JP3232710U - 密封袋入りじゃがいも - Google Patents
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Abstract
【課題】保存可能で種々の料理の材料に用いることができる密封袋入りじゃがいもを提供する。【解決手段】密封袋入りじゃがいも1は、非加熱のじゃがいも2の皮の一部を残して、皮が薄く剥かれたじゃがいもが密封袋3内に収納された構成とする。【選択図】図1
Description
本考案は、じゃがいもが密封袋内に収納された密封袋入りじゃがいもに関する。
袋状容器内に収納された芋に関連する先行技術文献情報として、例えば、次の特許文献1がある。
特許文献1に記載の技術は、ガスバリア性のある透明な袋状容器を備え、この袋状容器内に焼き芋を充填収納し、焼き芋は、無菌化したスティック状で、しかも皮無し状態であり、食する際に皮を剥く必要がなく、袋状容器は、透明であり、袋状容器内の焼き芋の色状態を視認でき、皮のゴミ処理および食べこぼしの処理に困ることがない容器入り焼き芋を提供するものである。
また、従来技術として、皮を厚めに剥いたじゃがいもを茹でて(加熱処理して)真空パックしたものが知られている。
しかしながら、上記の特許文献1に記載の技術や従来技術では、一定期間保存することはできるが、じゃがいもは加熱処理されているため、非加熱状態(生)のじゃがいもを材料とするレシピの料理には用いることは困難であった。
また、保存期間をさらに延ばすことも困難であった。
また、保存期間をさらに延ばすことも困難であった。
本考案の目的は、一定期間保存可能で、密封袋から取り出したじゃがいもを種々の料理の材料に用いることができる密封袋入りじゃがいもを提供することにある。
本考案の第一の密封袋入りじゃがいもは、
非加熱のじゃがいもであって、皮の一部を残して前記皮が薄く剥かれた前記じゃがいもが密封袋内に収納されていることを特徴とする。
非加熱のじゃがいもであって、皮の一部を残して前記皮が薄く剥かれた前記じゃがいもが密封袋内に収納されていることを特徴とする。
本考案の第二の密封袋入りじゃがいもは、
非加熱のじゃがいもであって、皮の一部を残して前記皮が薄く剥かれた前記じゃがいもが凍結寸前の温度まで冷却された状態で密封袋内に収納されていることを特徴とする。
非加熱のじゃがいもであって、皮の一部を残して前記皮が薄く剥かれた前記じゃがいもが凍結寸前の温度まで冷却された状態で密封袋内に収納されていることを特徴とする。
本考案によれば、保存可能で種々の料理の材料に用いることができる密封袋入りじゃがいもを提供することができる。
まず、図1を参照して、本考案の実施形態の密封袋入りじゃがいもについて説明する。
密封袋入りじゃがいも1は、非加熱のじゃがいも2が密封袋3内に収納された商品である。
密封袋入りじゃがいも1は、非加熱のじゃがいも2が密封袋3内に収納された商品である。
じゃがいも2は、加熱処理していない生の状態のじゃがいもである。このため、加熱済みのものと比較して、幅広い料理の材料に使用することが可能である。例えば、ポテトチップスの材料としても利用可能である。
また、じゃがいも2は、皮の食感が残らない(気にならない)程度に皮の一部を少し残して薄く剥いた状態のものである。従来の機械を使用して皮を全部剥いていたものと比較して、皮を薄く剥くことにより、皮むき後の歩留まりが高く、肉(実)が多く残ることとなる。例えば、図2に示すように、じゃがいもの皮が、まだらに全体の1/6乃至1/8程度の割合で残った状態であってよい。なお、皮が残る割合は必ずしも1/6乃至1/8に限定されない。
じゃがいも2の旨味成分や栄養素は皮と肉(実)の間に多くあるので、皮付近の肉(実)をしっかり残して皮ぎし(皮のすぐ内側)の旨味成分や栄養素を多く残すことで、需要者のメリットを増大させることができる。
じゃがいも2の旨味成分や栄養素は皮と肉(実)の間に多くあるので、皮付近の肉(実)をしっかり残して皮ぎし(皮のすぐ内側)の旨味成分や栄養素を多く残すことで、需要者のメリットを増大させることができる。
このようなじゃがいも2は、例えば、1個を1/6ずつにカットしてカレーの材料として食しても、皮の食感が残らなく、需要者の満足度を低下させることが無い。
じゃがいも2の皮を剥く際には、例えば、本願出願人の自社製品である水洗式小型自動ジャガイモ皮むき機(薄むき名人)を使用して、水で湿らせた複数(多数)のじゃがいも2同士を混ぜることで、もみ洗いするように、こすり合わせて皮を剥くことであってもよい。当該ジャガイモ皮むき機は、じゃがいも2同士をこすり合わせることに加えて、特殊加工ブラシや、霧状高圧水等の相乗効果により、皮の食感が残らない程度に皮の一部を少し残して薄く剥いた状態とすることができる。なお、当該ジャガイモ皮むき機は、じゃがいも2が土付きの状態でもそのまま洗浄及び皮むきが可能である。
