JP4576185B2 - 超音波振動子 - Google Patents

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Description

本発明は、内部電極と圧電素子が積層された構造を有する超音波振動子に係わり、特に特別な電極配線の構成により小型化を可能にした超音波振動子に関する。
近年、電磁型モータに代わる新しいモータとして超音波モータが注目されている。この超音波モータは、従来の電磁型モータに比べて、a:ギヤ無しで低速高推力が得られる。b:保持力が大きい。c:ストロークが長く高分解能である。d:静穏性に富んでいる。e:磁気的ノイズを発生せずノイズの影響も受けない、などの利点を有している。
このような利点を有する従来の超音波モータとしては、本出願人によって、超音波振動子を用いた一つの基本形としてのリニア型の超音波モータが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
また、上記の特性を生かし、振動子をレンズ保持部材である鏡枠に一体に設け振動子により固定軸に対して鏡枠を進退させるようにして、超音波モータをカメラの鏡枠の進退移動用の駆動源として用いることが提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
ここで、従来の超音波振動子及び超音波モータの基本構成について説明する。
図9(a),(b) は、従来の超音波モータに用いるための超音波振動子の構成例を説明する図であり、同図(a) は超音波振動子の基本的な要部を示す分解斜視図、同図(b) は組み上がった超音波振動子の正面図である。
同図(b) に示す超音波振動子1は、薄い矩形状の圧電板2が複数枚積層され、同図(a) に示すように、第1の圧電板2aには上部内部電極3a及び下部内部電極3bの一対の電極が印刷され、第2の圧電板2bには上部内部電極3c及び下部内部電極3dの一対の電極が印刷されて、これら第1の圧電板2a及び第2の圧電板2bが交互に積層された構造を有している。
また、超音波振動子1は、上記第1の圧電板2a及び第2の圧電板2bの積層の最初と最後、及び中央部には、電極を施されていない圧電板4が絶縁体として挿入され、中央部の圧電板4には、縦振動と屈曲振動の略共通の節となる位置に穴5が設けられている。
上記の上部内部電極3a及び下部内部電極3bは、超音波振動子1の手前側側面にまで延びて形成され、また上部内部電極3c及び下部内部電極3dは、超音波振動子1の奥側側面にまで延びて形成されている。これら圧電板2a及び2bは、PZTのグリーンシートに電極を印刷した上で位置決めされ、積層された後、焼成される。
その後、同図(b) に示すように、外部電極6が、超音波振動子1の上部内部電極3a及び下部内部電極3bが露出した手前側面4箇所に正極として配置され、上部内部電極3c及び下部内部電極3dが露出した向う奥側面4箇所に負極として配置される。
そして、リード線7により手前面左上の外部電極6と右下の外部電極6が結線されてA相(正極)を構成し、同じく他のリード線7により手前面右上の外部電極6と左下の外部電極6が結線されB相(正極)を構成する。なお、図示していないが、超音波振動子1の向う奥の面の4箇所の外部電極6も同様に配線され、A相(負極)とB相(負極)を構成している。外部電極A相、B相にDC電圧を印加することで分極処理される。
また、超音波振動子1下面の、後述する屈曲振動の振幅が、略極大値をとる位置には駆動接触部8が接着され、上面の屈曲振動の振幅が略極大値をとる位置にも駆動接触部8が接着される。以後、同図(b) に示す駆動接触部8が接着され状態のものを超音波振動子1といい、駆動接触部8が無い状態(同図(a) に示す構成が積層されて焼成され外部電極とリード線による配線が完了したもの)を振動子本体1aということにする。
上記構成の超音波振動子1において、A相とB相の外部電極6に位相がπ/2異なる交番電圧を印加すると、上述した駆動接触8の位置に大きな楕円振動を励起することができる。
図10(a),(b) は、上記の構成において電極への電圧印加により発振駆動される超音波振動子1の振動子本体1aの超音波楕円振動を模式的に説明する斜視図であり、同図(c) は、同図(b) の2次の屈曲振動を分かり易く振動子本体の輪郭線のみで示す図である。
先ず、図9(b) に示した超音波振動子1のA相電極6、6及びB相電極6、6に、同位相である共振周波数近傍の交番電圧を印加すると、図10(a) に示すように、振動子本体1aには、静止位置8と共振縦振動位置9からなる1次の縦振動が励起される。この場合、振動子本体1aは主に長手方向に伸縮すると共に、中央部の上下左右の寸法が伸縮する。
また、図9(b) において、上記A相電極6、6及びB相電極6、6に、逆位相である共振周波数近傍の交番電圧を印加すると、図10(b) に示すように、振動子本体1aには、静止位置11と共振屈曲振動位置12からなる2次の屈曲振動が励起される。このとき、振動子本体1aの各部は主に図の上下方向に振動している。
これらの振動は、有限要素法を用いてコンピュータ解析することにより予想されたものであるが、実際の超音波振動測定の結果でも、それらの予想が実証された。
尚、図10(c) では、静止位置11と共振屈曲振動位置12のほかに、図9(b) に示した振動子本体1aに配置された上下それぞれ2個の駆動接触部13の動きを示している。このように、振動子本体1aから駆動支持体に効率良く動力を伝達するためには、駆動接触部13は、超音波振動子1の駆動支持体との対向方向の振動が最も高くなる位置又はその近傍に固定されて配置されることが望ましい。
また、図10(a),(b) には、同図(c) に示す振動の節部となる中央部14の位置に形成された図9(b) に示した穴5に取り付けられたピン部材15を示している。
図11(a),(b) は、位相がπ/2だけ異なる共振周波数近傍の交番電圧を印加したときの超音波振動子1の駆動接触部13の楕円振動を模式的に示す図である。尚、同図(a),(b) には、駆動接触部13を板状体16を介した連結型で示している。また、駆動接触部13が、板状体16を介さないそれぞれ単独の駆動接触部である場合も以下に説明する楕円振動の動きは同一である。
図11(a) は、A相電極6、6が、B相電極6、6よりも、印加される交番電圧の位相がπ/2だけ進んでいる場合の動作を示しており、振動子本体1aの底面の駆動接触部13は反時計回り方向の回転をしており、他方、振動子本体1aの上面の駆動接触部13は時計回り方向の回転をしている。
そして、図11(b) は、A相電極6、6が、B相電極6、6よりも、印加される交番電圧の位相がπ/2だけ遅れている場合の動作を示しており、振動子本体1aの底面の駆動接触部13は時計回り方向の回転をしており、他方、振動子本体1aの上面の駆動接触部13は反時計回り方向の回転をしている。
