JP4576104B2 - 光学顕微鏡装置、光学素子配置方法 - Google Patents

光学顕微鏡装置、光学素子配置方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の光学素子を選択的に光路に配置する光学顕微鏡装置に関する。
顕微鏡は医学、生物学の分野、また、半導体、大容量記憶メディア製造などの工業系分野などにおいて、その用途に応じた種々複数の観察法により使用されている。
観察対象である、標本の微細化や光学特性の多様化に対応して、明視野観察、暗視野観察、微分干渉観察、位相差観察、蛍光観察はもちろんのこと、これらを組み合わせた複合観察など多岐にわたる観察法が必要となっている。
このため、顕微鏡では、照明光源から接眼レンズ、或いは、カメラまでの光路に対して、複数の光学素子を選択し、これらを配置、組み合わせすることで使用者の要求する観察法を実現している。
種々の観察法を実現できる顕微鏡として、複数の光学素子切換機構を有し、かつ、各観察法を実現する光学素子配置の設定機構を備えた顕微鏡が、数多く考案されてきた。これら複雑な顕微鏡の設定操作を少しでも容易なものとするために、特に、設定機構に工夫を凝らしたものが多い。
例えば、特許文献1には、各種光学部材を光路に対して挿脱する電動挿脱手段と、前記光学部材の光路に対する挿脱状態を検出する検出手段と、操作者から与えられる制御指示を入力する入力手段と、前記検出手段から前記光学部材の挿脱状態が入力されると共に、前記入力手段から入力された制御指示に対応して該当する光学部材を挿脱制御すべく前記電動挿脱手段に対して制御指令を出力する制御手段とを備えた顕微鏡システムにおいて、各種光学部材の諸元データを任意に設定する設定手段と、この設定手段により設定された光学部材諸元データが記憶され、電源遮断後においてもその諸元データを保持する記憶手段と、各種光学部材の諸元データの内容を表示する表示手段とを設ける顕微鏡システムが記載されている。
この顕微鏡システムによれば、光学部材のユニットに対して、新規諸元データを有する光学部材の追加が可能となり、追加された光学部材を用いての照明系、および、焦準系の最適制御ができるとともに、光学部材の検索を行うことにより、顕微鏡の環境構築が容易になされ、操作性の改善された顕微鏡システムが実現されている。
また、特許文献2には、複数の対物レンズを取付け可能でかつ相互に切り替えるためのレボルバと、前記レボルバにおける前記対物レンズの取付位置情報、及び前記レボルバに取付け可能な対物レンズのレンズ情報を、それぞれ所定の形式にてコード化したコード情報を入力する入力手段と、前記入力手段にて入力された前記コード情報を解読する解読手段と、前記解読手段にて解読された前記取付位置情報と前記レンズ情報とを相互に対応づけて記憶する記憶手段とを備えた顕微鏡が記載されている。
この顕微鏡によれば、自動制御タイの電動式顕微鏡において、使用に先だつ制御に必要な情報の入力をそれぞれ所定の形式にてコード化したコード情報を入力する入力手段と、入力手段にて入力されたコード情報を解読する解読手段と、解読手段にて解読された取付位置情報とレンズ情報とを相互に対応づけて記憶する記憶手段とを備えたこと等により、コード化された情報を入力すると該情報が自動的に解読及び記憶されるので、顕微鏡に対する情報の入力が非常に容易な顕微鏡が実現されている。
しかしながら、顕微鏡への新規諸元データを有する光学部材の追加や、また、顕微鏡の自動制御に必要な情報を実使用に先立って入力するようなことは、頻繁に必要になることではない。
上述した顕微鏡システムでは、情報入力機構や表示出力機構など、顕微鏡を制御するための各種情報設定機構を顕微鏡本体に含有している。種々の観察法を実現するためとはいえ、標本を観察するという顕微鏡本来の目的に反して、顕微鏡自体が複雑化、大型化するばかりか、さらにはコストも上昇する。
また、昨今では、工業系分野のみならず、医学、生物学分野においても、省スペースに対する要請が高まってきており、この観点からも顕微鏡の大型化は、容易に受け入れられないものとなっている。
一方で、顕微鏡においても、いわゆるアフターパーツと呼ばれる、外部接続周辺機器などが使われている。例えば、高速シャッターや高速フィルターターレットなどであり、これら外部接続周辺機器を顕微鏡に取り付けた場合にも、柔軟で容易な操作性が電動光学顕微鏡に必要となってきている。
本発明は、上記実情に鑑み、複数の光学素子を選択的に光路に配置する光学顕微鏡装置において、装置の複雑化及び大型化を避けつつ各種観察法に応じた複数の光学素子の配置設定を柔軟かつ容易な操作により行うことのできる、光学顕微鏡装置、及び、その光学素子配置方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る光学顕微鏡装置は、複数の対物レンズを選択的に光路に配置する光学顕微鏡装置であって、前記複数の対物レンズが保持され、前記光路に挿入された対物レンズを切り換えるために手動で回転可能なレボルバと、前記複数の対物レンズと異なる複数の光学素子と、前記レボルバが手動により回転させられたことにより前記光路に挿入された対物レンズの種別を識別し、前記光路に挿入された対物レンズが切り換えられたことを検出する検出手段と、前記光路に挿入された対物レンズが切り換えられたことを前記検出手段が検出してからの経過時間をカウントするタイマと、前記タイマによりカウントされた経過時間が所定時間以上経過したか否かを判定する判定手段と、前記複数の対物レンズの各々に対応して、観察法毎の前記複数の光学素子の配置に係る情報が記憶される記憶手段と、前記タイマによりカウントされた経過時間が前記所定時間以上経過したと前記判定手段により判定されたとき、前記レボルバが手動により回転させられた際に前記検出手段により種別が識別された対物レンズに対応する、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記複数の光学素子を前記光路に配置する配置制御手段と、を有する。
上記の構成によれば、複数の光学素子の何れかが手動により切り換えられると、観察法毎の複数の光学素子の配置に係る情報の中から、切り換えられた光学素子の配置状態が同一となる、所定の観察法に対応する複数の光学素子の配置に係る情報を取得することができ、その取得した情報に基づき、複数の光学素子のうち、切り換えられた光学素子を除く光学素子を、その所定の観察法に対応する位置へ配置することが可能になる。すなわち、使用者が一の光学素子を切り換えることによって、他の光学素子を自動的に、切り換えられた光学素子の配置状態に応じた観察法に対応する所定の位置へ切り換えることが可能になる。
また、この構成によれば、使用者が手動により対物レンズを切り換えることによって、他の光学素子を自動的に、切り換えられた対物レンズの配置位置に応じた観察法に対応する所定の位置へ切り換えることが可能になる。
また、この構成によれば、手動により光学素子が切り換えられる際に、まだ光学素子の切換中であるにもかかわらず配置制御手段による配置制御が行われてしまうのを防止することができる。
