JPH1129277A - 免震建物のエレベータ - Google Patents

免震建物のエレベータ

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JPH1129277A
JPH1129277A JP20091297A JP20091297A JPH1129277A JP H1129277 A JPH1129277 A JP H1129277A JP 20091297 A JP20091297 A JP 20091297A JP 20091297 A JP20091297 A JP 20091297A JP H1129277 A JPH1129277 A JP H1129277A
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JP
Japan
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elevator
seismic isolation
reinforcing
guide rail
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20091297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihito Sakai
佳人 酒井
Masato Mori
正人 森
Masahiro Nishimura
正宏 西村
Hideo Kobayashi
秀生 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH1129277A publication Critical patent/JPH1129277A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/028Guideways; Guides with earthquake protection devices

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】地震時に免震階の上階と下階とに大きな水平変
位が生じても、免震階におけるエレベータの通過を確実
に確保することができる、免震建物のエレベータを提供
することを目的とする。 【解決手段】エレベータシャフトの上端から下端にはエ
レベータかごの昇降に使用するガイドレール2を設置
し、免震階を含む複数の階層にわたって、ガイドレール
2とは別にガイドレール2の両側に、平行に補強支柱3
を設置する。補強支柱3間を水平方向の横梁5で連結
し、少なくとも中段の横梁5は躯体壁面から離して補強
支柱3のみにスライド自在に取り付ける。この横梁5に
ガイドレール2をスライド自在に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免震建物のエレベ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築物の中間に免震装置を備えた構造が
開発されている。その場合に免震階の上下では大きな水
平変位が生じるから、従来のエレベータの構造ではその
通過が困難になってしまう可能性がある。
【0003】
【本発明の目的】本発明は上記したような従来の問題を
解決するためになされたもので、地震時に免震階の上階
と下階とに大きな水平変位が生じても、免震階における
エレベータの通過を確実に確保することができる、免震
建物のエレベータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明の免震建物のエレベータは、中間の
階層に免震装置を備えた建物において、エレベータシャ
フトの上端から下端にはエレベータかごの昇降に使用す
るガイドレールを設置し、免震階を含む複数の階層にわ
たって、ガイドレールとは別にガイドレールの両側に平
行に補強支柱を設置し、補強支柱間を水平方向の横梁で
連結し、少なくとも中段の横梁は躯体壁面から離して補
強支柱のみにスライド自在に取り付け、この横梁にガイ
ドレールをスライド自在に取り付けて構成した、免震建
物のエレベータを特徴としたものである。
【0005】
【本発明の実施の態様】以下図面を参照しながら本発明
の免震建物のエレベータの実施例について説明する。
【0006】<イ>免震建物。 本発明のエレベータを設置する建物は、中間の階層に免
震装置1を備えた建物にである。免震層装置1としては
例えばゴム製の短柱など公知の構造のものを利用するこ
とができる。この免震装置1の存在によって、地震時に
はその上下の階層において大きな水平方向の層間変位が
発生する。
【0007】<ロ>ガイドレール。 従来の一般の建物と同様に、エレベータシャフトの上端
から下端にはエレベータかごの昇降に使用するガイドレ
ール2を設置する。このガイドレール2はエレベータシ
ャフトの壁面に固定してある。ただし、免震階を含む複
数の階層だけは壁面に固定せず、後述する横梁にスライ
ド自在に取り付けて弾性変形を許容するように構成す
る。
【0008】<ハ>補強支柱。 免震階を含む複数の階層にわたって、ガイドレール2と
は別に補強支柱3を設置する。この補強支柱3は、ガイ
ドレール2の両側に平行に設ける。補強支柱3の上下端
部は躯体にピン支持装置4によって取り付ける。ピン支
持装置4とは例えば図4、5に示すように、直交する2
方向のピン41、42を組み合わせて構成する。そして
補強支柱3に開口した長孔31にピン41を貫通して支
持することによって補強支柱3のスライドも可能に構成
する。
【0009】<ニ>横梁。 ガイドレール2の両側の補強支柱3の間を、水平方向の
横梁5で連結する。横梁5は、補強支柱3の上下端と中
段に平行に取り付ける。上下の横梁5、および中段の横
梁5ともに補強支柱3とはピンで連結してあり、壁面に
は直接固定していない。この横梁5にガイドレール2を
スライド可能に連結する。スライド可能に取り付けるた
めに、例えばクリップ機構などを採用することができ
る。ガイドレール2を横梁5にスライド自在に取り付け
たために、ガイドレール2は免震階を含む複数階層に限
っては躯体壁面から離れており、地震時には躯体の移動
とは別に揺動自在である。
【0010】<ホ>地震時の作動。 次に作動について説明する。地震が発生すると、免震階
