JP4765817B2 - 光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光ピックアップからレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号により、光ディスクの検査を行う光ディスク検査装置および光ディスク検査方法に関し、特に、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号により、光ディスクのエラー情報を作成する光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法に関する。
従来より、光ピックアップ装置からレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて検査用信号を作成し、この検査用信号をデータ処理することにより光ディスクの検査を行う装置はよく知られている。この光ディスク検査装置には、例えば特許文献1で紹介されているように、光ディスクの表面にキズや異物等があることで検査用信号にエラーが発生した場合、エラー発生の場所の回転角度情報、半径位置情報及びエラーの範囲(すなわちキズや異物等の大きさ)を検出してデータ処理し、光ディスクのエラー情報として表示する機能のあるものがある。
特開平10−21548号公報
しかしながら、従来のエラーの範囲を検出する方法は、検査用信号をすべてデータ処理装置に入力して計算処理しているため、結果が出るまでに時間がかかり、検査する領域が多いと作業効率が悪いという問題がある。また、検査する領域を少なくして作業効率良くしようとすると、検査の精度が落ちるという問題がある。さらに、エラーの範囲は検出できても、検査用信号の波高値によりエラーの程度を検出できないという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、データ処理の時間を短縮し、検査領域が多くても作業効率を向上させることができ、また、検査用信号の波高値によりエラーの程度を検出できる光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法を提供することにある。
請求項1記載の光ディスク検査装置は、光ディスクを回転させる回転手段と、検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力するエラー判定手段と、検査用信号の波高値を所定の間隔でサンプリングして波高値データとしてデータ保存用のメモリ領域に記憶し、該データ保存用のメモリ領域に記憶された波高値データが所定数に達するごとにサンプリングされる波高値データを該データ保存用の同じメモリ領域に最初から記憶し直すことを繰り返すと共に、エラー判定手段からのエラー検出信号を受けた場合、該データ保存用のメモリ領域への波高値データの記憶を停止し、最後に記憶したデータを識別するためのフラグを最後に記憶した波高値データの領域から所定数後の領域に入れ、それ以降のサンプリングされる波高値データを該データ保存用のメモリ領域とは別のデータ保存用のメモリ領域に同様にして所定数に達するごとに最初から記憶し直すことを繰り返すエラー箇所データ記憶手段と、エラー箇所データ記憶手段に記憶された波高値データを処理してエラー特性を算出するエラー特性計算手段と、光ディスクの回転位置や半径位置を検出すると共に、エラー判定手段のエラー検出信号を受けた場合、検出した回転位置や半径位置をエラー位置として記憶するエラー位置検出手段と、エラー特性計算手段により算出されたエラー特性データとエラー位置検出手段により記憶されたエラー位置データとにより、光ディスクのエラー情報を作成するエラー情報作成手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の光ディスク検査装置は、波高値データを所定レベルと比較することにより求めたデータ数又は所定レベルごとのデータ数により定めることを特徴とする。
請求項3記載の光ディスク検査装置は、エラー箇所データ記憶手段及びエラー特性計算手段を複数設け、それぞれのエラー箇所データ記憶手段及びエラー特性計算手段を順次用いることにより、エラー箇所データ記憶手段による波高値データの記憶とエラー特性計算手段によるエラー特性の算出とを並行して行うことを特徴とする。
請求項4記載の光ディスク検査装置は、エラー判定手段が、エラー検出信号を出力する所定値として複数の値が設定されると共に、エラー検出信号が、どの所定値の波高値レベルによるものか判別可能であり、エラー箇所データ記憶手段は、波高値データを記憶すると共に、エラー検出信号から判別した波高値レベルを記憶することを特徴とする。
請求項5記載の光ディスク検査装置は、エラー情報作成手段が、光ディスクの記録面におけるエラーマップを作成する手段を含むことを特徴とする。
請求項6記載の光ディスク検査装置は、検査用信号、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて形成した、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号又は再生信号のいずれか少なくとも1つであることを特徴とする。