本発明の第2の態様に係る光学顕微鏡装置は、複数の対物レンズを選択的に光路に配置する光学顕微鏡装置であって、前記複数の対物レンズが保持され、前記光路に挿入された対物レンズを切り換えるためのレボルバと、前記複数の対物レンズと異なる複数の光学素子と、前記光路に挿入された一つの前記光学素子を切り換えるために手動で回転可能な円板と、前記円板が手動により回転させられたことにより前記光路に挿入された一つの前記光学素子の種別を識別し、前記光路に挿入された一つの前記光学素子が切り換えられたことを検出する検出手段と、前記光路に挿入された一つの前記光学素子が切り換えられたことを前記検出手段が検出してからの経過時間をカウントするタイマと、前記タイマによりカウントされた経過時間が所定時間以上経過したか否かを判定する判定手段と、前記複数の光学素子の各々に対応して、観察法毎の他の前記光学素子の配置に係る情報が記憶される記憶手段と、前記タイマによりカウントされた経過時間が前記所定時間以上超過したと前記判定手段により判定されたとき、前記円板が手動により回転させられた際に前記検出手段により種別が識別された一つの前記光学素子に対応する、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、他の前記光学素子を前記光路に配置する配置制御手段と、を有する。
また、本発明の第の態様に係る光学顕微鏡装置は、前記第1又は2の態様において、前記所定時間は、任意に変更可能である。
この構成によれば、前述の所定時間を任意に変更することが可能になる
また、本発明は、これらの光学顕微鏡装置に限らず、その光学素子配置方法として構成することも可能である。
本発明によれば、複数の光学素子を選択的に光路に配置する光学顕微鏡装置において、装置の複雑化及び大型化を避けつつ各種観察法に応じた複数の光学素子の配置設定を柔軟かつ容易な操作により行うことが可能になる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る電動光学顕微鏡装置の全体構成を示した図である。
同図に示したように、本装置の光学系は、例えばハロゲンランプからなる透過照明用光源1からの光をコレクタレンズ2で集光して透過視野絞り3を経て、顕微鏡本体に対し換装可能な透過フィルターターレット4へ入射する。
透過フィルターターレット4には、例えば、透過照明用光源1の色温度を変えずに明るさの調光を行う複数枚のNDフィルター、或いは、色補正を行うための複数枚の補正フィルター等を装着してあり、任意のフィルターを照明光学系の光路中に選択的に挿脱可能になっていて、ここでは、フィルター4a乃至4f(4a、4b、4c、4d、4e、及び4f)の6種のフィルターが装着された6段切換のものである。
この透過フィルターターレット4を透過した照明光を、透過開口絞り5、コンデンサ光学素子ユニット6、コンデンサトップレンズユニット7を介して試料ステージ8の下方からステージ上の観察試料Sを照明する。
尚、コンデンサ光学素子ユニット6は、光路中に選択的に挿入される複数のユニット6a乃至6f(6a、6b、6c、6d、6e、及び6f)からなり、コンデンサトップレンズユニット7は、光路中に選択的に挿入される複数のユニット7a、7bからなる。また、試料ステージ8は、観察試料Sを光軸と直交する平面内で2次元移動できると共にピント合わせのため光軸方向へ移動可能になっている。
試料ステージ8の上方には複数の対物レンズ9a乃至9f(9a、9b、9c、9d、9e、及び9f)がレボルバ10に保持されている。レボルバ10は対物レンズ9a乃至9fを保持可能な6段切換のレボルバであり、その回転により観察光路内の光軸OP(光軸となる、点Pと点Oを通る直線)中に挿入すべき対物レンズを交換可能に構成されている。レボルバ10は、例えば本装置のアーム先端部に回転自在に取り付けられており、顕微鏡本体に対し換装可能となっている。
本装置のアーム先端部の観察光路上に、顕微鏡本体に対し換装可能なキューブカセット11が配設されている。キューブカセット11は、各種観察法により選択的に挿入される6種のフィルターキューブ11a乃至11f(11a、11b、11c、11d、11e、及び11f)を装着した6段切換のキューブカセットである。キューブカセット11を透過した光をビームスプリッター12で2方向に分岐し、一方の光を接眼レンズ13へ導き、他方の光を撮影用光路へ導いている。
また、例えば水銀ランプ等からなる落射照明用光源14からの光をコレクタレンズ15で集光して、顕微鏡本体に対し換装可能な落射フィルターターレット16へ入射する。
落射フィルターターレット16には、例えば、落射照明用光源14の色温度を変えずに明るさの調光を行う複数枚のNDフィルター、或いは、色補正を行うための複数枚の補正フィルター等を装着してあり、任意のフィルターを照明光学系の光路中に選択的に挿脱可能になっていて、ここでは、フィルター16a乃至16f(16a、16b、16c、16d、16e、及び16f)の6種のフィルターが装着された6段切換のものである。
この落射フィルターターターレット16を経て、落射開口絞り17、落射視野絞り18、キューブカセット11の光路中に挿入されているフィルターキューブ11aに入射し、対物レンズ9を介して観察試料Sへ落射照明する。
観察試料Sからの蛍光、或いは、反射光である観察光は、対物レンズ9、キューブカセット11を経てビームスプリッター12で2方向に分岐し、観察光の一方は、接眼レンズ13へ導かれ、他方は撮影用光路へ導かれる。
また、本装置は、更に、制御部55、操作部56、透過フィルターターレット駆動部50、コンデンサユニット駆動部51、レボルバ駆動部52、キューブカセット駆動部53、落射フィルターターレット駆動部54、透過照明調光部57、及び落射照明調光部58等を備えている。
図2は、制御部55と操作部56の構成を示した図である。
同図に示したように、制御部55は、CPU55−1、ROM55−2、RAM55−3、及び不揮発メモリ55−4からなり、各々CPUバスを介して接続されている。CPU55−1は、ROM55−2に記憶されている制御内容を記述したプログラム(光学素子配置プログラムを含む)を読み出し実行することにより、本装置全体の動作を制御する。RAM55−3には、制御演算用のデータが格納される。不揮発メモリ55−4は、EEPROM、NVRAM、或いは、フラッシュメモリ等であり、後述の操作入力割付け情報(以下単に「割付け情報」という)等が格納され、プログラムの実行により、必要な情報の記憶、読み出しが行われる。
図3は、不揮発メモリ55−4に格納されている割付け情報のデータ構造を示した図である。
同図に示したように、不揮発メモリ55−4には、割付け情報として、割付け情報1乃至16が格納されており、割付け情報1乃至16の各々は、後述の操作部56の操作ボタンB1乃至B16(複数の指示部の一例)の各々に割り付けられた観察法に対応する、選択的に配置可能な光学素子(駆動部位、或いは単に部位ともいう)とその配置状態(配置位置、或いは単に位置ともいう)とが設定された割付けデータを含んで構成されている。
CPU55−1は、操作部56からの操作入力を受けると、対応する割付け情報の割付けデータに従い各駆動部の制御等を行うものである。
