JP4570495B2 - 水冷式内燃機関のエア抜き構造 - Google Patents

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Description

本発明は、水冷式内燃機関のエア抜き構造、詳しくはシリンダヘッド内に設けたカム軸に接続されるウォータポンプのポンプ室内と、サーモスタットバルブのハウジング内のエア抜き構造に関する。
水冷式内燃機関のエア抜き構造の一例として、サーモスタットを収納するケースの内面上部にケースの端面に向けて上向きに傾斜する型抜き勾配を設け、この型抜き勾配をエア抜きスロープに利用すると共に、このエア抜きスロープから注入口側へエア抜きする手段を設けたものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−182481号公報(第1頁、第2図)
ところで、ラジエータを車体前方に、エンジンを車体後方にそれぞれ搭載する車両において、搭載されるエンジンを、シリンダヘッドの外側に設けられるウォータポンプのハウジングとサーモスタットバルブのハウジングとを一体に設ける構造とした場合、ラジエータとエンジンの冷却水通路とは、両者の間に設けられる乗員スペースの下側を通る配管で接続されることになるため、ラジエータへの注水時に、ラジエータ側とエンジンの冷却水通路側のそれぞれでエア抜きをする必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載の発明を上記車両に採用した場合、サーモスタットバルブのハウジング内のエア抜きはできるが、ウォータポンプのポンプ室内のエアを抜くことはできないため、ウォータポンプのハウジングにエア抜きのための通路やジョイント等を別途設けなければならない。これにより、エンジンの内部構造が複雑になると共に、製造コストが増加する可能性がある。また、エンジンの冷却水通路内にエアが残留した状態でエンジンが始動されると、ポンプ室内でキャビテーションが発生したり、ウォータジャケット内の空気によってエンジンの冷却性能が低下したりする。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡素な構造でウォータポンプのポンプ室内とサーモスタットバルブのハウジング内のエア抜きを一括して行うことができると共に、製造コストを削減することができる水冷式内燃機関のエア抜き構造を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、シリンダヘッドに設けたカム軸の一端にウォータポンプを一体に取り付けると共に、前記ウォータポンプのハウジングにバイパス通路を有するサーモスタットバルブのハウジングを一体に設ける水冷式内燃機関のエア抜き構造であって、前記バイパス通路と交差すると共に、前記バイパス通路と前記ウォータポンプのポンプ室とを連通するエア抜き孔を備え、前記エア抜き孔は、前記バイパス通路と連通する第1エア抜き孔と、前記第1エア抜き孔と前記ポンプ室とを連通する第2エア抜き孔と、から構成され、第2エア抜き孔は、第1エア抜き孔と比較して小径であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成に加えて、前記第1エア抜き孔は鋳ぬきで形成され、第2エア抜き孔は機械加工で形成されることを特徴とする。
請求項1記載の水冷式内燃機関のエア抜き構造によれば、サーモスタットバルブのハウジングに有するバイパス通路と交差すると共に、バイパス通路とウォータポンプのポンプ室とを連通するエア抜き孔を設けるため、ウォータポンプのポンプ室内とサーモスタットバルブのハウジング内のエア抜きを一括して行うことができる。これにより、ウォータポンプのハウジングにエア抜きのための通路やジョイント等を別途に設ける必要がないので、内燃機関を簡素な構造にできると共に、機械加工等の工数や部品点数を減少して、製造コストを削減することができる。
