JP3413034B2 - 免震装置 - Google Patents

免震装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は免震装置に係り、
特に木造建物の他、精密機械等の比較的軽量の構造物を
支持する免震装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、ビル等の重量構造物においては積層ゴムを主体と
した免震装置が知られている。この重量構造物を支持す
る免震装置は、鉛直方向には硬いばねを持ち大荷重を支
持し、水平方向にはゴム特有の柔らかいばねにより大変
形能力を備えたものであるが、木造建物等の比較的軽量
の構造物に使用した場合には鉛直荷重に対して水平剛性
が大き過ぎるために、軽量構造物の振動周期を長周期化
できなかった。なお、構造物の振動周期を長周期化する
のは、周期が4秒以上であれば地震波の種類に拘らず建
物等の構造物は被害を受けることはないことが一般に知
られている。
【0003】この水平剛性を小さくするために中央部を
くり抜いた形の中空断面形状の積層ゴムや積層数を増や
した積層ゴムが考えられるが、何れの積層ゴムも鉛直荷
重による座屈の問題や、水平変形時の曲げ剛性の低下に
よる曲げ変形の問題が発生し、安定して軽量構造物を支
持することが困難となる。また、水平剛性を小さくする
ために積層ゴムの直径を小さくすることが考えられる
が、水平変形時の鉛直荷重の支持能力が低下するので安
定性が損われる。
【0004】なお、積層ゴムの水平変形量は実質的に直
径の1/2程度、あるいはせん断変形でゴム厚さの20
0%程度に設定されているので、直径を大きくする、あ
るいはゴム厚さを増すなどの改良を施すことにより水平
変形量を大きくすることはできる。しかしながら、この
場合においても水平剛性の増大や座屈の問題が生ずるの
で、水平変形量を大きく取ることはできない。
【0005】このような難点に対して、鋼板とゴムから
なる積層ゴム支承であり、横断面は直交する2方向に長
方形が合成された十字形をしている免震装置が提案され
ている(特開平7−139045号公報)。この免震装
置によれば、軽量構造物に対する高い曲げ剛性と低い水
平剛性を同時に達成することができるが、同一の幅を持
つ矩形断面の場合より断面積が減少しているために、水
平変形時の鉛直荷重の支持能力が低下するので安定性が
損われるという難点があった。
【0006】また、構造物と、これを支持する基礎との
間に、水平面を滑動自在な部材と、この部材を滑動自在
に載置する凹曲面が上面に形成された受皿とから構成さ
れている小構造物簡易免震装置が提案されている(特開
平3−249445号公報)。この小構造物簡易免震装
置によれば、地震時の水平動に対して滑動自在な部材が
受皿の上面に形成された凹曲面を滑動することができる
ので、確実に復元力を与えることができる。しかしなが
ら、本装置単体では機能的に免震させることが難しく、
ダンパーなどの減衰機構が別途必要となるなどの難点が
あった。
【0007】さらに、互いに相対変位可能に絶縁された
上部構造体と下部構造体間に転がり支承と積層ゴム支承
を設置し、上部構造体の鉛直荷重を主に転がり支承に負
担させ、積層ゴム支承を主として上部構造体を復元させ
る水平ばねとして使用する免震構造物が提案されている
(特開平6−346627号公報)。この免震構造物に
よれば、上部構造体の振動周期を上部構造体の重量と積
層ゴム支承の剛性で決めることができ、積層ゴム支承の
水平剛性を相対的に低下させることにより積層ゴム支承
や滑り支承が単独で鉛直荷重を負担する場合の周期の限
界を超える長周期を達成することが可能になる。しかし
ながら、このような免震構造物では変形量を稼ぐために
積層ゴムの径を大きくすれば水平剛性が増加し、またゴ
ム厚さを増せば高さの増加になるなど、変形量が積層ゴ
ムの構造により制限されるという難点があった。
【0008】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、軽量構造物の振動周期を長周
期化させることができ、而も軽量構造物を安定した状態
で支持することができる免震装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の免震装置は、下部構造体と上部構造体とを互
