JP4576866B2 - 車両用ブレーキシステム - Google Patents
車両用ブレーキシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4576866B2 JP4576866B2 JP2004117052A JP2004117052A JP4576866B2 JP 4576866 B2 JP4576866 B2 JP 4576866B2 JP 2004117052 A JP2004117052 A JP 2004117052A JP 2004117052 A JP2004117052 A JP 2004117052A JP 4576866 B2 JP4576866 B2 JP 4576866B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- hydraulic pressure
- voltage
- vehicle
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
その電源の電圧が低下しあるいは低下の可能性があることを検知する電圧低下検知装置と、
車両を制動する第一ブレーキと、前記電源から供給される電気エネルギにより作動して前記第一ブレーキを制御する第一ブレーキ制御部とを備えた第一ブレーキ装置と、
前記第一ブレーキと並列に設けられて前記車両を制動する第二ブレーキと、その第二ブレーキを制御する第二ブレーキ制御部とを備えた第二ブレーキ装置と、
運転者の制動要求の有無を検知する制動要求検知装置と、
その制動要求検知装置と前記電圧低下検知装置との検知結果に基づいて前記第二ブレーキ装置の作動に関連する第二ブレーキ作動関連装置を制御する関連装置制御装置と
を含む車両用ブレーキシステム。
(2)前記第二ブレーキ作動関連装置が、前記第二ブレーキ制御部を含み、その第二ブレーキ制御部が前記第二ブレーキを自動で制御するものであり、関連装置制御装置が、前記制動要求検知装置が制動要求が有ることを検知し、前記電圧低下検知装置が電源電圧の低下あるいは低下の可能性を検知した場合に、前記第二ブレーキ制御部が前記第二ブレーキの解除を禁止する第二ブレーキ解除禁止部を有する (1)項に記載の車両用ブレーキシステム。
(3)前記第二ブレーキ作動関連装置が、前記第二ブレーキ制御部を含み、その第二ブレーキ制御部が前記第二ブレーキを自動で制御するものであり、関連装置制御装置が、前記制動要求検知装置が制動要求が有ることを検知し、前記電圧低下検知装置が電源電圧の低下あるいは低下の可能性を検知した場合に、前記第二ブレーキ制御部に前記第二ブレーキを作用状態にさせる第二ブレーキ作用指令部を有する (1)項または (2)項に記載の車両用ブレーキシステム。
(4)前記第二ブレーキ作動関連装置が、運転者に前記第二ブレーキの制御操作に関する情報を報知する報知部を含み、前記関連装置制御装置が、前記制動要求検知装置が制動要求が有ることを検知し、前記電圧低下検知装置が電源電圧の低下あるいは低下の可能性を検知した場合に、前記報知部に前記第二ブレーキを作用状態にすべき旨を報知させる第二ブレーキ作用要求報知指令部を有する (1)項ないし (3)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
報知部により第二ブレーキを作用状態にすべき旨の報知が行われ、それに応じて運転者により第二ブレーキが作用状態にされれば、電源電圧の低下により第一ブレーキの制動力が低下しあるいは低下の可能性が生じた場合でも、車両用ブレーキシステム全体としての制動力が不足する事態の発生が回避され、あるいは制動力の不足が低減させられる。
(5)前記第二ブレーキ作動関連装置が、運転者に前記第二ブレーキの制御操作に関する情報を報知する報知部を備え、前記関連装置制御装置が、前記制動要求検知装置が制動要求が有ることを検知し、前記電圧低下検知装置が電源電圧の低下あるいは低下の可能性を検知した場合に、前記報知部に前記第二ブレーキの解除操作を禁止する旨を報知させる第二ブレーキ解除禁止報知指令部を有する (1)項ないし (4)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
報知部により第二ブレーキを解除することを禁止する旨の報知が行われ、それに応じて運転者が第二ブレーキの解除操作をやめれば、電源電圧の低下により第一ブレーキの制動力が低下しあるいは低下の可能性が生じた場合でも、車両用ブレーキシステム全体としての制動力が不足する事態の発生が回避され、あるいは制動力の不足が低減させられる。
(6)前記電圧低下検知装置が、前記電源に接続された電装品の作動状態に基づいて前記電圧低下の可能性を検知する電装品状態依拠検知部を有する (1)項ないし (5)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
第一ブレーキ制御部と共通の電源に接続されている電装品、特に作動時に大きな電流を要する電装品が作動すると、電源の電圧が一時的に低下し、第一ブレーキ制御部の制御が適正に行われない場合がある。また、制御が適正に行われない可能性がある場合には、第一ブレーキ制御部が自動的に非制御状態となるように構成されることもある。前者の場合には、第一ブレーキの制動力が不足する可能性があり、後者の場合に、第一ブレーキ制御部が非制御状態となれば第一ブレーキの制動力が低下する構成であれば、制動力が不足する。したがって、電装品状態依拠検知部を設け、それの検知に基づいて第二ブレーキの制動力により制動力不足を補うことは有意義なことである。
