JP4568543B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、前面が開口し、かつ識別情報を変動及び停止表示可能なリールユニットが収容された筐体と、この筐体の前面側端にヒンジ手段により開閉可能に枢支される前扉と、前扉の前面に遊技に係わる情報を表示可能な表示ユニットとを備えた遊技機に関する。
スロットマシン等の遊技機において、筐体内に、遊技を制御する各種制御基板及び複数の識別情報を変動及び停止表示可能なリールユニットを収容するとともに、筐体の前面側端部にヒンジ手段により開閉可能に枢支される合成樹脂製の前扉に、リールユニットの識別情報を視認可能な識別情報表示窓、及び遊技を行うときに操作される操作部を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、前扉の上部を構成する上部ランプ板の前面に凹部を設け、この凹部に、遊技に係わる情報を表示可能な表示器を選択的に取り付け可能にしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−24358号公報 特開2000−140196号公報
上述のような遊技機における前扉は、識別情報表示窓が設けられる領域や操作部が設けられる領域等が全て合成樹脂製で一体成形される一体型前扉が一般的である。しかし、一体型前扉は、単体形状が大型であるため、樹脂成形設備が大掛かりになって、各部の寸法精度の低下、剛性不足等が発生する等して、品質の低下を招くおそれがある。また、遊技機のマイナーチェンジ等に伴って、前扉を部分的、例えば、ランプ、装飾体等の意匠を部分的に変更する場合であっても、新たな樹脂金型を用いて、前扉全体を成形し直す必要があるため、コストの上昇を招き、前扉を容易に変更できない問題がある。
また、複数種類(2種類)の表示器に対応させるため、前扉の上部を構成する上部ランプ板の凹部に、予め複数種類の表示器取付部を予め設けておく必要がある。しかし、遊技機のマイナーチェンジまたは機種変更等に伴って、予め定めた形態以外の表示器を用いる必要がある場合には、表示器を上部ランプ板の凹部に取り付けることができないため、上部ランプ板、ひいては前扉全体を新たな金型を用いて成型しなければならず、これについてもコストの上昇を招き、表示器を容易に変更できない問題を有する。
本発明は、従来の問題に鑑み、コストの上昇を最小限に抑えて、前扉の変更及び表示器の変更を可能にした遊技機を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
前面が開口し、かつ識別情報を変動及び停止表示可能なリールユニットが収容された筐体と、該筐体の前面側端にヒンジ手段により開閉可能に枢支される前扉と、該前扉の前面に遊技に係わる情報を表示可能な表示ユニットとを備えた遊技機において、前記前扉を、前記リールユニットの識別情報を視認可能な識別情報表示窓及び前記表示ユニットに表示される前記情報を視認可能な演出表示窓が設けられる上部扉と、遊技を行うときに操作される操作部が設けられる下部扉とに分割するとともに、前記上部扉と前記下部扉との後面に固定される連結手段により、前記上部扉と前記下部扉とを連結し、前記上部扉は、左右方向へ延出する下端部分にあって後方へ突出する中央下端部と、該中央下端部の前面にあって前方が開口する前向き開口凹部を有し、前記下部扉は、上端部に設けられ前記前扉の前記前向き開口凹部に前方から上下方向に係合可能な後ろ向き突板部を有し、前記連結手段は、前記上部扉及び前記下部扉における裏面の左右両側部にそれぞれ固定される上下方向を向く第1及び第2縦連結杆と、前記上部扉の下端部及び前記下部扉の上端部に沿って固定される横連結杆を含み、前記第1縦連結杆は、前記筐体に設けられる固定ヒンジ部に枢支されるヒンジ手段を有し、前記第2縦連結杆は、前記前扉の開閉時に前記筐体に対して係脱可能なロック機構を有し、前記横連結杆は、前記上部扉における前記中央下端部の後側から前記前向き開口凹部を上下から挟み込むように前記中央下端部の後側に嵌合した状態で前記上部扉及び前記下部扉にそれぞれ固定され、前記表示ユニットを、前記上部扉の後面に着脱手段により着脱自在に取り付ける。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
求項1記載の発明によると、例えば、遊技機のマイナーチェンジ等に伴って、前扉を部分的に変更する場合には、変更箇所に応じて上部扉または下部扉を交換することにより、前扉を変更することができる。これにより、前扉全体を交換することなく、前扉の部分的変更を可能にして、コストの低減を図ることができる。また、演出表示窓の大きさ等を変更する場合には、表示ユニットのみを変更することで対応可能であるため、上部扉を遊技機のマイナーチェンジに伴って変更する必要性がなく、異なる機種間での上部扉の共用が可能となり、コストの低減をより図ることができる。
さらには、上部扉と下部扉とを、第1、第2縦連結杆及び横連結杆により連結したことにより、前扉の剛性を高めることができ、品質向上を図ることができる。
図1は、本発明を適用した遊技機の正面図、図2は、前扉を開けた状態の遊技機の斜視図、図3は、前扉を外した状態の遊技機の正面図、図4は、斜め前方から見た前扉の分解斜視図、図5は、上部扉の後面図、図6は、斜め前方から見た上部扉の分解斜視図、図7は、下部パネル及び縁部材を外した状態の斜め前方から見た状態の上部扉の分解斜視図、図8は、斜め後方から見た前扉の分解斜視図である。なお、以下の説明では、図1及び図3における紙面手前を遊技機の前方とし、紙面奥を同じく後方とし、紙面左側を同じく左方とし、紙面右側を同じく右方とする。
図1及び図2に示すように、スロットマシン(パチスロ機を含む)である遊技機(1)は、正面(前面)が開口した正面視矩形の筐体(2)と、筐体(2)の前面左側端部に設けられる上下方向を向く上下1対の固定ヒンジ部をなすヒンジ軸(4)(4)により開閉可能に枢支される前扉(3)とを備える。1対のヒンジ軸(4)(4)は、筐体(2)における左側板(21)の内面にねじ(図示略)により固定される金属板製の縦杆(5)に、左側板(21)の前端より前方に突出するように設けられる。