このように、振動子本体1aの同じ面の駆動接触部13は同じ向きに回転するような位置に配置し、且つ対向側面の駆動接触部13は反対向きに回転する位置に配置されることが好ましい。これにより最も効率よく駆動支持体に対する相対的駆動力を取り出すことができるようになる。
図12は、超音波リニアモータにおける超音波振動子と駆動支持体である二本のシャフトとの係合の基本形を示す図である。尚、同図には、図11(a),(b) に示した構成と同一構成部分には、図11(a),(b) で示した構成部分と同一の番号を付与して示している。また、図9(b) に示した外部電極等の図示は省略している。
図12において、超音波振動子1は、上部の固定シャフト17−1と下部の可動シャフト17−2とにより上下から挟持され、可動シャフト17の両端部は、それぞれ螺旋バネ18によって下から上に押し付勢されている。
そして、駆動接触部13と、上下のシャフト17(17−1、17−2)との接触係合部の形状は、丸棒状のガイド軸17と、駆動接触部13の凹状の接触部が丸棒状のガイド軸17の外形に沿った円弧形となっている。
これにより、振動子本体1aの縦振動と屈曲振動とから合成される楕円振動が、4個の駆動接触部13を介して超音波振動子1を上下から挟むシャフト17に作用し、シャフト17の丸棒状の外形と、超音波振動子1の各駆動接触部13の凹状の円弧形の接触面とによるガイドに従って、超音波振動子1が図面左右方向に進退移動する。
この超音波振動子1には、図12では図示を省略しているが、側面に図10(a),(b) に示したピン部材15が突設されている。上下のシャフト17(17−1、17−2)及び螺旋バネ18を本体装置で支持し、ピン部材15を被駆動体に連結することにより、上下のシャフト17に対する超音波振動子1の進退移動により同方向に被駆動体が進退移動する。
あるいは、ピン部材15を本体装置で支持し、上下のシャフト17(17−1、17−2)及び螺旋バネ18の支持部材を被駆動体に連結することにより、超音波振動子1に駆動されて左右に進退移動する上下のシャフト17によって同方向に、支持部材を介して被駆動体が進退移動する。これが超音波リニアモータの動作原理である。
特開平07−163162号公報(段落[0035]〜段落[0040]、図7、図18) 特開平08−179184号公報([要約]、図1)
いずれにしても、上記の超音波リニアモータにおいて、超音波振動子は極めて重要な役割を担っている。例えば、超音波モータを、特に小型化が急速に進められているデジタルカメラの鏡枠の進退移動用の駆動源として用いようとする場合には、超音波モータの心臓部である超音波振動子の小型化そのものが急務となる。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、特別な電極配線の構成により小型化を可能にした超音波振動子を提供することである。
先ず、第1の発明の超音波振動子は、圧電素子と内部電極が交互に積層され該内部電極と導通した外部電極を有する超音波振動子であって、第1の方向である積層方向と直交する第2の方向及び第3の方向に沿って略4分割された内部電極群と、上記内部電極群とそれぞれ導通する第1の外部電極群及び第2の外部電極群とを有し、上記第1の外部電極群及び上記第2の外部電極群に交番電圧を印加することにより主たる振動が上記第2の方向に発生する縦振動モードと主たる振動が上記第3の方向に発生する屈曲振動モードとを同時に励起することにより超音波楕円振動を発生する超音波振動子であって、上記積層方向と垂直な面上に沿って形成され、上記第1の外部電極群の所定の外部電極及び上記第2の外部電極群の所定の外部電極をそれぞれ電気的に接続する電極連結用導体膜を有し、上記電極連結用導体膜は、給用配線が形成されたフレキシブル基板の面上に形成されているように構成される。
この超音波振動子は、例えば 上記電極連結用導体膜に接続され、上記超音波振動子内部において上記積層方向に沿って形成され、上記内部電極群同士を電気的に接続するとともに上記第1の外部電極群と上記第2の外部電極群にそれぞれ導通するスルーホールを有して構成される。
に、第2の発明の超音波振動子は、圧電素子と内部電極が交互に積層され該内部電極と導通した外部電極を有し、該外部電極に交番電圧を印加することにより超音波楕円振動を発生する超音波振動子であって、第1の方向である積層方向と直交する第2の方向に沿って2分割された内部電極を少なくとも有する第1積層部と、上記第2の方向に沿って2分割された内部電極を少なくとも有する第2積層部と、上記第1積層部の所定の内部電極ごとにそれぞれ導通するごとく設けられた第1外部電極群と、上記第2積層部の所定の内部電極ごとにそれぞれ導通するごとく設けられた第2外部電極群とを有し、上記1外部電極群及び第2外部電極群はともに上記積層方向に沿った上記超音波振動子の側面上に形成されるとともに、上記第1の外部電極群の所定の外部電極と上記第2の外部電極群の所定の外部電極とを電気的に接続する電極連結用導体膜を、給電用配線が形成されたフレキシブル基板上に有して構成される。
更に、第3の発明の超音波振動子は、圧電素子と内部電極が交互に積層され該内部電極と導通した外部電極を有し、該外部電極に交番電圧を印加することにより超音波楕円振動を発生する超音波振動子であって、第1の方向である積層方向と直交する第2の方向に沿って2分割された内部電極を少なくとも有する第1積層部と、上記第2の方向に沿って2分割された内部電極を少なくとも有する第2積層部と、上記第1積層部の所定の内部電極ごとにそれぞれ導通するごとく設けられた第1外部電極群と、上記第2積層部の所定の内部電極ごとにそれぞれ導通するごとく設けられた第2外部電極群とを有し、上記1部電極群及び第2外部電極群はともに上記積層方向に沿った上記超音波振動子の側面上に形成されるとともに、上記第1の外部電極群の所定の外部電極と上記第2の外部電極群の所定の外部電極とを電気的に接続する電極連結用導体膜を、給電用配線が形成されたフレキシブル基板上に有して構成される。
先ず、第1の発明によれば、電極間をスルーホールを通じて導通させるので、例えば、表面と裏面をお互いにクロスしたそれぞれ第1、第2の電極群、第3、第4の電極群の導通用の襷掛けに使用でき、2面だけの襷掛けでよいので例えば銀焼結配線の場合のような外部電極の引き回しよる角部での断線の危険が無く、更に外部電極が最小限ですむので外部部材との接触による短絡の危険も少なく、信頼性の高い超音波振動子を構成することができる。
また、襷掛け配線を電極連結用導体膜によって行うので、リード線による結線のように外形が膨れて小型化が妨げられるというようなことがなく、超音波振動子の小型化が可能となるだけでなく、リード線を用いないので組立性が向上する。