(7)前記電装品が、少なくとも、エンジンを始動させるスタータを含む (6)項に記載の車両用ブレーキシステム。
スタータは、作動時に大きな電流を要する電装品の代表的なものである。
(8)前記電圧低下検知装置が、前記電源の電圧を検出する電圧検出部と、その電圧検出部により検出された電圧が設定電圧以下となった場合に前記電圧低下が生じたと判定する判定部とを有する (1)項ないし (7)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
電圧検出部と判定部とを必要とするが、電源電圧の低下を確実に検知することができる。
(9)前記第一ブレーキ装置が、前記電源の電圧低下時には前記第一ブレーキの制動力が低下するものである (1)項ないし (8)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
(10)前記第一ブレーキ装置が、
運転者により操作されるブレーキ操作部材と、
そのブレーキ操作部材の操作に応じて液圧を発生させるマスタシリンダと、
そのマスタシリンダに接続され、前記第一ブレーキを作動させるブレーキシリンダと、
動力によって液圧を発生させる動力液圧源と、
前記ブレーキシリンダから前記マスタシリンダを遮断し、前記動力液圧源を連通させた状態で、その動力液圧源からブレーキシリンダに供給される液圧を前記ブレーキ操作部材の操作状態に基づいて制御する液圧制御装置と
を含む (1)項ないし (9)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
(11)前記液圧制御装置が、前記動力液圧源から前記ブレーキシリンダに供給される液圧を、前記ブレーキ操作部材の操作に応じて前記マスタシリンダに発生させられる液圧より高い液圧に制御するものであり、かつ、前記電源の電圧が設定電圧以下に低下した場合に、ブレーキシリンダから前記動力液圧源を遮断し、前記マスタシリンダを連通させる電圧低下時動力液圧源遮断部を備えた(10)項に記載の車両用ブレーキシステム。
電圧低下時動力液圧源遮断部により動力液圧源が遮断されれば、第一ブレーキの制動力が低下する。したがって、第二ブレーキの制動力により制動力の不足を補うことが望ましい。
(12)前記第二ブレーキ装置が駆動源を備え、前記第二ブレーキ制御部が、その駆動源の駆動力を制御するものである (1)項ないし(11)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
上記駆動源としては、例えば、電動モータを使用することができる。駆動源が電動モータである場合、その電動モータの電源は前記第一ブレーキ装置の電源と共通でも、別個の電源でもよい。
(13)前記第二ブレーキ装置がパーキングブレーキ装置である(12)項に記載の車両用ブレーキシステム。
(14)当該車両用ブレーキシステムが、運転者により操作されるブレーキ操作部材を含み、かつ、前記制動要求検知装置が、そのブレーキ操作部材の操作ストロークと操作力との少なくとも一方に基づいて前記運転者の制動要求の有無を検知する制動操作量依拠制動要求検知部を含む (1)項ないし(13)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
制動要求検知装置を、そのブレーキ操作部材が非操作位置である原位置にあるか否かを検知するブレーキスイッチの状態に基づいて運転者の制動要求の有無を検知するブレーキスイッチ状態依拠制動要求検知部を含むものとすることも可能である。
(15)前記関連装置制御装置が、前記車両のシフトレバーがパーキングレンジにある場合には、前記第二ブレーキ作動関連装置の制御を行わないものである (1)項ないし(14)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
シフトレバーがパーキングレンジにある場合には、車両は停止しており、かつ、駆動輪の回転が機械的なロック装置により阻止される。したがって、第一ブレーキの制動力が低下しても車両が移動し始めることはないので、第二ブレーキを作動させる必要性がない。
(16)前記第二ブレーキ装置が作用状態から非作用状態に復帰できない効き故障状態である場合に、その第二ブレーキ装置により制動されている車輪が制動力に抗して回転させられることを回避する制動状態回転回避装置を含む (1)項ないし(15)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
第二ブレーキ装置が効き故障状態にある場合に、その第二ブレーキ装置により制動されている車輪が制動力に抗して回転させられることは、一般に、望ましいことではない。制動状態回転回避装置を設ければ、その望ましくない事態の発生を回避することができる。
(17)車輪の回転を抑制するブレーキと、そのブレーキが作用状態から非作用状態に復帰できない効き故障状態である場合に、そのブレーキにより制動されている車輪が制動力に抗して回転させられることを回避する制動状態回転回避装置とを含む車両用ブレーキシステム。
