きな設置スペースを要しない。また、本カード集積装置へのカード投入時には、上部にある搬送ローラのみで行う事ができるため、カードに不必要な外力を加える事なくカードの消耗が少なくなる。
また、カードが出入りする部分にシャッターを設けることにより、カード取扱装置からの分離時、このシャッターを閉めることにより、カードの抜き取りを確実に防止でき、セキュリティ性が向上する。
また、カードを載支するバックアッププレートの上下駆動機構をロックすることにより、カード取扱装置から分離して運搬する際、集積されたカードの重量によりバックアッププレートが正規の位置よりずれて集積されたカードがばらばらになることを防止でき、取り扱いが容易となる。
このロック機構を任意に解除できるようにすると、カード取扱装置から分離した状態で内部にカードを装填することも可能になる。
さらに、メモリを実装することにより、集積したカードの枚数などの情報を保持でき、セキュリティ性を含めカードの管理を適切に行うことができる。
以下、本発明によるカード集積装置(以下、スタッカと称す)の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、図2により、本発明のカード集積装置が設置されるカード取扱装置の概要を説明する。
図2において、1は装置の外郭をなす筐体で、その内部には、それぞれ破線で囲まれた第1処理部2と第2処理部3とが構成されている。
第1処理部2は、入口部4、受入れ用の第1搬送手段7、第1情報読取手段8、第1保留手段10により概略構成される。入口部4は、筐体1の前面上部に配置され、常時閉の扉4aを有する。そして、この扉4aの開放時、所定の情報を保持した複数枚のカードPを積層状態で受け入れる。受け入れられたカードPは、バックアップ板5により下方に押し付けられ、ピッカー6により、1枚づつ後方の第1搬送手段7へ繰り出される。
第1搬送手段7は、前述のように受入れ用のもので、上下一対のローラ7aを複数対、直線上に配置しており、これら一対のローラ7aの回転により、ピッカー6によって1枚づつ繰り出されたカードPを、装置の後方に向ってほぼ水平方向に直線搬送する。また、この第1搬送手段7には第1情報読取手段(例えば、磁気カードリーダ)8が設けられており、内蔵された磁気ヘッド9により、搬送途中のカードPから保持情報を読み取る。
第1保留手段10は、第1搬送手段7の搬送終端部(図示右端部)に設けられ、搬送されてきたカードPを積層保留する。この第1保留手段10は、積層保留されたカードを一括して次段に移送する移送手段(以下、スイーパ機構と呼ぶ)11を備えている。
前記第1搬送手段7は、カードPの搬送方向を逆方向にする逆搬送機能を有する。また、第1保留手段10は積層保留されたカードを1枚づつ逆搬送状態の第1搬送手段7に繰り出す返却手段12を有する。
また、この第1搬送手段7の前方寄り(図示左方寄り)の部分には、逆方向に搬送されたカードを搬送路上から取り出すリジェクト手段13が設けられている。このリジェクト手段13により搬送路上から取り出されたカードPは、返却搬送路14を通って筐体1の前面に設けられた返却口15に送られる。
第2処理部3は、第2保留手段16、情報読取用の第2搬送手段18、第2情報読取手段21、スイッチバック手段22、収納用の第3搬送手段24を有し、この第3搬送手段24の下方には、本発明の対象であるカード収積装置(以下、スタッカと呼ぶ)26が複数個設けられている。
第2保留手段16は、前記第1保留手段10に隣接されており、この第1保留手段10から、スイーパ機構11により一括移送されてくる積層状態のカードPを受け入れ、このカードPをピッカー17により1枚づつ繰り出す。
第2搬送手段18は、第2保留手段16から、筐体1の前方(図示左方)に向って、所定の傾斜角度を保って下向きに形成された直線上に、上下一対のローラを複数対配置して構成される。この第2搬送手段18は、各一対のローラの回転により、第2保留手段16から繰り出されたカードPを前方に向って所定の傾斜角度で直線搬送する。
また、この第2搬送手段18は、前述のように情報読取用のものであり、搬送中間部には、磁気カードリーダなどによる第2情報読取手段21が設けられている。そして、内蔵された磁気ヘッドにより、搬送途中のカードPから保持情報を読み取る。さらに、この第2搬送手段18は、カードの搬送方向を逆方向にする逆搬送機能を有し、かつ、逆方向に搬送されたカードPを搬送路上から取り出すリジェクト手段19を有する。このジェクト手段19でリジェクトされたカードPはリジェクト箱20内に貯留される。
スイッチバック手段22は、第2搬送手段18の搬送終端部に設けられた回動アーム23を有し、第2搬送手段18によって搬送されてきたカードPの上面を叩き、このカードPを第3搬送手段24上に載置させる。第3搬送手段24は、筐体1内の前面側(図示左方)から後方(図示右方)に向うほぼ水平な直線上に、上下一対のローラを複数対配置したもので、スイッチバック機構22の回動アーム23により載置され、搬送方向が変向されたカードPを、後方に向ってほぼ水平に搬送する。
