JP4564123B2 - 免震建物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、免震装置を介して相対横移動自在に設けられた下部構造部と上部構造部とからなり、エレベータの昇降路を、前記下部構造部と前記上部構造部とにわたって連続的に設け、前記昇降路の内、少なくとも前記免震装置を設けてある階層部に、エレベータレールを支持する支持フレームを、前記下部構造部と前記上部構造体とにわたる状態に設けてある免震建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の免震建物としては、図9に示すように、免震装置Mを介して相対横移動自在に設けられた下部構造部B1と上部構造部B2とで構成し、エレベータ3の昇降路4を、前記下部構造部B1と前記上部構造部B2とにわたって連続的に設け、前記昇降路4の内、前記免震装置Mを設けてある階層部を挟んだ上下階層にわたって、エレベータレール6を支持する支持フレーム8を設け、前記下部構造部B1と上部構造部B2との相対横移動が発生しても、前記支持フレーム8が、滑らかな曲線状に変形することで、エレベータの昇降の障害となり難いように構成したものがあった(特開平10−88846号公報参照)。
この場合の前記支持フレーム8と、下部構造部B1・上部構造部B2との各連結部分は、昇降路4に急激な屈曲部分が生じるのを防止する意味で、下部構造部B1においては、剛接合構造とし、上部構造部B2においては、支持フレーム8の横移動を拘束しながら、縦スライドのみを許容した接合構造としてあった。
具体的には、図に示すように、支持フレーム8の上端部は、上部構造部B2の昇降路内で上下に摺動できるように延伸部分20を設ける一方、上部構造部B2においては、前記延伸部分20に対して横移動を拘束した状態で上下スライド自在に支持できるように、昇降路4の一部を鞘形状部21に構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の免震建物によれば、地震による横揺れによって前記支持フレームが折れ曲がると、それに支持されているエレベータレールも同様の形状に屈曲することとなり、エレベータの昇降の障害になる危険性があるから、前記支持フレームが局部で折れ曲がることがないようにする必要がある。
従って、支持フレームそのものを頑丈で粘り強く形成しておくと共に、下部構造部・上部構造部における支持フレームの取付対象部についても、充分な強度を備えさせておく必要がある。そして、支持フレームそのものは、剛性を保つと共に上下のスライド代を確保するために、その上端部にわざわざ前記延伸部分を形成しておかなければならなかった。
しかも、支持フレームをスムースに上下スライド支持できるようにするためには、上部構造部の前記鞘形状部、及び、支持フレームには、高い寸法精度が要求される。
即ち、従来の免震建物によれば、エレベータシャフトの建設に手間が掛かり易く、それに伴って工期も長く掛かり、且つ、材料コストが嵩み易いという問題点があった。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、建物に横揺れが発生してもエレベータ昇降の障害が発生しにくい中間免震の建物を、手間を掛けず、スピーディーに形成できるようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の特徴構成は、図1・6・7・8に例示するごとく、免震装置Mを介して相対横移動自在に設けられた下部構造部B1と上部構造部B2とからなり、エレベータ3の昇降路4を、前記下部構造部B1と前記上部構造部B2とにわたって連続的に設け、前記昇降路4の内、少なくとも前記免震装置Mを設けてある階層部に、エレベータレール6を支持する支持フレーム8を、前記下部構造部B1と前記上部構造体B2とにわたる状態に設けてある免震建物において、前記支持フレーム8上下端部と、前記下部構造部B1、及び、前記上部構造部B2との各連結部は、前記支持フレーム8が、前記下部構造部B1、及び、前記上部構造部B2に対して揺動自在に取り付いた屈曲自在連結部9で構成してあり、前記支持フレーム8に対して、前記エレベータレール6が、水平面内での何れの方向にも水平移動自在に支持させてあるところにある。
【0006】
請求項1の発明の特徴構成によれば、前記支持フレームの上下端部は、前記屈曲自在連結部によって、前記下部構造部、及び、前記上部構造部に連結されているから、上部構造部と下部構造部とが相対的に横揺れするような場合、前記支持フレームは、前記屈曲自在連結部で揺動することができ、支持フレーム中に曲げ力が作用するのを回避できる。そして、支持フレームにはエレベータレールが、水平面内での何れの方向にも水平移動自在に支持させてあるから、エレベータレールそのものは、前記支持フレームの揺動に伴って無理な折れ曲がり力が作用する箇所においては、前記支持フレームに対して横移動し、滑らかな曲線になるような姿勢をとることが可能となる。従って、エレベータの昇降の障害となることを防止しやすい。
