JP4573448B2 - 自動二輪車のドライブチェーン緊張調整具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リアフォークの後端部に、前後方向に長く形成され且つ後端を開放した凹部と、この凹部の底面に開口する前後方向に長い長孔とを設け、その長孔には、ホイールハブの一側に最終スプロケットを備えたリアホイールを支承するリアアクスルを前後方向移動可能に嵌挿させると共に、そのリアアクスルの、前記長孔より外側に延出する外端部に嵌合したアクスルカラーを前記凹部に前後方向摺動可能に嵌挿させ、前記リアフォークには、前記アクスルカラーを頭部で後方へ押動して、前記最終スプロケットに巻き掛けられるドライブチェーンの緊張度を増加調整し得る調整ボルトを螺着してなる、自動二輪車のドライブチェーン緊張調整装置を操作するドライブチェーン緊張調整具に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記自動二輪車のドライブチェーン緊張調整装置では、リアフォークに螺合した調整ボルトを螺退させて、その頭部によりアクスルカラーをリアアクスルと共に後方へ押動することにより、ドライブチェーンの緊張度の増加調整を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような要領でドライブチェーンの緊張度の増加調整を行う作業は比較的面倒であるため、自動二輪車の製造工場や整備工場では、その調整作業の迅速化が生産能率や作業能率の向上を図る上で要求される。
【0004】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、ドライブチェーンの緊張度の増加調整を迅速に行うことができて、生産能率や作業能率の向上に寄与し得る、自動二輪車のドライブチェーン緊張調整具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、リアフォークの後端部に、前後方向に長く形成され且つ後端を開放した凹部と、この凹部の底面に開口する前後方向に長い長孔とを設け、その長孔には、ホイールハブの一側に最終スプロケットを備えたリアホイールを支承するリアアクスルを前後方向移動可能に嵌挿させると共に、そのリアアクスルの、前記長孔より外側に延出する外端部に嵌合したアクスルカラーを前記凹部に前後方向摺動可能に嵌挿させ、前記リアフォークには、前記アクスルカラーを頭部で後方へ押動して、前記最終スプロケットに巻き掛けられるドライブチェーンの緊張度を増加調整し得る調整ボルトを螺着してなる、自動二輪車のドライブチェーン緊張調整装置を操作するドライブチェーン緊張調整具であって、外筒と、この外筒内に摺動可能且つ相対回転不能に嵌合する内筒と、前記外筒に螺合すると共に前記内筒に回転自在に連結する、操作ハンドル付きのねじ軸と、前記外筒に形成されて前記リアフォークの後端面を受け止め得る受圧部材と、前記内筒に形成されて前記アクスルカラーの前端面に当接させ得る押圧部材とからなり、前記操作ハンドルの回転により前記受圧部材及び押圧部材を相互に近接、離間させ得るようにしたことを第1の特徴とする。
【0006】
この第1の特徴によれば、受圧部材でリアフォークの後端を受け止めると共に、押圧部材をアクスルカラーの前端面に対向させたところで、操作ハンドルの回転により受圧部材を押圧部材側に移動するという、極めて簡単な操作によって、アクスルカラーをリアアクスルと共に後方へ押動し、ドライブチェーンの緊張度の増加調整を行うことができる。
【0007】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記受圧部材及び押圧部材を、それらの間にアクスルカラーの外端面が臨むスペースができるように構成したことを第2の特徴とする。
【0008】
この第2の特徴によれば、アクスルカラーのリアフォークに対する移動状況を前記スペースを通して確認することができ、また特に、リアアクスルの端部に螺合するホイールナットが存在する側のアクスルカラーの調整の際には、ドライブチェーン緊張調整具をリアフォークに取り付けたまゝでも、前記スペースを利用して前記ホイールナットの緊締作業を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の形態を、添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0010】