操作部56は、表示部56−1と操作入力部56−2を含み、各々CPU55−1と接続され、表示部56−1はCPU55−1からの指示に従い各駆動部の動作状況や位置情報等を表示し、また、操作入力部56−2は当該操作入力部からの操作信号をCPU55−1へ出力するものである。
図4は、操作部56に設けられている操作ボタンB1乃至B16の配置図である。
操作部56には、同図に示した配置で操作ボタンB1乃至B16(単にボタン1乃至16とも言う)が設けられており、これら操作ボタンB1乃至B16は、例えば、LEDなどの発光素子を内部に組み込んだ、いわゆる照光式ボタンスイッチであり、CPU55−1からの信号により、消灯、点灯、点滅などを行える。
また、制御部55には、外部通信手段として、RS−232CやUSB、或いは、IEEE1394やイーサネット(登録商標)等の外部I/Fが設けられており、この外部I/Fを介して、CPU55−1が、PC等の外部ホスト機器からコマンドを送受することにより、操作部56からの操作と同等の駆動部制御を行うと共に外部との情報交換を行う。
透過フィルターターレット駆動部50は、制御部55からの駆動信号により、透過フィルターターレット4を回転駆動し、4a乃至4fのフィルターを光路中に挿脱する。さらに制御部55は、透過フィルターターレット駆動部50介して、透過フィルターターレット4が動作中か否か、また、フィルター4a乃至4fの内、いずれが光路中にあるか等の状態を知ることができる。
コンデンサユニット駆動部51は、制御部55からの駆動信号により、透過開口絞り5を調整駆動し、また、コンデンサ光学素子ユニット6、コンデンサトップレンズユニット7を回転駆動し光路中に挿脱する。さらに制御部55は、コンデンサユニット駆動部51を介して、透過開口絞り5、コンデンサ光学素子ユニット6、及びコンデンサトップレンズユニット7が動作中か否か、また、透過開口絞り5、コンデンサ光学素子ユニット6、及びコンデンサトップレンズユニット7の光路に対する配置等の状態を知ることができる。
レボルバ駆動部52は、制御部55からの駆動信号により、レボルバ10を回転駆動し、対物レンズ9a乃至9fを光路中に挿脱する。さらに制御部55は、レボルバ駆動部52を介して、レボルバ10が動作中か否か、また、対物レンズ9a乃至9fの内、いずれが光路中にあるか等の状態を知ることができる。
キューブカセット駆動部53は、制御部55からの駆動信号により、キューブカセット11を回転駆動し、フィルターキューブ11a乃至11fを光路中に挿脱する。さらに制御部55は、キューブカセット駆動部53を介して、キューブカセット11が動作中か否か、また、フィルターキューブ11a乃至11fの内、いずれが光路中にあるか等の状態を知ることができる。
落射フィルターターレット駆動部54は、制御部55からの駆動信号により、落射フィルターターレット16を回転駆動し、16a乃至16fのフィルターを光路中に挿脱する。さらに制御部55は、落射フィルターターレット駆動部54を介して、落射フィルターターレット16が動作中か否か、また、フィルター16a乃至16fの内、いずれが光路中にあるか等の状態を知ることができる。
透過照明調光部57は、制御部55からの調光信号により、透過照明用光源1を調光する。
落射照明調光部58は、制御部55からの調光信号により、落射照明用光源14を調光する。
図5は、レボルバ10及びレボルバ駆動部52の構造及び動作を説明するためのものであり、レボルバ10をキューブカセット11側から見たときの各センサの構成図である。
レボルバ10は、レボルバ駆動部52の不図示のパルスモータ52−1によって中心軸Jの周りに回転可能となっている。パルスモータ52−1によりレボルバ10を適宜回転させることによって、レボルバ10に着脱可能に保持された対物レンズ9a乃至9fのいずれか一つを光路中に配置することができる。
レボルバ10の縁部には、対物レンズ9a乃至9fに応じて、開口10−1a乃至10−1fが開けられている。この開口10−1a乃至10−1fは、対物レンズ9a乃至9fの何れかを光路中に正しく位置決め配置するためのものである。例えば、対物レンズ9aが光路中に配置されている場合、レボルバ10の回転しない不図示の固定部に固定されたレボルバ制御部52のフォトインタラプタ52−2によって開口10−1aの存在を検出できるので、対物レンズ9aを光路中に正しく位置決め配置することが可能である。
また、レボルバ10の縁部には、磁石セット10−2a乃至10−2fが取り付けられている。この磁石セット10−2a乃至10−2fは、レボルバ10に取り付けられた対物レンズ9a乃至9fの内、どの対物レンズが光路中に配置しているのかを検出するためのものである。例えば、レボルバ10に取り付けられた対物レンズ9aが光路中にあるとき、それを、レボルバ10の回転しない不図示の固定部であり、かつ、磁石セット10−2aと対向する位置に取り付けられているレボルバ駆動部52のホール素子52−3により検出することができる。一つの磁石セット10−2には、三ヶ所の磁石取付け部があり、この三ヶ所の磁石取付け部への磁石取付け有無の組み合わせにより、光路中にある対物レンズ9a乃至9fを識別、検出することが可能である。
図6は、磁石セット10−2とホール素子52−3の検出との組み合わせを表した表を示した図である。
同図に示したように、例えば、ホール素子52−3の検出結果が”001”であったときには、光路中に配置されているものが対物レンズ9aであることを、識別、検出することができる。
図7(a),(b) は、キューブカセット11及びキューブカセット駆動部53の構造及び動作を説明するためのものであり、同図(a) は上面部分図であり、同図(b) は側方部分図である。
同図(a),(b) において、キューブカセット11の円板11−1は、キューブカセット駆動部53のパルスモータ53−1によって中心軸Kの周りに回転可能となっている。パルスモータ53−1により円板11−1を適宜回転させることによって、円板11−1に着脱可能に保持されたフィルターキューブ11a乃至11fのいずれか一つを光路中に配置することができる。
円板11−1の外周部の一ヶ所には、磁石11−8が取り付けられている。この磁石11−8は、円板11−1の原点位置を検出するためのものである。円板11−1が原点位置にあるとき、それを、磁石11−8と対向する位置に取り付けられているキューブカセット駆動部53のホール素子53−3により検出することができる。一方、円板11−1の縁部には、フィルターキューブ11a乃至11fに応じて、開口11−2乃至11−7が開けられている。この開口11−2乃至11−7は、フィルターキューブ11a乃至11fの何れかを光路中に正しく位置決め配置するためのものである。例えば、フィルターキューブ11aが光路中に配置されている場合、キューブカセット駆動部53のフォトインタラプタ53−2によって開口11−5の存在を検出できるので、フィルターキューブ11aを光路中に正しく位置決め配置することが可能である。
尚、透過フィルターターレット4と落射フィルターターレット16も、図示を省略するが、原点位置検出用の磁石とホール素子、及び位置決め配置用の開口とフォトインタラプタ等が設けられており、原点検出及び所望の位置への位置決め制御が可能となっている。
