JPH0679052A - パチンコ景品換金カード自動処理装置及び該管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 パチンコ景品交換所における換金業務を自動
化して正確、迅速に行えるようにしたパチンコ景品換金
カード自動処理装置およびその管理システムを提供す
る。 【構成】 パチンコ景品換金カード自動処理装置５０
は、パチンコ景品換金カード１に印刷された情報を少な
くとも一つ以上の光センサー装置１２、１２′と、前記
カード１を移送するベルトコンベアー装置１３と、検出
後の前記カード１をその種類に応じて所定の仕切られた
場所Ｐ０〜Ｐ４に移動させる仕分け装置１８と、これら
装置の制御装置１１と、金額、処理枚数を表示する表示
部３５と、装置の操作をする操作部３７とを有し、前記
カード１の情報を自動的に読み取り、仕分け処理するよ
うに構成される。また、処理装置５０の管理システムは
通信回線６０を介して、各支店（景品交換所）の取扱い
件数、換金状況、および現金払出機の残金状況を管理す
るように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ店において遊
技客に獲得パチンコ玉数に応じて渡す景品としての現金
交換可能なパチンコ景品換金カードを景品交換所にて換
金する際の換金業務の自動処理に関し、さらに詳細に
は、前記パチンコ景品換金カード（以下単にカードとも
称す。）に印刷された情報を光センサーにて自動的に読
み取り、種類に応じて仕分けられる装置にて換金業務が
正確、迅速に行えるようにしたパチンコ景品換金カード
自動処理装置（以下単に処理装置とも称す。）に関する
ものである。

【０００２】また、景品交換所の上記処理装置をオンラ
インにて管理するようにした管理システムに関するもの
である。

【０００３】

【従来の技術】一般に、パチンコ店等の遊技場におい
て、遊技客が獲得したパチンコ玉またはメダル等を景品
に交換する場合、該遊技場の店員が所定の計数機を用い
獲得総数を数え、予め５０００円，１０００円，５００
円等に価値を持たせた景品（有価物）と交換している。

【０００４】しかし、実際は多くの遊技客は交換した景
品をパチンコ店近くの景品交換所に持参して、さらに現
金に交換する場合が少なくない。

【０００５】従来は遊技客が景品を現金に交換する場合
は、一旦景品をパチンコ店で受け取った後に上記景品交
換所で該景品を現金と交換していたが、景品自体は再び
パチンコ店に景品として戻るので、上記交換システムで
は度重なる交換時の取扱いで景品の傷みがひどくなり、
品物自体の価値が失われてしまうという問題点があっ
た。

【０００６】そこで、現在は現金交換の可能なそれ自体
に価値を有するパチンコ景品換金カードをも取扱うよう
になっており、当初よりパチンコ玉を現金化する意思の
遊技客は景品として該パチンコ景品換金カードを景品と
して受取り、当該パチンコ店近くの景品交換所へ持って
いき所定の現金に交換するというシステムに変わってい
った。

【０００７】上記パチンコ景品換金カードは、厚さ２〜
３ミリの名刺大の大きさであり、有色のプラスチック素
材の基盤の中に例えばライターの石や金メダル等の有価
物を入れ、プラスチック透明蓋を貼り合わせて封じた構
造となっている。この際、プラスチック素材の色によっ
て換金額が一目で判別できるようになっているカードも
ある。

【０００８】さらには本発明者の発明によるところのカ
ード面上に素地の光反射率と異なる高反射率の金色や銀
色のインクで換金額やパチンコ店識別番号等、種々の情
報を印刷し、該情報を光センサーにて読み取ることが出
来るように工夫されたカードがある。

【０００９】上記カード構造は小型、堅牢で取扱い易
く、また偽造・変造が難しく、光センサーによるカード
の真贋が容易に検出できる。したがって頻繁にパチンコ
の景品となって換金されるものとして最適の構造であ
り、今後採用するパチンコ店が急増するものと思われ
る。