また、前記支持フレームは、従来のように、延伸部分を設けなくても、必要最小限度の長さに設定しておくことができ、且つ、各構造部への取付構造に関しても、簡単な構造を採用することが可能となる。更には、前記支持フレームが取り付く各構造部分についても、特殊な構造を採用する必要が無く、エレベータシャフト各部の構造を単純なものとすることが可能となる。
その結果、エレベータシャフトの建設を効率的により短い工期で実施でき、且つ、材料コストの低減化をも叶えることが可能となる。
即ち、建物に横揺れが発生してもエレベータ昇降の障害が発生しにくい中間免震の建物を、手間を掛けず、スピーディーに、且つ、経済的に形成できるようになる。
【0007】
請求項2の発明の特徴構成は、図1に例示するごとく、前記支持フレーム8は、その端部が、前記下部構造部B1に、又は、前記上部構造部B2に、又は、前記下部構造部B1と前記上部構造部B2との両方に入り込んだ状態に配置してあり、前記支持フレーム8の周りには、前記下部構造部B1と前記上部構造部B2との相対横移動に伴う前記支持フレーム8の揺動を許容する揺動許容空間Yを設けてあるところにある。
【0008】
請求項2の発明の特徴構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記免震装置を設けてある階層部に生じる上下の各構造部間の横変位を、昇降路内の上下広い範囲で受け止めることが可能となり、前記支持フレームの揺動角を、より小さくできる。それに伴って、前記エレベータレールの屈曲をも、より小さくでき、エレベータ昇降の障害になり難くすることが可能となる。
従って、上部構造部と下部構造部とが、大きく相対横移動したとしても、エレベータ昇降はスムースに行うことが可能となる。
【0009】
請求項3の発明の特徴構成は、図8に例示するごとく、前記屈曲自在連結部9は、一対のピン連結部9Bで構成してあり、互いのピン連結部9Bは、それらのピン軸芯X1・X2どうしが立体交差又は交差する状態に形成してあるところにある。
【0010】
請求項3の発明の特徴構成によれば、請求項1又は2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、簡単な構造であるピン連結の形態をとりながらも、それら一対のピン連結部を、ピン軸芯どうしが立体交差又は交差する状態に形成することによって、平面視におけるあらゆる方向の横揺れに対応することが可能となる。その結果、材料コストの低減化を図ることが可能となることに加えて、構造が簡単であるから、メンテナンス性の向上を図ることも可能となる。
【0011】
請求項4の発明の特徴構成は、図7に例示するごとく、前記屈曲自在連結部9は、ボールジョイント9Aであるところにある。
【0012】
請求項4の発明の特徴構成によれば、請求項1又は2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、一方の被連結体に備えた球体部分と、他方の被連結体に備えた凹球面(前記球体部分に対応した凹球面)部分との嵌合からなるジョンイント形式であることから、このジョイント部分におけるスムースな屈曲を叶えることができるのに加えて、前記一方の被連結体と、他方の被連結体との遠近離間をも阻止した状態で連結でき、連結部分の構造をシンプルにすることが可能となる。
その結果、連結構造の簡単化によってメンテナンス性の向上を図ることが可能となる。
【0013】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0015】
図1〜3は、本発明の免震建物の一つの実施例を表したものであり、建物Bは、免震装置Mを介して相対横移動自在に設けられた下部構造部B1と上部構造部B2とからなる所謂中間免震の構造をとるものである。
【0016】
前記免震装置Mは、図4に示すように、本体1の上下端部に、前記上部構造部B2・下部構造部B1にそれぞれ取り付けるための円盤形状の拡径取付部1dを設け、本体1の胴部分は、複数の金属製薄板1aとゴム製薄板1bとを交互に積層させて一体化し、夫々の薄板1a・1bどうしが横方向に層間変位することができるように構成してある。
そして、免震装置Mは、上端部の拡径取付部1dを前記上部構造部B2に取り付けてあり、下端部の拡径取付部1dを下部構造部B1に取り付けてある。
従って、地震が発生した場合に、下部構造部B1からの振動は、前記免震装置Mによって減衰され、前記上部構造部B4の揺れを少なくすることが可能となる。