また、襷掛け配線を電極連結用導体膜によって行うので、襷掛け配線を超音波振動子内部の積層部に設けることができ、断線の危険を更に解消することができる。
また、第2又は第3の発明よれば、襷掛けの電極連結用導体膜をフレキシブル基板上に設けるようにするので、電極の襷掛け結線と圧電素子のドライバとの接続をフレキシブル基板1個で可能になり、結線を間違う危険がなくなり、超音波振動子側に外部電極を設けて結線するときに比べ断線の危険が少なく、ドライバはA、B出力があればよくドライバ基板に負担を与えることもなく、フレキシブル基板の延伸部を細くすることができてフレキシブル基板の柔軟性が増し、これにより、組立の自由度が更に大きくなる。
また、ポーリング時はフレキシブル基板は接続されていないので、電極連結用導体膜間でポーリングが生じてしまう危険性が解消される。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、下方に第1の実施形態における超音波振動子の分解斜視図を示し、上方に図面奥行き方向最終面(超音波振動子の裏面)を構成する絶縁板の外部電極パターンを積層面側から透視的に示している。
同図下方に示す超音波振動子20は、先ず、図の最前面(これを超音波振動子20の前面とする)にA相外部配線用絶縁体21が配置される。次に、第1の内部電極パターンを有する圧電体22と、第2の内部電極パターンを有する圧電体23とが、交互に所定枚数積層されている。そして、図面奥行き方向最終面(これを超音波振動子20の後面とする)にB相外部配線用絶縁体24が配置される。
上記の構成は、換言すれば、最手前と最終面に配置された外部配線用絶縁板の間に、圧電体22又は23から成る圧電素子と、第1又は第2の内部電極パターンから成る内部電極とが交互に積層された形となっている。
尚、上記の圧電体と絶縁板は同一材料であり、圧電体はポーリング(分極処理)が施されており、絶縁板はポーリングが施されていないという違いがある。勿論、絶縁板を圧電体と異なる材料で構成してもよい。
上記圧電体22及び23に形成されている第1及び第2の内部電極パターンにおいて、その内部電極は、それぞれ、積層方向と直交する2方向、すなわち図の上下方向と左右方向に沿って略4分割された形で配置されている。
そして、圧電体22の第1の内部電極パターンは2枚のA+内部電極25と2枚のB+内部電極26が、図10に示したピン部材15が固定される中央部14を避けるようにして、それぞれ襷掛けに配置されている。また、圧電体23の第2の内部電極パターンは2枚のA−内部電極27と2枚のB−内部電極28が、これも同様に中央部14を避けるようにして、それぞれ襷掛けに配置されている。
更に、第1及び第2の内部電極パターン共に、左右の内部電極の間に、4個のスルーホール電極29(29−1、29−2)が形成されている。スルーホール電極29−1は同一面内で上記4分割されたいずれか1枚の内部電極に接続しており、スルーホール電極29−2は、同一面内では孤立している。
そして、最前部と最後部の圧電体22又は23を除き、内部電極付きの各スルーホール電極29−1は前後の圧電体22又は23の孤立した各スルーホール電極29−2に接続している。つまり見方を変えれば、孤立した各スルーホール電極29−2は前後の圧電体22又は23の内部電極付きの各スルーホール電極29−1に接続している。
すなわち、4分割されている各内部電極は、スルーホール電極29−1及び29−2を介して、一枚置きに形成されている自己パターンと同一パターンの内部電極に導通している。このように自己パターンと同一パターンの内部電極同士が導通して、8種類の内部電極群が形成されている。
そして、最手前のA相外部配線用絶縁体21には、8個の外部電極31(31a〜31h)から成る第1の外部電極群が形成されており、これら8個の外部電極31はそれぞれスルーホールを介して最前部の圧電体22の4個の内部電極付きスルーホール電極29−1及び4個の孤立したスルーホール電極29−2にそれぞれ接続されている。
これにより、上記第1の外部電極群は、スルーホール電極29を介して上述した内部電極群に接続している。
また、最終面のB相外部配線用絶縁体24には、8個の外部電極32(32a〜32h)から成る第2の外部電極群が形成されており、これら8個の外部電極32はそれぞれスルーホールを介して最後部の圧電体23の4個の内部電極付きスルーホール電極29−1及び4個の孤立したスルーホール電極29−2にそれぞれ接続されている。
これにより、上記第2の外部電極群も、スルーホール電極29を介して上述した内部電極群に接続している。
そして、最手前のA相外部配線用絶縁体21の第1の外部電極群において、各圧電体22及び23の左上のスルーホール電極29−1及び29−2を介して各圧電体22の左上のA+内部電極25群と接続する外部電極31aと、各圧電体22及び23の右下から一段上に位置するスルーホール電極29−1及び29−2を介して各圧電体22の右下のA+内部電極25群と接続する外部電極31fとが、中央部を迂回するように設けられたA+外部電極導体膜33によって襷掛けに接続されている。
これにより、各圧電体22において独立に形成されている左上のA+内部電極25群と右下のA+内部電極25群の共通電極が接続される。
また、同様に最手前のA相外部配線用絶縁体21の第1の外部電極群において、各圧電体22及び23の左上から一段下に位置するスルーホール電極29−2及び29−1を介して各圧電体23の左上のA−内部電極27群と接続する外部電極31bと、各圧電体22及び23の右下に位置するスルーホール電極29−2及び29−1を介して各圧電体23の右下のA−内部電極27群と接続する外部電極31eとが、これも中央部を迂回するように設けられたA−外部電極導体膜34によって襷掛けに接続されている。
これにより、各圧電体23において独立に形成されている左上のA−内部電極27群と右下のA−内部電極27群の共通電極が接続される。
更に、最終面のB相外部配線用絶縁体24の第2の外部電極群において、各圧電体23及び22の左下から一段上に位置するスルーホール電極29−2及び29−1を介して各圧電体22の左下のB+内部電極26群と接続する外部電極32cと、各圧電体23及び22の右上に位置するスルーホール電極29−2及び29−1を介して各圧電体22の右上のB+内部電極26群と接続する外部電極31hとが、中央部を迂回するように設けられたB+外部電極導体膜35によって襷掛けに接続されている。
これにより、各圧電体22において独立に形成されている左下のB+内部電極26群と右上のB+内部電極26群の共通電極が接続される。