【００１０】景品交換所においては、遊技客が持参して
きた上記パチンコ景品換金カードを従業員が受け取って
（通常は換金額の異なる様々のカードが複数枚持参され
る。）カードの真贋を目視判断または光センサー装置に
て検査した後、全換金額を電卓等を用いて計算し現金と
交換される。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の単に有価物を入れたカードによる換金においては、
カードの偽造、変造や不正使用が後を絶たず景品交換所
が損害を被る事態が頻繁に起こっており、換金業務はカ
ードの真贋の判断と換金額の計算等で時間を要すること
となり換金業務が円滑に行われないという問題点があっ
た。

【００１２】また、景品交換所で取り扱うカードの種類
及び量が多岐多数に渡ると、該取扱いが煩雑であって取
扱い不備となることにより、錯誤等が発生して交換所や
パチンコ店の従業員が疑われたり、景品交換所の信用を
失墜し、ひいてはパチンコ店の経営を危うくするという
問題点があった。

【００１３】一方、前記本発明者の発明による種々の情
報が印刷されたパチンコ景品換金カードは光センサーに
て短時間にカードの真贋や換金額等の情報が機械で自動
的に読み出せるものであるが、一般に景品交換所に換金
に来る者は一度に数枚から十数枚のカードを持参するの
で一枚の処理時間は短くても、光センサー装置に各カー
ドをセットする時間、合計換金額の計算、換金後の各種
類のカードを仕分けする時間等は従来通り必要なのであ
って、これら換金業務の全体を自動化する処理装置は未
だ無い。

【００１４】しかしながら、上記カード情報の読み取り
の自動化をさらに一歩進めて現金支払作業を含めた景品
交換所の換金業務全体を自動化したいという要望が景品
交換所の経営者の間で強い。

【００１５】さらには、景品交換所の一日の換金総額は
日毎に、また場所によって変動するのであって、換金の
ための充分な多額の現金を予め現金支払機に収容してお
かなければならない。しかしこれでは換金されない多額
の現金が寝てしまうことになって、多数の景品交換所を
経営する経営者にとっては、経営効率の悪化を招きかね
ないという問題点があった。

【００１６】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、自動的に光センサーによってパチンコ景品換金
カードに印刷された情報を読み取り、カードの種類に応
じて仕分けを行い、さらに換金額の合計を計算・表示す
ることができるように構成した処理装置、および上記装
置内にさらに現金払出機を備えた処理装置を提供するも
のである。

【００１７】また、複数の景品交換所の換金業務をオン
ラインにて管理する管理システムを提供するものであ
る。

【００１８】

【課題を解決するための手段】本発明は、パチンコ店に
て遊技客が獲得したパチンコ玉の数に応じて換金可能と
するパチンコ景品換金カードに印刷された情報をパター
ンの反射率の変化から検出する少なくとも一つ以上の光
センサー装置と、前記パチンコ景品換金カードを順次前
記光センサー装置の下を通過するように移送するベルト
コンベアー装置と、検出後の前記パチンコ景品換金カー
ドをその種類に応じて所定の仕切られた場所に移動させ
るロータリアクチュエータを有する仕分け装置と、これ
ら装置の制御を行う制御装置と、金額、処理枚数を表示
する表示部と、装置のスタート・リセットおよび電源の
オン・オフを操作する操作部と、を有し、前記パチンコ
景品換金カードに印刷された情報を自動的に読み取り、
仕分け処理することを特徴とするパチンコ景品換金カー
ド自動処理装置を提供することにより、上記目的を達成
するものである。

【００１９】また、前記処理装置内にさらに前記制御装
置で制御され、合計換金額に応じて紙幣および硬貨を自
動的に払い出す現金払出機を備えたことを特徴とするパ
チンコ景品換金カード自動処理装置を提供することによ
り、上記目的を達成するものである。

【００２０】さらに、複数の各景品交換所に設置された
上記何れかのパチンコ景品換金カード自動処理装置を各
々通信回線にて本部管理コンピュータと接続することに
より、オンラインにて各景品交換所の取扱い件数、現金
払い出し状況、および払出機の残金状況を管理するよう
に構成したことを特徴とする管理システムを提供するこ
とにより、上記目的を達成するものである。

