JPH07205865A - 自転車用ショックアブソーバ - Google Patents
自転車用ショックアブソーバInfo
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- JPH07205865A JPH07205865A JP6006856A JP685694A JPH07205865A JP H07205865 A JPH07205865 A JP H07205865A JP 6006856 A JP6006856 A JP 6006856A JP 685694 A JP685694 A JP 685694A JP H07205865 A JPH07205865 A JP H07205865A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fork stem
- shock absorber
- bicycle
- cylindrical case
- friction
- Prior art date
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- Pending
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/06—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms
- B62K25/08—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms for front wheel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K21/00—Steering devices
- B62K21/18—Connections between forks and handlebars or handlebar stems
- B62K21/20—Connections between forks and handlebars or handlebar stems resilient
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 状況に応じた特性の変更を容易に行えるよう
にする。 【構成】 自転車用ショックアブソーバ１０は、自転車
のハンドルポスト４とフォークステム５との間に装着さ
れるものであって、筒状ケース１１とスプリング１８
と、フリクションブッシュ２０とを備えている。筒状ケ
ース１１は、ハンドルポスト４の下端に装着され、フォ
ークステム５の上部が摺動自在かつ回転不能に係合して
いる。スプリング１８は、筒状ケース１１とフォークス
テム５との間に配置されている。フリクションブッシュ
２０は、筒状ケース１１の下端に着脱自在かつフォーク
ステム５の外周面に摺接可能に装着され、フォークステ
ム５外周面との摩擦によってハンドルポスト４及びフォ
ークステム５の相対移動を規制する。
にする。 【構成】 自転車用ショックアブソーバ１０は、自転車
のハンドルポスト４とフォークステム５との間に装着さ
れるものであって、筒状ケース１１とスプリング１８
と、フリクションブッシュ２０とを備えている。筒状ケ
ース１１は、ハンドルポスト４の下端に装着され、フォ
ークステム５の上部が摺動自在かつ回転不能に係合して
いる。スプリング１８は、筒状ケース１１とフォークス
テム５との間に配置されている。フリクションブッシュ
２０は、筒状ケース１１の下端に着脱自在かつフォーク
ステム５の外周面に摺接可能に装着され、フォークステ
ム５外周面との摩擦によってハンドルポスト４及びフォ
ークステム５の相対移動を規制する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバ、
特に、自転車のハンドルポストとフォークステムとの間
に装着される自転車用ショックアブソーバに関する。
特に、自転車のハンドルポストとフォークステムとの間
に装着される自転車用ショックアブソーバに関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば、オフロードを走行可能なマウ
ンテンバイク等の自転車には、走行時の振動を防止する
ために前輪にショックアブソーバを装着したものが開発
されている。この種の前輪用のショックアブソーバとし
て、一般に、フロントフォークに代えて装着されるフロ
ントフォーク型のものと、ハンドルポストとフォークス
テムとの間に装着されるハンドルポスト型のものとが知
られている。
ンテンバイク等の自転車には、走行時の振動を防止する
