JP4565528B2 - 増圧機能付き流体圧シリンダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は増圧機能付き流体圧シリンダに関し、特に、ガススプリングにより液圧シリンダ内の液圧を高圧に加圧するようにした流体圧シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プレス機械等の緩衝機構や複段絞り成形加工用の金型弾性支持機構などの種々の機構にガススプリングが使用されている。一般的なガススプリングは、シリンダ部材と、このシリンダ部材の内部に形成され圧縮窒素ガスを充填したガス作動室と、このガス作動室のガス圧を受圧する受圧部材等を備え、受圧部材と一体の出力ロッドがシリンダ部材の外部まで延び、前記圧縮窒素ガスのガス圧により突出側へ付勢されている。
【0003】
例えば、ガススプリングをプレス機械の緩衝機構に適用した場合、プレススライド等の可動部材がガススプリングのガス圧による付勢力に抗して出力ロッドを退入させることで緩衝作用が得られる。ところで、ガススプリングのガス作動室に圧縮窒素ガスを充填する場合、通常、既存のガスボンベを用いて行う。ガスボンベ内のガス圧は10MPa〜15MPaあり、ガスの消費とともにガス圧が低下する関係上、ガス作動室に充填される圧縮ガスのガス圧は、通常、ガスボンベ内のガス圧よりも低いガス圧(例えば、7MPa)に設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のガススプリングでは、ガス作動室に高圧の圧縮窒素ガスを充填することが難しいため、強力な付勢力を発生させて大荷重を支持可能にする為にはガススプリングを大型化する必要があり、狭い空間に設置できなくなり、製作コストが高価になる。一方、ガス作動室内に充填する圧縮窒素ガスのガス圧を過度に高くすると、その圧縮窒素ガスが外部へリークし易くなる等の問題が発生する。
【0005】
本発明の目的は、ガススプリングにより液圧シリンダ内の液体をガス作動室のガス圧よりも高圧に加圧し、強力な付勢力を発生させて大荷重を支持可能にすること、構造を小型化し製作コストの低減を図ること、液圧により復帰作動可能にすること、等である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の増圧機能付き流体圧シリンダは、シリンダ本体とこのシリンダ本体内に形成され液体を封入した液室とこの液室の液圧を受圧する出力用ピストン部材とを備えた液圧シリンダ、圧縮ガスを充填したガス作動室とこのガス作動室のガス圧を受圧する受圧部材とを備えたガススプリングであって、前記液室内の液体を前記ガス圧よりも高圧に加圧可能なガススプリングを設け、前記受圧部材は、前記ガスプリングのシリンダ部材に摺動自在に内嵌された受圧部と、この受圧部から前記液室側へ延び且つ前記液室内の液体に臨む出力ロッド部を有し、この出力ロッド部の断面積が、前記受圧部の断面積よりも小さく形成されたことを特徴とするものである。
【0007】
前記液体として油を、前記圧縮ガスとして圧縮窒素ガスを使用することが望ましい。ガススプリングのガス作動室に圧縮ガスが充填され、このガス圧を受圧部材が受圧する。液圧シリンダのシリンダ本体内に液室が形成され、ガススプリングにより、液室に封入された液体が受圧部材を介してガス作動室のガス圧よりも高圧に加圧され、この加圧された液圧を出力用ピストン部材が受圧する。
【0008】
ガススプリングにより、液圧シリンダの液室内の液体をガス作動室のガス圧よりも高圧に加圧することにより、強力な付勢力を発生させて大荷重を支持することが可能になる。ガスボンベ等の既存の圧縮ガス供給源から圧縮ガスをガス作動室に充填し、ガススプリングの付勢力によって液室の液圧を数倍増圧し、前記強力な付勢力を発生させることができるため、スプリング機能のある流体圧シリンダの構造を小型化でき、圧縮ガスのリークを防止する上でも有利であり、製作コストの低減を図るうえで有利になる。
【0009】
請求項2の増圧機能付き流体圧シリンダは、請求項1の発明において、前記ガススプリングのシリンダ部材は前記シリンダ本体と一体的に形成され、ガススプリングと液圧シリンダは直列状に配置されたことを特徴とするものである。増圧機能付き流体圧シリンダをシンプルな構造とすることができ、これにより、製作コストの低減を図ることができる。
【0010】
請求項3の増圧機能付き流体圧シリンダは、請求項2の発明において、前記シリンダ本体の内部に、液室とガス作動室の間を仕切る仕切り部材を設け、この仕切り部材をシリンダ本体に螺合にて固定したことを特徴とするものである。シリンダ部材と一体的に形成したシリンダ本体の内部に、液室とガス作動室を簡単に形成することができる。