次に、上述した電動光学顕微鏡装置の動作について説明する。
尚、本動作において、本装置には、各駆動部が駆動する駆動部位として、図8及び図9に示したような光学素子が装着されているものとする。また、予め、制御部55に設けられた不図示のDIP−SW(スイッチ)により、不揮発メモリ55−4に記憶されている割付け情報1乃至16の中の割付け情報1が、使用する割付け情報として選択されているものとする。また、割付け情報1の操作ボタンB1乃至B3の各々には、図10乃至図12の各々に示したような、所定の観察法に対応する、駆動部位とその配置位置とが設定された割付けデータが、割付けられているものとする。
図13乃至図20は、上述した電動光学顕微鏡装置の動作に係るフローチャートを示した図であり、CPU55−1がROM55−2に記憶されている制御内容を記述したプログラムを読み出し実行することによって行われる動作を示している。
本動作では、図13に示したように、まず、操作部56の操作ボタンの何れかが押されたか否かを判定し(ステップ(以下単に「S」という)1)、その判定結果がYesの場合には、続いて、押されたボタンが、操作ボタンB1であるか(S2)、操作ボタンB2であるか(S3)、操作ボタンB3であるか(S4)、操作ボタンB4であるか(S5)、・・・、操作ボタンB16であるか(S17)といったように、押されたボタンが操作ボタンB1乃至B16の何れかであったか否かを各々判定し、何れかの判定結果がYesの場合には、それに対応する動作へ移行し、何れの判定結果もNoの場合には、S18へ進む。
一方、S1の判定結果がNoの場合、或いはS17の判定結果がNoの場合には、続いて、手動操作によりレボルバ10の配置位置が変化したか否かを判定し(S18)、その判定結果がYesの場合にはレボルバ手回し処理へ移行し、Noの場合には、S1へ戻る。
このようにして行われる動作において、例えば、操作部56の操作ボタンB1が押されると、CPU55−1は操作ボタンB1の操作入力を検出し(S1がYes、S2がYes)、図14に示す操作ボタンB1処理に従った各電動機構の駆動を開始する。
この操作ボタンB1処理では、図14に示したように、まず、制御部55に設けられた不図示のDIP−SWにより選択されている割付け情報1の操作ボタンB1に割付けられている観察法に対応する操作ボタンB1割付けデータを、不揮発メモリ55−4から読み出す(S19)。
続いて、読み出した操作ボタンB1割付けデータを参照し、駆動部位の配置位置について何も設定されていないか否かを判定し(S20)、その判定結果がYesの場合には何も処理をしないでS1へ戻り((E)へ進み)、次なる操作ボタンB1乃至B16の操作入力を待つことになるが、その判定結果がNoの場合には、操作ボタンB1割付けデータに従って各駆動部位を駆動する。
ここで、前述の図10に示したように、割付け情報1の操作ボタンB1に割付けられている、操作ボタンB1割付けデータには、10×対物レンズでの透過明視野観察として、番号1乃至8の切換動作が設定されている。すなわち、透過フィルターターレット4を位置:3(4c)に切り換え、透過開口絞り5を位置:100に切り換え、コンデンサ光学素子ユニット6を位置:1(6a)に切り換え、コンデンサトップレンズ7を位置:IN(7a)に切り換え、レボルバ10/対物レンズ9を位置:1(9a)に切り換え、キューブカセット11を位置:1(11a)に切り換え、透過照明用光源1を位置:90(9V)に調光し、落射フィルターターレット16を位置:6(16f)に切り換える設定がなされている。
尚、落射フィルターターレット16を位置:6(16f)に切り換えるのは、装着された遮光板により、落射照明用光源14を遮光し透過明視野観察への迷光などによる悪影響を除去するためである。
CPU55−1は、不揮発メモリ55−4から読み出した割付け情報1の操作ボタンB1割付けデータに従い、透過フィルターターレット駆動部50を介して透過フィルターターレット4を位置:3(4c)に駆動開始し(S21)、コンデンサユニット駆動部51を介して、透過開口絞り5を位置:100、コンデンサ光学素子ユニット6を位置:1(6a)、コンデンサトップレンズ7を位置:IN(7a)に駆動開始し(S22乃至S24)、レボルバ駆動部52を介してレボルバ10/対物レンズ9を位置:1(9a)に駆動開始し(S25)、キューブカセット駆動部53を介してキューブカセット11を位置:1(11a)に駆動開始し(S26)、透過照明調光部57を介して透過照明用光源1を位置:90(9V)に調光し(S27)、落射フィルターターレット駆動部54を介して落射フィルターターレット16を位置:6(16f)に駆動開始する。
続いて、CPU55−1は、全ての駆動部の駆動が終了したか否かを判定し(S29)、その判定結果がNoの場合には本判定処理を繰り返すが、それがYesの場合には、操作ボタンB1の割付けに対応した切換制御である操作ボタンB1処理を終了し、S1へ戻り((E)へ進み)、次なる操作ボタンB1乃至B16の操作入力を待つ。
このようにして、操作ボタンB1の操作入力により、透過フィルターターレット4ではND25が光路に配置され、透過開口絞り5は開口径:100に切り換わり、コンデンサ光学素子ユニット6では明視野観察用として空穴となり、コンデンサトップレンズ7は光路に配置され、対物レンズ9は10×に切り換わり、キューブカセット11では明視野用ミラーユニットが光路に配置され、透過照明用光源1は9Vに調光され、落射フィルターターレット16では遮光板が落射照明光路に配置されて落射照明が遮光され、結果、10×対物レンズでの透過明視野観察が実現される。
また、本動作において、操作部56の操作ボタンB2が押されると、CPU55−1が操作ボタンB2の操作入力を検出し(S1がYes、S3がYes)、図15に示す操作ボタンB2処理に従った各電動機構の駆動を開始する。
この操作ボタンB2処理では、図15に示したように、まず、制御部55に設けられた不図示のDIP−SWにより選択されている割付け情報1の操作ボタンB2に割り付けられている観察法に対応する操作ボタンB2割付けデータを、不揮発メモリ55−4から読み出す(S30)。
続いて、読み出した操作ボタンB2割付けデータを参照し、駆動部位の配置位置について何も設定されていないか否かを判定し(S31)、その判定結果がYesの場合には何も処理をしないでS1へ戻り((E)へ進み)、次なる操作ボタンB1乃至B16の操作入力を待つことになるが、その判定結果がNoの場合には、操作ボタンB2割付けデータに従って各駆動部位を駆動する。
ここで、前述の図11に示したように、割付け情報1の操作ボタンB2に割付けられている、操作ボタンB2割付けデータには、20×対物レンズでの落射蛍光観察として番号1乃至6の切換動作が設定されている。すなわち、コンデンサ光学素子ユニット6を位置:6(6f)に切り換え、コンデンサトップレンズ7を位置:OUT(7b)に切り換え、レボルバ10/対物レンズ9を位置:2(9b)に切り換え、キューブカセット11を位置:3(11c)に切り換え、落射照明用光源14を位置:ON(点灯)に調光し、落射フィルターターレット16を位置:5(16e)に切り換える設定がなされている。