ために前輪にショックアブソーバを装着したものが開発
されている。この種の前輪用のショックアブソーバとし
て、一般に、フロントフォークに代えて装着されるフロ
ントフォーク型のものと、ハンドルポストとフォークス
テムとの間に装着されるハンドルポスト型のものとが知
られている。
【０００３】フロントフォーク型のショックアブソーバ
は、オートバイ等に用いられているものと同様であり、
２本のショックアブソーバをフロントフォークに代えて
配置している。このショックアブソーバは２本必要であ
るため、部品点数が多く重量が重くなり、軽量化が必要
なマウンテンバイクにとって不利になるとともに、左右
の特性を揃えるのが困難である。
は、オートバイ等に用いられているものと同様であり、
２本のショックアブソーバをフロントフォークに代えて
配置している。このショックアブソーバは２本必要であ
るため、部品点数が多く重量が重くなり、軽量化が必要
なマウンテンバイクにとって不利になるとともに、左右
の特性を揃えるのが困難である。
【０００４】一方、ハンドルポストとフォークステムと
の間に装着されるハンドルポスト型のものは、１本のシ
ョックアブソーバで衝撃を吸収できるため、部品点数及
び軽量化の面で有利である。この種のショックアブソー
バとして、米国キャノンデール社製のヘッドショック
（商標）が知られている。このヘッドショックには、油
空圧式のものとウレタンゴム式のものとがある。油空圧
式のものは、空圧シリンダにより緩衝効果を得、油圧シ
リンダにより減衰効果を得ている。またウレタンゴム式
のものは、ウレタンゴムにより緩衝効果と減衰効果とを
得ている。
の間に装着されるハンドルポスト型のものは、１本のシ
ョックアブソーバで衝撃を吸収できるため、部品点数及
び軽量化の面で有利である。この種のショックアブソー
バとして、米国キャノンデール社製のヘッドショック
（商標）が知られている。このヘッドショックには、油
空圧式のものとウレタンゴム式のものとがある。油空圧
式のものは、空圧シリンダにより緩衝効果を得、油圧シ
リンダにより減衰効果を得ている。またウレタンゴム式
のものは、ウレタンゴムにより緩衝効果と減衰効果とを
得ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の油空圧式の
ショックアブソーバは、油圧シリンダを用いているの
で、経年劣化やパッキングの損傷により油漏れが生じる
とパッキングを交換しなければならず、メンテナンスが
困難であるという欠点がある。また、ウレタンゴム式の
ものは、経年劣化によりウレタンゴムの特性が変化する
とともに、緩衝効果と減衰効果とを１つの部材で行って
いるので、それらの特性を別個に変更できず、路面や使
用状況に応じた緩衝特性や減衰特性の設定ができないと
いう問題がある。
ショックアブソーバは、油圧シリンダを用いているの
で、経年劣化やパッキングの損傷により油漏れが生じる
とパッキングを交換しなければならず、メンテナンスが
困難であるという欠点がある。また、ウレタンゴム式の
ものは、経年劣化によりウレタンゴムの特性が変化する
とともに、緩衝効果と減衰効果とを１つの部材で行って
いるので、それらの特性を別個に変更できず、路面や使
用状況に応じた緩衝特性や減衰特性の設定ができないと
いう問題がある。
【０００６】本発明の目的は、状況に応じた特性の変更
を容易に行えるようにすることにある。
を容易に行えるようにすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の一見地に係る自
転車用ショックアブソーバは、自転車のハンドルポスト
とフォークステムとの間に装着されるものであって、筒
状ケースと弾性部材と摩擦部材とを備えている。筒状ケ
ースは、ハンドルポストの下端に装着され、フォークス
テムの上部が摺動自在かつ回転不能に係合している。弾
性部材は着脱可能であり、筒状ケースとフォークステム
との間に配置されている。摩擦部材は、筒状ケースの下
端に着脱可能かつフォークステムの外周面に摺接可能に
装着され、フォークステム外周面との摩擦によってハン
ドルポスト及びフォークステムの相対移動を規制する。
転車用ショックアブソーバは、自転車のハンドルポスト
とフォークステムとの間に装着されるものであって、筒
状ケースと弾性部材と摩擦部材とを備えている。筒状ケ
ースは、ハンドルポストの下端に装着され、フォークス
テムの上部が摺動自在かつ回転不能に係合している。弾
性部材は着脱可能であり、筒状ケースとフォークステム
との間に配置されている。摩擦部材は、筒状ケースの下
端に着脱可能かつフォークステムの外周面に摺接可能に
