JPH077884U - 油圧ブレーカのガス封入装置 - Google Patents

油圧ブレーカのガス封入装置

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JPH077884U
JPH077884U JP3794593U JP3794593U JPH077884U JP H077884 U JPH077884 U JP H077884U JP 3794593 U JP3794593 U JP 3794593U JP 3794593 U JP3794593 U JP 3794593U JP H077884 U JPH077884 U JP H077884U
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cylinder
supply valve
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な装置で安全確実に油圧ブレーカのガ
ス室にガスを封入できるようにする。 【構成】 チャージングボンベ24を固定するチャー
ジングホルダ21と、下端にガス室の給気弁の給気口に
挿入される給気管27、上端にチャージングボンベの吐
出口28を開口するニードル29を備えたチャージング
ピン22と、給気弁に螺着する雌ねじ34を備えチャー
ジングピン22を給気弁に固定すると共に、チャージン
グホルダ21を上下摺動可能に保持するホルダガイド2
3とでガス封入装置を構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、打撃ピストンの打撃行程をガス圧、又はガス圧と油圧とを用いて行 う油圧ブレーカのガス室に、ガスを封入する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、油圧ブレーカでは、打撃ピストンの打撃行程をガス圧、又はガス圧と油 圧とを用いて行うものが多い。このようなガスを用いた油圧ブレーカでは、ガス 室からの若干のガスの漏洩は避けられず、時間の経過と共にガス圧の低下による 打撃力の低下を生ずる。従って、定期的にガス室にガスを補充することが必要で あり、従来、油圧ブレーカのガス室にガスを補充する際には、圧力調整弁又は給 気三方弁を用い、高圧ガスボンベから、ガス室の給気弁を介してガス室内にガス を封入していた。
【0003】 しかし、圧力調整弁又は給気三方弁を用い、高圧ガスボンベからガスを封入す るには、これらの大がかりな給気具一式を準備しなければならず、圧力調整のた め熟練者による作業が必要であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、油圧ブレーカのガス封入作業におけるかかる問題を解決するもので あって、取扱いが簡単で熟練を要せず、安全確実にガスを封入することのできる 、安価な油圧ブレーカのガス封入装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、シリンダ内に打撃ピストンを前後進可能 に摺嵌し、シリンダ前方に固設されたフロントヘッドにチゼルを挿着し、シリン ダ後方に固設されたバックヘッドに給気弁を備えたガス室を設け、打撃ピストン の打撃行程をガス圧、又はガス圧と油圧とを用いて行う油圧ブレーカにおいて、 ガス室にガスを封入するためのガス封入装置を、チャージングボンベを固定する チャージングホルダと、下端にガス室の給気弁の給気口に挿入される給気管、上 端にチャージングボンベの吐出口を開口するニードルを備えたチャージングピン と、給気弁に螺着する雌ねじを備えチャージングピンを給気弁に固定すると共に 、チャージングホルダを上下摺動可能に保持するホルダガイドとで構成している 。
【0006】
【作用】
油圧ブレーカのガス室にガスを封入する際には、チャージングホルダにチャー ジングボンベを固定した後、ガス室の給気弁の給気口に給気管を挿入し、ホルダ ガイドを給気弁に螺着してチャージングピンを固定する。そこで、チャージング ホルダを押すとチャージングボンベが下方へ移動し、吐出口がチャージングピン のニードルと衝接して開口され、チャージングボンベからガスが噴出して、油圧 ブレーカのガス室に封入される。
【0007】 必要に応じて圧力計でガス室内のガス圧を測定し調節する。
【0008】
【実施例】
図1はバックヘッドにガス室を備えた油圧ブレーカの縦断面図、図2はガス室 の給気弁の拡大断面図、図3は本考案の一実施例のガス封入装置の側面図、図4 はガス封入装置の縦断面図、図5は圧力計の正面図である。 油圧ブレーカBのシリンダ1内には、打撃ピストン2が摺嵌され、公知の油圧 打撃機構が構成されていて、油圧供給源からシリンダ1へ圧油を供給することに より前後進可能になっている。シリンダ1の前方にはフロントヘッド3が固設さ れ、このフロントヘッド3にチゼル4が挿着されている。シリンダ1の後方には バックヘッド5が固設され、このバックヘッド5内にガス室6が設けられている 。ガス室6には打撃ピストン2の後端部が出入りするようになっており、打撃ピ ストン2の後退行程でガス室6内に封入されている不活性ガスを圧縮し、打撃ピ ストン2の前進行程即ちチゼルを打撃する打撃行程では、加圧された不活性ガス が打撃ピストン2へ前進力を加える。従って、打撃ピストン2の打撃行程では、 ガス圧と油圧とが併用されるため、打撃力が増強される。
【0009】 バックヘッド5には、ガス室6に不活性ガスを封入するための給気弁7が、基 端外周の取付ねじ13で螺着されている。給気弁7の他端には、外周上にガス封 入装置20を連結するための雄ねじ15が設けられており、中心に給気口16が 穿設されその内周にはオーリング12が取付けられている。給気弁7の弁箱8内 には弁体9が摺嵌されており、常時は弁体9が図2の左側に示すようにスプリン グ10で弁座11に圧接されて閉状態となりガス室6からの不活性ガスの漏洩を 防止している。
【0010】 ガス封入装置20は、チャージングホルダ21と、チャージングピン22と、 ホルダガイド23とで構成されている。チャージングホルダ21は、チャージン グボンベ24の装着を容易にするため、側面を切欠いた円筒体であり、下部にパ ッキン25、上部にはチャージングボンベ24を固定する取付ボルト26が設け られている。チャージングボンベ24は、油圧ブレーカBのガス室6内に封入す るのに必要な量の不活性ガスを充填したミニガスカートリッジである。