スタッカ26は、第3搬送手段24に沿って複数個(図の例では5個)設けられ、この第3搬送手段24により搬送されてくるカードPを、第2の情報読取手段21による読取結果に基づいて搬送路から取り出し、積層集積する。
第3搬送手段24の搬送路上からカードPを取り出す手段として、各スタッカ26の搬送方向前方(図示左方)の位置には、ゲート機構をそれぞれ設けている。すなわち、スタッカ26の搬送方向前方に、楔状のゲート板25を、その先細状先端が搬送方向と対向するように設置する。このゲート板25の基端部は、図示しないロータリアクチュエータの駆動軸と連結しており、作動時、ゲート板25が搬送路上に起き上がるように、図示右回りに回動駆動される。
次に、本発明の対象であるスタッカ26の詳細構成を図1を参照して説明する。スタッカ26は、図2で説明したカード取扱装置に設置され、この装置により取り扱われるカードPを集積するもので、図1(a)(b)で示すように、縦長のカセット状ケース31を有し、側面に設けた4個の保持部材30により、カ−ド取扱装置に取り外し可能に設置される。このケース31は、所定形状のカードPを、図4で示すように、傾斜状態で集積するもので、このカードPを所定枚数集積可能な内容積を有する。このケース31の正面には、図1(a)で示すように、蓋32がヒンジ33により開閉可能に取り付けられている、この蓋32には錠機構35が設けられており、この錠機構35を開錠して蓋32を開くことにより、内部に集積されたカードPを取り出すことができる。なお、このスタッカ26の持ち運びを行うために取手40が蓋32に設けられる。
また、このケース31の背面上部には、図1(b)で示すように、上下一対のローラ34が設けられている。この上下一対のローラ34は、このケース31内と、図2で説明したカード取扱装置のカード搬送部、すなわち、第3の搬送手段24と対向して位置する。そして、図6で示す上部のローラ軸の面取り部34aにより、図2で示したカード取扱装置側の図示しない駆動機構と分離可能に連結し、回転駆動される。この上下一対のローラ34の回転により、前記ゲート板25により第3の搬送手段24から分岐されたカードPを捕らえて1枚ずつ傾斜方向に搬送し、ケース31内に搬入させる。
ケース31内には、図3および図4で示すように、バックアッププレート28が上下駆動機構36により上下動可能に設けられている。このバックアッププレート28は傾斜した上面を有するブロック状のもので、上下一対のローラ34によりケース31内に搬入されたカードPは、その先端がケ−ス31内壁に接して整位板として働き、かつ、バックアッププレート28の上部傾斜面によって図4で示すように傾斜状態で載支される。
上下駆動機構36は、バックアッププレート28をケース31内においてカードPの集積枚数に応じて上下動させる。この上下駆動機構36は、図5で示すように、縦長のブラケット37内に縦方向に設置されたガイドロッド38(図3および図4に図示)と、同じくブラケット37の上下に配置されたプーリ39a,39bとを有する。バックアッププレート28は、これらプーリ39a,39b間に掛け渡されたタイミングベルト41に連結し、かつ、ガイドロッド38により、上下動可能に案内支持されている。
ここで、下部のプーリ39bは、連結機構42により、図2で示したカード取扱装置側に設けられたモータ27とカード取扱装置への装着に応じて連結され、このモータ27により回転駆動される。したがって、バックアッププレート28は、モータ27の回転に伴い、タイミングベルト41により上下方向に駆動され、ガイドロッド38に案内されて上下動する。
ケース31内の、カードが搬入される部分には、図示しないが光学センサが設けられており、カードPがケース31内に搬入されたことを検出すると、モータ(例えば、パルスモータ)27を所定量回転させ、プーリ39a,39b及びタイミングベルト41を駆動して、バックアッププレート28を所定高さ降下させる。この動作により、ケース31内に搬入されたカードPは、バックアップ板28上に順次積み重ねられ、集積される。
なお、このバックアッププレート28の動作は、カードPがケース31内に搬入される度に行なわれるが、もちろん数枚のカードPが搬入される度に行なうようにしてもよい。すなわち、光学センサによりバックアッププレート28上に集積された最上位のカードPの傾斜上端面の高さが所定レベルに達したことを検出し、バックアッププレート28を所定高さ(カード数枚分)下降するように設定すれば、カード数枚毎の下降動作を行うことができる。
