JP4562711B2 - 制御装置の保護動作制御システム - Google Patents
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Description
電気車駆動装置用制御装置における故障検知信号は電気車内で発生した故障情報を示すものであり、これにもとづいて電気車を迅速且つ安全に制御する必要がある。発生する故障のうち、軽微で自動復帰するもの、または外部からの人為的な操作によって復旧するような故障を軽故障、電気車の駆動系に直接関係する様な重度の故障を重故障と呼ぶが、万が一重故障が発生した場合には従来技術のような信号のシリアル化による時系列的遅れは回避されなければならず、電気車を迅速且つ安全に制御しなければならない。
図1はこの発明の実施の形態1である電気車駆動装置用制御装置の保護動作制御システムを示すもので、電気車駆動装置用制御装置における各種の故障を検知し故障検知信号を送出する故障検知部10と、この故障検知部10から伝送された故障検知信号にもとづき各種の必要な保護動作を行う保護動作部20とで構成される。
16a,16bは論理和回路15a,15bによって生成された重故障、軽故障のそれぞれの論理和信号を伝送する信号線、17はパラレル/シリアル変換回路14によってシリアル変換された故障検知信号を伝送する信号線である。
18は制御マイコン11と接続され、シリアル信号のスタートビットを伝送する信号線である。
23a,23bは信号線16a,16bによって伝送された各々の故障検知信号に対応した保護動作を行う保護動作回路、24はシリアル/パラレル変換回路22によって変換された各々の故障検知信号をモニタ等に表示する表示回路、25はシリアル/パラレル変換回路22によって変換された各々の故障検知信号を時系列的に記録する記憶回路である。
そして、制御マイコン21は、信号線18により故障検知部10の制御マイコン11と接続されていると共に、シリアル/パラレル変換回路22、保護動作回路23a,23b、表示回路24、記憶回路25と接続され、後述するような各種の制御を実行する。
送出された故障検知信号信号はパラレル/シリアル変換回路14において個別のパラレル信号からシリアル信号へと変換され、故障検知部10から保護動作部20へ信号線17を介して伝送される。
保護動作部20において、信号線17を介して伝送されたシリアル信号は、シリアル/パラレル変換回路22によりパラレル信号に変換されて個別の故障検知信号として制御マイコン21へと入力される。そして、制御マイコン21の指令により表示回路24に故障検知信号が運転台等に表示されると共に、記憶回路25に故障検知信号が時系列的に記録される。
すなわち、発生した故障に対し直ちに故障検知回路12a,12bがその故障を検知し、故障検知信号を信号線13a,13bへ送出し、パラレル/シリアル変換回路14へ伝送すると同時に、故障の内分けにより、重故障、軽故障のそれぞれにおいて論理和回路15a,15bへ故障検知信号を出力する。論理和回路15a,15bにおいては、重故障、軽故障のそれぞれにおいて発生した故障検知信号の論理和をとり、それぞれの論理和信号を信号線16a,16bを介して保護動作部20へと伝送する。保護動作部20において、保護動作回路23a,23bはそれぞれの論理和信号を受信すると直ちに必要な保護動作を行い、電気車駆動用の制御装置を安全かつ迅速に保護する。
このため通常状態においては、保護動作回路23a,23bは、シリアル/パラレル変換回路22のルートに優先して論理和回路15a,15bのルートの故障検知信号により迅速に保護動作を行う。
図2は図1の信号線17,18により伝送される信号の一例を示す信号波形図である。
S1は、図1における信号線17により伝送されるシリアル信号、S2は故障検知部10の制御マイコン11によって作成され信号線18を介して保護動作部20の制御マイコン21に伝送されるシリアル信号S1のスタートビット信号、S3は制御マイコン11と制御マイコン21のそれぞれに同期したクロック信号、S4は制御マイコン21内でカウントされるカウンタの値である。
制御マイコン21は、制御マイコン11から出力されるスタートビットS2を受け取ると、S4に示す通りカウンタをリセットしてカウントアップを開始すると同時に、次のクロックS3の立ち上がりから始まる情報をシリアル信号として認識する。制御マイコン11と制御マイコン21の間にはカウンタの値、すなわちシリアル信号のビット長については予め取り決めを行っておき、カウンタの値が予め取り決めた値nに達した段階で制御マイコン21はシリアル信号が終了したものと認識する。
なお、故障検知部10のパラレル/シリアル変換回路14においては、信号線13a,13bによって入力される各種故障検知信号がない場合、すなわち故障が起こっていない場合においても出力するシリアル信号の最初のビットには必ず開始フラグ'11'を、最終ビットには終了フラグ'10'を出力するよう予め設定しておくものとする。これらのフラグは、ビットが欠落したり受信側である保護動作部20で検知できなかったりした場合に、故障検知信号を正確に認識、制御できなくなるのを防止するのに有効である。