また、エア抜き孔は、バイパス通路と連通する第1エア抜き孔と、第1エア抜き孔とポンプ室とを連通する第2エア抜き孔とからなり、第2エア抜き孔は、第1エア抜き孔と比較して小径であるため、バイパス通路を流れる冷却水がエア抜き孔を通じてウォータポンプのポンプ室に流れ込むことを防止できる。これにより、エア抜きされた空気がウォータポンプのポンプ室に戻ることを防止することができる。
請求項記載の水冷式内燃機関のエア抜き構造によれば、第1エア抜き孔は鋳ぬきで形成され、第2エア抜き孔は機械加工で形成されるため、エア抜き孔の加工を最小限にすることができ、製造コストを削減することができる。
以下、本発明の一実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図7は本発明の一実施の形態を示すもので、図1は本発明に係る水冷式内燃機関のエア抜き構造を搭載した車両の側面図、図2は図1に示した車両の平面図、図3は本発明に係る水冷式内燃機関のエア抜き構造を説明するパワーユニットのシリンダヘッドとシリンダブロックとクランク軸とメイン軸とカウンタ軸と中間軸とデファレンシャルとを結んだ線で切断した断面図、図4は図3に示したパワーユニットのフォーク軸とメイン軸とリバース軸とカウンタ軸とフォーク軸の各軸線を通る面で切断した断面図、図5は図3に示したパワーユニットの左クランクケースを内側から見た一部切欠側面図、図6は図3に示したパワーユニットの左クランクケースを外側から見た一部切欠側面図、図7は図3に示したパワーユニットのサーモスタットバルブを説明するための一部切欠断面図である。 なお、図1及び図2において、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従い、Frを前側、Rrを後側、Lを左側、Rを右側として示す。
図1及び図2に示すように、車両10は、車体(車体フレーム)11に左右2つの前輪12,12並びに左右2つの後輪13,13を備え、車体11の前部にバーハンドル15式の繰舵機構14を備えている。また、車体11の中心部に前部シート16並びに後部シート17を備え、車体11の後下部にパワーユニット(内燃機関)1を備えている。さらに、車体11前部の周囲を覆うフロントカバー18、フロントカバー18の上部に取り付けられるウインドスクリーン19、ウインドスクリーン19の上端から後方へ連続して延びて前部・後部シート16,17の上方を覆うルーフ20、車体11の後部を覆うリヤカバー21を備えた、小型の自動4輪車である。
ルーフ20の支持構造は、左右のルーフサイドピラー22,22にてルーフ20を支えるものである。この左右のルーフサイドピラー22,22は、車体前部から車体後部にかけてアーチ状に湾曲したパイプ状のルーフピラーであって、前部のフロントピラー23,23と後部のリヤピラー24,24との組合せ構造である。
左右のフロントピラー23,23は、車体前部でフロントカバー18の上端から後上方へ延し、その上端間に前部クロスメンバ25を掛け渡した部材で、この左右のフロントピラー23,23の間には、ウインドスクリーン19が設けられる。
左右のリヤピラー24,24は、車体後部に設けた左右の支持部材26,26の上端から上方へ延し、その上端から更に前方へ延し、その前端をフロントピラー23,23の後端にボルト止めにて着脱自在に取り付けた部材であって、このリヤピラー24,24の後部上端間には、後部クロスメンバ27が掛け渡されている。また、左右の支持部材26,26は、上端に左右のリヤピラー24,24をボルトにて着脱自在に支持する。
そして、これら左右のフロントピラー23,23、左右のリヤピラー24,24及び前部・後部クロスメンバ25,27とからなる枠に、概ね平板状のルーフ20を着脱自在に取り付けることで、ルーフ20を支えることができる。
ルーフ20の後端は後部シート17よりも後方にある。ルーフ20の幅は、車幅と概ね同一又は若干小さい程度である。車両10の側方は解放されており、運転者や後部乗員の乗り降りは自由である。
このようにして、前部シート16の前をウインドスクリーン19で覆うとともに、前部シート16の上及び後部シート17の上をルーフ20で覆うことができる。雨などから運転者ばかりでなく、後部乗員をも保護することができる。また、後部シート17に荷物を置く場合にも雨などに対しては有利である。さらには、ルーフ20だけであり、側方部が開放されているので、ルーフ20があるにもかかわらず乗り降りが楽になる。