ここで、1つのスタッカ26では1500枚程度のカードを収納できるが、業務中にしばしば満杯になってしまう。この場合、満杯となったスタッカを交換しなければならず、このスタッカ26をカード取扱装置本体側から分離し取り外す。この取り外し状態において、スタッカ26内に集積されたカードPの取り出しは、セキュリティ上、特定の人が鍵を用いて蓋32を開いて行なう。しかし、カードPが搬入される上下一対のローラ34部分からも抜き取りが可能なため、この部分に図6で示すようにシャッター44を設ける。
すなわち、ケース31の上部に設けられた上下一対のローラ34の近くに、この一対のローラ34によるカード搬送路を開閉可能なシャッター44を設ける。このシャッター44は縦長の舌片状のもので、一対のローラ34によるカード搬送路に対し、上下動可能に設置されている。そして、下部に設けられたソレノイド45とアーム46を介して連結しており、ソレノイド45により上下方向に駆動される。
すなわち、スタッカ26をカード取扱装置本体側から取り外すときには、ソレノイド45を動作させ、シャッター44を高さL上昇させて上下一対のローラ34間にシャッター44を突出させる。この動作により、ケース31内からのカードPの飛び出しや抜き取りを確実に防止することができる。反対に、スタッカ26がカード取扱装置本体側にセットされた場合は、ソレノイド45が戻り動作し、シャッター44が下降してカードPの搬入が可能となる。
また、スタッカ26をカード取扱装置から取り外して取手40によって持ち運ぶ際、集積されたカードの重量によりバックアッププレート28が正規の位置よりずれ、集積されたカードPがばらばらになるおそれがある。すなわち、バックアッププレート26の上下駆動機構36は、図5で示した連結機構42により、カード取扱装置側に設けられたモータ27と分離可能に連結しているが、スタッカ26がカード取扱装置から取り外され、連結が解除されると、バックアッププレート28に対する拘束力がなくなるため、集積されたカードの重量によりが正規の位置よりずれてしまう。
そこで、バックアッププレート28の上下動をロックするために、図7で示すようにロック機構48を設けた。このロック機構48は、連結機構42と組み合わされている。すなわち、タイミングベルト41を駆動するプーリ39bには、カード取扱装置側に設けられたモータ27と分離可能に連結する連結歯車49が直結しており、この連結歯車49の外周に形成された凹部49aに対して、ラッチ50を係合可能に設け、このラッチ50をソレノイド51により作動体52を介して駆動するように構成する。
すなわち、スタッカ26側に設けられた図示しないセンサにより、スタッカ26がカード取扱装置本体側から取り外されたことを検出してソレノイド51を動作させ、ラッチ50を連結歯車49の凹部49aに係合させて、この連結歯車49の回転を阻止する。このため、この連結歯車49に直結しているプーリ39bおよびタイミングベルト41もロックされ、カードPを載支したバックアッププレート28が現状位置に固定される。
このように上下駆動機構36をロックすることにより、スタッカ26をカード取扱装置から分離して運搬する際、集積されたカードの重量によりバックアッププレート28が正規の位置よりずれて集積されたカードPがばらばらになることを確実に防止でき、運搬時における取り扱い性が格段に向上する。
また、スタッカ26の使い方によっては、カード取扱装置から分離した状態で内部にカードを装填する場合がある。この場合、スタッカ26はカード取扱装置から取り外した状態であるため、上記ロック機構48が作動しており、このままではバックアッププレート28が動かず、カードを装填することができない。
そこで、このロック機構48を任意に解除できるように、図7で示すように解除機構53を設けた。この解除機構53は、ソレノイド51とラッチ50とを連結する作動体52に一体に設けられた手動開放レバーにより構成される。すなわち、この手動開放レバー53を図1(b)に示す透孔窓53から手動操作して、ラッチ50と連結歯車49の凹部49aとの噛み合いを解除することにより、バックアッププレート28に対するロック状態が解除され、カードPの装填が可能となる。
図1(b)に戻って、スタッカ26の側面には差込式のコネクタ55が設けられ、ケース31内の下部には、コネクタ55と接続された基板56が設けられている。この基板56には不揮発性のメモリ57や、各種の制御部品などが実装されている。コネクタ55は、図2で示したカード取扱装置側のコネクタ(図示せず)と接続され、各種情報の授受を行なう。
例えば、第2の情報読取手段21は搬送途中のカードPから情報を読取り、カードPの種別を判定し、対応するスタッカ26にカードを収納させるべく、該当するゲート板25を動作させている。したがって、第2の情報読取手段21は、どのスタッカ26に何枚のカードが集積されたかを把握していることになる。そこで、各スタッカ26は、コネクタ55を介して自スタッカ26に何枚のカードが集積されているかの情報を入手して、これをメモリ57に記憶させておく。