筐体(2)内には、主に図3に示すように、外周面に複数種類の図柄、数字等で構成される識別情報が付記され、左右方向の軸まわりに回転可能に枢支された左、中、右3個の円筒状の回転リール(6a)を並設したリールユニット(6)と、遊技媒体であるメダル(コインを含む)を貯留及び払出可能なホッパーユニット(7)と、遊技を制御するための主制御基板(8)と、主制御基板(8)の制御に基づいて各種装置へ制御信号を出力可能な副制御基板(9)と、主制御基板(8)の制御に基づいて各回転リール(6a)を回転させるモータ(図示略)を駆動制御する回転リール制御基板(10)と、主制御基板(8)を介してリールユニット(6)、ホッパーユニット(7)、及びその他の電気的装置へ電力を供給可能な電源装置(11)が設けられている。
前扉(3)は、図4及び図8に示すように、上下に分割して成形された前扉(3)の上部を形成する上部扉(31)と下部を形成する下部扉(32)とを有し、この上部扉(31)と下部扉(32)とを、連結手段をなす上下方向を向く金属製の左右の第1、2縦連結杆(12)(13)及び左右方向を向く横連結杆(14)により上下に連結することにより形成される。
下部扉(32)の前面には、メダルが投入されるメダル投入部(39)、メダルの賭数を最大限(3枚)に設定するMAXベットスイッチボタン(40)、メダルの賭数を1枚に設定する1枚ベットスイッチボタン(41)、回転リール(6a)を回転させるときに操作されるスタートレバー(42)、各回転リール(6a)の回転を停止させるときに操作される3個のストップボタン(43)、クレジット状態(予めメダル投入部(39)に投入されたメダル数を電気的に記憶して貯留する状態)のメダルを精算するときに操作される精算スイッチボタン(44)が設けられている。
なお、MAXベットスイッチボタン(40)、1枚ベットスイッチボタン(41)、スタートレバー(42)及びストップボタン(43)は、少なくとも遊技を行うときに必要に応じて操作されるものであるので、これらの少なくとも一つは、遊技を行うときに操作される操作部と定義する。
下部扉(32)の後面側には、図2及び図8に示すように、メダル投入部(39)に投入されたメダルの真偽を検出可能なメダルセレクター(45)と、メダルセレクター(45)を通過した真のメダルのみをホッパーユニット(7)内に誘導可能なホッパー誘導路(46)と、メダルセレクター(45)により偽と判定されたメダルを下部扉(32)の前面下部に設けられたメダル受皿(32a)内に誘導可能な受皿誘導路(47)等が設けられている。
上部扉(31)のほぼ下半分には、リールユニット(6)の前面に対向する開口部(31a)(主に図7参照)が設けられている。開口部(31a)の左右幅(W1)は、図3に示すように、3個の回転リール(6a)の前面の左右幅(W2)より大となっている。開口部(31a)の左端部及び右端部には、後述の有効ライン表示ユニット(35)及び遊技情報表示ユニット(36)が取り付けられる。
上部扉(31)の前面上部には、透明なアクリル板により形成される上部パネル板(17)が嵌め込まれ、また、同じく前面下部には、開口部(31a)を前面から閉塞するように、透明なアクリル板により形成される下部パネル板(18)が縁部材(19)とともに嵌め込まれている。また、上部扉(31)の前面上部には、遊技の演出効果を高めるためのトップランプ(15)が設けられている。
上部パネル板(17)には、後述の識別情報表示窓(18a)の上方にあって、上部扉(31)の後面側に後述のように取り付けられる表示ユニットをなす液晶表示ユニット(34)の液晶表示器(82)に表示される各種遊技情報、演出画像及び待ち受け画面等の遊技に係わる情報を視認可能な正面視矩形の透明な演出表示窓(17a)が設けられている。
下部パネル板(18)には、各回転リール(6a)の識別情報を3こまずつ視認可能な正面視矩形の透明な識別情報表示窓(18a)と、識別情報表示窓(18a)の左側に配置される5個の透光性の有効ライン表示窓(18b)と、識別情報表示窓(18a)の右側に配置される上下方向3個の透光性の遊技情報表示窓(18c)とが設けられている。さらに、識別情報表示窓(18a)の下方には、左側から透光性の3個の遊技メダル投入枚数表示窓(18d)、遊技メダル払出枚数表示窓(18e)、中部表示窓(18f)、遊技メダル貯留枚数表示窓(18g)、スタート表示窓(18h)、投入可能表示窓(18i)、リプレイ表示窓(18j)が設けられている。
なお、上部パネル板(17)及び下部パネル板(18)における各表示窓(17a)(18a)〜(18j)を除く領域面は、彩色、模様等が施され、不透明となっている。
各有効ライン表示窓(18b)は、遊技情報、例えば、遊技者が遊技に賭けたメダルの賭数に応じた有効ライン(上段、中段、下段の3本の水平線と2本の対角線)を、有効ライン表示窓(18b)の後方位置に取り付けられる有効ライン表示ユニット(35)の発光ダイオード(62)の点灯により表示させるものである。各有効ライン表示窓(18b)の表面には、賭数を示す数字、例えば、「1」「2」「3」が表示されている。1枚賭の場合には、上から3段目の有効ライン表示窓(18b)が点灯され、2枚賭の場合には、上から2,3及び4段目の有効ライン表示窓(18b)が点灯され、また、最大限の3枚賭の場合には、1〜5段目の全ての有効ライン表示窓(18b)が点灯されることにより、それぞれの賭数に応じた有効ラインが表示される。
遊技情報表示窓(18c)は、遊技情報、例えば、有効ライン上に「7」が3つ揃って停止した場合、その後、高い確率で小役入賞する遊技を最大30ゲーム(ボーナスゲーム)行なうことが可能なビッグボーナスの当選を告知する情報や、ビッグボーナス当選かそれ以外の当選であるかの情報等を、遊技情報表示窓(18c)の後方位置に取り付けられる遊技情報表示ユニット(36)の発光ダイオード(65)の点灯により表示させるものである。