【0011】 チャージングピン22は、下端にガス室6の給気弁7の給気口16に挿入され る給気管27、上端にチャージングボンベ24の吐出口28を開口するためのニ ードル29を備えており、チャージングボンベ24の吐出口28から噴出したガ スを給気管27に送る通気孔30が穿設されている。このチャージングピン22 は、上半部がチャージングホルダ21の下端部内側に上下摺動可能に嵌挿されて おり、摺動面22Fにはオーリング31が取付けられている。
【0012】 ホルダガイド23は、下端に給気弁7の雄ねじ15に螺着される雌ねじ34を 備えており、内面に突設した鍔部33がチャージングピン22の外周に設けられ たた環状溝32と回転可能に係合し、チャージングホルダ21の下端部外周を所 定距離Dだけ上下摺動可能に保持している。 油圧ブレーカBのガス室6にガスを封入する際には、チャージングホルダ21 をホルダガイド23から引上げた状態で、チャージングホルダ21に下端がパッ キン25に当接するようチャージングボンベ24を装着し、取付ボルト26で固 定する。それから給気弁7の給気口16に給気管27を挿入し、ホルダガイド2 3を回して雌ねじ34を給気弁7の雄ねじ15に螺着し、チャージングピン22 を固定する。雌ねじ34がねじ込まれて行くと、給気管27が給気弁7の弁体9 を押下げるので、弁体9が弁座11から離れて開き、給気の準備が完了する。そ こで、チャージングホルダ21を手で下方に押下げると、チャージングボンベ2 4が下方へ移動し、吐出口28がチャージングピン22のニードル29と衝接し て開口され、チャージングボンベ24からガスが噴出する。噴出したガスは、通 気孔30、給気管27、給気弁7を通ってガス室6に充填される。
【0013】 ガス封入終了後、ホルダガイド23を逆に回して雌ねじ34を給気弁7の雄ね じ15から取外す。 ガス室内のガス圧は、必要に応じ図5に示す圧力計40で測定し調節する。こ の圧力計40には、給気管27と等径のチェックピン41を備えたチェックアダ プタ42が取付けられており、チェックピン41を給気弁7の給気口16に挿入 することにより、容易に圧力を測定できる。圧力が不足する場合は、チャージン グボンベ24を取替えて再度封入作業を行い、圧力が高すぎる場合には、チェッ クピン41で給気弁7の弁体9を押し、ガスを放出させて圧力を調節する。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の油圧ブレーカのガス封入装置は、軽量小形で不 便な作業現場に重い高圧ガスボンベや給気器具を持込む必要がなく、取扱いが簡 単で熟練を要せず、現場作業者が安全確実にガスを封入することができる。また 、封入作業を短時間で行うことができ、装置も安価であるため経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックヘッドにガス室を備えた油圧ブレーカの
縦断面図である。
【図2】ガス室の給気弁の拡大断面図である。
【図3】本考案の一実施例のガス封入装置の側面図であ
る。
【図4】ガス封入装置の縦断面図である。
【図5】圧力計の正面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 打撃ピストン 3 フロントヘッド 5 バックヘッド 6 ガス室 7 給気弁 9 弁体 10 スプリング 11 弁座 12 オーリング 13 取付ねじ 15 雄ねじ 16 給気口 20 ガス封入装置 21 チャージングホルダ 22 チャージングピン 23 ホルダガイド 24 チャージングボンベ 25 パッキン 26 取付ボルト 27 給気管 28 吐出口 29 ニードル 30 通気孔 32 環状溝 33 鍔部 34 雌ねじ 40 圧力計

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に打撃ピストンを前後進可能
    に摺嵌し、シリンダ前方に固設されたフロントヘッドに
    チゼルを挿着し、シリンダ後方に固設されたバックヘッ
    ドに給気弁を備えたガス室を設け、打撃ピストンの打撃
    行程をガス圧、又はガス圧と油圧とを用いて行う油圧ブ
    レーカにおいて、ガス室にガスを封入する装置であっ
    て、チャージングボンベを固定するチャージングホルダ
    と、下端にガス室の給気弁の給気口に挿入される給気
    管、上端にチャージングボンベの吐出口を開口するニー
    ドルを備えたチャージングピンと、給気弁に螺着する雌
    ねじを備えチャージングピンを給気弁に固定すると共
    に、チャージングホルダを上下摺動可能に保持するホル
    ダガイドとからなる油圧ブレーカのガス封入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116908A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Okabe Co Ltd 藻場造成方法
JP2008114296A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Furukawa Rock Drill Co Ltd ガス検圧機構

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JP2007116908A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Okabe Co Ltd 藻場造成方法
JP4611861B2 (ja) * 2005-10-25 2011-01-12 岡部株式会社 藻場造成方法
JP2008114296A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Furukawa Rock Drill Co Ltd ガス検圧機構

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