【００２１】

【作用】本発明においては、カードの換金額、パチンコ
店の識別番号等を表すパターンが印刷されたパチンコ景
品換金カードを順次本処理装置に配設された光センサー
装置の下に等速度で自動で連続的に移送させるので、カ
ードの真贋の検査および換金額の計算、処理カードの枚
数等が自動的に処理される。

【００２２】光センサー装置による読み取り後は、ロー
タリアクチュエータを有する仕分け装置で正常に読み取
れないカードは仕分け処理の始めに除去され、さらに正
常に読み取られたカードは種類に応じて所定の仕切られ
た場所に順次移動・収納される。

【００２３】制御装置はベルトコンベアー装置を動かす
モーターの回転数を制御して処理速度を一定に保ちつ
つ、各部のロータリアクチュエータの作動タイミング制
御を行う。また、光センサー装置の検出結果の情報を演
算処理して換金額や処理枚数を表示し、且つ該データを
蓄積する。さらには、上記データを外部に出力する機能
を有し、通信回線等で外部に上記データを送出すること
が可能である。

【００２４】上記機能を利用して、複数の景品交換所に
備えられた前記処理装置を各々通信回線にて本部コンピ
ュータとつなぐことによってオンライン化が可能とな
る。

【００２５】

【実施例】本発明の実施例を、図面に基いて詳細に説明
する。

【００２６】図１は本発明に係わるパチンコ景品換金カ
ード自動処理装置の構成図の例である。本図においてパ
チンコ景品換金カード自動処理装置５０は、パチンコ景
品換金カード１に印刷された情報をパターンの反射率の
変化から検出する二つの光センサー装置１２、１２′
と、前記パチンコ景品換金カード１を順次前記光センサ
ー装置１２、１２′の下を通過するように移送するベル
トコンベアー装置１３と、検出後の前記パチンコ景品換
金カード１をその種類に応じて所定の仕切られた場所
（仕分け容器Ｐ０〜Ｐ４）に移動させるロータリアクチ
ュエータ２４〜２８を有する仕分け装置１８と、これら
装置の制御を行う制御装置１１と、金額、処理枚数を表
示する表示部３５と、処理装置５０のスタート・リセッ
トおよび電源のオン・オフを操作する操作部３７と、を
有し、前記パチンコ景品換金カード１に印刷された情報
を自動的に読み取り仕分け処理するように構成されてい
る。

【００２７】図２は仕分け装置１８とベルトコンベアー
装置１３の要部を示す斜視図である。

【００２８】図３は他の形状の仕分け装置を示す斜視図
である。

【００２９】図４はパチンコ景品換金カード１の構造を
示す正面および断面図である。

【００３０】以下、本実施例の各装置および本発明にて
使用するパチンコ景品換金カード１について図１ないし
図４を用いて詳細に説明する。

【００３１】先ず、本発明にて使用するパチンコ景品換
金カード１の構造例は図５の断面図が示すように、名刺
大のプラスチック素材の基盤２と同透明蓋３が容易に剥
がれないように貼着された厚さ２〜３ミリの構造であ
り、透明蓋３の裏面にプラスチック素地と光反射率の異
なる塗料が、カード表面の略中央対称線４に沿って、中
央付近に四つの星形模様５、左右両端部の縁近傍に左右
対称に平行な四本の長細線６、６′および左右対称に配
した七本一組の短斜線７、７′の模様にて印刷されてい
る（模様７、７′が斜線であるのは、該斜線が以下に述
べるカードに付随する情報を示すものであることを隠す
偽装のためである。また、模様が全て左右対称なのは走
査の向きを問わないようにするためである。）上記各種
模様は当該カードに付随する情報を表すものであって、
パチンコ景品換金カード自動処理装置５０に設けられた
少なくとも一個以上の光センサー装置３によって、例え
ばカード表面の略中央対称線４上に設定された走査領域
に沿った組み合わせを等速度にて読み取ることが出来る
ように構成されている。

