JPH04253525A - ダイスプリング装置 - Google Patents

ダイスプリング装置

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Publication number
JPH04253525A
JPH04253525A JP3153128A JP15312891A JPH04253525A JP H04253525 A JPH04253525 A JP H04253525A JP 3153128 A JP3153128 A JP 3153128A JP 15312891 A JP15312891 A JP 15312891A JP H04253525 A JPH04253525 A JP H04253525A
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JP
Japan
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cylinder
rod
liquid
spring device
air chamber
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Application number
JP3153128A
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English (en)
Inventor
Ichiro Takadera
一郎 高寺
Ichiro Morita
森田 伊知朗
Toshihiro Takehana
俊博 竹鼻
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス設備等に使用さ
れるガス封入式のダイスプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレスによって素板(ブランク)を打抜
いたり絞り加工する場合、ブランクに皺が生じることを
防ぐために加圧パッドが用いられている。加圧パッドは
ダイスプリングによって付勢される。従来のダイスプリ
ングには巻ばねあるいはウレタンばねが使われていたが
、近時は高い初期荷重と大きなストロ−クが得られるガ
ス封入式のダイスプリング装置が着目されている。
【0003】ガス封入式のダイスプリング装置は、内部
に高圧ガスが封入されたシリンダと、このシリンダに挿
入されたロッドを備えており、プレス時の荷重をロッド
の軸線方向に作用させ、シリンダ内部のガスを圧縮する
ことによって反力を生じさせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のガス封
入式ダイスプリング装置は、高い初期荷重と大きな反力
を得るために、きわめて高い圧力の圧縮ガスが封入され
ている。このため、ロッドの摺動部においてガスが漏れ
やすく、経時的に特性が変化してしまうことがあった。 従って本発明の目的は、内部に封入された高圧ガスを漏
れにくくすることによって、耐久性の高いガス封入式の
ダイスプリング装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された本発明は、内部に圧縮ガスが封入されるシリ
ンダと、上記シリンダの開口端側からシリンダの内部に
挿入されかつシリンダに対し軸線方向に移動自在なロッ
ドと、上記シリンダの開口端付近に設けられていて上記
ロッドの摺動部をシ−ルする軸封手段とを備えたガス封
入式のダイスプリング装置であって、ロッドの摺動部に
液を導く手段と、このロッド摺動部に導かれた液がロッ
ド摺動部から漏れることを防ぐシ−ル材とを具備してい
る。
【0006】
【作用】シリンダ内部に封入された高圧ガスの圧力は、
ロッドをシリンダから押出す方向に作用する。この力は
、プレス加工時においてブランクを押える力として利用
される。本発明では、シリンダの開口端におけるロッド
摺動部分に液が導かれ、この液はシリンダ内の気室ある
いはシリンダ外部に漏れないようにシ−ル材によってシ
−ルされる。液体は密度の低いガスに比べて、より完璧
なシ−ルが可能である。従ってロッド摺動部に導かれた
上記液がシ−ル材によってシ−ルされることにより、シ
リンダ内に封じ込まれている高圧ガスはロッド摺動部か
ら漏れることが阻止される。
【0007】
【実施例】以下にこの発明の第1実施例について、図1
ないし図3を参照して説明する。図1に示されたダイス
プリング装置10は、中空のシリンダ11と、このシリ
ンダ11に挿入されるロッド12を備えている。ロッド
12はシリンダ11の軸線方向に移動自在である。シリ
ンダ11は、直円筒状のシリンダボディ13と、このシ
リンダボディ13の閉塞端側に固定された端部材14と
を備えて構成される。端部材14にガス供給口15が設
けられている。このガス供給口15は、後述する気室3
0にガスを供給した後に栓16によって閉塞される。