また、車両10は、変速レバー28、パーキングレバー29、ヘッドランプ30、ウインカ31、サイドミラー32、フロントフェンダ33,33、リヤフェンダ34,34、アクセルペダル(不図示)、ブレーキペダル(不図示)を備える。
図3に示すように、パワーユニット1は、水冷式4ストロークサイクル単気筒内燃機関であって、図1に示すように、クランク軸の軸線を車両の進行方向に直交させると共に、シリンダヘッドが前方を向くようシリンダ軸を進行方向に対して略水平になるように車両10に搭載される。
パワーユニット1は、図3に示すように、左クランクケース2と、右クランクケース3と、シリンダブロック40と、シリンダヘッド50と、左クランクケースカバー60と、右クランクケースカバー61と、中間歯車収納室カバー62と、を結合して外殻を構成している。また、左クランクケース2と右クランクケース3とを結合することで形成されるクランク室4内には、クランク軸100と、トランスミッション200と、デファレンシャル300とが配設される。なお、左クランクケース2の左側面には、左クランクケースカバー60がボルト止めされ、右クランクケース3の右側面には、右クランクケースカバー61がボルト止めされる。
左クランクケース2は、内蔵するトランスミッション200のカウンタ軸202に固定される第1中間歯車202aと、中間軸203に固定される第2中間歯車203aとをクランク室4とは別室に配置するための中間歯車収納室5を形成している。また、中間歯車収納室5は、両中間歯車202a,203aを囲繞するような周壁2cを左クランクケース2の外側に突出させることで形成され、中間歯車収納室カバー62を左クランクケース2にボルト止めすることによって開口部が閉塞される。
シリンダヘッド50は、結合した左、右クランクケース2,3の上部の開口に挿入されるシリンダブロック40と共にスタッドボルト45により共締めされ、その下面には燃焼室51が形成され、燃焼室51に臨むようにスパークプラグ52が装着される。
また、シリンダヘッド50内には、動弁機構のカム軸53が回動自在に支持されており、その端部にはカムスプロケット54が固定される。このカムスプロケット54には、クランク軸100に固定された駆動スプロケット102に架け渡されたカムチェーン94が架け渡される。これにより、クランク軸100の回転駆動力をカム軸53に伝達し、シリンダヘッド50に配置されているロッカーアーム55を駆動して、燃焼室51内で不図示の吸気バルブ及び排気バルブを所定のタイミングで開閉させる。
また、シリンダヘッド50の左側には冷却水循環機構150が設けられており、冷却水循環機構150は、主としてウォータポンプ151と、サーモスタットバルブ152と、車両10(図1参照)の前方部に配置された不図示のラジエータと、から構成されている。ウォータポンプ151は、ポンプ軸158の右端部を動弁機構のカム軸53の左端部に連結させており、カム軸53の回転に伴ってポンプ軸158が回転することにより作動する。
さらに、シリンダヘッド50の燃焼室51の上方に隣接してウォータジャケット58が形成されている。また、シリンダブロック40の燃焼室51に近い部分の周囲にウォータジャケット44が形成されており、シリンダヘッド50とシリンダブロック40とを結合することで、両ウォータジャケット44,58は連通される。
クランク軸100は、左右のパーツからなり、クランクピン101によって一体化されるもので、左クランクケース2と右クランクケース3にそれぞれ配置される転がり軸受70,71を介して回動自在に支持されており、軸方向左側に交流発電機90が、軸方向右側にトルクコンバータ91が組み付けられる。また、クランクピン101には、コンロッド41を介してピストン42が接続され、このピストン42は、シリンダブロック40内に一体成型されたシリンダライナー43の中でシリンダ軸線方向に往復運動する。
交流発電機90は、イグニションコイル(不図示)を通じてスパークプラグ52に与える高電圧を発生すると共にバッテリー(不図示)の充電電流を発生する。