また、同様に、最終面のB相外部配線用絶縁体24の第2の外部電極群において、各圧電体23及び22の左下のスルーホール電極29−1及び29−2を介して各圧電体23の左下のB−内部電極28群と接続する外部電極32dと、各圧電体23及び22の右上から一段下に位置するスルーホール電極29−1及び29−2を介して各圧電体23の右上のB−内部電極28群と接続する外部電極32gとが、中央部を迂回するように設けられたB−外部電極導体膜36によって襷掛けに接続されている。
これにより、各圧電体23において独立に形成されている左下のB−内部電極28群と右上のB−内部電極28群の共通電極が接続される。
このように、スルーホールを介して超音波振動子20の2面(前面と後面)に外部電極群を取り出し、この2面だけに、すなわち他の4面を使わないで、導体膜をつけることで内部に積層されている共通電極を結線する。
このように、内部に積層されている共通電極の結線にリード線を使用しないので、超音波振動子20の表裏がリード線によって盛り上がることがなく、したがって、超音波振動子20を小型に形成することができる。
また、スルーホールを使用し、2面だけに直接外部電極を取り出し、その2面で所望の外部電極を導体膜で襷掛けで接続するので、導体膜を超音波振動子の二辺の角部を越えて配置する必要がなく、2面内の導体膜だけで接続が可能になるので、導体膜の断線の虞が解消される。
図2は、第2の実施形態における超音波振動子の分解斜視図である。同図に示す超音波振動子37は、内部の積層部38の構成は、図1の場合と同様に、第1の内部電極パターンを有する圧電体22と、第2の内部電極パターンを有する圧電体23とが、交互に所定枚数積層されている。
そして、図1の後面のB相外部配線用絶縁体24に相当する図2のB相用絶縁体39は、B相内部電極群を結線するための内部配線であって外部配線ではない。すなわち、外面には電極も導体膜もなく、内面(積層面)に、図1の後面のB相外部配線用絶縁体24の第2の外部電極32(32a〜32h)の配置をそのまま内面に移し代えた形状で、8個のスルーホール電極41a〜41h(図ではスルーホール電極41c〜41fは陰になって見えない)が配置されている。
そして、スルーホール電極41cと41hがB+内部導体膜42によって接続され、スルーホール電極41dcと41gがB−内部導体膜43(図では陰になって見えない)によって接続されている。
これにより、図1の場合と同様に、各圧電体22において独立に形成されている左下のB+内部電極26群と右上のB+内部電極26群の共通電極が接続され、更に、各圧電体23において独立に形成されている左下のB−内部電極28群と右上のB−内部電極28群の共通電極が接続される。
また、図2の超音波振動子37においては、前面の絶縁板44の外面には8個の外部電極(45a〜45h)のみが形成されており、導体膜による接続はなされていない。これに代わって本例では、前面の絶縁板44と内部積層部38との間に更にもう1枚のA相用内部絶縁体46が配置されている。
このA相用内部絶縁体46の電極構成は、図1の前面のA相外部配線用絶縁体21における外部電極31の配置及び導体膜33と34による接続の構成と全く同一であり、図には特には番号を付与して示していないが、8個の外部電極の代わりに8個(図では下方の2個は陰になって見えない)の内部スルーホール電極が配置されている。そして、そのうちの2個と2個の内部スルーホール電極が、それぞれ図1の場合と同様に二本の導体膜によって接続されている。
これにより、各圧電体22において独立に形成されている左上のA+内部電極25群と右下のA+内部電極25群の共通電極が接続され、各圧電体23において独立に形成されている左上のA−内部電極27群と右下のA−内部電極27群の共通電極が接続される。
この上に上記の前面の絶縁板44が積層されて、A相用内部絶縁体46の二本の導体膜による接続部が外部から被覆される。
この構成は、換言すれば、前面の絶縁板44の外部電極(45a〜45h)から成る外部電極群の、2群に分かれているA+内部電極25群にそれぞれスルーホール電極を介して接続されている外部電極45a及び45fが、A相用内部絶縁体46の導体膜による接続によって一体に接続され、別に2群に分かれているA−内部電極27群にそれぞれスルーホール電極を介して接続されている外部電極45b及び45eが、A相用内部絶縁体46の導体膜による接続によって一体に接続されているといえる。
同様に、2群に分かれているB+内部電極26群にそれぞれスルーホール電極を介して接続されている外部電極45c及び45hが、B相用絶縁体39のB+内部導体膜42による接続によって一体に接続され、別に2群に分かれているB−内部電極28群にそれぞれスルーホール電極を介して接続されている外部電極45d及び45gが、B相用絶縁体39のB−内部導体膜43(図では陰になって見えない)による接続によって一体に接続されているといえる。
したがって、この超音波振動子37への駆動基板からの配線は、前面の絶縁板44に形成されている外部電極45a、45b、45e、45fから成る第1の外部電極群の中の外部電極45aをA+電極、外部電極45bをA−電極として接続され、外部電極45c、45d、45g、45hから成る第2の外部電極群の中の外部電極45hをB+電極、外部電極45gをB−電極として接続される。
このように本例では、積層内部に導体膜をつけて内部電極群と外部電極との接続を行っているので、この場合もリード線による接続のように超音波振動子の前面や後面が膨らんで容積が大型することがなく、更に導体膜が外側に配置されていないので異物の接触等によって導体膜が断線の危険が減少する。
図3は、第3の実施形態における超音波振動子の分解斜視図である。同図に示す超音波振動子47では、内部の積層部は、第1の内部電極パターンを有する圧電体48と、第2の内部電極パターンを有する圧電体49とが、交互に所定枚数積層されている。
圧電体48に形成されている第1の内部電極パターンは、圧電体48の周辺部に余白部を残して4分割され、左上と右下の2枚が襷掛けとなって配置されているA相電極51及び51と、左下と右上の2枚が襷掛けとなって配置されているB相電極52及び52から成る。
左上のA相電極51及び右上のB相電極52は、その内端部上から圧電体48の上端部まで延び出してその端部が外部に露出する接続用端子51a及び52aをそれぞれ備えている。そして、左下のB相電極52及び右下のA相電極51は、その内端部下から圧電体48の下端部まで延び出してその端部が外部に露出する接続用端子52b及び51bをそれぞれ備えている。
また、圧電体49に形成されている第2の内部電極パターンは、圧電体49の周辺部と中央部に余白部を残して、ベタ一面に形成された共通接地電極53から成る。この共通接地電極53は、その左端部中央から圧電体49の左端部まで延び出してその端部が外部に露出する接続用端子53aを備えている。