【0008】シリンダ11の内部に、有底カップ状のフ
リ−ピストン20が設けられている。フリ−ピストン2
0の開口端側にフランジ部21が設けられている。この
フランジ部21に、ベアリング22,23と、シ−ル材
24が設けられている。ベアリング22,23とシ−ル
材24の外周面は、シリンダボディ13の内周面に気密
に摺接する。このフリ−ピストン20は、シリンダ11
の軸線方向に移動自在である。
【0009】シリンダ11の内周面とフリ−ピストン2
0の外周面とによって、気室30が規定されている。こ
の気室30に、不活性ガスが封入されている。不活性ガ
スの一例は窒素である。ガスの封入圧力は、このダイス
プリング装置10に要求される皺押え力に応じて決定さ
れるが、例えば数10kgf/cm2 ないし150 
kgf/cm2位の高い圧力である。気室30内のガス
の圧力は、ロッド12をシリンダ11から押出す方向に
作用する。
【0010】フリ−ピストン20の内面側は液室31と
して使われ、この液室31に作動液32の一例として油
が満たされる。液室31はフリ−ピストン20によって
気室30と仕切られているため、気室30内のガスが液
室31の油に溶け込むことはない。なお、気室30の内
容積はフリ−ピストン20のサイズ等に応じて調整する
ことができる。
【0011】ロッド12は、円柱状のロッドボディ35
を有している。ロッドボディ35は、シリンダ11の内
部に位置する内端36と、シリンダ11の外部に突出す
る外端37を有している。この外端37にヘッドチップ
38が固定されている。ヘッドチップ38は、熱処理に
よって硬度が高められている。
【0012】シリンダ11の開口端付近に、軸封手段と
しての軸封アセンブリ40が設けられている。軸封アセ
ンブリ40は、シリンダ11の開口端に挿着されたシ−
ルホルダ41と、その内端側に設けられたベアリングホ
ルダ42を備えている。シ−ルホルダ41とベアリング
ホルダ42は、ロッド12を挿通させるためのロッド挿
通孔43,44を有している。シ−ルホルダ41とベア
リングホルダ42との間は、Oリング等のシ−ル材45
によってシ−ルされる。ベアリングホルダ42とシリン
ダボディ13との間は、Oリング等のシ−ル材46によ
ってシ−ルされる。
【0013】シ−ルホルダ41は、シリンダボディ13
に設けられた雌ねじ50にねじ込まれることによって、
ベアリングホルダ42と一緒にシリンダボディ13に固
定される。シ−ルホルダ41の内周部に、高圧側シ−ル
材51と、低圧側シ−ル材52と、これらシ−ル材51
,52の間に位置する中間スペ−サ53が設けられてい
る。各シ−ル材51,52と中間スペ−サ53は、ロッ
ド12の外周面すなわちロッド摺動部に摺接する。また
、シ−ルホルダ41に、液室31に連通するエア抜き孔
54が設けられている。この孔54は、栓55によって
閉塞される。
【0014】ベアリングホルダ42の内周部に、ベアリ
ング60が設けられている。このベアリング60の内周
面はロッド12の外周面に摺接する。また、ベアリング
ホルダ42に環状のストッパ壁61が設けられていると
ともに、前記エア抜き孔54に連通する孔62が設けら
れている。
【0015】ロッド12の内端36にフランジ部65が
設けられている。ロッド12がシリンダ11から伸び出
る方向に所定量移動した時、フランジ部65が前記スト
ッパ壁61に当接することにより、ロッド12の伸び側
ストロ−クエンドが規制される。ロッド12のストロ−
クの一例は80mm、ロッド12に加わる最大荷重の一
例は1000kgfである。
【0016】液室31に満たされた液32の一部は、ロ
ッド12とベアリング60との間の摺動部に入り込む。 このロッド摺動部に入り込んだ液は、シリンダ11の外
部に対してシ−ル材51,52によってシ−ルされるこ
とにより、ロッド摺動部から外部に漏れ出ることが阻止
される。ロッド摺動部において油や水のようにある程度
の粘性のある流体をシ−ルすることは、高圧ガスをシ−
ルする場合よりも容易である。フリ−ピストン20の摺
動部は、ベアリング22,23とシ−ル材24とによっ
てシ−ルされる。
【0017】上記構成のダイスプリング装置10は、ロ
ッド12をシリンダ11に押込む方向の荷重が負荷され
た時、シリンダ11に対するロッド12の挿入量が増大
する。このためロッド12の挿入量に応じて気室30が
圧縮され、フリ−ピストン20が端部材14側に移動す
るとともに、気室30の圧力が増大する。
【0018】例えば、図2に示されるようにロッド12
がストロ−クS1の距離を移動した時、フリ−ピストン
20はストロ−クS2だけ移動する。ロッド12がシリ
ンダ11内に所定ストロ−ク以上押込まれると、ロッド
12の内端36がフリ−ピストン20の開口端からフリ
−ピストン20の内部に進入することにより、ロッド1
2とフリ−ピストン20との干渉が回避される。
【0019】上記シ−ル構造においては、ロッド12を
シリンダ11の軸線に対して、ある程度の角度範囲で傾
動させることが可能である。ロッド12が伸び側に移動