装着され、フォークステム外周面との摩擦によってハン
ドルポスト及びフォークステムの相対移動を規制する。
【０００８】本発明の別の見地に係る自転車用ショック
アブソーバは、自転車のハンドルポストとフォークステ
ムとの間に装着されるものであって、筒状ケースと弾性
部材と摩擦部材とを備えている。筒状ケースは、ハンド
ルポストの下端に装着され、フォークステムの上部が摺
動自在かつ回転不能に係合している。弾性部材は形状変
更可能であり、筒状ケースとフォークステムとの間に配
置されている。摩擦部材は、筒状ケースの下端に形状変
更可能かつフォークステムの外周面に摺接可能に装着さ
れ、フォークステム外周面との摩擦によってハンドルポ
スト及びフォークステムの相対移動を規制する。
アブソーバは、自転車のハンドルポストとフォークステ
ムとの間に装着されるものであって、筒状ケースと弾性
部材と摩擦部材とを備えている。筒状ケースは、ハンド
ルポストの下端に装着され、フォークステムの上部が摺
動自在かつ回転不能に係合している。弾性部材は形状変
更可能であり、筒状ケースとフォークステムとの間に配
置されている。摩擦部材は、筒状ケースの下端に形状変
更可能かつフォークステムの外周面に摺接可能に装着さ
れ、フォークステム外周面との摩擦によってハンドルポ
スト及びフォークステムの相対移動を規制する。
【０００９】なお、前記筒状ケースは、ヘッドパイプの
上下に配置された上下１対のベアリングを受けるための
上部及び下部ベアリング受けを有し、摩擦部材は、下部
ベアリング受けに装着されていてもよい。また、前記下
部ベアリング受けには、フォークステムの筒状ケースか
らの離脱を防止するための離脱防止部が形成されていて
もよい。さらに、前記弾性部材の形状を変更する第１形
状変更手段をさらに備えてもよく、前記摩擦部材の形状
を変更する第２形状変更手段をさらに備えてもよい。
上下に配置された上下１対のベアリングを受けるための
上部及び下部ベアリング受けを有し、摩擦部材は、下部
ベアリング受けに装着されていてもよい。また、前記下
部ベアリング受けには、フォークステムの筒状ケースか
らの離脱を防止するための離脱防止部が形成されていて
もよい。さらに、前記弾性部材の形状を変更する第１形
状変更手段をさらに備えてもよく、前記摩擦部材の形状
を変更する第２形状変更手段をさらに備えてもよい。
【００１０】
【作用】本発明の一見地に係るショックアブソーバで
は、前輪が装着されたフォークステムが、路面からの負
荷に応じて筒状ケース内で摺動する。このときの緩衝特
性は弾性部材の弾性定数により変更可能である。またフ
ォークステムの摺動運動は摩擦部材によって規制され
る。このため、減衰特性を摩擦部材の種類により変更可
能である。従って、この弾性部材及び摩擦部材を交換す
ることで状況に応じて緩衝特性や減衰特性を任意に別個
に変更可能である。またこれらが着脱可能であるので、
メンテナンスも容易である。
は、前輪が装着されたフォークステムが、路面からの負
荷に応じて筒状ケース内で摺動する。このときの緩衝特
性は弾性部材の弾性定数により変更可能である。またフ
ォークステムの摺動運動は摩擦部材によって規制され
る。このため、減衰特性を摩擦部材の種類により変更可
能である。従って、この弾性部材及び摩擦部材を交換す
ることで状況に応じて緩衝特性や減衰特性を任意に別個
に変更可能である。またこれらが着脱可能であるので、
メンテナンスも容易である。
【００１１】本発明の別の見地に係るショックアブソー
バでは、前輪が装着されたフォークステムが、路面から
の負荷に応じて筒状ケース内で摺動する。このときの緩
衝特性は弾性部材の形状を変更することで変更可能であ
る。またフォークステムの摺動運動は摩擦部材によって
規制される。このため、摩擦部材の形状を変更して摺動
状態を変えることで減衰特性を変更可能である。従っ
て、この弾性部材及び摩擦部材の形状を変更することで
状況に応じて緩衝特性や減衰特性を任意に別個に変更可
能である。
バでは、前輪が装着されたフォークステムが、路面から
の負荷に応じて筒状ケース内で摺動する。このときの緩
衝特性は弾性部材の形状を変更することで変更可能であ
る。またフォークステムの摺動運動は摩擦部材によって
規制される。このため、摩擦部材の形状を変更して摺動
状態を変えることで減衰特性を変更可能である。従っ
て、この弾性部材及び摩擦部材の形状を変更することで
状況に応じて緩衝特性や減衰特性を任意に別個に変更可
能である。
【００１２】なお、下部ベアリング受けに摩擦部材を装
着すれば、部品点数を削減できる。また、下部ベアリン
グ受けに離脱防止部材を形成すれば簡素な構造でフォー
クステムの脱落を防止できる。さらに、第１形状変更手