尚、コンデンサ光学素子ユニット6を位置:6(6f)に切り換えるのは、装着された遮光板により、透過照明用光源1を遮光し落射蛍光観察への迷光などによる悪影響を除去するためであり、また、コンデンサトップレンズ7を位置:OUT(7b)に切り換えるのは、トップレンズによる自化蛍光などによる、落射蛍光観察への悪影響を除去するためである。
CPU55−1は、不揮発メモリ55−4から読み出した割付け情報1の操作ボタンB2割付けデータに従い、コンデンサユニット駆動部51を介して、コンデンサ光学素子ユニット6を位置:6(6f)、コンデンサトップレンズ7を位置:OUT(7b)に駆動開始し(S32、S33)、レボルバ駆動部52を介してレボルバ10/対物レンズ9を位置:2(9b)に駆動開始し(S34)、キューブカセット駆動部53を介してキューブカセット11を位置:3(11c)に駆動開始し(S35)、落射照明調光部58を介して落射照明用光源14を位置:ON(点灯)に調光し(S36)、落射フィルターターレット駆動部54を介して落射フィルターターレット16を位置:5(16e)に駆動開始する(S37)。
続いて、CPU55−1は、全ての駆動部の駆動が終了したか否かを判定し(S37)、その判定結果がNoの場合には本判定処理を繰り返すが、それがYesの場合には、操作ボタンB2の割付けに対応した切換制御である操作ボタンB2処理を終了し、S1へ戻り((E)へ進み)、次なる操作ボタンB1乃至B16の操作入力を待つ。
このようにして、操作ボタンB2の操作入力により、コンデンサ光学素子ユニット6では遮光板が光路に配置され、コンデンサトップレンズ7は光路から外され、対物レンズ9は20×に切り換わり、キューブカセット11では蛍光B励起用ミラーユニットが光路に配置され、落射照明用光源14は点灯され、落射フィルターターレット16では空穴が光路に配置されて落射照明が100%透過され、結果、20×対物レンズでの落射蛍光観察が実現される。
また、本動作において、操作部56の操作ボタンB3が押されると、CPU55−1は操作ボタンB3の操作入力を検出し(S1がYes、S4がYes)、図16に示す操作ボタンB3処理に従った各電動機構の駆動を開始する。
この操作ボタンB3処理では、図16に示したように、まず、制御部55に設けられた不図示のDIP−SWにより選択されている割付け情報1の操作ボタンB3に割付けられている観察法に対応する操作ボタンB3割付けデータを、不揮発メモリ55−4から読み出す(S39)。
続いて、読み出した操作ボタンB3割付けデータを参照し、駆動部位の配置位置について何も設定されていないか否かを判定し(S40)、その判定結果がYesの場合には何も処理をしないでS1へ戻り((E)へ進み)、次なる操作ボタンB1乃至B16の操作入力を待つことになるが、その判定結果がNoの場合には、操作ボタンB3割付けデータに従って各駆動部位を駆動する。
ここで、前述の図12に示したように、割付け情報1の操作ボタンB3に割付けらている、操作ボタンB3割付けデータには、10×対物レンズでの位相差観察として番号1乃至8の切り換え動作が設定されている。すなわち、透過照明用光源1を位置:100(10V)に調光し、透過フィルターターレット4を位置:4(4d)に切り換え、透過開口絞り5を位置:482(最大径)に切り換え、コンデンサ光学素子ユニット6を位置:2(6a)に切り換え、コンデンサトップレンズ7を位置:IN(7a)に切り換え、レボルバ10/対物レンズ9を位置:5(9e)に切り換え、キューブカセット11を位置:1(11a)に切り換え、落射フィルターターレット16を位置:6(16f)に切り換える設定がなされている。
CPU55−1は、不揮発メモリ55−4から読み出した割付け情報1の操作ボタンB3割付けデータに従い、透過照明調光部57を介して透過照明用光源1を位置:100(10V)に調光し(S41)、透過フィルターターレット駆動部50を介して透過フィルターターレット4を位置:4(4d)に駆動開始し(S42)、コンデンサユニット駆動部51を介して、透過開口絞り5を位置:482(最大径)、コンデンサ光学素子ユニット6を位置:2(6b)、コンデンサトップレンズ7を位置:OUT(7b)に駆動開始し(S43乃至S45)、レボルバ駆動部52を介してレボルバ10/対物レンズ9を位置:5(9e)に駆動開始し(S46)、キューブカセット駆動部53を介してキューブカセット11を位置:1(11a)に駆動開始し(S47)、落射フィルターターレット駆動部54を介して落射フィルターターレット16を位置:6(16f)に駆動開始する(S48)。
続いて、CPU55−1は、全ての駆動部の駆動が終了したか否かを判定し(S49)、その判定結果がNoの場合には本判定処理を繰り返すが、それがYesの場合には、操作ボタンB3の割付けに対応した切換制御である操作ボタンB3処理を終了し、S1へ戻り((E)へ進み)、次なる操作ボタンB1乃至B16の操作入力を待つ。
このようにして、操作ボタンB3の操作入力により、透過照明用光源は10Vに調光され、透過フィルターターレット4ではND50が光路に配置され、透過開口絞り5は開口径:最大径に切り換わり、コンデンサ光学素子ユニット6では10×位相差観察用リングスリットが光路に配置され、コンデンサトップレンズ7は光路に配置され、対物レンズ9は10×位相差観察用に切り換わり、キューブカセット11では明視野用ミラーユニットが光路に配置され、落射フィルターターレット16では遮光板が落射照明光路に配置されて落射照明が遮光され、結果、10×対物レンズでの位相差観察が実現される。
また、本動作において、操作部56の操作ボタンB4乃至B16の何れかが押されたときにも、前述の動作と同様にして、対応する操作ボタン処理(操作ボタンB4処理乃至操作ボタンB16処理の何れか)が行われ、所定の観察法が実現される。
また、本動作において、レボルバ10が手動により回動操作されると、CPU55−1がレボルバ10の回動を検出し(S18がYes)、図17に示すレボルバ手回し処理を開始する。
このレボルバ手回し処理では、図17に示したように、回動された後のレボルバ10の位置が、位置:1であるか(S50)、位置:2であるか(S51)、位置:3であるか(S52)、位置:4であるか(S53)、位置:5であるか(S54)、位置:6であるか(S55)を各々判定し、何れかの判定結果がYesの場合には、それに対応するレボルバ位置処理を行い、何れの判定結果もNoの場合には、S1へ戻る((E)へ進む)。
このようにして行われる動作において、例えば、対物レンズ9e(レボルバ位置:2)が光路中に挿入されているときに、レボルバ10が手動により回動操作され、代わりに対物レンズ9a(レボルバ位置:1)が光路中に挿入されると、CPU55−1は、前回制御時の対物レンズ9e(レボルバ位置:2)と異なる状態を検出する。すなわち、レボルバ10が手動により回動操作され、対物レンズ9e(レボルバ位置:2)から対物レンズ9a(レボルバ位置:1)へと切り換えられたことをレボルバ制御部52を介して検出し(S50がYes)、図18に示すレボルバ位置1処理を開始する。