遊技メダル投入枚数表示窓(18d)には、遊技者がメダル投入部(39)に投入した1枚から3枚までのメダルの投入数が、後述の発光ダイオード(70)の点灯により表示される。
遊技メダル払出枚数表示窓(18e)には、入賞したときのメダルの払出枚数が、後述の7セグメント発光ダイオード(74)により表示される。
遊技メダル貯留枚数表示窓(18g)には、現時点のクレジット数が後述の7セグメント発光ダイオード(76)により表示される。遊技機(1)は、最大、メダル50枚分の価値をクレジットとしてメモリーに記憶可能である。なお、記憶されたクレジット数が制限数に達した場合には、その後に投入されたメダルは、メダル受皿(32a)に戻されるようになっている。また、クレジット数の記憶の上限を超える入賞がある場合には、その上限を超えるメダルはメダル受皿(32a)に払い出される。
スタート表示窓(18h)は、遊技開始可能な状態となった場合に、スタート表示窓(18h)の後方位置に設けられる後述の発光ダイオード(71)の点灯によって、その旨を遊技者に報知するものである。
投入可能表示窓(18i)は、メダルをメダル投入部(39)に投入可能な状態である場合に、投入可能表示窓(18i)の後方位置に設けられる後述の発光ダイオード(72)の点灯によって、その旨を遊技者に報知するものである。
リプレイ表示窓(18j)は、遊技結果がリプレイ(予め定められた所定の識別情報が揃った場合、遊技者は、次の遊技をクレジットが消費されることなく、遊技を行うことができる状態)となった場合に、リプレイ表示窓(18j)の後方位置に設けられる後述の発光ダイオード(73)の点灯によって、その旨を遊技者に報知するためのものである。
上部扉(31)の後面、具体的には開口部(31a)の下縁部には、後方へ突出するほぼ水平方向のフランジ部(31b)が左右方向に沿って設けられている。
有効ライン表示窓(18b)及び遊技情報表示窓(18c)の下方に対応するフランジ部(31b)の左端部及び右端部には、主に図12に示すように、有効ライン表示ユニット(35)及び遊技情報表示ユニット(36)の各ランプハウジング(60)(63)の両側面がそれぞれ左右方向にがた付かないように左右方向に嵌合可能な後ろ向き開口の係合凹部(31c)(31c)が設けられている。また、上部扉(31)の後面における各係合凹部(31c)(31c)のそれぞれの下方には、後方へ向けて突出し、かつ後端部上面に鈎状の爪部(31d)を有する上下方向に弾性変形可能な舌片(31e)(31e)(図14及び図17参照)が設けられている。
上部扉(31)の後面側には、主に図5に示すように、各回転リール(6a)の外周面を照射可能な横長の光源(33)と、演出表示窓(17a)に遊技に係わる情報を表示可能な液晶表示ユニット(34)と、メダルの賭数に応じた有効ライン表示窓(18b)を照射し、そのときの有効ラインを有効ライン表示窓(18b)に表示させる有効ライン表示ユニット(35)と、遊技情報表示窓(18c)の後面を照射し、そのときの遊技状態を遊技情報表示窓(18c)に表示させる遊技情報表示ユニット(36)と、遊技メダル投入枚数表示窓(18d)、遊技メダル払出枚数表示窓(18e)、中部表示窓(18f)、遊技メダル貯留枚数表示窓(18g)、スタート表示窓(18h)、投入可能表示窓(18i)、リプレイ表示窓(18j)のそれぞれに、その旨を表示させる前述の発光ダイオード(70)〜(74)及び7セグメント発光ダイオード(74)〜(76)を実装した中部基板(37)と、左右のスピーカ(38)とが設けられている。
遊技機(1)における遊技は、メダル投入部(39)に投入された1枚から3枚のメダルを直接、遊技機(1)内部に取り込ませてゲームに投資するか、または、予め投入されたメダル数を電気的に記憶して貯留するクレジット状態として、1枚ベットスイッチボタン(41)またはMAXベットスイッチボタン(40)を操作することにより、メダルをゲームに投資し、スタートレバー(42)を操作することによってゲームが開始される。
メダル投入部(39)に投入されたメダルは、メダル投入部(39)の直下に配置されたメダルセレクター(45)に送出されて、メダルの真偽及び投入が検知された後、メダルセレクター(45)の下方に配置されたホッパユニット(6)に送出される。
メダルが遊技機(1)の内部に取り込まれた後、スタートレバー(42)を操作すると、3個の回転リール(6a)が一斉に回転して、ゲームが開始される。所定時間が経過した後、各回転リール(6a)に対応する各ストップスイッチボタン(43)を順次操作して、各回転リール(6a)の回転を個別に停止させることによって、有効ライン上に並ぶ識別情報の組み合わせにより、入賞の有無、及び賞の大小に応じたメダルの配当枚数が決定される。入賞の場合には、メダルが、ホッパユニット(6)から、配当枚数分だけ、払出口からメダル受皿(32a)に払い出される。
また、入賞のうち大当り(ビッグボーナス)となった場合には、液晶表示ユニット(34)の液晶表示器(82)により演出表示窓(17a)に大当りに関する遊技情報を表示させる等して演出効果を高めるとともに、予め定めたボーナスゲームに移行し、遊技者は短時間に大量のメダルを得ることができる。なお、液晶表示器(82)は、大当りに関する遊技情報以外の情報も表示可能である。
有効ライン表示ユニット(35)は、主に図12に示すように、上部扉(31)の後面左部に後方から着脱可能に固定される合成樹脂製のランプハウジング(60)と、ランプハウジング(60)の後部にねじ(66)により固定されるとともに、前面に対応する有効ライン表示窓(18b)の後面を照射可能な光源をなす複数の発光ダイオード(62)が実装された基板(61)とを有する。
ランプハウジング(60)は、上壁(60a)、底壁(60b)、及び左右の側壁(60c)(60d)を有する前後面が開口する矩形枠状をなすとともに、左右の側壁(60c)(60d)間に架設された5枚の仕切板(60g)により、各有効ライン表示窓(31c)に対応するように縦に6段に仕切られている。なお、本実施形態においては、ハウジング(60)は、縦に6段に仕切られて、有効ライン表示窓(18b)の数より1段多くなっているが、一番下の区画室は、予備のためにある。
