JP4565525B1 - 解凍簡単お刺身まぐろ - Google Patents

Abstract

【課題】刺身用冷凍鮪切り身（サク）は、加工時の鋸クズが付着したまま剥き出しの状態で発泡容器に収められ最終使用者に納品される場合がほとんどだが、使用や喫食には汚れ除去のための洗浄でマイナス５０度以下の切り身に触れたり、大量の塩を必要とするなどの面倒な解凍作業が必要だった。また生食用にもかかわらず剥き出し状態のため、さらなる細菌汚染や細菌増殖の可能性が高かった。
【解決手段】予め洗浄した刺身用冷凍鮪切り身（サク）と、解凍に適した海水と同程度の塩分濃度を有した氷を同封し脱気封印する。氷の塩分濃度は３．３〜３．７％としておく。
【選択図】図１

Description

この発明は、刺身用冷凍鮪切り身（サク）の出荷販売における商品の包装技術に関する。

従来刺身用冷凍鮪切り身（サク）の販売における商品の荷姿は、加工時の鋸クズが付着したまま発泡容器などに剥き出しの状態で収められ流通されている。一方、解凍方法については高度な技術が乱立し過ぎて、平易な手順の普及を妨げており業界は一種自縛状態にある。

特許第３０１７２２９号（Ｐ３０１７２２９）

特開平０６−３２７３９８

現状では、最終使用者は使用や喫食に際し洗浄のためマイナス５０度以下の切り身に触れたり、大量の塩を必要とするなどの解凍作業が面倒である。また技術的に優れた装置やその設置場所など、最終使用者の中でも特に一般消費者が有する設備環境には馴染まない。その結果、洗浄が不十分であったり細菌による汚染やその増殖が可能な状態が長時間に及ぶため、販売者が推奨する安心安全な品質が得られない場合が多い。
そこで、この発明は、面倒な解凍作業の大部分が省略できる荷姿での包装と商品を提供することを課題とする。

以上の課題を解決するために、第一発明は、予め洗浄した刺身用冷凍鮪切り身（サク）と解凍に適した海水と同程度の３．３〜３．７％の塩分濃度を有した氷を同封し、脱気封印することを特徴とする包装技術である。
また、第二発明は、第一発明の包装技術を施した刺身用冷凍鮪切り身（サク）である。

第一発明、または第二発明によれば、最終使用者は当該商品を包装状態のまま必要時間お湯に浸すだけで、安心安全な品質確保に必要な解凍作業が容易に完了できる。

この発明の一実施形態を示す斜視図である。 従来技術を示す斜視図である。

この発明の一実施形態を、図１に示す。
通常鮪切り身（サク）は１００ｇ〜３００ｇあり、一袋１に切り身（サク）２は１個が原則であり、この本体２とともに塩水氷３を、２と同重量程度入れ脱気封印している。この塩水氷３の塩分濃度は解凍に適した海水と同程度の３．３〜３．７％としてある。

「実施形態の効果」
この実施形態によれば、最終使用者は入手容易な３５〜４０度のお湯に当該商品を１０分〜１５分程度浸すだけで、刺身用冷凍鮪切り身（サク）の解凍作業でもっとも重要な工程を容易に完了することが出来、美味しく衛生的にも安心安全な品質を確保出来る。
「他の実施形態」
真空包装機とさらに丈夫な材質のビニール袋がある場合は真空包装でも良い。

１ ビニール袋 ２ 刺身用冷凍鮪切り身（サク）
３ 塩水氷 ４ 脱気封印（シール）痕 ５ 発泡容器

Claims (2)

1. 予め洗浄した刺身用冷凍鮪のサクと、海水と同程度の３．３〜３．７％の塩分濃度を有した氷とをビニール袋に同封し、脱気封印することを特徴とする刺身用冷凍鮪サクの包装体の製造方法。
2. 請求項１記載の製造方法により得られる刺身用冷凍鮪のサクの包装体。

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