このように、スタッカ26毎に集積枚数を自分のメモリ57に記憶させておけば、スタッカ26をカード取扱装置側から取り外して所定の処理を行う際にも、各スタッカ26の状態を容易に把握でき、確実な管理を行うことができる。もちろん、集積枚数だけでなく、カードの種別など、各種の情報を入手してメモリ57に記憶させてもよい。
次に、全体的な動作を説明する。複数種類のカード、例えば、500,1000,2000,5000,10000円の5種の額面のカードが有る場合、これらカードをランダムに多数有する使用者は、この多数のカードPを、入口部4に投入する。例えば、この入口部4は、積層状態のカードPを50枚一括受け入れできるものとする。
使用者は、筐体前面の図示しない操作部を操作して入口部4の扉4aを開け、積層状態のカードPを一括投入する。一括投入後、バックアップ板5が下降し、積層されたカードPの上面を押圧する。
この状態でピッカー6が作動し、積層状態のカードを1枚づつ第1搬送手段7に繰り出す。第1搬送手段7は、図示しないパルスモータによって上下一対のローラ7aを回転駆動するもので、入口部4から繰り出されたカードPを、装置後方に向って伸延した水平搬送路上にて往復搬送可能である。この第1搬送手段7は、通常は正転搬送を行い、搬送途中に設けられたカードリーダ8により、カードPに保持された情報を読み出す。読み出された情報が適正であったカードPはそのまま搬送され、第1保留部10内に集積される。
この読取結果が、読取不能や不適正情報であった場合は、第1搬送手段7のパルスモータを一端停止した後、逆転させ、逆搬送状態とする。さらに、リジェクト手段13を動作させ、逆搬送されてくるカードを搬送路上から取り出し、返却搬送路14を通って返却口15に返却させる。
このようにして入口部4に投入されたカードPを順次繰り出し、入口部4にカードがなくなると、図示しない残留検知センサが残留無しを検知し、ピッカー6による繰り出しを停止する。
第1保留部10へのカード集積が終了すると、集積されたカードについて、カードリーダ8が読み取った情報の内容を、筐体1前面の図示しない表示部に表示し、利用者の確認を得る。すなわち、読み取った額面金額の総額や、各種別の枚数などを表示する。この結果、例えば、利用者が意図した額面総額と読み取られた額面総額とが異なる場合など、利用者は「確認NO」のボタンを押下する。
「確認NO」のボタンが押下されると、第1保留部10に集積されたすべてのカードPを返却口15に返却する。すなわち、第1搬送手段7を逆搬送状態にし、リジェクト手段13を動作状態にする。そして、返却手段12により、積層上部からカードPを1枚づつ、逆搬送状態の第1搬送手段7に繰り出す。このため、カードPはリジェクト手段13により搬送路から取り出され、返却搬送路14を通って返却口15に返却する。
これに対し、利用者が「確認OK」のボタンを押下するとスイーパ機構11が動作し、第1保留部10に集積されたカードPを一括して図示右方に押し出し、隣接した第2保留部16内に一括して移送する。
第2処理部3の第2保留部16内に約15度傾斜した状態で集積されたカードは、ピッカー17により1枚づつ第2搬送手段18に繰り出される。繰り出されたカードは、第2搬送手段18により前方に向って斜め下方に搬送される。また、搬送途中においてカードリーダ21により、保持された情報が読み出される。読み出された情報が適正であれば、そのまま順方向に搬送される。
これに対し、読み取った情報が不適正であったり、読取不能の場合は、第2搬送手段18による搬送を一旦停止後、逆搬送状態にし、リジェクト手段19を動作させてカードをリジェクト箱20内にリジェクトする。このリジェクト動作後、次のカードが第2保留部16から繰り出される。
順方向に搬送された適正なカードは、スイッチバック手段22により第3搬送手段24にスイッチバックされる。
第3搬送手段24に対しては、その搬送方向に沿って複数のスタッカ26が設けられており、かつ、これらスタッカ26に対応してそれぞれゲート板25が設けられているので、各スタッカ26には、該当する種類のカードPが選別されて収納される。すなわち、搬送されてくるカードの種類は、カードリーダ21により読み取られているので、そのカードの種類に該当するスタッカ26のゲート板25を開いておく。このため、対応するカードは、この開いたゲート板25により搬送路上から図示斜め右下方に取り出される。そして、該当するスタッカ26の上部に設けられた上下一対のローラ34に捕らえられ、その回転によりケース31内に搬入され、バックアッププレート28上に集積される。