ランプハウジング(60)における両側壁(60c)(60d)の前面下部には、両側壁(60c)(60d)を上部扉(31)における有効ライン表示窓(18b)の下方位置に設けられた左の係合凹部(31c)に対して左右方向に係合させた状態で、フランジ部(31b)に対して上下方向に係合し得るように、前向き開口の係合溝(60e)が設けられている(図14参照)。また、底壁(60b)の後端には、図14及び図17に示すように、上部扉(31)の後面に設けられた舌片(31e)の爪部(31d)に対して、左右方向及び後方に係合可能な凹部(60f)が設けられている。
有効ライン表示ユニット(35)は、次のようにして、上部扉(31)に対して取り付けられる。ランプハウジング(60)の両側壁(60c)(60d)の外側面を、有効ライン表示窓(18b)の下方位置に設けられた左の係合凹部(31c)に嵌合して、左右方向に位置決めするとともに、ランプハウジング(60)の底壁(60b)の下面を舌片(31e)に載せた状態で、ランプハウジング(60)を前方に押し込む。これにより、図14及び図17に示すように、ランプハウジング(60)の係合溝(60e)が、上部扉(31)のフランジ部(31b)に対して上下方向に係合するとともに、舌片(31e)の爪部(31d)が、ランプハウジング(60)の凹部(60f)の後端に係合して、ランプハウジング(60)の下部は、左右方向、上下方向及び前後方向に位置決めされる。この状態で、ねじ(67)をもって、ランプハウジング(60)の上部を上部扉(31)の後面に締結することにより、有効ライン表示ユニット(35)は、上部扉(31)に確実に固定される。
また、有効ライン表示ユニット(35)を上部扉(31)から取り外す場合には、ねじ(67)を外した後、舌片(31e)を下方へ撓せて、爪部(31d)を凹部(60f)の後端から離脱させて、ランプハウジング(60)を後方へ引き抜く。
有効ライン表示ユニット(35)は、メダルの賭数が1枚の場合には、上から3段目の発光ダイオード(62)、同じく2枚の場合には、上から2、3及び及び4段目の発光ダイオード(62),同じく3枚の場合には、全ての発光ダイオード(62)をそれぞれ点灯させることにより、メダルの賭数に応じた有効ラインを有効ライン表示窓(18b)に表示させる。
遊技情報表示ユニット(36)は、図12に示すように、上部扉(31)の後面右部に後方から着脱可能に固定される合成樹脂製のランプハウジング(63)と、ランプハウジング(63)の後部にねじ(68)により固定されるとともに、前面に対応する遊技案内表示窓(18c)の後面を照射可能な光源をなす発光ダイオード(65)が実装された基板(64)とを有する。
ランプハウジング(63)は、有効ライン表示ユニット(35)のランプハウジング(60)の外形と左右対象形をなし、上壁(63a)、底壁(63b)、及び左右の側壁(63c)(63d)を有する前後面が開口する矩形枠状をなすとともに、左右の側壁(63c)(63d)間に架設された2枚の仕切板(63g)により、各有効ライン表示窓(31c)に対応するように縦に3段に仕切られている。また、両側壁(63c)(63d)の前面下部には、両側壁(63c)(63d)を上部扉に(31)における遊技情報表示窓(18c)の下方位置に設けられた右の係合凹部(31c)に係合させた状態で、フランジ部(31b)に対して上下方向に係合し得るように、前向き開口の係合溝(63e)が設けられている。さらには、底壁(63b)の後端には、右の係合凹部(31c)の下方位置に設けられた舌片(31e)の爪部(31d)に対して、左右方向及び後方に係合可能な凹部(63f)が設けられている。これにより、遊技情報表示ユニット(36)は、有効ライン表示ユニット(35)と同様な方法で、上部扉(31)の後面右部に位置決めされて、ねじ(69)により着脱可能に固定される。
上述のように、左右の表示ユニット(35)(36)を、各表示窓(18b)(18c)に対応するように分離するとともに、各表示ユニット(35)(36)を上部扉(31)に対してそれぞれ着脱可能に取り付けたことにより、例えば、遊技機(1)のマイナーチェンジ等に伴って、左右いずれか一方の表示窓の数、大きさを変更する場合には、変更の対象となる表示窓に対応する表示ユニットのみを交換することにより対応可能であり、コストの上昇を最小限に抑えることができる。
また、上部扉(31)の後面に、後方へ突出するほぼ水平方向のフランジ部(31b)を左右方向に沿って設けるとともに、フランジ部(31b)に、左右の表示窓(18b)(18c)のそれぞれの下方に位置し、かつ左右のランプハウジング(60)(63)の両側壁(60c)(60d)(63c)(63d)がそれぞれ嵌合可能な後ろ向き開口の左右の係合凹部(31c)(31c)を設け、左右のランプハウジング(60)(63)のそれぞれの両側壁(60c)(60d)(63c)(63d)に、フランジ部(31b)に対して上下方向に係合可能な前向き開口の係合溝(63e)を設けたことにより、各ランプハウジング(60)(63)を左右方向及び上下方向に位置決めすることができ、各表示ユニット(35)(36)を正確な位置に確実に取り付けることができる。
さらには、上部扉(31)の後面における左右の係合凹部(31c)(31c)の下方に、後端部にランプハウジング(60)(63)の底壁(60b)(63b)の後端に対して係合可能な上向き爪部(31d)を有する後ろ向き舌片(31e)を設けるとともに、ランプハウジング(60)(63)の上部をねじ(67)(69)により上部扉(31)の後面に固定したことにより、ランプハウジング(60)(63)を、上部扉(31)に対して簡単かつ確実に固定することができる。