【0011】
請求項4の増圧機能付き流体圧シリンダは、請求項3の発明において、前記仕切り部材に、受圧部材の出力ロッド部が摺動自在に挿入される貫通孔を形成したことを特徴とするものである。出力ロッド部の先端部を液室内の液体に接触させてその液体を確実に加圧することができる。
【0012】
請求項5の増圧機能付き流体圧シリンダは、請求項4の発明において、前記ガススプリングに、受圧部材を復帰させる為の復帰用液室を設け、この復帰用液室に液圧を供給して受圧部材を復帰させることを特徴とするものである。前記強力な付勢力に抗して、出力用ピストン部材にかなり強力な外力を付加しなくても、復帰用液室に比較的低圧の液圧を供給することにより、受圧部材を容易に復帰させることができ、また、これに連動して、出力用ピストン部材を復帰(退入)させることができる。
【0013】
請求項6の増圧機能付き流体圧シリンダは、請求項5の発明において、前記液圧シリンダに、出力用ピストン部材を復帰側へ付勢するスプリング部材を設けたことを特徴とするものである。受圧部材を復帰させることにより、スプリング部材の付勢力により出力用ピストン部材を確実に復帰させることができる。
【0014】
請求項7の増圧機能付き流体圧シリンダは、請求項5又は6の発明において、前記仕切り部材と受圧部材の受圧部との間に、前記復帰用液室が形成されていることを特徴とするものである。復帰用液室のガス圧を受圧部材の受圧部に受圧させることができるため、復帰用液室に比較的低圧の油圧を供給することで、受圧部材を復帰させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、プレス機械等の緩衝機構に設けられる流体圧スプリングに、本発明を適用した場合の一例である。
【0016】
図1、図2に示すように、流体圧スプリングとしての増圧機能付き流体圧シリンダ1(以下、流体圧シリンダ1という)は、油Lを密閉状に封入した油封入型の油圧シリンダ2と、圧縮ガスGを密閉状に封入したガス封入型のガススプリング3とを備えている。これら油圧シリンダ2とガススプリング3は、共通のシリンダ本体部材4を備え、上下に直列状に配置されている。
【0017】
油圧シリンダ2について説明する。油圧シリンダ2は、シリンダ本体部材4の略上半部を構成するシリンダ本体10と、シリンダ本体10の内部に形成され油Lを封入した油室11と、油室11の油圧を受圧する出力用ピストン部材12と、シリンダエンド壁を構成する仕切り部材13を備えている。
【0018】
シリンダ本体10のヘッドカバー部10aに挿通孔10bが形成され、この挿通孔10bに、出力用ピストン部材12のロッド部12aが摺動自在に挿通している。ヘッドカバー部10aの挿通孔10bを形成する周壁とロッド部12aの間が、環状シール部材9aとOリング9bによりシールされている。
【0019】
出力用ピストン部材12は、ロッド部12aと、ロッド部12aの下端部側に設けられた受圧部12bを有する。出力用ピストン部材12の下部には下側から穴12cが形成されている。受圧部12bは、ロッド部12aの径よりも大径に形成され、油室11の径よりも小径に形成されて、油室11内に収容されている。この受圧部12bがヘッドカバー部10aの下端に当接した状態(図1参照)で、出力用ピストン部材12が上方へ最大限突出した突出位置になる。
【0020】
仕切り部材13は、シリンダ本体10の下端部分に螺合にて固定されている。詳細には、仕切り部材13の略下半部がシリンダ本体10の内壁に螺合され、仕切り部材13及びシリンダ本体10の内壁の螺合部分よりも上側は、これらよりも僅かに小径に形成され、これら仕切り部材13とシリンダ本体10の内壁の径が変化する境界の段部同士を係合させて、シリンダ本体10に螺合された仕切り部材13が固定されている。仕切り部材13の上端外周部とシリンダ本体10の内壁の間がOリング9cによりシールされている。
【0021】
ガススプリング3について説明する。ガススプリング3は、シリンダ部材20と、圧縮ガスGを充填し前記油室11の径よりも僅かに大径のガス作動室21と、ガス作動室21のガス圧を受圧する受圧部材22と、ヘッドカバーを構成するとともに油圧シリンダ2と共通の仕切り部材13と、シリンダエンド壁23を備え、油圧シリンダ2の油室11内の油Lを前記ガス圧よりも高圧に加圧可能に構成されている。
【0022】
前記シリンダ部材20が油圧シリンダ2のシリンダ本体10と一体的に形成されて、シリンダ本体部材4を構成し、前記仕切り部材13により油室11とガス作動室21の間が仕切られている。
【0023】