図3,4,5において、F12a,F12b,F14,F15a,F15b,F21,F22,F23a,F24,F25は、それぞれ故障検知回路12a,12b、パラレル/シリアル変換回路14、論理和回路15a、15b、制御マイコン21、シリアル/パラレル変換回路22、保護動作回路23a,23b、表示回路24、記憶回路25の機能ブロックを示している。
そして、保護動作を監視している制御マイコンは、論理和信号による保護動作がないにもかかわらず、シリアル化された故障検知信号入力があることで、論理和信号の信号線16a,16bの断線を検知すると同時に、シリアル化された故障検知信号による保護動作を直ちに実行させる。
これと同時に、制御マイコンはシリアル化された故障検知信号による保護動作情報と、論理和信号の信号線16a,16bの断線情報を表示回路に表示させると共に、記憶回路にこの状態を記録する。更に、制御マイコンは、信号線16a,16bの断線に伴う電気車両に必要な制御を安全かつ迅速に実行する。
一方、シリアル信号の信号線17が断線しており、制御マイコン側へ保護情報が入力されない。
この場合、保護動作回路を監視している制御マイコンは、論理和信号による保護動作があるにもかかわらず、シリアル化された故障検知信号の入力がなく、かつ、信号線17の断線によるシリアル信号開始・最終ビットが確認できないことで、信号線17の断線を検知する。
また、制御マイコンは、論理和信号による保護動作情報と、シリアル信号の信号線17の断線情報を表示回路に表示させると共に、記憶回路にこの状態を記録する。更に、信号線17の断線に伴う電気車両に必要な制御を安全かつ迅速に実行する。
制御マイコンは、論理和信号の信号線16a,16bの断線情報と、シリアル信号の信号線17の断線情報を表示回路に表示させると共に、記憶回路にこの状態を記録する。更に、信号線16a,16b、信号線17の断線に伴う電気車両に必要な制御を安全かつ迅速に実行する。
また、発生した故障検知情報を確実に保護動作部へ伝送できるだけでなく、各種伝送ラインが断線した場合においても高い冗長性を確保することが可能となる。
11 制御マイコン
12a,12b 故障検知回路
13a,13b 信号線
14 パラレル/シリアル変換回路
15a,15b 論理和回路
16a,16b 信号線
17,18 信号線
20 保護動作部
21 制御マイコン
22 シリアル/パラレル変換回路
23a,23b 保護動作回路
24 表示回路
25 記憶回路
Claims (4)
- 制御装置の故障を検知して故障検知信号を出力する故障検知部と、この故障検知部からの複数の故障検知信号を信号線を介して受信し、これらの故障検知信号に対応して所定の保護動作を実行する保護動作部とを備えた制御装置の保護動作制御システムにおいて、
前記故障検知部は、前記制御装置の故障を検知して故障検知信号を出力する複数の故障検知回路と、
前記複数の故障検知信号の論理和をとった論理和信号を第一の信号線を介して送出する論理和回路と、
前記複数の故障検知信号をシリアル信号に変換し第二の信号線を介して送出するパラレル/シリアル変換回路とを備え、
前記保護動作部は、前記第一の信号線を介して伝送された論理和信号により保護動作を行う複数の保護動作回路と、
前記第二の信号線を介して伝送された複数の故障検知信号をパラレル信号に変換するシリアル/パラレル変換回路と、
前記複数の保護動作回路の動作を監視すると共に、前記第一の信号線が断線した場合に前記第二の信号線を介して伝送された前記パラレル信号にもとづき、前記複数の保護動作回路を動作させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする制御装置の保護動作制御システム。 - 前記制御手段は、前記複数の保護動作回路の動作状態と前記パラレル信号の有無にもとづき前記第一及び第二の信号線の断線検知を行うことを特徴とする請求項1記載の制御装置の保護動作制御システム。
- 前記制御手段は、前記パラレル信号を時系列的に記録する記憶回路を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の制御装置の保護動作制御システム。
- 前記故障検知部は、前記論理和回路として、前記複数の故障検知信号のうち、重故障に対応する故障検知信号の論理和をとった論理和信号を出力する第一の論理和回路と、軽故障に対応する故障検知信号の論理和をとった論理和信号を出力する第二の論理和回路とを有し、前記第一及び第二の論理和回路の論理和信号を異なる信号線を介して対応する前記複数の保護動作回路に伝送することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の制御装置の保護動作制御システム。
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