次に、液晶表示ユニット(34)について詳細に説明する。液晶表示ユニット(34)は、主に図9〜図11に示すように、上扉部(31)の後面上部、具体的には上扉部(31)の後面に設けられた後方を向く円筒状の突出部(31i)(図10参照)に、前方を向く4個のスナップピン(80)により着脱自在に取り付けられるベース部材(81)と、予めベース部材(81)に着脱自在に取り付けられる液晶表示器(82)及び基板取付部材(83)と、予め基板取付部材(83)に取り付けられる中継基板(84)と、冷陰極管インバータ電源基板(85)と、冷陰極管インバータ電源基板(85)を覆う基板用カバー(86)とを含んで構成される。
なお、中継基板(84)、冷陰極管インバータ電源基板(85)、基板取付部材(83)及び基板用カバー(86)は、必ずしも液晶表示ユニット(34)に含ませる必要はなく、必要に応じて液晶表示ユニット(34)と別々に上部扉(31)の後面に取り付けるようにしても良い。
ベース部材(81)は、白色の合成樹脂材で形成されるとともに、上部パネル板(17)に対向するように上部扉(31)の後面に着脱可能に取り付けられる。
ベース部材(81)の中央部には、上部パネル板(17)の演出表示窓(17a)に対向する矩形の開口部(81a)が穿設された枠状の収容部(81b)が設けられている。また、収容部(81b)の左右両側(側方)の前面には、図15に示すように、上部パネル板(17)の後面に所定の間隔を隔てて対向し、後述のように光源(33)の光を上部パネル板(17)の後面へ向けて反射可能な平坦な反射面(81c)が設けられている。反射面(81c)により反射された光源(33)の光は、上部パネル板(17)の後面における演出表示窓(17a)の左右両側を照射し、上部パネル板(17)の表面を効率よく光らせ、演出効果を高める。
ベース部材(81)における収容部(81b)の領域外及び基板取付部材(83)が取り付けられる領域外である上部及び左右端部には、前後方向へ貫通し、上扉部(31)の突出部(31i)に対応する4個の取付孔(81d)が設けられ、各取付孔(81d)内には軸状のスナップピン(80)が予め嵌合されている。
ベース部材(81)の取付孔(81d)は、上扉部(31)の後面側に設けられた突出部(31i)の外周面に嵌合可能であって、ベース部材(81)の上扉部(31)に対する位置決めを行なうことが可能である。
スナップピン(80)は、図22に示すように、合成樹脂製のグロメット(80a)に挿入した状態で、グロメット(80a)と共にベース部材(81)の取付孔(81d)及び上扉部(31)の後面の突出部(31i)に設けられた被取付孔(31j)に嵌合させることにより、ベース部材(81)を含む液晶表示ユニット(34)を、上扉部(31)の後面に着脱自在に固定することができる。さらに詳細に説明すると、グロメット(80a)は、筒状に形成され、ベース部材(81)における取付孔(81d)の周囲に当接可能な鍔部(80b)と、径方向へ弾性変形し得るようにスリットが設けられた筒状の挿入部(80c)とを有している。スナップピン(80)の軸部(80d)を、想像線で示すように、グロメット(80a)の挿入部(80c)に浅く挿入した状態で、挿入部(80c)を、ベース部材(81)の取付孔(81d)及び上扉部(31)の被取付孔(31j)に嵌合し、続いて、スナップピン(80)を実線で示す位置まで深く押し込むと、スナップピン(80)の軸部(80d)により、グロメット(80a)の挿入部(80c)が内側から押圧されて外側に広がり、挿入部(80c)の外径が被取付孔(31j)の内径より大きい拡径状態となって、被取付孔(31j)の外周に係合して抜止め固定される。また、グロメット(80a)に挿入されたスナップピン(80)を、摘み部(80e)を摘んで想像線で示す位置まで引き抜くと、拡径状態の挿入部(80c)が被取付孔(31j)の内径より小さい縮径状態となって、スナップピン(80)及びグロメット(80a)を被取付孔(31j)から引き抜き可能となる。
なお、着脱手段をなすスナップピン(80)は、本実施形態のみに限定されるものでなく、上扉部(31)の被取付孔(31j)に対して着脱可能な形状であれば如何なるものでも良い。また、着脱手段を、スナップピン(80)に代えて、被取付孔(31j)に対して着脱可能なねじとしても良い。この場合には、被取付孔(31j)にねじが螺合可能な雌ねじ部を形成される。
液晶表示器(82)は、副制御基板(9)の制御信号に基づいて遊技に係わる情報を表示可能であるとともに、複数のねじ(87)(図11参照)をもって、後方からベース部材(81)の収容部(81b)、すなわち後面に着脱自在に固定される。これにより、ベース部材(81)を上扉部(31)の後面に固定することにより、図16に示すように、液晶表示器(82)の画面に表示される遊技情報は、ベース部材(81)の開口部(81a)を通して、上扉部(31)の演出表示窓(17a)に表示可能となる。
液晶表示器(82)の後面側には、副制御基板(9)の制御信号に基づいて、液晶表示器(82)へ画像信号を出力可能な液晶表示基板(88)(図16参照)と、液晶表示基板(88)を覆うカバー(89)とが取り付けられている。
中継基板(84)は、主に図5に示すように、基板取付部材(83)の後面にねじ(90)により着脱自在に固定されるとともに、その後面には、副制御基板(9)とハーネス(図示略)により電気的に接続され、副制御基板(9)から出力される制御信号を入力可能な入力用コネクタ(84a)と、入力した制御信号を液晶表示基板(88)、有効ライン表示ユニット(35)、遊技情報表示ユニット(36)、中部基板(37)及び冷陰極管インバータ電源基板(85)へ出力可能な複数の出力用コネクタ(84b)が実装されている。
これにより、副制御基板(9)と、液晶表示器(82)及び上部扉(31)に設けられる光源(有効ライン表示ユニット(35)の光源(62)、遊技情報表示ユニット(36)の光源(65)、中部基板(37)の光源(70)〜(76)、光源(33))とを、中継基板(84)を介して接続することができ、遊技機(1)内の配線を簡素化することができる。なお、出力用コネクタ(84b)の符号は、図面簡素化のため主要なもののみに付与し、他のものについては省略する。