トルクコンバータ91は、クランク軸100にスプライン結合されているポンプインペラ91aと、ポンプインペラ91aに対向配置されたタービンランナ91bと、一方向クラッチ91cを介してクランク軸100に結合されているステータ91dと、ステータ91dに与えられる反力を受けるステータ固定プレート91eと、を備える。
トルクコンバータ91は、クランク室4潤滑兼用のトルコンオイルが充填され、クランク軸100と共にポンプインペラ91aが回転する際、タービンランナ91bがポンプインペラ91aに追従しないときに、ポンプインペラ91aの回転方向とは反対方向の反力をステータ91dが受け、その反力をステータ固定プレート91eが受けるようになっている。そして、タービンランナ91bの回転動力がクランク軸100に外装されたプライマリ駆動歯車103を介してメイン軸201の右側に装備される多板クラッチ92のプライマリ従動歯車93に伝達される。
多板クラッチ92は、湿式のシフトチェンジ用クラッチであって、メイン軸201の右側に組み付けられており、アウターケース92a内に、複数枚のクラッチプレート92bと、クラッチプレート92bに交互に配置されている複数枚のクラッチディスク92cとを備え、また、それぞれ不図示の、ダンパスプリングと、ドライブプレートと、ストップリングと、クラッチスプリングと、クラッチウェイトと、アウタドライブ歯車と、センタークラッチと、フリースプリングと、セットリングと、を内蔵して構成される。また、多板クラッチ92は、右クランクケース3に支持されているチェンジスピンドル9に結合されているクラッチリフターレバー(不図示)が、多板クラッチ92に組み付けられているクラッチリフターカムプレート(不図示)を回動させることにより、トランスミッション200のギア切換え中にクランク軸100の回転動力をトランスミッション200に伝達せずにニュートラル状態とし、トランスミッション200のギア切換えが終了したと同時にクランク軸100の回転動力をトランスミッション200に伝達する。
トランスミッション200は、図3〜図5に示すように、メイン軸201と、カウンタ軸202と、中間軸203と、リバース軸204と、フォーク軸205と、シフトドラム206とから構成され、各軸はクランク軸100に平行に配置される。なお、図4は、フォーク軸205とメイン軸201とリバース軸204とカウンタ軸202とフォーク軸205とを結んだ線で切断した断面図であるため、フォーク軸205が2本示されているが、実際には1本である。
メイン軸201は、左、右クランクケース2,3にそれぞれ配置される転がり軸受72,73を介して回動自在に支持され、相対回転自在に挿通される歯車201a,201bと、この歯車201a,201bの間でメイン軸201の軸方向にスライド移動可能にして回転方向に係止され、第1シフトフォーク207の移動により歯車201aまたは歯車201bに係合可能な歯車201cと、メイン軸201に一体成形される歯車201dと、を備える。
カウンタ軸202は、左、右クランクケース2,3にそれぞれ配置される転がり軸受74,75を介して回動自在に支持され、固定された歯車202bと、相対回転自在に挿通される歯車202c,202dと、この歯車202c,202dの間でカウンタ軸202の軸方向にスライド移動可能にして回転方向に係止され、第2シフトフォーク208の移動により歯車202cまたは歯車202dに係合可能な歯車202eと、を備える。また、カウンタ軸202の左端部には第1中間歯車202a(図3参照)が固定され、中間歯車収容室5内に第1中間歯車202aを配置している。
中間軸203は、左、右クランクケース2,3にそれぞれ配置される転がり軸受76,77を介して回動自在に支持されるもので、左端部に固定される第2中間歯車203aと、ばね機構209によって左側に付勢されて回転方向に係止される歯車203bとを備える。この第2中間歯車203aは中間歯車収容室5内に配置され、歯車203bはデファレンシャル室301内に配置される。ここで、デファレンシャル室301とは、トランスミッション200の後方のクランク室4において、左、右クランクケース2,3にそれぞれ形成される隔壁6,7によって、クランク室4及び中間歯車収納室5とは独立して形成されるものである。なお、第1中間歯車202aと第2中間歯車203aは常時噛合されている。
