JP2003322614A - 分析装置とそれに使用する分析用ディスク - Google Patents

分析装置とそれに使用する分析用ディスク

Info

Publication number
JP2003322614A
JP2003322614A JP2002130228A JP2002130228A JP2003322614A JP 2003322614 A JP2003322614 A JP 2003322614A JP 2002130228 A JP2002130228 A JP 2002130228A JP 2002130228 A JP2002130228 A JP 2002130228A JP 2003322614 A JP2003322614 A JP 2003322614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analysis
marker
disc
disk
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002130228A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugio Wakita
次雄 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002130228A priority Critical patent/JP2003322614A/ja
Publication of JP2003322614A publication Critical patent/JP2003322614A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分析用ディスクの周方向の複数個所に分析対
象を配置し分析対象を順次取得する場合に、前記分析対
象の影響でサーボが乱れるような状況にあっても安定し
てデータ処理できる分析装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 光ディスク108に設けたマーカーMの
読み取り信号と、光ディスク108の回転にともない発
生する信号109とに基づいて、データ処理装置107
が、光ディスク108の分析対象B1〜B4の何れの読
み取りエリアのデータであるのかを判別してメモリ装置
113に記録するので、分析対象部分の通過時のフォー
カスやトラッキングのサーボ乱れの影響を受けることな
く、安定した動作を期待でき、高精度の画像データを得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液などの分析対
象を分析用の光ディスクにセットし、この分析対象をト
レースして映像として捉えようする分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特表平10−504397号公報などに
あるように、光ディスクの再生機能を用いてディスク上
のある部分に試験しようとする分析対象を設けて、トレ
ースし分析対象の映像を取得する方法がある。
【0003】この分析対象部分は1つのディスクに対し
て検査効率の向上のため、複数設ける場合が多い。これ
らの複数の分析対象はそれぞれ分析対象内容が異なる。
分析対象の映像取得もしくは形状カウントする際はディ
スク上の螺旋トラックをトレースするため、分析対象の
映像を後で構築するのに正確にどの分析対象のデーター
であるかを逐次知る必要がある。これらを検知する手段
として、通常はディスク上の分析対象の前後に書かれて
あるEFMやウォーブル等のディスクのトラック上に刻
まれた符号化されたアドレス情報が利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このディスク上のトラ
ックに書かれた符号化信号のアドレス情報を利用した場
合、分析対象部分の通過時のフォーカスやトラッキング
のサーボ乱れによりアドレス情報がうまく取れない恐れ
がある。また、1つのディスク上での分析対象数を増や
す程、この不安定領域はさらに増加することになり、ま
すますサーボの乱れの影響を受けやすくなる。
【0005】本発明は、ディスクのトレース時に分析対
象部分の通過の際のトラッキングやフォーカスサーボ乱
れが発生しても、ディスクの周方向の複数個所に配置さ
れた各分析対象から読み取った映像情報を、各分析対象
毎に区別して情報処理することができるサンプル分析装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の分析装置は、分
析対象を周方向の複数個所に配置した分析用ディスクに