なお、副制御基板(9)から出力される制御信号のうち液晶表示器(82)に出力される制御信号は、液晶表示基板(88)を介して画像信号に変換されて液晶表示器(82)に出力される。また、光源(33)に出力される制御信号は、冷陰極管インバータ電源基板(85)を介して変換されて光源(33)に出力される。
基板取付部材(83)は、液晶表示器(82)をベース部材(81)の収容部(81b)に取り付けた後、液晶表示器(82)の後方から、ベース部材(81)の後面に設けられた左右の後ろ向き爪部(81e)とベース部材(81)の下縁との間に弾性係合させることにより、ベース部材(81)の後面側に固定される。
冷陰極管インバータ電源基板(85)は、基板取付部材(83)の後面右部に固定されるとともに、光源(33)のコネクタ(33a)にハーネス(図示略)により接続され、副制御基板(9)の制御信号を変換して、光源(33)を点灯及び消灯させる。
上述のように、液晶表示器(82)をベース部材(81)に予め組み付けた液晶表示ユニット(34)を形成し、この液晶表示ユニット(34)におけるベース部材(81)の取付孔(81d)を上扉部(31)の突出部(31i)に嵌合させるとともに、取付孔(81d)に予め嵌合されたスナップピン(80)を突出部(31i)に設けられた被取付孔(31j)に挿入することにより、液晶表示ユニット(34)は、上扉部(31)の後面に着脱自在に取り付けられる。
これにより、遊技機(1)のマイナーチェンジ等に伴って、液晶表示器(82)の変更が生じても、ベース部材(81)を変更することで、複数種類の液晶表示器(82)を上部扉(31)に対して取付け可能であるため、上部扉(31)を遊技機(1)のマイナーチェンジ等に伴って変更する必要性がなく、異なる機種間での上部扉(31)の共用が可能となり、コストの低減を図ることができる。また、上部扉(31)に液晶表示器(82)を取り付ける前に、予め液晶表示器(82)を含む液晶表示ユニット(34)を形成し、かつベース部材(81)の取付孔(81d)に予め嵌合されたスナップピン(80)を、被取付孔(31j)に挿入するだけで、液晶表示ユニット(34)を上扉部(31)の後面に簡単に取り付けることができ、取付け作業の効率化を図ることができる。
また、液晶表示ユニット(34)を上扉部(31)の後面に取り付ける場合、ベース部材(81)の取付孔(81d)に、上扉部(31)の後面に設けられた突出部(31i)を嵌合させることにより、ベース部材(81)の上扉部(31)の後面に対する位置決め及び取付強度の向上が図られる。
さらには、ベース部材(81)の取付孔(81d)を、液晶表示器(82)が取り付けられる収容部(81b)及び基板取付用部材(83)が取り付けられる領域外に設けたことにより、取付孔(81d)がベース部材(81)に取り付けられた液晶表示器(82)及び基板取付用部材(83)によって遮られることがないので、液晶表示器(82)等をベース部材(81)に取り付けた状態で、取付孔(81d)に予め嵌合されたスナップピン(80)を、上扉部(31)の被取付孔(31j)に着脱させることができ、液晶表示ユニット(34)を上部扉(31)の後面に簡単に着脱することができる。
液晶表示器(82)を、ベース部材(81)に設けた収容部(81b)に着脱自在に取り付けたことにより、例えば修理等で、液晶表示器(82)を上部扉(31)から取り外す必要が生じた場合、ベース部材(81)を上部扉(31)の後面に取り付けた状態で、液晶表示器(82)を上部扉(31)から取り外すことができ、液晶表示器(82)の交換作業等を効率良く行うことができる。
光源(33)、具体的には横長の冷陰極管は、遊技時に、上方から各回転リール(6a)の識別情報を含む外周面を照射するとともに、下方から上部パネル板(17)の裏面を照射し、主に図15及び図16に示すように、液晶表示ユニット(34)の近傍で、かつベース部材(81)の前方斜め下方、すなわち上扉部(31)の後面における識別情報表示窓(18a)と演出表示窓(17a)との間にねじ(91)(図10参照)により固定される横長の光源カバー(92)の後側に取り付けられる。
図15に示すように、上部パネル板(17)の後面を照射する光源(33)の光(L)は、光源カバー(92)の左右両側に設けられた切欠部(92a)を通過し、ベース部材(81)の反射面(81c)により反射されて、上部パネル板(17)の後面における演出表示窓(17a)の左右両側を照射する。これにより、1個の光源(33)により、各回転リール(6a)の外周面及び上部パネル板(17)の後面を効果的に照射することができる。特に、上部パネル板(17)の後面を照射する光は、反射面(81c)により反射されるものであるので、上部パネル板(17)の後面を効果的に照射して、演出表示窓(17a)の両側を特に際立たせ、演出効果をより高めることができる。
次に、前扉(3)を形成する上部扉(31)及び下部扉(32)について説明する。
上部扉(31)は、前扉(3)の上半分を形成するもので、合成樹脂製で成形されるとともに、特に図12、15及び図18から理解できるように、上部扉(31)の下端から下方へ突出し、かつ左右方向へ延出された先端部分には、後方へ突出する中央下端部(31f)が左右方向へ延設され、中央下端部(31f)の前面には、前向き開口の凹部(31g)(図18参照)が設けられ、また、左右の下端には、平面視ほぼV字状に下方へ突出する下向き突部(31h)がそれぞれ設けられている。
下部扉(32)は、前扉(3)の下半分を形成するもので、合成樹脂製で成形されるとともに、上端部には、上部扉(31)と下部扉(32)との連結状態において、図18に示すように、上部扉(31)の凹部(31g)に前方から上下方向に係合可能な後ろ向き突板部(32b)が、また、左右の上端には、上部扉(31)の下向き突部(31h)に対して、図19及び図21に示すように、左右方向に係合可能な嵌合溝(32c)が、それぞれ設けられている。
なお、本発明に係わる、上下方向に係合可能な上下係合手段は、上部扉(31)に設けられた前向き開口の凹部(31g)と下部扉(32)に設けられた後ろ向き突板部(32b)とに形成され、また、左右方向に係合可能な左右係合手段は、上部扉(31)に設けられた下向き突部(31h)と下部扉(32)に設けられた嵌合溝(32c)とにより形成される。
