JP2004121160A - カット野菜のガス充填包装体 - Google Patents

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田尻 千尋
Koichiro Asao
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Abstract

【課題】カット野菜の鮮度を長時間保持することのできる包装体を提供する。
【解決手段】野菜の原木が、1乃至10℃で5乃至48時間保冷された後にカットされ、窒素ガス85乃至98容量%と炭酸ガス15乃至2容量%との混合ガスを充填して密閉包装されている。好ましくは、密封包装が、密封熱収縮包装である。好ましくは、カット野菜が、容器に盛り付けられている。又、野菜の原木が、1乃至10℃で5乃至48時間保冷された後にカットされ、加熱処理済みの半加工肉と袋入りの液体調味料と共にトレーに盛り付けられ、ガスバリヤー性を有する熱収縮性フィルムを用いて、窒素ガス85乃至98容量%と炭酸ガス15乃至2容量%との混合ガスを充填して密閉熱収縮包装されている。好ましくは、袋入りの液体調味料が、10℃以下に冷却されている。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カット野菜のガス充填包装体に関するものである。例えば、カップ容器に盛り付けられた野菜サラダや、カット野菜が加熱処理済みの半加工肉や袋入りの液体調味料と共にトレーに盛り付けられた調理用材料セット、具体的には、回鍋肉、酢豚、鶏チリ、チンジャオロース、五目あんかけ、マーボーナス等の調理用材料セットのガス充填包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ容器等に盛り付けられた野菜サラダは、自己粘着性を有するフィルムで、ストレッチ包装されているのみであった。又、トレー等に盛り付けられたカット野菜入りの調理用材料セットも、ストレッチ包装やシュリンク包装されているのみであった。
しかしながら、これらの包装方法では、カット野菜の鮮度を長時間保持することが困難であった。
【0003】
又、近年、色々な食品の鮮度を長期間保持するために、ガスバリヤー性フィルムを用いたガス充填包装が行われている。例えば、生肉やハム・ソーセージ等にガス充填包装が盛んに行われている。
しかし、カット野菜は、従来のガス充填包装方法では充分な鮮度保持を期待することができず、長期間の鮮度保持性に優れた包装体の開発が要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、カット野菜の鮮度を長時間保持することのできる包装体を提供しようとするものである。
例えば、カップ容器等に盛り付けられた野菜サラダやトレー等に盛り付けられたカット野菜入りの調理用材料セット等の鮮度保持期間を長くし、製造から消費者に至る流通期間を充分に確保することのできる包装体を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、次のような手段を講じた。即ち、
野菜の原木が、1乃至10℃で5乃至48時間保冷された後にカットされ、窒素ガス85乃至98容量%と炭酸ガス15乃至2容量%との混合ガスを充填して密閉包装されている。
好ましくは、密封包装が、密封熱収縮包装である。
好ましくは、カット野菜が、容器に盛り付けられている。
又、野菜の原木が、1乃至10℃で5乃至48時間保冷された後にカットされ、加熱処理済みの半加工肉と袋入りの液体調味料と共にトレーに盛り付けられ、ガスバリヤー性を有する熱収縮性フィルムを用いて、窒素ガス85乃至98容量%と炭酸ガス15乃至2容量%との混合ガスを充填して密閉熱収縮包装されている。
好ましくは、袋入りの液体調味料が、10℃以下に冷却されている。
【0006】
【発明の実施態様】
まず、本発明の包装体は、野菜の原木が1乃至10℃で5乃至48時間保冷された後にカットされていることを最大の特徴とするものである。好ましくは、野菜の原木が5乃至9℃で10乃至24時間保冷された後にカットされていることを特徴とするものである
野菜を保冷する温度が1℃未満では、野菜の組織が壊れ、変質を生じてしまう。又、保冷温度が10℃を越えると、包装されたカット野菜の鮮度を長時間保持することができない。
しかも、野菜を保冷する時間が5時間未満では、保冷温度が1乃至10℃の範囲内であっても、カット野菜の鮮度を長時間保持することができない。しかし、保冷時間が48時間を越えても、野菜の鮮度を長時間保持する更なる効果が期待できないばかりか、製造から消費者に渡る流通期間を短くするのみである。なお、野菜の原木を保冷する状態としては、一般に輸送流通で用いられる段ボールケースの状態でも、個々取り出した状態でも特に制限されない。
【0007】
尚、保冷されカットされた野菜は、流水による洗浄の後に次亜塩素水溶液による洗浄を行い、更に、流水による洗浄の後に脱水処理を行うのが好ましい。例えば、株式会社クレオ社製のカット野菜洗浄機(商品名“クレール”)と減菌処理装置装置(商品名“ビビドオ”)の組み合わせ等を用いて処理する。