検出光を照射し、前記分析対象の状態を読み取る分析装
置において、前記分析対象が配置された読み取りエリア
に対して前記周方向の位置関係が既知のマーカーが記録
された分析用ディスクがセット可能であり、セットされ
た前記分析用ディスクに配置された分析対象からの検出
光を検出するピックアップと、セットされた前記分析用
ディスクに記録された前記マーカーを検出するマーカー
検出手段と、セットされた前記分析用ディスクを回転駆
動するとともに回転に伴って複数の検出パルスを発生す
るディスク駆動装置と、ディスク駆動装置によって回転
駆動されて回転する前記分析用ディスクの各読み取りエ
リアが読み取り位置を通過するたびに前記ピックアップ
が読み取ったデータを、マーカー検出手段が前記マーカ
ーを検出してからの前記検出パルスの数に基づいて何れ
の読み取りエリアのデータであるのかを判別してメモリ
に記録するデータ処理装置とを設けたことを特徴とす
る。
【0007】この構成によると、マーカー部分から角度
が何度離れたかを前記検出パルスの数で検出しその角度
により分析対象番号を特定することができ、分析用ディ
スクからの位置情報の取得は初期の1回のみとなり、分
析用ディスクトレース時に分析対象部分の通過の際のト
ラッキングやフォーカスサーボ乱れ等による分析対象番
号取得もれの影響を受けなくなる。
【0008】また、本発明の分析装置は、前記ピックア
ップが前記マーカーを読み取り可能な位置にトラバース
して前記マーカーを読み取るよう構成し、前記データ処
理装置を、前記ピックアップが前記マーカーを検出して
からの前記検出パルスの数に基づいて何れの読み取りエ
リアのデータであるのかを判別して前記分析用ディスク
の各読み取りエリアが読み取り位置を通過するたびに前
記ピックアップが読み取ったデータをメモリに記録する
よう構成したため、専用のマーカー検出手段を必要とし
ない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図7に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は分析用ディスクとしての光ディ
スク108をセット可能な本発明の分析装置を示す。
【0010】分析用ディスクとしての新規な光ディスク
108は、ディスクモータ102で矢印C方向に回転駆
動される。この光ディスク108に検出光Phを照射し
反射光を検出するピックアップ103は、光ディスク1
08の径方向(矢印A方向)に移動するように、トラバ
ースモータ104でネジ軸105を回転させて駆動され
ている。
【0011】このトラバースモータ104とディスクモ
ータ102は、ピックアップ103の再生出力に基づい
てサーボコントロール回路106によって、次のように
運転されている。
【0012】サーボコントロール回路106は、ピック
アップ103の再生出力に基づいてピットもしくはグル
ーブ等で形成されたトラックを追随してトレースするよ
うにトラバースモータ104を駆動するとともに、光デ
ィスク108のトラックに記録されているアドレス情報
を検出し、線速度が一定になるようにディスクモータ1
02を駆動(CLV制御)する。
【0013】また、前記トラックに記録されているデー
タである音声信号または映像信号は、ピックアップ10
3の再生出力をデータ処理装置107で処理して再生出
力される。
【0014】一方、分析装置の場合もブロック図は上記
の一般的な光ディスクドライブとほぼ同様であるが、分
析装置の場合は、図2に示すように光ディスク108の
上に、このトラック108aとは別に、分析対象と検査
項目に応じた試薬との混合物が分析対象Bとしてセット
されており、分析装置の場合のサーボコントロール回路
106とデータ処理装置107は、光ディスク108に
おけるこの分析対象Bの部分の映像を次のようにして取
得する。ここでトラック108a上の矢印方向はピック
アップ103からの検出光がトレースする方向を表して
いる。
【0015】なお、光ディスクにおけるピット,グルー
ブなどで形成されるアドレス情報としての時間情報など
は、分析用ディスクの場合も、オーディオまたはビデオ
が記録された従来の光ディスクの規格に沿って形成され
ているため、ここでの詳細な説明を省く。その具体的な
例としては、Compact Disc System Description(通
称:レッドブック規格)やCompact Disc Recordable Sy
stem Description(通称:オレンジブック)を挙げるこ
とができる。
【0016】サーボコントロール回路106で制御され
るピックアップ103のレーザー照射ポイントは、光デ