リバース軸204は、左、右クランクケース2,3にそれぞれ形成される嵌合部に支持されるもので、一体成形された歯車204a,204bを回動自在に軸支する。
フォーク軸205は、左、右クランクケース2,3にそれぞれ形成される嵌合部に支持されるもので、第1シフトフォーク207と第2シフトフォーク208とを軸方向にスライド移動可能に軸支する。
シフトフォーク207,208は、シフトドラム206に設けられるカム溝206a,206bにそれぞれ挿入され、シフトドラム206が回動することによって、カム溝206a,206bに沿ってフォーク軸205の軸線上をスライド移動する。
デファレンシャル300は、デファレンシャル室301内に配置されるもので、リング歯車302が中間軸203の歯車203bに噛合されているので、中間軸203の回転動力が歯車203bを介してリング歯車302に伝達されて、差動歯車機構303により左右のドライブ軸304,305を回転させる。
図5に示すように、シリンダヘッド50の上側には、インジェクタ59が組み付けられている。インジェクタ59は、不図示のエンジンコントロールユニットに電気的に接続されており、このエンジンコントロールユニットから与えられた電流によって、回転数に応じて、高燃圧の燃料を不図示の吸気ポート内に噴射する。
左、右クランクケース2,3の割り面には、それぞれに潤滑油送給用の送油通路2aが左右対称に形成される。この送油通路2aは、両クランクケース2,3が結合されることにより密閉され、前端部がオイルポンプ(不図示)の吐出側に連通接続され、後端部が中間歯車収納室5に有する送油通路(図6参照)5aに連通接続される。
図6に示すように、中間歯車収納室5は、前述したように、両中間歯車202a,203aを囲繞するような周壁2cを左クランクケース2の外側に突出させることで形成され、周板2cの端面には側面視略逆L字形状の送油通路5aが形成されている。この送油通路5aは、送油通路2a,3aに連通する中央孔5bと、中央孔5bの下方側に設けられるメイン軸孔5cと、中央孔5bの後方側に設けられるリバース軸孔5dと、周板2cの端面においてこれら各孔5c,5b,5dを繋ぐ接続溝5e,5eとで構成されている。また、メイン軸孔5c及びリバース軸孔5dは、周板2cの端面からクランク室4内に貫通している。
また、中間歯車収納室5には、メイン軸孔5cに隣接した位置において、左クランクケース2に貫通して形成されるオリフィス孔2dが開口されている。このオリフィス孔2dは、図3にも示されるように、メイン軸孔5cを介して送油通路5aに連通されると共に、メイン軸201内に形成される潤滑油路201e(図3参照)に連通される。さらに、中間歯車収納室5には、第1中間歯車202aの裏面側の位置において、クランク室4に貫通して形成される潤滑油戻り孔2eが開口されている。
そして、中間歯車収納室5は、中間歯車収納室カバー62が組み付けられることにより、開口が閉塞されると共に、送油通路5aが密閉されて、オリフィス孔2dから吐出される潤滑油によってバスタブ方式で第1、第2中間歯車202a,203aを潤滑しつつ周板2cの底部に溜まり、その後、周板2cの底部に溜まった潤滑油は、潤滑油戻り孔2eからクランク室4内に潤滑油が戻される。
従って、オイルポンプから吐出された潤滑油は、一方がクランクケースカバー61内に形成された送油通路(不図示)を通じてクランク軸100の潤滑孔105に送給され、他方が左、右クランクケース2,3の割り面に形成された右クランクケース3に形成された送油通路2aに送給される。潤滑孔105に送給された潤滑油は、トルクコンバータ8内を通過して、クランクピン101内に送給される。