【００３２】また、上記パチンコ景品換金カード１の中
には、二個の貴金属のメダル形ペンダント９がはめ込ま
れており、該二個のペンダントの市場価値は合わせて当
該カードの換金額相当の価値を有するものである。

【００３３】上記ペンダント９の配置は、その一部が前
記光センサーの走査領域に掛かるような位置であり、前
記光センサーで前記パターンニングを読み取る際に前記
メダルないしペンダントの有無をその高反射率を利用し
て読み取ることが出来るように構成されている。したが
って上記ペンダント９を抜き取られて状態で本処理装置
５０にかけると不良カード２１として排除され（図１参
照）、換金されることが防止出来る。

【００３４】さらに、パチンコ景品換金カード１の基盤
２の表面には品名やカード名称を表す文字１０その他絵
柄等を印刷しておくことにより、当該カードに付随する
前記情報を表す各種模様が何であるかを一般人をして判
らないように擬装することもなされる。

【００３５】前記模様５等に使用する塗料（インク）と
しては、光反射率の高い金色や銀色等を使用し、プラス
チック素地の光反射率と比して顕著な差異を設けて誤検
出を防止するようになっている。

【００３６】次に、本発明に係わるパチンコ景品換金カ
ード自動処理装置５０におけるベルトコンベアー装置１
３はモーター１４、ベルト１５およびカードセッティン
グ挿入容器１６から構成され、制御装置１１にて一定回
転数に制御されたモーター１４にてベルト１５を等速度
で進ませる。カードセッティング挿入容器１６は一度に
数十枚のカードを重ね揃えてセットできる容積形状を有
し、側壁１７の下端はベルトとカード一枚の厚さ分強の
隙間が設けられている。したがって、セットされたカー
ド１は自重により順次ベルトに乗って略等間隔でセンサ
ー装置３の下へ移送される。

【００３７】センサー装置は少なくとも一つ以上設けら
れており（本実施例では１２、１２′の二個）、カード
上に印刷された情報パターンを反射率の変化で検出す
る。該検出データは前記制御装置１１に送られ演算処理
される。この際、検出精度を上げるためには実施例のよ
うに光センサー装置１２、１２′は一つでも可能である
が、複数配設して検出データの正誤の判断を確実にする
のが望ましい。

【００３８】次に、制御装置１１にて不良カードと判断
されたカードは仕分け装置１８の入口に配設されたロー
タリアクチュエータ２４のＬ字形アーム１９が制御装置
１１の制御によって適時上方に開くことにより（図１の
破線状態１９′）不良カードは仕分け通路２３へ渡らず
に不良カード仕分通路２２に落ちて仕分け容器Ｐ０に収
納される。

【００３９】一方、正常カードとして換金額が読み込ま
れたカードは前記Ｌ字形アーム１９を介して仕分け通路
２３へと誘導される。該仕分け通路２３は滑らかな材質
（例えばステンレス製）で適度に傾斜しているのでカー
ドは自重により滑り落ちるようになっている。滑り落ち
てきたカードは換金額の種類によって各々仕分け容器Ｐ
１〜Ｐ４の当該揺動板手前に達する。この際、当該仕分
け容器上方のロータリアクチュエータ２５〜２８が作動
して三十度程度回転することにより揺動板が上方に開き
（図１においてはＰ４の揺動板３３の状態）、当該容器
にカードは落下して収納される。

【００４０】以上の仕分け処理はベルトコンベアー装置
１３のモーター１４の回転速度と各ロータリアクチュエ
ータ２４〜２８の作動タイミングを調整、制御すること
によってなされる。

【００４１】本発明者の研究によれば、毎秒３０ｃｍの
速度でベルトコンベアーを進ませて、毎秒三枚のカード
を適切に処理することが可能であることが確認された。

【００４２】なお、図１から判るように金額、処理枚数
を表示する表示部３５と、本処理装置５０のスタート・
リセットおよび電源のオン・オフを操作する操作部３７
は前記制御装置１１に接続されており、演算処理の結果
得られたデータは制御装置１１内に蓄積されるとともに
表示部３５にデジタル表示される。この際、表示部に音
声出力装置を設けて制御装置１１で音声合成処理を行う
ようにすれば、換金客に対する一層のサービスとして有
効であると考えられる。