請求項7記載の光ディスク検査方法は、検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力し、メモリのデータ保存用のメモリ領域に、検査用信号の波高値を所定の間隔でサンプリングして波高値データとして記憶し、該データ保存用のメモリ領域に記憶された波高値データが所定数に達するごとにサンプリングされる波高値データを該データ保存用の同じメモリ領域に最初から記憶し直すことを繰り返すと共に、エラー検出信号を受けた場合、該データ保存用のメモリ領域への波高値データの記憶を停止し、最後に記憶したデータを識別するためのフラグを最後に記憶した波高値データの領域から所定数後の領域に入れ、それ以降のサンプリングされる波高値データを該データ保存用のメモリ領域とは別のデータ保存用のメモリ領域に同様にして所定数に達するごとに最初から記憶し直すことを繰り返し、メモリ内のそれぞれのデータ保存用のメモリ領域に記憶された波高値データを処理してエラー特性を算出し、光ディスクの回転位置や半径位置を検出すると共に、エラー検出信号を受けた場合、光ディスク上の回転位置や半径位置をエラー位置として記憶し、算出されたエラー特性のデータと記憶されたエラー位置のデータとにより、光ディスクのエラー情報を作成することを特徴とする。
請求項8記載の光ディスク検査方法は、エラー特性が、波高値データを所定レベルと比較することにより求めたデータ数又は所定レベルごとのデータ数により定めることを特徴とする。
請求項9記載の光ディスク検査方法は、エラー検出信号を出力する所定値として複数の値を用い、エラー検出信号が、どの所定値の波高値レベルによるものか判別し、メモリのそれぞれのデータ保存用のメモリ領域には、波高値データを記憶すると共に、エラー検出信号から判別した波高値レベルを記憶することを特徴とする。
請求項10記載の光ディスク検査方法は、エラー情報として、光ディスクの記録面におけるエラーマップを作成することを特徴とする。
請求項11記載の光ディスク検査方法は、検査用信号、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて形成した、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号又は再生信号のいずれか少なくとも1つであることを特徴とする。
請求項1及び請求項7の発明によれば、データ保存用のメモリ領域に記憶された波高値データが所定数に達するごとにサンプリングされる波高値データを該データ保存用の同じメモリ領域に最初から記憶し直すことを繰り返すと共に、エラーを検出した際、記憶をストップして繰り返し記憶し直すメモリ領域を別のデータ保存用のメモリ領域に変えるようにすることで必要部分の波高値データのみを記憶し、この記憶した波高値データによりエラー特性を計算し、このエラー特性データと同時に記憶した半径位置と回転位置のデータとを合わせてエラー情報を作成するようにしているので、エラー情報の作成に時間がかからず、検査領域が多くても作業効率を向上させることができる。
請求項2及び請求項8の発明によれば、エラー特性を、波高値データを所定レベルと比較することにより求めたデータ数又は所定レベルごとのデータ数により定めることから、検査用信号の波高値によりエラーの程度を検出でき、精度の高い検査が可能である。
請求項3の発明によれば、エラー箇所データ記憶手段及びエラー特性計算手段を複数設け、それぞれを順次用いることにより、エラー箇所データ記憶手段による波高値データの記憶とエラー特性計算手段によるエラー特性の算出とを並行して行うことから、より高速に検査を行うことができる。
請求項4及び請求項9の発明によれば、エラー検出信号を出力する所定値として複数の値を用い、エラー検出信号が、どの所定値の波高値レベルによるものか判別し、波高値データを記憶すると共にエラー検出信号から判別した波高値レベルを記憶することから、検査用信号の波高値によりエラーの程度を検出しても、エラー情報の作成にかかる時間を短縮することができる。
請求項5及び請求項10の発明によれば、エラー情報として、光ディスクの記録面におけるエラーマップを作成することから、エラーの長さ(傷や異物の大きさ)を一目で確認することができ、エラーの把握が容易である。
請求項6及び請求項11の発明によれば、検査用信号として、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて形成した、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号又は再生信号のいずれか又はその複数を使用可能であり、各種規格に準拠した検査ができると共に、一度に複数の種類の信号を用いることで測定時間を短縮し、検査の効率を向上させることができる。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態における光ディスク検査装置は、光ピックアップ装置からレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく信号により、光ディスクの検査を行うものである。
図1は、本発明に係る光ディスク検査装置の第1の実施例を示す構成図である。図2は、同光ディスク検査装置において光ディスクからの反射光に基づいて作成された検査用信号とエラー判定回路が出力するエラー検出信号を同じ時間軸上で示した説明図である。図3は同光ディスク検査装置において記憶したデータからエラー特性を計算するプログラムのフローチャートであり、図4は同光ディスク検査装置のデータの流れを示した説明図である。図5は、同光ディスク検査装置において記憶したデータからエラー特性を計算する他のプログラムのフローチャートである。図6は、同光ディスク検査装置の表示装置に表示するエラーマップの一例を示す説明図である。