する時には、ロッド12の移動分に応じて気室30の容
積が増加するため、フリ−ピストン20が元の位置に戻
る。
【0020】図3にダイスプリング装置10の使用態様
の一例が示されている。図示例のダイスプリング装置1
0は、第1の金型ユニット70側に設けられている。金
型ユニット70の下部に、圧力パッド71が設けられて
いる。第2の金型ユニット72上にブランクBがセット
される。シリンダ11は、図示上側の支承部74に支持
される。
【0021】プレス時に金型ユニット70が降下すると
、ロッド12がシリンダ11に押込まれる方向に移動す
る。気室30内のガスの圧力は、ロッド12をシリンダ
11から押出す方向に作用する。従って、圧力パッド7
1がブランクBの縁部を押圧することにより、プレス時
にブランクBに皺が生じることが防止される。プレスが
終って金型ユニット70がオ−プン方向に駆動されると
、シリンダ11に対してロッド12が伸び側に移動する
【0022】図4と図5は本発明の第2実施例を示して
いる。この第2実施例において、前記第1実施例と共通
する箇所には共通の符号を付して説明を省略し、第1実
施例と異なる点について以下に説明する。
【0023】この第2実施例のシリンダ11は、シリン
ダボディ13の端部に固定された略円筒状のベ−ス部材
80を有しており、このベ−ス部材80の内側にシ−ル
ホルダ41が挿着されている。シ−ルホルダ41の内周
部に、リング状のベアリングホルダ81が保持されてい
る。このベアリングホルダ81の内周面側にベアリング
60が設けられている。
【0024】また、上記ベ−ス部材80に、シリンダボ
ディ13と同心の円筒状の延長部82が設けられている
。この延長部82は、シリンダボディ13の内面側に挿
入されている。そして延長部82の内側に、この延長部
82と同心の円筒状の金属製の仕切り膜83が取付けら
れている。仕切り膜83の図示下端84は、延長部82
の端部に液密に固定されている。仕切り膜83の図示上
端85は環状の受け座86の端部に液密に固定されてい
る。
【0025】そして延長部82の内周面と仕切り膜83
の外周面との間に、液室90が設けられている。図5に
示されるように、上記液室90は液路91,92,93
を介して、ロッド12の摺動部に通じている。ロッド1
2の摺動部に導かれた液は、気室30に対しては上記受
け座86に設けられたシ−ル材94によってシ−ルされ
る。またシリンダ11の外部に対しては、第1実施例と
同様のシ−ル材51,52によってシ−ルされる。何ら
かの理由によって液室90内の液32が漏れた場合、液
32の減少分に応じて仕切り膜83が撓むことにより、
液室90の体積減少分が吸収される。
【0026】図6に本発明の第3実施例を示す。この実
施例の基本的構成は前記第2実施例と同様であるが、こ
の第2実施例の場合、テ−パ円筒状をなす金属製仕切り
膜97によって、液室90と気室30とが仕切られてい
る。この仕切り膜97は、前述したベ−ス部材80の筒
状延長部82と同心状である。筒状延長部82と仕切り
膜97との間に位置する液室90に満された液は、液路
91,92を経てロッド12の摺動部に導かれる。また
、シリンダ11の内部に、気室30の体積を調整するた
めの適宜量の液98が収容されている。なお、仕切り膜
97の長さと角度によっては、液98は不要である。
【0027】図7および図8は本発明の第4実施例を示
している。この実施例には、ダイヤフラム状の金属製仕
切り膜100が使われている。この仕切り膜100の外
周縁は、ベ−ス部材80の延長部82の端部に液密に固
定されている。仕切り膜100の内周縁は、シ−ルハウ
ジング101に液密に固定されている。そして仕切り膜
100によって、液室90と気室30とが互いに仕切ら
れている。液室90に満たされた液32の一部は、ロッ
ド12の摺動部に導かれる。
【0028】ロッド12の摺動部に導かれた液は、シリ
ンダ11の外部に対して、シ−ル材51,52によって
シ−ルされる。液室90と気室30との間は、仕切り膜
100と、シ−ルハウジング101に設けられたシ−ル
材102とによってシ−ルされる。何らかの理由によっ
て液室90内の液32が漏れた場合には、液32の減少
分に応じて仕切り膜100が撓むことにより、液室90
の体積減少分が吸収される。
【0029】本実施例において、ロッド12の伸び側ス
トロ−クエンドは、円環状のストッパプレ−ト103に
よって規制される。ストッパプレ−ト103はシリンダ
ボディ13に固定されている。
【0030】なお、前記第2実施例ないし第4実施例に
おける各仕切り膜83,97,100は、金属の代りに
例えばブチルゴムなどのようにガスバリヤ性の高い高分
子膜を使用してもよい。
【0031】図9は本発明の第5実施例を示している。 この実施例の場合、軸線方向に移動可能な可動シ−ルホ
ルダ110が採用されている。シ−ルホルダ110の内
周側と外周側に、それぞれシ−ル材111,112が設
けられている。可動ホルダ110の図示上側に液室90