図1は本発明のドライブチェーン緊張調整具が使用される自動二輪車の全体側面図、図2は図1のリアアクスル周りの拡大側面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は自動二輪車に本発明の左用及び右用ドライブチェーン緊張調整具を使用する際の平面図、図5は上記左用ドライブチェーン緊張調整具の斜視図、図6は同左用ドライブチェーン緊張調整具の使用状態を示す平面図、図7は図6の要部縦断平面図、図8は図7の8矢視図である。
【0011】
尚、以下の説明において、前後、左右とは、自動二輪車を基準にして言うものとする。
【0012】
先ず、本発明のドライブチェーン緊張調整具が使用される自動二輪車について図1〜図3により説明する。
【0013】
図1において、左右一対のアーム部1L ,1R を有するリアフォーク1の前端が水平の枢軸2を介して自動二輪車MのフレームFに揺動自在に支持され、このリアフォーク1の後端に、リアホイールWを支承するリアアクスル3が取り付けられ、またリアフォーク1の中間部とフレームF間には、リアフォーク1を下方へ弾発するリアクッション4が取り付けられる。
【0014】
リアホイールWの一側には最終スプロケット7が取り付けられており、この最終スプロケット7と、フレームFに搭載されたエンジン5の出力スプロケット6との間にドライブチェーン8が巻き掛けられる。したがって、エンジン5の動力は、出力スプロケット6、ドライブチェーン8及び最終スプロケット7を介してリアホイールWに伝達し、それを駆動する。
【0015】
図2及び図3に示すように、リアホイールWのホイールハブWhがリアアクスル3に左右一対のボールベアリング9,9′を介して回転自在に支承され、両ベアリング9,9′のインナレース間には、リアアクスル3に嵌合した中央ホイールカラー10が介在する。
【0016】
前記ホイールハブWhの左端部には、スプロケットホルダ11がダンパゴム12を介して連結され、このスプロケットホルダ11に前記最終スプロケット7が固着される。スプロケットホルダ11は、前記左ボールベアリング9のインナレース外端に隣接してリアアクスル3に嵌合した段付の左ホイールカラー13の小径部外周にボールベアリング14を介して回転自在に支承される。
【0017】
さらにリアアクスル3には、上記ボールベアリング14のインナレース外端に隣接するホルダカラー15と、前記右ボールベアリング9′のインナレース外端に隣接するブレーキキャリパ16とが嵌合される。
【0018】
一方、リアフォーク1の各のアーム部1L ,1R の後端部には、前後方向に長く後端を開放した凹部17と、この凹部17の底面に開口する前後方向に長い長孔18とが設けられており、左右のアーム部1L ,1R の長孔18に前記リアアクスル3の両端部が前後方向移動可能に嵌挿される。その際、前記ホルダカラー15及びブレーキキャリパ16は左右のアーム部1L ,1R の内側面に当接するように配置される。
【0019】
また左右のアーム部1L ,1R の凹部17には、リアアクスル3の左右両端部に相対回転可能に嵌合した左アクスルカラー20L 及び右アクスルカラー20R が摺動可能に嵌挿される。リアアクスル3は、左アクスルカラー20L の外端面に当接する抜け止め用の膨大頭部3aを左端に有し、その右端部には、右アクスルカラー20R の外端面を押圧し得るホイールナット21が螺着される。したがって、このホイールナット21を緊締すれば、その緊締力は、左右のアクスルカラー20L ,20R 間に及ぶので、左アクスルカラー20L 及びホルダカラー15間で左アーム部1L が、また右アクスルカラー20R 及びブレーキキャリパ16間で右アーム部1R がそれぞれ挟持される。
【0020】
各アーム部1L ,1R の凹部17の前端壁にねじ孔19が設けられており、このねじ孔19には、対応するアクスルカラー20L ,20R の前端面に六角頭部22aを当接させる調整ボルト22が螺着される。
【0021】
