JP2588457Y2 - 油圧ブレーカのガス封入装置 - Google Patents

油圧ブレーカのガス封入装置

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JP2588457Y2
JP2588457Y2 JP1993037945U JP3794593U JP2588457Y2 JP 2588457 Y2 JP2588457 Y2 JP 2588457Y2 JP 1993037945 U JP1993037945 U JP 1993037945U JP 3794593 U JP3794593 U JP 3794593U JP 2588457 Y2 JP2588457 Y2 JP 2588457Y2
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gas
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信義 福井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、打撃ピストンの打撃行
程をガス圧、又はガス圧と油圧とを用いて行う油圧ブレ
ーカのガス室に、ガスを封入する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、油圧ブレーカでは、打撃ピストン
の打撃行程をガス圧、又はガス圧と油圧とを用いて行う
ものが多い。このようなガスを用いた油圧ブレーカで
は、ガス室からの若干のガスの漏洩は避けられず、時間
の経過と共にガス圧の低下による打撃力の低下を生ず
る。従って、定期的にガス室にガスを補充することが必
要であり、従来、油圧ブレーカのガス室にガスを補充す
る際には、圧力調整弁又は給気三方弁を用い、高圧ガス
ボンベから、ガス室の給気弁を介してガス室内にガスを
封入していた。
【0003】しかし、圧力調整弁又は給気三方弁を用
い、高圧ガスボンベからガスを封入するには、これらの
大がかりな給気具一式を準備しなければならず、圧力調
整のため熟練者による作業が必要であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、油圧ブレー
カのガス封入作業におけるかかる問題を解決するもので
あって、取扱いが簡単で熟練を要せず、安全確実にガス
を封入することのできる、安価な油圧ブレーカのガス封
入装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するため、シリンダ内に打撃ピストンを前後進可能に
摺嵌し、シリンダ前方に固設されたフロントヘッドにチ
ゼルを挿着し、シリンダ後方に固設されたバックヘッド
に給気弁を備えたガス室を設け、打撃ピストンの打撃行
程をガス圧、又はガス圧と油圧とを用いて行う油圧ブレ
ーカにおいて、ガス室にガスを封入するためのガス封入
装置を、チャージングボンベを固定するチャージングホ
ルダと、下端にガス室の給気弁の給気口に挿入される給
気管、上端にチャージングボンベの吐出口を開口するニ
ードルを備えたチャージングピンと、給気弁に螺着する
雌ねじを備えチャージングピンを給気弁に固定すると共
に、チャージングホルダを上下摺動可能に保持するホル
ダガイドとで構成している。
【0006】
【作用】油圧ブレーカのガス室にガスを封入する際に
は、チャージングホルダにチャージングボンベを固定し
た後、ガス室の給気弁の給気口に給気管を挿入し、ホル
ダガイドを給気弁に螺着してチャージングピンを固定す
る。そこで、チャージングホルダを押すとチャージング
ボンベが下方へ移動し、吐出口がチャージングピンのニ
ードルと衝接して開口され、チャージングボンベからガ
スが噴出して、油圧ブレーカのガス室に封入される。
【0007】必要に応じて圧力計でガス室内のガス圧を
測定し調節する。
【0008】
【実施例】図1はバックヘッドにガス室を備えた油圧ブ
レーカの縦断面図、図2はガス室の給気弁の拡大断面
図、図3は本考案の一実施例のガス封入装置の側面図、
図4はガス封入装置の縦断面図、図5は圧力計の正面図
である。油圧ブレーカBのシリンダ1内には、打撃ピス
トン2が摺嵌され、公知の油圧打撃機構が構成されてい
て、油圧供給源からシリンダ1へ圧油を供給することに
より前後進可能になっている。シリンダ1の前方にはフ
ロントヘッド3が固設され、このフロントヘッド3にチ
ゼル4が挿着されている。シリンダ1の後方にはバック
ヘッド5が固設され、このバックヘッド5内にガス室6
が設けられている。ガス室6には打撃ピストン2の後端
部が出入りするようになっており、打撃ピストン2の後
退行程でガス室6内に封入されている不活性ガスを圧縮
し、打撃ピストン2の前進行程即ちチゼルを打撃する打
撃行程では、加圧された不活性ガスが打撃ピストン2へ
前進力を加える。従って、打撃ピストン2の打撃行程で
は、ガス圧と油圧とが併用されるため、打撃力が増強さ
れる。
【0009】バックヘッド5には、ガス室6に不活性ガ
スを封入するための給気弁7が、基端外周の取付ねじ1
3で螺着されている。給気弁7の他端には、外周上にガ
ス封入装置20を連結するための雄ねじ15が設けられ
ており、中心に給気口16が穿設されその内周にはオー
リング12が取付けられている。給気弁7の弁箱8内に
は弁体9が摺嵌されており、常時は弁体9が図2の左側
に示すようにスプリング10で弁座11に圧接されて閉
状態となりガス室6からの不活性ガスの漏洩を防止して
いる。
【0010】ガス封入装置20は、チャージングホルダ