尚、前記各薄板1a・1bの縦芯部には、夫々を貫通する状態に鉛製の棒状体1cを設けてあり、前記各薄板1a・1bの層間変位に対するダンパー効果をより増強できるように構成してある。
また、図には示さないが、上部構造部B2と下部構造部B1とにわたって、水平(又はほぼ水平)姿勢にピストン形状のオイルダンパを取り付けてもよく、この構成により、上部構造部B2と下部構造部B1との相対横移動量の上限値を規制することが可能である。また、このオイルダンパを、伸縮力が加わるに伴って抵抗力が大きくなるように構成してあれば、上部構造部B2と下部構造部B1との相対移動をスムースにサポートしながらスライド上限値を規制できるものである。
【0017】
また、前記上部構造部B2と前記下部構造部B1とにわたって、エレベータ3の昇降路4を連続的に設けてある(図1参照)。
このエレベータ3は、平面的には、中央部分のエリアに設けられている(図2・3参照)。
このエレベータ3は、人や荷物を載せて上下階に移動自在なケージ5と、前記ケージ5の両側に配置されたエレベータレール6と、前記ケージ2を前記エレベータレール6をガイドとして上下駆動運転自在な駆動装置7とを備えて構成してある(図1参照)。
尚、ケージ5は、図には示さないが、連結ロープを介してバランスウエイトと連結してあり、前記駆動装置7の駆動に伴って前記連結ロープが上下移動して、その一端部に設けられたケージ5が昇降できるものである。
【0018】
前記昇降路4は、図1〜3に示すように、前記ケージ5が余裕をもって通過できる断面寸法に設定してあり、特に、前記免震装置Mを設けてある階層を含めた上下夫々複数階にわたる中央階層K1については、前記中央階層K1以外の階層(当該形態においては、以後、単に通常階層という)K2よりも大きな空間を確保してある。
そして、中央階層Kにおいては、前記通常階層K2の昇降路空間の四隅稜線延長線上に位置するように、前記エレベータレール6支持用の支持フレーム8を設けてある。
前記通常階層K2より平面的に広く形成してある中央階層K1部分は、下部構造部B1と前記上部構造部K2との相対横移動に伴う前記支持フレーム8の揺動を許容する揺動許容空間Yとなる。
前記支持フレーム8は、図1に示すように、前記通常階層K2の昇降路空間の四隅稜線延長線上に位置する複数の縦フレーム8Aと、隣接する各縦フレーム8Aにわたって設けられた横フレーム8Bとを備えて構成してある。因みに、縦フレーム8Aと横フレーム8Bとは、相対揺動自在に取り付けてある。
そして、前記縦フレーム8Aの上下各端部には、縦フレーム8Aを前記上部構造部B2、及び、前記下部構造部B1に対して揺動自在に連結する屈曲自在連結部9を設けてある。
尚、前記中央階層K1においては、前記エレベータレール6は、前記各横フレーム8Bに対して、水平移動自在に支持させてある。この支持部を、中央支持部H1という。
一方、前記通常階層K2においては、前記エレベータレール6は、所定高さ毎に昇降路4に固定支持してある。この支持部を、通常支持部H2という。
前記横フレーム8Bに対するエレベータレール6の支持状態を説明すると、一例として、図5に示すように、エレベータレール6の裏面側に、下方側に突出した支持突起6Aを設け、横フレーム8Bには、前記支持突起6Aを載置した状態で支持する支持テーブル部8Baを設け、支持テーブル部8Ba上に、前記支持突起6Aが載置された状態で支持してある。この例によれば、支持テーブル部8Ba上で前記支持突起6Aが水平方向に移動することができる。因みに、前記支持テーブル部8Baの外周部には、前記支持突起6Aが脱落するのを防止するための凸条部8Bbを設けてある(図5(イ)の斜視図参照)。そして、前記支持突起6Aは、凸条部8Bbに対して複数のバネSで連結してあり、建物の横揺れの無い状態においては、支持テーブル部8Ba上の所定位置に弾性的に位置決めされている(図5(ロ)の平面図参照)。また、建物が横揺れした場合でも、バネSの弾性復元力によって緩衝作用を発揮することができる。
また、前記屈曲自在連結部9について説明すると、図7に示すように、ボールジョイント9Aによって構成してある。
具体的には、前記縦フレーム8Aの端部には、球体9Aaを設けてあり、この球体9Aaに外嵌して連結自在な凹球面を備えた外嵌体9Abを、上部構造部B2・下部構造部B1の各該当部に設けてある。従って、縦フレーム8Aは、前記球体9Aaの中心周りに、揺動することが可能となる。即ち、各構造部B1・B2に対して揺動することが可能となる。
【0019】
本実施形態の建物によれば、例えば地震等によって上部構造部B2と下部構造部B1とが相対横移動する場合、図6に示すように、前記支持フレーム8は、ボールジョイント9Aを中心として揺動変形することができる。そして、それに伴って、上部構造部B2、下部構造部B1にそれぞれ固着されたエレベータレール6は、前記中央階層K1において、支持フレーム8に鉛直支持された状態で横移動でき、急激な曲げ変形のない滑らかな曲線状態の姿勢に変形することが可能となる。従って、前記ケージ5の昇降の妨げになり難く、スムースにサポートすることが可能となる。