而して、前記ホイールナット21を適当に緩めた状態で左右の調整ボルト22を螺退させれば、左右のアクスルカラー20L ,20R と共にリアアクスル3全体を後方へ移動し、それと共に最終スプロケット7も後方へ移動するので、ドライブチェーン8の緊張度を増すことができる。
【0022】
左右のアクスルカラー20L ,20R の外側面には基準マーク25が表示され、それに対応する目盛り26が左右のアーム部1L ,1R の外側面に表示される。したがって、ドライブチェーン8の緊張時、左右のアクスルカラー20L ,20R の基準マーク25を左右のアーム部1L ,1R の目盛り26の同一位置に合わせることにより、リアアクスル3を、その軸線がフレームFの縦中心線と直交する正規の姿勢に保持することができる。
【0023】
ドライブチェーン8の緊張度の調整後は、ホイールナット21を緊締すると共に、各調整ボルト22に螺合したロックナット23を、凹部17の前端壁に対して緊締することにより、調整ボルト22を固定する。
【0024】
さて、自動二輪車の製造工場や整備工場で上記ドライブチェーン緊張調整装置を迅速に操作するための本発明のドライブチェーン緊張調整具について、図4〜図8を参照しながら説明する。尚、本発明のドライブチェーン緊張調整具は、図4に符号TL 、TR で示すように、左右のアクスルカラー20L ,20R を個別に操作する一対が必要であるが、両者の構造は対称的であるので、特に左用ドライブチェーン緊張調整具TL について詳細に説明する。
【0025】
図5及び図6において、左用ドライブチェーン緊張調整具TL は、断面角形の外筒30と、この外筒30内に摺動可能且つ相対回転不能に嵌合した、同じく断面角形の内筒31とを備える。外筒30の後端壁にはナット32が溶接されており、このナット32にねじ軸33が螺合されると共に、このねじ軸33の先端が内筒31の後端壁に回転自在に連結される。このねじ軸33の基端にはクランク状の操作ハンドル34が一体に連設されている。したがって、操作ハンドル34を回転すれば、ねじ軸33の回転方向によって内筒31を外筒30から前方へ突出させたり、外筒30内に引き込んだりすることができる。
【0026】
外筒30及び内筒31の前端部には受圧部材35及び押圧部材36がそれぞれ固設される。受圧部材35は、外筒30の前端部右側面に溶接されて上方及び右方に突出しており、その前面には前記リアフォーク1の左アーム部1L 後端に係合し得る上下方向溝35aが形成される。一方、押圧部材36は、内筒31の前端部上面に溶接されて上方に延びる支柱36aと、この支柱36aから右方向へ突出して、前記調整ボルト22の頭部22aを跨ぎながら前記左アクスルカラー20L の前端面に当接し得る上下一対の爪36bとから構成される。受圧部材35及び押圧部材36は、それぞれ外筒30及び内筒31より上方に突出することから、両部材35,36を左アーム部1L 及び左アクスルカラー20L との係合又は当接位置に配置したとき、両部材35,36間には、外筒及び内筒31に邪魔されずに、対応するアクスルカラー20L ,20R の外端面が臨むスペース38(図5及び図8参照)が形成される。また外筒30の外側面には把手39が設けられる。
【0027】
上記ドライブチェーン緊張調整具TL 、TR の使用に当たっては、先ず、操作ハンドル34の回転により、内筒31の外筒30からの突出量を増して、受圧部材35及び押圧部材36間を大きく開いておく。一方、自動二輪車M側では、左右のアクスルカラー20L ,20R 間の各部に適当な摩擦力が残存する程度にホイールナット21を緩めておく。そして、最初にドライブチェーン8が位置側の左アクスルカラー20L に対する調整作業から始める。即ち、左用ドライブチェーン緊張調整具TL の受圧部材35で左アーム部1L の後端を受け止めると共に、押圧部材36を左アクスルカラー20L の前端面に対向させたところで、内筒31を外筒30内に引き込むように操作ハンドル34を回転する。
【0028】