【0008】
そして、本発明の包装体は、1乃至10℃で5乃至48時間保冷された野菜の原木がカットされて、窒素ガス85乃至98容量%と炭酸ガス15乃至2容量%との混合ガスと共に密封包装されている。好ましくは、窒素ガス90乃至98容量%と炭酸ガス10乃至2容量%の混合ガスを充填して密封包装されている。尚、本発明において「炭酸ガス」とは、「二酸化炭素」を意味している。
炭酸ガス濃度が15容量%を越えると、好ましくは、炭酸ガス濃度が10容量%を越えると、カット野菜が呼吸障害を起こし、鮮度保持性の低下をきたす。又、炭酸ガス濃度が2容量%未満では、生菌の繁殖抑制効果が薄れ、鮮度保存性の低下をきたす。
【0009】
又、混合ガスの充填された密封包装体は、ガスバリヤー性を有するフィルムを用いて包装される。
ガスバリヤー性を有するフィルムとしては、特に限定されるものではなく、従来からガス充填包装に用いられているフィルムを使用することができる。例えば、ガスバリヤー層としてのエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層を中間層とし、両外層をポリオレフィン系樹脂層とする多層フィルム等が挙げられる。又、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層とポリアミド系樹脂層とを有し、少なくとも一方の表面層をポリオレフィン系樹脂層とする多層フィルム等も好適である。尚、一方の表面層がポリオレフィン系樹脂以外の樹脂層からなる場合には、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂等の樹脂層からなるのが一般的である。
【0010】
本発明に用いられるガスバリヤー性フィルムの具体的な層構成としては、包装体の外表面層から内表面層の順に次のような樹脂からなるものが挙げられる。
極低密度直鎖状ポリエチレン樹脂/接着性樹脂/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物/接着性樹脂/極低密度直鎖状ポリエチレン樹脂、極低密度直鎖状ポリエチレン樹脂/接着性樹脂/ポリアミド系樹脂/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物/接着性樹脂/極低密度直鎖状ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート/接着性樹脂/ポリアミド系樹脂/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物/接着性樹脂/極低密度直鎖状ポリエチレン樹脂、ポリアミド系樹脂/ポリアミド系樹脂/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物/接着性樹脂/極低密度直鎖状ポリエチレン樹脂。なお、極低密度直鎖状ポリエチレン樹脂に換えて他のポリエチレン系樹脂を用いることもある。
【0011】
又、混合ガスが充填された密封包装は、熱収縮包装であることが好ましい。特に、カット野菜が容器に盛り付けられている場合には、熱収縮包装が好ましい。何故なら、カット野菜が容器に盛り付けられていると、輸送工程時等でカット野菜の盛り付けられた状態が崩れることがないので、何時までも見栄えが良いので商品価値が高い。
尚、ガス充填された密封熱収縮包装は、従来の一般的な熱収縮包装と異なり、排気孔を有しない熱収縮性のガスバリヤー性フィルムを用いて行われる。例えば、ピロー包装機を用いて包被体内に混合ガスを吹き付けながら三方シール(背貼りシールと前後シール)によって密封包被させる。その際、包被体内の余分の混合ガスを除くために、スポンジロール等で押圧したり、吸引ノズルで吸気したりして脱気させる。そして、三方シールによって密封包被させた後、熱収縮トンネル内を通過させることにより熱収縮性フィルムを収縮させて密封熱収縮包装する。
【0012】
混合ガスの充填された密封包装が密封熱収縮包装である場合には、ガスバリヤー性を有するフィルムは熱収縮性を有することが必要である。
ガスバリヤー性フィルムに熱収縮性を付与するには、従来、一般に行われているインフレーション二軸延伸方法やテンター延伸方法等の延伸処理によって行うことができる。
又、フィルム構成についても、特に限定されるものではなく、前記したフィルム構成のものを用いることができる。
【0013】
更に、カット野菜は、容器に盛り付けられるのが、カット野菜の形状を損なわせず、見栄えが良好になるので好ましい。
容器としては、特に限定されるものではなく、カップ状の容器やトレー等が挙げられる。例えば、野菜サラダ等では、カップ状の容器が多用され、調理用材料セットの場合には、トレーが好適に使用される。
又、カップやトレー等の容器の材質についても特に限定されるものではなく、従来のポリスチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂等からなるシート状の成型品や発泡の成型品等が挙げられる。
【0014】