【００４３】また、制御装置１１に接続されたプリンタ
ーを設けて表示と同時に換金額、換金枚数を伝票として
プリントアウトすることも可能であることは言うまでも
ない。

【００４４】次に、現金の払い出しは従来の現金払出機
を本処理装置５０と別個に備えて換金業務を行うことも
できるが、本実施例の前記パチンコ景品換金カード自動
処理装置５０に前記現金払出機を内臓して、該現金払出
機の動作制御を制御装置１１で行うように構成すると、
装置全体がコンパクトになるとともに、現金払出機の操
作が不要となって、より一層の換金業務の自動化が可能
になることは言うまでもない。

【００４５】以上の制御装置１１での様々の制御はＣＰ
Ｕ、メモリ、Ｉ／Ｏポートを備えたマイクロコンピュー
タをプログラミングすることで実現する。

【００４６】次に、前記パチンコ景品換金カード自動処
理装置５０は景品交換所に一台備えられ、換金業務の効
率化に供されるものであるが、前述のように大規模な景
品交換所経営を行う場合には、景品交換所に予め用意し
て置く現金はできるだけ少ないほうが効率経営にとって
好ましいことは当然である。

【００４７】本発明に係わる処理装置の管理システム
は、例えば図５に示されるように、Ｂ、Ｃ、Ｄ三つの各
支店景品交換所に設置されたパチンコ景品換金カード自
動処理装置５０および現金払出機を通信回線６０にて本
店Ａの本部管理コンピュータ４０と接続することによ
り、オンラインにて各景品交換所の取扱い件数、換金状
況、および現金払出機の残金状況を管理するように構成
されたものである。

【００４８】上記各支店の処理装置５０と通信回線６０
との間には通信回線を媒介として前記種々のデータおよ
び命令を送受できるように変換するモデム４１を各々備
えている。

【００４９】本店システムは通信回線６０より送られる
各支店の情報を受ける本部モデム４２と、該モデム４２
に接続された本部管理コンピュータ４０と、該本部コン
ピュータ４０により処理された情報を出力する本部プリ
ンタ４３から構成されており、本店Ａと各支店Ｂ、Ｃ、
Ｄのコンピュータ同士が双方向にて情報交換ができるの
で、所謂オンライン化が実現される。

【００５０】上記のように構成された景品交換所の処理
装置の管理システムによると、各支店Ｂ、Ｃ、およびＤ
での換金額集計、粗利計算および残金管理等が本店Ａに
て行うことができる。

【００５１】なお、上記実施例においては支店の景品交
換所は三店であったが、数十店の管理システムも構築可
能であることは言うまでもなく、その場合には本管理シ
ステムの効率アップの効果は顕著に現れる。

【００５２】また、前記仕分け装置１８形状・機構は前
記図１、図２の形状・機構の実施例に限られるものでは
なく、ロータリアクチュエータを使用する仕分け装置で
あれば他の形状・機構であってもよい。

【００５３】例えば図３に示すように、仕分け装置１８
の入口に配設されたロータリアクチュエータ２４のＬ字
形アームの形状は、より確実に不良カードが仕分け通路
へ渡らずに不良カード仕分通路に落ちるように制動板２
０を備えた制動板付きＬ字形アーム１９´と為し、さら
に確実に仕分けが可能なように一旦正常カードを蓄える
送り出しタイミング調整箱７０を補助通路７４とともに
配設し、該送り出しタイミング調整箱７０の底にあって
ロータリアクチュエータ７２にて矢印のようにスライド
するスライド板７１と、上記送り出しタイミング調整箱
７０底面側にあって矢印の方向に回転する二個のローラ
ー７３によって、カードを一枚毎に仕分け通路７５に送
り出す機構であってもよい。