受圧部材22は、シリンダ部材20に摺動自在に内嵌された受圧部22aと、この受圧部22aから上方へ延び且つ前記液室11内の油L(液体)に臨む出力ロッド部22bを有する。受圧部22aの外周部に形成された環状溝22cに環状シール部材9dが装着され、この環状シール部材9dにより、受圧部22aとシリンダ部材20の内壁との間がシールされている。受圧部22aの下部には下側から凹部22dが形成されている。
【0024】
仕切り部材13に、受圧部材22の出力ロッド部22bが摺動自在に挿入される貫通孔13aが形成され、この貫通孔13aを形成する仕切部材13の壁面の下部と出力ロッド部22bの間がOリング9eによりシールされている。シリンダ部材20に、仕切り部材13と受圧部22a間の隙間に連通する呼吸孔20aが形成されている。
【0025】
シリンダエンド壁23は、シリンダ部材20の下端部分に内嵌状に螺合され、その中央部分に、ガス作動室21と外部とを連通するガス通路孔23aが形成され、このガス通路孔23aにチェック弁24がガス密に内嵌され組み込まれている。このチェック弁24により、ガス作動室21内の圧縮ガスが外部へ漏れ出ないようにするとともに、外部のガスボンベ等のガス供給源(図示略)からガス作動室21への圧縮ガスの供給を可能にする。シリンダエンド壁23の上部には上側から環状凹部23bが形成されている。
【0026】
ここで、油圧シリンダ2の油室11において、シリンダ本体10、出力用ピストン部材12、仕切り部材13、受圧部材22の出力ロッド部22bとで囲まれた部分に油Lが液密に封入され、ガススプリング3のガス作動室21において、シリンダ部材20、受圧部材22の受圧部22a、シリンダエンド壁23とで囲まれた部分に圧縮ガスGがガス密に封入されている。
【0027】
受圧部材22の出力ロッド部22が進退する際に、油L(油室11)の体積が変化しないように、出力用ピストン部材12が連動して進退する。そして、受圧部材22の受圧部22aが仕切り部材13の下端に当接した状態(図1参照)で、受圧部材22が突出位置(上限位置)となり、出力ロッド部22bの上端部分が油室11側に突出して、出力用ピストン部材12も前記突出位置になる。
【0028】
一方、受圧部材22の受圧部22aがシリンダエンド壁23の上端に当接した状態(図2参照)で、受圧部材22が復帰位置(下限位置)となり、出力ロッド部22bの先端がOリング9eのすぐ上側に位置するまで仕切り部材13の貫通孔13aに入り込む。このとき、出力用ピストン部材12も復帰位置(下限位置)となり、出力用ピストン部材12の先端が外部へ僅かに突出した状態になる。尚、受圧部材22が復帰位置に位置すると、ガス作動室21において、圧縮ガスGは受圧部22aの凹部22dとシリンダエンド壁23の環状凹部23bだけに封入された状態となりかなり圧縮され高圧になる。
【0029】
通常時には、受圧部材22がガス作動室21のガス圧により突出位置に付勢されるため、出力用ピストン部材12も突出位置になり、この状態のときに、ガス作動室21のガス圧が所定圧(例えば、7MPa)となるように設定されている。そして、ガス作動室21のガス圧が前記所定圧となるように、チェック弁24を介して、前記圧縮ガス供給源からガス作動室21に圧縮ガスGを供給する。
【0030】
さて、受圧部材22において、圧縮ガスGを受圧する受圧面積(受圧部22aの断面積)は、油Lを加圧する加圧面積(ロッド部22bの断面積)よりも数倍(例えば、約5倍)大きいため、その分、油室11内の油Gが、前記ガス圧(例えば、7MPa)よりも高圧(例えば、35MPa)に加圧される。
【0031】
この流体圧シリンダ1によれば、ガススプリング3により油圧シリンダ2の油室11内の油Lを、ガススプリング3のガス作動室21内のガス圧よりも高圧に加圧することができるため、強力な付勢力を発生させることができる。ガスボンベ等の既存の圧縮ガス供給源から圧縮ガスをガス作動室21に充填し、ガススプリング3の付勢力によって油室11の油圧を数倍増圧し、前記強力な付勢力を発生させることができるため、スプリング機能のある流体圧シリンダ1の構造を小型化でき、圧縮ガスGのリークを防止する上でも有利であり、製作コストの低減を図るうえで有利になる。
【0032】
ガススプリング3のシリンダ部材20を油圧シリンダ2のシリンダ本体10と一体的に形成し(共通のシリンダ本体部材4を設け)、ガススプリング3と油圧シリンダ2を直列状に配置したので、流体圧シリンダ1をシンプルな構造とすることができ、これにより、製作コストを低減することができる。
【0033】