上部扉(31)と下部扉(32)とを連結する場合には、第1、2縦連結杆(12)(13)及び横連結杆(14)を固定する前に、予め上部扉(31)に設けた凹部(31g)を下部扉(32)に設けた突板部(32b)に上下方向に係合させ、また、上部扉(31)に設けた下向き突部(31h)を下部扉(32)に設けた嵌合溝(32c)に左右方向に係合させる。これにより、上部扉(31)と下部扉(32)との位置合わせ、及び連結を確実に行うことができる。
第1縦連結杆(12)は、強度的に優れた金属板を折曲して成形されるとともに、前方を向く多数のねじ(51)をもって、上部扉(31)及び下部扉(32)の裏面側の正面視左端部に固定されることにより、上部扉(31)と下部扉(32)の左側を連結する。
第1縦連結杆(12)の基部(12a)には、主に図23に示すように、前後方向へ貫通し、かつヒンジ軸(4)に対応する上下2個の開口部(12b)が穿設され、また、基部(12a)の前面には、開口部(12b)の前方に配置されるヒンジ手段をなす軸受部材(52)が溶接等により固着されている。各軸受部材(52)の上片(52a)には、各ヒンジ軸(4)がそれぞれ枢嵌される軸孔(52b)が穿設されている。
上部扉(31)と下部扉(32)とを上下に連結して形成される前扉(3)は、主に図23に示すように、筐体(2)側に設けられたヒンジ軸(4)を、開口部(12b)を通過させて、軸受部材(52)の軸孔(52b)に枢嵌させることにより、筐体(2)の前面に開閉可能に枢支される。
第2縦連結杆(13)は、強度的に優れた金属板をコ字状に折曲して成形されるとともに、前方を向く多数のねじ(53)をもって、上部扉(31)及び下部扉(32)の裏面側の正面視右端部に固定されることにより、上部扉(31)と下部扉(32)の右側部を連結する。
第2連結杆(13)には、主に図8に示すように、後方を向く内側の側片(13a)に左右方向を向くシャフト(図示略)により枢支され、かつ筐体(2)の右側板(22)の内側面に設けられた係合部(図示略)に対して係脱可能な上下のフックレバー(54)と、基片(13b)に取り付けられ、かつ各フックレバー(54)を解除操作するためのキーシリンダ(55)とを含むロック機構が設けられている。
キーシリンダ(55)は、下部扉(32)の右部に設けられた挿入孔(32d)に挿入されることにより、鍵孔が下部扉(32)の前面に露出するように取り付けられる。各フックレバー(54)は、キーシリンダ(55)の解除操作に同期して、筐体(2)の係合部から離脱作動するように、上下方向を向く上下の連結杆(56)を介して、キーシリンダ(55)に連結されている。
前扉(3)は、上下のフックレバー(54)が筐体(2)の係合部に係合することにより閉止状態に拘束され、また、係合部から離脱することにより開放状態となる。
横連結杆(14)は、強度的に優れた金属板を折曲して成形されるとともに、前方を向く多数のねじ(57)をもって、上部扉(31)の下端部及び下部扉(32)の上端部に沿って固定される。詳しくは、主に図18に示すように、横連結杆(14)は、
上部扉(31)における中央下端部(31f)の後側から前向き開口の凹部(31g)を上下方向から挟み込むように、上部扉(31)の中央下端部(31f)の後側に嵌合させた状態で、上部扉(31)の下部と下部扉(32)の上部とに固定される。これにより、中央下端部(31f)が、横連結杆(14)により補強されるため、下部扉(32)の突板部(32b)と上部扉(31)の凹部(31g)との上下方向の係合を強固なものとし、上部扉(31)の下端部と下部扉(32)の上端部とを強固に連結することができる。
なお、ねじ(51)(53)(57)の符号は、図面簡素化のため、一部のねじに付与し、他のねじについては省略する。
また、本実施形態において、遊技機(1)を遊技媒体がメダルであるスロットマシン(パチスロを含む)として説明したが、本発明は、これに特定されるものでなく、遊技機(1)を遊技媒体がパチンコ玉であるパチンコ機またはスロットマシンとしても良い。
上述のように、本実施形態においては、前扉(3)を、各表示窓(17a)(18a)〜(18j)が設けられる上部扉(31)と、各種操作部(40)〜(43)が設けられる下部扉(32)とに上下に分割して成形したことにより、例えば、遊技機(1)のマイナーチェンジ等により、前扉(3)の上半分を部分的に変更する場合には上部扉(31)のみを交換し、また前扉(3)の下半分を部分的に変更する場合には下部扉(32)のみを交換することにより、前扉(3)全体を交換することなく、前扉(3)を変更することができる。これにより、前扉(3)の部分的変更を容易に行うことができ、コストの低減を図ることができる。
また、上部扉(31)と下部扉(32)とを第1、2縦連結杆(12)(13)により上下に連結して前扉(3)を形成したことにより、前扉(3)の剛性を向上させることができ、遊技機(1)の品質向上を図ることができる。さらに、横連結杆(14)を、上部扉(31)の下端部と下部扉(32)の上端部とに沿って固定したことにより、前扉(3)の剛性をより向上させることができる。
さらには、ヒンジ手段をなす軸受部材(52)を第1縦連結杆(12)に設け、ロック機構(54)(55)を、第2縦連結杆(13)に設けたことにより、上部扉(31)及び下部扉(32)に軸受部材(52),ロック機構(54)(55)を取り付けるための加工を施す必要がない。これにより、上部扉(31)及び下部扉(32)を形状を簡単にすることができ、コストの低減を図ることができる。