図において、本実施例の光ディスク検査装置1は、表示装置506や入力装置504を備えたコントローラ502の他、光ピックアップ装置201からレーザ光を光ディスクDKの記録面に照射し、光ディスクDKの記録面からの反射光に基づく信号により光ディスクDKの検査を行う一般的な装置を構成するHF信号増幅回路102、フォーカスエラー信号生成回路104、フォーカスサーボ回路106、ドライブ回路108,124、トラッキングエラー信号生成回路120、トラッキングサーボ回路122、再生信号生成回路130、2値化信号生成回路132、復号回路134、ウォブル信号取り出し回路140、レーザ駆動回路202、スピンドルモータ301、スピンドルモータ制御回路302、ターンテーブル306、パルス数カウント回路(1)312、フィードモータ400、フィードモータ制御回路402、パルス数カウント回路(2)412等から構成されている。また、一般的な光ディスク検査装置の構成に加え、信号切換回路206、クロック信号発生回路208、A/D変換機210、エラー判定回路212、データ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414等を備えている。
クロック信号発生回路208は、コントローラ502からの指示を受けると、所定周期のパルス信号を出力する。A/D変換器2l0は、クロック信号発生回路208からのクロック信号を受け、所定間隔で再生信号をサンプリングして波高値をディジタルデータに変換して、データ保存回路(1)2l4に出力する。信号切換回路206は、コントローラ502の指示によりA/D変換機210に出力する信号として、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、再生信号のいずれか少なくとも1つを選択する。
エラー判定回路2l2は、コンパレータと時間計測回路で構成されており、信号切換回路206からの信号の波高値が所定のレベルをクロスし、再度所定のレベルをクロスした際、最初のクロスから次のクロスまでの時間が所定時間より長い場合は、エラー検出を表す信号を、データ保存回路(1)214,データ保存回路(2)314,データ保存回路(3)414に出力する。最初のクロスから次のクロスまでの時間を計測するのは、信号にノイズがあるためである。尚、図2は、検査用生信号(再生信号を例示)にエラーが発生した場合、エラー判定回路212が信号を出力するタイミングを示している。
データ保存回路(1)214は、内部にRAM等のメモリ領域を備え、A/D変換器2l0からのディジタルデータをメモリ領域に記憶していき、記憶したディジタルデータの数が所定数(例えば100000個)に達すると、再び最初からメモリしていく。そして、エラー判定回路2l2からの信号を受け取ると、ディジタルデータの記憶を停止し、最後に記憶したデータを識別するためのフラグを最後に記憶したディジタルデータの領域から所定数後の領域に入れる。そしてメモリの別の領域で再びディジタルデータの記憶を開始する。尚、本実施例ではデータ保存回路(1)214、A/D変換機210を1つにし、信号切換回路206により検査用信号としてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号又は再生信号のいずれかを選択できるように構成したが、信号切換回路206をなくし、データ保存回路(1)214、A/D変換機210をそれぞれ3つにしてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号および再生信号のうちの少なくとも1つの信号のデータを保存し、後述するプログラム処理により複数の信号による評価を一度に行ってもよい。
パルス数カウント回路(l)312は、スピンドルモータ301にあるエンコーダからのパルス信号を受け取り、パルス数をカウントしてカウント数から回転角度を計算し、回転角度に相当する信号を出力する。尚、エンコーダからインデックス信号が入力されるとカウント数をクリアして0にする。すなわち、インデックス信号が入力された時点が回転角度0°となる。尚、インデックス信号によらず、カウント数が1回転に相当する値に達すると、カウント数をクリアにして0にするようにしてもよい。
データ保存回路(2)314は、内部にRAM等のメモリ領域を備え、エラー判定回路212から信号を受け取ると、回転角度に相当するディジタルデータを記憶する。そして、コントローラ502から指示があると、メモリ領域に記憶したディジタルデータをコントローラ502へ出力する。パルス数カウント回路(2)412は、フィードモータ400にあるエンコーダからのパルス信号とインデックス信号を入力し、パルス数をカウントしてカウント数から半径位置を計算し、半径位置に相当する信号を出力する。データ保存回路(3)414は、内部にRAM等のメモリ領域を備え、エラー判定回路212から信号を受け取ると、半径位置に相当するディジタルデータを記憶する。そして、コントローラ502から指示があると、メモリ領域に記憶したディジタルデータをコントローラ502へ出力する。
このように構成した光ディスク検査装置1において、作業者は検査する光ディスクDKをターンテーブル306にセットし、装置を作動させた後、検査の条件として、検査用信号、検査開始する半径位置、検査終了する半径位置を入力装置504から入力しスタートさせる。そうすると、コントローラ502が、フィードモータ制御回路402に作動命令を与えフィードモータ制御回路402はパルス数カウント回路(2)412が出力する半径位置に相当する信号を取り込んで半径位置を取得し、入力された検査開始の半径位置になるまで光ディスクDKを移動する。そして、コントローラ502が光ディスクDKの検査を行う一般的な装置を構成する回路として上記に述べた回路に作動命令を与えると光ディスクDKが回転し、光ピックアップ装置201からレーザ光が照射されて光ディスクDK上に形成された光スポットが光ディスクDKのトラックを追従し、検査用信号がA/D変換機2l0に取り込まれる。そして、コントローラ502が一般的な光ディスク検査装置の構成に加えて備えた回路として上記に述べた回路に作動命令を与えると、光ディスクDKの検査が開始される。これにより、検査用信号にエラーが発生すると、エラーが発生した時の信号の波高値データ、回転角度データ、半径位置データが、エラーの発生順にデータ保存回路(1)214,データ保存回路(2)314,データ保存回路(3)414に記憶される。