シリンダ本体10の内部に、油室11とガス作動室21の間を仕切る仕切り部材13を設け、この仕切り部材13をシリンダ本体10に螺合にて固定したので、シリンダ部材20と一体形成したシリンダ本体10の内部に油室11とガス作動室21を簡単に形成できる。仕切り部材13に、受圧部材22の出力ロッド部22bが摺動自在に挿入される貫通孔13aを形成したので、出力ロッド部22aの先端部を油室11内の油Lに接触させて油Lを確実に加圧できる。
【0034】
次に、変更形態について説明する。但し、前記実施形態と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
【0035】
1〕図3、図4に示すように、第1変更形態の流体圧シリンダ1Aは、ガススプリング3Aに、受圧部材22を復帰させる為の復帰用油室45を設け、この復帰用油室45に油圧を供給して受圧部材22を復帰させるように構成するとともに、油圧シリンダ2Aに、出力用ピストン部材32を復帰側へ付勢する圧縮コイルバネ35(スプリング部材)を設けたものである。
【0036】
油圧シリンダ2Aのシリンダ本体30のヘッドカバー部30aは、前記ヘッドカバー部10aよりも上下方向に厚く形成され、そのヘッドカバー部30aに、挿通孔30bよりも大径のバネ収容穴30cが下側から形成されている。圧縮コイルバネ35はバネ収容穴30cに装着され、出力用ピストン部材32のロッド部32aに外装されて、受圧部32bを下側(復帰位置)へ弾性付勢している。
【0037】
尚、前記油圧シリンダ2と比べた場合、ヘッドカバー部30aが上下に厚くなる分、出力用ピストン部材32のロッド部32aも長くなり、これにより、油室31のボリュームは小さくなっているが、シリンダ本体30の長さを長くして、油室31のボリュームを大きくしてもよい。
【0038】
復帰用油室45は、シリンダ部材40の内部において、仕切り部材13と受圧部材22の受圧部22aとの間に形成されている。シリンダ部材40は、前記シリンダ部材20よりも厚肉に形成され、そのシリンダ部材40に、復帰用油室45に連通する油路46a及び油圧供給ポート46bが形成され、この油圧供給ポート46bに、油圧供給ユニット47から延びる油圧ホース48が接続プラグ48aを介して接続されている。
【0039】
この流体圧シリンダ1Aによれば、受圧部材22を復帰させる為の復帰用油室45を設け、この復帰用油室45に油圧を供給して受圧部材22を復帰させるので、前記強力な付勢力に抗して、出力用ピストン部材32にかなり強力な外力を付加しなくても、復帰用油室45に比較的低圧の油圧を供給することにより、受圧部材22を容易に復帰させることができる。また、油圧シリンダ2Aに、出力用ピストン部材32を復帰側へ付勢する圧縮コイルバネ35を設けたので、受圧部材22を復帰させることにより、これに連動させて、圧縮コイルバネ35の付勢力により出力用ピストン部材32を確実に復帰させることができる。
【0040】
2〕図5に示すように、第2変更形態は、複数の流体圧シリンダ1Bを共通のベース板50上に配置したものである。各流体圧シリンダ1Bは、前記流体圧シリンダ1と殆ど同様の構造であるが、シリンダ部材55の下端部にフランジ部55aが一体形成され、このフランジ部55aが複数のボルト56によりベース板50の上面に固定され、また、シリンダエンド壁23のガス通路穴23aのチェック弁24は省略されている。
【0041】
ベース板50には、水平方向向きの共通ガス通路51と、この共通ガス通路51から分岐し複数の流体圧シリンダ1Bのガス作動室21に夫々ガス通路孔23aを介して接続される複数の縦向きの分岐ガス通路52が形成されている。尚、各流体圧シリンダ1Bのガス通路孔23aと分岐ガス通路52の接続付近において、シリンダエンド壁23とベース板50の間は、Oリング53によりガスシールされている。
【0042】
共通ガス通路51のガス供給側の端部に、この共通ガス通路51に接続された複数の流体圧シリンダ1Bに共通のチェック弁54が組み込まれ、これら流体圧シリンダ1Bのガス作動室21、ガス通路孔23a、分岐ガス通路52、共通ガス通路51内に圧縮ガスが充填されている。つまり、複数の流体圧シリンダ1Bのガス作動室21のガス圧を均等にすることができる。
【0043】
また、共通のチェック弁54を設けるだけでよいし、複数のガス作動室21に圧縮ガスを一挙に充填できるため、圧縮ガスの充填作業を非常に簡単に行うことができる。尚、流体圧シリンダ1Bの代わりに、前記流体圧シリンダ1Aと殆ど同様の流体圧シリンダを適用してもよい。
【0044】