尚、本発明の包装体は、カット野菜の盛り付けられ容器の開放部、一般には、容器の上部にフィルムを貼り付けて密封包装したものも含まれる。又、混合ガスを充填させた密封包装の場合には、ガスバリヤー性を有する容器にカット野菜を盛り付け、ガスパリヤー性を有するフィルムを容器の開放部に貼り付けて密封包装させたものも挙げられる。
【0015】
本発明の好ましい実施形態として、次のような調理用材料セットのガス充填包装体が挙げられる。
即ち、野菜の原木が、1乃至10℃で5乃至48時間保冷された後にカットされ、加熱処理済みの半加工肉と袋入りの液体調味料と共にトレーに盛り付けられ、ガスバリヤー性を有する熱収縮性フィルムを用いて、窒素ガス85乃至98容量%と炭酸ガス15乃至2容量%との混合ガスを充填した密閉熱収縮包装体が挙げられる。
【0016】
加熱処理済みの半加工肉とは、調理の種類によって、鶏肉、豚肉、牛肉等を湯引きや油引き等の加熱処理を選んで行われるものである。肉に加熱処理を行うことにより保存期間を長くすることができるようになるばかりか、カット野菜の鮮度保持に適した組成の混合ガスでも半加工肉に変色をきたすことがない。それに対し、加熱処理を行わない生肉では、カット野菜の鮮度保持に適した組成の混合ガスで変色を生じてしまい、肉の鮮度が低下したように見えてしまう。
【0017】
又、袋入りの液体調味料とは、ガスバリヤー性を有するプラスチックフィルム袋、例えば、外表層がポリアミド系樹脂層からなり、内表層がポリオレフィン系樹脂層からなる多層フィルムの袋に、醤油、ソース、ケチャップ、油、香料等を調理の種類に合わせて配合した液体調味料を充填させたものである。
尚、該袋入りの液体調味料は、10℃以下に冷却又は凍結させているものが好ましい。
袋入りの液体調味料が冷却又は凍結されていると、加熱収縮時に包装体内の温度上昇を抑え、しかも、流通過程での包装体内の温度を低温に保っことができるので、カット野菜等の鮮度を保持するのに有効である。
【0018】
本発明のカット野菜のガス充填包装体に用いられる野菜としては、特に限定されるものではないが、キャベツ、ピーマン、ニラ、もやし、椎茸、人参、玉葱等が挙げられる。
尚、根菜類については、調理方法によって、湯がく等の前処理を施しておくことが好ましい場合がある。
【0019】
【作用】
本発明の包装体は、カット前の野菜の原木が低温で所定時間保持されることにより、生菌の活動が抑制され、包装後の鮮度保持性に優れるようになるものと思われる。又、包装体内の混合ガスが所定の組成からなっているために、カット野菜の呼吸が阻止され、しかも、生菌の繁殖が抑制されるために、カット野菜の鮮度が保持されるものと思われる。
又、冷却又は凍結された袋入りの液体調味料をカット野菜等と一緒に盛り付けると、その保冷効果によってもカット野菜等の鮮度が保持されるものと思われる。
【0020】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明の内容を具体的に説明する。
尚、本発明は実施例に記載された内容によってのみ限定されるものでないことは当然である。
又、実施例や比較例における各評価は次のような方法によって行った。
(一般生菌数検査)
食品衛生検査指針の微生物編の検査方法に準拠した標準平板菌数測定法で測定した。
【0021】
(外観検査)
目視による色目変化を観察した。
(食味検査)
フライパンに油をひき、野菜と肉を強火で炒め、野菜に火が通り、肉が温まったら、火を止めタレをからめて調理したのち、食味を調べた。
【0022】
(カット野菜の洗浄処理)
カット後の野菜は、株式会社クレオ社製のカット野菜洗浄機(商品名“クレール”)と減菌処理装置装置(商品名“ビビドオ”)で洗浄処理を行った。
【0023】
〔実施例1〕
各野菜の原木を7℃で12時間保冷後カットし洗浄処理を行い、キャベツ130g、ピーマン20g、玉葱40gを計量したものと、油でさっと揚げたスライス豚バラ肉90gと凍結させた袋入りの回鍋肉用液体調味料100gを発泡ポリスチレン樹脂トレー(縦方向:200mm、横方向:170mm、深さ:25mm)に盛り付けた。
そして、片方の表面がポリアミド系樹脂層、もう片方の表面層がポリエチレン系樹脂層、そして、芯層がエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物であるガスバリヤー性を有する熱収縮性フィルム(日本エコラップ株式会社製:商品名「エコラップ G」 フィルム巾450mm)を用い、ストレッチ式ガス置換シュリンク包装機(茨木精機株式会社製:商品名「CFP−3000型」)により、窒素ガス95容量%と炭酸ガス5容量%の混合ガスを充填させて調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。尚、ヒートシール温度は、センターシール温度が160℃、前後シール温度が130℃であった。又、熱収縮は2室式の熱収縮トンネルを用い、前室の温度を140℃、後室の温度を100℃に設定して行った。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に生菌数検査、外観検査、食味検査を行った。その結果を表1に示す。