左、右クランクケース2,3に形成された送油通路2aに送給された潤滑油は、この送油通路2a前端部から後端部へ送給され、中間歯車収容室5の送油通路5a内において中央孔5bからメイン軸孔5cとリバース軸孔5dとに分岐される。そして、メイン軸孔5cに送給された潤滑油は、メイン軸孔5cからメイン軸201における左側の軸受72部分に送られ、メイン軸201内に形成される潤滑油路201e(図3参照)内に一旦取り込まれてからオリフィス孔2dに送られ、オリフィス孔2dから中間歯車収納室5内に吐出される。
一方、中央孔5bからリバース軸孔5dに送給された潤滑油は、リバース軸孔5dからリバース軸204の左側部分に送られ、リバース軸204内に形成された潤滑油路204c(図4参照)内に送給される。ここで、カウンタ軸202内に形成された潤滑孔202f(図4参照)に対しては、右クランクケース3に形成されるオイルポケット3cに溜まった潤滑油が供給される。
次に、図3及び図5〜図7を参照して冷却水循環機構150について詳細に説明する。
冷却水循環機構150は、上述したように、主としてウォータポンプ151と、サーモスタットバルブ152と、車両10(図1参照)の前方部に配置されたラジエータ(不図示)と、から構成されている。ウォータポンプ151は、ウォータポンプハウジング(ウォータポンプのハウジング)153に内装されており、このウォータポンプハウジング153には、バイパス通路154を有するサーモスタットバルブ152のサーモスタットケース(サーモスタットバルブのハウジング)155が一体にボルト止めされている。
ウォータポンプ151は、ウォータポンプハウジング153に配置される転がり軸受78を介して回動自在に支持され、カム軸53の左端部に連結されるポンプ軸158と、ポンプ軸158に一体的に形成される旋回翼(インペラ)157と、シール部材79(図3参照)と、から構成され、ウォータポンプハウジング153とサーモスタットケース155とを一体にボルト結合することで形成されるポンプ室156内に旋回翼157を配置する。
サーモスタットバルブ152は、サーモスタットケース155とカバー165とを一体にボルト結合することで形成されるサーモスタット室159内に収納されている。カバー165にはラジエータに連通するラジエータホース162を接続するラジエータ水流入口164が形成され、サーモスタットケース155にはバイパス通路154、および、ポンプ室156とサーモスタット室159とを連通する冷却水流入路160が形成されている。さらに、サーモスタットケース155にはバイパス通路154と交差すると共に、バイパス通路154とポンプ室156とを連通するエア抜き孔170が形成されている。また、バイパス通路154にはバイパス水流入口154aが嵌め込まれている。
また、ウォータポンプハウジング153とサーモスタットケース155とを一体にすることによってポンプ室156と連通する冷却水吐出口161が形成されている。冷却水吐出口161は、ウォータジャケットホース163及びシリンダブロック40の下面にボルト止めされるウォータジャケット流入口166を介してシリンダブロック40のウォータジャケット44に連通されている。ウォータジャケット44はシリンダヘッド50のウォータジャケット58(図3参照)と連通しており、ウォータジャケット58はシリンダヘッド50の右側面にボルト止めされる冷却水分配部167に連通している。そして、冷却水分配部167にはラジエータに冷却水を送給するための不図示のラジエータホースと、バイパス水流入口154に連通接続するバイパスホース168が接続されている。また、冷却水分配部167の上端部には、冷却水循環機構150内の残留空気を抜くためのエア抜きバルブ169が設けられている。
サーモスタットバルブ152は、ブリッジ板部152aをウォータポンプハウジング153とサーモスタットケース155との間に挟み込むことにより固定されている。ブリッジ板部152aにはばね支持部材152bが組付けられており、ブリッジ板部152aに円筒状可動部152cから突出するプランジャ152dの一端が保持されている。プランジャ152dの他端部は円筒状可動部152cの中に挿入されている。円筒状可動部152cの大径部の内部にはワックスが封入されているために、感温部として機能する。円筒状可動部152cには、第1弁体152eと第2弁体152fとが設けられている。