3〕図6、図7に示すように、第3変更形態は、前記流体圧シリンダ1と同様の構造の流体圧シリンダ1Cを、クランプ装置60の出力機構として適用したものである。このクランプ装置60は、ベース部材61と、ベース部材61の上側に水平な枢支軸62により回動可能に支持されたクランプアーム63を備え、ベース部材61は、クランプ対象物Wを受止め可能な鉛直面61aと、クランプ対象物Wを支持可能に鉛直面61aの下側から張り出した支持部61bを有する。
【0045】
クランプアーム63は、クランプ対象物Wをベース部材61の支持部61bに押圧可能に枢支軸62から鉛直面61aよりも張り出して延びる押圧アーム部63aと、枢支軸62から押圧アーム部63aと反対側へ延びる入力アーム部63bとを有し、流体圧シリンダ1Cは、この入力アーム部63bの端部にクランプ力を入力可能に、ベース部材61に形成された取付穴61cに取外し可能に内嵌されて組み込まれている。
【0046】
図6はクランプ装置60のクランプ状態を示し、図7はクランプ装置60のクランプ解除状態を示している。図6のクランプ状態では、流体圧シリンダ1Cの強力な付勢力が、出力用ピストン部材12からクランプアーム63に入力され、この付勢力によりクランプアーム63がクランプ位置に付勢されてクランプ対象物Wを強力にクランプしている。
【0047】
クランプアーム63がクランプ位置に位置している状態から、図7に示すように、外部のクランプ解除用のロッド部材65が下降駆動されると、このロッド部材65により出力用ピストン部材12がクランプアーム63を介して下側へ押動されて復帰し、クランプアーム63もクランプ解除位置へ回動し、この状態で、クランプ対象物Wのクランプセット位置への着脱が行われる。この状態から、ロッド部材65が上昇駆動されると、出力用ロッド部材12が上方へ突出していき、クランプアーム63がクランプ解除位置からクランプ位置へ駆動される。
【0048】
このクランプ装置1によれば、出力機構として本案の流体圧シリンダ1Cを適用することにより、クランプ力を格段に高めてクランプ対象物Wを強力にクランプすることが可能になる。また、シンプルな構造の流体圧シリンダ1をベース部材61にコンパクトに組み込むことができるため、クランプ装置1全体を小型化するうえで非常に有利になる。
【0049】
尚、流体圧シリンダ1Cの代わりに、前記流体圧シリンダ1Aと殆ど同様の流体圧シリンダを適用してもよい。この場合、復帰用油室45に油圧を供給して受圧部材22を復帰させ、油圧シリンダ2Aに、出力用ピストン部材32を復帰側へ付勢する圧縮コイルバネ35を設けてあるため、外部のクランプ解除用のロッド部材65が不要となる。但し、クランプアーム63をクランプ解除位置に復帰させるスプリング部材等の何からの復帰機構を設けることが望ましい。
【0050】
4〕図8〜図10に示すように、第4変更形態は、工作機械の主軸の先端部に工具を固定解除可能に固定する工具固定装置に、本発明を適用したものである。図8に示すように、工作機械の主軸71は複数のベアリング71aを介して回転自在に支持され、その先端部分に先端側程大径化するテーパ状の工具保持部72が形成されている。
【0051】
工具固定装置70は、工具Tの基端の被係合部Taを係合解除可能に係合するコレット75と、コレット75に連係したドローバー76と、ドローバー76を工具固定側(主軸71の基端側)へ付勢する本願特有の流体圧シリンダ1Dと、流体圧シリンダ1Dの付勢力に抗してドローバー76を固定解除側(主軸71の先端側)へ駆動可能な解除機構90等で構成されている。
【0052】
主軸71には、工具保持部72と、コレット75が収容される収容孔80と、ドローバー76が挿通する挿通孔81と、シリンダ取付穴82とが、先端部から基端側へ直列状に形成されている。主軸71の先端部にはスリーブ83がその基端部分を外嵌螺合して固定されている。スリーブ83の先端部分と主軸71の間に複数の孔84が形成され、各孔84に主軸71の先端側へ先端部を突出させた押圧部材85の基端部が摺動自在に内嵌され、押圧部材85は孔84に装着された複数の板バネ86で先端側へ付勢されている。
【0053】
コレット75は、先端部側が3又は4分割された弾性を有する分割体で構成され、ドローバー76が挿通する軸孔75aと、軸孔75aの先端側に設けられ軸孔75aより大径の大径孔75bを有し、この大径孔75bに、ドローバー76の先端部に固着された係止部76aが内嵌されている。ここで、工具Tは、前記係合部Ta及びテーパ軸部Tbと、テーパ軸部Tbの先端側に設けられた大径の円板部Tcを有する。
【0054】
ドローバー76が工具固定側へ移動すると、軸孔75aと大径孔75bの境界の段部75cに係止部76aが係止されコレット75も基端側へ移動する。すると、コレット75の先端部側の分割体が閉じながら収容孔80の奥側に入り込み、その途中で工具Tの係合部Taに係合し、その後、係合部Taが基端側へ引っ張られて、工具Tはそのテーパ軸部Tbが工具保持部72に当接した状態で固定される。