の上下で最大20cm程度の大きな水平変位が発生す
る。補強支柱3はエレベータシャフトの壁面とピン支持
装置4によって、前後左右に回転自在に取り付けてある
から、変位量にしたがって容易に傾斜することができ
る。傾斜時の上下の支持点間の距離の伸びは、長孔31
によって吸収できる。一方、ガイドレール2は免震階を
含む複数の階層の上下層階までは壁面に固定されている
が、免震階を含む複数の階層においては壁面から離れて
横梁5に取り付けてある。そのために免震階を含む複数
の階層において水平変位に対して弾性変形を起こす。す
なわち、免震装置1による強制変形に対してはガイドレ
ール2は弾性変形で対応し、地震慣性力に対してはガイ
ドレール2と両側の補強支柱3が水平力を分散して負担
する。そのためにガイドレール2の支持点の間隔が2階
層以上にわたっても、ガイドレール2が許容応力を越え
て破損することを防止できる。
【0011】
【他の実施例】
【0012】<イ>固定梁。 他の実施例を図6、7で説明すると、免震階を含む複数
の階層の上下層階には躯体に固定梁6を固定する。この
固定梁6に、ガイドレール2をスライド自在に取り付け
る。さらに免震階を含む複数の階層ではガイドレール2
とは別にガイドレール2の両側に、平行に補強支柱3を
設置するが、この補強支柱3の上下端部は、免震階を含
む複数の階層の上下の固定梁6にスライド自在に取り付
ける。補強支柱3とガイドレール2とはほぼ同一のサイ
ズの鋼材を使用する。
【0013】<ロ>浮き梁。 補強支柱3の中間は浮き梁7をスライド自在に取り付け
て相互に連結する。浮き梁7は、壁面から離れて補強支
柱3のみに取り付けてあるから、地震時には躯体とは別
に自由に揺動する。この浮き梁7はガイドレール2と交
差することになるので、浮き梁7とガイドレール2とを
スライド自在に取り付ける。
【0014】<ハ>地震時の作動。 ガイドレール2は免震階を含む複数の階層に限っては躯
体壁面に固定することなく、壁面から離れて地震時には
揺動する浮き梁7にスライド自在に取り付けてある。そ
してガイドレール2と補強支柱3とが同じ条件で壁面に
取り付けてある。そのために地震時には補強支柱3とガ
イドレール2はほぼ同じ変形を生じ、ガイドレール2や
補強支柱3に無理な外力が集中せず、破損することがな
い。
【0015】
【本発明の効果】本発明の免震建物のエレベータは以上
説明したようになるから次のような効果を得ることがで
きる。 <イ>地震時に大きな水平変位が生じても、免震階を含
む複数の階層の周囲ではガイドレール2は躯体の壁面に
固定していないから複数階にわたって弾性変形すること
ができる。そしてガイドレール2と同様に中段を壁面に
固定せず、同様の変形が可能な補強支柱3をガイドレー
ル2に沿って配置してある。そのためにガイドレール2
の破損を防止することができ、エレベータの運行中に地
震が発生しても搭乗者の安全を確保することができる。 <ロ>補強支柱3はガイドレール2と同様に壁面に添わ
せた鋼材であるから、特にエレベータかごの通過断面内
に突出することがない。したがってエレベータかごの形
状に影響を与えず、かごを小形にする必要ないから経済
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドレールと補強支柱の組み合わせ
の説明図。
【図2】その側面からの説明図
【図3】その正面からの説明図
【図4】ピン支持装置の説明図
【図5】ピン支持装置の説明図
【図6】他の実施例の説明図
【図7】他の実施例の説明図
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図3】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 秀生 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間の階層に免震装置を備えた建物におい
    て、 エレベータシャフトの上端から下端にはエレベータかご
    の昇降に使用するガイドレールを設置し、 免震階を含む複数の階層にわたって、 ガイドレールとは別にガイドレールの両側に、平行に補
    強支柱を設置し、 補強支柱間を水平方向の横梁で連結し、 少なくとも中段の横梁は躯体壁面から離して補強支柱の
    みにスライド自在に取り付け、 この横梁にガイドレールをスライド自在に取り付けて構
    成した、 免震建物のエレベータ。
  2. 【請求項2】中間の階層に免震装置を備えた建物におい
    て、 エレベータシャフトの上端から下端にはエレベータかご
    の昇降に使用するガイドレールを設置し、 免震階を含む複数の階層にわたって、 ガイドレールとは別にガイドレールの両側に、平行に補
    強支柱を設置し、 補強支柱の上下端部は躯体にピン支持装置によって取り
    付け、 補強支柱間を水平方向の横梁で連結し、 この横梁にガイドレールをスライド可能に連結して構成
    した、 免震建物のエレベータ。
  3. 【請求項3】補強支柱の上下端部と、 躯体にピン支持装置とは、 長孔を介して取り付けて構成した、 請求項2記載の、免震建物のエレベータ。
  4. 【請求項4】中間の階層に免震装置を備えた建物におい
    て、 エレベータシャフトの上端から下端にはエレベータかご
    の昇降に使用するガイドレールを設置し、 一般階ではガイドレールは躯体に固定し、 免震階を含む複数の階層の上下階では、 ガイドレールを躯体にスライド自在に取り付け、 免震階を含む複数の階層ではガイドレールとは別にガイ
    ドレールの両側に、平行に補強支柱を設置し、 補強支柱の上下端部を免震階を含む複数の階層の上下の
    階層にスライド自在に取り付け、 補強支柱の中間は浮き梁をスライド自在に取り付けて相
    互に連結し、 この浮き梁とガイドレールとを、スライド自在に取り付
    けて構成した、 免震建物のエレベータ。
  5. 【請求項5】補強支柱、およびガイドレールと、 固定梁、浮き梁との取り付けは、 クリップ機構によって取り付けて構成した、 請求項4記載の、免震建物のエレベータ。
JP20091297A 1997-07-10 1997-07-10 免震建物のエレベータ Pending JPH1129277A (ja)

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