そして、これら圧電体48及び49による積層部の後部には後面絶縁板54が積層され、前部には内部絶縁板55及び前面絶縁板56が積層される。後面絶縁板54の積層面となる内面には、中央部14を通って斜め左下から斜め右上に延在する導体膜57が形成され、この導体膜57の上下の端部は、それぞれ後面絶縁板54の下端部と上端部で外部に露出している。
また、内部絶縁板55の前面絶縁板56と重なる面には、中央部14を通って斜め左上から斜め右下に延在する導体膜58が形成され、この導体膜58の上下の端部は、それぞれ内部絶縁板55の下端部と上端部で外部に露出している。
そして、前面絶縁板56の外面上方に、左上のA相電極51の接続用端子51a及び内部絶縁板55の導体膜58の上端部に対応する位置と、右上のB相電極52の接続用端子52a及び後面絶縁板54の導体膜57の上端部に対応する位置とに、外部電極59aと59bが形成されている。また、前面絶縁板56の外面左端部に、共通接地電極53の接続用端子53aに対応する位置に外部電極59cが形成されている。
そして、上記の各部が積層されて形成される柱状の直方体を成す積層部の上面と下面にそれぞれ直方形の結線用絶縁板61が貼り付けられる。また積層部の長手方向の一方の端面(図では左端面)にほぼ四角の結線用絶縁板62が貼り付けられる。
上記上面の結線用絶縁板61には、その内面に、二本の導体膜63−1、63−2が形成されている。これら二本の導体膜63−1、63−2は、積層部の上面に露出する上記の接続用端子51a群、52a群、内部絶縁板55の上端部に露出する導体膜58の上端部、後面絶縁板54の上端部に露出する導体膜57の上端部、及び前面絶縁板56の上部に形成されている外部電極59a及び59bにそれぞれ接続する。
これにより、前面絶縁板56の外部電極59aには、上面の結線用絶縁板61の導体膜63−1及び接続用端子51a群を介して、各圧電体48の左上のA相電極51群が接続される。また、同様に、前面絶縁板56の外部電極59bには、上面の結線用絶縁板61の導体膜63−2及び接続用端子52a群を介して、各圧電体48の右上のB相電極52群が接続される。
また、下面の結線用絶縁板61には、その内面に、二本の導体膜64−1、64−2が形成されている。これら二本の導体膜64−1、64−2は、積層部の下面に露出する上述の接続用端子52b群、51b群、内部絶縁板55の下端部に露出する導体膜58の下端部、及び後面絶縁板54の下端部に露出する導体膜57の下端部にそれぞれ接続する。
これにより、前面絶縁板56の外部電極59aには、内部絶縁板55の導体膜58、接続用端子51b群、及び下面の結線用絶縁板61の導体膜64−2を介して各圧電体48の右下のA相電極51群が接続され、先に上面の結線用絶縁板61により外部電極59aに接続されている左上のA相電極51群と共に共通電極として外部電極59aへの接続が完成する。
このように、上面の結線用絶縁板61の導体膜63−1と下面の結線用絶縁板61の導体膜64−2とを内部絶縁板55の導体膜58が積層部内部で襷掛け接続することにより、左上のA相電極51群と右下のA相電極51群が一括して前面絶縁板56の外部電極59aに結線される。
また、同様に上記のように下面の結線用絶縁板61が配置されることにより、前面絶縁板56の外部電極59bには、上面の結線用絶縁板61の導体膜63−2、後面絶縁板54の導体膜57、下面の結線用絶縁板61の導体膜64−1、及び接続用端子52b群を介して各圧電体48の右下のB相電極52群が接続され、先に上面の結線用絶縁板61により外部電極59bに接続されている右上のB相電極52群と共に共通電極として外部電極59bへの接続が完成する。
この場合も、上面の結線用絶縁板61の導体膜63−2と下面の結線用絶縁板61の導体膜64−1とを後面絶縁板54の導体膜57が積層部内部で襷掛け接続することにより、右上のB相電極52群と左下のB相電極52群が一括して前面絶縁板56の外部電極59bに結線される。
また、積層部の長手方向の一方の端面(図では左端面)に貼り付けられる結線用絶縁板62の内面には、導体膜62−1が、各圧電体49の共通接地電極53の接続用端子53a及び前面絶縁板56の外部電極59cに対応する位置に形成されている。これにより、前面絶縁板56の外部電極59cには、導体膜62−1、及び接続用端子53a群を介して共通接地電極53群が一括して接続される。
本例おいては、電極接続用の導体膜57、58、63−1、63−2、64−1、64−2、及び62−1は、いずれも積層部内もしくは積層部の内側に向く面に形成されているので、この場合、もリード線による接続のように超音波振動子の前面や後面が膨らんで容積が大型することがなく、更に導体膜が外側に配置されていないので異物の接触等によって導体膜が断線の危険が減少する。
尚、上記実施の形態では、電極接続用に導体膜63−1、63−2、64−1、64−2を予め形成した結線用絶縁板61や、導体膜62−1を予め形成した結線用絶縁板62を、積層部の側面外部に露出する内部電極の接続用端子51a、52a、52b、51b、53aに接続するようにしているが、これに限ることなく、積層部の側面外部に露出する内部電極の上記接続用端子群の各配置形状に沿って、積層部の外部側面に直接フォトリソグラフィーと焼結により例えば金、銀、又はアルミニューム等の電導体による配線膜を形成するようにしてもよい。
図4は、第4の実施形態における超音波振動子65の分解平面図である。尚、図4には図1及び図2と同一の構成部分には図1及び図2と同一の番号を付与して示している。図4は、上から第2の内部電極パターンを有する圧電体23、第1の内部電極パターンを有する圧電体22、前面絶縁板66、フレキシブル基板配線部67、及びその裏面の電極配置を透視的に示す図である。
尚、図4には、図1及び図2の場合と同様に所定枚数の圧電体22及び23が交互に積層される状態の中から、それぞれ1枚のみを取り出して示している。
これらの積層部の最前面に積層される前面絶縁板66には、8個のスルーホール付き外部電極68(68a〜68h)が形成されている。そして、外部電極68aは、各圧電体22及び23の左上のスルーホール電極29−1及び29−2を介して各圧電体22の左上のA+内部電極25群と接続している。
また、外部電極68bは、各圧電体22及び23の左上から一段下に位置するスルーホール電極29−2及び29−1を介して各圧電体23の左上のA−内部電極27群と接続している。
また、外部電極68cは、各圧電体22及び23の左下から一段上に位置するスルーホール電極29−1及び29−2を介して各圧電体22の左下のB+内部電極26群と接続している。
また、外部電極68dは、各圧電体22及び23の左下のスルーホール電極29−2及び29−1を介して各圧電体23の左下のB−内部電極28群と接続している。
また、外部電極68eは、各圧電体22及び23の右下に位置するスルーホール電極29−2及び29−1を介して各圧電体23の右下のA−内部電極27群と接続している。