段によって緩衝部材の形状を変更したり、第２形状変更
手段によって減衰部材を形状を変更すれば、容易に緩衝
特性または減衰特性を変更できる。
着すれば、部品点数を削減できる。また、下部ベアリン
グ受けに離脱防止部材を形成すれば簡素な構造でフォー
クステムの脱落を防止できる。さらに、第１形状変更手
段によって緩衝部材の形状を変更したり、第２形状変更
手段によって減衰部材を形状を変更すれば、容易に緩衝
特性または減衰特性を変更できる。
【００１３】
【実施例】図１は、本発明の一実施例が採用されたマウ
ンテンバイク１の前部を示している。マウンテンバイク
１はヘッドパイプ２を含む主フレーム３を有しており、
ヘッドパイプ２には筒状ケース（後述）を介してハンド
ルポスト４が回転自在に支持されている。ハンドルポス
ト４の下端には、筒状ケースを介して摺動自在かつ回転
不能にフォークステム５が係合されており、フォークス
テム５の下方に２股に分かれて延びるフロントフォーク
６が設けられている。フロントフォーク６の先端には前
輪７が支持されている。また、ハンドルポスト４にはハ
ンドルバー８が固定されている。
ンテンバイク１の前部を示している。マウンテンバイク
１はヘッドパイプ２を含む主フレーム３を有しており、
ヘッドパイプ２には筒状ケース（後述）を介してハンド
ルポスト４が回転自在に支持されている。ハンドルポス
ト４の下端には、筒状ケースを介して摺動自在かつ回転
不能にフォークステム５が係合されており、フォークス
テム５の下方に２股に分かれて延びるフロントフォーク
６が設けられている。フロントフォーク６の先端には前
輪７が支持されている。また、ハンドルポスト４にはハ
ンドルバー８が固定されている。
【００１４】ヘッドパイプ２には、図２に示すように、
ショックアブソーバ１０が回転自在に支持されている。
ショックアブソーバ１０は、ヘッドパイプ２の上下端に
配置された軸受１２ａ，１２ｂにより回転自在に支持さ
れた筒状ケース１１を有している。筒状ケース１１は、
ハンドルポスト４を引き上げウス１３により着脱可能に
固定している。筒状ケース１１の外周上部には軸受１２
ａのベアリング受け１２ｃがねじ込まれている。筒状ケ
ース１１の内周下部にはフォークステム５の上部が摺動
自在かつ回転不能に係合している。この係合のために、
筒状ケース４の下部内面とフォークステム５の上部外面
には、それぞれスプライン溝１４及びスプライン歯１５
が形成されている。
ショックアブソーバ１０が回転自在に支持されている。
ショックアブソーバ１０は、ヘッドパイプ２の上下端に
配置された軸受１２ａ，１２ｂにより回転自在に支持さ
れた筒状ケース１１を有している。筒状ケース１１は、
ハンドルポスト４を引き上げウス１３により着脱可能に
固定している。筒状ケース１１の外周上部には軸受１２
ａのベアリング受け１２ｃがねじ込まれている。筒状ケ
ース１１の内周下部にはフォークステム５の上部が摺動
自在かつ回転不能に係合している。この係合のために、
筒状ケース４の下部内面とフォークステム５の上部外面
には、それぞれスプライン溝１４及びスプライン歯１５
が形成されている。
【００１５】スプライン溝１４の上端及び下端には、ウ
レタンゴム等の弾性部材からなるクッション１６，１７
が配置されている。また、筒状ケース１１とフォークス
テム５との間には、緩衝部材としてのスプリング１８が
圧縮状態で配置されている。筒状ケース１１の下端に
は、脱落防止部材１９がネジ留めされている。脱落防止
部材１９は、フォークステム５の筒状ケース１１からの
脱落を防止するものである。この脱落防止部材１９の外
周には軸受１２ｂを受けるベアリング受け１２ｄが形成
されている。脱落防止部材１９の内周面には、摩擦部材
としてのフリクションブッシュ２０が配置されている。
レタンゴム等の弾性部材からなるクッション１６，１７
が配置されている。また、筒状ケース１１とフォークス
テム５との間には、緩衝部材としてのスプリング１８が
圧縮状態で配置されている。筒状ケース１１の下端に
は、脱落防止部材１９がネジ留めされている。脱落防止
部材１９は、フォークステム５の筒状ケース１１からの
脱落を防止するものである。この脱落防止部材１９の外
周には軸受１２ｂを受けるベアリング受け１２ｄが形成
されている。脱落防止部材１９の内周面には、摩擦部材
としてのフリクションブッシュ２０が配置されている。
【００１６】フリクションブッシュ２０は、図３に示す
ように、軸方向に切断された切り込み２２を有する筒状
の部材であり、例えば、ウレタンゴム製である。フリク
ションブッシュ２０はフォークステム５の外周面に摺接
可能であり、フォークステム５の外周面との摩擦によっ
てハンドルポスト４及びフォークステム５の相対移動を