そして、検査が終了する半径位置になると、コントローラ502から停止命令がデータ保存回路(1)214,データ保存回路(2)314,データ保存回路(3)414およびエラー判定回路2l2へ行き、データ保存回路(1)214,データ保存回路(2)314,データ保存回路(3)414に記憶されたデータは、コントローラ502内のメモリへ移される。そしてデータ保存回路(1)214から移されたデータは、信号のノイズを除くためデータのスムージング処理(例えば、あるデータとその前後のデータの平均値を計算し、そのデータとする)を行った後、図3に示したフローのプログラムによるデータ処理によりエラー範囲データが作成される。
図3に示したフローチャートのプログラムによる処理は、検査用信号の波高値データのグループ(l〜k)ごとに最後に記憶されたデータをData(k,n)、n=0とし(S102)、nを1つずつ増やし(S110)、所定レベルより大きいデータ数が何個あるか調査し(S106、S108)、その所定レベルより大きいデータ数mにTをかけてエラー範囲(エラー長さ)を出す(S114)。このデータ数mのカウント及びエラー範囲の算出は、エラーデータの全域にわたって行われる(S112、S120)。厳密にはエラー範囲は(m−1)×Tであるが、mの数が多いのでm−1はmとみなしてよい。また、Tは(検査用信号の波高値のサンプリング間隔t)×(設定されている線速度s)で出された長さの単位で、m×Tはエラー範囲を長さ単位で表したものである。尚、Tを(サンプリング間隔t)×(線速度s)に(l80°/r・π)をかけて、m×Tで算出するエラーの範囲を角度の単位にしてもよい。
このように、図3に示したフローのプログラムによる処理により、エラー範囲データがそろう。そしてデータ保存回路(2)314およびデータ保存回路(3)414から移されたデータと合わせてエラー情報データとして、エラー位置を表す回転角度データθ、半径位置データrと、このエラー位置ごとのエラー範囲データがそろうことになる。図4は、データ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414ごとに記憶されたデータの移動とデータの処理の様子を示した図である。検査用信号の波高値のディジタルデータは、データ保存回路(l)214にX1〜X100000として記憶されることが繰り返され、エラー判定回路212からの信号により記憶領域が別のメモリ領域に変わることで、エラー判定回路212からの信号があるごとに、検査用信号の波高値が順次X1〜X100000として記憶されていく。そして、エラー判定回路212からの信号があるごとに、データ保存回路(2)314に光ディスクDKの回転角度データが、データ保存回路(3)414に半径位置データがそれぞれ記憶される。コントローラ502からの停止命令があるとデータ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314及びデータ保存回路(3)414に記憶された検査用信号の波高値データX1〜X100000、光ディスクDKの回転角度データ及び半径位置データが、コントローラ502に移される。コントローラ502では、図3に示すフローチャートのプログラムにより、エラー範囲データが作成され、エラー位置を表す回転角度データθ、半径位置データrと合わせてエラー情報データとなる。
コントローラ502は、最後にそろったエラー情報データにより、表示装置506に図6に示すような光ディスクDKのエラーマップを表示する。そして、データ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414が保存したデータをコントローラ502のメモリ領域へ移せば、計算処理が終了していなくても次の検査を行うことができる。よって、作業者は別の光ディスクDKをセットするか、同じ光ディスクDKのまま入力装置504から検査する信号、検査開始する半径位置、検査終了する半径位置を入力し、次の検査を行うことになる。
以上のように、本実施例の光ディスク検査装置1によれば、メモリ領域に取り込んだ検査用信号のデータを同一領域に繰り返し記憶し直すとともに、エラーを検出した際、記憶をストップして繰り返し記憶し直す領域を別の領域に変えるようにすることで必要部分のデータのみを記憶し、この記憶したデータによりエラー特性を計算し、このエラー特性データと同時に記憶した半径位置と回転位置のデータとを合わせてエラー情報を作成するようにしているので、エラー情報の作成に時間がかからず、検査領域が多くても作業効率を向上させることができる。
また、エラー情報として、光ディスクDKの記録面におけるエラーマップを作成することから、エラーの長さ(傷や異物の大きさ)を一目で確認することができ、エラーの把握が容易である。
さらに、検査用信号として、光ディスクの記録面からの反射光に基づいて形成した、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号又は再生信号のいずれか又はその複数を使用可能であり、各種規格に準拠した検査ができると共に、一度に複数の種類の信号を用いることで測定時間を短縮し、検査の効率を向上させることができる。
図3に示したフローチャートのプログラムは、エラー範囲データの作成にあたり、波高値が1つのレベルより大きいか否かによりエラーの峻別を行っている。しかしながら、これに限られるものではなく、波高値レベル毎にエラーの範囲を求めることも可能で、そのデータ処理のプログラムの例を図5のフローチャートで示す。