また、外部電極68fは、各圧電体22及び23の右下から一段上に位置するスルーホール電極29−1及び29−2を介して各圧電体22の右下のA+内部電極25群と接続している。
また、外部電極68gは、各圧電体22及び23の右上から一段下に位置するスルーホール電極29−2及び29−1を介して各圧電体23の右上のB−内部電極28群と接続している。
そして、外部電極68hは、各圧電体22及び23の右上に位置するスルーホール電極29−1及び29−2を介して各圧電体22の右上のB+内部電極26群と接続している。
この前面絶縁板66の8個のスルーホール付き外部電極68(68a〜68h)に、図の下方に示すフレキシブル基板配線部67の8個の裏面配線端子69(69a〜69h)がそれぞれ接続される。
上記8個の裏面配線端子69(69a〜69h)は、それぞれフレキシブル基板配線部67の表面側に配置されている8個の表面配線端子71(71a〜71h)とフレキシブル基板配線部67のスルーホールを介して接続されている。
フレキシブル基板配線部67の裏面配線端子69aと接続している表面配線端子71aと、裏面配線端子69fと接続している表面配線端子71fは、中央部を迂回するように設けられた表面導体膜72により接続され、その一方の表面配線端子71fは表面のA+配線73に接続されている。
これにより、フレキシブル基板配線部67のA+配線73から、超音波振動子65の各圧電体22の左上及び右下に配置されているA+内部電極25群にA+相の電圧が供給されるようになる。
また、フレキシブル基板配線部67の裏面配線端子69bと接続している表面配線端子71bと、裏面配線端子69eと接続している表面配線端子71eは、中央部を迂回するように設けられた表面導体膜74により接続され、その一方の表面配線端子71eは表面のA−配線75に接続されている。
これにより、フレキシブル基板配線部67のA−配線75から、超音波振動子65の各圧電体23の左上及び右下に配置されているA−内部電極27群にA−相の電圧が供給されるようになる。
更に、フレキシブル基板配線部67の裏面配線端子69cと69hは、中央部を迂回するように設けられた裏面導体膜76により接続され、その一方の裏面配線端子69hは表面配線端子71hを介して表面のB+配線77に接続されている。
これにより、フレキシブル基板配線部67のB+配線77から、超音波振動子65の各圧電体22の右上及び左下に配置されているB+内部電極26群にB+相の電圧が供給されるようになる。
また、フレキシブル基板配線部67の裏面配線端子69dと69gも、中央部を迂回するように設けられた裏面導体膜78により接続され、その一方の裏面配線端子69gは表面配線端子71gを介して表面のB−配線79に接続されている。
こにより、フレキシブル基板配線部67のB−配線79から、超音波振動子65の各圧電体23の右上及び左下に配置されているB−内部電極28群にB−相の電圧が供給されるようになる。
尚、図の下方に示すフレキシブル基板配線部67において、配線部は全て適宜の絶縁性樹脂等の保護薄膜層(カバーレイ)で被覆されているが、表面の長さaで示す範囲及び裏面の長さb及びcで示す範囲は、カバーレイが除去されている。これは、超音波振動子65の振動動作に掛かる負担を極力低減する目的で、このうように処理されている。
上述したように、本例においては、フレキシブル基板に襷掛け配線を施して共通電極群を結線するので、この場合もリード線の必要が無くなく、小型化に有効である。また、内部電極の襷掛け配置による位置の違いを、フレキシブル基板で吸収することにより、内部電極群を駆動するドライバは、A、B出力の1組だけでよいことになる。
また、積層部のポーリング時は、フレキシブル基板を接続していないので、導体膜間でポーリングが生じる虞がなく、高い信頼性を維持することができる。
図5は、上に第5の実施形態における超音波振動子80の分解斜視図を示し、その横に積層完了後の長手方向右端面81の配線を示し、下方に図4の場合と同様のフレキシブル基板配線部67、及びその裏面の電極配置を透視的に示している。
図5に示す超音波振動子80は、内部積層部82と、前面の外部配線板83からなる。内部積層部82は、図1、図2、及び図4に示した各内部電極群のスルーホール電極29−1と接続するための延び出し部分、つまり接続端子群が、図5に示すように全て積層部の長手方向右端面81及び左端面(図示層略)に延び出して外部に露出している形状となっている。
尚、内部積層部82には、図1、図2、及び図4に示した構成と同一の機能を有する構成部分には図1、図2、及び図4で示した番号と同一の番号を付与して示している。
同図の右に示す長手方向右端面81には、フォトリソグラフィーと焼結により4本の配線84e〜84hが形成されている。これらの配線84e、84f、84g、及び84hは、それぞれ圧電体23の右下のA−内部電極27、圧電体22の右下のA+内部電極25、圧電体23の右上のB−内部電極28、及び圧電体22の右下のB+内部電極26に接続しており、更に外部配線板83の外部配線85e〜85hにそれぞれ接続している。
また、内部積層部82の長手方向左端面にも、特には図示しないが、フォトリソグラフィーと焼結により4本の配線84a〜84dが形成されている。これらの配線84a、84b、84c、及び84dは、それぞれ圧電体22の左上のA+内部電極25、圧電体23の左上のA−内部電極27、圧電体22の左下のB+内部電極26、及び圧電体23の左下のB−内部電極28に接続しており、更に外部配線板83の外部配線85a〜85dにそれぞれ接続している。
すなわち外部配線板83の外部配線85a〜85hは、それぞれ図4に示した前面絶縁板66のスルーホール付き外部電極68a〜68hに対応している。そして、この外部配線板83の外部配線85(85a〜85h)に、フレキシブル基板配線部67が、図4に示したと同様に接続される。
このように、本例によれば、圧電体にスルーホールを形成しないので、圧電体の振動動作における応力による破壊に対する強度をより強く維持することができる。
図6は、上方に第6の実施形態における超音波振動子86の分解斜視図を示し、その横に積層完了後の長手方向右端面87の配線を示し、下方に片面配線のフレキシブル基板配線部88、及びその裏面の電極配置を透視的に示している。
図6に示す超音波振動子86は、内部積層部89の構成並びに長手方向右端面87及び左端面の配線態様は、図5に図示又は図示を省略して説明した内部積層部82並びに長手方向右端面81及び左端面の配線態様を同一である。
本例においては、前面の外部配線板91が、図5の外部配線板83の場合とやや異なり図5の場合と同様な外部配線外部配線85e〜85hのうち、左側の外部配線85a及び85bが、右側の外部配線85f及び85eとそれぞれ中央部を迂回するように配置された導体膜92及び93によって襷掛けに接続されている。