ィスク108の螺旋状のトラック108aをトレースす
る。トラック108aのピッチはオレンジブック基準の
光ディスクでは1.6μmであり、ピックアップ103
は光ディスク108が1回転するごとに1,2,3,
〜,8,・・・と順番にトレースする。
【0017】つまり、分析装置の動作としては、分析対
象Bの部分と前記トラック108aの部分を交互に通過
してトレースする。分析装置の場合のデータ処理装置1
07はトレースして得た分析対象Bの部分のデータだけ
を抽出してデータを再構築することにより映像または形
状カウントを実施する。
【0018】光ディスク108の詳細を図3と図4に示
す。検査効率の向上のため、分析対象Bの部分は1つの
光ディスク108に対して複数設ける場合が多い。この
図3の場合には4つの分析対象B1〜B4が設けられて
おり、ここで分析対象B1〜B4が周方向に略90°間
隔で配置されている。また、光ディスク108の外周の
近傍には、マーカーMが、分析対象B1〜B4とは周方
向の位置ならびに光ディスク108の中心からの半径が
重ならないように、図4に示すように形成されている。
分析対象B1〜B4は光ディスク108の中心からの半
径r1〜r2の範囲内に形成されており、マーカーMは
半径r2の範囲外の半径r3に形成されている。
【0019】光ディスク108における分析対象Bの位
置ならびにマーカーMの具体例は、図5に示すように構
成されている。図5(a)に示すように、分析対象Bは
光ディスク108の表面108aとトラック101aの
間に設けられている。マーカーMは光ディスク108の
裏面にインク120を帯状に印刷して形成されている。
この図5(a)において、112aは鏡面反射膜加工さ
れたトラック101aに形成されたピットもしくはグル
ーブである。112bは鏡面反射膜加工されたトラック
101aに形成されたランドである。
【0020】なお、分析対象Bは図5(a)に仮想線で
示すように示すように光ディスク108の裏面108b
とトラック101aの間に設けて構成した場合も同様で
ある。
【0021】ピックアップ103は光ディスク108の
螺旋状の前記トラック101aをトレースし、サーボコ
ントロール回路106は、ピックアップ103の再生出
力に基づいてピットもしくはグルーブ等で形成されたト
ラック101aを追随してトレースするようにトラバー
スモータ104を駆動するとともに、トラック101a
に記録されているアドレス情報を検出し、線速度が一定
になるようにディスクモータ102を駆動(CLV制
御)する。
【0022】データ処理装置107のピックアップ10
3からのデータを読み込んで処理する部分は、図6に示
すように構成されている。データ処理装置107は、先
ず、ピックアップ103が読み取った時系列の画像デー
タをメモリ113にトレースデータとして蓄積する。
【0023】ここでは、4つの分析対象B1〜B4のデ
ータを、ディスクモータ102から出力される検出パル
スとしてのFGパルス109とピックアップ103が読
み取ったマーカーMのタイミングに基づいて次のように
読み込んでいる。
【0024】FGパルス109を計数するFGパルスリ
ングカウンタ110は、ディスクモータ102の1回転
当たりのFGパルス数(図7に示す具体例では、1回転
当たりのFGパルス数は“6”)で自動的にリセットさ
れるように構成されている。
【0025】マイクロコンピュータを主要部として構成
されるデータ処理装置107は、ステップS1では、ト
ラバースモータ104を駆動してマーカーMを読み取る
ようにピックアップ103を外周側の前記半径r3に移
動させ、ピックアップ103がマーカーMを読み取る
と、ステップS2ですべてのカウンタとメモリをリセッ
トし、ピックアップ103を前記半径r2〜r1の範囲
内に移動させる。ここでは、図7のタイミングT1でピ
ックアップ103がマーカーMを読み取ったとする。
【0026】なお、FGパルスリングカウンタ110
は、ステップS2でのリセットの直後からFGパルス1
09の計数を開始している。ステップS3では、前記半
径r2〜r1の範囲内をトレースしているピックアップ
103の出力信号から分析対象B1〜B4の何れかを検
出したことを検出すると、ステップS4では、計数を開
始しているFGパルスリングカウンタ110の内容をそ
のときのFGカウンタ値としてメモリFG111に取り
込む。
【0027】ステップS5では、メモリFG111の内
容とステップS4で取り込んだFGカウンタ値とを比較
する。最初、メモリFG111はステップS2でリセッ
トされたため、このステップS5での比較ではFGカウ
ンタ値の方が大きいまたは同じと判定される。