いに相対変位可能に絶縁する免震装置で、下部構造体の
上面に固定された第1の積層ゴム支承体と、第1の積層
ゴム支承体の固定位置から所定距離だけ離間された上部
構造体の下面に固定された第2の積層ゴム支承体と、第
2の積層ゴム支承体の下面に固定され下部構造体に対し
て転動可能に当接される転がり支承体と、1個の回り対
偶を有する2個のリンクから成り、一方のリンクが第1
の積層ゴム支承体および他方のリンクが第2の積層ゴム
支承体にそれぞれ固定されたリンク連結機構とを備えた
ものである。このような本発明の免震装置においては、
下部構造体には転がり支承体が転動可能に当接される凹
曲面部が設けられたものが好ましい。
【0010】このように構成された本発明の免震装置に
おいて、水平方向に力が加わると上部構造体に第2の積
層ゴム支承体を介して固定された転がり支承体が下部構
造体上を移動する。この際、転がり支承体にリンク連結
機構で連結された第1の積層ゴム支承体と、第2の積層
ゴム支承体とは捩られるので、この第1の積層ゴム支承
体および第2の積層ゴム支承体の捩りによるばね作用に
より原位置に復帰することができる。この第2の積層ゴ
ム支承体は、移動する転がり支承体にリンク連結機構で
連結されているので、支持物の水平変形量が大きくな
り、また、リンクの長さの作用により水平剛性を低下さ
せることができる。これにより、振動周期を長周期化さ
せることができる。また、上部構造体の鉛直荷重は転が
り支承体が第2の積層ゴム支承体の下面に固定されてい
るので、第2の積層ゴム支承体と共に転がり支承体で安
定した状態で支持することができる。なお、下部構造体
に転がり支承体が転動可能に当接される凹曲面部を設け
ることにより、水平方向に移動した転がり支承体が凹曲
面に沿って元の位置、即ち凹曲面部の最深位置に戻るこ
とができる。したがって、上部構造体は元の位置に完全
に戻ることができる。
【0011】また、本発明の免震装置は、上部構造体と
下部構造体とを互いに相対変位可能に絶縁する免震装置
において、上部構造体の下面に固定された第1の積層ゴ
ム支承体と、第1の積層ゴム支承体の固定位置から所定
距離だけ離間された下部構造体の上面に固定された第2
の積層ゴム支承体と、第2の積層ゴム支承体の上面に固
定され上部構造体に対して転動可能に当接される転がり
支承体と、1個の回り対偶を有する2個のリンクから成
り、一方のリンクが第1の積層ゴム支承体および他方の
リンクが第2の積層ゴム支承体にそれぞれ固定されたリ
ンク連結機構とを備えたものである。このような本発明
の免震装置においては、上部構造体には転がり支承体が
転動可能に当接される凹曲面部が設けられたものが好ま
しい。
【0012】このように構成された本発明の免震装置
は、上部構造体に第1の積層ゴム支承体、下部構造体に
第2の積層ゴム支承体および転がり支承体がそれぞれ固
定された構造、即ち第1の積層ゴム支承体と、第2の積
層ゴム支承体および転がり支承体との取付方向が上述の
免震装置と天地が逆になるだけなので、免震動作は上述
の免震装置と同じなる。したがって、同一効果を得るこ
とができる。
【0013】さらに、本発明の免震装置においては、転
がり支承体は下部構造体あるいは上部構造体に対して転
動する転動部材を有し、そして転動部材は粘性流体に浸
漬されているものが好ましい。これにより、上部構造体
の振動を減衰させることができる。また、本発明の免震
装置においては、下部構造体あるいは上部構造体の転が
り支承体による転動範囲部に粘性弾性体をライニングし
てもよい。これにより、上部構造体の振動を減衰させる
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の免震装置の実施の
一形態について図面を参照して説明する。本発明の免震
装置は図1(a)、(b)に示すように、下部構造体2
と上部構造体3とを互いに相対変位可能に絶縁するもの
で、下部構造体2の上面2aに固定された第1の積層ゴ
ム支承体4と、第1の積層ゴム支承体4の固定位置Fか
ら所定距離だけ離間された上部構造体3の下面3aに固
定された第2の積層ゴム支承体5と、第2の積層ゴム支