図5に示すフローチャートのプログラムによる処理としては、検査用信号の波高値データのグループ(l〜k)ごとに最後に記憶されたデータをData(k,n)、n=0とし(S202)、最後に記憶されたデータの波高値レベルを調べ(S204〜S214)、そのレベル情報をLevel(1)に記憶する(S216〜S226)。その後、nを1つずつ増やしていく(S228)ことで順に先のデータの波高値レベルを調べ(S232〜S242)、そのレベル情報をLevel(1)に記憶する(S244〜S254)。レベル情報をLevel(1)に記憶する前には、先にLevel(1)に記憶していたレベル情報をLevel(2)に移動し(S230)、Level(1)のレベル情報とLevel(2)のレベル情報とを比較する(S256)。両者が同じであればエラー範囲の計算に使用するmをインクリメントし、次の波高値データがあれば波高値レベルの調査にもどり(S258,S268)、違っていれば波高値レベルが変わる前の波高値レベルであるLevel(2)に記憶されているレベル情報を記憶し(S260)、その波高値レベルのエラー範囲をmを用いて計算して記憶し(S262)、エラー範囲の計算に使用するmを1に戻して次のデータがあればその波高値レベルの調査に戻る(S266,S268)。
次のデータがない場合は、最後にLevel(1)に記憶したレベル情報を記憶し(S270)、その波高値レベルのエラー範囲をmを用いて計算して記憶し(S272)、次の波高値データのグループ(l〜k)のデータ処理に移る(S274〜S278)。このようにして波高傭データのグループ(l〜k)ごとに波高値レベルとその波高値レベルにおけるエラー範囲のデータのグループがそろう。すべての波高値データのグループ(l〜k)のデータ処理が終わると(S278−NO)、プログラムは終了する(S280)。この例では、波高値レベルとしてLevel1〜5を想定しているが、波高値レベルの数は適宜変更してよい。
尚、エラーの範囲を求める場合のTは(検査用信号の波高値のサンプリング間隔t)×(設定されている線速度s)で出された長さの単位で、m×Tは、エラー範囲を長さ単位で表したものである。なお、Tを(サンプリング間隔t)×(線速度s)に(180°/r・π)をかけて、m×Tで算出するエラーの範囲を角度の単位にしてもよい。
コントローラ502は、最後にそろったデータにより表示装置506に図6に示すような光ディスクDKのエラーマップを表示する。このとき波高値レベルごとに色を変えることで波高値レベルごとのエラー範囲を表示するようにすると、エラー情報を把握しやすい。
このように、エラー特性を、エラー検出信号の出力期間又は出力期間における波高値データのレベルにより定めることから、検査用信号の波高値によりエラーの程度を検出でき、精度の高い検査が可能である。
尚、本実施例では、半径位置の計算方法を、フィードモータ400にあるエンコーダからのパルス信号から、パルス数をカウントしてカウント数から計算する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、光ディスクDKの再生の前に、光ディスクDKの内側半径位置と外側半径位置の2つの半径位置で、アドレスと半径位置を検出してトラックピッチを求め、光ディスクDKの再生において再生信号を復号して得られるアドレスから半径位置を検出する方法もある。
図7は、本発明に係る光ディスク検査装置の第2の実施例を示す構成図である。図8は、同光ディスク検査装置において記憶したデータからエラー特性を計算するプログラムのフローチャートである。図9は、同光ディスク検査装置のデータの流れを示した説明図である。
本実施例の光ディスク検査装置2を示したものが図7である。実施例1においては、検査用信号の再生が完了してから記憶したデータの処理を行い、エラー範囲データを作成したが、検査用信号の再生完了からエラー情報データ取得までに時間を要する場合があるため、検査用信号の再生を行いながらエラー範囲データの作成を行うことで、エラー情報データ取得までの時間を短くしたのが本実施例である。
本実施例においては、検査用信号のエラー筒所のデータを記憶する回路としてデータ保存回路(1)214とデータ保存回路(4)216の2つを設け、新たにデータ保存回路(1)214、データ保存回路(4)2l6に記憶されたデータを処理する回路として、エラーデータ処理回路(1)218とエラーデータ処理回路(2)220を設けた。また、データ保存回路(1)2l4とデータ保存回路(4)216へのデータ出力を切り分ける回路として信号切換回路222を設けている。データ保存回路(4)2l6、エラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220はRAM等のメモリ領域を有している。
信号切換回路222は、スピンドルモータ301のエンコーダが出力するインデックス信号を受け取ると出力する信号の先をデータ保存回路(1)214とデータ保存回路(4)2l6の間で切り替える。この場合、1回のインデックス信号(光ディスク1周)で切り替えてもよいし、複数個のインデックス信号(光ディスク数周)を受けて切り替えてもよい。
データ保存回路(1)214、データ保存回路(4)216は、1回または複数個のインデックス信号を入力すると、メモリ領域に記憶していたフラグがつけられたデータのグループをエラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220に出力する。このときメモリ領域に記憶していない場合には出力しない。エラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220は、データ保存回路214(l)、データ保存回路(4)216からデータが入力されると、データ処理を行い、エラー範囲データをコントローラに対し出力する。