密封袋3は、袋内のじゃがいも2の色状態を視認できるように全体が透明である。密封袋3は、真空パック用のガスバリア性の優れた包装材料である柔軟なシート状透明部材により形成されている。例えば、公知のナイロン/ポリエチレン複合フィルム等の密封袋である。その全体が透明であることが好ましいが、一部のみを透明とした構成でもよい。
皮を少し残して薄く剥いた状態の生のじゃがいも2をそのまま(常温のまま)、例えば、自動製袋充填機等のホッパーに供給し、密封袋3内に単数又は複数のじゃがいも2を収容して真空パック(真空包装)処理を実施して密封袋入りじゃがいも1を製造する。もちろん手作業で袋詰めすることであってもよい。
この密封袋入りじゃがいも1の賞味期限は、冷蔵庫で保存して1か月程度である。
なお、じゃがいも2は、皮を少し残して薄く剥いた状態であるため、従来の皮を厚めに剥いたじゃがいもと比較して、保存期間をさらに延ばすことが可能となっている。
皮を少し残して薄く剥いた状態の生のじゃがいも2をそのまま(常温のまま)、例えば、自動製袋充填機等のホッパーに供給し、密封袋3内に単数又は複数のじゃがいも2を収容して真空パック(真空包装)処理を実施して密封袋入りじゃがいも1を製造する。もちろん手作業で袋詰めすることであってもよい。
この密封袋入りじゃがいも1の賞味期限は、冷蔵庫で保存して1か月程度である。
なお、じゃがいも2は、皮を少し残して薄く剥いた状態であるため、従来の皮を厚めに剥いたじゃがいもと比較して、保存期間をさらに延ばすことが可能となっている。
また、密封袋3により真空パックする前段階で、皮の一部を少し残して薄く剥いた状態の生のじゃがいも2のみを凍結寸前の温度まで冷却した後に、真空パック処理を実施してチルド製品とすることであってもよい(3か月程度は保存可能)。ここで、チルドとは、凍結寸前の温度まで冷却して保存することをいい、またチルド製品とは、製造から販売まで0度乃至10度の温度で管理されている製品をいう。
また、密封袋3により真空パックした後の段階で、皮の一部を少し残して薄く剥いた状態の生のじゃがいも2及び密封袋3の全体を凍結寸前の温度まで冷却してチルド製品とすることであってもよい(3か月程度は保存可能)。
また、密封袋3により真空パックした後の段階で、皮の一部を少し残して薄く剥いた状態の生のじゃがいも2及び密封袋3の全体を凍結寸前の温度まで冷却してチルド製品とすることであってもよい(3か月程度は保存可能)。
なお、じゃがいも2を密封袋3により真空パックする前の段階で、又は、じゃがいも2を凍結寸前の温度まで冷却する前の段階等で、所定の減菌・殺菌の工程(例えば、薬品等を使用する。)が追加されることであってもよい。これにより、密封袋入りじゃがいも1の保存期間を効果的に延ばすことができる。
また、密封袋3に収納される、じゃがいも2の大きさ(サイズ)は問わなく、また、個数はここでは5個(図1参照)としたが、限定されない。さらに、じゃがいも2とともに調味液等や他の食品が密封袋3内に収納されることであってもよい。
上記の本実施の形態による密封袋入りじゃがいも1によれば、所定の期間において保存可能で、密封袋3から取り出して、種々の料理の材料に用いることができる、旨味成分や栄養素を多く含み食感も良い、じゃがいも2を提供することができる。
その他、一々例示はしないが、本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、各構成部材の大きさや形状を含む種々の変更が加えられて実施されてよい。
1 密封袋入りじゃがいも
2 じゃがいも
3 密封袋
2 じゃがいも
3 密封袋
Claims (2)
- 非加熱のじゃがいもであって、皮の一部を残して前記皮が薄く剥かれた前記じゃがいもが密封袋内に収納された密封袋入りじゃがいも。
- 非加熱のじゃがいもであって、皮の一部を残して前記皮が薄く剥かれた前記じゃがいもが凍結寸前の温度まで冷却された状態で密封袋内に収納された密封袋入りじゃがいも。
Priority Applications (1)
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JP2021001491U Active JP3232710U (ja) | 2021-04-21 | 2021-04-21 | 密封袋入りじゃがいも |
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JP (1) | JP3232710U (ja) |
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2021
- 2021-04-21 JP JP2021001491U patent/JP3232710U/ja active Active
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