承体5の下面5aに固定され下部構造体2に対して転動
可能に当接される転がり支承体6と、第1の積層ゴム支
承体4および第2の積層ゴム支承体5を連結するリンク
連結機構7とを備えている。
【0015】第1の積層ゴム支承体4および第2の積層
ゴム支承体5はゴム層と金属板を層状に多数積層して構
成され、このゴム層には弾性機能に優れた天然ゴムまた
はクロロプレンゴムが用いられる。また、金属板はゴム
層との付着性から、ニッケル板、銅板、黄銅板またはニ
ッケルメッキ、銅メッキ、黄銅メッキを施した鋼板等が
用いられる。なお、付着する際、冷間接着剤を用いても
よい。
【0016】転がり支承体6には転動部材である例えば
ボールベアリング8が下部構造体2上で転動可能に保持
されている。この転がり支承体6のボールベアリング8
の支持点が、第2の積層ゴム支承体5の積層ゴムと重な
るように当該第2の積層ゴム支承体5に固定されてい
る。これにより、上部構造体3の鉛直荷重を第2の積層
ゴム支承体5と共に転がり支承体6で、安定した状態で
支持することができる。このような転がり支承体6は特
定の周期を有していないので、下部構造体2上を自由に
移動することができる。
【0017】リンク連結機構7は1個の回り対偶を有す
る2個のリンク71、72から成るものである。即ち、
リンク71とリンク72とを回動自在に連結するため
に、リンク71の一端71aとリンク72の一端72a
とがピン73にて回動自在に固定されている。リンク7
1の他端71bは下部構造体2の上面2aに固定された
第1の積層ゴム支承体4の上面4aに固定され、リンク
72の他端72bは第2の積層ゴム支承体5および転が
り支承体6間に固定されている。
【0018】なお、下部構造体2の上面2aには、第1
の積層ゴム支承体4を固定させ、且つ転がり支承体6の
ボールベアリング8を転動させるための軌道体9を設け
てもよい。このように構成された免震装置1の免震動作
について、以下説明する。なお、免震装置1の上部構造
体3に対する配置は例えば図2に示すように、上部構造
体3の実質的に4隅A、B、C、Dに位置するようにそ
れぞれ設けられる(以下、A点に位置する免震装置を
「1A」、B点に位置する免震装置を「1B」、C点に
位置する免震装置を「1C」、D点に位置する免震装置
を「1D」とする。)。即ち、各免震装置1A、1B、
1C、1Dの第1の積層ゴム支承体4は上部構造体3の
4隅A、B、C、Dにそれぞれ固定され、各転がり支承
体6が固定された各第2の積層ゴム支承体5は上部構造
体3のA点、B点を結んだ直線L1上と、C点、D点を
結んだ直線L2上とに位置させ、且つ上部構造体3の中
心点Oを通るY軸を中心にして点対称になるように、さ
らにリンク連結機構7が所定角度で屈曲するようにそれ
ぞれ固定されている。
【0019】このように配置された各免震装置1A、1
B、1C、1Dにおいて、水平方向に力が加わると図3
に示すように、水平動に対して各免震装置1A、1B、
1C、1Dの転がり支承体6が移動することにより各リ
ンク連結機構7が屈曲運動するので、この屈曲運動によ
り各転がり支承体6に各リンク連結機構7で連結された
各第1の積層ゴム支承体4、および各第2の積層ゴム支
承体5には捩り変位が与えられる。この際、各転がり支
承体6には復元力が発生しないが、各第1の積層ゴム支
承体4および各第2の積層ゴム支承体5の捩りによるば
ね作用により原位置に復帰させることができる。この各
第2の積層ゴム支承体5は、移動する各転がり支承体6
に各リンク連結機構7で連結されているので、水平変形
量が大きくなり水平剛性を低下させることができる。こ
れにより、振動周期を長周期化させることができる。ま
た、第1の積層ゴム支承体4は無負荷状態なので、不安
要因が除かれ、捩りによるばね作用を安定した状態で発
揮させることができる。
【0020】また、各免震装置1A、1B、1C、1D
の水平剛性は、第1の積層ゴム支承体4および第2の積
層ゴム支承体5の捩りばね定数に依存するので、リンク
連結機構7のリンク71、72の長さを変更することに
より捩り剛性を変化させることが可能になる。即ち、リ
ンク71、72の全長を長くすることにより捩り剛性を
低くすることができ、リンク71、72の全長を短くす
ることにより捩り剛性を高くすることができる。これ