これにより、各圧電体22の左上と右下に襷掛けに配置されたA+内部電極25群(以下、図5も参照)が、一括して外部電極85a及び85fに接続され、各圧電体23の左上と右下に襷掛けに配置されたA−内部電極27群が、一括して外部電極85b及び85eに接続される。
そして、フレキシブル基板配線部88が外部配線板91に接着されることにより、上記一括して接続されているA+内部電極25群及びA−内部電極27群は、外部電極85f及び85eがフレキシブル基板配線部88の内側面に配設される端子94f及び94eを介してフレキシブル基板配線部88の駆動配線95及び96にそれぞれ接続される。
他方、フレキシブル基板配線部88の内側面には、外部配線板91の外部電極85c及び85dと接続する端子94c及び94dが、外部配線板91の外部電極85h及び85gと接続する端子94h及び94gと、それぞれ中央部を迂回するように配置された導体幕97及び98により襷掛けに接続されている。
これにより、外部配線板91の外部電極85c及び85dと85h及び85eがそれぞれフレキシブル基板配線部88の襷掛け導体幕97及び98を介して接続される。
そして、これにより、B+内部電極26群は、外部電極85c及び85h並びにフレキシブル基板配線部88の端子94c、94h、及び導体幕97を介して一括接続され、これから更にフレキシブル基板配線部88の駆動配線99に接続される。
また、B−内部電極28群は、外部電極85d及び85g並びにフレキシブル基板配線部88の端子94d、94g及び導体幕98を介して一括接続され、これから更にフレキシブル基板配線部88の駆動配線101に接続される。
このように、本例では、外部配線板のA相用外部端子とフレキシブル基板のB相用端子に、それぞれ導体幕による襷掛け接続を形成するので、フレキシブル基板の端子に図5に示したようなピンホールを設ける必要がなくなるので、フレキシブル基板の製造コストが低減するとともに、フレキシブル基板配線部が薄くなるので、超音波振動子86に掛かる負荷を低減させることができる。
図7は、上方に第7の実施形態における超音波振動子102の分解斜視図を示し、その下に積層完了後の正面に露出する内部電極端子群の配置を示し、その下にそれら内部電極端子群に対するフォトリソグラフィーと焼結による配線状態を示し、その下にフレキシブル基板配線部、及びその裏面の電極配置を透視的に示している。
図7に示す超音波振動子102において、内部の積層部は、図1乃至図6に示した外部電極を有する絶縁板に平行して前後方向に積層された構成と異なり、本例では、外部電極を有する絶縁板に対して上下方向に圧電体及び内部電極が積層される形態を示している。
また、この形態においては、ポーリングされた、つまり内部電極を配置された圧電体103(103−1、103−2)群が、ポーリングされていない、つまり内部電極を配置されていない圧電体104群を上下から挟むようにして配置されている。内部電極を配置されていない圧電体104群は特定の振動モードを励起する励起部を構成している。
同図に示すように、内部電極105が各圧電体103の左右に分かれて形成されていることと、中央部の励起部(ポーリング無し圧電体104群)により上下に分割されていることにより、積層完了後の正面106に露出する内部電極端子群107の配置から見られるように、内部電極105は、図1〜図6の場合と同様に、8通りに配置されている。
本例では、これら左右上下に分散して積層完了後の正面106に露出する内部電極端子群107を、フォトリソグラフィーと焼結により電極膜を形成して、積層完了後の正面106の中央部を挟んで左右に4個ずつの外部電極108を形成する。そして、これら8個の電極108に、図5に示したと同様のフレキシブル基板配線部67が接続される。
これにより、8通りに配置されている中のそれぞれ2つの内部電極105群が4通りの共通内部電極群となって、フレキシブル基板配線部67の駆動配線73、75、77、及び79にそれぞれ接続される。
図8は、上方に第8の実施形態における超音波振動子109の分解斜視図を示し、その下に積層完了後の正面に露出する内部電極端子群を結線した配線を示し、その下にフレキシブル基板配線部、及びその裏面の電極配置を透視的に示している。
図8に示す超音波振動子109において、内部の積層部は、図1乃至図6に示した外部電極を有する絶縁板に平行して前後方向に積層された構成及び図7に示した外部電極を有する絶縁板に対して上下方向に積層された構成のいずれとも異なり、本例では外部電極を有する絶縁板に対して左右方向に圧電体及び内部電極が積層される形態を示している。
本例においては、ポーリング付き圧電体111群が、ポーリング無し圧電体112群を左右から挟むようにして配置されている。
同図に示すように、内部電極113が各圧電体111の左右に分かれて形成されていることと、中央部のポーリング無し圧電体112群により左右に分割されていることにより、積層完了後の正面114に露出する内部電極端子群115の配置から見られるように、内部電極113は、図1〜図7の場合と同様に、8通りに配置されている。
本例では、これら上下左右に分散して積層完了後の正面114に露出する内部電極端子群115を、フォトリソグラフィーと焼結により電極膜116を形成して一括して連結する。そして、これら8個の電極膜116に、図5又は図7に示したと同様のフレキシブル基板配線部67が接続される。
これにより、この場合も8通りに配置されている中のそれぞれ2つの内部電極群113が4通りの共通内部電極群となって、フレキシブル基板配線部67の4本の駆動配線にそれぞれ接続される。
下方に第1の実施形態における超音波振動子の分解斜視図を示し、上方に図面奥行き方向最終面(超音波振動子の裏面)を構成する絶縁板の外部電極パターンを積層面側から透視的に示す図である。 第2の実施形態における超音波振動子の分解斜視図である。 第3の実施形態における超音波振動子の分解斜視図である。 第4の実施形態における超音波振動子の分解平面図である。 第5の実施形態における超音波振動子の分解斜視図、積層完了後の長手方向右端面の配線、フレキシブル基板配線部及びその裏面の透視的電極配置を示す図である。 第6の実施形態における超音波振動子の分解斜視図、積層完了後の長手方向右端面の配線、フレキシブル基板配線部及びその裏面の透視的電極配置を示す図である。 第7の実施形態における超音波振動子の分解斜視図、積層完了後の正面の露出端子群、それらを結線する配線、フレキシブル基板配線部及びその裏面の透視的電極配置を示す図である。 第8の実施形態における超音波振動子の分解斜視図、積層完了後の正面の露出端子群を結線した配線、フレキシブル基板配線部及びその裏面の透視的電極配置を示す図である。 (a),(b) は従来の超音波モータに用いるための超音波振動子の構成例を説明する図である。 (a),(b) は電極への電圧印加により発振駆動される超音波振動子の振動子本体の超音波楕円振動を模式的に説明する斜視図、(c) は(b) の2次の屈曲振動を分かり易く振動子本体の輪郭線のみで示す図である。 (a),(b) は位相がπ/2だけ異なる共振周波数近傍の交番電圧を印加したときの超音波振動子の駆動接触部の楕円振動を模式的に示す図である。 (a),(b) は超音波リニアモータにおける超音波振動子と駆動支持体であるガイド軸との係合の基本形を示す図である。