がある。液室90に満たされた液は、ロッド12の摺動
部に導かれる。ロッド12の摺動部に導かれた液は、気
室30に対してはシ−ル材111,112によってシ−
ルされ、シリンダ11の外部に対しては、シ−ル材51
,52によってシ−ルされる。液室90内の液32が漏
れた場合、液32の漏れ量に応じてシ−ルホルダ110
が軸線方向に移動することにより、液室90の体積減少
分が吸収される。
【0032】図10に示された本発明の第6実施例にお
いては、金属製仕切り膜83の軸線方向中間部(図示例
では軸線方向中央)に、仕切り膜83の変形を防止する
ためのリング120が設けられている。本実施例のリン
グ120は、仕切り膜83の外周面に固定されている。 それ以外の構成は、前述した第2実施例(図4)と同様
である。
【0033】図11に示された本発明の第7実施例の場
合、仕切り膜83の内周面にリング120が設けられて
いる。リング120は例えば金属からなり、溶接あるい
は接着等の適宜の固定手段によって仕切り膜83に固定
される。
【0034】リング120の径や取付け位置は、ロッド
12がシリンダ11内に押込まれた時に、ロッド12と
干渉しないように適宜に設定される。なお、必要に応じ
て複数のリング120を仕切り膜83の軸線方向に適宜
間隔で配置してもよい。
【0035】例えば、液室内の液の一部が漏れるなどし
て液室90の液量が減少した場合、仕切り膜83は径方
向に撓み、ついには塑性変形を生じることがある。この
とき、何らかの理由により、液室90の圧力が気室30
よりも高くなると、仕切り膜83が径方向に縮み、仕切
り膜83の一部が破損する可能性がある。上記リング1
20が設けられていれば、液室90の液量が減少しても
、仕切り膜83の変形形状は、より球に近付き、液室9
0の圧力が気室30よりも高くなった時などに破損しに
くくなる。
【0036】図12に示された第8実施例においては、
液室90内の液をロッド12の摺動部に導く液路91,
92,93の途中に、円環状のチェックシール130が
設けられている。高圧側シール材51は、サポートリン
グ131に設けられている。サポートリング131とシ
ールホルダ41との間は、Oリング132によってシー
ルされている。金属製仕切り膜83の下端84は、リン
グ状の端部材133を介して、シリンダ11の内面壁に
固定されている。なお、本実施例において、前記実施例
と共通の符号を付した箇所は、前記実施例のものと共通
である。
【0037】図13に拡大して示すように、チェックシ
ール130の断面(円周方向各部の断面)はU状をなし
ている。図中のA側からB側に圧力がかかった時、すな
わちロッド摺動部の圧が液室90の圧力よりも高い時な
どには、図13中に矢印で示すようにチェックシール1
30を押し広げる方向に圧力Pが作用し、チェックシー
ル130が受け座86とハウジング11に密接すること
によって、ロッド摺動部のガスまたは液が液室90側に
流れることが阻止される。
【0038】上記とは逆に、圧力がB側からA側に作用
する時には、チェックシール130が縮まる方向に撓む
ことにより、液室90内の液の一部をロッド12の摺動
部の方向に導くことができる。
【0039】チェックシール130を設けた理由は次の
通りである。気室30の圧力はロッド12の上下運動に
よって、例えば130〜200kgf/cm2 の間で
変動する。このような圧力変動を生じても、仕切り膜8
3は液室90内の非圧縮性の液によって支えられている
ため、液室90が液で満たされている限り、仕切り膜8
3に繰返し変形は生じない。
【0040】ところが、気室30内のガスがシール材9
4と液路91,92,93を通って液室90内に入り込
むと、ガスは圧縮性であるため、ロッド12の往復運動
時に切り膜83が繰返し変形を生じるようになり、耐久
性が低下する。このような問題を解決する手段として、
本実施例のようなチェックシール130を設け、ガスが
液室90側に漏れないようにすることが有効となる。
【0041】図14に示された本発明の第9実施例の場
合、ロッド12の摺動部においてシール材51とシール
材94との間に、液室150,151内の液が導かれ、
この液によってベアリング60が潤滑されるようになっ
ている。液室150,151は、シリンダ10の外部に
対して、シール材46とOリング132によってシール
されている。また、液室151と気室30との間にチェ
ックシール152が設けられている。このチェックシー
ル152は、気室30内の圧縮ガスが液室151側に流
れることを許容し、かつ液室151内の液が気室30側
に流れることを阻止する機能をもっている。
【0042】この実施例において、気室30内のガスが
チェックシール152を通って液室151に入ったとし
ても、液室151からロッド12の摺動部に至る隙間が
極めて狭いため、ガスはチェックシール152の近くに
とどまり、ロッド12の摺動部に達することがない。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、シリンダ内部に封じ込