は、積層ゴム支承体の捩り許容角度が同一ならば、リン
クの全長が長い程、水平変形量を大きくできるというこ
とを意味する。
【0021】なお、上部構造体3の振動を減衰させる場
合には、積層ゴムの中央部に鉛プラグが圧入された鉛プ
ラグ入り積層ゴムや、高減衰積層ゴムを使用する。ま
た、転がり支承体6が有するボールベアリング8をシリ
コーンオイル等の粘性流体に浸漬させてもよく、さらに
下部構造体2の転がり支承体6による転動範囲部61に
高分子材料、粘弾性ゴム等の粘性弾性体をライニングし
てもよい(図1)。これにより、転がり運動が減衰され
る。なお、これらを併用すれば減衰能力を高めることが
できる。
【0022】また、下部構造体2の転がり支承体6によ
る転動範囲部10に中心部が最深となる凹曲面部を設け
ることにより、水平方向に移動した転がり支承体6が凹
曲面部に沿って元の位置、即ち凹曲面部の最深位置に戻
ることができる(図1)。したがって、上部構造体3は
元の位置に完全に戻ることができるようになる。なお、
本実施の一形態においては、上部構造体に第2の積層ゴ
ム支承体および転がり支承体、下部構造体に第1の積層
ゴム支承体がそれぞれ固定されていたが、これに限ら
ず、上部構造体に第1の積層ゴム支承体、下部構造体に
第2の積層ゴム支承体および転がり支承体をそれぞれ固
定してもよい。即ち、このような免震装置は図4に示す
ように、上部構造体3の下面3aに固定された第1の積
層ゴム支承体41と、第1の積層ゴム支承体41の固定
位置F′から所定距離だけ離間された下部構造体2の上
面2aに固定された第2の積層ゴム支承体51と、第2
の積層ゴム支承体51の上面51aに固定され上部構造
体3に対して転動可能に当接される転がり支承体61
と、第1の積層ゴム支承体41および第2の積層ゴム支
承体51を連結するリンク連結機構701とを備えたも
のである。
【0023】このような免震装置100によれば、第1
の積層ゴム支承体41と、第2の積層ゴム支承体51お
よび転がり支承体61との取付方向が上述の免震装置1
に対して天地逆になるだけなので、上述の免震装置1と
同一の効果を得ることができる。また、上部構造体3の
振動を減衰させる場合には上述した免震装置1と同様
に、積層ゴムの中央部に鉛プラグが圧入された鉛プラグ
入り積層ゴムや、高減衰積層ゴムを使用する。また、転
がり支承体61が有するボールベアリング81をシリコ
ーオイル等の粘性流体に浸漬させてもよく、さらに上部
構造体3の転がり支承体61による転動範囲部に高分子
材料、粘弾性ゴム等の粘性弾性体をライニングしてもよ
い。これにより、転がり運動が減衰される。なお、これ
らを併用すれば減衰能力を高めることが可能になる。
【0024】さらに、上部構造体3の転がり支承体61
による転動範囲部に凹曲面部を設けることにより上述し
た免震装置1と同様に、水平方向に移動した転がり支承
体61が凹曲面部に沿って元の位置、即ち凹曲面部の最
深位置に戻ることができる。したがって、上部構造体3
は元の位置に完全に戻ることができるようになる。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の免震装
置によれば、リンク連結機構の屈曲運動と共に第1の積
層ゴム支承体および第2の積層ゴム支承体の捩りによる
ばね作用により水平動を免震することから、上部構造体
の振動周期を上部構造体の質量、第1の積層ゴム支承体
および第2の積層ゴム支承体の捩れ剛性およびリンク連
結機構のリンク長さによって設定することができるの
で、支持系全体の水平剛性を低下させることができる。
これにより振動周期を長周期化させることができる。
【0026】また、リンク連結機構のリンク長さを変更
することにより捩り剛性を変えることができるので、積
層ゴムの形状係数によって捩り剛性が制限を受けること
がなくなる。これにより振動周期を長周期化させること
ができる。さらに、積層ゴムの水平剛性ではなく捩り剛
性によって支持系の水平剛性が決定されるので、積層ゴ
ムの座屈や水平変形時の曲げ変形が生ずることがなくな
る。これにより、安定した状態で上部構造体を支持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の免震装置の実施の一形態を示す説明図