【0028】次いでステップS6では、FGパルスリン
グカウンタ110の時々のFGカウンタ値をメモリFG
に書き込む。この例では、図7に示すように、FGパル
スリングカウンタ110がタイミングT2に第1発目の
FGパルス109を計数した直後にステップS6を実行
してメモリFG111の内容が“1”に書き替えられ
る。
【0029】ステップS7では、ピックアップ103が
最初にステップS3にて読み取った分析対象データをメ
モリ装置113の記憶エリアのうちの前記検体ナンバー
カウンタ112が指定する番地から書き込みを開始す
る。ここでは、検体ナンバーカウンタ112の内容が
“0”の状態で指定するメモリ装置113の記憶エリア
は、分析対象B1に対応した記憶エリアであって、タイ
ミングT2に分析対象B1の読み取りデータが分析対象
B1の記憶エリアに書き込まれる。
【0030】ステップS8では、検体ナンバーカウンタ
112の内容がインクリメントされて“1”に更新され
る。ステップS9では、ピックアップ103のトラバー
ス位置が前記半径r1の位置よりも内周側に達している
かを判定して、ピックアップ103のトラバース位置が
前記半径r2〜r1の範囲内の場合にはステップS3に
戻る。
【0031】ステップS9において現在の処理が半径r
2〜r1の範囲内であると判定されてステップS3に戻
り、ピックアップ103の読み取り位置を分析対象B2
が通過するタイミングT3には、ステップS3を介して
ステップS4では、FGパルスリングカウンタ110の
内容が“2”に更新されており、ステップS5ではFG
パルスリングカウンタ110の内容“2”とそのときの
メモリFG111の内容“1”とを比較して、FGパル
スリングカウンタ110の内容“2”の方が大きいた
め、ステップS6でメモリFG111の内容を“2”に
更新し、ステップS7ではステップS3で検出したデー
タを、検体ナンバーカウンタ112の内容“1”で指定
される分析対象B2の記憶エリアに分析対象B2の読み
取りデータがT3のタイミングで書き込まれ、ステップ
S8では検体ナンバーカウンタ112の内容がインクリ
メントされて“2”に更新される。
【0032】ピックアップ103の読み取り位置を分析
対象B3が通過するタイミングT4には、ステップS3
を介してステップS4では、FGパルスリングカウンタ
110の内容が“4”に更新されており、ステップS5
ではFGパルスリングカウンタ110の内容“4”とそ
のときのメモリFG111の内容“3”とを比較して、
FGパルスリングカウンタ110の内容“4”の方が大
きいため、ステップS6でメモリFG111の内容を
“4”に更新し、ステップS7ではステップS3で検出
したデータを、検体ナンバーカウンタ112の内容
“2”で指定される分析対象B3の記憶エリアに分析対
象B3の読み取りデータがT4のタイミングで書き込ま
れ、ステップS8では検体ナンバーカウンタ112の内
容がインクリメントされて“3”に更新される。
【0033】ピックアップ103の読み取り位置を分析
対象B4が通過するタイミングT5には、ステップS3
を介してステップS4では、FGパルスリングカウンタ
110の内容が“5”に更新されており、ステップS5
ではFGパルスリングカウンタ110の内容“5”とそ
のときのメモリFG111の内容“3”とを比較して、
FGパルスリングカウンタ110の内容“5”の方が大
きいため、ステップS6でメモリFG111の内容を
“5”に更新し、ステップS7ではステップS3で検出
したデータを、検体ナンバーカウンタ112の内容
“3”で指定される分析対象B4の記憶エリアに分析対
象B4の読み取りデータがT5のタイミングで書き込ま
れ、ステップS8では検体ナンバーカウンタ112の内
容がインクリメントされて“4”に更新される。
【0034】その後は、ピックアップ103の読み取り
位置を分析対象B1が通過するタイミングよりも先に6
発目のFGパルス109が発生してFGパルスリングカ
ウンタ110がリセットされるため、タイミングT5に
分析対象B4の読み取りデータがT5のタイミングで書
き込まれ、ステップS8では検体ナンバーカウンタ11
2の内容が書き込まれた次のルーチンでは、ステップS
3とステップS4を介してステップS5では、FGパル
スリングカウンタ110の内容“1”とメモリFG11
1の内容“5”とを比較して、FGパルスリングカウン
タ110の内容の方が小さいと判定されて、ステップS
10を実行する。
【0035】ステップS10では、検体ナンバーカウン
タ112の内容を“4”から“0”にリセットしてステ
ップS6を実行する。ステップS6を介してステップS
7では、ステップS3で読み込んだ2周目の光ディスク
