JP4569604B2 - 光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光ピックアップからレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号により光ディスクの検査を行う光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法に関し、より具体的には、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号により、光ディスクの記録面に存在するエラー箇所を検出して画面表示する光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法に関する。
従来より、光ピックアップ装置からレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて検査用信号を作成し、この検査用信号をデータ処理することにより光ディスクの検査を行う装置はよく知られている。この光ディスク検査装置には、例えば特許文献1で紹介されているように、光ディスクの表面にキズや異物等があることで検査用信号にエラーが発生した場合、エラー発生の場所の回転角度情報、半径位置情報及びエラーの範囲(すなわちキズや異物等の大きさ)を検出してデータ処理し、光ディスクのエラー情報として表示する機能のあるものがある。
特開平10−21548号公報
しかしながら、従来の光ディスク検査装置では、同一の光ディスクでも光ディスクのセットの仕方によりエラー箇所の画面表示が図10の(a),(b)のように異なってしまい、ある光ディスクを後で再検査する場合、先の検査と同じ画面表示にならないという問題がある。
また、検査した光ディスクにおけるエラー箇所の画面表示が、目視した光ディスクにどのように対応するかは不明であり、決まった回転位置にエラー箇所がある場合や、レーベル面のデザインと記録面のエラー箇所に関係があっても見出せないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、同一の光ディスクを何度測定してもエラー箇所の画面表示が同一になり、また目視した光ディスクとエラー箇所の画面表示とを対応づけることができる光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法を提供することにある。
請求項1記載の光ディスク検査装置は、光ディスクを回転する回転手段と、光ディスクに記録された識別コードにレーザ光を照射し、光ディスクからの反射光に基づく信号から検出した識別コードの特定位置を回転基準位置として取得する回転基準位置取得手段と、検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力するエラー判定手段と、光ディスクの回転位置を検出するとともに、エラー判定手段からのエラー検出信号によりエラー箇所の回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得するエラー箇所回転位置検出手段と、光ディスクの半径位置を検出するとともに、エラー判定手段からのエラー検出信号によりエラー箇所の半径位置を取得するエラー箇所半径位置検出手段と、エラー箇所回転位置検出手段にて検出されたエラー箇所の回転位置とエラー箇所半径位置検出手段にて検出されたエラー箇所の半径位置を用いて、光ディスクの検査の結果を表示する表示手段に表示するための光ディスクのエラー位置情報を作成するエラー位置情報作成手段と、回転基準位置取得手段により取得した回転基準位置と、光ピックアップが光ディスクに対して相対的に移動する方向と回転手段を目視したときに真上となる位置から回転手段の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度とに基づいて、回転手段による回転を停止する回転位置と画面表示するエラー位置情報の回転基準位置を設定する回転位置設定手段と、回転位置設定手段により設定された回転位置で回転手段による回転を停止する所定回転位置停止手段とを備え、エラー位置情報作成手段が、回転位置設定手段により設定された回転基準位置でエラー位置情報を作成することを特徴とする。
請求項2記載の光ディスク検査装置は、光ディスクを回転する回転手段と、光ディスクに記録された識別コードにレーザ光を照射し、光ディスクからの反射光に基づく信号から検出した識別コードの特定位置を回転基準位置として取得する回転基準位置取得手段と、検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力するエラー判定手段と、光ディスクの回転位置を検出するとともに、エラー判定手段からのエラー検出信号によりエラー箇所の回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得するエラー箇所回転位置検出手段と、光ディスクの半径位置を検出するとともに、エラー判定手段からのエラー検出信号によりエラー箇所の半径位置を取得するエラー箇所半径位置検出手段と、エラー箇所回転位置検出手段にて検出されたエラー箇所の回転位置とエラー箇所半径位置検出手段にて検出されたエラー箇所の半径位置とを用いて、光ディスクの検査の結果を表示する表示手段に表示するための光ディスクのエラー位置情報を作成するエラー位置情報作成手段と、光ディスクのレーベル面におけるデザインの特定箇所を検出したタイミングで回転手段による回転を停止させるとともに、停止した回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得する特定回転位置検出手段を備え、エラー位置情報作成手段が、特定回転位置検出手段が検出した回転角度から光ピックアップが光ディスクに対して相対的に移動する方向と回転手段を目視したときに真上となる位置から回転手段の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度を減算した回転角度に基づいて設定された回転基準位置でエラー位置情報を作成することを特徴とする。
請求項3記載の光ディスク検査装置は、光ディスクに記録された識別コードにレーザ光を照射し、光ディスクからの反射光に基づく信号から、識別コードの全長を算出可能な情報を取得する識別コード検出手段と、識別コード検出手段が取得した識別コードの全長を算出可能な情報と、回転基準位置取得手段により取得した回転基準位置とに基づいて、光ディスクの検査の結果を表示する表示手段に表示するための識別コードの位置情報を作成する識別コード位置情報作成手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の光ディスク検査方法は、光ディスクを回転しつつ、光ディスクに記録された識別コードにレーザ光を照射し、光ディスクからの反射光に基づく信号から検出した識別コードの特定位置を、回転基準位置として取得し、検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力し、光ディスクの回転位置を検出するとともに、エラー検出信号が出力されたときエラー箇所の回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得し、光ディスクの半径位置を検出するとともに、エラー検出信号が出力されたときエラー箇所の半径位置を取得し、回転基準位置と、光ピックアップが光ディスクに対して相対的に移動する方向と光ディスクを回転する回転手段を目視したときに真上となる位置から回転の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度とに基づいて、回転を停止する回転位置と画面表示するエラー位置情報の回転基準位置を設定し、回転を停止する回転位置で回転を停止し、エラー位置情報の回転基準位置で、検出されたエラー箇所の回転位置と検出されたエラー箇所の半径位置とを用いて、光ディスクの検査の結果を表示するための光ディスクのエラー位置情報を作成することを特徴とする。
請求項1及び請求項4の発明によれば、光ディスクに記録された識別コードの特定位置を回転基準位置として、エラー箇所の回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得するようにしたことから、識別コードの特定位置は同一の光ディスクであれば常に同じ位置にあるので何度測定してもエラー位置情報の表示手段における表示を同一にすることができる。また、回転基準位置と、光ピックアップの光ディスクに対する相対的な移動方向と回転手段を目視したときに真上となる位置から回転手段の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度とに基づいて回転を停止する回転位置と表示手段で表示するエラー位置情報の回転基準位置とを設定するようにしたことから、目視した光ディスクの回転基準位置と表示するエラー位置情報の回転基準位置とを合わせることができ、識別コードを目視で確認することなく、目視した光ディスクと表示手段にエラー位置表示された光ディスクとを対応づけることができる。
請求項2の発明によれば、光ディスクに記録された識別コードの特定位置を回転基準位置として、エラー箇所の回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得するようにしたことから、識別コードの特定位置は同一の光ディスクであれば常に同じ位置にあるので何度測定してもエラー位置情報の表示手段における表示を同一にすることができる。また、光ディスクのレーベル面におけるデザインの特定箇所を検出したタイミングで回転手段による回転を停止させるとともに、停止した回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得し、検出した回転角度から光ピックアップが光ディスクに対して相対的に移動する方向と回転手段を目視したときに真上となる位置から回転手段の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度を減算した回転角度に基づいて設定された回転基準位置でエラー位置情報を作成することから、光ディスクのレーベル面の統一した向きにおける、エラー位置情報を表示手段に表示することができる。
請求項3の発明によれば、表示手段に光ディスクのエラー位置情報とともに識別コードの位置情報を表示できるようにしたことから、目視した光ディスクとエラー位置情報の表示手段における表示との対応づけをより容易に行うことができる。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態における光ディスク検査装置は、光ピックアップ装置からレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号により、光ディスクの検査を行うものである。
図1は、本発明に係る光ディスク検査装置を示す構成図である。図2は、識別コードの最初のバーが終了する位置を回転基準位置として回転データを補正する様子を視覚的に示した説明図である。図3は、光ディスクの回転停止位置を視覚的に示した説明図である。図4は、光ディスクのエラー位置を、目視した光ディスクに合わせて画面表示する方法を視覚的に示した説明図である。図5は、本発明の光ディスク検査装置が実行するプログラムのフローチャートである。図6は、本発明の光ディスク検査装置が実行する別のプログラムのフローチャートである。図7は、本発明の光ディスク検査装置が実行するさらに別のプログラムのフローチャートである。図8は、識別コードが記録された光ディスクの説明図である。図9は、識別コードと識別コードの再生信号の波形とを対比させた説明図である。
図において、本実施例の光ディスク検査装置1は、表示装置506や入力装置504を備えたコントローラ502の他、光ピックアップ装置201からレーザ光を光ディスクDKの記録面に照射し、光ディスクDKの記録面からの反射光に基づく信号により光ディスクDKの検査を行う一般的な光ディスク検査装置を構成するHF信号増幅回路102、フォーカスエラー信号生成回路104、フォーカスサーボ回路106、ドライブ回路108,124、トラッキングエラー信号生成回路120、トラッキングサーボ回路122、再生信号生成回路130、ウォブル信号取り出し回路140、レーザ駆動回路202、スピンドルモータ301、スピンドルモータ制御回路302、ターンテーブル306、回転角度検出回路312、フィードモータ400、フィードモータ制御回路402、半径位置検出回路412等から構成されている。また、一般的な光ディスク検査装置の構成に加え、2値化信号生成回路132、BCAデータ読み出し回路134、BCAデータデコード回路136、信号切換回路206、クロック信号発生回路208、A/D変換器210、エラー判定回路212、データ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414等を備えている。
DVDやHD DVD Blu−ray Discなどの光ディスクDKには図8に示すように、所定の半径位置にあるバース卜カッティシグエリア(BCA:burst cutting area)に識別コードであるバーコード(以下、BCA記録という)が形成されている。形成されたBCA記録を拡大して示すと図9(a)に示したようにバーコードのバーが複数並び、バーとバーとの間隔が異なる模様になっている。バーとバーの間隔には通常4種類あり、この4種類の間隔により符号化されたデータ(1,2,3,4に相当する数字の並びにより形成されたデータ、以下BCAデータという)が形成されている。
再生信号生成回路130は、光ディスクDKを回転しながらBCA記録にレーザ光を照射したときの反射光の光量から再生信号(図9(b))を生成し出力する。2値化信号生成回路132は、再生信号生成回路130からの再生信号を、所定レベルで設定されたスライスレベルにより、図9(c)に示すようなハイレベルとローレベルとからなる2値化信号を作成し、出力する。BCAデータ読み出し回路134は、コントローラ502の指令により作動開始し、2値化信号生成回路132から入力した2値化信号からBCAデータをデジタルデータで作成し、BCAデータデコード回路136とコンローラ502に出力して作動を停止する。BCAデータは1,2,3,4に相当する数字の並びにより形成されたデータであり、4種類のバーとバーとの間隔、バーの幅及びBCA記録の半経位置は規格で決まっており、後述するようにBCA記録の特定位置は回転基準位置として定まるので、コントローラ502はBCAデータを基にBCA記録の模様を表示装置506に表示することができる。BCAデータデコード回路136は、BCAデータを復号して、符号化する前のデータにし、コンローラ502に出力する。
クロック信号発生回路208は、コントローラ502からの指示を受けると、所定周期のパルス信号を出力する。A/D変換器2l0は、クロック信号発生回路208からのクロック信号を受け、所定間隔で信号切換回路206が出力する信号をサンプリングして波高値をディジタルデータに変換して、データ保存回路(1)2l4に出力する。信号切換回路206は、コントローラ502の指示によりA/D変換器210に出力する信号として、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、再生信号のいずれか少なくとも1つを選択する。
エラー判定回路2l2は、コンパレータと時間計測回路で構成されており、信号切換回路206からの信号の波高値が所定のレベルをクロスし、再度所定のレベルをクロスした際、最初のクロスから次のクロスまでの時間が所定時間より長い場合は、エラー検出を表す信号を、データ保存回路(1)214,データ保存回路(2)314,データ保存回路(3)414に出力する。最初のクロスから次のクロスまでの時間を計測するのは、信号にノイズがあるためである。また、エラー判定回路2l2は、コントローラ502からの指令によりエラー検出レベルがBCA検出用のレベルに設定されると、レーザ光がBCA記録のバーを通過し終わる時点で検出信号をコントローラ502に出力する。コントローラ502は、後述するようにプログラム処理で、レーザ光がBCA記録の最初のバーを通過し終わる時点における検出信号を認識し、認識した時点で回転角度検出回路312が出力する回転角度θaを取り込む。
データ保存回路(1)214は、内部にRAM等のメモリ領域を備え、コントローラ502から検査開始の指令が入力すると作動を開始してA/D変換器2l0からのディジタルデータをメモリ領域に記憶していき、記憶したディジタルデータの数が所定数(例えば100000個)に達すると、再び最初からメモリしていく。そして、エラー判定回路2l2からの信号を受け取ると、ディジタルデータの記憶を停止し、最後に記憶したデータを識別するためのフラグを最後に記憶したディジタルデータの領域から所定数後の領域に入れる。そしてメモリの別の領域で再びディジタルデータの記憶を開始する。そして、コントローラ502からデータ取り込みの指示があると、メモリに記憶したディジタルデータをコントローラ502へ出力して作動を停止する。以下、このディジタルデータを波高値データDという。尚、本実施例ではデータ保存回路(1)214、A/D変換器210を1つにし、信号切換回路206により検査用信号としてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号又は再生信号のいずれかを選択できるように構成したが、信号切換回路206をなくし、エラー判定回路212、データ保存回路(1)214、A/D変換器210をそれぞれ3つにしてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号および再生信号のうちの少なくとも1つの信号の波高値データDを保存し、後述するプログラム処理により複数の信号による評価を一度に行ってもよい。
回転角度検出回路312は、スピンドルモータ301にあるエンコーダからのパルス信号を受け取り、パルス数をカウントしてカウント数から回転角度を計算し、回転角度に相当するディジタルデータをデータ保存回路(2)314に出力する。また、回転角度に相当する信号をコントローラ504に出力することにより、エラー判定回路212がBCA記録の特定位置(最初のバーが終わる位置)における検出信号を出力した際の回転角度θaをコントローラ502が取得できるようになっている。尚、エンコーダからインデックス信号が入力されるとカウント数をクリアして0にする。すなわち、インデックス信号が入力された時点が回転角度0°となる。尚、インデックス信号によらず、任意の回転位置からカウントを開始してカウント数が1回転に相当する値に達すると、カウント数をクリアにして0にするようにしてもよい。この場合、カウントを開始した回転位置がインデックス信号が入力する回転位置に相当する。
データ保存回路(2)314は、内部にRAM等のメモリ領域を備え、コントローラ502から検査開始の指令が入力すると作動を開始してエラー判定回路212から信号を受け取ると、回転角度に相当するディジタルデータを記憶する。そして、コントローラ502からデータ取り込みの指示があると、メモリ領域に記憶したディジタルデータをコントローラ502へ出力して作動を停止する。以下、このディジタルデータを回転データθという。半径位置検出回路412は、フィードモータ400にあるエンコーダからのパルス信号とインデックス信号を入力し、パルス数をカウントしてカウント数から半径位置を計算し、半径位置に相当する信号を出力する。データ保存回路(3)414は、内部にRAM等のメモリ領域を備え、コントローラ502から検査開始の指令が入力すると作動を開始してエラー判定回路212から信号を受け取ると、半径位置に相当するディジタルデータを記憶する。そして、コントローラ502からデータ取り込みの指示があると、メモリ領域に記憶したディジタルデータをコントローラ502へ出力して作動を停止する。以下、このディジタルデータを半径位置データrという。
このように構成した光ディスク検査装置1において、作業者は検査する光ディスクDKをターンテーブル306にセットし、装置を作動させた後、検査の条件として、検査用信号、検査開始する半径位置、検査終了する半径位置を入力装置504から入力し、検査開始を入力する。作業者が入力装置504から検査開始を入力すると、図5に示されたフローのプログラムがスタートし、光ディスクDKが回転するとともに(S102)、レーザ光の照射位置が、BCA記録がある半径位置になるまでフィードモーター400が駆動する(S104)。次に、信号切換回路206が出力する信号を再生信号に設定し(S105)、エラー判定回路212のエラー検出レベルをBCA記録の検出用に設定し(S106)、通常の光ディスク装置のようにレーザ光が照射されてフォーカスサーボが開始される(S108,S110)。この状態において、エラー判定回路212からレーザ光がBCA記録のバーを通過し終わる時点ごとに検出信号が入力するので、検出信号が入力してから所定時間が経過しても次の検出信号が入力しないときを検出する(S112〜S118)。これはレーザ光がBCA記録がされていない領域に照射されているときを検出する処理である。言い換えればこれからBCA記録の最初のバーからレーザー光が照射されるときを検出する処理である。そして、検出した時点でBCAデータ読み出し回路134を作動させ(S120)、次にエラー判定回路212から検出信号が入力した時点で(すなわちレーザ光がBCA記録の最初のバーを通過し終わる時点で)回転角度検出回路312が出力する回転角度θaを取り込む(S122,S124)。
レーザ光がBCA記録のバーをすべて通過し終わるとBCAデータ読み出し回路134からBCAデータが入力するのでフォーカスサーボを停止し(S126,S128)、検査を開始する半径位置に移動し(S130)、光ディスクのエラー箇所の検査が開始される(S132〜S136)。尚、この時、信号切換回路206が出力する信号を入力された検査信号に設定し(S133)、エラー判定回路212のエラー検出レベルをエラー検出用のレベルに戻している(S134)。検査が開始されると、エラー判定回路212が検査用信号にエラーが発生するごとに信号を出力し、これにより、波高値データD(n)、回転データθ(n)、半径位置データr(n)がエラーの発生順にデータ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414に記憶される。そして、検査が終了する半径位置になると(S138−YES)、コントローラ502からの停止命令によりレーザ光の照射や光ディスクDKの回転が停止し(S140〜S144)、コントローラ502からのデータ取り込み指令によりデータ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414から波高値データD(n)、回転データθ(n)、半径位置データr(n)がコントローラ502に入力する。
次に、取得した回転データθ(n)を先に取得したBCA記録の特定位置の回転角度θaで補正する(S148)。具体的には、θ(n)’=θ(n)−θaを回転データθ(n)’とする。これによりエラー箇所の回転データはBCA記録の特定位置を回転基準位置としたデータとすることができる。この補正について、図2により説明する。スピンドルモータ301に設けられたエンコーダは、スピンドルモータ301が1回転すると、即ちターンテーブル306や光ディスクDKが1回転するとインデックス信号を出力する。そして、エラー箇所の回転データθ(n)は、インデックス信号が検出されてからの回転角度として取得される。これは、光ディスクDKを固定し光ディスクDK上に形成されるレーザスポットが回転すると考えると、光ディスクDKのどこかにインデックス信号が発生する回転位置INDがあり、レーザスポットがこの回転位置INDを通過した点を回転基準位置(回転角度0°)として、レーザスポットがエラー箇所を通過した時点の回転角度を回転データθ(n)として取得すると考えることができる。
また、BCA記録の特定位置(最初のバーが終了する位置)の回転角度θaは、レーザスポットが回転位置INDを通過した点を回転基準位置(回転角度0°)として、レーザスポットがBCA記録の特定位置を通過した時点の回転角度を回転角度θaとして取得すると考えることができる。従って、図2に示すよう、θ(n)−θaの値は、BCA記録の特定位置Aを回転基準位置(回転角度0°)としたときのエラー箇所の回転角度である。
回転データθ(n)の補正の後、エラー範囲L(n)が計算される(S150)。擬態的には、検査用信号の波高値データD(n)の中で所定レベルより大きい波高値データの数mにTをかけてエラー範囲L(n)(エラー長さ)を出す。このデータ数mのカウント及びエラー範囲L(n)の算出は、個々の波高値データD(n)ごとに行われる。厳密にはエラー範囲L(n)は(m−1)×Tであるが、mの数が多いのでm−1はmとみなしてよい。尚、Tは(検査用信号の波高値のサンプリング間隔t)×(設定されている線速度s)で出された長さの単位で、m×Tはエラー範囲を長さ単位で表したものである。尚、Tを(サンプリング間隔t)×(線速度s)に(l80°/r・π)をかけて、m×Tで算出するエラー範囲L(n)を角度の単位にしてもよい。エラー範囲L(n)が計算された後(S132)、回転データθ(n)’、半径データr(n)、エラー範囲L(n)により光ディスク上のエラー位置が表示装置506の画面に表示される(S152)。このとき、表示装置506の画面における回転基準位置を常に同じ位置にしておけば、回転データθ(n)’の回転基準位置は常にBCA記録の特定位置であるので、同一のディスクであれば常に同じ結果を画面に表示することができる。また、BCA記録を目視すれば目視した光ディスクとエラー箇所の画面表示とを対応づけることができる。
上記方法では、回転データθ(n)を補正することによりBCA記録の特定位置を回転基準位置(回転角度0°)にしたが、補正をせず取得した回転データθ(n)を、BCA記録の特定位置を回転基準位置(回転角度0°)にしたデータとすることもできる。図6はそのプログラムのフローを示しており、この方法においては、回転角度検出回路312は、コントローラ502から回転基準位置を示す信号が入力してから回転角度の検出を開始し、検出した回転角度が360°に達すると0°にもどって回転角度の検出を続行するようにし、図5の回転角度θaの取り込み(S124)を回転基準位置信号の出力に変え(S224)、取得した回転データθ(n)を先に取得したBCA記録の特定位置での回転角度θaで補正する(S148)部分を除外している。この方法によっても、図5のフローのプログラムと同様の効果を得ることができる。
尚、上記の方法によれば、同一の光ディスクであれば常に同じ結果を画面に表示することができるが、BCA記録を目視しないと光ディスクDKと、表示装置506の画面に表示されたエラー位置表示の光ディスクとを対応づけることはできない。そこで、光ディスクDKを回転停止させる位置を制御すれば、BCA記録を目視せずとも目視した光ディスクDKと、画面に表示されたエラー位置表示の光ディスクとを対応づけることができる。光ディスクDKを回転停止させる位置について以下に説明する。
まず、回転角度がθaとなった時点でレーザ光が集光している位置は、回転基準位置である。言い換えると、回転角度θaにおけるレーザ光の集光位置の移動方向(即ち光ピックアップの移動方向)は回転基準位置と同一である。尚、回転角度検出回路312が、BCA記録の特定位置を回転基準位置(回転角度0°)にして回転角度を検出している場合は、θaは0°である。
図3に示すように、レーザ光の集光位置の移動方向(光ピックアップの移動方向)Pに対する目視方向Tが成す回転方向の角度をθpとすると、回転角度θa+θpにおいては、BCA記録の特定位置すなわち回転基準位置は、回転中心からの目視方向Tにある。従って、回転角度θa+θpで光ディスクDKの回転を停止させ、エラー位置の画面表示における回転基準位置を真上にすれば、そのまま目視した光ディスクDKと、画面に表示されたエラー位置表示の光ディスクとを対応づけることができる。
光ディスクDKの回転を、回転角度θa+θpで停止させるには図5の回転停止(S144)と各種エラー情報データの取り込み(S146)の間に図7で示すフローのプログラムを実行すればよい。このプログラムは、回転停止の指令を出し(S144)、スピンドルモータ301の回転が停止した後(S145−1)、回転停止の指令と共に回転が停止する超低速回転で回転を開始し(S145−2)、回転角度がθa+θpになった時点で(S145−3〜5)、回転停止の指令を出す(S145−6)ようになっている。尚、光ディスクDKの回転を停止させる位置は回転角度θa+θpに限らず、回転角度θa+θp+αとして、エラー位置の画面表示における回転基準位置を真上からαの角度分回転するようにすれば、任意の位置に設定することができる。これにより、BCA記録を目視せずとも目視した光ディスクDKと、画面に表示されたエラー位置表示の光ディスクとを対応づけることができる。
尚、表示装置506の画面表示は、図4に示すように実線で示す半径データr(n)と回転データθ(n)に基づいてエラー位置が表示される。また、画面の回転基準位置が一定であれば、画面表示にBCA記録を入れなくても目視の光ディスクと表示されたエラー位置表示の光ディスクとを対応づけることができるが、画面表示にBCA記録を入れれば、目視で光ディスクのBCA配録を確認する場合に対応づけをより容易に行うことができる。目視した光ディスクDKをレーベル面から投影した形でエラー位置を表示させたいときは、点線で示すように、回転角度の方向を逆にし、さらに回転基準位置から右回りになっているBCA記録を左回りにすればよい。
上記の方法によれば、目視で光ディスクDKのBCA記録を確認せずとも、目視した光ディスクDKと画面に表示されたエラー位置表示の光ディスクとを対応づけることができるが、回転基準位置に対する光ディスクのレーベル面のデザインの向きは様々であるので、目視した光ディスクDKにおけるレーベル面のデザインの向きは様々になり、光ディスクDKのレーベル面のデザインとエラー位置に関係があっても(レーベル面に印刷を行う装置により記録面に傷が入ることがある場合起こる可能性がある)、見出しにくい。
そこで、作業者が入力装置504から回転指示を与え、スピンドルモータ301が超低速回転し、作業者の目視による指示で回転停止指示を与えると回転停止するようにして、レーベル面のデザインが所定の向きになるようにし、回転停止した位置における回転角度と回転基準位置とに基づいて、画面にエラー位置表示される光ディスクの回転基準位置を定めて表示するようにする。尚、作業者の目視に代えて、センサーにより回転停止指示を行ってもよい。
具体的には、回転停止した位置における回転角度をθsとすると、θs=θa+θp+αを満たすαを計算し、真上を回転基準位置にした画面上のエラー位置表示の光ディスクをα分の角度回転させるようにすればよい。このとき、θpが正確な値であれば、BCA記録を目視せずに目視した光ディスクDKを画面上のエラー位置表示の光ディスクに対応付けることができた上、レーベル面のデザインの向きを統一してエラー位置表示を行うことができる。ただし、θpに任意の値を用いたり、θpを除外してαを計算したりしても、同一の光ディスクにおいては常に表示装置506の画面に同一のエラー位置表示を行うことができ、検査したすべての光ディスクにおけるレーベル面のデザインの向きを統一してエラー位置表示を行うことができる。尚、αは光ディスクにより異なっているため画面における回転基準位置は光ディスクごとに異なる。よって、図4に示すようにBCA記録をエラー箇所と同時に画面に表示するとよい。
尚、上記方法では作業者が入力装置504から回転指示と回転停止指示を与えることで光ディスクDKが回転するようにしたが、作業者が目視で行うとレーベル面のデザインの向きは完全には統一されないため、これに替えて、光ディスクDKにおけるレーベル面のデザインの1箇所をセンサーで検出して光ディスクDKを停止させるようにし、回転停止した位置における回転角度をθsとしてθs=θa+θp+αを満たすαを計算し、表示装置506の画面にエラー位置表示される光ディスクの回転基準位置を真上からα分の角度回転させて表示するようにしてもよい。これによれば、自動で光ディスクDKにおけるレーベル面のデザインの向きを統一してエラー位置表示を行うことができる。
以上のように上記説明の光ディスク検査装置によれば、光ディスクDKに記録されたBCA記録の特定位置を回転基準位置として、エラー箇所の回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得するようにしたことから、BCA記録の特定位置は同一ディスクであれば常に同じ位置にあるので何度測定してもエラー位置情報の表示手段である表示装置506への表示を同一にすることができる。
また、エラー箇所の回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得する方法として、BCA記録の特定位置を検出したときの回転角度を取得し、エラー検出したときの回転角度をBCA記録の特定位置を検出したときの回転角度で補正するようにすることで、精度よくエラー箇所の回転位置を回転基準位置から回転角度として取得できる。
さらに、エラー箇所の回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得する方法として、BCA記録の特定位置を検出したときから回転角度を検出する(360°回転するごとに0°に戻る)ようにしても、精度よくエラー箇所の回転位置を回転基準位置から回転角度として取得できる。
さらに、回転基準位置と、光ピックアップ装置201の移動方向と回転手段を目視したときに真上となる位置から回転手段の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度とに基づいて回転を停止する回転位置と表示手段で表示するエラー位置情報の回転基準位置とを設定するようにすることで、目視した光ディスクDKの回転基準位置と表示するエラー位置情報の回転基準位置とを合わせることができ、BCA記録を目視で確認することなく、目視した光ディスクと表示装置506にエラー位置表示された光ディスクとを対応づけることができる。
さらに、光ディスクDKのレーベル面におけるデザインの特定箇所を検出したタイミングで回転を停止させるとともに、停止した回転位置を回転基準位置からの回転角度として取得し、検出した回転角度から光ピックアップ装置201が光ディスクDKに対して相対的に移動する方向と回転手段を目視したときに真上となる位置から回転手段の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度を減算した回転角度に基づいて設定された回転基準位置でエラー位置情報を作成することで、光ディスクDKのレーベル面の統一した向きにおける、エラー位置情報を表示することができる。
さらに、表示手段である表示装置506に光ディスクのエラー位置情報とともにBCA記録の位置情報を表示できるようにしたことから、目視した光ディスクとエラー位置情報の表示手段における表示との対応づけをより容易に行うことができる。
尚、本発明の実施形態においては様々な変形が可能である。上記実施形態では、BCA記録の最初のバーが終了する位置を回転基準位置にしたが、所定レべルを超えた時点でエラー検出信号を出力するようにして最初のバーの開始時点を回転基準位置にしてもよいし、最初からエラー検出信号数のカウントをして所定回数のカウントを検出した後のエラー検出信号により途中のバーの開始又は終了位置を回転基準位置にしてもよいし、またエラー検出信号が出力するごとに回転データθを取得し、エラー検出信号が出力してから所定時間以上エラー検出信号が出力されない場合のエラー検出信号が出力した時の回転データθを採用することで、最後のバーの開始時点または終了時点を回転基準位置にしてもよい。
さらに、上記実施形態では、BCA記録をエラー箇所とともに画面表示するために、BCAデータを取得したが、画面にはBCA記録の全長を表示できればいいので、BCAデータの代わりに、BCA記録の最後のバーの回転位置を取得するようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、同一の光ディスクを何度測定してもエラー箇所の画面表示が同一になり、また目視した光ディスクとエラー箇所の画面表示とを対応づけることができる光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法を提供することができる。
本発明に係る光ディスク検査装置を示す構成図である。 識別コードの最初のバーが終了する位置を回転基準位置として回転データを補正する様子を視覚的に示した説明図である。 光ディスクの回転停止位置を視覚的に示した説明図である。 光ディスクのエラー位置を、目視した光ディスクに合わせて画面表示する方法を視覚的に示した説明図である。 本発明の光ディスク検査装置が実行するプログラムのフローチャートである。 本発明の光ディスク検査装置が実行する別のプログラムのフローチャートである。 本発明の光ディスク検査装置が実行するさらに別のプログラムのフローチャートである。 識別コードが記録された光ディスクの説明図である。 識別コードと識別コードの再生信号の波形とを対比させた説明図である。 従来の光ディスク検査装置における同一ディスクの検査において、エラー位置の画面表示が測定ごとに異なることを示す説明図である。
符号の説明
1・・・・・光ディスク検査装置
102・・・HF信号増幅回路
104・・・フォーカスエラー信号生成回路
106・・・フォーカスサーボ回路
108・・・ドライブ回路
120・・・トラッキングエラー信号生成回路
122・・・トラッキングサーボ回路
124・・・ドライブ回路
130・・・再生信号生成回路
132・・・2値化信号生成回路
134・・・BCAデータ読み出し回路
136・・・BCAデータデコード回路
140・・・ウォブル信号取り出し回路
201・・・光ピックアップ装置
202・・・レーザ駆動回路
206・・・信号切換回路
208・・・クロック信号発生回路
210・・・A/D変換器
212・・・エラー判定回路
214・・・データ保存回路(1)
301・・・スピンドルモータ
302・・・スピンドルモータ制御回路
306・・・ターンテーブル
312・・・回転角度検出回路
314・・・データ保存回路(2)
400・・・フィードモータ
402・・・フィードモータ制御回路
412・・・半径位置検出回路
414・・・データ保存回路(3)
502・・・コントローラ
504・・・入力装置
506・・・表示装置
DK・・・・光ディスク

Claims (4)

  1. 光ピックアップによりレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号から検査用信号を生成して、該検査用信号を検査することにより光ディスクの検査を行う光ディスク検査装置において、
    該光ディスクを回転する回転手段と、
    該光ディスクに記録された識別コードにレーザ光を照射し、該光ディスクからの反射光に基づく信号から検出した該識別コードの特定位置を回転基準位置として取得する回転基準位置取得手段と、
    該検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力するエラー判定手段と、
    該光ディスクの回転位置を検出するとともに、該エラー判定手段からのエラー検出信号によりエラー箇所の回転位置を該回転基準位置からの回転角度として取得するエラー箇所回転位置検出手段と、
    該光ディスクの半径位置を検出するとともに、該エラー判定手段からのエラー検出信号によりエラー箇所の半径位置を取得するエラー箇所半径位置検出手段と、
    該エラー箇所回転位置検出手段にて検出されたエラー箇所の回転位置と該エラー箇所半径位置検出手段にて検出されたエラー箇所の半径位置を用いて、該光ディスクの検査の結果を表示する表示手段に表示するための該光ディスクのエラー位置情報を作成するエラー位置情報作成手段と、
    該回転基準位置取得手段により取得した回転基準位置と、該光ピックアップが該光ディスクに対して相対的に移動する方向と該回転手段を目視したときに真上となる位置から該回転手段の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度とに基づいて、該回転手段による回転を停止する回転位置と画面表示する該エラー位置情報の回転基準位置を設定する回転位置設定手段と、
    該回転位置設定手段により設定された回転位置で該回転手段による回転を停止する所定回転位置停止手段とを備え、
    該エラー位置情報作成手段が、該回転位置設定手段により設定された回転基準位置で該エラー位置情報を作成することを特徴とする光ディスク検査装置。
  2. 光ピックアップによりレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号から検査用信号を生成して、該検査用信号を検査することにより光ディスクの検査を行う光ディスク検査装置において、
    該光ディスクを回転する回転手段と、
    該光ディスクに記録された識別コードにレーザ光を照射し、該光ディスクからの反射光に基づく信号から検出した該識別コードの特定位置を回転基準位置として取得する回転基準位置取得手段と、
    該検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力するエラー判定手段と、
    該光ディスクの回転位置を検出するとともに、該エラー判定手段からのエラー検出信号によりエラー箇所の回転位置を該回転基準位置からの回転角度として取得するエラー箇所回転位置検出手段と、
    該光ディスクの半径位置を検出するとともに、該エラー判定手段からのエラー検出信号によりエラー箇所の半径位置を取得するエラー箇所半径位置検出手段と、
    該エラー箇所回転位置検出手段にて検出されたエラー箇所の回転位置と該エラー箇所半径位置検出手段にて検出されたエラー箇所の半径位置とを用いて、該光ディスクの検査の結果を表示する表示手段に表示するための該光ディスクのエラー位置情報を作成するエラー位置情報作成手段と、
    該光ディスクのレーベル面におけるデザインの特定箇所を検出したタイミングで該回転手段による回転を停止させるとともに、停止した回転位置を該回転基準位置からの回転角度として取得する特定回転位置検出手段を備え、
    該エラー位置情報作成手段が、該特定回転位置検出手段が検出した回転角度から該光ピックアップが該光ディスクに対して相対的に移動する方向と該回転手段を目視したときに真上となる位置から該回転手段の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度を減算した回転角度に基づいて設定された回転基準位置で該エラー位置情報を作成することを特徴とする光ディスク検査装置。
  3. 前記光ディスクに記録された識別コードにレーザ光を照射し、該光ディスクからの反射光に基づく信号から、該識別コードの全長を算出可能な情報を取得する識別コード検出手段と、
    該識別コード検出手段が取得した識別コードの全長を算出可能な情報と、前記回転基準位置取得手段により取得した回転基準位置とに基づいて、該光ディスクの検査の結果を表示する表示手段に表示するための該識別コードの位置情報を作成する識別コード位置情報作成手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ディスク検査装置。
  4. 光ピックアップによりレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号から検査用信号を生成して、該検査用信号を検査することにより光ディスクの検査を行う光ディスク検査方法において、
    該光ディスクを回転しつつ、
    該光ディスクに記録された識別コードにレーザ光を照射し、該光ディスクからの反射光に基づく信号から検出した該識別コードの特定位置を、回転基準位置として取得し、
    該検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力し、
    該光ディスクの回転位置を検出するとともに、該エラー検出信号が出力されたときエラー箇所の回転位置を該回転基準位置からの回転角度として取得し、
    該光ディスクの半径位置を検出するとともに、エラー検出信号が出力されたときエラー箇所の半径位置を取得し、
    該回転基準位置と、該光ピックアップが該光ディスクに対して相対的に移動する方向と該光ディスクを回転する回転手段を目視したときに真上となる位置から回転の中心位置までの方向とがなす回転方向における角度とに基づいて、回転を停止する回転位置と画面表示する該エラー位置情報の回転基準位置を設定し、
    該回転を停止する回転位置で回転を停止し、
    該エラー位置情報の回転基準位置で、該検出されたエラー箇所の回転位置と該検出されたエラー箇所の半径位置とを用いて、該光ディスクの検査の結果を表示するための該光ディスクのエラー位置情報を作成することを特徴とする光ディスク検査方法。
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