制動状態回転回避装置は、 (1)項ないし(15)項のいずれかに記載の車両用ブレーキシステムにおいてのみならず、車輪の回転を抑制するブレーキが効き故障状態である場合に、一般的に採用して有効なものである。
(18)前記制動状態回転回避装置が、前記車両のエンジンを始動不可能とするエンジン始動阻止部を含む(16)項または(17)項に記載の車両用ブレーキシステム。
エンジンの始動を阻止すれば、車両は走行不能であり、ブレーキにより制動されている車輪が制動力に抗して回転させられることを回避することができる。
(19)前記制動状態回転回避装置が、前記車両のトランスミッションをパーキングレンジに固定するパーキングレンジ固定部を含む(16)項ないし(18)項に記載の車両用ブレーキシステム。
パーキングレンジ固定部により、トランスミッションをパーキングレンジに固定すれば、車両がエンジン等主駆動装置により駆動されることがなく、かつ、駆動輪の回転が機械的なロック装置により阻止されるため、ブレーキにより制動されている車輪が制動力に抗して回転させられることを確実に回避することができる。
図1に示すブレーキシステムは、ブレーキ操作部材としてのブレーキペダル10,2つの加圧室を含むマスタシリンダ12,動力により作動させられる動力液圧源14,左右前後に位置する車輪にそれぞれに設けられた液圧ブレーキ16〜19、左右後輪にそれぞれ設けられた電動パーキングブレーキ20,21等を含む。左右前輪には、それぞれ、液圧ブレーキ16,17が設けられ、左右後輪には、それぞれ、液圧ブレーキ18,19と電動パーキングブレーキ20,21との両方が設けられる。
液圧ブレーキ16〜19は、それぞれ、ブレーキシリンダ22〜25を含み、ブレーキシリンダ22〜25の液圧によって作動させられる。本実施例においては、車輪とともに回転するブレーキディスク22b〜25bに、非回転体に保持された摩擦材としてのブレーキパッドを液圧によって押し付けるディスクブレーキである。また、電動パーキングブレーキ20,21はドラムブレーキであり、本実施例においては、左右後輪に、ドラムインディスクブレーキが設けられることになる。
また、動力液圧源14には、4つのブレーキシリンダ22〜25がポンプ通路36を介して接続される。ブレーキシリンダ22〜25には、マスタシリンダ12から遮断された状態で動力液圧源14から液圧が供給されて、液圧ブレーキ16〜19が作動させられる。ブレーキシリンダ22〜25の液圧は液圧制御弁装置38により制御される。
このように、左右前後輪のブレーキシリンダ22〜25は、動力液圧源14の液圧によって作動可能なものであるが、左右前輪のブレーキシリンダ22,23は、マスタシリンダ12の液圧によっても作動可能である。
増圧リニアバルブ100〜103,減圧リニアバルブ110,111は、コイル120に電流が供給されない間は、閉状態にある常閉弁であるが、後輪側の減圧リニアバルブ112,113は常開弁である。
可能に保持される。また、弁子125は、図2に示すように、長手方向に伸びた形状を成すものであり、シャフト部133とボール部134とを含み、シャフト部133においてプランジャ123に連結される。弁子125はシャフトボールと称することができる。
増圧リニアバルブ100〜103は、動力液圧源14とブレーキシリンダ22〜25との間に、これらの差圧に応じた差圧作用力が弁子125にそれを弁座126から離間させる向きに加わる状態で設けられ、減圧リニアバルブ110,111は、ブレーキシリンダ24,25とリザーバ72との間に、これらの差圧に応じた差圧作用力が弁子125にそれを弁座126から離間させる向きに加わる状態で設けられる。
コイル120に電流が供給されない間において、スプリング128の付勢力が差圧作用力より大きくなるようにされているため、弁子125が弁座126に着座した閉状態にある。コイル120に電流が供給されると、電流に応じた電磁駆動力がプランジャ123に加えられ、弁子125を弁座126から離間させる向きに作用する。スプリング128の付勢力と、差圧作用力および電磁駆動力との関係で弁子125の弁座126に対する相対位置が決まる。
減圧リニアバルブ112、113は、ブレーキシリンダ24,25とリザーバ72との間において、ブレーキシリンダ24,25とリザーバ72との差圧に応じた差圧作用力が弁子154にそれを弁座126から離間させる向きに加わる状態で設けられる。コイル122に電流が供給されない間は、液圧作用力およびスプリング158の付勢力により弁子154が弁座156から離間させられた開状態にある。コイル122に電流が供給されると、電流に応じた電磁駆動力が弁子154を弁座156に着座させる向きに作用する。スプリング158の付勢力および差圧作用力と、電磁駆動力との関係で弁子154の弁座156に対する相対位置が決まる。
一対のブレーキシュー210a,210bは、一端部において、アンカピン206に係合させられるとともに、リターンスプリング213a,213bによって、アンカピン206に接近する向きに付勢される。また、他端部間にストラット214が掛け渡されるとともに、それら他端部同士がスプリング215によって互いに接近する向きに付勢されている。