108の分析対象B1がピックアップ103の読み取り
位置を通過する際の読み取りデータを、検体ナンバーカ
ウンタ112の内容が“0”の状態で指定するメモリ装
置113の分析対象B1に対応した記憶エリアの記録済
み位置の次の記録位置に書き込む。
【0036】このようにして分析対象B1〜B4につい
て、ピックアップ103が読み取ったデータを、何れの
分析対象のデータであるのかを判別して検体ナンバーカ
ウンタ112が指定するメモリエリアに弁別して書き込
んでいく。
【0037】ステップS9で終了と判定されることによ
って図6のルーチンを抜けて1動作を終了する。そして
データーを取り終えた時点でそれぞれの番号の分析対象
映像が構築される。
【0038】このように、ステップS1でマーカーMを
読み取ったタイミングから、FGパルス109に基づい
てメモリ装置113への、ピックアップ103による読
み取りデータの書き込み位置を指定するため、従来のよ
うに、ディスク上のトラックに書かれた符号化信号のア
ドレス情報を利用してピックアップ103による読み取
りデータが何れの分析対象のものであるかを判別して処
理している場合のように、分析対象部分の通過時のフォ
ーカスやトラッキングのサーボ乱れの影響によって、前
記アドレス情報をうまく取れず、正確なデータ処理がで
きなくなるようなこともなく、安定した動作を期待で
き、高精度の画像データを得ることができる。
【0039】(実施の形態2)上記の(実施の形態1)
では、マーカーMを読み取る位置にピックアップ103
を移動させるように構成したため、ピックアップ103
とは別にマーカーM専用のマーカー読み取り手段を必要
としなかったが、ピックアップ103とは別にマーカー
M専用のマーカー読み取り手段を設けて構成することも
できる。
【0040】上記の各実施の形態におけるマーカーM
は、図5(a)に示すように光ディスク108の裏面に
インク111を帯状に印刷して形成したが、図5(b)
または(c)に示すようにも構成できる。
【0041】図5(b)の場合は、鏡面反射膜加工され
たトラック101aの一部に鏡面が欠落した個所121
を設けてマーカーMとした実施例で、具体的には、DV
Dのミラー面に設けてあるBCAのようなものである。
【0042】または、図5(c)の場合は、光ディスク
108の外形の一部に凹部などの形状の異形個所122
を設けてマーカーMとした実施例で、具体的には、ディ
スクそのものの形状を異型させて、光の反射がデータト
ラック面と変えたものである。
【0043】上記各実施の形態では、線速度が一定にな
るようにディスクモータ102を駆動するCLV制御の
場合を例に挙げて説明したが、CAV制御の場合も同様
に実施が可能である。
【0044】上記各実施の形態では、光ディスク108
の外周側にマーカーMを配置したが、前記マーカーを、
分析対象が配置された読み取りエリアとは異なる径の範
囲である内周側などに形成して構成することができる。
【0045】上記各実施の形態における分析対象B1〜
B4の具体例は、血液またはその他の分析にも使用でき
る。具体的には、水道水などの飲料水の分析,貯水池な
どの水質分析にも使用できる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の分析装置によれ
ば、分析対象を周方向の複数個所に配置した分析用ディ
スクに検出光を照射し、前記分析対象の状態を読み取る
分析装置において、前記分析対象が配置された読み取り
エリアに対して前記周方向の位置関係が既知のマーカー
が記録された分析用ディスクがセット可能であり、セッ
トされた前記分析用ディスクに配置された分析対象から
の検出光を検出するピックアップと、セットされた前記
分析用ディスクに記録された前記マーカーを検出するマ
ーカー検出手段と、セットされた前記分析用ディスクを
回転駆動するとともに回転に伴って複数の検出パルスを
発生するディスク駆動装置と、ディスク駆動装置によっ
て回転駆動されて回転する前記分析用ディスクの各読み
取りエリアが読み取り位置を通過するたびに前記ピック
アップが読み取ったデータを、マーカー検出手段が前記
マーカーを検出してからの前記検出パルスの数に基づい
て何れの読み取りエリアのデータであるのかを判別して
メモリに記録するデータ処理装置とを設けたため、前記
ピックアップの読み取ったデータを処理する場合に、前
記マーカーの検出のタイミングと前記検出パルスとに基
づいて分析用ディスクに設けた複数の分析対象を識別す
ることができ、分析対象部分の通過時のフォーカスやト
ラッキングのサーボ乱れの影響を受けることなく、安定
した動作を期待でき、高精度の画像データを得ることが