本実施例においては、データ保存回路(1)214、データ保存回路(4)216からデータがエラーデータ処理回路(l)218、エラーデータ処理回路(2)220に入力されるまでに、エラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220に先に入力されていたデータの処理が終了している必要がある。具体的には、データ保存回路(1)214、データ保存回路(4)216が、インデックス信号によりデータの出力をエラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220に対して開始してから、次の次のインデックス信号により次のデータの出力をエラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220に開始するまでに(1回のインデックス信号でデータの保存先を切り替える場合は光ディスクが2回転するまでに)、エラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220は最初に入力したデータからエラー範囲データを作成して、このデータをコントローラ502に出力し、記憶しているデータをリセットする必要がある。
よって、実施例1の図5に示したフローチャートのプログラム処理をエラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220で行うには高速コンピュータが必要となるため、装置のコストを高くしないためには、データ処理を簡単にする必要がある。簡単なデータ処理としては、例えば、図8にフローチャートを示すプログラムで、所定の波高値以上のデータの数を求め、この数に(サンプリング間隔t)×(線速度s)または(サンプリング間隔t)×(線速度s)×(180°/r・π)を掛けてエラー範囲データを求めるといった処理がよい。
具体的には、図8に示したフローチャートのプログラムによる処理は、エラーデータ処理回路218(1)、エラーデータ処理回路(2)220にデータが入力されたかの確認を行い(S304)、されていれば(S304−YES)エラーデータのグループ(l〜k)ごとに最後に記憶されたデータをData(k,n)、n=0とし(S302)、nを1つずつ増やし(S312)、所定レベルより大きいデータ数が何個あるか調査し(S308、S310)、その所定レベルより大きいデータ数mにTをかけてエラー範囲(エラー長さ)を出す(S316)。そして、このエラー範囲を随時コントローラ502に出力する(S318)。そして、1回にエラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220に入力された分のデータの処理が終了した段階でコントローラ502からの停止命令がなければ、(S326−NO)、入力データをクリアして元に戻る(S328)。
尚、図9はデータ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414、データ保存回路(4)216ごとに記憶されたデータの移動とデータの処理の様子を示した図である。データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414は、実施例1と同様に、エラー時の光ディスクDKの回転角度データ及び半径位置データが保存されており、コントローラ502に移される。コントローラ502のメモリ領域に最後にそろったエラー情報データによりエラーマップを表示する点は実施例1と同じである。
このように、エラー箇所データ記憶手段であるデータ保存回路(1)214、データ保存回路(4)216及びエラー特性計算手段であるエラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220を複数設け、それぞれを順次用いることにより、エラー箇所データ記憶手段による波高値データの記憶とエラー特性計算手段によるエラー特性の算出とを並行して行うことから、より高速に検査を行うことができる。
図10は、本発明に係る光ディスク検査装置の第3の実施例における検査用信号とエラー判定回路が出力するエラー検出信号を同じ時間軸上で示した説明図である。図11は、同光ディスク検査装置のデータの流れを示した説明図である。
本実施例の光ディスク検査装置は、実施例2に示す光ディスク検査装置2と同様であるが、実施例2に対して変更されている点は、エラー判定回路212を、Level1からLeve15までのエラー検出信号を出力するようにし、データ保存回路(1)214、データ保存回路(2)314に保存するデータを1回にl0〜20個とした点である。
この実施例3によれば、波高値レベルごとのデータを取得できるとともに、記憶するデータ数が少ないため、データ処理に時間がかからないようにすることができ、波高値レベルごとのエラー範囲を計算しても次のデータが入力するまでに先のデータの処理を完了することができる。
エラー判定回路212は、設定されたそれぞれの波高値レベルLevel1〜Level5をクロスし、所定時間内に同じ波高値をクロスしないと信号を出力する。所定時間内に同じ波高値をクロスしない条件をつけるのは、信号のノイズの影響をなくすためである。但し、この所定時間は非常に短いので、信号が設定された波高値をクロスすると信号を出力すると考えてよい。図10は、検査用信号にエラーが発生した場合、エラー判定回路212が信号を出力するタイミングを示している。