このレボルバ位置1処理では、図18に示したように、まず、制御部55に設けられた不図示のDIP−SWにより選択されている割付け情報1の操作ボタンB1乃至B16に割付けられている各種観察法に対応する操作ボタンB1割付けデータ乃至操作ボタンB16割付けデータを読み出し、部位:レボルバ、位置:1と設定されている割付けデータを検索し(S56)、その割付けデータがあるか否かを判定する(S57)。このS57の判定において、判定結果がNoの場合には何も処理を行わずにS1へ戻り((E)へ進み)、次なる操作ボタンB1乃至B16の操作入力を待つことになるが、それがYesの場合には、その割付けデータに従って各駆動部位を駆動する。
本例では、図10に示したように、割付け情報1の操作ボタンB1割付けデータには、部位:レボルバ、位置:1が設定されている。従って、S57の判定結果がYesとなり、CPU55−1は、検索により操作ボタンB1割付けデータを取得し、レボルバ10を除いた各駆動部位の駆動を開始する(S58乃至S64)。すなわち、前述の図10に示した、番号5を除いた、番号1乃至4及び番号6乃至8に設定されている切換動作を開始する。
尚、このS58乃至S64の処理は、図14に示したS21乃至S24及びS26乃至S28の処理と同じであるので、ここでは説明を省略する。
S64の処理が終了すると、続いて、CPU55−1は、全ての駆動部の駆動が終了したか否かを判定し(S65)、その判定結果がNoの場合には本判定処理を繰り返すが、それがYesの場合には、対物レンズ9a(レボルバ位置:1)が光路中に挿入された操作に対応した切換制御であるレボルバ位置1処理を終了し、S1へ戻り((E)へ進み)、次なる操作ボタンB1乃至B16の操作入力を待つ。
このようにして、レボルバ10が手動により回動操作され、対物レンズ9a(レボルバ位置:1)が光路中に挿入されると、透過フィルターターレット4ではND25が光路に配置され、透過開口絞り5は開口径:100に切り換わり、コンデンサ光学素子ユニット6では明視野観察用として空穴となり、コンデンサトップレンズ7は光路に配置され、対物レンズは10×に切り換わり、キューブカセット11では明視野用ミラーユニットが光路に配置され、透過照明用光源1は9Vに調光され、落射フィルターターレット16では遮光板が落射照明光路に配置されて落射照明が遮光され、結果、10×対物レンズでの透過明視野観察が実現される。
以下、同様の動作になるので詳細説明は省略するが、レボルバ10が手動により回動操作され、対物レンズ9b(レボルバ位置:2)が光路中に挿入された場合には、S51がYesとなり、図19に示すレボルバ位置2処理を開始する。
このレボルバ位置2処理では、不揮発メモリ55−4から、割付け情報1の操作ボタンB1割付けデータ乃至操作ボタンB16割付けデータを読み出し、部位:レボルバ、位置:2と設定されている割付けデータを検索し(S66)、その割付けデータがあるか否かを判定する(S67)。
本例では、図11に示したように、割付け情報1の操作ボタンB2割付けデータには、部位:レボルバ、位置:2が設定されている。従って、S67の判定結果がYesとなり、CPU55−1は、検索により操作ボタンB2割付けデータを取得し、レボルバ10を除いた各駆動部位の駆動を開始する(S68乃至S72)。すなわち、前述の図11に示した、番号3を除いた、番号1乃至2及び番号4乃至6に設定されている切換動作を開始する。尚、このS68乃至S72の処理は、図15に示したS32乃至S33及びS35乃至S37の処理と同じであり、また、続くS73の処理は、前述のS65の処理と同じであるので、ここでは説明を省略する。
このようにして、レボルバ10が手動により回動操作され、対物レンズ9b(レボルバ位置:2)が光路中に挿入されると、上述のように各駆動部位が所定位置へ配置等され、20×対物レンズでの落射蛍光観察が実現される。
また、レボルバ10が手動により回動操作され、対物レンズ9e(レボルバ位置:5)が光路中に挿入された場合には、S54がYesとなり、図20に示すレボルバ位置5処理を開始する。
このレボルバ位置5処理では、不揮発メモリ55−4から、割付け情報1の操作ボタンB1割付けデータ乃至操作ボタンB16割付けデータを読み出し、部位:レボルバ、位置:5と設定されている割付けデータを検索し(S74)、その割付けデータがあるか否かを判定する(S75)。
本例では、図12に示したように、割付け情報1の操作ボタンB3割付けデータには、部位:レボルバ、位置:5が設定されている。従って、S75の判定結果がYesとなり、CPU55−1は、検索により操作ボタンB3割付けデータを取得し、レボルバ10を除いた各駆動部位の駆動を開始する(S76乃至S82)。すなわち、前述の図12に示した、番号6を除いた、番号1乃至5及び番号7乃至8に設定されている切換動作を開始する。尚、このS76乃至S82の処理は、図16に示したS41乃至S45及びS47乃至S48の処理と同じであり、また、続くS83の処理は、前述のS65の処理と同じであるので、ここでは説明を省略する。
このようにして、レボルバ10が手動により回動操作され、対物レンズ9e(レボルバ位置:5)が光路中に挿入されると、上述のように各駆動部位が配置等され、10×対物レンズでの位相差観察が実現される。
また、レボルバ10が手動により回動操作され、対物レンズ9c(レボルバ位置:3)、9d(レボルバ位置:4)、又は9f(レボルバ位置:6)の何れかが光路中に挿入されたときにも、前述の動作と同様にして、対応するレボルバ位置処理(レボルバ位置3処理、レボルバ位置4処理、又はレボルバ位置6処理)が行われ、所定の観察法が実現される。
以上、実施例1によれば、操作ボタンB1乃至B16の各々に割り付けられた各種観察法に対応する光学素子及びその配置状態が設定された割付けデータからなる割付け情報を予め不揮発メモリ55−4に格納しておき、そこで、操作ボタンB1乃至B16の何れかが操作されると、CPU55−1によって、その操作ボタンに割付けられた観察法に対応する光学素子及びその配置状態が設定された割付けデータが不揮発メモリ55−4から読み出され、その割り付けデータに従って各光学素子が観察光学系及び照明光学系の各光路に配置されるようになるので、例えば明視野観察法、暗視野観察法、微分干渉観察法、位相差観察法、蛍光観察法、これら観察法を組み合わせた複合観察法などの多岐に亘る各種観察法に応じて複数の光学素子、例えば観察光学系を構成する透過フィルターターレット4、コンデンサ光学素子ユニット6、コンデンサトップレンズユニット7、対物レンズ9a乃至9f及びキューブターレット11などや、照明光学系を構成する透過照明用光源1、落射照明用光源14などを選択的に光路に配置して、各種観察法を実現することができる。
さらに、レボルバが手動により回動操作された場合にも、CPU55−1によって、操作ボタンB1乃至B16の各々に割り付けられた各種観察法に対応する光学素子及びその配置状態が設定された割り付けデータからなる割付け情報が不揮発メモリ55−4から読み出され、その割付け情報から、切り換えられた後のレボルバ位置が含まれる割付けデータが検索され、その検索された割り付けデータに従ってレボルバ以外の光学素子が観察光学系及び照明光学系の各光路に配置されることで各種観察法を実現することができるので、レボルバ位置が各種観察法における割り付け情報と異なる位置に配置されることはなくなり、適切な条件下で観察を行うことが可能になる。