21と、チャージングピン22と、ホルダガイド23と
で構成されている。チャージングホルダ21は、チャー
ジングボンベ24の装着を容易にするため、側面を切欠
いた円筒体であり、下部にパッキン25、上部にはチャ
ージングボンベ24を固定する取付ボルト26が設けら
れている。チャージングボンベ24は、油圧ブレーカB
のガス室6内に封入するのに必要な量の不活性ガスを充
填したミニガスカートリッジである。
【0011】チャージングピン22は、下端にガス室6
の給気弁7の給気口16に挿入される給気管27、上端
にチャージングボンベ24の吐出口28を開口するため
のニードル29を備えており、チャージングボンベ24
の吐出口28から噴出したガスを給気管27に送る通気
孔30が穿設されている。このチャージングピン22
は、上半部がチャージングホルダ21の下端部内側に上
下摺動可能に嵌挿されており、摺動面22Fにはオーリ
ング31が取付けられている。
【0012】ホルダガイド23は、下端に給気弁7の雄
ねじ15に螺着される雌ねじ34を備えており、内面に
突設した鍔部33がチャージングピン22の外周に設け
られたた環状溝32と回転可能に係合し、チャージング
ホルダ21の下端部外周を所定距離Dだけ上下摺動可能
に保持している。油圧ブレーカBのガス室6にガスを封
入する際には、チャージングホルダ21をホルダガイド
23から引上げた状態で、チャージングホルダ21に下
端がパッキン25に当接するようチャージングボンベ2
4を装着し、取付ボルト26で固定する。それから給気
弁7の給気口16に給気管27を挿入し、ホルダガイド
23を回して雌ねじ34を給気弁7の雄ねじ15に螺着
し、チャージングピン22を固定する。雌ねじ34がね
じ込まれて行くと、給気管27が給気弁7の弁体9を押
下げるので、弁体9が弁座11から離れて開き、給気の
準備が完了する。そこで、チャージングホルダ21を手
で下方に押下げると、チャージングボンベ24が下方へ
移動し、吐出口28がチャージングピン22のニードル
29と衝接して開口され、チャージングボンベ24から
ガスが噴出する。噴出したガスは、通気孔30、給気管
27、給気弁7を通ってガス室6に充填される。
【0013】ガス封入終了後、ホルダガイド23を逆に
回して雌ねじ34を給気弁7の雄ねじ15から取外す。
ガス室内のガス圧は、必要に応じ図5に示す圧力計40
で測定し調節する。この圧力計40には、給気管27と
等径のチェックピン41を備えたチェックアダプタ42
が取付けられており、チェックピン41を給気弁7の給
気口16に挿入することにより、容易に圧力を測定でき
る。圧力が不足する場合は、チャージングボンベ24を
取替えて再度封入作業を行い、圧力が高すぎる場合に
は、チェックピン41で給気弁7の弁体9を押し、ガス
を放出させて圧力を調節する。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の油圧ブレ
ーカのガス封入装置は、軽量小形で不便な作業現場に重
い高圧ガスボンベや給気器具を持込む必要がなく、取扱
いが簡単で熟練を要せず、現場作業者が安全確実にガス
を封入することができる。また、封入作業を短時間で行
うことができ、装置も安価であるため経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックヘッドにガス室を備えた油圧ブレーカの
縦断面図である。
【図2】ガス室の給気弁の拡大断面図である。
【図3】本考案の一実施例のガス封入装置の側面図であ
る。
【図4】ガス封入装置の縦断面図である。
【図5】圧力計の正面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 打撃ピストン 3 フロントヘッド 5 バックヘッド 6 ガス室 7 給気弁 9 弁体 10 スプリング 11 弁座 12 オーリング 13 取付ねじ 15 雄ねじ 16 給気口 20 ガス封入装置 21 チャージングホルダ 22 チャージングピン 23 ホルダガイド 24 チャージングボンベ 25 パッキン 26 取付ボルト 27 給気管 28 吐出口 29 ニードル 30 通気孔 32 環状溝 33 鍔部 34 雌ねじ 40 圧力計

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に打撃ピストンを前後進可能
    に摺嵌し、シリンダ前方に固設されたフロントヘッドに
    チゼルを挿着し、シリンダ後方に固設されたバックヘッ
    ドに給気弁を備えたガス室を設け、打撃ピストンの打撃
    行程をガス圧、又はガス圧と油圧とを用いて行う油圧ブ
    レーカにおいて、ガス室にガスを封入する装置であっ
    て、チャージングボンベを固定するチャージングホルダ
    と、下端にガス室の給気弁の給気口に挿入される給気
    管、上端にチャージングボンベの吐出口を開口するニー
    ドルを備えたチャージングピンと、給気弁に螺着する雌
    ねじを備えチャージングピンを給気弁に固定すると共
    に、チャージングホルダを上下摺動可能に保持するホル
    ダガイドとからなる油圧ブレーカのガス封入装置。
JP1993037945U 1993-07-12 1993-07-12 油圧ブレーカのガス封入装置 Expired - Fee Related JP2588457Y2 (ja)

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