【0024】
〔実施例2〕
カット前の野菜の保冷条件を7℃の冷蔵庫で5時間とする以外は、実施例1と同様の方法により調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に一般菌数検査、外観検査、食味検査を行った。その結果を表1に併記する。
【0025】
〔実施例3〕
カット前の野菜の保冷条件を、10℃の冷蔵庫で12時間とする以外は、実施例1と同様の方法により調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に菌数検査、外観検査、食味検査を行った。その結果を表1に併記する。
【0026】
〔比較例1〕
包装する前のカット野菜の保冷条件を、15℃の冷蔵庫で12時間とする以外は、実施例1と同様の方法により調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に菌数検査、外観検査、食味検査を行った。その結果を表1に併記する。
【0027】
〔比較例2〕
包装する前のカット野菜の保冷条件を、7℃の冷蔵庫で1時間とする以外は、実施例1と同様の方法により調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に菌数検査、外観検査、食味検査を行った。その結果を表1に併記する。
【0028】
【表1】
Figure 2004121160
【0029】
〔比較例3〕
充填させる混合ガスの窒素ガスを80容量%、炭酸ガスを20容量%にする以外は、実施例1と同様の方法により調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に菌数検査、外観検査、食味検査を行った。結果を表2に示す。
【0030】
〔比較例4〕
充填させる混合ガスの窒素ガスを100容量%、炭酸ガスを0容量%にする以外は、実施例1と同様の方法により調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に菌数検査、外観検査、食味検査を行った。その結果を表2に併記する。
【0031】
〔比較例5〕
充填させる混合ガスを空気にする以外は、実施例1と同様の方法により調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に菌数検査、外観検査、食味検査を行った。その結果を表2に併記する。
【0032】
〔実施例4〕
カット野菜と共にトレイに盛り付ける袋入りの液体調味料を凍結させず、室温状態の液体調味料を用いる以外は、実施例1と同様の方法により調理用材料セットのガス充填密封熱収縮包装体を得た。
得られた包装体を8℃の冷蔵庫に5日間保存した後に菌数検査、外観検査、食味検査を行った。結果を表2に併記する。
【0033】
【表2】
Figure 2004121160
【0034】
【効果】
本発明のカット野菜のガス充填包装体は、被包装物であるカット野菜の鮮度を長時間保持することができる。そのため、製造から消費者に至る流通期間を充分に確保することのできるので商業上非常に有益である。
特に、カット野菜と共に加熱処理済みの半加工肉や袋入りの液体調味料をトレー等に盛り付けた調理用材料セット等の商品に優れた効果を発揮する。

Claims (5)

  1. 野菜の原木が、1乃至10℃で5乃至48時間保冷された後にカットされ、窒素ガス85乃至98容量%と炭酸ガス15乃至2容量%との混合ガスを充填して密閉包装されていることを特徴とするカット野菜のガス充填包装体。
  2. 密封包装が、密封熱収縮包装であることを特徴とする請求項1に記載されたカット野菜のガス充填包装体。
  3. カット野菜が、容器に盛り付けられていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載されたカット野菜のガス充填包装体。
  4. 野菜の原木が、1乃至10℃で5乃至48時間保冷された後にカットされ、加熱処理済みの半加工肉と袋入りの液体調味料と共にトレーに盛り付けられ、ガスバリヤー性を有する熱収縮性フィルムを用いて、窒素ガス85乃至98容量%と炭酸ガス15乃至2容量%との混合ガスを充填して密閉熱収縮包装されていることを特徴とするカット野菜のガス充填包装体。
  5. 袋入りの液体調味料が、10℃以下に冷却されていることを特徴とする請求項4に記載されたカット野菜のガス充填包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013247944A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Chiba Univ 青果物用容器及びこれを用いた青果物の保存方法
CN113995006A (zh) * 2021-10-13 2022-02-01 贵州味特食品有限公司 一种蔬菜、禽畜肉同包装的净菜加工保鲜方法

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