ブレーキシュー210a,210bは、それぞれ、ウェブとリムとを備え、リムの外周面には、摩擦材としてのブレーキライニング216a,216bが保持されている。ブレーキシュー210aのウェブにはレバー230の一端部がピン232によって回動可能に取り付けられ、レバー230の他端部である自由端部にはケーブル240の一端部が連結されている。レバー230とブレーキシュー210bとの間にはストラット236が掛け渡されている。なお、符号242はリターンスプリングを示す。
ケーブル240が引っ張られると、レバー230が回動させられ、ストラット214を介して一対のブレーキシュー210a,bが拡開させられる。ブレーキライニング216a,216bがドラム202の摩擦面204に押し付けられて、摩擦力が発生する。
ブレーキライニング216a,216bが摩擦面204に予め定められた押付力によって押し付けられるように)、電動モータ260が駆動される。張力検出装置324は、ケーブル240に加えられる張力を検出するものであり、検出された張力に基づいてブレーキライニング216a,216bの摩擦面204への押付力が取得される。本実施例において、張力検出装置324は電動モータ260への供給電流を検出する電流計を含む。なお、電動パーキングブレーキ20,21における押付力は、レバー230の歪みを検出することによって検出したり、ケーブル240に加えられる張力を検出することによって検出したりすることもできる。
図6に示すように、ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様である。)において、制動要求があるか否かが判定される。ストロークセンサ311による運転者のブレーキペダル10の操作ストロークが設定ストローク以上であるか否かによって、制動要求の有無が検知される。制動要求があれば、S2において、スタータスイッチ326がONかOFFかが判定される。スタータスイッチ326がONである場合には、S4が実行される。一方、スタータスイッチ326がOFFである場合には、S3において、バッテリの電圧低下が生じているか否かが判定される。電圧検出部330により検出されたバッテリの電圧が設定電圧以下となった場合に、電圧低下が生じたと判定される。スタータスイッチ326がONであるか、あるいは電圧低下が生じていれば、S4において、電子制御モードが自動で解除される。すなわち、ブレーキシリンダ22,23が動力液圧源14から遮断されて、マスタシリンダ12に連通させられる。S5において、シフト位置センサ328により検出されたシフトレバーの位置が、パーキング(P)レンジであるか否かが判定され、Pレンジであれば本プログラムの1回の実行が終了する。シフトレバーがPレンジにある場合には、前述のように、車両は停止しており、電動パーキングブレーキ20,21を作動させる必要性が低いためである。
Claims (5)
- 電源と、
その電源から供給される電流により作動し、エンジンを始動させるスタータモータの作動を制御するスタータスイッチのON,OFFを検知するスタータスイッチ状態検知部と、
運転者により操作されるブレーキ操作部材と、
車両を制動する第一ブレーキと、前記電源から供給される電気エネルギにより作動して前記第一ブレーキを制御する第一ブレーキ制御部とを備え、前記電源の電圧が設定電圧より高い状態においては前記ブレーキ操作部材の操作に応じた制動力を発生させるが、前記電源の電圧が設定電圧以下の状態では、制動力は発生させるが、その制動力が、前記電源の電圧が前記設定電圧より高い状態に比較して低下する第一ブレーキ装置と、
前記第一ブレーキと並列に設けられ、前記電源または前記電源とは異なる電源からの電流により作動させられる駆動源を備えて前記車両を制動するとともに前記駆動源への電流供給がない状態でも作用状態を保ち得、主としてパーキングブレーキ装置として機能する第二ブレーキと、その第二ブレーキの前記駆動源を制御する第二ブレーキ制御部とを備えた第二ブレーキ装置と、
前記ブレーキ操作部材の操作状態に基づいて運転者の制動要求の有無を検知する制動要求検知装置と、
その制動要求検知装置と前記スタータスイッチ状態検知部との検知結果に基づいて、運転者の制動要求が有り、かつ、前記スタータスイッチがONの状態にある間は、前記第二ブレーキ制御部に前記第二ブレーキを作用状態に保たせることにより、前記電源の電圧の前記設定電圧以下への低下に起因する前記第一ブレーキ装置の制動力の低下の少なくとも一部を補うスタータスイッチON時制御部と
を含む車両用ブレーキシステム。 - 前記第一ブレーキがブレーキシリンダにより作動するものであり、前記第一ブレーキ制御部が、
前記ブレーキシリンダに接続され、前記ブレーキ操作部材の操作に応じて液圧を発生させるマスタシリンダと、
動力によって液圧を発生させる動力液圧源と、
前記ブレーキシリンダから前記マスタシリンダを遮断する一方、前記動力液圧源を連通させた状態で、その動力液圧源からブレーキシリンダに供給される液圧を前記ブレーキ操作部材の操作状態に基づいて制御することにより、ブレーキシリンダに供給される液圧を、前記ブレーキ操作部材の操作に応じて前記マスタシリンダに発生させられる液圧より高い液圧に制御する液圧制御装置と