規制する減衰部材である。脱落防止部材１９の下端に
は、蓋部材２１が締結されている。蓋部材２１はフリク
ションブッシュ２０の交換のために設けられている。
ように、軸方向に切断された切り込み２２を有する筒状
の部材であり、例えば、ウレタンゴム製である。フリク
ションブッシュ２０はフォークステム５の外周面に摺接
可能であり、フォークステム５の外周面との摩擦によっ
てハンドルポスト４及びフォークステム５の相対移動を
規制する減衰部材である。脱落防止部材１９の下端に
は、蓋部材２１が締結されている。蓋部材２１はフリク
ションブッシュ２０の交換のために設けられている。
【００１７】次に、スプリング１８及びフリクションブ
ッシュ２０の交換手順について説明する。緩衝特性を変
更するためにスプリング１８を交換する際には、脱落防
止部材１９と筒状ケース１１とのネジ留めを解除し、脱
落防止部材１９を取り出す。この結果、フォークステム
５を筒状ケース１１から抜き取れる。筒状ケース１１か
らフォークステム５を抜き取れば、スプリング１８を容
易に取り出すことが可能である。なおこのとき、その他
ブレーキワイヤ等の部品も予め取り外しておく。そし
て、新たなスプリング１８をフォークステム５内に収納
した状態で、フォークステム５を筒状ケース１１内に挿
入し、脱落防止部材１９を筒状ケース１１にネジ留めす
ると、スプリング１８の交換作業が終了する。
ッシュ２０の交換手順について説明する。緩衝特性を変
更するためにスプリング１８を交換する際には、脱落防
止部材１９と筒状ケース１１とのネジ留めを解除し、脱
落防止部材１９を取り出す。この結果、フォークステム
５を筒状ケース１１から抜き取れる。筒状ケース１１か
らフォークステム５を抜き取れば、スプリング１８を容
易に取り出すことが可能である。なおこのとき、その他
ブレーキワイヤ等の部品も予め取り外しておく。そし
て、新たなスプリング１８をフォークステム５内に収納
した状態で、フォークステム５を筒状ケース１１内に挿
入し、脱落防止部材１９を筒状ケース１１にネジ留めす
ると、スプリング１８の交換作業が終了する。
【００１８】また、磨耗や減衰特性を変更するためにフ
リクションブッシュ２０を交換する際には、図３に示す
ように、蓋部材２１を脱落防止部材１９から外す。そし
て蓋部材２１をフォークステム５の下端に降ろす。続い
て適宜の工具によりフリクションブッシュ２０を脱落防
止部材１９内から取り出す。ここでフリクションブッシ
ュ２０は、切り込み２２が形成された部材であるため、
切り込み２２から開いてフリクションブッシュ２０をフ
ォークステム５から容易に取り外すことができる。そし
て新たなフリクションブッシュ２０をフォークステム５
に装着し、蓋部材２１を脱落防止部材１９に取り付ける
とフリクションブッシュ２０は脱落防止部材１９内に装
着される。
リクションブッシュ２０を交換する際には、図３に示す
ように、蓋部材２１を脱落防止部材１９から外す。そし
て蓋部材２１をフォークステム５の下端に降ろす。続い
て適宜の工具によりフリクションブッシュ２０を脱落防
止部材１９内から取り出す。ここでフリクションブッシ
ュ２０は、切り込み２２が形成された部材であるため、
切り込み２２から開いてフリクションブッシュ２０をフ
ォークステム５から容易に取り外すことができる。そし
て新たなフリクションブッシュ２０をフォークステム５
に装着し、蓋部材２１を脱落防止部材１９に取り付ける
とフリクションブッシュ２０は脱落防止部材１９内に装
着される。
【００１９】ここでは、スプリング１８とフリクション
ブッシュ２０とを取り替えるだけで容易に緩衝特性と減
衰特性とを変更できるとともに、それらの交換が容易で
ある。 〔他の実施例〕 （ａ） スプリング１８を交換することで緩衝特性を変
更する構成に代えて、図４に示すように、スプリング１
８に与える与圧を調整可能な与圧調整機構２２を設け、
与圧を調整する（即ち、スプリング１８の形状を変更す
る）ことで緩衝特性を変更するような構成でもよい。こ
の与圧調整機構２２は、フロントフォーク６の二股部下
面６ａから上方に挿入された与圧調整ボルト２３と、与
圧調整ボルト２３の上端にスプリング１８の下端に当接
するように回転自在に取り付けられた押圧板２４とを有
している。与圧調整ボルト２３は、フォークステム５内
に螺合している。ここでは、与圧調整ボルト２３を回動
することで押圧板２４を上下させ、スプリング１８に与
える与圧を調整し、その緩衝特性を変更する。なお、押
圧板２４の上下位置はロックナット２５によりロック可
能である。 （ｂ） フリクションブッシュ２０を交換することで減
衰特性を変更する構成に代えて、図４に示すように、フ