符号の説明
1 超音波振動子
1a 振動子本体
2a 第1の圧電板
2b 第2の圧電板
3a、3c 上部内部電極
3b、3d 下部内部電極
4 圧電板
5 穴
6 外部電極
7 リード線
8 静止位置
9 共振縦振動位置
11 静止位置
12 共振屈曲振動位置
13 駆動接触部
14 中央部
15 ピン部材
16 板状体
17 シャフト
17−1 固定シャフト
17−2 可動シャフト
18 螺旋バネ
20 超音波振動子
21 A相外部配線用絶縁板
22、23 圧電体
24 B相外部配線用絶縁板
25 A+内部電極
26 B+内部電極
27 A−内部電極
28 B−内部電極
29(29−1、29−2) スルーホール電極
31(31a〜31h) 第1の外部電極群の外部電極
32(32a〜32h) 第2の外部電極群の外部電極
33 A+外部電極導体膜
34 A−外部電極導体膜
35 B+外部電極導体膜
36 B−外部電極導体膜
37 超音波振動子
38 内部の積層部
39 B相用絶縁体
41a〜41h スルーホール電極
42 B+内部導体膜
43 B−内部導体膜
44 前面の絶縁板
45a〜45h 外部電極
46 A相用内部絶縁体
47 超音波振動子
48 第1の内部電極パターンを有する圧電体
49 第2の内部電極パターンを有する圧電体
51 A相電極
51a、52a 接続用端子
52b、51b 接続用端子
52 B相電極
53 共通接地電極
53a 接続用端子
54 後面絶縁板
55 内部絶縁板
56 前面絶縁板
57、58 導体膜
59a、59b、59c 外部電極
61、62 結線用絶縁板
62−1、63−1、63−2、64−1、64−2 導体膜
65 超音波振動子
66 前面絶縁板
67 フレキシブル基板配線部
68(68a〜68h) スルーホール付き外部電極
69(69a〜69h) 裏面配線端子
71(71a〜71h) 表面配線端子
72、74 表面導体膜
73 A+配線
75 A−配線
76、78 裏面導体膜
77 B+配線
79 B−配線
80 超音波振動子
81 長手方向右端面
82 内部積層部
83 外部配線板
84a〜84h 配線
85(85a〜85h) 外部配線
86 超音波振動子
87 長手方向右端面
88 フレキシブル基板配線部
89 内部積層部
91 外部配線板
92、93 導体膜
94c、94d、94e、94f、94g、94h フレキシブル端子
95、96 駆動配線
97、98 導体幕
99、101 駆動配線
102 超音波振動子
103(103−1、103−2) ポーリング付き圧電体
104 ポーリング無し圧電体
105 内部電極
106 積層完了後正面
107 内部電極端子群
108 外部電極
109 超音波振動子
111 ポーリング付き圧電体
112 ポーリング無し圧電体
113 内部電極
114 積層完了後正面
115 内部電極端子群
116 電極膜

Claims (4)

  1. 圧電素子と内部電極が交互に積層され該内部電極と導通した外部電極を有する超音波振動子であって、第1の方向である積層方向と直交する第2の方向及び第3の方向に沿って略4分割された内部電極群と、前記内部電極群とそれぞれ導通する第1の外部電極群及び第2の外部電極群とを有し、前記第1の外部電極群及び前記第2の外部電極群に交番電圧を印加することにより主たる振動が前記第2の方向に発生する縦振動モードと主たる振動が前記第3の方向に発生する屈曲振動モードとを同時に励起することにより超音波楕円振動を発生する超音波振動子であって、
    前記積層方向と垂直な面上に沿って形成され、前記第1の外部電極群の所定の外部電極及び前記第2の外部電極群の所定の外部電極をそれぞれ電気的に接続する電極連結用導体膜を有し、
    前記電極連結用導体膜は、給用配線が形成されたフレキシブル基板の面上に形成されていることを特徴とする超音波振動子。
  2. 前記電極連結用導体膜に接続され、前記超音波振動子内部において前記積層方向に沿って形成され、前記内部電極群同士を電気的に接続するとともに前記第1の外部電極群と前記第2の外部電極群にそれぞれ導通するスルーホールを有することを特徴とする請求項1記載の超音波振動子。
  3. 圧電素子と内部電極が交互に積層され該内部電極と導通した外部電極を有し、該外部電極に交番電圧を印加することにより超音波楕円振動を発生する超音波振動子であって、第1の方向である積層方向と直交する第2の方向に沿って2分割された内部電極を少なくとも有する第1積層部と、前記第2の方向に沿って2分割された内部電極を少なくとも有する第2積層部と、前記第1積層部の所定の内部電極ごとにそれぞれ導通するごとく設けられた第1外部電極群と、前記第2積層部の所定の内部電極ごとにそれぞれ導通するごとく設けられた第2外部電極群とを有し、
    前記1外部電極群及び第2外部電極群はともに前記積層方向に沿った前記超音波振動子の側面上に形成されるとともに、
    前記第1の外部電極群の所定の外部電極と前記第2の外部電極群の所定の外部電極とを電気的に接続する電極連結用導体膜を、給電用配線が形成されたフレキシブル基板上に有することを特徴とする超音波振動子。
  4. 圧電素子と内部電極が交互に積層され該内部電極と導通した外部電極を有し、該外部電極に交番電圧を印加することにより超音波楕円振動を発生する超音波振動子であって、第1の方向である積層方向と直交する第2の方向に沿って2分割された内部電極を少なくとも有する第1積層部と、前記第2の方向に沿って2分割された内部電極を少なくとも有する第2積層部と、前記第1積層部の所定の内部電極ごとにそれぞれ導通するごとく設けられた第1外部電極群と、前記第2積層部の所定の内部電極ごとにそれぞれ導通するごとく設けられた第2外部電極群とを有し、
    前記1部電極群及び第2外部電極群はともに前記積層方向に沿った前記超音波振動子の側面上に形成されるとともに、
    前記第1の外部電極群の所定の外部電極と前記第2の外部電極群の所定の外部電極とを電気的に接続する電極連結用導体膜を、給電用配線が形成されたフレキシブル基板上に有することを特徴とする超音波振動子。
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