【0020】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0021】
〈1〉 前記屈曲自在連結部9は、先の実施形態で説明したボールジョイント9Aに限るものではなく、例えば、図8に示すように、一対のピン連結部9Bで構成してあってもよい。具体的には、互いのピン連結部9Bは、それらのピン軸芯X1・X2どうしが立体交差又は交差する状態に形成してある。
また、屈曲自在連結部9は、支持フレーム8の上下端部に4点ずつ設けるものに限らず、例えば、支持フレーム8の端部矩形枠の対向する2辺部に各別に前記ボールジョイント9Aや、前記一対のピン連結部9Bを設けた2点構成を採ることも可能である。また、2点構成を採る場合は、2点どうしを結ぶ線が、支持フレーム8の上と下とで平行になる位置関係や、又は、捻れの位置関係になるように前記各屈曲自在連結部9を配置形成してもよい。更には、上記2点構成とする場合には、前記支持フレーム8の縦フレーム8Aと横フレーム8Bとは、相対揺動自在に連結されたものに限らず、剛接合してあってもよい。
一方、屈曲自在連結部9、又は、支持フレーム8、又は、それら両方に、上下に伸縮自在な伸縮機構を設けてあれば、建物の横揺れが大きい場合でも、伸縮によって応力が集中するのを回避することができ、より無理の無い状態でエレベータレールを支持することが可能となる。
〈2〉 前記建物は、下部構造部B1・上部構造部B2の各階数に制限があるものではなく、中間免震となるものすべてを含み得る。
また、前記下部構造部B1の一部、又は、全部、及び、前記上部構造部B2の一部が、地下構造となる場合もある。
〈3〉 前記支持フレーム8を配置した中央階層K1は、その端部が、前記下部構造部B1と前記上部構造部B2との両方に跨った状態に配置してあるものに限るものではなく、例えば、前記下部構造部B1、又は、前記上部構造部B2の一方側にのみ入り込んだ状態に形成してあるものであってもよく、上記実施形態と同様の作用効果を発揮することができるものである。
〈4〉 前記免震装置は、先の実施形態で説明したに限るものではなく、各種、公知の免震手段を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物の側面視による説明図
【図2】図1中のII−II線における平面図
【図3】図1中のI−I線における平面図
【図4】免震装置を示す一部切欠き斜視図
【図5】中央支持部を示す説明図
【図6】建物の側面視による変形状態を示す説明図
【図7】屈曲自在連結部を示す一部切欠き説明図
【図8】別実施形態の屈曲自在連結部を示す要部斜視図
【図9】従来の建物の側面視による説明図
【符号の説明】
3 エレベータ
4 昇降路
6 エレベータレール
8 支持フレーム
9 屈曲自在連結部
9A ボールジョイント
9B ピン連結部
B1 下部構造部
B2 上部構造部
M 免震装置
Y 揺動許容空間

Claims (4)

  1. 免震装置を介して相対横移動自在に設けられた下部構造部と上部構造部とからなり、エレベータの昇降路を、前記下部構造部と前記上部構造部とにわたって連続的に設け、前記昇降路の内、少なくとも前記免震装置を設けてある階層部に、エレベータレールを支持する支持フレームを、前記下部構造部と前記上部構造体とにわたる状態に設けてある免震建物であって、
    前記支持フレーム上下端部と、前記下部構造部、及び、前記上部構造部との各連結部は、前記支持フレームが、前記下部構造部、及び、前記上部構造部に対して揺動自在に取り付いた屈曲自在連結部で構成してあり、前記支持フレームに対して、前記エレベータレールが、水平面内での何れの方向にも水平移動自在に支持させてある免震建物。
  2. 前記支持フレームは、その端部が、前記下部構造部に、又は、前記上部構造部に、又は、前記下部構造部と前記上部構造部との両方に入り込んだ状態に配置してあり、前記支持フレームの周りには、前記下部構造部と前記上部構造部との相対横移動に伴う前記支持フレームの揺動を許容する揺動許容空間を設けてある請求項1に記載の免震建物。
  3. 前記屈曲自在連結部は、一対のピン連結部で構成してあり、互いのピン連結部は、それらのピン軸芯どうしが立体交差又は交差する状態に形成してある請求項1又は2に記載の免震建物。
  4. 前記屈曲自在連結部は、ボールジョイントである請求項1又は2に記載の免震建物。
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