第1弁体152eは円筒状可動部152cに固定されている。第2弁体152fは円筒状可動部152cから円錐状のコイルばね152gで付勢され、バイパス通路154に対向して配置されている。また、ばね支持部材152bと第1弁体152eとの間にコイルばね152hが装着されている。さらに、ブリッジ板部152aには、ジグル弁152jを有する小開口部152iが設けられる。なお、ジグル弁152jは、冷却水注入時には、重力で下方に下がることにより小開口部152iを開放し、ラジエータホース162内の空気をサーモスタット室159に移動させる。また、エンジン稼動時には、ウォータポンプ151の水圧で押し上げられることにより小開口部152iを閉塞する。
エア抜き孔170は、バイパス通路154と連通する第1エア抜き孔171と、第1エア抜き孔171とポンプ室156とを連通する第2エア抜き孔172と、から構成され、第1エア抜き孔171は鋳ぬきでテーパ形状に形成され、第2エア抜き孔172はドリル等の機械加工で第1エア抜き孔171の内径より小径に形成される。また、エア抜き孔170は、ポンプ室156の左端面の上方に開口されている。なお、エア抜き孔170の外側開口はプラグ173によって閉塞されている。
そして、このように構成された冷却水循環機構150では、冷却水交換時などラジエータの上部から冷却水を注入する場合、サーモスタット室159、ポンプ室156及びウォータジャケット44,58に空気が残留する。ここで、パワーユニット1が始動されると、カム軸53が回転し、これに伴いウォータポンプ151の旋回翼157が回転を始める。このとき、パワーユニット1は暖機前であって、冷却水が低温であるため、サーモスタットバルブ152は、第2弁体152fがバイパス通路154を開放しており、第1弁体152eがブリッジ板部152aとの間を閉塞している。よって、ウォータポンプ151の作動によりポンプ室156から吐出された冷却水は、ポンプ室156→冷却水吐出口161→ウォータジャケットホース163→ウォータジャケット流入口166→ウォータジャケット44,58→冷却水分配部167→バイパスホース168→バイパス通路154→サーモスタット室159→冷却水流入路160→ポンプ室156の順で冷却水循環機構150内を循環する。なお、サーモスタットバルブ152の第1弁体152eは閉塞しているが、小開口部152iを通じて、少量の冷却水がラジエータからサーモスタット室159へ流入することを、ジグル弁152jにより阻止している。
このとき、ポンプ室156の残留空気は、まず、ポンプ室156の上方に集まり、第2エア抜き孔172から第1エア抜き孔171に移動し、第1エア抜き孔171のテーパ面に沿ってバイパス通路154内に移動する。また、サーモスタット室159の残留空気は、サーモスタット室159より高い位置にあるバイパス通路154に移動する。そして、バイパス通路154に移動した残留空気は、スロープ状に設けられるバイパスホース168の内周面に沿って、冷却水の流れと逆方向に移動して、冷却水分配部167の上端部に形成されるエア抜きバルブ169から外部に放出される。さらに、ウォータジャケット流入口166から冷却水分配部167までに残留した空気は、冷却水の流れと同方向に移動して、エア抜きバルブ169から外部に放出される。
パワーユニット1が始動後の時間経過によって暖機され、冷却水が所定の温度に達すると、サーモスタットバルブ152の円筒状可動部152cの温度が上昇して内部に充填されているワックスが膨張するため、円筒状可動部152cがプランジャ152dを押し出す。すると、プランジャ152dは先端がブリッジ板部152aに係止しているため、それによる反力によって円筒状可動部152c自体がコイルばね152hの弾性反発力に抗して移動することで第1弁体152eが開放され、第2弁体152fが閉塞される。これにより、ポンプ室156から吐出された冷却水は、ポンプ室156→冷却水吐出口161→ウォータジャケットホース163→ウォータジャケット流入口166→ウォータジャケット44,58→冷却水分配部167→ラジエータホース(不図示)→ラジエータ(不図示)→ラジエータホース162→ラジエータ水流入口164→サーモスタット室159→冷却水流入路160→ポンプ室156の順で冷却水循環機構150内を循環する。