を含み、かつ、前記スタータスイッチON時制御部が、前記運転者の制動要求が有り、かつ、前記スタータスイッチがONの状態にある間、前記ブレーキシリンダから前記動力液圧源を遮断する一方、前記マスタシリンダを連通させる請求項1に記載の車両用ブレーキシステム。 - 前記スタータスイッチON時制御部が、前記運転者の制動要求が有り、かつ、前記スタータスイッチがONの状態にある間は、前記第一ブレーキ装置の制動力と前記第二ブレーキ装置との制動力の和が、前記電源の電圧が前記設定電圧より高い状態における前記第一ブレーキ装置の制動力と等しくなるように、前記第二ブレーキ装置の前記駆動源を制御する手段を含む請求項1または2に記載の車両用ブレーキシステム。
- 前記第一ブレーキ装置が、走行中の車両を減速させ、あるいは停止させることを主目的とするサービスブレーキ装置である請求項2または3に記載の車両用ブレーキシステム。
- 前記スタータスイッチON時制御部が、車両のシフトレバーがパーキングレンジにある場合には作動しないものである請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用ブレーキシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004117052A JP4576866B2 (ja) | 2004-04-12 | 2004-04-12 | 車両用ブレーキシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004117052A JP4576866B2 (ja) | 2004-04-12 | 2004-04-12 | 車両用ブレーキシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005297777A JP2005297777A (ja) | 2005-10-27 |
JP4576866B2 true JP4576866B2 (ja) | 2010-11-10 |
Family
ID=35329848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004117052A Expired - Fee Related JP4576866B2 (ja) | 2004-04-12 | 2004-04-12 | 車両用ブレーキシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4576866B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008049784A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Advics:Kk | 車両の制動制御装置、及び車両の制動制御方法 |
JP4752781B2 (ja) * | 2007-02-01 | 2011-08-17 | トヨタ自動車株式会社 | 電動パーキングブレーキ制御装置、電動パーキングブレーキ装置、及び、電動パーキングブレーキ制御装置の制御方法 |
JP4640372B2 (ja) * | 2007-04-24 | 2011-03-02 | トヨタ自動車株式会社 | 電動パーキングブレーキシステム |
JP4247646B2 (ja) | 2007-08-31 | 2009-04-02 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の制御装置 |
JP4946835B2 (ja) * | 2007-11-30 | 2012-06-06 | ダイキン工業株式会社 | 給湯装置 |
DE102008003379A1 (de) * | 2008-01-07 | 2009-07-09 | Wabco Gmbh | Bremsanlage für ein Fahrzeug sowie Bremspedaleinrichtung für eine derartige Bremsanlage |
JP2010058536A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Advics Co Ltd | 駐車ブレーキ制御装置 |
JP5386964B2 (ja) * | 2008-12-15 | 2014-01-15 | 株式会社アドヴィックス | 車両用ブレーキシステム |
JP4780190B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2011-09-28 | トヨタ自動車株式会社 | ブレーキ制御装置 |
JP6131156B2 (ja) * | 2013-09-12 | 2017-05-17 | 本田技研工業株式会社 | 車両用制動システム |
JP6410038B2 (ja) * | 2014-12-04 | 2018-10-24 | 三菱自動車工業株式会社 | 電動パーキングブレーキ装置 |
JP6639378B2 (ja) | 2016-12-15 | 2020-02-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御システム |
JP6960375B2 (ja) * | 2018-05-23 | 2021-11-05 | 株式会社シマノ | 駆動装置および駆動システム |