すると、押圧部材36が受圧部材35側に移動して左アクスルカラー20L をリアアクスル3と共に後方へ押動するので、ドライブチェーン8は緊張され、その緊張度が適正となった時点で左アクスルカラー20L に対する調整作業は終了する。そこで、受圧部材35及び押圧部材36間を再び開いて、左用ドライブチェーン緊張調整具TL をリアフォーク1から取り外しても、左アクスルカラー20L と左アーム部1L 間に残存する摩擦力によって、左アクスルカラー20L は動かず、ドライブチェーン8の緊張状態は維持される。しかしながら、左アクスルカラー20L が調整位置から動く虞がある場合は、左用ドライブチェーン緊張調整具TL は、調整状態のまゝリアフォーク1に留めておくとよい。
【0029】
次に、右用ドライブチェーン緊張調整具TR をもって右アクスルカラー20R に対する調整作業を同様の要領で行い、左アクスルカラー20L の基準マーク25が示す左アーム部1L の目盛り26の位置と、右アクスルカラー20R の基準マーク25が示す右アーム部1R の目盛り26の位置とを一致させたところで右アクスルカラー20R に対する調整作業を終了する。そこで、右ドライブチェーン緊張調整具TR をリアフォーク1に取り付けたまゝ、あるいは取り外した状態で、ホイールナット21を緊締すれば、前述のように、左アクスルカラー20L 及びホルダカラー15間で左アーム部1L を、また右アクスルカラー20R 及びブレーキキャリパ16間で右アーム部1R をそれぞれ挟持することになり、リアアクスル3は、適正な姿勢でリアフォーク1に強固に固着される。
【0030】
最後に、左右各アーム部1L ,1R の調整ボルト22を螺退させて、その六角頭部22aを対応するアクスルカラー20L ,20R の前端面に圧接させたところで、ロックナット23を緊締して、上記調整ボルト22を固定する。この場合、調整ボルト22は、その頭部22aを対応するアクスルカラー20L ,20R の前端面に当接させるまでは、何等の抵抗もないので、指先でもその螺退を軽快に行うことができ、頭部22aをアクスルカラー20L ,20R に圧接させるときと、ロックナット23を緊締するときにのみレンチを使用すればよいから、この最後の作業も容易、迅速に行うことができる。
【0031】
ところで、受圧部材35及び押圧部材36間には、対応するアクスルカラー20L ,20R の外端面が臨むスペース38が形成されているから、各アクスルカラー20L ,20R 及びアーム部1L ,1R に表示された基準マーク25及び目盛り26の読み取りを外筒30及び内筒31に何等邪魔されることなく容易に行うことができ、また右用ドライブチェーン緊張調整具TR にあっては、右アーム部1R への取り付け状態において、前記スペース38を利用して、ボックスレンチによりホイールナット21の緊締を行うことができ、右アクスルカラー20R の後退を確実に防ぐ上に有効である。
【0032】
このように、左用及び右用のドライブチェーン緊張調整具TL 、TR の操作ハンドル34を回転するという、極めて簡単な操作業によってアクスルカラー20L ,20R を直接後方へ移動させ、ドライブチェーン8の緊張度を増加調整することができるので、これらドライブチェーン緊張調整具TL 、TR を使用することにより、自動二輪車の製造工場ではその生産能率の工場を図り、また整備工場ではその整備作業能率の向上を図ることができる。
【0033】
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば、リアフォークの後端部に、前後方向に長く形成され且つ後端を開放した凹部と、この凹部の底面に開口する前後方向に長い長孔とを設け、その長孔には、ホイールハブの一側に最終スプロケットを備えたリアホイールを支承するリアアクスルを前後方向移動可能に嵌挿させると共に、そのリアアクスルの、前記長孔より外側に延出する外端部に嵌合したアクスルカラーを前記凹部に前後方向摺動可能に嵌挿させ、リアフォークには、アクスルカラーを頭部で後方へ押動して、前記最終スプロケットに巻き掛けられるドライブチェーンの緊張度を増加調整し得る調整ボルトを螺着してなる、自動二輪車のドライブチェーン緊張調整装置を操作するドライブチェーン緊張調整具であって、外筒と、この外筒内に摺動可能且つ相対回転不能に嵌合する内筒と、前記外筒に螺合すると共に前記内筒に回転自在に連結する、操作ハンドル付きのねじ軸と、前記外筒に形成されて前記リアフォークの後端面を受け止め得る受圧部材と、前記内筒に形成されて前記アクスルカラーの前端面に当接させ得る押圧部材とからなり、前記操作ハンドルの回転により前記受圧部材及び押圧部材を相互に近接、離間させ得るようにしたので、受圧部材でリアフォークの後端を受け止めると共に、押圧部材をアクスルカラーの前端面に対向させ、操作ハンドルの回転により受圧部材を押圧部材側に移動するという、極めて簡単な操作によって、アクスルカラーをリアアクスルと共に後方へ押動し、ドライブチェーンの緊張度の増加調整を行うことができる。