【0055】
工具Tがテーパ軸部Tbに固定されると、板バネ86で付勢された押圧部材85により、工具Tの円板部Tcが先端側へ付勢された状態となる。ドローバー76が固定解除側へ移動すると、係止部76aによる段部75cへの係止が解除され、押圧部材85により工具Tが先端側に押動されて固定解除され、更に、コレット75の先端部側の弾性を有する分割体も開きながら先端側へ移動するため、工具Tの係合部Taとコレット75との係合が解除され工具Tが解除される。
【0056】
つまり、流体圧シリンダ1Dにより、ドローバー76を工具固定側(主軸71の基端側)へ付勢することにより、ドローバー76を固定解除位置から工具固定位置へ駆動するとともに、ドローバー76を工具固定位置に保持して、工具Tをテーパ軸部72に固定することができる。
【0057】
流体圧シリンダ1Dについて説明する。図9、図10に示すように、流体圧シリンダ1Dは、油圧シリンダ100 と、ガススプリング101 とを備えている。これら油圧シリンダ100 とガススプリング101 は、共通のシリンダ本体部材103 を備えて上下に直列状に配置され、このシリンダ本体部材103 が主軸71のシリンダ取付穴82に内嵌状に固定されている。
【0058】
油圧シリンダ100 は、シリンダ本体部材103 の略上半部を構成するシリンダ本体110 と、シリンダ本体110 の内部に形成され油Lを封入した油室111 と、油室111 の油圧を受圧する出力用ピストン部材112 と、シリンダエンド壁を構成する仕切り部113 を備えている。シリンダ本体110 のヘッドカバー部110aに挿通孔110bが形成され、この挿通孔110bに、出力用ピストン部材112 の中空ロッド部112aが摺動自在に挿通している。
【0059】
出力用ピストン部材112 は、シリンダ本体部材110 よりも長い前記中空ロッド部112aと、中空ロッド部112aの上端近くに設けられた受圧部112bを有し、中空ロッド部112aがドローバー76に摺動自在に外嵌されるとともにシリンダ本体部材103 を貫通するように設けられ、受圧部112bがシリンダ本体110 に摺動自在に内嵌されている。仕切り部113 は、シリンダ本体110 の内側へ張出し、ガススプリング101 の受圧部材122 の出力部122bの外面に摺動自在に外嵌されている。
【0060】
ガススプリング101 は、シリンダ部材120と、圧縮ガスGを充填し前記油室111 の径よりも僅かに大きな外径のガス作動室121 と、ガス作動室121 のガス圧を受圧する受圧部材122 と、ヘッドカバーを構成するとともに油圧シリンダ100 と共通の仕切り部113 を備え、油圧シリンダ100 の油室111 内の油Lを前記ガス圧よりも高圧に加圧可能に構成されている。シリンダ部材120 が油圧シリンダ100のシリンダ本体110 と一体的に形成されて、前記シリンダ本体部材103 を構成し、仕切り部113 により油室111 とガス作動室121 の間が仕切られている。
【0061】
受圧部材122 はスリーブ状に形成され、出力用ピストン部材112 のうち受圧部122bよりも下側の中空ロッド部122aに摺動自在に外嵌されている。この受圧部材122 は、シリンダ部材120 に摺動自在に内嵌された受圧部122aと、この受圧部122aから上方へ延びる出力部122bを有し、この出力部122bが仕切り部材113 の内側の貫通孔113aを貫通して油室111 に達している。
【0062】
シリンダ部材120 のシリンダエンド壁部120aに挿通孔120bが形成され、この挿通孔120bに出力用ピストン部材112 の中空ロッド部112aが摺動自在に内嵌されている。シリンダエンド壁部120a付近に、ガス作動室121 と外部とを連通するガス通路孔120cが形成され、このガス通路孔120cに、チェック弁125 がガス密に内嵌され組み込まれている。尚、図示していないが、シリンダ部材120 には、仕切り部113 と受圧部122a間の隙間に連通する呼吸孔が形成されている。尚129a〜129hはシール部材である。
【0063】
この流体圧シリンダ1Dにおいては、ガススプリング101 により油圧シリンダ100 の油室111 内の油Lを、ガススプリング101 のガス作動室121 内のガス圧よりも高圧に加圧することができるため、ガススプリング101 だけでは発生できない強力な付勢力を油圧シリンダ100 と協働して発生させることができる。この強力な付勢力を、出力用ピストン部材112 からその先端部に係合するドローバー76の先端の係合軸部76bに伝達し、ドローバー76を工具固定側へ強力に付勢することができるため、工具Tを強力に固定することが可能になる。その他、基本的に前記実施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0064】