められた高圧ガスを、ロッド摺動部に導いた液とこの液
をシ−ルするシ−ル材とを利用して確実にシ−ルするこ
とができ、ガス漏れが抑制された耐久性の高いダイスプ
リング装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すダイスプリング装置
の縦断面図。
【図2】図1に示されたダイスプリング装置の作動状態
を示す断面図。
【図3】図1に示されたダイスプリング装置の使用態様
を一部断面で示すプレス設備の側面図。
【図4】本発明の第2実施例を示すダイスプリング装置
の縦断面図。
【図5】図4に示されたダイスプリング装置における軸
封部分の拡大断面図。
【図6】本発明の第3実施例を示すダイスプリング装置
の縦断面図。
【図7】本発明の第4実施例を示すダイスプリング装置
の縦断面図。
【図8】図7に示されたダイスプリング装置における軸
封部分の拡大断面図。
【図9】本発明の第5実施例を示すダイスプリング装置
の縦断面図。
【図10】本発明の第6実施例を示すダイスプリング装
置の縦断面図。
【図11】本発明の第7実施例を示すダイスプリング装
置の縦断面図。
【図12】本発明の第8実施例を示すダイスプリング装
置の縦断面図。
【図13】図12に示されたダイスプリング装置の一部
を示す拡大断面図。
【図14】本発明の第9実施例を示すダイスプリング装
置の縦断面図。
【符号の説明】
10…ダイスプリング装置、11…シリンダ、12…ロ
ッド、20…フリ−ピストン、30…気室、31…液室
、40…軸封アセンブリ(軸封手段)、51,52…シ
−ル材、83…仕切り膜、90…液室、94…シ−ル材
、97,100…仕切り膜、102,111,112…
シ−ル材、120…リング、130…チェックシール。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に圧縮ガスが封入されるシリンダと、
    上記シリンダの開口端側からシリンダの内部に挿入され
    かつシリンダに対し軸線方向に移動自在なロッドと、上
    記シリンダの開口端付近に設けられていて上記ロッドの
    摺動部をシ−ルする軸封手段とを備えたガス封入式のダ
    イスプリング装置であって、上記ロッドの摺動部に液を
    導く手段と、このロッド摺動部に導かれた液がロッド摺
    動部から漏れることを防ぐシ−ル材とを具備したことを
    特徴とするダイスプリング装置。
  2. 【請求項2】上記シリンダの内部に、このシリンダの軸
    線方向に移動自在でかつシリンダ内部を液室と気室とに
    仕切るカップ状のフリ−ピストンを設け、上記ロッドが
    シリンダ内に所定ストロ−ク以上押込まれた時に上記ロ
    ッドの内端が上記フリ−ピストンの内側に入り込むよう
    にしてある請求項1記載のダイスプリング装置。
  3. 【請求項3】上記シリンダの内部に、シリンダ内部を液
    室と気室とに仕切る仕切り膜を設けるとともに、上記仕
    切り膜の軸線方向の中間部に、上記仕切り膜の破損を防
    止するリングを設けた請求項1記載のダイスプリング装
    置。
  4. 【請求項4】上記シリンダの内部が仕切り部材によって
    液室と気室とに仕切られかつ上記気室に圧縮ガスが封入
    されており、さらに上記液室内の液をロッドの摺動部に
    導く液路の途中に、上記液が液室側からロッド摺動部側
    に流れることを許容しかつ上記ガスが気室側から液室側
    に流れることを阻止するチェックシールを設けた請求項
    1記載のダイスプリング装置。
  5. 【請求項5】上記シリンダの内部に、上記圧縮ガスを封
    入した気室と、上記ロッドの摺動部に通じる液室が設け
    られており、さらに上記液室と気室との間に、上記気室
    内の圧縮ガスが上記液室側に流れることを許容しかつ上
    記液室内の液が気室側に流れることを阻止するチェック
    シールが設けられている請求項1記載のダイスプリング
    装置。
JP3153128A 1990-06-26 1991-06-25 ダイスプリング装置 Pending JPH04253525A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6663089B2 (en) * 2000-03-03 2003-12-16 Pascal Engineering Corporation Hydraulic cylinder with boosting function
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KR101337856B1 (ko) * 2012-02-29 2013-12-06 주식회사 만도 감쇠력 가변식 쇽업소버

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