よって、装置の複雑化及び大型化を避けつつ各種観察法に応じた複数の光学素子の配置設定を柔軟かつ容易な操作により行うことが可能になる。
次に、本発明の実施例2について説明する。
本実施例の特徴は、上記実施例1におけるレボルバ10が手動により回動操作された際に、CPU55−1が前回制御時の対物レンズ9と異なる状態を検出しても、すぐにはその後に続く各種光学素子の所定の切換動作を実行せずに待機し、一定時間その状態が保持されたときに初めて前記各種光学素子の切換動作を実行するところにある。
本実施例に係る電動光学顕微鏡装置の構成は上記実施例1と同様であるが、動作が異なる。そこで、ここでは、実施例1と異なる動作となる、レボルバ10が手動により回動操作された場合の動作について、図21に示すフローチャートに従い説明する。尚、同図では、図13に示した処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付している。
図21において、レボルバ10が手動により回動操作され、光路中に挿入されている対物レンズ9が切り換えられると、CPU55−1は、この切り換え前の制御時の対物レンズ9と異なる状態を検出する。すなわち、対物レンズ9が切り換えられたことをレボルバ制御部52を介して検出する(S18がYes)。
続いて、CPU55−1は、所定時間の間カウントするタイマをスタートさせ(S84)、続いて、レボルバ制御部52を介して対物レンズ9の切り換えを監視し、S18で切り換えられた対物レンズ9が再び切り換えられたか否か、すなわち、切り換えられた対物レンズ9が光路から外れたか否かを判定する(S85)。
このS85の判定において、その判定結果がYesの場合には、タイマがクリア(リセット)されて(S86)、S18へ戻るが、それがNoの場合には、続いてタイマのカウント値が所定時間(予め定められている規定時間)を経過しているか否かを判定する(S87)。
このS87の判定において、その判定結果がNoの場合には、S85へ処理が戻るが、それがYesの場合には、タイマが終了となり(S88)、既に述べた図17のレボルバ手回し処理へ移行する。
このような処理により、対物レンズ9が切り換えられ、タイマのカウントがスタートしてから所定時間経過するまで間に、切り換えられた対物レンズ9が光路中から外れなければ、対物レンズ9の切り換えが終了したと判断し、対応するレボルバ手回し処理へ移行するようになる。
ここで、前述の所定時間は、予め設定してある固定値でも良いが、外部PCから外部I
/Fを介しての通信、またはDIP−SWなどで変更可能であっても良い。
以上、実施例2によれば、例えばレボルバ位置1からレボルバ位置3というようにレボルバ10を2段階に切り換える場合に、まずレボルバ位置1からレボルバ位置2に切り換え、さらに所定の時間内にレボルバ位置3へ切り換えることで、レボルバ位置2においての前記レボルバ手回し処理を回避し、レボルバ位置3に対応するレボルバ手回し処理を実行することが可能となり、時間効率良く各種観察を行うことができる。
尚、上述した実施例1及び実施例2において、LEDなどの発光素子やブザーなどの発音体もしくは外部I/Fを介して通信することにより、レボルバ10が手動により回動操
作中であることを使用者に通知可能に構成しても良い。
また、上述した実施例1及び実施例2において、レボルバ10が手動により回動操作された際に、他の光学素子を光路に対し挿脱する前記レボルバ手回し処理の実行の可否を選択可能に構成しても良い。
また、上述した実施例1及び実施例2において、対物レンズ9以外の光学素子を手動により切り換えた場合に、その手動により切り換えられた光学素子以外の対物レンズ9を含む光学素子が切り換わるように構成しても良い。例えば、キューブカセット11を手動により切り換えた場合に、そのような動作を行うように構成することも可能である。但し、この場合には、切り換えられたキューブカセット11の位置を検出するため、図7(a) に示したキューブカセット11の構成を、図22に示すキューブカセット11のように構成することも可能である。
図22に示したキューブカセット11の構成では、図7(a) に示したキューブカセット11の構成に加えて、更に、円板11−1の縁部に、磁石セット11−9乃至11−14が取り付けられる。この磁石セット11−9乃至11−14は、円板11−1に保持されているフィルターキューブ11a乃至11fの内、どのフィルターキューブが光路中に配置しているのかを検出するためのものである。例えば、円板11−1に保持されているフィルターキューブ11aが光路中にあるとき、それを、円板11−1の回転しない不図示の固定部であり、かつ、磁石セット11−9と対向する位置に取り付けられているキューブカセット駆動部53のホール素子53−4により検出することができる。一つの磁石セットには、三ヶ所の磁石取付け部があり、この三ヶ所の磁石取付け部への磁石取付け有無の組み合わせにより、光路中にあるフィルターキューブ11a乃至11fを識別、検出することが可能である。また、この場合の、磁石セットとホール素子53−4の検出との組み合わせを表した表を、図23に示しておく。
また、上述した実施例1及び実施例2において、レボルバ10は電動及び手動により駆動可能としたが、レボルバ位置判別用のセンサが配置されているのみの完全手動操作用レボルバであっても良い。
また、上述した実施例1及び実施例2において、操作ボタンB1乃至B16の代わりに、表示部56−1の画面上に、対応するボタン等を表示させ、いわゆるタッチパネルのように使用者が表示画面にタッチする、或いはマウス等の指示手段を用いて選択する等により、操作ボタンB1乃至B16の何れかが押されたときと同様の動作を開始させるようにしても良い。
以上、本発明の光学顕微鏡装置、光学素子配置方法、及び光学素子配置プログラムについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
実施例1に係る、電動光学顕微鏡装置の全体構成を示した図である。 実施例1に係る、制御部と操作部の構成を示した図である。 実施例1に係る、不揮発メモリに格納されている割付け情報のデータ構造を示した図である。 実施例1に係る、操作部に設けられている操作ボタンB1乃至B16の配置図である。 実施例1に係る、レボルバをキューブカセット側から見た各センサの構成を示した図である。 実施例1に係る、磁石セットとホール素子の検出との組み合わせを表した表を示した図である。 実施例1に係り、(a) はキューブカセットの上面部分図、(b) はキューブカセットの側方部分図である。 実施例1に係る、電動光学顕微鏡装置に装着されている光学素子を示した図である。 実施例1に係る、電動光学顕微鏡装置に装着されている光学素子を示した図である。 実施例1に係る、割付け情報1の操作ボタンB1に割付けられている観察法に対応する操作ボタンB1割付けデータを示した図である。 実施例1に係る、割付け情報1の操作ボタンB2に割付けられている観察法に対応する操作ボタンB2割付けデータを示した図である。 実施例1に係る、割付け情報1の操作ボタンB3に割付けられている観察法に対応する操作ボタンB3割付けデータを示した図である。 実施例1に係る、電動光学顕微鏡装置の動作に係るフローチャートを示した図である。 実施例1に係る、操作ボタンB1処理に係るフローチャートを示した図である。 実施例1に係る、操作ボタンB2処理に係るフローチャートを示した図である。 実施例1に係る、操作ボタンB3処理に係るフローチャートを示した図である。 実施例1に係る、レボルバ手回し処理に係るフローチャートを示した図である。 実施例1に係る、レボルバ位置1処理に係るフローチャートを示した図である。 実施例1に係る、レボルバ位置2処理に係るフローチャートを示した図である。 実施例1に係る、レボルバ位置5処理に係るフローチャートを示した図である。 実施例2に係る、レボルバ手回し処理に係るフローチャートを示した図である。 変形例に係る、キューブカセットの上面部分図である。 変形例に係る、磁石セットとホール素子の検出との組み合わせを表した表を示した図である。