尚、解除機構90は、図8に示すように、主軸71の基端側に固定的に設けられ、油圧供給源を含む駆動制御部により駆動制御される油圧シリンダ91を有し、ピストンロッド91aの先端部でドローバー76の係合軸部76bを押動し、出力用ピストン部材112(受圧部材122 )を基端側の復帰位置に退入させるとともに、ドローバー6を固定解除側へ駆動するように構成してある。
【0065】
5〕図11に示すように、第5変更形態の流体圧シリンダ1Eは、前記流体圧シリンダ1と基本的に同じ構造の流体圧シリンダにおいて、ガス作動室21に、例えばステンレス製のベローズ130 を装着し、このベローズ130 に圧縮ガスを封入したものであり、受圧部材22はこのガス圧をベローズ130 を介して受圧する。チェック弁を組み込んだガス通路孔23aが、ベローズ130 の内部にガス密に連通されている。そのために、ベローズ130 の基端面とシリンダエンド壁23の先端面とを接着してもよいし、ベローズ130 とガス通路孔23aとの接続部付近に適当なシール部材を装着してもよい。
【0066】
このように、ガス作動室21にベローズ130 を装着し、このベローズ130 に圧縮ガスを封入したので、長期の使用中にも圧縮ガスのリークが殆ど生じず、長期に亙って安定した付勢力を発揮させることができる。ベローズ130 をガス作動室21の内部に装着してから、ベローズ130 に圧縮ガスを充填できるためベローズ130 の組付けも容易である。尚、前記流体圧シリンダ1A〜1Dにおいても、ガス作動室に適当な構造のベローズを装着し、そのベローズに圧縮ガスを封入するように構成することができる。但し、流体圧シリンダ1Dのガス作動室121 に装着されるベローズは環状に構成される。
【0067】
前記実施形態及び変更形態の変形例として、シリンダ部材とシリンダ本体とを別体に形成してもよい。そして、これらシリンダ部材とシリンダ本体を螺合等で連結して一体的に形成してもよい。また、ガススプリングと油圧シリンダを必ずしも直列状に配置しなくてもよい。図1〜図7の流体圧シリンダにおいて、出力用ピストン部材の受圧部をシリンダ本体に摺動自在に内嵌させてもよい。この場合、受圧部とヘッドカバー部間の隙間に連通する呼吸孔が形成される。また、受圧部材の出力ロッド部に圧縮ガスを収容可能なガス収容孔を形成してもよい。
【0068】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態や変更形態に種々の変更を付加した形態で実施することも可能であるし、プレス機械等の衝撃機構やクランプ装置等の出力機構以外に、付勢機能を要する種々の装置や機構に本発明を適用することが可能である。
【0069】
【発明の効果】
請求項1の増圧機能付き流体圧シリンダによれば、圧縮ガスを充填したガス作動室とこのガス作動室のガス圧を受圧する受圧部材とを備えたガススプリングを設け、このガススプリングにより液圧シリンダの液室内の液体を前記ガス圧よりも高圧に加圧できるため、強力な付勢力を発生させ大荷重を支持することが可能になる。ガスボンベ等の既存の圧縮ガス供給源から圧縮ガスをガス作動室に充填し、ガススプリングの付勢力によって液室の液圧を数倍増圧し、前記強力な付勢力を発生させることができるため、スプリング機能のある流体圧シリンダの構造を小型化でき、圧縮ガスのリークを防止する上でも有利であり、製作コストの低減を図るうえで有利になる。
【0070】
請求項2の増圧機能付き流体圧シリンダによれば、ガススプリングのシリンダ部材を前記シリンダ本体と一体的に形成し、ガススプリングと液圧シリンダを直列状に配置したので、増圧機能付き流体圧シリンダをシンプルな構造とすることができ、製作コストの低減を図ることができる。
【0071】
請求項3の増圧機能付き流体圧シリンダによれば、シリンダ本体の内部に、液室とガス作動室の間を仕切る仕切り部材を設け、この仕切り部材をシリンダ本体に螺合にて固定したので、一体的に形成したシリンダ部材とシリンダ本体の内部に液室とガス作動室を簡単に形成することができる。
【0072】
請求項4の増圧機能付き流体圧シリンダによれば、仕切り部材に、受圧部材の出力ロッド部が摺動自在に挿入される貫通孔を形成したので、出力ロッド部の先端部を液室内の液体に接触させてその液体を確実に加圧することができる。
【0073】