で、(a)は上面図、(b)は側面図。
【図2】本発明の免震装置を上部構造体の4隅に配置し
た場合の説明図。
【図3】本発明の免震装置を上部構造体の4隅に配置し
た場合の動作説明図。
【図4】本発明の免震装置の他の実施の一形態を示す説
明図。
【符号の説明】
1、100・・・・・免震装置 2・・・・・下部構造体 2a・・・・・下部構造体の上面 3・・・・・上部構造体 3a・・・・・上部構造体の下面 4、41・・・・・第1の積層ゴム支承体 5、51・・・・・第2の積層ゴム支承体 5a・・・・・第2の積層ゴム支承体の下面 51a・・・・・第2の積層ゴム支承体の上面 6・・・・・転がり支承体 7、701・・・・・リンク連結機構 71、72・・・・・2個のリンク F、F′・・・・・第1の積層ゴム支承体の固定位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04H 9/02 331 E04H 9/02 331B 331D (56)参考文献 特開 平7−139045(JP,A) 特開 平3−249445(JP,A) 特開 平6−346627(JP,A) 特開 平8−284468(JP,A) 特開 平5−248493(JP,A) 特開 昭63−223244(JP,A) 特開 平5−164168(JP,A) 特開 昭57−140939(JP,A) 実開 平2−11905(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/00 - 15/08 E04B 1/36 E04H 9/02 331 F16F 1/00 - 6/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部構造体と上部構造体とを互いに相対変
    位可能に絶縁する免震装置において、前記下部構造体の
    上面に固定された第1の積層ゴム支承体と、前記第1の
    積層ゴム支承体の固定位置から所定距離だけ離間された
    前記上部構造体の下面に固定された第2の積層ゴム支承
    体と、前記第2の積層ゴム支承体の下面に固定され前記
    下部構造体に対して転動可能に当接される転がり支承体
    と、1個の回り対偶を有する2個のリンクから成り、一
    方の前記リンクが前記第1の積層ゴム支承体および他方
    の前記リンクが前記第2の積層ゴム支承体にそれぞれ固
    定されたリンク連結機構とを備えたことを特徴とする免
    震装置。
  2. 【請求項2】上部構造体と下部構造体とを互いに相対変
    位可能に絶縁する免震装置において、前記上部構造体の
    下面に固定された第1の積層ゴム支承体と、前記第1の
    積層ゴム支承体の固定位置から所定距離だけ離間された
    前記下部構造体の上面に固定された第2の積層ゴム支承
    体と、前記第2の積層ゴム支承体の上面に固定され前記
    上部構造体に対して転動可能に当接される転がり支承体
    と、1個の回り対偶を有する2個のリンクから成り、一
    方の前記リンクが前記第1の積層ゴム支承体および他方
    の前記リンクが前記第2の積層ゴム支承体にそれぞれ固
    定されたリンク連結機構とを備えたことを特徴とする免
    震装置。
  3. 【請求項3】前記下部構造体あるいは前記上部構造体に
    は前記転がり支承体が転動可能に当接される凹曲面部が
    設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の免
    震装置。
  4. 【請求項4】前記転がり支承体は前記下部構造体あるい
    は前記上部構造体に対して転動する転動部材を有し、前
    記転動部材は粘性流体に浸漬されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の免震装置。
  5. 【請求項5】前記下部構造体あるいは前記上部構造体の
    前記転がり支承体による転動範囲部には粘弾性体をライ
    ニングしたことを特徴とする請求項1または2記載の免
    震装置。
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