CN112550254B (zh) * | 2019-09-10 | 2022-11-15 | 瀚德万安(上海)电控制动系统有限公司 | 电子机械制动系统及其控制方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001158336A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-06-12 | Toyota Motor Corp | ブレーキ制御装置 |
-
2004
- 2004-04-12 JP JP2004117052A patent/JP4576866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001158336A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-06-12 | Toyota Motor Corp | ブレーキ制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005297777A (ja) | 2005-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4576866B2 (ja) | 車両用ブレーキシステム | |
US8366211B2 (en) | Electric parking brake control apparatus, electric parking brake system, and method for controlling electric parking brake system | |
JP4361385B2 (ja) | 自動二輪車のブレーキ装置 | |
JP3851043B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
US20210155215A1 (en) | Vehicle brake system with secondary brake module | |
US11091136B2 (en) | Method of controlling a vehicle brake system | |
US11498543B2 (en) | Vehicle brake system with brake fade detection | |
US20230112527A1 (en) | Vehicle brake system and self-diagnostic testing | |
US20200339096A1 (en) | Vehicle brake system and method of determining leakage thereof | |
US11904819B2 (en) | Vehicle brake system | |
JP2001225739A (ja) | 車両用ブレーキシステム | |
JP4503305B2 (ja) | 自動二輪車の連動ブレーキ装置 | |
JP4430508B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
JP3275909B2 (ja) | 車両用ブレーキシステム | |
JP2005280640A (ja) | 車両用ブレーキシステム | |
CN111511616A (zh) | 具有制动踏板单元的车辆制动系统 | |
JP2005212679A (ja) | 自動二輪車のブレーキ装置 | |
JP5011679B2 (ja) | 車両用制動制御装置 | |
JP2006131122A (ja) | 車両制動システム | |
JP3846273B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
JP3885383B2 (ja) | ブレーキシステム | |
JP2011529814A (ja) | 緊急ブレーキを操作する方法及びシステム | |
JP2005280596A (ja) | ブレーキ装置 | |
JP2005324711A (ja) | 車両用制動装置 | |
JP3757691B2 (ja) | 制動力制御装置および車両制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080723 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080924 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090324 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100727 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100809 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4576866 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |