JP2007323690A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】BCA判定方式において、傷がある領域でもBCA領域を誤判定してしまう現象が発生せず、また、FGを使用しないシステムにおいて、欠落幅が回転ばらつきに依存してばらついてしまい、BCA領域を誤判定してしまうことを防止する。
【解決手段】所定の時間内でBCA領域(付加情報信号の再生領域)の一次判断を行い、その連続性を調査することでBCA領域であるかどうかを調査する手段を持つ。BCA領域の一次判断には欠落信号の数をカウントする方法、あるいは最大時間幅を利用する。さらに連続領域周期から1周の時間長さを判定しFGを使用することなく安定してBCA領域を判定する手段を設ける。領域が不安定な場合を検出する手段をもち、不安定時には欠落検出レベルを変更する手段を持つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、BCA、NBCAに対応する光ディスク再生装置の、特にFGを使用しないシステムや傷強化システムを実現できる光ディスク再生装置に関するものである。
近年、コンテンツ情報の著作権管理はますます重要視され、DVDにおいても内周部のリードインエリア付近もしくは更にその内周側の特定領域にある、BCA(Burst Cuting Area)、NBCA(Narrow Burst Cuting Area)を用いて著作権管理を実施している。このBCAは工場等においてディスクの製造工程が終了した後、レーザを用いて、記録情報信号を断続的に欠落させることにより、付加情報をディジタル信号として記録されたものである。
以下BCAについて図9を用いて説明する。
図中、1101は連続溝(トラック)を持ち、この溝に沿って記録膜にレーザーを照射することにより、相変化(結晶状態とアモルファス状態)によって信号を記録可能な記録領域である。1102はディスクを再生するための制御情報が記録されたエンボス領域である。この領域はエンボスピットと呼ばれる凹凸で信号が記録されており、再生専用の領域である。1103は、ディスク固有の付加情報がBCAコードとして記録されたBCA領域である。1104はBCA領域のディスクの円周方向の角度を示し、最大で約300度である。また、BCA領域1103はディスク半径方向でエンボス領域1102と重なっている。この部分を見るとエンボス部の情報信号がBCAコードによって断続的に欠落している。
図11はエンボス領域1102とBCA領域1103が重なった部分におけるディスクからの再生信号の波形を示したものである。図11において横軸は時間、縦軸は信号レベルを示し、上図の拡大が下図となっている。図中、301はエンボスピットによって記録された情報信号成分であり、Tbはその周期を示す。302は情報信号成分が欠落している期間Taを示す。BCAコードは、ランレングス符号で変調されて記録されており、再生装置では、情報信号の欠落周期を検出することにより、記録されたBCAコードを読み取ることが可能である。このBCA読取にあたっては、BCAの領域であることを判別する精度が重要であることは言うまでもない。
ところで、BCA領域判別を行う際、欠落部分が存在するため、光ディスクのピットによる回転制御は期待できず、ピットによらない制御方法を用いる場合が多い。例えばディスク1回転で決まった数のパルスを出力する信号(以下、FG信号)を用いれば回転制御が可能である。しかしながら近年、安価なシステムを実現するため、FG信号を使用しないシステムが増加しており、一定の駆動電圧をかけるだけでBCA領域の回転制御を行うシステムも増加している。
従来のBCA領域判別について、以下図面を用いて説明する。
図10は従来のディスク再生装置ブロック図で、特にBCA領域判別に関するブロック図である。図10において、201は再生するディスク、202はスピンドルモータ、203は光ピックアップ、204はディスクのピット情報をピックアップ出力(RF信号)にて取得する手段、205はRF信号取得手段204で得たRF信号から欠落信号を検出する手段、206は欠落信号の時間幅を測定する手段、207は光ディスク1周分のデータをN分割する手段、208は欠落信号幅測定手段206と1周N分割手段207の結果を記憶する手段、209は欠落信号の時間幅の最大値を検出する手段、210は欠落信号の時間幅の最大値からBCA領域の判別を行う手段である。
以下、従来のBCA領域判別の動作について説明する。ピックアップはレーザーを集光する対物レンズを持ち、ディスクからの反射光を検出することによって、RF信号を生成する。RF信号の立ち上がり/立下りエッジの間隔を測定することにより図11の信号Ta、Tbを取得し、基準を超える時間長さとなった場合に欠落信号とみなす。あるいは、RF信号を所定の電圧で2値化することにより、欠落信号を生成する(図2参照)。この欠落信号の立ち上がり/立下りエッジの間隔で測定することにより、欠落信号の時間幅を測定する。ディスクを1周するのに要する時間TをN分割した時間tの間、欠落信号の時間幅の最大値をN回測定し、N個の最大値の中で、言い換えれば1周中で最も大きな欠落信号の最大値tmaxを求める。このtmaxが所定の範囲内に収まる場合にBCA領域であると判断する。この手法を用いることでBCA領域の長短に関わらず欠落長さを安定に取り出し判別を行うことが可能となる。
特開平2002−279624号公報
従来の技術により、BCA領域の長短に関わらずBCA領域判定を安定に実行できるが、欠落幅を用いてBCA領域を決定してしまうため、図12(a)に示すように大きな傷が一部にある領域では601Tcの値を取得することにより、BCA領域の欠落範囲を超えBCA領域でないと誤判定してしまう、あるいは図12(b)に示すように傷の602Tdの欠落信号長さを取得することにより、BCA領域範囲内であると誤認識する現象が発生しうる。FGを使用するシステムでは図14に示すように回転速度が遅くなることをFGの幅で検知することが可能である。図13に示すように、FGを使用しないシステムとして一定駆動電圧による回転制御を用いた場合、図14のような回転速度を検知することができないため欠落幅は回転速さのばらつきに依存して伸縮することになり、従来手法での判定基準である欠落長さがばらついてしまう状況が発生する。
したがって、本発明の目的は、BCA判定方式において、傷がある領域でもBCA領域を誤判定してしまう現象が発生せず、また、FGを使用しないシステムにおいて、欠落幅が回転ばらつきに依存してばらついてしまい、BCA/NBCA領域を誤判定してしまうことがない光ディスク再生装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の光ディスク再生装置は、所定の時間内でBCA領域の一次判断を行う手段を持ち、その連続性を調査することでBCA領域であるかどうかを調査する手段を持つ。BCA領域の一次判断には領域内の欠落の数をカウントし、所定のレベルを超えた場合にBCA領域と一次判断する手段、あるいは領域内の欠落最大幅を検出し欠落最大幅が所定の範囲内であった場合BCA領域と一次判断する手段を持つ。欠落数カウントの精度を向上させるために欠落幅によるフィルタリングを行う手段を持つ。欠落の数のカウントさらに連続領域から1周の周期を測定し、周期を用いてBCA領域の最終判定基準を正規化する手段を持つ。連続領域が不安定な場合を検出する手段をもち、不安定時には欠落検出レベルを変更する手段を持つ。
すなわち、本発明の請求項1記載の光ディスク再生装置は、所定のトラック形態で情報信号が記録され、かつ前記情報信号の欠落に基づいて付加情報信号が記録された再生領域を有する円盤状記録媒体を回転させる回転手段と、前記円盤状記録媒体に光ビームを照射する手段と、光ビームを前記円盤状記録媒体の記録面及び記録トラックに追従させ、光ビームの反射光を検出することにより、前記情報信号及び前記付加情報信号を再生する光ビーム制御手段とを備えた光ディスク再生装置であって、前記光ビームの反射光に基づく信号を処理して測定した前記情報信号と前記付加情報信号を一次判断する手段と、前記円盤状記録媒体が1周する時間をN分割した所定の時間内での前記情報信号と前記付加情報信号の一次判断をN回実行して記憶する手段とを備え、前記一次判断された前記付加情報信号の再生領域が所定の範囲内で連続していると判断されることで前記付加情報信号の再生領域であることを確定させる。
請求項2記載の光ディスク再生装置は、請求項1記載の光ディスク再生装置において、前記所定の時間内での欠落数をカウントする手段と、カウントした前記欠落数を記憶する手段とを備え、前記所定の時間内で前記欠落数が一定の範囲に入ったか否かにより前記情報信号と前記付加情報信号を一次判断する。
請求項3記載の光ディスク再生装置は、請求項2記載の光ディスク再生装置において、前記欠落の時間幅が所定の範囲にあることを検知する手段を有し、前記欠落の時間幅が所定の範囲にないときに欠落数のカウントを停止する。
請求項4記載の光ディスク再生装置は、請求項1記載の光ディスク再生装置において、前記所定の時間内で欠落の時間幅を測定する手段と、前記欠落の時間幅の最大値を記憶する手段とを備え、前記所定の時間内で前記欠落の時間幅の最大値が一定の範囲に入ったか否かにより前記情報信号と前記付加情報信を一次判断する。
請求項5記載の光ディスク再生装置は、請求項1,2,3または4記載の光ディスク再生装置において、前記情報信号と前記付加情報信号の一次判断のN回の記録から前記付加情報信号と判定された連続数により、前記情報信号と前記付加情報信号の再測定を実行する。
請求項6記載の光ディスク再生装置は、請求項5記載の光ディスク再生装置において、前記付加情報信号の検出レベルを変更する手段を備え、前記情報信号と前記付加情報信号の再測定を実行する際には前記付加情報信号の検出レベルを変更する。
請求項7記載の光ディスク再生装置は、請求項1,2,3,4,5または6記載の光ディスク再生装置において、前記情報信号と前記付加情報信号の一次判断のN回の記録から前記付加情報信号と判定された連続数により1周の周期を算出する手段を備えた。
請求項8記載の光ディスク再生装置は、請求項7記載の光ディスク再生装置において、前記一次判断の連続条件を可変とする手段を備え、前記1周の周期により前記一次判断の連続条件を変更する。
請求項9記載の光ディスク再生装置は、請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の光ディスク再生装置において、前記一次判断により前記付加情報信号と判定された領域を抜き出す手段と、前記抜き出された領域の欠落の時間幅の平均を取得する手段とを備え、前記欠落の時間幅の平均により前記情報信号と前記付加情報信号を判断する。
請求項10記載の光ディスク再生装置は、請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の光ディスク再生装置において、前記一次判断により前記付加情報信号と判定された領域を抜き出す手段と、前記抜き出された領域の全領域に対する割合を取得する手段とを備え、前記割合により前記情報信号と前記付加情報信号を判断する。
本発明の請求項1記載の光ディスク再生装置によれば、一次判断された付加情報信号の再生領域が所定の範囲内で連続していると判断されることで付加情報信号の再生領域であることを確定させるので、傷がある場合でも安定した付加情報信号が記録されたBCA領域判別を実現することが可能となる。
請求項2では、所定の時間内で欠落数が一定の範囲に入ったか否かにより情報信号と付加情報信号を一次判断するので、欠落数が一定の範囲に入った場合はBCA領域、そうでない場合はBCA以外の領域として判定できる。
請求項3では、欠落の時間幅が所定の範囲にないときに欠落数のカウントを停止することで、BCA領域として記録されない。
請求項4では、所定の時間内で欠落の時間幅の最大値が一定の範囲に入ったか否かにより情報信号と付加情報信を一次判断するので、欠落の時間幅の最大値が一定の範囲に入った場合はBCA領域、そうでない場合はBCA以外の領域として判定できる。
請求項5では、情報信号と付加情報信号の一次判断のN回の記録から付加情報信号と判定された連続数により、情報信号と前記付加情報信号の再測定を実行するので、付加情報信号の再生領域が不安定な場合でも対応できる。
請求項6では、付加情報信号の検出レベルを変更する手段を備え、情報信号と付加情報信号の再測定を実行する際には付加情報信号の検出レベルを変更するので、欠落数のカウント精度を向上させることができる。
請求項7では、情報信号と付加情報信号の一次判断のN回の記録から付加情報信号と判定された連続数により1周の周期を算出する手段を備えたので、1周長さをBCA領域周期から検出することにより、FGを使用しないシステムを用いた場合でもBCA領域判定が不安定とならないシステムを実現可能となる。
請求項8では、一次判断の連続条件を可変とする手段を備え、1周の周期により一次判断の連続条件を変更するので、BCA領域判定が不安定な時には欠落検出レベルを変更することで対応できる。
請求項9では、抜き出された領域の欠落の時間幅の平均により情報信号と付加情報信号を判断するので、BCA領域を判断することができる。
請求項10では、抜き出された領域の全領域に対する割合により情報信号と付加情報信号を判断するので、BCA領域を判断することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜図6に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態におけるディスク再生装置のブロック図である。図1において、101は再生する光ディスク、102はスピンドルモータ、103は光ピックアップ、104はディスクのピット情報をピックアップ出力(RF信号)にて取得するRF信号取得手段、105はRF信号取得手段104で得たRF信号から欠落信号を検出する欠落信号検出手段、106は欠落信号の時間幅を測定する欠落信号幅測定手段、107は欠落信号のカウント用フィルタ、108は測定をN分割するN分割手段、109は欠落信号幅測定手段106とカウント用フィルタ107の結果を記憶する結果記憶手段、110はN分割した測定値の一次判断を行う各分割領域判断手段、111は各分割領域判断手段110での一次判断結果が連続しているかでBCA領域かどうかの総合判定を行う連続個数判断手段、112は領域の周期性から1周の長さを検出する1周長さ判断手段、113は1周長さ判断手段112での1周の時間情報をもとに判定条件を正規化する割合判断手段、114は欠落信号の時間幅の最大値を求める欠落信号最大値取得手段、115は各分割領域判断手段110でBCA領域と一次判断された領域の欠落信号時間幅最大値のみ平均する平均判断手段、116は欠落信号レベルを変更する欠落検出レベル変更手段である。
以下、本発明のBCA領域判別の信号動作について説明する。ピックアップ103はレーザーを集光する対物レンズを持ち、ディスク101からの反射光を検出することによって、RF信号取得手段104によりRF信号を生成する。図2を用いて欠落信号生成について説明する。図2に示すように、検出手段105はRF信号を2値化することで欠落信号を生成する。(a)は適切な場合、(b)は不適切な場合である。2値化する電圧は任意の電圧に設定変更可能である。
所定の時間の一次判断について説明する。BCA欠落信号のカウントでは、図3に示すTmin<t、t<Tmaxとなる信号をフィルタリングする手段を用いる(カウント用フィルタ107)。フィルタ通過後の信号を用いて欠落カウント手段により欠落数をカウントする。任意の時間のカウント数が所定の範囲に入った場合はBCA、そうでない場合はBCA以外として一次判断を行う。なお、欠落の時間幅が所定の範囲にあることを検知する手段を有し、欠落の時間幅が所定の範囲にないときに欠落数のカウントを停止してもよい。
上記の一次判断はN分割手段108によってN回実行され、結果は結果記憶手段109に記憶される。記憶された情報をもとにBCA領域の連続判定のチェックを行い図4の結果を得る。図4からBCA領域とされる部分の周期をカウントすることが可能となる。例えば10回から31回で周期は21とする。この周期から割合判断手段113で全領域でのBCA領域の割合を判定することが可能となる。もしくは連続個数判断手段111によりBCA領域の連続長さを比較し、所定の範囲内であれば全体としてBCA領域であると判断する。さらに平均判断手段115によりBCA領域と一次判断されている部分の最大欠落幅の平均を用いてBCA領域であると判断する。これらの最終判断の際、BCAに近いと判断された場合は、BCAの2値化電圧レベルを変更し上記手順を再実行する。図5のフローは、連続個数判断手段111により判断した場合に相当する。
図5を用いて制御手順について説明する。最初に領域の欠落信号を所定時間測定し、BCA領域の仮判定結果を記録する。N回測定後、仮BCA領域の連続性をチェックし、BCA領域とそれ以外の領域を判定する。BCA領域が繰り返し現れることを利用してBCA領域の最終判断基準A、A’、B、B’を図6のように決定する。連続領域の長さがA’≦長さ≦Aであった場合にはBCA領域と判断し終了する。それ以外でB‘≦長さ≦Bとなった場合には欠落検出レベルを変更して領域一次判断からやり直す。それ以外の長さで有った場合にはBCA領域ではないと判断する。
以下、本発明の第2の実施形態について、図7に基づいて説明する。なお、図1〜4,6を参照する。
光ディスク再生装置の全体構成は図1と同様である。すなわち、ピックアップ103はレーザーを集光する対物レンズを持ち、ディスク101からの反射光を検出することによって、RF信号取得手段104によりRF信号を生成する。図2を用いて欠落信号生成について説明する。図2に示すように、検出手段105はRF信号を2値化することで欠落信号を生成する。2値化する電圧は任意の電圧に設定変更可能である。
所定の時間の一次判断について説明する。所定の時間、欠落信号の最大時間幅を計測し、この欠落信号の時間幅が所定の範囲に入った場合はBCA領域、そうでない場合はBCA領域以外として一次判断を行う。
上記の一次判断はN分割手段108によってN回実行され、結果は結果記憶手段109に記憶される。記憶された情報をもとにBCA領域の連続判定のチェックを行い図4の結果を得る。図4からBCA領域とされる部分の周期をカウントすることが可能となる。例えば10回から31回で周期は21とする。この周期から割合判断手段113で全領域でのBCA領域の割合を判定することが可能となる。もしくは連続個数判断手段111によりBCA領域の連続長さを比較し、所定の範囲内であれば全体としてBCA領域であると判断する。さらに平均判断手段115によりBCA領域と一次判断されている部分の最大欠落幅の平均を用いてBCA領域であると判断する。これらの最終判断の際、BCA領域に近いと判断された場合は、BCA領域の2値化電圧レベルを変更し上記手順を再実行する。
図7を用いて制御手順について説明する。最初に領域の欠落信号を所定時間測定し、BCA領域の欠落信号最大長さが目標範囲内であった場合、BCA領域の仮判定結果を記録する。N回測定後、仮BCA領域の連続性をチェックし、BCA領域とそれ以外の領域を判定する。BCA領域が繰り返し現れることを利用してBCA領域の最終判断基準A、A’、B、B’を図6のように決定する。連続領域の長さがA’≦長さ≦Aであった場合にはBCA領域と判断し終了する。それ以外でB‘≦長さ≦Bとなった場合には欠落検出レベルを変更して領域一次判断からやり直す。それ以外の長さで有った場合にはBCA領域ではないと判断する。
以下、本発明の第3の実施形態について、図8に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成は図1〜4,6を参照する。
光ディスク再生装置の全体構成は図1と同様である。すなわち、ピックアップ103はレーザーを集光する対物レンズを持ち、ディスク101からの反射光を検出することによって、RF信号取得手段104によりRF信号を生成する。図2を用いて欠落信号生成について説明する。検出手段105はRF信号を2値化することで欠落信号を生成する。2値化する電圧は任意の電圧に設定変更可能である。
所定の時間の一次判断について説明する。BCA欠落信号のカウントでは、図3に示すTmin<t、t<Tmaxとなる信号をフィルタリングする手段を用いる(カウント用フィルタ107)。フィルタ通過後の信号を用いて欠落カウント手段により欠落数をカウントする。任意の時間のカウント数が所定の範囲に入った場合はBCA領域、そうでない場合はBCA領域以外として一次判断を行う。なお、所定の時間の一次判断については、所定の時間、欠落信号の最大時間幅を計測し、この欠落信号の時間幅が所定の範囲に入った場合はBCA領域、そうでない場合はBCA領域以外として一次判断を行ってもよい。
上記の一次判断はN分割手段108によってN回実行され、結果は結果記憶手段109に記憶される。記憶された情報をもとにBCA領域の連続判定のチェックを行い図4の結果を得る。連続個数判断手段111によりBCA領域の連続長さを比較し、所定の範囲内であれば、この範囲内の欠落信号幅の平均を用いてBCA領域が目標の範囲内であるかを判断する。この判断により、最終のBCA領域であるかどうかを判断する。これらの最終判断の際、BCA領域に近いと判断された場合または、連続領域は判断されたが、平均欠落信号幅が目標範囲内でなかった場合は、BCA領域の2値化電圧レベルを変更し上記手順を再実行する。
図8を用いて制御手順について説明する。最初に領域の欠落信号を所定時間測定し、BCA領域の仮判定結果を記録する。N回測定後、仮BCA領域の連続性をチェックし、BCA領域とそれ以外の領域を判定する。BCA領域が繰り返し現れることを利用して1周期の長さを割り出し、BCA領域の最終判断基準A、A’、B、B’を図6のように決定する。連続領域の長さがA’≦長さ≦Aであった場合には連続領域内の最大欠落信号幅の平均を算出し、目標範囲内であれば、BCA領域であると判断し終了する。最大欠落信号幅の平均が目標範囲外であれば、欠落検出レベルを変更して領域一次判断からやり直す。連続領域がB‘≦長さ≦Bとなった場合には欠落検出レベルを変更して領域一次判断からやり直す。連続領域がそれ以外の長さで有った場合にはBCA領域ではないと判断する。
なお、第1、第2、第3の実施形態は同時に行ってよいことはいうまでもない。
本発明における光ディスク再生装置は、一定の領域内でBCA領域であるかどうかの調査を行い、連続性を調査することで傷のあるディスクでも安定してBCA領域を検出することが可能であり、さらに1周長さを領域長さから検知することでFGを使用しないシステムであ安定したBCA判別を可能とするため、従来と比較して安価なシステムでも従来以上のBCA領域判定能力を持つディスク再生装置の実現に関して有用である。
本発明の第1の実施形態の光ディスク再生装置のブロック図である。 欠落信号検出及び欠落検出レベル変更の説明図である。 欠落信号の検出幅設定の説明図である。 欠落情報テーブルである。 第1の実施形態のBCA領域判断フロー図である。 BCA領域の最終判断基準の説明図である。 本発明の第2の実施形態のBCA領域判断フロー図である。 本発明の第3の実施形態のBCA領域判断フロー図である。 BCAの説明図である。 従来例のブロック図である。 RF信号から欠落信号を検出する説明図である。 傷がある場合のBCA領域判定の問題を示す説明図である。 FGを使用しないシステムとして一定駆動電圧による回転制御を用いた場合の説明図である。 FG説明図である。
符号の説明
101 光ディスク
104 RF信号取得手段
105 欠落信号検出手段
106 欠落信号幅測定手段
107 カウント用フィルタ
108 N分割手段
109 結果記憶手段
110 各分割領域判断手段
111 連続個数判断手段
112 1周長さ判断手段
113 割合判断手段
114 欠落信号最大値取得手段
115 平均判断手段
116 欠落検出レベル変更手段

Claims (10)

  1. 所定のトラック形態で情報信号が記録され、かつ前記情報信号の欠落に基づいて付加情報信号が記録された再生領域を有する円盤状記録媒体を回転させる回転手段と、前記円盤状記録媒体に光ビームを照射する手段と、光ビームを前記円盤状記録媒体の記録面及び記録トラックに追従させ、光ビームの反射光を検出することにより、前記情報信号及び前記付加情報信号を再生する光ビーム制御手段とを備えた光ディスク再生装置であって、
    前記光ビームの反射光に基づく信号を処理して測定した前記情報信号と前記付加情報信号を一次判断する手段と、
    前記円盤状記録媒体が1周する時間をN分割した所定の時間内での前記情報信号と前記付加情報信号の一次判断をN回実行して記憶する手段とを備え、
    前記一次判断された前記付加情報信号の再生領域が所定の範囲内で連続していると判断されることで前記付加情報信号の再生領域であることを確定させることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 所定の時間内での欠落数をカウントする手段と、カウントした前記欠落数を記憶する手段とを備え、
    前記所定の時間内で前記欠落数が一定の範囲に入ったか否かにより前記情報信号と前記付加情報信号を一次判断する請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記欠落の時間幅が所定の範囲にあることを検知する手段を有し、
    前記欠落の時間幅が所定の範囲にないときに欠落数のカウントを停止する請求項2記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記所定の時間内で欠落の時間幅を測定する手段と、前記欠落の時間幅の最大値を記憶する手段とを備え、
    前記所定の時間内で前記欠落の時間幅の最大値が一定の範囲に入ったか否かにより前記情報信号と前記付加情報信を一次判断する請求項1記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記情報信号と前記付加情報信号の一次判断のN回の記録から前記付加情報信号と判定された連続数により、前記情報信号と前記付加情報信号の再測定を実行する請求項1,2,3または4記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記付加情報信号の検出レベルを変更する手段を備え、
    前記情報信号と前記付加情報信号の再測定を実行する際には前記付加情報信号の検出レベルを変更する請求項5記載の光ディスク再生装置。
  7. 前記情報信号と前記付加情報信号の一次判断のN回の記録から前記付加情報信号と判定された連続数により1周の周期を算出する手段を備えた請求項1,2,3,4,5または6記載の光ディスク再生装置。
  8. 前記一次判断の連続条件を可変とする手段を備え、
    前記1周の周期により前記一次判断の連続条件を変更する請求項7記載の光ディスク再生装置。
  9. 前記一次判断により前記付加情報信号と判定された領域を抜き出す手段と、
    前記抜き出された領域の欠落の時間幅の平均を取得する手段とを備え、
    前記欠落の時間幅の平均により前記情報信号と前記付加情報信号を判断する請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の光ディスク再生装置。
  10. 前記一次判断により前記付加情報信号と判定された領域を抜き出す手段と、
    前記抜き出された領域の全領域に対する割合を取得する手段とを備え、
    前記割合により前記情報信号と前記付加情報信号を判断する請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の光ディスク再生装置。
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JP2009099217A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Nec Electronics Corp デコード装置、再生装置及びデコード方法

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