できる。
【0047】また、前記ピックアップが前記マーカーを
読み取り可能な位置にトラバースして前記マーカーを読
み取るよう構成した場合には、マーカー専用の読み取り
手段を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分析装置の(実施の形態1)の構成図
【図2】同実施の形態の分析用ディスクのトラック分析
対象およびこの分析用ディスクから情報を読み取るピッ
クアップによるトレースの説明図
【図3】同実施の形態の分析用ディスクとディスク駆動
装置の斜視図
【図4】同実施の形態の分析用ディスクの平面図
【図5】本発明の各実施の形態におけるマーカーの形成
状態を示す断面図
【図6】同実施の形態のデータ処理装置のフローチャー
【図7】同実施の形態におけるマーカーと分析用ディス
クの回転に伴って発生する検出パルスのタイミングチャ
ート
【符号の説明】
102 ディスクモータ 103 ピックアップ 104 トラバースモータ 106 サーボコントロール回路 107 データ処理装置 108 光ディスク(分析用ディスク) B1〜B4 分析対象 M マーカー 109 FGパルス 110 FGパルスリングカウンタ 111 メモリFG 112 検体ナンバーカウンタ 113 メモリ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分析対象を周方向の複数個所に配置した分
    析用ディスクに検出光を照射し、前記分析対象の状態を
    読み取る分析装置において、 前記分析対象が配置された読み取りエリアに対して前記
    周方向の位置関係が既知のマーカーが記録された分析用
    ディスクがセット可能であり、 セットされた前記分析用ディスクに配置された分析対象
    からの検出光を検出するピックアップと、 セットされた前記分析用ディスクに記録された前記マー
    カーを検出するマーカー検出手段と、 セットされた前記分析用ディスクを回転駆動するととも
    に回転に伴って複数の検出パルスを発生するディスク駆
    動装置と、 ディスク駆動装置によって回転駆動されて回転する前記
    分析用ディスクの各読み取りエリアが読み取り位置を通
    過するたびに前記ピックアップが読み取ったデータを、
    マーカー検出手段が前記マーカーを検出してからの前記
    検出パルスの数に基づいて何れの読み取りエリアのデー
    タであるのかを判別してメモリに記録するデータ処理装
    置とを設けた分析装置。
  2. 【請求項2】前記ピックアップが前記マーカーを読み取
    り可能な位置にトラバースして前記マーカーを読み取る
    よう構成し、 前記データ処理装置を、前記ピックアップが前記マーカ
    ーを検出してから各読み取りエリアまでの前記検出パル
    スの数に基づいて何れの読み取りエリアのデータである
    のかを判別して前記分析用ディスクの各読み取りエリア
    が読み取り位置を通過するたびに前記ピックアップが読
    み取ったデータをメモリに記録するよう構成した請求項
    1記載の分析装置。
  3. 【請求項3】分析対象が配置された読み取りエリアに対
    して周方向の位置関係が既知のマーカーが記録された分
    析用ディスクであって、 前記マーカーを、光ディスクのトラックに形成されたピ
    ットもしくはグルーブもしくはランドもしくは印刷もし
    くはディスクの形状異型により形成した分析用ディス
    ク。
  4. 【請求項4】前記マーカーを、分析対象が配置された読
    み取りエリアとは異なる径の範囲に形成した請求項3記
    載の分析用ディスク。
  5. 【請求項5】セットされた分析用ディスクの回転駆動に
    伴って発生する検出パルスを、前記分析用ディスクを回
    転駆動するディスクモータから発生するFGパルス信号
    を使用した請求項1または請求項2に記載の分析装置。