請求項5の増圧機能付き流体圧シリンダによれば、ガススプリングに、受圧部材を復帰させる為の復帰用液室を設け、この復帰用液室に液圧を供給して受圧部材を復帰させるので、前記強力な付勢力に抗して、出力用ピストン部材にかなり強力な外力を付加しなくても、復帰用液室に比較的低圧の液圧を供給することにより、受圧部材を容易に復帰させることができ、また、これに連動して、出力用ピストン部材を復帰(退入)させることができる。
【0074】
請求項6の増圧機能付き流体圧シリンダによれば、液圧シリンダに、出力用ピストン部材を復帰側へ付勢するスプリング部材を設けたので、受圧部材を復帰させることにより、スプリング部材の付勢力により出力用ピストン部材を確実に復帰させることができる。
【0075】
請求項7の増圧機能付き流体圧シリンダによれば、仕切り部材と受圧部材の受圧部との間に、前記復帰用液室を形成したので、復帰用液室の液圧を受圧部材の受圧部に受圧させることができ、復帰用液室に比較的低圧の油圧を供給することで、受圧部材を復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る増圧機能付き流体圧シリンダ(伸長状態)の縦断面図である。
【図2】図1の流体圧シリンダ(復帰状態)の縦断面図である。
【図3】第1変更形態の流体圧シリンダ(伸長状態)の縦断面図である。
【図4】図3の流体圧シリンダ(復帰状態)の縦断面図である。
【図5】第2変更形態の複数の流体圧シリンダとベース板の縦断面図である。
【図6】第3変更形態の流体圧シリンダを備えたクランプ装置(クランプ状態)の縦断面図である。
【図7】図6の流体圧シリンダを備えたクランプ装置(クランプ解除状態)の縦断面図である。
【図8】第4変更形態の流体圧シリンダを備えた工具交換固定装置の(工具固定状態)の縦断面図である。
【図9】図8の流体圧シリンダ(クランプ状態)の縦断面図である。
【図10】図8の流体圧シリンダ(クランプ解除状態)の縦断面図である。
【図11】第5変更形態の流体圧シリンダの縦断面図である。
【符号の説明】
G 圧縮ガス
L 油
1,1A〜1E 増圧機能付き流体圧シリンダ
2,2A,100 油圧シリンダ
3,3A,101 ガススプリング
10,30,110 シリンダ本体
11,31,111 油室
12,32,112 出力用ピストン部材
13 仕切り部材
13a,113a 貫通孔
20,40,55,120 シリンダ部材
21,121 ガス作動室
22,122 受圧部材
22b 出力ロッド部
22a,122a 受圧部
35 圧縮コイルバネ
45 復帰用油室
113 仕切り部
122b 出力部

Claims (7)

  1. シリンダ本体とこのシリンダ本体内に形成され液体を封入した液室とこの液室の液圧を受圧する出力用ピストン部材とを備えた液圧シリンダと、
    圧縮ガスを充填したガス作動室とこのガス作動室のガス圧を受圧する受圧部材とを備えたガススプリングであって、前記液室内の液体を前記ガス圧よりも高圧に加圧可能なガススプリングを設け
    前記受圧部材は、前記ガスプリングのシリンダ部材に摺動自在に内嵌された受圧部と、この受圧部から前記液室側へ延び且つ前記液室内の液体に臨む出力ロッド部を有し、この出力ロッド部の断面積が、前記受圧部の断面積よりも小さく形成されたことを特徴とする増圧機能付き流体圧シリンダ。
  2. 前記ガススプリングのシリンダ部材は前記シリンダ本体と一体的に形成され、ガススプリングと液圧シリンダは直列状に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の増圧機能付き流体圧シリンダ。
  3. 前記シリンダ本体の内部に、液室とガス作動室の間を仕切る仕切り部材を設け、この仕切り部材をシリンダ本体に螺合にて固定したことを特徴とする請求項2に記載の増圧機能付き流体圧シリンダ。
  4. 前記仕切り部材に、受圧部材の出力ロッド部が摺動自在に挿入される貫通孔を形成したことを特徴とする請求項3に記載の増圧機能付き流体圧シリンダ。
  5. 前記ガススプリングに、受圧部材を復帰させる為の復帰用液室を設け、この復帰用液室に液圧を供給して受圧部材を復帰させることを特徴とする請求項4に記載の増圧機能付き流体圧シリンダ。
  6. 前記液圧シリンダに、出力用ピストン部材を復帰側へ付勢するスプリング部材を設けたことを特徴とする請求項5に記載の増圧機能付き流体圧シリンダ。
  7. 前記仕切り部材と受圧部材の受圧部との間に、前記復帰用液室が形成されていることを特徴とする5又は6に記載の増圧機能付き流体圧シリンダ。
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