本発明を適用した遊技機の正面図である。 前扉を開けた状態の遊技機の斜視図である。 前扉を外した状態の遊技機の正面図である。 斜め前方から見た前扉の分解斜視図である。 上部扉の後面図である。 斜め前方から見た上部扉の分解斜視図である。 下部パネル及び縁部材を外した状態の斜め前方から見た上部扉の分解斜視図である。 斜め後方から見た前扉の分解斜視図である。 斜め前方から見た上部扉と表示ユニットの斜視図である。 斜め後方から見た上部扉の分解斜視図である。 斜め後方から見た表示ユニットの分解斜視図である。 斜め後方から見た上部扉の分解斜視図である。 斜め前方から見た表示ユニット及び回転リールの拡大斜視図である。 斜め後方から見た要部の拡大斜視図である。 図1におけるVX−VX線に沿う拡大縦断面図である。 図5におけるVIX−VIX線に沿う拡大縦断面図である。 図1におけるXVII−XVIIX線に沿う拡大縦断面図である。 図1におけるXVIII−XVIII線に沿う拡大縦断面図である。 図1におけるXIX−XIX線に沿う要部の拡大横断面図である。 図1におけるXX−XX線に沿う拡大横断面図である。 図2におけるXXI−XXI線に沿う拡大縦断面図である。 図5におけるXXII−XXII線に沿う拡大縦断面図である。 要部の拡大分解斜視図である。
符号の説明
(1)遊技機
(2)筐体
(3)前扉
(4)ヒンジ軸(固定ヒンジ部)
(5)縦杆
(6)リールユニット
(6a)回転リール
(7)ホッパーユニット
(8)主制御基板
(9)副制御基板
(10)回転リール制御基板
(11)電源装置
(12)第1縦連結杆(連結手段)
(12a)基部
(12b)開口部
(13)第2縦連結杆(連結手段)
(13a)側片
(13b)基片
(14)横連結杆(連結手段)
(15)トップランプ
(17)上部パネル板
(17a)演出表示窓
(18)下部パネル板
(18a)識別情報表示窓
(18b)有効ライン表示窓
(18c)遊技情報表示窓
(18d)遊技メダル投入枚数表示窓
(18e)遊技メダル払出枚数表示窓
(18f)中部表示窓
(18g)遊技メダル貯留枚数表示窓
(18h)スタート表示窓
(18i)投入可能表示窓
(18j)リプレイ表示窓
(19)縁部材
(21)左側板
(22)右側板
(31)上部扉(前扉)
(31a)開口部
(31b)フランジ部
(31c)係合凹部
(31d)爪部
(31e)舌片
(31f)中央下端部
(31g)凹部(上下係合手段)
(31h)下向き突部(左右係合手段)
(31i)突出部
(31j)被取付孔
(32)下部扉(前扉)
(32a)メダル受皿
(32b)突板部(上下係合手段)
(32c)嵌合溝(左右係合手段)
(32d)挿入孔
(33)光源
(33a)コネクタ
(34)液晶表示ユニット(表示ユニット)
(35)有効ライン表示ユニット
(36)遊技情報表示ユニット
(37)中部基板
(38)スピーカ
(39)メダル投入部
(40)MAXベットスイッチボタン(操作部)
(41)1枚ベットスイッチボタン(操作部)
(42)スタートレバー(操作部)
(43)ストップボタン(操作部)
(44)精算ボタン
(45)メダルセレクター
(46)ホッパー誘導路
(47)受皿誘導路
(51)ねじ
(52)軸受部材(ヒンジ手段)
(52a)上片
(52b)軸孔
(53)ねじ
(54)フックレバー(ロック機構)
(55)キーシリンダ(ロック機構)
(56)連結杆
(57)ねじ
(60)ランプハウジング
(60a)上壁
(60b)底壁
(60c)(60d)側壁
(60e)係合溝
(60f)凹部
(60g)仕切板
(61)基板
(62)発光ダイオード(光源)
(63)ランプハウジング
(63a)上壁
(63b)底壁
(63c)(63d)側壁
(63e)係合溝
(63f)凹部
(63g)仕切板
(64)基板
(65)発光ダイオード(光源)
(66)(68)ねじ
(67)(69)ねじ
(70)〜(73)発光ダイオード(光源)
(74)〜(76)7セグメント発光ダイオード(光源)
(80)スナップピン(着脱手段)
(80a)グロメット
(80b)鍔部
(80c)挿入部
(80d)軸部
(80e)摘み部
(81)ベース部材
(81a)開口部
(81b)収容部
(81c)反射面
(81d)取付孔
(81e)爪部
(82)液晶表示器(表示器)
(83)基板取付部材
(84)中継基板
(84a)入力用コネクタ
(84b)出力用コネクタ
(85)冷陰極管インバータ電源基板
(86)基板用カバー
(87)ねじ
(88)液晶表示基板
(89)カバー
(90)(91)ねじ
(92)光源カバー

Claims (1)

  1. 前面が開口し、かつ識別情報を変動及び停止表示可能なリールユニットが収容された筐体と、該筐体の前面側端にヒンジ手段により開閉可能に枢支される前扉と、該前扉の前面に遊技に係わる情報を表示可能な表示ユニットとを備えた遊技機において、
    前記前扉を、前記リールユニットの識別情報を視認可能な識別情報表示窓及び前記表示ユニットに表示される前記情報を視認可能な演出表示窓が設けられる上部扉と、遊技を行うときに操作される操作部が設けられる下部扉とに分割するとともに、前記上部扉と前記下部扉との後面に固定される連結手段により、前記上部扉と前記下部扉とを連結し、
    前記上部扉は、左右方向へ延出する下端部分にあって後方へ突出する中央下端部と、該中央下端部の前面にあって前方が開口する前向き開口凹部を有し、
    前記下部扉は、上端部に設けられ前記前扉の前記前向き開口凹部に前方から上下方向に係合可能な後ろ向き突板部を有し、
    前記連結手段は、前記上部扉及び前記下部扉における裏面の左右両側部にそれぞれ固定される上下方向を向く第1及び第2縦連結杆と、前記上部扉の下端部及び前記下部扉の上端部に沿って固定される横連結杆を含み、
    前記第1縦連結杆は、前記筐体に設けられる固定ヒンジ部に枢支されるヒンジ手段を有し、
    前記第2縦連結杆は、前記前扉の開閉時に前記筐体に対して係脱可能なロック機構を有し、
    前記横連結杆は、前記上部扉における前記中央下端部の後側から前記前向き開口凹部を上下から挟み込むように前記中央下端部の後側に嵌合した状態で前記上部扉及び前記下部扉にそれぞれ固定され、
    前記表示ユニットを、前記上部扉の後面に着脱手段により着脱自在に取り付けたことを特徴とする遊技機。
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