【0035】
また本発明の第2の特徴によれば、第1の特徴に加えて、前記受圧部材及び押圧部材を、それらの間にアクスルカラーの外端面が臨むスペースができるように構成したので、アクスルカラーのリアフォークに対する移動状況を前記スペースを通して確認することができ、また特に、リアアクスルの端部に螺合するホイールナットが存在する側のアクスルカラーの調整の際には、ドライブチェーン緊張調整具をリアフォークに取り付けたまゝでも、前記スペースを利用して前記ホイールナットの緊締作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドライブチェーン緊張調整具が使用される自動二輪車の全体側面図。
【図2】 図1のリアアクスル周りの拡大側面図。
【図3】 図2の3−3線断面図。
【図4】 自動二輪車に本発明の左用及び右用のドライブチェーン緊張調整具を使用する際の平面図。
【図5】 上記左用ドライブチェーン緊張調整具の斜視図。
【図6】 同左用ドライブチェーン緊張調整具の使用状態を示す平面図。
【図7】 図6の要部縦断平面図。
【図8】 図7の8矢視図
【符号の説明】
M・・・・・自動二輪車
L ・・・・ドライブチェーン緊張調整具(左用ドライブチェーン緊張調整具)
R ・・・・ドライブチェーン緊張調整具(右用ドライブチェーン緊張調整具)
1・・・・・リヤフォーク
3・・・・・リアアクスル
7・・・・・最終スプロケット
8・・・・・ドライブチェーン
17・・・・凹部
18・・・・長孔
20L ・・・アクスルカラー(左アクスルカラー)
20R ・・・アクスルカラー(右アクスルカラー)
22・・・・調整ボルト
30・・・・外筒
31・・・・内筒
33・・・・ねじ軸
34・・・・操作ハンドル
35・・・・受圧部材
36・・・・押圧部材
38・・・・スペース

Claims (2)

  1. リアフォーク(1)の後端部に、前後方向に長く形成され且つ後端を開放した凹部(17)と、この凹部(17)の底面に開口する前後方向に長い長孔(18)とを設け、その長孔(18)には、ホイールハブ(Wh)の一側に最終スプロケット(7)を備えたリアホイール(W)を支承するリアアクスル(3)を前後方向移動可能に嵌挿させると共に、そのリアアクスル(3)の、前記長孔(18)より外側に延出する外端部に嵌合したアクスルカラー(20L ,20R)を前記凹部(17)に前後方向摺動可能に嵌挿させ、前記リアフォーク(1)には、前記アクスルカラー(20L ,20R)を頭部(22a)で後方へ押動して、前記最終スプロケット(7)に巻き掛けられるドライブチェーン(8)の緊張度を増加調整し得る調整ボルト(22)を螺着してなる、自動二輪車のドライブチェーン緊張調整装置を操作するドライブチェーン緊張調整具であって、
    外筒(30)と、この外筒(30)内に摺動可能且つ相対回転不能に嵌合する内筒(31)と、前記外筒(30)に螺合すると共に前記内筒(31)に回転自在に連結する、操作ハンドル(34)付きのねじ軸(33)と、前記外筒(30)に形成されて前記リアフォーク(1)の後端面を受け止め得る受圧部材(35)と、前記内筒(31)に形成されて前記アクスルカラー(20L ,20R)の前端面に当接させ得る押圧部材(36)とからなり、前記操作ハンドル(34)の回転により前記受圧部材(35)及び押圧部材(36)を相互に近接、離間させ得るようにしたことを特徴とする、自動二輪車のドライブチェーン緊張調整具。
  2. 請求項1記載の自動二輪車のドライブチェーン緊張調整具において、
    前記受圧部材(35)及び押圧部材(36)を、それらの間にアクスルカラー(20L ,20R)の外端面が臨むスペース(38)ができるように構成したことを特徴とする、自動二輪車のドライブチェーン緊張調整具。
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