JP2002130228A 2002-05-02 2002-05-02 分析装置とそれに使用する分析用ディスク Withdrawn JP2003322614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130228A JP2003322614A (ja) 2002-05-02 2002-05-02 分析装置とそれに使用する分析用ディスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130228A JP2003322614A (ja) 2002-05-02 2002-05-02 分析装置とそれに使用する分析用ディスク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003322614A true JP2003322614A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29543361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002130228A Withdrawn JP2003322614A (ja) 2002-05-02 2002-05-02 分析装置とそれに使用する分析用ディスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003322614A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226943A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分析装置およびそれに使用する分析ディスク

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226943A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分析装置およびそれに使用する分析ディスク
JP4710347B2 (ja) * 2005-02-21 2011-06-29 パナソニック株式会社 分析装置およびそれに使用する分析ディスク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020122364A1 (en) Disc drive system and methods for use with bio-discs
WO2006062603A2 (en) Method and apparatus for acquiring an index mark
JP2635610B2 (ja) ディスク装置
US7088650B1 (en) Methods and apparatus for optical disc data acquisition using physical synchronization markers
JP3127987B2 (ja) 光ディスク判別装置及び方法
JP4194787B2 (ja) 分析装置とそれに使用する分析用ディスク
JP4060546B2 (ja) 多層ディスクメモリ
US7564754B2 (en) Disk apparatus
WO2005104100A1 (ja) 光ディスク及び光ディスク記録再生装置
JP2003322614A (ja) 分析装置とそれに使用する分析用ディスク
US20050141379A1 (en) Optical disk apparatus, method for controlling the same, and recording medium
JPH05342638A (ja) 光ディスクの検査装置及びその検査方法
US20100002554A1 (en) Optical disk device and optical disk type determination method
JP3854075B2 (ja) 光ディスク駆動装置及び光ディスク装置
JP2005134379A (ja) 粒状物判別方法
JP4064271B2 (ja) 光ピックアップの検査装置および検査方法
TW200910339A (en) Writable address locating methods and optical recording apparatus utilizing the same
JPH076490A (ja) 光ディスク装置
JPH07296498A (ja) 光ディスク再生装置
JP2713999B2 (ja) ディスク装置
JP2005038514A (ja) 光ディスクの判別装置
JP2002251728A5 (ja)
JPH05298834A (ja) 光磁気ディスクの欠陥検査方法
JPS6257166A (ja) デイスク判別装置
JP2007220224A (ja) 光ディスク判別装置および光ディスク判別方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050406

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20061102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761