データ保存回路(1)214、データ保存回路(4)216は、実施例2同様に交互にデータを繰り返し記憶して、エラー検出信号が入力するごとに記憶領域を変えるが、繰り返し記憶するデータの記憶数は、10〜20個である。そして、最後に記憶したデータを識別するためと、エラー検出信号が表す波高値レベルがLevel1〜Level5のいずれであるかを判別するため、波高値レベルに対応するフラグを最後に記憶したディジタルデータの領域から所定数後の領域に入れる。
エラーデータ処理回路(1)218、エラーデータ処理回路(2)220は、10〜20個のデータにおいて、スムージング処理をした後、設定された波高値をクロスする点が最後に記憶したデータからどれだけ前側にあるかを表すクロス点距離[(データの間隔数)×(サンプリング間隔t)×線速度S)で計算される長さ、または(データの間隔数)×(サンプリング間隔t)×(線速度s)×(180°/r・π)で計算される角度]と現データから次のデータ(エラー検出信号から次のエラー検出信号までの間隔)までの波高値レベルを計算し、コントローラ502に出力する。このコントローラ502に出力する波高値レベルは表1に示す関係で計算される。
Figure 0004765817
図11は、データ保存回路(l)214、データ保存回路(2)314、データ保存回路(3)414、データ保存回路(4)216ごとに記憶されたデータの移動とデータの処理の様子を示した図である。この場合、コントローラ502のメモリ領域に記憶されるそれぞれのデータにおいて、クロス点距離データ,回転角度データ,半径位置データがエラー位置を表すデータであり、回転角度データ,半径位置データから表される位置から光ディスクの回転方向にクロス点距離分行った位置がエラー位置になる、そしてそれぞれのデータにおける波高値レベルのデータが現エラー位置から次のエラー位置までの波高値レベルを表すデータである。コントローラ502は、メモリ領域に最後にそろったこれらのエラー情報データによりエラーマップを表示する。
以上のように、本発明によれば、データ処理の時間を短縮し、検査領域が多くても作業効率を向上させることができ、また、検査用信号の波高値によりエラーの程度を検出できる光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法を提供することができる。
本発明に係る光ディスク検査装置の第1の実施例を示す構成図である。 同光ディスク検査装置において光ディスクからの反射光に基づいて作成された検査用信号とエラー判定回路が出力するエラー検出信号を同じ時間軸上で示した説明図である。 同光ディスク検査装置において記憶したデータからエラー特性を計算するプログラムのフローチャートである。 同光ディスク検査装置のデータの流れを示した説明図である。 同光ディスク検査装置において記憶したデータからエラー特性を計算する他のプログラムのフローチャートである。 同光ディスク検査装置の表示装置に表示するエラーマップの一例を示す説明図である。 本発明に係る光ディスク検査装置の第2の実施例を示す構成図である。 同光ディスク検査装置において記憶したデータからエラー特性を計算するプログラムのフローチャートである。 同光ディスク検査装置のデータの流れを示した説明図である。 本発明に係る光ディスク検査装置の第3の実施例における検査用信号とエラー判定回路が出力するエラー検出信号を同じ時間軸上で示した説明図である。 同光ディスク検査装置のデータの流れを示した説明図である。
符号の説明
1,2・・・光ディスク検査装置
102・・・HF信号増幅回路
104・・・フォーカスエラー信号生成回路
106・・・フォーカスサーボ回路
108・・・ドライブ回路
120・・・トラッキングエラー信号生成回路
122・・・トラッキングサーボ回路
124・・・ドライブ回路
130・・・再生信号生成回路
132・・・2値化信号生成回路
134・・・復号回路
140・・・ウォブル信号取り出し回路
201・・・光ピックアップ装置
202・・・レーザ駆動回路
206・・・信号切換回路
208・・・クロック信号発生回路
210・・・A/D変換機
212・・・エラー判定回路
214・・・データ保存回路(1)
216・・・データ保存回路(4)
218・・・エラーデータ処理回路(1)
220・・・エラーデータ処理回路(2)
222・・・信号切換回路
301・・・スピンドルモータ
302・・・スピンドルモータ制御回路
306・・・ターンテーブル
312・・・パルス数カウント回路(1)
314・・・データ保存回路(2)
400・・・フィードモータ
402・・・フィードモータ制御回路
412・・・パルス数カウント回路(2)
414・・・データ保存回路(3)
502・・・コントローラ
504・・・入力装置
506・・・表示装置
DK・・・・光ディスク

Claims (11)

  1. 光ピックアップによりレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく検査用信号を生成して、該検査用信号を検査することにより光ディスクの検査を行う光ディスク検査装置において、
    該光ディスクを回転させる回転手段と、
    該検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力するエラー判定手段と、
    該検査用信号の波高値を所定の間隔でサンプリングして波高値データとしてデータ保存用のメモリ領域に記憶し、該データ保存用のメモリ領域に記憶された波高値データが所定数に達するごとに該サンプリングされる波高値データを該データ保存用の同じメモリ領域に最初から記憶し直すことを繰り返すと共に、