ここで、第3搬送手段24からゲート板25により取り出されたカードPは、該当するスタッカ26に対して、斜方向に繰り出され、スタッカ26の上部に設けられた上下一対のローラ34により、スタッカ26内へ斜め方向に搬入され、上面が傾斜したバックアッププレート28上に集積される。このように、カードPを斜め方向に集積するため、スタッカ26の占有面積を小さくすることができる。したがって、図2のようにスタッカ26を複数個並設しても、大きな設置スペースを要することはなく、省スペース化を図ることができる。また、カードPをスタッカ26内に斜めに搬入するため、スタッカ26の内壁面が整位板として機能し、集積状態を整えることができる。
また、図6で示したように、スタッカ26のカードPが出入りする上下一対のローラ34間にシャッター44を設け、スタッカ26をカード取扱装置からの分離したとき、このシャッター44を閉めることにより、カードPの抜き取りを確実に防止でき、セキュリティ性が向上する。
また、カードPを載支するバックアッププレート28の上下駆動機構36をロックするロック機構48を設け、スタッカ26をカード取扱装置から分離して運搬する際、このロック機構48によりバックアッププレート28を固定する。このため、集積されたカードの重量によりバックアッププレート28が正規の位置よりずれて集積されたカードがばらばらになることを防止でき、運搬時における取り扱いが容易となる。
また、このロック機構48を解除機構53により任意に解除できるようにすると、スタッカ26をカード取扱装置から分離した状態で内部にカードを装填することも可能になる。
さらに、メモリ57を実装することにより、カードPの集積枚数などの情報を保持でき、セキュリティ性を含めカードの管理を適切に行うことができる。
上記実施の形態では、スタッカ26は、第3搬送手段24からゲート板25により取り出され、上下一対のローラ34により搬入されるカードPを集積する場合を説明したが、各部の回転方向および搬送方向を逆向きにすることにより、スタッカ26内に集積されたカードPを1枚ずつ繰り出す用途にも用いることができる。この場合、スタッカ26内に集積されたカードのうち、最上部のカードを上下一対のローラ34に向って繰り出すためにはピッカーを用いればよい。すなわち、図1(a)で示したスタッカ26の上面カバーに設けたスリット26aを通してピッカーの作動子を挿入し、スタッカ26内に集積された最上部のカードPを1枚ずつ繰り出すように構成すればよい。
本発明によるカード集積装置の一実施の形態を示しており、(a)は正面側の斜視図、(b)は背面側の斜視図である。 図2は本発明のカード集積装置が用いられるカード取扱装置を示す構成図である。 前記一実施の形態におけるカード集積装置の内部構成図である。 同上一実施の形態におけるカード集積装置のカード集積状態を示す内部構成図である。 同上一実施の形態における上下動機構を示す斜視図である。 同上一実施の形態における上下一対のローラとシャッターとの関係を示す拡大部分図である。 同上一実施の形態における連結機構とロック機構と解除機構との関係を表す斜視図である。
符号の説明
24 カード取扱装置の搬送部
26 カード集積装置(スタッカ)
28 バックアッププレート
31 ケース
34 上下一対のローラ
36 上下駆動機構
48 ロック機構
53 解除機構
57 メモリ

Claims (5)

  1. カード取扱装置に設置され、この装置により取り扱われるカードを集積するカード集積装置であって、
    所定形状の前記カードを傾斜状態で所定枚数集積可能な内容積を有するケースと、
    このケース上部に設けられ、このケース内と前記カード取扱装置のカード搬送部との間で、カードを1枚ずつ前記傾斜方向に沿って搬送する上下一対のローラと、
    前記ケース内において前記カードを傾斜状態で載支するバックアッププレートと、
    このバックアッププレートを前記ケース内においてカードの集積枚数に応じて上下動させる上下駆動機構と
    を備えたことを特徴とするカード集積装置。
  2. ケース上部に設けられた上下一対のローラ近くに設けられ、この一対のローラによるカード搬送路を開閉可能なシャッターを有することを特徴とする請求項1に記載のカード集積装置。
  3. カード取扱装置からのケースの取り外しに伴い、バックアッププレートの上下動をロックするロック機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカード集積装置。
  4. ロック機構によるバックアッププレートのロック状態を任意に解除可能な解除機構を設けたことを特徴とする請求項3に記載のカード集積装置。
  5. 少なくともカードの集積枚数を保存可能なメモリを実装したことを特徴とする請求項1に記載のカード集積装置。
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