【００５４】上記形状・機構においては、正常なパチン
コ景品換金カード１が仕分け通路に詰まってしまうこと
もなく、揺動板３０〜３３の作動タイミングの確実性が
向上する。

【００５５】

【発明の効果】本発明に係わるパチンコ景品換金カード
自動処理装置は、上記のように構成されているため、以
下に記載するような効果を有する。

【００５６】（１）景品交換場における換金業務が正
確、迅速に行うことができ、大幅な効率アップが図れる
とともに労働負担が軽減されるという優れた効果を有す
る。

【００５７】（２）景品交換所に訪れる換金客に間違い
は無いという安心感を与えるので店の信用が高く維持さ
れるという優れた効果を有する。

【００５８】（３）景品交換所の効率経営が可能になる
という優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わるパチンコ景品換金カード自動処
理装置の構成図。

【図２】上記装置におけるカードの仕分け処理の動作説
明の斜視図。

【図３】他の形状・機構のカードの仕分け処理装置の実
施例の斜視図。

【図４】本発明に係わるパチンコ景品換金カードの正面
図。

【図５】本発明に係わるパチンコ景品換金カード自動処
理装置の管理システム構成図。

【符号の説明】

１ パチンコ景品換金カード ２ プラスチック基盤 ３ 透明蓋 ４ 中央対称線 ５〜７、５′〜７′ 情報を表す模様 ９ メダルまたはペンダント １０ カード名称等の任意のデザイン模様 １１ 制御装置 １２、１２′光センサー装置 １３ ベルトコンベアー装置 １４ モーター １５ ベルト １６ カードセッティング挿入容器 １７ 側壁 １８ 仕分け装置 １９ Ｌ字形アーム １９´ 制動板付きＬ字形アーム ２０ 制動板 ２１ 不良カード ２２ 不良カード仕分通路 ２３ 仕分け通路 ２４〜２８ ロータリアクチュエータ ３０〜３３ 揺動板 ３５ 表示部 ３７ 操作部 ４０ 本部管理コンピュータ ４１ モデム ４２ 本部モデム ４３ 本部プリンタ ５０ パチンコ景品換金カード自動処理装置 ６０ 通信回線 ７０ 正常カード送り出しタイミング調整箱 ７１ スライド板 ７２ ロータリアクチュエータ ７３ 送り出しローラー ７４ 補助通路 ７５ 仕分け通路 Ａ 本店 Ｂ、Ｃ、Ｄ 支店（景品交換所）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４２Ｄ 15/10 ５５１ Ｃ 9111−2Ｃ Ｇ０６Ｋ 19/06

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ店にて遊技客が獲得したパチン
   コ玉の数に応じて換金可能とするパチンコ景品換金カー
   ドに印刷された情報をパターンの反射率の変化から検出
   する少なくとも一つ以上の光センサー装置と、前記パチ
   ンコ景品換金カードを順次前記光センサー装置の下を通
   過するように移送するベルトコンベアー装置と、検出後
   の前記パチンコ景品換金カードをその種類に応じて所定
   の仕切られた場所に移動させるロータリアクチュエータ
   を有する仕分け装置と、これら装置の制御を行う制御装
   置と、金額、処理枚数を表示する表示部と、装置のスタ
   ート・リセットおよび電源のオン・オフを操作する操作
   部と、を有し、前記パチンコ景品換金カードに印刷され
   た情報を自動的に読み取り、仕分け処理することを特徴
   とするパチンコ景品換金カード自動処理装置。
2. 【請求項２】 上記制御装置で制御され、合計換金額に
   応じて紙幣および硬貨を自動的に払い出す現金払出機を
   備えたことを特徴とする請求項１記載のパチンコ景品換
   金カード自動処理装置。
3. 【請求項３】 複数の景品交換所に設置された請求項１
   または請求項２記載のパチンコ景品換金カード自動処理
   装置を各々通信回線にて本部管理コンピュータと接続す
   ることにより、オンラインにて各景品交換所の取扱い件
   数、現金払い出し状況、および払出機の残金状況を管理
   するように構成したことを特徴とする管理システム。