    該エラー判定手段からのエラー検出信号を受けた場合、該データ保存用のメモリ領域への波高値データの記憶を停止し、最後に記憶したデータを識別するためのフラグを最後に記憶した波高値データの領域から所定数後の領域に入れ、それ以降の該サンプリングされる波高値データを該データ保存用のメモリ領域とは別のデータ保存用のメモリ領域に同様にして所定数に達するごとに最初から記憶し直すことを繰り返すエラー箇所データ記憶手段と、
    該エラー箇所データ記憶手段に記憶された波高値データを処理してエラー特性を算出するエラー特性計算手段と、
    該光ディスクの回転位置や半径位置を検出すると共に、該エラー判定手段のエラー検出信号を受けた場合、検出した回転位置や半径位置をエラー位置として記憶するエラー位置検出手段と、
    該エラー特性計算手段により算出されたエラー特性データと該エラー位置検出手段により記憶されたエラー位置データとにより、該光ディスクのエラー情報を作成するエラー情報作成手段とを備えることを特徴とする光ディスク検査装置。
  2. 前記エラー特性は、前記波高値データを所定レベルと比較することにより求めたデータ数又は所定レベルごとのデータ数により定めることを特徴とする請求項1記載の光ディスク検査装置。
  3. 前記エラー箇所データ記憶手段及び前記エラー特性計算手段を複数設け、
    それぞれの該エラー箇所データ記憶手段及び該エラー特性計算手段を順次用いることにより、該エラー箇所データ記憶手段による前記波高値データの記憶と該エラー特性計算手段による前記エラー特性の算出とを並行して行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ディスク検査装置。
  4. 前記エラー判定手段は、前記エラー検出信号を出力する所定値として複数の値が設定されると共に、該エラー検出信号が、どの該所定値の波高値レベルによるものか判別可能であり、
    前記エラー箇所データ記憶手段は、前記波高値データを記憶すると共に、該エラー検出信号から判別した該波高値レベルを記憶することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ディスク検査装置。
  5. 前記エラー情報作成手段は、前記光ディスクの記録面におけるエラーマップを作成する手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の光ディスク検査装置。
  6. 前記検査用信号、前記光ディスクの記録面からの反射光に基づいて形成した、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号又は再生信号のいずれか少なくとも1つであることを特徴とする請求項l〜請求項5のいずれかに記載の光ディスク検査装置。
  7. 光ピックアップによりレーザ光を光ディスクの記録面に照射し、光ディスクの記録面からの反射光に基づく検査用信号を生成して、該検査用信号を検査することにより光ディスクの検査を行う光ディスク検査方法において、
    該検査用信号の波高値が所定値をクロスしたときエラー検出信号を出力し、
    メモリのデータ保存用のメモリ領域に、該検査用信号の波高値を所定の間隔でサンプリングして波高値データとして記憶し、該データ保存用のメモリ領域に記憶された波高値データが所定数に達するごとに該サンプリングされる波高値データを該データ保存用の同じメモリ領域に最初から記憶し直すことを繰り返すと共に、該エラー検出信号を受けた場合、該データ保存用のメモリ領域への波高値データの記憶を停止し、最後に記憶したデータを識別するためのフラグを最後に記憶した波高値データの領域から所定数後の領域に入れ、それ以降の該サンプリングされる波高値データを該データ保存用のメモリ領域とは別のデータ保存用のメモリ領域に同様にして所定数に達するごとに最初から記憶し直すことを繰り返し、
    メモリ内のそれぞれのデータ保存用のメモリ領域に記憶された波高値データを処理してエラー特性を算出し、
    該光ディスクの回転位置や半径位置を検出すると共に、該エラー検出信号を受けた場合、該光ディスク上の回転位置や半径位置をエラー位置として記憶し、
    該算出されたエラー特性のデータと該記憶されたエラー位置のデータとにより、該光ディスクのエラー情報を作成することを特徴とする光ディスク検査方法。
  8. 前記エラー特性は、前記波高値データを所定レベルと比較することにより求めたデータ数又は所定レベルごとのデータ数により定めることを特徴とする請求項7記載の光ディスク検査方法。
  9. 前記エラー検出信号を出力する所定値として複数の値を用い、該エラー検出信号が、どの該所定値の波高値レベルによるものか判別し、
    前記メモリのそれぞれのデータ保存用のメモリ領域には、前記波高値データを記憶すると共に、該エラー検出信号から判別した該波高値レベルを記憶することを特徴とする請求項7又は請求項8記載の光ディスク検査方法。
  10. 前記エラー情報として、前記光ディスクの記録面におけるエラーマップを作成することを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載の光ディスク検査方法。
  11. 前記検査用信号、前記光ディスクの記録面からの反射光に基づいて形成した、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号又は再生信号のいずれか少なくとも1つであることを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載の光ディスク検査方法。
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