以上説明した水冷式内燃機関のエア抜き構造では、サーモスタットケース155に有するバイパス通路154と交差すると共に、バイパス通路154とウォータポンプ151のポンプ室156とを連通するエア抜き孔170を設けるため、ウォータポンプ151のポンプ室156内とサーモスタットケース155内のエア抜きを一括して行うことができる。これにより、ウォータポンプハウジング153にエア抜きのための通路やジョイント等を別途に設ける必要がないので、内燃機関を簡素な構造にできると共に、機械加工等の工数や部品点数を減少して、製造コストを削減することができる。
また、上記水冷式内燃機関のエア抜き構造では、エア抜き孔170は、バイパス通路154と連通する第1エア抜き孔171と、第1エア抜き孔171とポンプ室156とを連通する第2エア抜き孔172とからなり、第2エア抜き孔172は、第1エア抜き孔171と比較して小径であるため、バイパス通路154を流れる冷却水がエア抜き孔170を通じてウォータポンプ151のポンプ室156に流れ込むことを防止できる。これにより、エア抜きされた空気がウォータポンプ151のポンプ室156に戻ることを防止することができる。
さらに、上記水冷式内燃機関のエア抜き構造では、第1エア抜き孔171は鋳ぬきで形成され、第2エア抜き孔172は機械加工で形成されるため、エア抜き孔170の加工を最小限にすることができ、製造コストを削減することができる。
本発明に係る水冷式内燃機関のエア抜き構造を搭載した車両の側面図である。 図1に示した車両の平面図である。 本発明に係る水冷式内燃機関のエア抜き構造を説明するパワーユニットのシリンダヘッドとシリンダブロックとクランク軸とメイン軸とカウンタ軸と中間軸とデファレンシャルとを結んだ線で切断した断面図である。 図3に示したパワーユニットのフォーク軸とメイン軸とリバース軸とカウンタ軸とフォーク軸の各軸線を通る面で切断した断面図である。 図3に示したパワーユニットの左クランクケースを内側から見た一部切欠側面図である。 図3に示したパワーユニットの左クランクケースを外側から見た一部切欠側面図である。 図3に示したパワーユニットのサーモスタットバルブを説明するための一部切欠断面図である。
符号の説明
1 パワーユニット(内燃機関)
10 車両
40 シリンダブロック
50 シリンダヘッド
53 カム軸
150 冷却水循環機構
151 ウォータポンプ
152 サーモスタットバルブ
153 ウォータポンプハウジング(ハウジング)
154 バイパス通路
155 サーモスタットケース(ハウジング)
156 ポンプ室
157 旋回翼
158 ポンプ軸
159 サーモスタット室
160 冷却水流入路
161 冷却水吐出口
162 ラジエータホース
163 ウォータジャケットホース
164 ラジエータ水流入口
165 カバー
166 ウォータジャケット流入口
167 冷却水分配部
168 バイパスホース
169 エア抜きバルブ
170 エア抜き孔
171 第1エア抜き孔
172 第2エア抜き孔
173 プラグ

Claims (2)

  1. シリンダヘッドに設けたカム軸の一端にウォータポンプを一体に取り付けると共に、前記ウォータポンプのハウジングにバイパス通路を有するサーモスタットバルブのハウジングを一体に設ける水冷式内燃機関のエア抜き構造であって、
    前記バイパス通路と交差すると共に、前記バイパス通路と前記ウォータポンプのポンプ室とを連通するエア抜き孔を備え、
    前記エア抜き孔は、前記バイパス通路と連通する第1エア抜き孔と、前記第1エア抜き孔と前記ポンプ室とを連通する第2エア抜き孔と、から構成され、第2エア抜き孔は、第1エア抜き孔と比較して小径であることを特徴とする水冷式内燃機関のエア抜き構造。
  2. 前記第1エア抜き孔は鋳ぬきで形成され、第2エア抜き孔は機械加工で形成されることを特徴とする請求項記載の水冷式内燃機関のエア抜き構造。
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