符号の説明
1 透過照明用光源
2 コレクタレンズ
3 透過視野絞り
4 フィルターターレット
5 透過開口絞り
6 コンデンサ光学素子ユニット
7 コンデンサトップレンズユニット
8 試料ステージ
9 対物レンズ
10 レボルバ
11 キューブカセット
12 ビームスプリッター
13 接眼レンズ
14 落射照明用光源
15 コレクタレンズ
16 落射フィルターターレット
17 落射開口絞り
18 落射視野絞り
50 透過フィルターターレット駆動部
51 コンデンサユニット駆動部
52 レポルバ駆動部
53 キューブカセット駆動部
54 落射フィルターターレット駆動部
55 制御部
56 操作部
57 透過照明調光部
58 落射照明調光部

Claims (5)

  1. 複数の対物レンズを選択的に光路に配置する光学顕微鏡装置であって、
    前記複数の対物レンズが保持され、前記光路に挿入された対物レンズを切り換えるために手動で回転可能なレボルバと、
    前記複数の対物レンズと異なる複数の光学素子と、
    前記レボルバが手動により回転させられたことにより前記光路に挿入された対物レンズの種別を識別し、前記光路に挿入された対物レンズが切り換えられたことを検出する検出手段と、
    前記光路に挿入された対物レンズが切り換えられたことを前記検出手段が検出してからの経過時間をカウントするタイマと、
    前記タイマによりカウントされた経過時間が所定時間以上経過したか否かを判定する判定手段と、
    前記複数の対物レンズの各々に対応して、観察法毎の前記複数の光学素子の配置に係る情報が記憶される記憶手段と、
    前記タイマによりカウントされた経過時間が前記所定時間以上経過したと前記判定手段により判定されたとき、前記レボルバが手動により回転させられた際に前記検出手段により種別が識別された対物レンズに対応する、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記複数の光学素子を前記光路に配置する配置制御手段と、
    を有することを特徴とする光学顕微鏡装置。
  2. 複数の対物レンズを選択的に光路に配置する光学顕微鏡装置であって、
    前記複数の対物レンズが保持され、前記光路に挿入された対物レンズを切り換えるためのレボルバと、
    前記複数の対物レンズと異なる複数の光学素子と、
    前記光路に挿入された一つの前記光学素子を切り換えるために手動で回転可能な円板と、
    前記円板が手動により回転させられたことにより前記光路に挿入された一つの前記光学素子の種別を識別し、前記光路に挿入された一つの前記光学素子が切り換えられたことを検出する検出手段と、
    前記光路に挿入された一つの前記光学素子が切り換えられたことを前記検出手段が検出してからの経過時間をカウントするタイマと、
    前記タイマによりカウントされた経過時間が所定時間以上経過したか否かを判定する判定手段と、
    前記複数の光学素子の各々に対応して、観察法毎の他の前記光学素子の配置に係る情報が記憶される記憶手段と、
    前記タイマによりカウントされた経過時間が前記所定時間以上超過したと前記判定手段により判定されたとき、前記円板が手動により回転させられた際に前記検出手段により種別が識別された一つの前記光学素子に対応する、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、他の前記光学素子を前記光路に配置する配置制御手段と、
    を有することを特徴とする光学顕微鏡装置。
  3. 前記所定時間は、任意に変更可能である、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光学顕微鏡装置。
  4. 複数の対物レンズが保持され、光路に挿入された対物レンズを切り換えるために手動で回転可能なレボルバと、前記複数の対物レンズと異なる複数の光学素子と、前記複数の対物レンズの各々に対応して、観察法毎の前記複数の光学素子の配置に係る情報が記憶される記憶手段と、を備えた光学顕微鏡装置の光学素子配置方法であって、
    前記レボルバが手動により回転させられたことにより前記光路に挿入された対物レンズの種別を識別し、前記光路に挿入された対物レンズが切り換えられたことを検出し、
    前記光路に挿入された対物レンズが切り換えられたことを検出してからの経過時間をカウントし、
    カウントされた経過時間が所定時間以上経過したか否かを判定し、
    カウントされた経過時間が前記所定時間以上経過したと判定されたとき、前記レボルバが手動により回転させられた際に種別が識別された対物レンズに対応する、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記複数の光学素子を前記光路に配置する、
    ことを特徴とする光学素子配置方法
  5. 複数の対物レンズが保持され、光路に挿入された対物レンズを切り換えるためのレボルバと、前記複数の対物レンズと異なる複数の光学素子と、前記光路に挿入された一つの前記光学素子を切り換えるために手動で回転可能な円板と、前記複数の光学素子の各々に対応して、観察法毎の他の前記光学素子の配置に係る情報が記憶される記憶手段と、を備えた光学顕微鏡装置の光学素子配置方法であって、
    前記円板が手動により回転させられたことにより前記光路に挿入された一つの前記光学素子の種別を識別し、前記光路に挿入された一つの前記光学素子が切り換えられたことを検出し、
    前記光路に挿入された一つの前記光学素子が切り換えられたことを検出してからの経過時間をカウントし、
    カウントされた経過時間が所定時間以上経過したか否かを判定し、
    カウントされた経過時間が前記所定時間以上超過したと判定されたとき、前記円板が手動により回転させられた際に種別が識別された一つの前記光学素子に対応する、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、他の前記光学素子を前記光路に配置する、
    とを特徴とする光学素子配置方法
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