リクションブッシュ２０を押圧部材２１ａによって押圧
する（即ち、フリクションブッシュ２０の形状を変更す
る）ことで摩擦力を調整して減衰特性を変更するような
構成でもよい。この押圧部材２１ａは脱落防止部材１９
の内周面に締結され、上端でフリクションブッシュ２０
を押圧し得る。ここでは、押圧部材２１ａのネジ込み量
を変えることでフリクションブッシュ２０の形状を変更
し、摩擦力を変化させて減衰特性を変更する。
ブッシュ２０とを取り替えるだけで容易に緩衝特性と減
衰特性とを変更できるとともに、それらの交換が容易で
ある。 〔他の実施例〕 （ａ） スプリング１８を交換することで緩衝特性を変
更する構成に代えて、図４に示すように、スプリング１
８に与える与圧を調整可能な与圧調整機構２２を設け、
与圧を調整する（即ち、スプリング１８の形状を変更す
る）ことで緩衝特性を変更するような構成でもよい。こ
の与圧調整機構２２は、フロントフォーク６の二股部下
面６ａから上方に挿入された与圧調整ボルト２３と、与
圧調整ボルト２３の上端にスプリング１８の下端に当接
するように回転自在に取り付けられた押圧板２４とを有
している。与圧調整ボルト２３は、フォークステム５内
に螺合している。ここでは、与圧調整ボルト２３を回動
することで押圧板２４を上下させ、スプリング１８に与
える与圧を調整し、その緩衝特性を変更する。なお、押
圧板２４の上下位置はロックナット２５によりロック可
能である。 （ｂ） フリクションブッシュ２０を交換することで減
衰特性を変更する構成に代えて、図４に示すように、フ
リクションブッシュ２０を押圧部材２１ａによって押圧
する（即ち、フリクションブッシュ２０の形状を変更す
る）ことで摩擦力を調整して減衰特性を変更するような
構成でもよい。この押圧部材２１ａは脱落防止部材１９
の内周面に締結され、上端でフリクションブッシュ２０
を押圧し得る。ここでは、押圧部材２１ａのネジ込み量
を変えることでフリクションブッシュ２０の形状を変更
し、摩擦力を変化させて減衰特性を変更する。
【００２０】
【発明の効果】本発明の一見地に係る自転車用ショック
アブソーバでは、弾性部材が筒状ケースとフォークステ
ムとの間に着脱可能に配置され、摩擦部材が筒状ケース
の下端に着脱可能かつフォークステムの外周面に摺接可
能に装着されているので、弾性部材及び摩擦部材を交換
することで状況に応じて緩衝特性や減衰特性を任意に別
個に変更可能である。またこれらが着脱可能であるの
で、メンテナンスも容易である。
アブソーバでは、弾性部材が筒状ケースとフォークステ
ムとの間に着脱可能に配置され、摩擦部材が筒状ケース
の下端に着脱可能かつフォークステムの外周面に摺接可
能に装着されているので、弾性部材及び摩擦部材を交換
することで状況に応じて緩衝特性や減衰特性を任意に別
個に変更可能である。またこれらが着脱可能であるの
で、メンテナンスも容易である。
【００２１】本発明の別の見地に係る自転車用ショック
アブソーバでは、弾性部材が筒状ケースとフォークステ
ムとの間に形状変更可能に配置され、摩擦部材が筒状ケ
ースの下端に形状変更可能かつフォークステムの外周面
に摺接可能に装着されているので、弾性部材及び摩擦部
材の形状を変更することで状況に応じて緩衝特性や減衰
特性を任意に別個に変更可能である。
アブソーバでは、弾性部材が筒状ケースとフォークステ
ムとの間に形状変更可能に配置され、摩擦部材が筒状ケ
ースの下端に形状変更可能かつフォークステムの外周面
に摺接可能に装着されているので、弾性部材及び摩擦部
材の形状を変更することで状況に応じて緩衝特性や減衰
特性を任意に別個に変更可能である。
【００２２】なお、下部ベアリング受けに摩擦部材を装
着すれば、部品点数を削減できる。また、下部ベアリン
グ受けに離脱防止部材を形成すれば簡素な構造でフォー
クステムの脱落を防止できる。さらに、第１形状変更手
段によって緩衝部材の形状を変更したり、第２形状変更
手段によって減衰部材を形状を変更すれば、容易に緩衝
特性または減衰特性を変更できる。
着すれば、部品点数を削減できる。また、下部ベアリン
グ受けに離脱防止部材を形成すれば簡素な構造でフォー
クステムの脱落を防止できる。さらに、第１形状変更手
段によって緩衝部材の形状を変更したり、第２形状変更
手段によって減衰部材を形状を変更すれば、容易に緩衝
特性または減衰特性を変更できる。
【図１】本発明の一実施例が採用されたマウンテンバイ
クの側面部分図。
クの側面部分図。
【図２】ショックアブソーバの断面図。
【図３】フリクションブッシュの取り替え手順を示す斜
視部分図。
視部分図。
【図４】他の実施例の図２に相当する図。
４ ハンドルポスト ５ フォークステム １０ ショックアブソーバ １１ 筒状ケース １８ スプリング １９ 脱落防止部材 ２０ フリクションブッシュ ２１ａ 押圧部材 ２２ 与圧調整機構
Claims (6)
- 【請求項１】自転車のハンドルポストとフォークステム
との間に装着される自転車用ショックアブソーバであっ
て、 前記ハンドルポストの下端に装着され、前記フォークス
テムの上部が摺動自在かつ回転不能に係合する筒状ケー
スと、 前記筒状ケースと前記フォークステムとの間に配置され
た着脱可能な弾性部材と、 前記筒状ケースの下端に着脱可能かつ前記フォークステ
ムの外周面に摺接可能に装着され、前記フォークステム
外周面との摩擦によって前記ハンドルポスト及びフォー
クステムの相対移動を規制する摩擦部材と、を備えた自
転車用ショックアブソーバ。 - 【請求項２】自転車のハンドルポストとフォークステム
との間に装着される自転車用ショックアブソーバであっ
て、 前記ハンドルポストの下端に装着され、前記フォークス
テムの上部が摺動自在かつ回転不能に係合する筒状ケー
スと、 前記筒状ケースと前記フォークステムとの間に配置され
た形状変更可能な弾性部材と、 前記筒状ケースの下端に形状変更可能かつ前記フォーク
ステムの外周面に摺接可能に装着され、前記フォークス
テム外周面との摩擦によって前記ハンドルポスト及びフ
ォークステムの相対移動を規制する摩擦部材と、を備え
た自転車用ショックアブソーバ。 - 【請求項３】前記筒状ケースは、ヘッドパイプの上下に
配置された上下１対のベアリングを受けるための上部及
び下部ベアリング受けを有し、前記摩擦部材は、前記下
部ベアリング受けに装着されている、請求項１または請
求項２に記載の自転車用ショックアブソーバ。 - 【請求項４】前記下部ベアリング受けには、前記フォー
クステムの前記筒状ケースからの離脱を防止するための
離脱防止部が形成されている、請求項３に記載の自転車
用ショックアブソーバ。 - 【請求項５】前記弾性部材の形状を変更する第１形状変
更手段をさらに備える、請求項２ないし請求項４のいず
れかに記載の自転車用ショックアブソーバ。 - 【請求項６】前記摩擦部材の形状を変更する第２形状変
更手段をさらに備える、請求項２ないし請求項５のいず
れかに記載の自転車用ショックアブソーバ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6006856A JPH07205865A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 自転車用ショックアブソーバ |
| US08/372,465 US5509676A (en) | 1994-01-26 | 1995-01-13 | Shock absorber for a bicycle front fork |
| GB9723502A GB2316047B (en) | 1994-01-26 | 1995-01-25 | Shock absorber for a bicycle front fork |
| GB9501440A GB2286566B (en) | 1994-01-26 | 1995-01-25 | Shock absorber for a bicycle front fork |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6006856A JPH07205865A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 自転車用ショックアブソーバ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07205865A true JPH07205865A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11649883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6006856A Pending JPH07205865A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 自転車用ショックアブソーバ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5509676A (ja) |
| JP (1) | JPH07205865A (ja) |
| GB (1) | GB2286566B (ja) |
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